
ノイシュヴァンシュタイン城
1869年にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世の命で着工され、ドイツに現存するお城の中で最も美しいと言われています。
ベルリンの歴史遺産やミュンヘンのビール文化、バイエルン州の美しい城が魅力のドイツ。ライン川沿いのブドウ畑やロマンティック街道の中世都市など、風光明媚な景観が広がります。豊かな歴史と文化、モダンな都市と自然が融合したドイツの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。
1869年にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世の命で着工され、ドイツに現存するお城の中で最も美しいと言われています。
最もドイツらしい景観が楽しめると人気の小さな町です。木組みの建物と城壁に囲まれ、中世にタイムスリップしたような気分が味わえます。
東西冷戦時代の象徴として知られ、今でもその歴史を物語る貴重な観光地となっています。
ゴシック様式の建築物では世界最大と言われ、157mにも及ぶ2つの高い塔が特徴的です。ドイツを代表する世界遺産の一つです。
「花の島」と言われるマイナウ島は、春から秋まで、色とりどりの花で覆われ、一年を通して観光客に人気があります。
「ブレーメンの音楽隊」で知られるブレーメンは、市内各所にグリム童話にちなんだ銅像が点在し楽しませてくれます。
マリエン広場にそびえるこの市庁舎にはドイツ最大の仕掛け時計があり、豪華なネオ・ゴシック様式の歴史的建築物です。
ロマンチック街道
華麗な宮廷建築を見せるヴュルツブルクを起点に、クリスマスマーケットでも有名な、ロマンチック街道のハイライト・ローテンブルク、緑の中に点在する湖沼や中世の街並みが現存するディンケルスビュールを通り、アルプ湖を見おろす山頂にある美しい城「ノイシュバンシュタイン城」観光の玄関口フュッセンまでを縦断する、世界的に有名な約350kmの街道です。ぶどう畑が広がる田園地帯、歴史を秘めた古城、赤レンガの村々と石畳の道と、まるで絵のようなメルヘンの世界が広がります。一歩足を踏み入れれば、中世にタイムスリップした気分を感じられるでしょう。
詳しく見るフュッセン
ロマンチック街道の終着点近くにあるノイシュヴァンシュタイン城は、その美しい外観や、城内に白鳥のモチーフが多く見られることなどから「白鳥の城」と呼ばれています。19世紀にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世によって建てられたこの城は、舞台画家によって設計され、豪華な装飾が施された王座の間や歌人の間などの部屋、王が心酔していたワーグナーのオペラ作品をテーマにした絵画など、見どころが満載です。この城の建築には巨額の資金が投入されましたが、国王の死後は建設が中断されたため、未完成のままの部分も残っています。ディズニーランドにある城のモデルともいわれ、ヨーロッパに数ある城や宮殿の中でも最も人気のあるスポットの一つです。
詳しく見るローテンブルク
「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクは、城壁に囲まれた旧市街に石畳の道や塔、木組みの家々が続く、絵本に出てくるような美しい街です。9世紀、タウバー川を望む丘の上に城が建てられたのを機に城下町として発展し、その後、戦争などの困難を乗り越え、現在は中世の面影を伝える街として多くの観光客が訪れています。街中には、クリスマスマーケットが開催されることで有名なマルクト広場や、キリストの聖血が祀られている聖ヤコブ教会などの観光スポットが点在しています。街を囲む城壁には遊歩道が設置されており、美しい街並みを見下ろしながら散策が楽しめます。またカフェやお店が入り口に掲げている可愛らしい吊り看板も見どころの一つです。
詳しく見るベルリン
ベルリンの壁はドイツの歴史を物語る重要なスポットです。第2次世界大戦後、ドイツは社会主義の東ドイツと民主主義の西ドイツに分割され、ベルリンには東西を隔てる約155kmに及ぶ壁が建設されました。しかし、東ドイツで民主化運動が活発化し、1989年に壁が崩され、その翌年に東西ドイツは統一されました。ドイツの分断と統一、そして世界の冷戦時代を象徴するベルリンの壁はほとんどが撤去されましたが、その跡地は「壁の道」として整備され、自転車や徒歩で巡ることが可能です。周辺には、壁の一部が展示されている記録館や、元検問所、ギャラリーなどが点在しており、世界の歴史の大きな転換点となったベルリンの壁の存在を感じられます。
詳しく見るケルン
ケルン大聖堂は高さ約157mの二つの尖塔がそびえる、世界最大級のゴシック様式の建築物で、1248年から600年以上の歳月をかけて完成しました。聖堂内の高さは約43mで、大きな窓は壮麗なステンドグラスで彩られ、祭壇の奥には、970年頃に作製された木製のキリストの十字架像が掲げられています。また、中央祭壇にある、誕生したばかりのキリストに捧げ物をしたといわれる三賢者の遺骨が納められた黄金の聖櫃は必見です。建物の周りには多くの聖人たちや、聖書に書かれた場面の彫刻が施されており、外から眺めると、そびえ立つ大聖堂の大きさと、細部まで精密に装飾された外観の対比に圧倒されるでしょう。ケルン大聖堂は1996年に世界遺産に登録されています。
詳しく見るマイナウ
ドイツ南部にあるボーデン湖に浮かぶ小さな島、マイナウ島は「花の島」として知られています。島全体が庭園となっており、春にはチューリップや水仙、夏にはバラやブーゲンビリア、秋にはダリアやアスターなどの美しい花々が咲き乱れ、年間を通して多くの観光客が訪れています。この島は所有者であるベルナドッテ伯爵家によって管理、運営されており、一家が暮らすバロック様式の宮殿の一部も公開されています。公園の他にも、約120種の蝶が飼育されているバタフライハウス、ヤシの木やランの花を観賞できる温室、ふれあい動物園や遊具エリアなどがあり、家族で一日中楽しめます。またレストランやカフェなどもあり、さまざまなイベントも開催される人気のスポットです。
詳しく見るミュンヘン
ドイツ第3の都市ミュンヘンのランドマークとして知られる新市庁舎は、ネオゴシック様式の歴史的建造物です。19世紀に急成長を遂げたミュンヘンの新しい市庁舎として、1905年、ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場に建てられました。建物の中央にある高さ約85mの塔は、エレベーターで上がることが可能で、展望フロアからミュンヘンの美しい街並みを一望できます。塔の中央部分には巨大なからくり時計が設置されており、一日に数回、等身大の人形が劇やダンスを繰り広げ、広場は多くの人でにぎわいます。またすぐ近くには旧市庁舎が残っていて、白い壁に赤い三角屋根と、絵本に出てくるような外観の建物はおもちゃ博物館になっています。
