旅に役立つ情報満載北京観光ガイド

天壇公園天壇公園
天安門広場天安門広場
万里の長城万里の長城

中国の首都北京。世界最大の宮殿、故宮博物院や世界遺産の万里の長城といった、スケールの大きさに圧倒されるスポットや、王府井大街といった繁華街など、魅力が詰まった北京観光のおすすめスポットやグルメを紹介します。

北京観光マップ

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北京のおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • 故宮博物院

    故宮博物院

    かつて紫禁城と呼ばれた世界最大の宮殿です。明清朝の旧王宮で、明清24代の皇帝が生活し、政務を行った場所でした。現在は故宮博物院として広く一般公開されており、清朝最後の皇帝を描いた映画『ラストエンペラー』のロケ地としても知られています。メインスポットである太和殿は、現存する木造建築としては中国最大規模。歴代皇帝の即位式など宮廷の重要な式典を行った場所で、圧倒的なスケールを誇っています。また歴代の皇帝が座ったとされる玉座宝座もお見逃しなく。故宮最大の花園御花園は、皇帝が皇后や妃とともに自然を愛でた場所で、華やかだった時代に思いを馳せながら休憩するのにぴったりなスポットです。

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  • 万里の長城 八達嶺 世界遺産

    万里の長城

    不到長城非好漢(長城に行かぬは男にあらず)という言葉が生まれるほど、中国を訪れたら一度は行っておきたい観光スポット。総延長は約2万kmを超える世界最長の建造物で、世界遺産にも登録されています。外敵の侵入を防ぎ、シルクロード貿易を守るために2000年以上もかけて造られた城壁は、圧倒的なスケールで人々を魅了します。万里の長城のなかでも公開されている部分として一番有名なのは、全長3.7kmある八達嶺長城。大地を這って延びる姿は龍の背中に例えられることも。徒歩で登るほかロープウェーを使用すれば気軽に観光できます。そのほか季節ごとに姿を変え、美しいとされる金山嶺長城では、多種多様な望楼が見られます。

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  • 明十三陵

    明十三陵

    明代13人の皇帝とその皇后が眠る陵墓群。参道には皇帝の死後も権力を守り続ける象徴として、象、馬、功臣官、文臣官、武将像など重厚な石像が並んでいます。十三陵のなかで最大規模とされるのが、第3代皇帝永楽帝の陵墓である長陵。この長陵を中心に他の皇帝の陵墓が左右に並んでいます。また十三陵のなかで、定陵は唯一発掘されているお墓で、地下27m地点に建てられた地下宮殿が見学可能です。第14代皇帝の万暦帝とその皇后の棺が安置されており、棺とともに出土した副葬品は金銀器、絹織物、装飾品などあわせて2,000点にも及びます。明十三陵は広大なエリアのため、陵墓間の移動はバスを使用しながら効率的に回ることをおすすめします。

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  • 北京 天安門広場

    天安門広場

    総面積が約44万平方メートルある中国を象徴する広場。中国の政治活動の中心地であり、文化大革命や天安門事件の舞台にもなった場所です。天安門は世界遺産に登録されている故宮(紫禁城)の正門であった門で、毛沢東の肖像画を掲げています。高さ約12mの城壁の上の楼閣から、毛沢東が中華人民共和国の成立を高らかに宣言したことでも有名です。赤い城壁とオレンジの屋根が輝く美しい天安門ですが、夜になると幻想的な雰囲気に包まれます。また近くには巨大な国旗掲揚台があり、毎朝日の出の時刻になると国旗が掲揚され、日没とともに格納されます。厳かな国家伴奏に合わせて国旗を掲揚、降納する儀式はとても人気があり、早朝から多くの観光客が集まります。

