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マラッカ海峡の古都群/マレーシア海洋交易の中継地マラッカとペナン島・ジョージタウン

マラッカ海峡の古都群

Story

マレーシアで初めて世界文化遺産に登録されたマラッカとペナン島のジョージタウンはマラッカ海峡に面し、「海のシルクロード」の中継地として500年以上前から東西の交易品や文化が盛んに行き交いました。その産物であるヨーロッパとアジアが融合した特異な町並みは、アジアでも希有な存在。14世紀末に興ったマラッカ王国の古都マラッカは、16世紀以降ポルトガル、オランダ、イギリスと外国支配が続き、ヨーロッパ風の砦や広場、教会などが紆余曲折の歴史を物語ります。

一方、ジョージタウンは、マラッカ海峡の入口に浮かぶペナン島北東部の港町。ペナン島は18世紀末にイギリス東インド会社に譲渡され、総督フランシス・ライトがイギリス国王にちなみジョージタウンと名付けました。この地区は、東西交易の中継地として発展を遂げることになります。

1818年に建てられた東南アジアでもっとも古い英国教会セント・ジョージ教会がイギリスの薫りを漂わせ、ペナン島随一と称えられる中国寺院クーコンシーが極彩色の輝きを放つジョージタウン。シティホールなどコロニアル様式の建物と、中国、アラブ、インドなどの商人が建てた寺院やモスクが狭いエリアに同居し、どこの国にいるのか分からないほど。客待ちをしているトライショー(自転車タクシー)に乗って、異空間をさまよってみるのも楽しいでしょう。

Photos

クー・コンシー

精巧な装飾の中国寺院、クー・コンシー(ジョージタウン)

マラッカ

オランダ広場に建つ赤レンガのキリスト教会(マラッカ)

Data

登録名
マラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群
登録年
2008年
分類
文化遺産
国名
マレーシア
アクセス
マラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群