詳しく見るポツダム
ブランデンブルク州の州都であるポツダムは、18世紀から19世紀にかけてプロイセン王国の君主によって造られた宮殿や庭園、美しい街並みが残る風光明媚な都市です。フリードリヒ2世によって建てられたサンスーシ宮殿は、ドイツロココ建築の代表作とされており、広大な庭園の中にバロック様式の新宮殿や、絵画館などが点在しています。また新庭園にあるツェツィーリエンホーフ宮殿は、第2次世界大戦末期にポツダム会談が開催された場所として知られており、当時のままの姿で保存された会議室では、歴史の重みを肌で感じられます。これらの宮殿と庭園群に加え、ザクロウ宮殿、バーベルスベルク宮殿の一帯などが、世界文化遺産に登録されています。
詳しく見るリューデスハイム
ヨーロッパの父なる川と呼ばれるライン川は、スイスのアルプス山脈を源流とし、6カ国を流れて北海へと注いでいます。全長は約1,230kmにおよび、古代ローマの時代から重要な交易路として、人々の暮らしに大きく寄与してきました。ライン川の中流上部にあたる、ドイツのビンゲンからコブレンツまでの約65kmにわたる渓谷は、2002年に世界文化遺産に登録されました。このエリアは数々の城や街が点在し、良質なドイツワインの原産地としても有名で、原料となるぶどう畑が両岸に広がっています。クルーズ船に乗ってロマンチックラインと呼ばれるこの区間を行くと、古城や城砦、ぶどう畑、途中にはハイネの詩で有名なローレライの岩山などの素晴らしい景観を楽しめます。
詳しく見るフランクフルト
フランクフルトの旧市街地にあるレーマー広場は、中世の面影を残す美しい街並みが魅力のスポットです。この場所は9世紀の頃から市場が並び、祭りや選挙なども行われていました。15世紀には市庁舎が造られ、神聖ローマ帝国時代には皇帝の戴冠式が行われたといわれています。階段状の切妻屋根が中世を思い起こさせるこの建物は、旧市庁舎として現在もフランクフルトのランドマーク的な存在になっています。広場の中心には16世紀頃に造られた正義の女神の噴水があり、広場を囲むようにドイツ伝統の木組みの建物が立ち並ぶこのエリアは、おとぎ話に出てくる街のようです。毎年12月にはクリスマスマーケットが開催され、広場は幻想的な雰囲気に包まれ、多くの人でにぎわいます。
詳しく見るベルリン
ベルリンを流れるシュプレー川の中洲には、五つの博物館と美術館が集まったムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれる場所があります。世界遺産に登録されたこの島にあるぺルガモン博物館は、1930年に開館し、古代ギリシャやローマ、中近東、イスラムなどの美術品を中心に展示しています。館名の由来ともなった「ペルガモンの大祭壇」は、紀元前180〜前160年に造られたもので、全長100mに及ぶ祭壇にはギリシャ神話の神々と巨人との戦いを表した彫刻が施されており、見るものを圧倒します。他にもローマ建築の傑作といわれるミレトスの市場門や、紀元前6世紀に造られたバビロンのイシュタール門など、2000年以上前に造られた迫力ある建造物などを鑑賞できます。
詳しく見るベルリン
ブランデンブルク門はドイツの歴史を象徴する重要なランドマークです。1791年にベルリン中心部のパリ広場に建てられた門は、高さが約26mあり、6本の柱によって支えられています。門の上には4頭の馬に引かれた戦車と、手綱を持つ勝利の女神の彫刻が飾られていますが、1806年にナポレオンがベルリンを占領した時、戦利品として持ち去られたことがあります。1940年代にはナチスのプロパガンダにも利用され、第2次世界大戦では大きな被害を受けました。戦後、ドイツは東西に分断され、門の横には壁が建設されて近づくことも不可能になりましたが、1989年に壁が崩壊すると、門の前には多くの人が集まり、東西に分かれていたドイツの統一を祝いました。
詳しく見るドレスデン
古都ドレスデンのエルベ川沿いに立つ州立歌劇場ゼンパーオペラは、伝統と格式を誇るオペラハウスです。ザクセン王国の宮廷歌劇場として、ゴットフリート・ゼンパーによって設計され、1841年に完成しました。作曲家ワーグナーが音楽監督に就任し、『タンホイザー』の初演が行われたことでも有名です。第2次世界大戦時に爆撃により全壊しましたが、40年後に再建され、世界で最も美しい歌劇場の一つとして名を馳せています。イタリア・ルネサンス様式の装飾が施された建物や、細部まで美しくデザインされた内装は一見の価値があります。この劇場ではオペラやコンサート、バレエなどの公演が年間を通して行われ、劇場内を見学できるツアーも開催されています。
詳しく見るドレスデン
ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿は、ドイツを代表するバロック様式の宮殿です。1728年にザクセン選帝侯アウグスト1世によって建てられたこの宮殿は、ギリシャ神話の神々などの彫刻で飾られた壮麗な外観の建物が、中庭を囲むように配置されています。この建物の中にはラファエロの「システィーナの聖母」をはじめとした絵画や彫刻などが見られるアルテ・マイスター絵画館や、歴史的な科学機器を収集した数学・物理サロン、マイセンや日本、中国などの磁器が展示されている磁器博物館などの文化施設が併設されているのが特徴です。第2次世界大戦の時の空襲で大きな被害を受け、その後、修復・再建されて美しい姿の宮殿に蘇りました。
詳しく見るベルリン
ベルリン大聖堂はその大きなドームがベルリンのシンボルとなっているプロテスタントの大聖堂です。1905年にヴィルヘルム2世によって、シュプレー川の博物館島にあった旧聖堂を再建して造られました。ネオ・ルネサンス様式の壮麗な建築様式が特徴のこの大聖堂は、金色の十字架を戴いた巨大なドームと周りの四つの塔が印象的な建物です。ドームの中には270段の階段が設置されており、上まで上るとベルリンの街の景色を一望できます。聖堂内の天蓋の中の装飾や、大理石の祭壇、数多くの彫刻や絵画など見どころがたくさんあります。またベルリンの歴史に残る選帝侯や国王たちが荘厳な石棺の中に眠る、ホーエンツォレルン家の墓所があることでも有名です。
詳しく見るシュタインガーデン
世界文化遺産に登録されているヴィース巡礼教会は、バイエルン州のアルプスの麓、のどかな田園風景が広がる村にあります。1738年、木製の「鞭打たれる救世主像」のキリストが涙を流したことから、「ヴィースの涙の奇跡」として噂が広まり、多くの巡礼者たちがこの村を訪れるようになりました。そこで村の修道院は新たに教会を建てることにし、1754年にヴィース巡礼教会が完成しました。牧草地に立ち、白い壁に赤い屋根、玉ねぎ型の塔を持つ教会は、素朴な佇まいに見えますが、中に入ると豪華で繊細な装飾が施された空間に驚かされます。ドイツロココ美術の最高傑作といわれる教会内にある、奇跡のキリスト像が掲げられた主祭壇や、大天井画は必見です。
