ガウディとスペインの建築

旅に役立つ情報満載阪急交通社が提供

ガウディとスペインの建築|スペイン観光ガイド

紀元前に遡る古代のローマ建築に始まり、8世紀からイベリア半島を支配したイスラムの精緻な建築、国内統一の支柱となったロマネスク様式やゴシック様式の教会建築、さらにはルネッサンス様式や、19世紀末バルセロナを中心に台頭したガウディに代表されるモデルニスモまで、スペインは名建築のオンパレード。

サグラダ・ファミリア ▲ガウディの死後も建設が続くサグラダ・ファミリア
スペインが誇る天才建築家 アントニ・ガウディ
1852年、カタルーニャ地方に生まれ、グエル邸やグエル公園の建築を手がけ、モデルニスモの旗手に。晩年は74歳で亡くなるまで、サグラダ・ファミリアの建設に専念しました。
  • 受難のファサード
    受難の門
    キリストの受難を表した門で、中央にはイエスの石彫が。直線的で無機質な技法が特徴。
  • カラフルな塔
    カラフルな塔
    受難の門と生誕の門に各4本ある鐘塔の先端には、カラフルな十字架、冠、杖の装飾がガウディならでは。
  • 生誕のファサード
    生誕の門
    キリストの生誕から幼少期を彫刻で表現した門で、朝日に照らされるよう設計が。ガウディの生存中に完成。
  • 窓
    明かり取りの窓
    サグラダ・ファミリア内部の先鋭的なデザインの明かり取りの窓。林立する塔やバルセロナ市街を一望できます。
サグラダ・ファミリア 豆知識
  • 1.何のための教会?イエス、マリア、ヨセフの聖家族に捧げる教会として1882年に建設に着手。
  • 2.日本人が関わってるの?生誕の門の奏楽天使の彫刻は日本人彫刻家・外尾悦郎氏の作品。
  • 3.いつ完成するの?ガウディの死後80年以上が過ぎた今も建設が進められ、完成は2026年頃とも。
  • 4.ツウな楽しみ方は?青空にそそり立つ姿もさることながら夜間はライトアップされ幻想的。
サグラダ・ファミリア
スペインで出合う主なガウディ作品
  • ■バルセロナ:サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル邸、カサ・ビセンス、カサ・ベルベット、グエル別邸、サンタ・テレサ学院、コロニア・グエル教会地下聖堂
  • ■サンタンデール:エル・カプリッチョ
  • ■アストルガ:司教館
ガウディを訪ねて1 おとぎの国のようなグエル公園
グエル公園
未来の住宅地を構想して造られ、現在は公園に。モザイクの彫刻や曲線のベンチなど、随所にガウディの独創性が。
ガウディを訪ねて2 城のようにそびえる司教館
司教館
アストルガの司教本部の再建を手がけたガウディ。内部は屋根に採光窓を設けるなど、空間的にも壮麗さを演出。
スペインの特徴的な建築
ミハス
白い街 ミハス
地中海を見晴らす山の中腹に、石畳の小路に沿って白壁の家並みが続き、窓辺に花が咲きこぼれるアンダルシアきっての美しい街。名物のロバタクシーで巡れば、旅情もひとしお。
ロバタクシー
イスラム建築 アルハンブラ宮殿
アルハンブラ宮殿
グラナダの丘に建つ王城。建築物はアラベスク模様などイスラムの装飾技法の粋で埋めつくされ、庭園には緑と水があふれます。
イスラム建築 メスキータ
メスキータ
コルドバがイスラム王国の首都として隆盛を極めた往時を物語るモスク。紅白のアーチと大理石の柱が林立する内部は幻想の世界。
ゴシック建築 トレドのカテドラル
トレドのカテドラル
270年かけ15世紀に完成したスペイン・カトリックの総本山。壮麗な佇まいと建築装飾、グレコをはじめとする絵画群に圧倒。
モデルニスモ カサ・ビセンス
カサ・ビセンス
イスラム建築とキリスト教建築が融合したムデハル様式の影響を受けたガウディの初期の作品。黄色と緑のタイルが斬新。
優雅な時間を…パラドール
パラドールとは、国営のホテルのこと。古城や宮殿など歴史的建造物を改装したホテルが多く、その土地の歴史や文化、郷土料理を楽しみながら優雅に過ごせます。
  • マルモナ・パラドール
  • パラドールはスペイン全土90カ所以上に
いにしえの英知 ローマ水道橋
紀元前から5世紀頃にかけ古代ローマ人が建設した水道橋がスペイン各地に。なかでもセゴビアの水道橋は紀元1世紀頃に造られ、20世紀半ばまで水を供給していました。
  • ローマ水道橋
  • 2000年前の姿をとどめるローマ水道橋

スペインのおすすめツアーはこちら