Story
スペインとの国境に近いフランス南西部、周囲にぶどう畑が広がるカルカッソンヌ。地中海と大西洋を結ぶ交通と軍事の要衝にあり、紀元前3世紀には砦が造られ、その後ローマ人が城塞都市を建設しました。13世紀にフランス王ルイ9世が二重に城壁を張り巡らせ、難攻不落の城といわれましたが、17世紀にスペインとの平和条約が結ばれると無用の長物となり荒廃。しかし、19世紀に復元され、総延長3kmの二重の城壁に囲まれたヨーロッパ最大級の城塞都市の姿が蘇りました。
2つの高い塔に挟まれたナルボンヌ門をくぐり、53もの塔が聳える「ラ・シテ」と呼ばれる城壁内に入ると、中世の街に迷い込んだよう。古い家並みが続く石畳の道を進むと、西にさらに城壁で守りを固めた「城塞の中の城」コンタル城(歴代領主の城館)が威容を誇り、南にロマネスクとゴシック様式の混在したサン・ナゼール聖堂が佇みます。ここはラ・シテ内唯一の教会。16世紀のステンドグラスに目を奪われ、ひとときのタイムトリップを楽しんだら、レストランやカフェで遥か2500年の時の流れに思いを馳せてみましょう。
幾多の戦乱をくぐり抜け、その度に強化され、今も数百軒の民家が生活を営む世界遺産の歴史都市カルカッソンヌ。堅固な二重の城壁内を自分の足で歩き、フランスで「カルカッソンヌを見ずして死ねぬ」とまでいわれる、その歴史的価値を体感してみてはいかが。
2つの高い塔に挟まれたナルボンヌ門をくぐり、53もの塔が聳える「ラ・シテ」と呼ばれる城壁内に入ると、中世の街に迷い込んだよう。古い家並みが続く石畳の道を進むと、西にさらに城壁で守りを固めた「城塞の中の城」コンタル城(歴代領主の城館)が威容を誇り、南にロマネスクとゴシック様式の混在したサン・ナゼール聖堂が佇みます。ここはラ・シテ内唯一の教会。16世紀のステンドグラスに目を奪われ、ひとときのタイムトリップを楽しんだら、レストランやカフェで遥か2500年の時の流れに思いを馳せてみましょう。
幾多の戦乱をくぐり抜け、その度に強化され、今も数百軒の民家が生活を営む世界遺産の歴史都市カルカッソンヌ。堅固な二重の城壁内を自分の足で歩き、フランスで「カルカッソンヌを見ずして死ねぬ」とまでいわれる、その歴史的価値を体感してみてはいかが。