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マカオ歴史地区/中国東西文化が交差するエキゾチックな町並み

マカオ歴史地区

Story

16世紀、東西貿易の中継地として、またキリスト宣教の東アジアにおける拠点として繁栄したマカオ。明の時代から約450年にわたってポルトガルの影響下にあり、1999年に中国に返還され特別行政区となりました。広東省珠海市と隣り合う半島部分には、8つの広場と22の歴史的建造物が密集し、東洋と西洋が融合した独特の魅力を放っています。

巨大なファサードのみを残す聖ポール天主堂跡。建設には迫害を逃れて長崎から渡ったキリシタンも関わったと伝えられ、正面に刻まれた漢字や菊の紋様はその証とも。歩行者天国を南へ進むと、波形模様のカルサーダス(石畳)が美しいセナド広場。さらに南には、マカオという地名の由来ともなった媽閣廟(マァコッミュウ)が、大航海時代の建物に混じって中国古来の存在感を漂わせています。

世界遺産に登録されても、ここが市民にとっての生活の場であることに変わりはありません。立入や撮影禁止などの規制はなく、入場料も不要。街を歩くだけで世界遺産めぐりが楽しめ、そこに息づく歴史や文化を肌で感じられるのはマカオならでは。昔ながらの情緒を残しながらも、売上世界一のカジノを有するエンターテインメントシティとして、ますますの躍進が期待されています。

Photos

聖ポール天主堂

かつて東洋一美しい教会と謳われた、聖ポール天主堂

ナーチャ廟

ポルトガル人が築いた旧城壁と、ナーチャ廟

Data

登録名
マカオ歴史地区
登録年
2005年
分類
文化遺産
国名
中国
アクセス
香港国際空港からターボジェット船で約45分、または香港島からフェリーで約1時間