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  • 景山公園

    景山公園

    紫禁城を造る際に出た残土で人工の山を築き、明、清代にわたって王室庭園として栄えてきました。清朝滅亡後に一般公開された公園で、標高は43m、総面積は23万平方メートルです。展望台(万春亭)からは、故宮の全景が間近で見られ、360度の大パノラマが目の前に広がります。とくに夕方は故宮が美しく黄金に輝く姿が眺められる絶好のスポットとして観光客に人気があります。そのほか歴代の皇帝像を納めた寿皇殿、清代に皇帝と皇后の棺を安置した観徳殿など、見どころがいっぱい。また春は牡丹、夏は蓮、秋には菊など季節ごとにさまざまな花が楽しめます。とくに牡丹は希少価値の高い品種など2万株の牡丹を観賞できるのでおすすめです。

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  • 北京 人民大会堂

    人民大会堂

    中華人民共和国の建国10周年を記念し、ボランティアの手によって1958年から1959年にかけてわずか10ヶ月で建造されました。日本の国会議事堂にあたる場所で、14,000人のキャパを持つ万人大礼堂や300室以上の会議場、休憩室、事務室などがあります。また上海の間、湖南の間など主要な地名が付けられた小規模ホールも。毎年3月には、全国人民代表大会と中国人民政治協商会議が開かれています。会議がない場合に限り、人民大会堂の一部の見学が可能で、見学する際には靴の上からビニールカバーをかけて入場します。中国各地からの団体観光客によって入場に時間がかかる場合が多いため、時間には余裕をもっていくことをおすすめします。

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  • 王府井大街

    王府井大街

    商業施設や飲食店が立ち並ぶ一方で、歴史的建造物や記念碑なども残されている繁華街です。大部分が歩行者天国なので、観光客も安心して歩けるエリア。北京ダックの店全聚徳や西太后も愛したとされる肉まんの店狗不理包子など老舗店が多く揃います。また王府井といえば王府井小吃街。多くの屋台やお土産屋が並ぶ活気溢れる夜市は、観光客から人気があります。臭豆腐や爆肚といった北京の名物料理が楽しめ、中国の地元の雰囲気を味わうのにぴったりな場所です。そのほかデパート、雑貨店、外国の書籍が豊富な書店などショッピングエリアとしても充実しており、昼も夜も楽しめる人気観光スポットといえるでしょう。

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  • 胡同

    胡同

    胡同とは北京市の旧城内を中心に伝統的家屋が並ぶ細い路地のこと。ノスタルジックな雰囲気が漂う場所で、観光スポットがいくつも点在しています。湖広会館では、古典演劇である京劇が鑑賞できます。日本人に馴染みの深い孫悟空や西遊記など、中国語がわからなくても十分楽しめるので、ぜひ中国の伝統文化に触れてみましょう。そのほか太鼓を打ち鳴らして時を伝える鼓楼では、太鼓パフォーマンスが見学可能です。また上からは胡同の街並みが一望できるので、こちらもお見逃しなく。南鑼鼓巷は、おしゃれなカフェやレストラン、雑貨屋などが並ぶ賑やかなストリート。中国の伝統文化と欧米文化が混ざりあった、いま勢いのあるエリアを散策してみましょう。

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  • 鐘楼

    鐘楼

    北京の鐘楼は、清代に再建された歴史的に価値のある観光スポットです。重檐歇山頂という建築様式で造られた建物の内部には75段の石階段があり、2階の主楼まで上ることが可能です。最大の見どころは、鐘王とも称される巨大な鐘。その重さは63トン、厚さは27cmという圧倒的なサイズです。この鐘は、中国で最も大きくかつ最も重い銅鐘として、非常に重要な価値があります。2階からは北京の街並みを眺めることもできます。また、鐘楼はすぐ隣にある鼓楼と共に重要文化財に指定されています。かつて時間を知らせるために用いられた鼓楼と鐘楼は、ともに訪れるとより魅力的な観光となるでしょう。