詳しく見るシュヴァンガウ
ホーエンシュバンガウ城は、ロマンチック街道の終着点、フュッセンの街の近くにあります。12世紀頃に建てられ、廃墟となっていた城を、19世紀にバイエルン国王マクシミリアン2世がネオ・ゴシック様式に再建したこの城は、国王一家の夏の別荘として使用されていました。騎士道精神を重んじていた国王は、城内に中世の騎士伝説にまつわる絵画などを飾り、幼少期をこの城で過ごした国王の息子ルートヴィヒ2世は、それらに強い影響を受けました。その後ルートヴィヒ2世は、この城の近くに「白鳥の城」として有名なノイシュヴァンシュタイン城を築き、その建築様式や内装には中世への強い憧れが表れているといわれています。
詳しく見るハイデルベルク
古城の城下町として発展し、ドイツ最古の大学がある学生街としても栄えるハイデルベルク。その旧市街を見下ろす高台にあるハイデルベルク城は、山の緑を背景に、赤みを帯びた建物が美しく映えるドイツ屈指の観光スポットです。13世紀に建造され、長きにわたって増築や再建が繰り返されたため、ゴシック、ルネサンスなどのさまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。度重なる戦争や自然災害によって損傷を受け、廃墟となってしまいましたが、19世紀に街が建物の保存と復元を始め、現在は中世の雰囲気をとどめる城址として、多くの観光客を集めています。城のテラスからはハイデルベルクの街やネッカー川が一望でき、絵葉書のような風景を堪能することができます。
詳しく見るデュッセルドルフ
ケーニヒスアレーは「ケー」の愛称で親しまれる、デュッセルドルフを代表する観光スポットです。約1kmにわたって並行する2本の通りには、ブティックやデパート、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。2本の通りは樹齢50年以上の木々が連なる並木道になっていて、その間には運河があり、散歩を楽しむのにも最適です。東側の通りは主に高級ブランド店やショッピングアーケード、西側の通りはホテルや銀行などが並んでいます。運河にはいくつかの橋がかけられ、北端にはギリシャ神話の神、トリトン像の噴水があります。ケーニヒスアレーとは「王様の道」を意味し、まさにその名にふさわしい優雅なショッピングストリートは、一日中多くの人でにぎわっています。
詳しく見るシュパイヤー
ローマ帝国時代、ライン川のほとりに造られた古都シュパイヤー。神聖ローマ帝国の皇帝コンラート2世は、自らの墓所とするため、この地に教会の建築を命じました。1061年に完成したシュパイヤー大聖堂は、当時、世界最大の教会だったといわれています。ロマネスク様式の建物は全長約134mあり、アーチ型の天井を囲むように四つの塔がそびえ、建物全体を上から見ると十字架の形になっているのが特徴です。この教会の地下にはクリプタと呼ばれる地下聖堂があり、コンラート2世をはじめとする歴代の皇帝たちが眠っています。これまで幾度となく戦争や革命、火災などで大きな被害を受けましたが、その度に修復作業が行われ、1981年に世界文化遺産に登録されました。
詳しく見るバイエルン州
19世紀、バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられたリンダーホフ城は、彼が手掛けた三つの城の中で唯一、完成した城といわれています。フランスのルイ14世を崇拝していたルートヴィヒ2世は、ヴェルサイユ宮殿をモデルにし、ロココ様式の贅を尽くした城を造り上げました。美しく広大な庭園には、黄金の女神像が輝く噴水池や、内部に人工の滝や湖が造られたヴィーナスの洞窟などがあります。城内には玉座が置かれた謁見の間や、巨大なシャンデリアが吊るされた寝室、すべての壁面に鏡が貼られた鏡の間など、目を見張るような豪華な装飾が施された部屋がいくつもあります。晩年のルートヴィヒ2世は、城の内外に置かれたルイ14世などの彫像に話しかけていたといわれています。
詳しく見るミュンヘン
ドイツ最大の都市宮殿といわれるミュンヘンのレジデンツは、バイエルン王国を統治していたヴィッテルスバッハ家の公邸です。1385年に要塞として造られた建物は、何世紀にもわたって改築され、130の部屋と10の中庭、教会や劇場を備えた荘厳な宮殿へと変貌を遂げました。現在、この建物は博物館として公開されており、彫刻や絵画、アンティークの調度品で装飾された豪華な居室や、ドーム型の天井一面に見事なフレスコ画が描かれた、長さ約66mのアンティクヴァリウムなどを見学できます。またモーツァルトのオペラの初演の舞台となったキュヴィリエ劇場や、バイエルン王の王冠などが展示されている宝物館、美しく手入れされた宮廷庭園なども見どころです。
詳しく見るミュンヘン
ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場は、政治、経済、文化の中心地であり、観光スポットでもあります。12世紀の頃から栄えてきたこの広場には、歴史的な建造物が立ち並び、中央にある高さ約11mの柱の上には金色のマリア像が掲げられています。この像は17世紀に造られたもので、現在もミュンヘンにある標識の距離表示の起点となっています。また広場に面して立つ新市庁舎の塔には大きなカラクリ人形が設置されていて、動き出す時間になると多くの人たちでにぎわいます。旧市庁舎の建物はおもちゃ博物館に改装され、観光客にも人気のスポットとなっています。マリエン広場からのびる通りには、デパートやブティックなどの店が並び、ショッピングにも最適です。
詳しく見るドレスデン
アルテ・マイスター絵画館は、ドレスデンの旧市街、エルベ川の岸辺に建てられたツヴィンガー宮殿の中にあります。18世紀にツヴィンガー宮殿を建てたザクセン選帝侯アウグスト1世が収集した絵画は、一般にも公開されるようになり、19世紀にゴットフリート・ゼンパーの設計によるアルテ・マイスター絵画館が造られました。15世紀から18世紀の作品を中心に展示されており、ラファエロの「システィーナの聖母」や、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」、レンブラントの「ガニュメデスの略奪」をはじめ、ボッティチェリやルーベンス、ジョルジョーネによる世界的な名画を間近で鑑賞できます。またルネサンス期やバロック期の彫刻や、古代美術なども展示されています。
詳しく見るケルン
