Story
世界中のバックパッカーに絶大な人気のネパール。「カトマンズの渓谷」はそのネパール最大の盆地で、標高約1,350mの高地にありながら、一年を通して温暖な気候に恵まれています。太古の昔は湖だった肥沃な土地で、古くから交易・文化の要衝として機能すると同時に、ヒンドゥー教と仏教が共存する独特の宗教文化を育んできました。マッラ王朝時代の15世紀、3人の王子がカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれ王国を築き、競うように宮殿や寺院、堂塔などを建立。建築・彫刻・工芸など、芸術性の高いネワール文化が花開いたのもこの頃です。レンガと木材を使ったネワール様式の町並みは、日本の古都にも似て、どこか懐かしさを感じさせます。
「カンティプール(栄光の都)」と称えられる首都カトマンズ。旧市街中心のダルバール広場は、ハヌマン・ドカ(旧王宮)に面し、周囲には生き神クマリが暮らす館や多くの寺院などの見どころが。町を見下ろす丘の上にあるのは、ネパール最古の寺院スワヤンブナート。仏塔の四方にすべてを見通すブッダの目が描かれていることから、目玉寺とも呼ばれています。タパンにあるゴールデン・テンプルの精巧な金属細工も見逃せません。しかし、これら伝統建築の多くは老朽化が激しく、また急激な都市化で美しい町並みが失われつつありましたが、現在は国の支援や復旧によって、かつての姿を取り戻しつつあります。
「カンティプール(栄光の都)」と称えられる首都カトマンズ。旧市街中心のダルバール広場は、ハヌマン・ドカ(旧王宮)に面し、周囲には生き神クマリが暮らす館や多くの寺院などの見どころが。町を見下ろす丘の上にあるのは、ネパール最古の寺院スワヤンブナート。仏塔の四方にすべてを見通すブッダの目が描かれていることから、目玉寺とも呼ばれています。タパンにあるゴールデン・テンプルの精巧な金属細工も見逃せません。しかし、これら伝統建築の多くは老朽化が激しく、また急激な都市化で美しい町並みが失われつつありましたが、現在は国の支援や復旧によって、かつての姿を取り戻しつつあります。