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カカドゥ国立公園/オーストラリア手つかずの大自然と先住民の文化遺産

カカドゥ国立公園

Story

オーストラリアの北部、ノーザンテリトリーの州都ダーウィンから東へ約250km、カカドゥ国立公園は四国4県を合わせたよりも広い約2万㎢の広大な公園。無垢の大自然に1600種類の植物、200種類以上の鳥類など数多くの動植物が生息。先住民アボリジニの文化遺産も随所に見られる、オーストラリアの原点ともいえる貴重な複合遺産です。

カカドゥ国立公園の北部を流れる大河の1つ、サウスアリゲーター川の支流イエローウォーターをボートで巡れば、繁茂するスイレンが花開き、水鳥やイリエワニの群れを目にすることも。南部の深い渓谷では岩壁を一直線に流れ落ちるジムジム・フォールズ、二筋の滝がしぶきを上げるツイン・フォールズなど、ダイナミックな景観が展開。乾季には滝壺での水遊びも可能です。カカドゥはまた先住民アボリジニの聖地。数万年以上も前からこの地に住んでいたアボリジニは、ノーランジーロックやウビルロックなど、約3000か所にユニークな壁画を残しています。岩壁に神話や当時の生活が描かれ、動物の内臓や骨格を描くX線画法と呼ばれる線画は必見。ウビルの丘に登れば、彼らも見たであろう360度の大自然が広がります。

その雄大な風景も10月の雨季になると表情が一変します。3~4月には川が氾濫し、一面が湖のようになり、やがて無数の水鳥が飛び交う季節に。季節を6つに分けていたという先住民にはとても及びませんが、幾度か訪れ千変万化の表情を楽しみたい世界遺産です。

Photos

壁画

先住民族アボリジニの歴史を刻んだ多数の岩壁画が残されています。異文化交流があったことをうかがえる壁画です。

カカドゥ国立公園

手つかずの大自然には鳥類を中心に多種多様な動植物が生息しています。

Data

登録名
カカドゥ国立公園
登録年
1981年、1987年、1992年
分類
自然遺産
国名
オーストラリア
住所
ノーザンテリトリー州 オーストラリア
アクセス
ダーウィンからバスで約3〜4時間
ベストシーズン
5月〜9月