ホーエンツォレルン橋は、ケルンの街を流れるライン川にかかっています。全長は約409m、幅は約26mの巨大な鉄骨の橋で、六つの鉄道線路が走り、ケルン中央駅とケルン・メッセ/ドイツ駅を結んでいます。1911年に完成し、第2次世界大戦中には、ドイツ軍が連合軍の侵入を防ぐために爆破しましたが、戦後、再建されました。一見、無骨に見えるこの橋には、ロマンチックな風習もあります。恋人たちがお互いの名前を書いた南京錠をかけ、その鍵をライン川に投げ入れて愛を誓うというもので、線路の両側に設置された歩道の欄干には、いくつもの南京錠がかけられています。橋の歩道からは、ケルン大聖堂やケルンの市街地のパノラマビューが楽しめます。
詳しく見るドレスデン
「フラウエン教会」は、福音主義キリスト教会で、ザクセン福音ルター派州教会に属しています。美しさが際立つバロック様式のプロテスタント教会で、直径約25mもある大ドームを持つ美しい建物です。この丸天井には4人の福音史家が描かれています。1945年の第2次世界大戦の空襲によって、建物は崩壊してしまい、その後約50年もの間、瓦礫のままでした。世界中からの寄付によって再建工事が1994年に開始され、瓦礫となった石材も利用し、11年かけて元の美しい姿に蘇りました。元々塔の上に立っていた十字架は瓦礫の中から発掘されましたが、修復はせずに戦争記念碑として教会内部に展示されています。現在塔の上に立つ十字架は、イギリスから贈られたものです。フラウエン教会は、平和と和解の象徴として人々に親しまれています。
詳しく見るFranziskanerpl. 3-51, 87629 Fuessen(ロマンチック街道の終点)
フュッセン(FUESSEN)駅からロマンチック街道終点の門まで徒歩9分
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華麗な宮廷建築を見せるヴュルツブルクを起点に、クリスマスマーケットでも有名な、ロマンチック街道のハイライト・ローテンブルク、緑の中に点在する湖沼や中世の街並みが現存するディンケルスビュールを通り、アルプ湖を見おろす山頂にある美しい城「ノイシュバンシュタイン城」観光の玄関口フュッセンまでを縦断する、世界的に有名な約350kmの街道です。ぶどう畑が広がる田園地帯、歴史を秘めた古城、赤レンガの村々と石畳の道と、まるで絵のようなメルヘンの世界が広がります。一歩足を踏み入れれば、中世にタイムスリップした気分を感じられるでしょう。
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Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau
ホーエンシュバンガウからシャトルバスで約10分(下車後徒歩10〜15分)、馬車で約20分(下車後徒歩10〜15分)、徒歩で約30〜40分
夏季(3/23〜10/15)9:00〜18:00、冬季(10/16〜3/22)10:00〜16:00
12/24、12/25、12/31、1/1
大人:18.00ユーロ、18歳未満:無料 (オンラインでチケットを購入した場合、2.50ユーロの手数料がかかります)
ロマンチック街道の終着点近くにあるノイシュヴァンシュタイン城は、その美しい外観や、城内に白鳥のモチーフが多く見られることなどから「白鳥の城」と呼ばれています。19世紀にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世によって建てられたこの城は、舞台画家によって設計され、豪華な装飾が施された王座の間や歌人の間などの部屋、王が心酔していたワーグナーのオペラ作品をテーマにした絵画など、見どころが満載です。この城の建築には巨額の資金が投入されましたが、国王の死後は建設が中断されたため、未完成のままの部分も残っています。ディズニーランドにある城のモデルともいわれ、ヨーロッパに数ある城や宮殿の中でも最も人気のあるスポットの一つです。
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Rothenburg ob der Tauber
フランクフルトから電車で約3時間 ミュンヘンから電車で約3時間30分
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「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクは、城壁に囲まれた旧市街に石畳の道や塔、木組みの家々が続く、絵本に出てくるような美しい街です。9世紀、タウバー川を望む丘の上に城が建てられたのを機に城下町として発展し、その後、戦争などの困難を乗り越え、現在は中世の面影を伝える街として多くの観光客が訪れています。街中には、クリスマスマーケットが開催されることで有名なマルクト広場や、キリストの聖血が祀られている聖ヤコブ教会などの観光スポットが点在しています。街を囲む城壁には遊歩道が設置されており、美しい街並みを見下ろしながら散策が楽しめます。またカフェやお店が入り口に掲げている可愛らしい吊り看板も見どころの一つです。
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Berlin
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ベルリンの壁はドイツの歴史を物語る重要なスポットです。第2次世界大戦後、ドイツは社会主義の東ドイツと民主主義の西ドイツに分割され、ベルリンには東西を隔てる約155kmに及ぶ壁が建設されました。しかし、東ドイツで民主化運動が活発化し、1989年に壁が崩され、その翌年に東西ドイツは統一されました。ドイツの分断と統一、そして世界の冷戦時代を象徴するベルリンの壁はほとんどが撤去されましたが、その跡地は「壁の道」として整備され、自転車や徒歩で巡ることが可能です。周辺には、壁の一部が展示されている記録館や、元検問所、ギャラリーなどが点在しており、世界の歴史の大きな転換点となったベルリンの壁の存在を感じられます。
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Domkloster 4, 50667 Köln
ケルン中央駅から徒歩1分
6:00〜20:00
