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キラウエア/アメリカ灼熱の溶岩が繰り広げる壮大な地球のドラマ

キラウエア

Story

ビッグアイランド・ハワイ島の南、地球上で最も活動の活発な2つの活火山を擁するハワイ火山国立公園。このうち、標高約4,169mのマウナロアは1984年を最後に活動を休止中ですが、島の南東にある標高約1,248mのキラウエア火山は1983年以来休むことなく噴火を繰り返しています。つい最近(2008年3月)も、ハレマウマウ火口で25年ぶりに水蒸気爆発があり、周囲に砂礫や火山灰が降り注ぎました。

年間200万人を超える観光客の目当てといえば、巨大なキラウエア・カルデラと、その中にあるハレマウマウ火口。太古の昔からハワイの人々は、度重なる噴火を火の女神ペレの怒りと考え、火口に祈りや供え物を捧げてきました。流れ出る溶岩はペレの体の一部といわれ、それを持ち帰ると災いが降りかかるという言い伝えも。カルデラ内にはトレイルもあり、溶岩台地の荒涼とした風景の中を歩けば、あたかも違う星に降り立ったような錯覚を覚えます。

不毛の溶岩台地、熱帯植物の生い茂る森、広大なカルデラや溶岩トンネルなど、公園内には変化に富んだ自然景観を楽しめる、さまざまなハイキングトレイルが用意されています。火山の全体像や海へ流れ落ちる溶岩を見るなら、ヘリやセスナでの遊覧飛行、海へと続く爽快なドライブもおすすめ。近年は、癒しを求めて、スピリチュアルスポットに訪れるのも、この土地ならではの楽しみ方になっています。

Photos

キラウエア火山

溶岩を流し噴煙を上げ、今もなお活動を続けるキラウエア火山

キラウエア 溶岩トンネル

シダが生い茂る森を抜けると、溶岩トンネルの入り口が現れる

Data

登録名
キラウエア
登録年
1987年
分類
自然遺産
国名
アメリカ
住所
アメリカ合衆国 〒96778 ハワイ州
アクセス
カイルア・コナより車で約2時間半
ベストシーズン
通年