東欧・中欧の歴史

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東欧・中欧の歴史|東欧・中欧観光ガイド

歴史を彩ったハプスブルク家の美しき夏の離宮
シェーンブルン宮殿 外観
13世紀から約700年にわたり君臨し、東欧・中欧の歴史に深く関わったハプスブルク家。その都ウィーンには、シェーンブルン宮殿をはじめ数々の遺産が残されています。中世以来の街並みを彩る華麗なる建築物から、栄枯盛衰の歴史にふれることができます。
華麗なるハプスブルク家
レオポルト1世
政治には関心が薄く、もっぱら文化的に貢献。シェーンブルン宮殿の造営を計画。
カール6世
対外戦争に傾注し、ハプスブルク家最大の領土を構築。マリア・テレジアの父。
マリア・テレジア
23歳で即位。近代オーストリアの礎を築き、国母として慕われた女帝。
エリーザベト
通称シシィ。宮廷生活になじめず大半を旅に過ごし、スイスで凶刃に倒れた美貌の皇妃。
シェーンブルン宮殿 庭園マップ
ネプチューンの噴水
ネプチューンの噴水
ギリシア神話のネプチューン、トリトンなどをモチーフにした美しい彫像が彩る巨大な噴水。背後の丘にはグロリエッテが建ち壮観。
グロリエッテ
グロリエッテ
マリア・テレジアがプロイセン戦勝利を記念して建設。小高い丘にギリシア神殿風の建物が建ち、宮殿とウィーンの街並みの素晴らしい眺望が広がります。
建築様式でたどる東欧・中欧の歴史
ロマネスク様式
スプリット大聖堂(クロアチア)
「ローマ風の」という意味。西ヨーロッパで興った堅牢な石造建築。クロアチアのスプリットにある大聖堂が好例。 写真提供:クロアチア政府観光局
ゴシック様式
シュテファン寺院(オーストリア)
フランスが発祥の建築様式。聳え立つ尖塔が特徴的で、天井はより高くなり、大きく取られた窓はステンドグラスで装飾されています。ウィーンのシンボル・シュテファン寺院などが代表的。
ルネサンス様式
ザモシチ市庁舎(ポーランド)
イタリアで始まった古典様式の建築。ポーランドのザモシチには、世界遺産に登録された後期ルネサンスの街並みが続きます。©Nightman196
バロック様式
ドブロヴニク 大聖堂(クロアチア)
ローマで始まり、建築だけでなく、空間を構成する彫刻や絵画など、過剰ともいえる装飾が特徴。ドブロヴニクの大聖堂は、クロアチアが貿易都市として繁栄していた往時を物語ります。
アールヌーボー
分離派会館(オーストリア)
フランスで興った新しい芸術運動。花や植物、曲線を用いた装飾、鉄やガラスなどの新素材を利用した建築は、ウィーンではユーゲントシュティールと呼ばれ、分離派会館が代表的。
モダン建築
ダンシング・ビル(チェコ)
各時代の建築様式が混在、「建築博物館」とも称されるプラハには、個性的なモダン建築も。1996年に建てられたダンシング・ビルは、カップルがダンスを踊っているような奇抜な外観が目を引きます。
キュビズム建築
リブシナ通りの邸宅(チェコ)
ピカソらによって始められた芸術運動がチェコで建築に応用。プラハ・リブシナ通りの邸宅を始め、斬新な建築が見られます。
世紀末のウィーンを歩こう
19世紀末のウィーンでは新しい芸術運動ユーゲントシュティールの装飾に彩られた建築が次々に誕生。当時の建築群が残る街を歩けば、世紀末の息吹が感じられます。
  • マヨリカハウス
  • バラの花が壁面を飾るマヨリカハウス
教会を彩るイコンに見る歴史
ブルガリアやルーマニアの正教会で見られるのがイコンと呼ばれる聖像。特にブルガリア・リラの修道院の聖母聖堂のイコンは圧巻。聖人を描いたフレスコ画も必見。
  • リラの修道院フレスコ画
  • リラの修道院の壁面を覆い尽くすフレスコ画

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