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ケルン大聖堂は高さ約157mの二つの尖塔がそびえる、世界最大級のゴシック様式の建築物で、1248年から600年以上の歳月をかけて完成しました。聖堂内の高さは約43mで、大きな窓は壮麗なステンドグラスで彩られ、祭壇の奥には、970年頃に作製された木製のキリストの十字架像が掲げられています。また、中央祭壇にある、誕生したばかりのキリストに捧げ物をしたといわれる三賢者の遺骨が納められた黄金の聖櫃は必見です。建物の周りには多くの聖人たちや、聖書に書かれた場面の彫刻が施されており、外から眺めると、そびえ立つ大聖堂の大きさと、細部まで精密に装飾された外観の対比に圧倒されるでしょう。ケルン大聖堂は1996年に世界遺産に登録されています。
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Insel Mainau 78465
コンスタンツ中央駅からバスで約20分、コンスタンツ港からフェリーで約10分、メーアスブルクからフェリーで約20分
9:00〜19:00
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[月曜日〜水曜日] <オンラインチケット> 大人:25ユーロ、学生(13歳以上):16ユーロ、12歳以下:無料 <当日券> 大人:28ユーロ、学生(13歳以上):18ユーロ、12歳以下:無料 [木曜日〜日曜日・祝日] <オンラインチケット> 大人:26.50ユーロ、学生(13歳以上):17ユーロ、12歳以下:無料 <当日券> 大人:29ユーロ、学生(13歳以上):19ユーロ、12歳以下:無料
ドイツ南部にあるボーデン湖に浮かぶ小さな島、マイナウ島は「花の島」として知られています。島全体が庭園となっており、春にはチューリップや水仙、夏にはバラやブーゲンビリア、秋にはダリアやアスターなどの美しい花々が咲き乱れ、年間を通して多くの観光客が訪れています。この島は所有者であるベルナドッテ伯爵家によって管理、運営されており、一家が暮らすバロック様式の宮殿の一部も公開されています。公園の他にも、約120種の蝶が飼育されているバタフライハウス、ヤシの木やランの花を観賞できる温室、ふれあい動物園や遊具エリアなどがあり、家族で一日中楽しめます。またレストランやカフェなどもあり、さまざまなイベントも開催される人気のスポットです。
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Marienplatz 8, 80331 München
マリエン広場駅からすぐ
(塔の展望台)月曜日〜土曜日 10:00〜19:00 日曜日 10:00〜17:00
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(塔の展望台)大人:6.50ユーロ 7歳〜18歳:2.50ユーロ 6歳以下 無料
ドイツ第3の都市ミュンヘンのランドマークとして知られる新市庁舎は、ネオゴシック様式の歴史的建造物です。19世紀に急成長を遂げたミュンヘンの新しい市庁舎として、1905年、ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場に建てられました。建物の中央にある高さ約85mの塔は、エレベーターで上がることが可能で、展望フロアからミュンヘンの美しい街並みを一望できます。塔の中央部分には巨大なからくり時計が設置されており、一日に数回、等身大の人形が劇やダンスを繰り広げ、広場は多くの人でにぎわいます。またすぐ近くには旧市庁舎が残っていて、白い壁に赤い三角屋根と、絵本に出てくるような外観の建物はおもちゃ博物館になっています。
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Potsdam
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ブランデンブルク州の州都であるポツダムは、18世紀から19世紀にかけてプロイセン王国の君主によって造られた宮殿や庭園、美しい街並みが残る風光明媚な都市です。フリードリヒ2世によって建てられたサンスーシ宮殿は、ドイツロココ建築の代表作とされており、広大な庭園の中にバロック様式の新宮殿や、絵画館などが点在しています。また新庭園にあるツェツィーリエンホーフ宮殿は、第2次世界大戦末期にポツダム会談が開催された場所として知られており、当時のままの姿で保存された会議室では、歴史の重みを肌で感じられます。これらの宮殿と庭園群に加え、ザクロウ宮殿、バーベルスベルク宮殿の一帯などが、世界文化遺産に登録されています。
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Rhein
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ヨーロッパの父なる川と呼ばれるライン川は、スイスのアルプス山脈を源流とし、6カ国を流れて北海へと注いでいます。全長は約1,230kmにおよび、古代ローマの時代から重要な交易路として、人々の暮らしに大きく寄与してきました。ライン川の中流上部にあたる、ドイツのビンゲンからコブレンツまでの約65kmにわたる渓谷は、2002年に世界文化遺産に登録されました。このエリアは数々の城や街が点在し、良質なドイツワインの原産地としても有名で、原料となるぶどう畑が両岸に広がっています。クルーズ船に乗ってロマンチックラインと呼ばれるこの区間を行くと、古城や城砦、ぶどう畑、途中にはハイネの詩で有名なローレライの岩山などの素晴らしい景観を楽しめます。
テーマ
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Römerberg 26, 60311 Frankfurt am Main
Dom/Römer駅から徒歩約1分
終日
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フランクフルトの旧市街地にあるレーマー広場は、中世の面影を残す美しい街並みが魅力のスポットです。この場所は9世紀の頃から市場が並び、祭りや選挙なども行われていました。15世紀には市庁舎が造られ、神聖ローマ帝国時代には皇帝の戴冠式が行われたといわれています。階段状の切妻屋根が中世を思い起こさせるこの建物は、旧市庁舎として現在もフランクフルトのランドマーク的な存在になっています。広場の中心には16世紀頃に造られた正義の女神の噴水があり、広場を囲むようにドイツ伝統の木組みの建物が立ち並ぶこのエリアは、おとぎ話に出てくる街のようです。毎年12月にはクリスマスマーケットが開催され、広場は幻想的な雰囲気に包まれ、多くの人でにぎわいます。
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Bodestraße 1-3, 10178 Berlin
Museumsinsel駅から徒歩約4分
