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パリのセーヌ河岸/フランス紀元前から近代まで息づくパリの歴史

パリのセーヌ河岸

Story

「パリの空の下セーヌは流れる」。シャンソンの名曲や名画に描かれたパリとセーヌ川。世界遺産に登録されたセーヌ川に架かるシュリー橋からイエナ橋に至る右岸、左岸、中州のシテ島には、ノートルダム大聖堂からエッフェル塔までパリの歴史が凝縮。この街がセーヌの流れとともに発展してきたことを如実に示しています。

パリの起源は、地名の語源となったケルト系パリシイ族の人々が、セーヌに浮かぶシテ島に住み始めた紀元前300年頃に遡ります。パリが急激に発展するのは、ユーグ・カペーがフランス国王に即位し、フランス王国の首都となった10世紀末から。14世紀にはシテ島にノートルダム大聖堂が完成を見ます。右岸はルイ14世がヴェルサイユ宮殿を建てるまでフランス国王の宮殿だったルーブル美術館、フランス革命でルイ16世やマリー・アントワネットが断頭台の露と消えたコンコルド広場など、激動の歴史を物語ります。ナポレオン3世時代からパリは大改造され、幾度かパリ万博が開催されました。鉄骨とガラスの丸屋根が美しいグラン・パレ、双翼の壮麗なシャイヨー宮は、そのパビリオンとして建てられたもの。イエナ橋を挟んで左岸に建つエッフェル塔は、1889年パリ万博のメインモニュメントでした。

世界遺産の登録エリアを巡るなら、バトー・ムーシュなどのセーヌ川遊覧船がおすすめ。パリ発祥の地シテ島をはじめ右岸、左岸に並ぶ由緒ある建造物が、セーヌの悠久の流れとともに目の前を通り過ぎます。

Photos

パリ「ルーブル美術館」

かつてフランス国王の宮殿だったルーブル美術館

パリのセーヌ河岸「ノートルダム大聖堂」

シテ島内南東に位置するノートルダム大聖堂

Data

登録名
パリのセーヌ河岸
登録年
1991年
分類
文化遺産
国名
フランス
住所
フランス 〒75004 パリ
アクセス
シャルル・ド・ゴール空港からパリ中心部まで車で約50分。
ベストシーズン
通年