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  • 北京 天壇公園

    天壇公園

    歴代の皇帝が天に対し、祭祀を司った祭壇が並ぶ天壇。かつて一般人は立ち入り禁止の神聖な場所でしたが、現在は天壇公園として整備され多くの観光客が訪れるようになりました。天壇公園のメインスポットとなる圓丘壇には、最上段の中心に皇帝が祈りを捧げた天心石と呼ばれる丸い石があります。その上に立って声を発すると、大きなこだまがかえってくることから人が絶えない人気スポットとなっています。また円盤のような形状が印象的な建物の祈年殿は、歴代皇帝が毎年正月になると五穀豊穣を祈念した場所で、北京のシンボルの一つとして数えられています。内部には皇帝の玉座が安置されており、柱や梁に施された極彩色の装飾も見事です。

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  • 周口店

    周口店

    1929年に北京原人の頭蓋骨の化石が発見された東アジア最大の旧石器時代の遺跡で、世界遺産にも登録されています。その後も山頂洞人(上洞人)の化石、哺乳類の化石、石器、火の利用跡などの貴重な考古学資産を発見。一時中断していた発掘作業ですが、2009年に再開し、遺跡の補修をメインに今もなお続けられています。周口店の主な見どころは、北京原人が50万年前に生活したとされる洞窟猿人洞や北京原人の頭蓋骨のレプリカ、絶滅した動物の骨などが展示されている周口店遺址博物館など。周口店遺址博物館では、北京原人の生活の様子や石器や火をどのように扱っていたのかを学べ、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえるでしょう。

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  • 頤和園

    頤和園

    清朝の皇帝・乾隆帝が、母親の還暦を祝って造営した北京最大の皇族庭園です。広大な敷地面積の大部分を占めているのが、人工の湖昆明湖。乾隆帝が江南地方の風景を再現しようと、杭州の西湖を模して造られたといわれています。そのほか万寿山の中腹に立つ、八角三層の美しい塔仏香閣は、頤和園のシンボル的存在で、こちらも乾隆帝が母の健康と長寿を願って建てたものです。また万寿山の北側にある蘇州街と呼ばれるエリアは、乾隆帝が最も愛した場所。江南地方を訪れた際に蘇州の街並みに魅了され、庭園内に同じような風景を再現しました。雑貨屋、質屋、薬屋、骨董品屋、茶楼等が軒を連ねており、蘇州の華やかさを演出しています。

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  • 北京動物園 パンダ

    北京動物園

    珍しい動物がたくさん飼育されている中国有数の動物園です。なかでもかわいらしいジャイアントパンダに会える大熊猫館は、国内外問わず観光客から大人気。パンダは人懐っこい性格のため、観覧している目の前まで来てくれることも。パンダが元気に動き回る姿を見たい場合は、午前中に行くことをおすすめします。ほかにも孫悟空のモデルにもなったといわれるキンシコウ、珍しい鹿のシフゾウ、ライオンやシマウマなど定番の動物たち、爬虫類などたくさんの動物に出合えるでしょう。動物園のある地はもともと明代、王室の庭園でした。園内には西太后が紫禁城から頤和園に向かう途中に使った離宮の一つ暢観楼があり、散策しながら美しい景色も楽しめます。

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  • 廬溝橋

    廬溝橋

    全長は約260m、11のアーチが連なる北京最古の石造りの橋。かつて中国を訪れたマルコポーロが、橋の美しさに感動し『東方見聞録』にその名を記したことでも知られています。橋の欄干には501基もの獅子の石像が飾られているのが特徴的です。姿や表情がそれぞれ異なる獅子を眺めながら橋を渡ってみましょう。橋の中央には歴史を感じる轍の跡が残る石畳が並べられ、多くの人やモノがこの上を往来したことを物語っています。また清代の皇帝が橋の上から暁の月の美しさを楽しんでいたことにちなんで、廬溝暁月の石碑が建立されました。そのほか橋の近くには日中戦争の発端となった盧溝橋事件を、中国側の視点から紹介している中国人民抗日戦争記念館があります。

