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イースター島/チリ神秘と謎に満ちた絶海の孤島

イースター島

Story

チリ本土から西へ約3,800km沖合の太平洋上に浮かぶ孤島、ラパ・ヌイ。周囲約60km、面積約180km²、北海道の利尻島とほぼ同じ大きさの火山島は、全体がラパ・ヌイ国立公園に指定されています。ラパ・ヌイとは現地語で「大地」を意味し、1722年の復活祭の日にオランダ海軍提督ヤコブ・ロッゲフェーンによって発見されたため、イースター島と名付けられました。

この島を世界的に有名にしたのは言わずと知れた巨石像モアイの存在。10世紀から16世紀にかけて盛んに造られたモアイは、島で産出される凝灰岩でできており、祖先信仰の偶像としてアフと呼ばれる祭壇に祀られたものと考えられています。モアイは島の全域に配置され、石切り場のラノ・ララク、唯一モアイが海に向かって立つアフ・アキビ、女性のモアイがいるアフ・ビナプ、目をもつモアイで有名なタハイなど、見どころは尽きません。

ラパ・ヌイの文化に触れるなら、洞窟の住居跡アテナ・パフ、鳥人儀式で知られるオロンゴも必見です。鉄器を持たなかった先住民はどうやってモアイを製作したのか、重さ10トンものモアイをどうやって運んだのか、さらにアフの上にどうやってモアイを立たせたのか? キリスト教布教の妨げになると、ロンゴロンゴ文字で書かれた資料の多くが焼き払われたため、それらはいまもって謎のベールに包まれています。

Photos

モアイ像

小さな島にはおよそ1,000体ものモアイ像が点在

岩面彫刻

オロンゴに残された岩面彫刻は鳥人信仰の現れとされる

Data

登録名
ラパ・ヌイ国立公園
登録年
1995年
分類
文化遺産
国名
チリ
住所
Easter Island, Valparaíso, チリ
アクセス
飛行機でサンディアゴからイスラ・デ・パスクアまで約5時間40分
ベストシーズン
11~4月