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ベルリンを流れるシュプレー川の中洲には、五つの博物館と美術館が集まったムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれる場所があります。世界遺産に登録されたこの島にあるぺルガモン博物館は、1930年に開館し、古代ギリシャやローマ、中近東、イスラムなどの美術品を中心に展示しています。館名の由来ともなった「ペルガモンの大祭壇」は、紀元前180〜前160年に造られたもので、全長100mに及ぶ祭壇にはギリシャ神話の神々と巨人との戦いを表した彫刻が施されており、見るものを圧倒します。他にもローマ建築の傑作といわれるミレトスの市場門や、紀元前6世紀に造られたバビロンのイシュタール門など、2000年以上前に造られた迫力ある建造物などを鑑賞できます。
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Pariser Platz 1,10117 Berlin
Brandenburger Tor駅から徒歩約2分
終日
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ブランデンブルク門はドイツの歴史を象徴する重要なランドマークです。1791年にベルリン中心部のパリ広場に建てられた門は、高さが約26mあり、6本の柱によって支えられています。門の上には4頭の馬に引かれた戦車と、手綱を持つ勝利の女神の彫刻が飾られていますが、1806年にナポレオンがベルリンを占領した時、戦利品として持ち去られたことがあります。1940年代にはナチスのプロパガンダにも利用され、第2次世界大戦では大きな被害を受けました。戦後、ドイツは東西に分断され、門の横には壁が建設されて近づくことも不可能になりましたが、1989年に壁が崩壊すると、門の前には多くの人が集まり、東西に分かれていたドイツの統一を祝いました。
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Theaterplatz 2, 01067 Dresden
Theaterplatz駅から徒歩約3分
公式サイトを要確認
(ビジターサービス)日曜・祝日
見学ツアー 14.00ユーロ
古都ドレスデンのエルベ川沿いに立つ州立歌劇場ゼンパーオペラは、伝統と格式を誇るオペラハウスです。ザクセン王国の宮廷歌劇場として、ゴットフリート・ゼンパーによって設計され、1841年に完成しました。作曲家ワーグナーが音楽監督に就任し、『タンホイザー』の初演が行われたことでも有名です。第2次世界大戦時に爆撃により全壊しましたが、40年後に再建され、世界で最も美しい歌劇場の一つとして名を馳せています。イタリア・ルネサンス様式の装飾が施された建物や、細部まで美しくデザインされた内装は一見の価値があります。この劇場ではオペラやコンサート、バレエなどの公演が年間を通して行われ、劇場内を見学できるツアーも開催されています。
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Theaterplatz 1, 01067 Dresden
Theaterplatz駅から徒歩約2分
(アルテ・マイスター絵画館、数学・物理サロン、磁器博物館)10:00〜18:00
(アルテ・マイスター絵画館、数学・物理サロン、磁器博物館) 月曜日
(共通チケット) 大人:14.00ユーロ 17歳未満:無料
ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿は、ドイツを代表するバロック様式の宮殿です。1728年にザクセン選帝侯アウグスト1世によって建てられたこの宮殿は、ギリシャ神話の神々などの彫刻で飾られた壮麗な外観の建物が、中庭を囲むように配置されています。この建物の中にはラファエロの「システィーナの聖母」をはじめとした絵画や彫刻などが見られるアルテ・マイスター絵画館や、歴史的な科学機器を収集した数学・物理サロン、マイセンや日本、中国などの磁器が展示されている磁器博物館などの文化施設が併設されているのが特徴です。第2次世界大戦の時の空襲で大きな被害を受け、その後、修復・再建されて美しい姿の宮殿に蘇りました。
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Am Lustgarten, 10178 Berlin
Hackescher Markt駅から徒歩約5分 Museumsinsel駅から徒歩約1分
月曜日~金曜日:9:00~19:00 土曜日:9:00~17:00 日曜日:12:00~17:00
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大人:10.00ユーロ、学生:7.50ユーロ
ベルリン大聖堂はその大きなドームがベルリンのシンボルとなっているプロテスタントの大聖堂です。1905年にヴィルヘルム2世によって、シュプレー川の博物館島にあった旧聖堂を再建して造られました。ネオ・ルネサンス様式の壮麗な建築様式が特徴のこの大聖堂は、金色の十字架を戴いた巨大なドームと周りの四つの塔が印象的な建物です。ドームの中には270段の階段が設置されており、上まで上るとベルリンの街の景色を一望できます。聖堂内の天蓋の中の装飾や、大理石の祭壇、数多くの彫刻や絵画など見どころがたくさんあります。またベルリンの歴史に残る選帝侯や国王たちが荘厳な石棺の中に眠る、ホーエンツォレルン家の墓所があることでも有名です。
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Wies 12, 86989 Steingaden
フュッセンからバスで約45分
1・2月:8:00〜17:00、3・4月:8:00〜19:00、5〜8月:8:00〜20:00、9・10月:8:00〜19:00、11・12月:8:00〜17:00(礼拝や行事などの際は中に入ることができません。事前にウェブサイトなどで確認することをおすすめします。)
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世界文化遺産に登録されているヴィース巡礼教会は、バイエルン州のアルプスの麓、のどかな田園風景が広がる村にあります。1738年、木製の「鞭打たれる救世主像」のキリストが涙を流したことから、「ヴィースの涙の奇跡」として噂が広まり、多くの巡礼者たちがこの村を訪れるようになりました。そこで村の修道院は新たに教会を建てることにし、1754年にヴィース巡礼教会が完成しました。牧草地に立ち、白い壁に赤い屋根、玉ねぎ型の塔を持つ教会は、素朴な佇まいに見えますが、中に入ると豪華で繊細な装飾が施された空間に驚かされます。ドイツロココ美術の最高傑作といわれる教会内にある、奇跡のキリスト像が掲げられた主祭壇や、大天井画は必見です。