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  • 円明園

    円明園

    清王朝時代に造られた離宮の一つ。第6代皇帝乾隆帝の時代には、西洋風の建物や噴水などが建てられ、北京でも類を見ないほどの美しい庭園だったといわれています。しかし第二次アヘン戦争によって、美術品は略奪・破壊され、荒廃した状態が続いていました。近年になってようやく修復と保全がスタートし、多くの観光客が訪れるように。形が最も残っている西洋楼遺址区が、一番の見どころ。そのほか園内には略奪直前の様子がわかる資料や復元された十二生肖獣首銅像なども見られます。多くの建物は破壊されてしまったものの、春ごろに咲く牡丹の美しさは健在で、一見の価値ありです。また園内はとても広いため、歩き慣れた靴で行くのがおすすめです。

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かつて紫禁城と呼ばれた世界最大の宮殿です。明清朝の旧王宮で、明清24代の皇帝が生活し、政務を行った場所でした。現在は故宮博物院として広く一般公開されており、清朝最後の皇帝を描いた映画『ラストエンペラー』のロケ地としても知られています。メインスポットである太和殿は、現存する木造建築としては中国最大規模。歴代皇帝の即位式など宮廷の重要な式典を行った場所で、圧倒的なスケールを誇っています。また歴代の皇帝が座ったとされる玉座宝座もお見逃しなく。故宮最大の花園御花園は、皇帝が皇后や妃とともに自然を愛でた場所で、華やかだった時代に思いを馳せながら休憩するのにぴったりなスポットです。

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不到長城非好漢(長城に行かぬは男にあらず)という言葉が生まれるほど、中国を訪れたら一度は行っておきたい観光スポット。総延長は約2万kmを超える世界最長の建造物で、世界遺産にも登録されています。外敵の侵入を防ぎ、シルクロード貿易を守るために2000年以上もかけて造られた城壁は、圧倒的なスケールで人々を魅了します。万里の長城のなかでも公開されている部分として一番有名なのは、全長3.7kmある八達嶺長城。大地を這って延びる姿は龍の背中に例えられることも。徒歩で登るほかロープウェーを使用すれば気軽に観光できます。そのほか季節ごとに姿を変え、美しいとされる金山嶺長城では、多種多様な望楼が見られます。

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明代13人の皇帝とその皇后が眠る陵墓群。参道には皇帝の死後も権力を守り続ける象徴として、象、馬、功臣官、文臣官、武将像など重厚な石像が並んでいます。十三陵のなかで最大規模とされるのが、第3代皇帝永楽帝の陵墓である長陵。この長陵を中心に他の皇帝の陵墓が左右に並んでいます。また十三陵のなかで、定陵は唯一発掘されているお墓で、地下27m地点に建てられた地下宮殿が見学可能です。第14代皇帝の万暦帝とその皇后の棺が安置されており、棺とともに出土した副葬品は金銀器、絹織物、装飾品などあわせて2,000点にも及びます。明十三陵は広大なエリアのため、陵墓間の移動はバスを使用しながら効率的に回ることをおすすめします。

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総面積が約44万平方メートルある中国を象徴する広場。中国の政治活動の中心地であり、文化大革命や天安門事件の舞台にもなった場所です。天安門は世界遺産に登録されている故宮(紫禁城)の正門であった門で、毛沢東の肖像画を掲げています。高さ約12mの城壁の上の楼閣から、毛沢東が中華人民共和国の成立を高らかに宣言したことでも有名です。赤い城壁とオレンジの屋根が輝く美しい天安門ですが、夜になると幻想的な雰囲気に包まれます。また近くには巨大な国旗掲揚台があり、毎朝日の出の時刻になると国旗が掲揚され、日没とともに格納されます。厳かな国家伴奏に合わせて国旗を掲揚、降納する儀式はとても人気があり、早朝から多くの観光客が集まります。

