フィレンツェ／イタリア街全体が屋根のない美術館

歴史ある建物や街並みを眺め、遠い時代へ想いをはせる古都の街並み、フィレンツェ。まるで中世の世界へタイムトリップした気分を味わえます。街へ足を踏み入れてまず目に飛び込んでくるのは、レンガ色の屋根に白壁。そして足元の歴史を刻んだ石畳…どこを切り取ってもまるで絵葉書のような美しさです。

イタリアには他にも中世の風情を残す街はありますが、繊細で女性的な雰囲気を漂わせているのは、フィレンツェが一番です。 建物に囲まれた昔ながらの狭い路地もたくさんあり、漂う空気さえ中世を感じさせます。徒歩で十分回れる小さな街ですから、爽やかな風を感じながら、ゆったりと散策をお楽しみいただけるでしょう。

さらに街のいたるところで巨匠たちの足跡と出合えるのも、ルネサンス発祥の地ならでは。富豪メディチ家が約300年にも渡り政治的支配者であった栄華の歴史を背景に、その並外れた財力が芸術家たちの活動を支えていたのです。ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの作品を展示したウフィッツィ美術館をはじめ、巨匠たちの作品を収めた美術館や教会を巡れば、ルネサンス文化の薫りを肌で感じることができるでしょう。

散策をお楽しみいただいた後は、フランス料理の原型になったと言われるトスカーナ料理に舌鼓。地元のキャンティ赤ワインとともに召し上がれば気分は最高。旅の疲れもいっぺんに吹き飛んでしまうでしょう。