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独立記念館/アメリカ独立宣言が採択されたアメリカ独立の聖地

独立記念館

Story

それはイギリスとの独立戦争のさなかの1776年7月4日、当時ペンシルベニア州の議事堂であったフィラデルフィアのこの建物に、植民地下の13州の代表者が集まり、トーマス・ジェファソンらが起草した独立宣言が採択されました。1787年にアメリカ合衆国憲法が制定されたのも、その後独立記念館と呼ばれる、ここ州議事堂でした。

独立宣言はイギリスの専制に立ち向かい、独立戦争に勝利するためになされたもので、自由と平等の国家をつくるという歴史上初めての宣言は、やがて世界中の民主主義や人権思想の形成に大きな影響を与えることになりました。ここ独立記念館は、アメリカ国民にとってはもちろん、現代を生きる私たちにも特別な場所であるのです。人間の自由と平等を高らかに謳った宣言文が民衆の前で読み上げられたとき、鐘楼で打ち鳴らされたと伝わるリバティベル(自由の鐘)は、今は独立記念館の前にあるパビリオンに大切に保存され、アメリカ国民の自由のシンボルとして見物客が後を絶ちません。

アメリカの歴史で最も重要な独立宣言と合衆国憲法が採択された独立記念館の建物は、1979年に世界遺産に登録されました。周辺は独立国立歴史公園として整備され、フィラデルフィアが1790年から1800年まで首都であった当時の国会議事堂など、歴史的建造物や記念物が点在しており、トーマス・ジェファソンやジョージ・ワシントンらが活躍した、揺籃期のアメリカに思いを馳せることができます。

Photos

リバティ・ベル

独立宣言の時に鳴らされたリバティ・ベルは、自由の象徴として今も残ります。

独立記念館 外観

イギリス植民地時代の典型的な建築様式で建てられた赤レンガ造りの外観です。

Data

登録名
独立記念館
登録年
1979年
分類
文化遺産
国名
アメリカ
住所
520 Chestnut St, Philadelphia, PA 19106 アメリカ合衆国
アクセス
地下鉄マーケット-フランクフォード線 5thストリート駅から徒歩約2分
ベストシーズン
通年