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紫禁城を造る際に出た残土で人工の山を築き、明、清代にわたって王室庭園として栄えてきました。清朝滅亡後に一般公開された公園で、標高は43m、総面積は23万平方メートルです。展望台(万春亭)からは、故宮の全景が間近で見られ、360度の大パノラマが目の前に広がります。とくに夕方は故宮が美しく黄金に輝く姿が眺められる絶好のスポットとして観光客に人気があります。そのほか歴代の皇帝像を納めた寿皇殿、清代に皇帝と皇后の棺を安置した観徳殿など、見どころがいっぱい。また春は牡丹、夏は蓮、秋には菊など季節ごとにさまざまな花が楽しめます。とくに牡丹は希少価値の高い品種など2万株の牡丹を観賞できるのでおすすめです。

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中華人民共和国の建国10周年を記念し、ボランティアの手によって1958年から1959年にかけてわずか10ヶ月で建造されました。日本の国会議事堂にあたる場所で、14,000人のキャパを持つ万人大礼堂や300室以上の会議場、休憩室、事務室などがあります。また上海の間、湖南の間など主要な地名が付けられた小規模ホールも。毎年3月には、全国人民代表大会と中国人民政治協商会議が開かれています。会議がない場合に限り、人民大会堂の一部の見学が可能で、見学する際には靴の上からビニールカバーをかけて入場します。中国各地からの団体観光客によって入場に時間がかかる場合が多いため、時間には余裕をもっていくことをおすすめします。

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商業施設や飲食店が立ち並ぶ一方で、歴史的建造物や記念碑なども残されている繁華街です。大部分が歩行者天国なので、観光客も安心して歩けるエリア。北京ダックの店全聚徳や西太后も愛したとされる肉まんの店狗不理包子など老舗店が多く揃います。また王府井といえば王府井小吃街。多くの屋台やお土産屋が並ぶ活気溢れる夜市は、観光客から人気があります。臭豆腐や爆肚といった北京の名物料理が楽しめ、中国の地元の雰囲気を味わうのにぴったりな場所です。そのほかデパート、雑貨店、外国の書籍が豊富な書店などショッピングエリアとしても充実しており、昼も夜も楽しめる人気観光スポットといえるでしょう。

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胡同とは北京市の旧城内を中心に伝統的家屋が並ぶ細い路地のこと。ノスタルジックな雰囲気が漂う場所で、観光スポットがいくつも点在しています。湖広会館では、古典演劇である京劇が鑑賞できます。日本人に馴染みの深い孫悟空や西遊記など、中国語がわからなくても十分楽しめるので、ぜひ中国の伝統文化に触れてみましょう。そのほか太鼓を打ち鳴らして時を伝える鼓楼では、太鼓パフォーマンスが見学可能です。また上からは胡同の街並みが一望できるので、こちらもお見逃しなく。南鑼鼓巷は、おしゃれなカフェやレストラン、雑貨屋などが並ぶ賑やかなストリート。中国の伝統文化と欧米文化が混ざりあった、いま勢いのあるエリアを散策してみましょう。

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北京の鐘楼は、清代に再建された歴史的に価値のある観光スポットです。重檐歇山頂という建築様式で造られた建物の内部には75段の石階段があり、2階の主楼まで上ることが可能です。最大の見どころは、鐘王とも称される巨大な鐘。その重さは63トン、厚さは27cmという圧倒的なサイズです。この鐘は、中国で最も大きくかつ最も重い銅鐘として、非常に重要な価値があります。2階からは北京の街並みを眺めることもできます。また、鐘楼はすぐ隣にある鼓楼と共に重要文化財に指定されています。かつて時間を知らせるために用いられた鼓楼と鐘楼は、ともに訪れるとより魅力的な観光となるでしょう。

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歴代の皇帝が天に対し、祭祀を司った祭壇が並ぶ天壇。かつて一般人は立ち入り禁止の神聖な場所でしたが、現在は天壇公園として整備され多くの観光客が訪れるようになりました。天壇公園のメインスポットとなる圓丘壇には、最上段の中心に皇帝が祈りを捧げた天心石と呼ばれる丸い石があります。その上に立って声を発すると、大きなこだまがかえってくることから人が絶えない人気スポットとなっています。また円盤のような形状が印象的な建物の祈年殿は、歴代皇帝が毎年正月になると五穀豊穣を祈念した場所で、北京のシンボルの一つとして数えられています。内部には皇帝の玉座が安置されており、柱や梁に施された極彩色の装飾も見事です。