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Alpseestraße 30, 87645 Schwangau
ホーエンシュバンガウのチケットセンターから馬車で約10分、徒歩で約20〜30分
3/23〜10/15:9:00〜16:30、10/16〜3/22:10:00〜16:00
12/24、12/25、12/31、1/1
大人:21.00ユーロ 7歳〜17歳:11.00ユーロ 7歳未満:無料 (オンラインでチケットを購入した場合、2.50ユーロの手数料がかかります)
ホーエンシュバンガウ城は、ロマンチック街道の終着点、フュッセンの街の近くにあります。12世紀頃に建てられ、廃墟となっていた城を、19世紀にバイエルン国王マクシミリアン2世がネオ・ゴシック様式に再建したこの城は、国王一家の夏の別荘として使用されていました。騎士道精神を重んじていた国王は、城内に中世の騎士伝説にまつわる絵画などを飾り、幼少期をこの城で過ごした国王の息子ルートヴィヒ2世は、それらに強い影響を受けました。その後ルートヴィヒ2世は、この城の近くに「白鳥の城」として有名なノイシュヴァンシュタイン城を築き、その建築様式や内装には中世への強い憧れが表れているといわれています。
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Schlosshof 1, 69117 Heidelberg
ハイデルベルク中央駅からバスでBergbahn下車、ケーブルカーで約2分または徒歩で約10分
9:00〜18:00(12/24・12/31は9:00〜14:00、1/1は11:00〜18:00)
12月25日
9.00ユーロ
古城の城下町として発展し、ドイツ最古の大学がある学生街としても栄えるハイデルベルク。その旧市街を見下ろす高台にあるハイデルベルク城は、山の緑を背景に、赤みを帯びた建物が美しく映えるドイツ屈指の観光スポットです。13世紀に建造され、長きにわたって増築や再建が繰り返されたため、ゴシック、ルネサンスなどのさまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。度重なる戦争や自然災害によって損傷を受け、廃墟となってしまいましたが、19世紀に街が建物の保存と復元を始め、現在は中世の雰囲気をとどめる城址として、多くの観光客を集めています。城のテラスからはハイデルベルクの街やネッカー川が一望でき、絵葉書のような風景を堪能することができます。
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Königsallee
Heinrich-Heine-Allee駅から徒歩1分、Graf-Adolf-Platz駅からすぐ
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ケーニヒスアレーは「ケー」の愛称で親しまれる、デュッセルドルフを代表する観光スポットです。約1kmにわたって並行する2本の通りには、ブティックやデパート、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。2本の通りは樹齢50年以上の木々が連なる並木道になっていて、その間には運河があり、散歩を楽しむのにも最適です。東側の通りは主に高級ブランド店やショッピングアーケード、西側の通りはホテルや銀行などが並んでいます。運河にはいくつかの橋がかけられ、北端にはギリシャ神話の神、トリトン像の噴水があります。ケーニヒスアレーとは「王様の道」を意味し、まさにその名にふさわしい優雅なショッピングストリートは、一日中多くの人でにぎわっています。
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Domplatz, 67346 Speyer
シュパイヤー中央駅からバスで約10分、徒歩で約20分
(4月〜10月)月曜日~土曜日 9:00~19:00、日曜日・祝日 11:30~17:30 (11月〜3月)月曜日~土曜日 9:00~17:00、日曜日・祝日 11:30~17:00
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4.00ユーロ
ローマ帝国時代、ライン川のほとりに造られた古都シュパイヤー。神聖ローマ帝国の皇帝コンラート2世は、自らの墓所とするため、この地に教会の建築を命じました。1061年に完成したシュパイヤー大聖堂は、当時、世界最大の教会だったといわれています。ロマネスク様式の建物は全長約134mあり、アーチ型の天井を囲むように四つの塔がそびえ、建物全体を上から見ると十字架の形になっているのが特徴です。この教会の地下にはクリプタと呼ばれる地下聖堂があり、コンラート2世をはじめとする歴代の皇帝たちが眠っています。これまで幾度となく戦争や革命、火災などで大きな被害を受けましたが、その度に修復作業が行われ、1981年に世界文化遺産に登録されました。
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Linderhof 12, 82488 Ettal
オーバーアマーガウからバスで約30分、車で約15分
(3/23~10/15)9:00~18:00、(10/16~3/22)10:00~16:30
1/1、告解火曜日、12/24、12/25、12/31
10.00ユーロ
19世紀、バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられたリンダーホフ城は、彼が手掛けた三つの城の中で唯一、完成した城といわれています。フランスのルイ14世を崇拝していたルートヴィヒ2世は、ヴェルサイユ宮殿をモデルにし、ロココ様式の贅を尽くした城を造り上げました。美しく広大な庭園には、黄金の女神像が輝く噴水池や、内部に人工の滝や湖が造られたヴィーナスの洞窟などがあります。城内には玉座が置かれた謁見の間や、巨大なシャンデリアが吊るされた寝室、すべての壁面に鏡が貼られた鏡の間など、目を見張るような豪華な装飾が施された部屋がいくつもあります。晩年のルートヴィヒ2世は、城の内外に置かれたルイ14世などの彫像に話しかけていたといわれています。
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Residenzstraße 1,80333 München
Marienplatz駅から徒歩約8分