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1929年に北京原人の頭蓋骨の化石が発見された東アジア最大の旧石器時代の遺跡で、世界遺産にも登録されています。その後も山頂洞人(上洞人)の化石、哺乳類の化石、石器、火の利用跡などの貴重な考古学資産を発見。一時中断していた発掘作業ですが、2009年に再開し、遺跡の補修をメインに今もなお続けられています。周口店の主な見どころは、北京原人が50万年前に生活したとされる洞窟猿人洞や北京原人の頭蓋骨のレプリカ、絶滅した動物の骨などが展示されている周口店遺址博物館など。周口店遺址博物館では、北京原人の生活の様子や石器や火をどのように扱っていたのかを学べ、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえるでしょう。

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清朝の皇帝・乾隆帝が、母親の還暦を祝って造営した北京最大の皇族庭園です。広大な敷地面積の大部分を占めているのが、人工の湖昆明湖。乾隆帝が江南地方の風景を再現しようと、杭州の西湖を模して造られたといわれています。そのほか万寿山の中腹に立つ、八角三層の美しい塔仏香閣は、頤和園のシンボル的存在で、こちらも乾隆帝が母の健康と長寿を願って建てたものです。また万寿山の北側にある蘇州街と呼ばれるエリアは、乾隆帝が最も愛した場所。江南地方を訪れた際に蘇州の街並みに魅了され、庭園内に同じような風景を再現しました。雑貨屋、質屋、薬屋、骨董品屋、茶楼等が軒を連ねており、蘇州の華やかさを演出しています。

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珍しい動物がたくさん飼育されている中国有数の動物園です。なかでもかわいらしいジャイアントパンダに会える大熊猫館は、国内外問わず観光客から大人気。パンダは人懐っこい性格のため、観覧している目の前まで来てくれることも。パンダが元気に動き回る姿を見たい場合は、午前中に行くことをおすすめします。ほかにも孫悟空のモデルにもなったといわれるキンシコウ、珍しい鹿のシフゾウ、ライオンやシマウマなど定番の動物たち、爬虫類などたくさんの動物に出合えるでしょう。動物園のある地はもともと明代、王室の庭園でした。園内には西太后が紫禁城から頤和園に向かう途中に使った離宮の一つ暢観楼があり、散策しながら美しい景色も楽しめます。

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全長は約260m、11のアーチが連なる北京最古の石造りの橋。かつて中国を訪れたマルコポーロが、橋の美しさに感動し『東方見聞録』にその名を記したことでも知られています。橋の欄干には501基もの獅子の石像が飾られているのが特徴的です。姿や表情がそれぞれ異なる獅子を眺めながら橋を渡ってみましょう。橋の中央には歴史を感じる轍の跡が残る石畳が並べられ、多くの人やモノがこの上を往来したことを物語っています。また清代の皇帝が橋の上から暁の月の美しさを楽しんでいたことにちなんで、廬溝暁月の石碑が建立されました。そのほか橋の近くには日中戦争の発端となった盧溝橋事件を、中国側の視点から紹介している中国人民抗日戦争記念館があります。

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清王朝時代に造られた離宮の一つ。第6代皇帝乾隆帝の時代には、西洋風の建物や噴水などが建てられ、北京でも類を見ないほどの美しい庭園だったといわれています。しかし第二次アヘン戦争によって、美術品は略奪・破壊され、荒廃した状態が続いていました。近年になってようやく修復と保全がスタートし、多くの観光客が訪れるように。形が最も残っている西洋楼遺址区が、一番の見どころ。そのほか園内には略奪直前の様子がわかる資料や復元された十二生肖獣首銅像なども見られます。多くの建物は破壊されてしまったものの、春ごろに咲く牡丹の美しさは健在で、一見の価値ありです。また園内はとても広いため、歩き慣れた靴で行くのがおすすめです。

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