[レジデンツ・宝物館](3/23~10/20)9:00~18:00、(10/21~3/22)10:00~17:00 [キュヴィリエ劇場](3/23~7/26)月曜日~土曜日:14:00~18:00、日曜日・祝日:9:00~18:00 (7/27~9/9)月曜日〜日曜日:9:00〜18:00 (9/10~10/20)月曜日~土曜日:14:00~18:00、日曜日・祝日:9:00~18:00 (10/21~3/22)月曜日~土曜日:14:00~17:00、日曜日・祝日:10:00~17:00
1/1、告解火曜日、12/24、12/25、12/31
レジデンツ:10.00ユーロ、宝物館:10.00ユーロ、キュヴィリエ劇場:5.00ユーロ
ドイツ最大の都市宮殿といわれるミュンヘンのレジデンツは、バイエルン王国を統治していたヴィッテルスバッハ家の公邸です。1385年に要塞として造られた建物は、何世紀にもわたって改築され、130の部屋と10の中庭、教会や劇場を備えた荘厳な宮殿へと変貌を遂げました。現在、この建物は博物館として公開されており、彫刻や絵画、アンティークの調度品で装飾された豪華な居室や、ドーム型の天井一面に見事なフレスコ画が描かれた、長さ約66mのアンティクヴァリウムなどを見学できます。またモーツァルトのオペラの初演の舞台となったキュヴィリエ劇場や、バイエルン王の王冠などが展示されている宝物館、美しく手入れされた宮廷庭園なども見どころです。
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Marienplatz, 80331 München
Marienplatz駅から徒歩すぐ
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ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場は、政治、経済、文化の中心地であり、観光スポットでもあります。12世紀の頃から栄えてきたこの広場には、歴史的な建造物が立ち並び、中央にある高さ約11mの柱の上には金色のマリア像が掲げられています。この像は17世紀に造られたもので、現在もミュンヘンにある標識の距離表示の起点となっています。また広場に面して立つ新市庁舎の塔には大きなカラクリ人形が設置されていて、動き出す時間になると多くの人たちでにぎわいます。旧市庁舎の建物はおもちゃ博物館に改装され、観光客にも人気のスポットとなっています。マリエン広場からのびる通りには、デパートやブティックなどの店が並び、ショッピングにも最適です。
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Theaterplatz 1, 01067 Dresden
Theaterplatz駅から徒歩約2分
10:00〜18:00
月曜日
大人:14.00ユーロ 17歳未満:無料
アルテ・マイスター絵画館は、ドレスデンの旧市街、エルベ川の岸辺に建てられたツヴィンガー宮殿の中にあります。18世紀にツヴィンガー宮殿を建てたザクセン選帝侯アウグスト1世が収集した絵画は、一般にも公開されるようになり、19世紀にゴットフリート・ゼンパーの設計によるアルテ・マイスター絵画館が造られました。15世紀から18世紀の作品を中心に展示されており、ラファエロの「システィーナの聖母」や、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」、レンブラントの「ガニュメデスの略奪」をはじめ、ボッティチェリやルーベンス、ジョルジョーネによる世界的な名画を間近で鑑賞できます。またルネサンス期やバロック期の彫刻や、古代美術なども展示されています。
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Hohenzollernbrücke,50667 Köln
ケルン中央駅から徒歩約8分、ケルン・メッセ/ドイツ駅から徒歩約7分
終日
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ホーエンツォレルン橋は、ケルンの街を流れるライン川にかかっています。全長は約409m、幅は約26mの巨大な鉄骨の橋で、六つの鉄道線路が走り、ケルン中央駅とケルン・メッセ/ドイツ駅を結んでいます。1911年に完成し、第2次世界大戦中には、ドイツ軍が連合軍の侵入を防ぐために爆破しましたが、戦後、再建されました。一見、無骨に見えるこの橋には、ロマンチックな風習もあります。恋人たちがお互いの名前を書いた南京錠をかけ、その鍵をライン川に投げ入れて愛を誓うというもので、線路の両側に設置された歩道の欄干には、いくつもの南京錠がかけられています。橋の歩道からは、ケルン大聖堂やケルンの市街地のパノラマビューが楽しめます。
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Neumarkt, 01067 Dresden
ドレスデン中央駅から徒歩で約15分
10:00~11:30 13:00~17:30
土日は不定休
-(寄付を推奨)
「フラウエン教会」は、福音主義キリスト教会で、ザクセン福音ルター派州教会に属しています。美しさが際立つバロック様式のプロテスタント教会で、直径約25mもある大ドームを持つ美しい建物です。この丸天井には4人の福音史家が描かれています。1945年の第2次世界大戦の空襲によって、建物は崩壊してしまい、その後約50年もの間、瓦礫のままでした。世界中からの寄付によって再建工事が1994年に開始され、瓦礫となった石材も利用し、11年かけて元の美しい姿に蘇りました。元々塔の上に立っていた十字架は瓦礫の中から発掘されましたが、修復はせずに戦争記念碑として教会内部に展示されています。現在塔の上に立つ十字架は、イギリスから贈られたものです。フラウエン教会は、平和と和解の象徴として人々に親しまれています。
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叩いて薄く伸ばした仔牛肉に細かいパン粉の衣をつけて揚げ焼きにした料理です。チーズやハムを挟んだものもあります。
鮮度が落ちやすい白ソーセージは、ブランチに食べるのが一般的です。ナイフで中身を取り出して食べます。
焼いたソーセージにカレー粉とケチャップをかけたもので、軽食スタンドなどで売られているドイツの庶民の味です。
キャベツを発酵させて作る酸っぱい漬物で、ソーセージの付け合わせにしたり、ドイツの食卓には欠かせない料理です。
歴史を重んじるお国柄から、風光明媚な自然の中に、自由都市や領邦国家だった中世の面影を残し、それぞれの地方都市が個性的な国。