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佐渡島の金山/日本日本最大の歴史持つ金山

佐渡島の金山

Story

日本最大の離島である佐渡島。古くは順徳上皇、日蓮、世阿弥が流され、金山発見以降は江戸幕府の天領となり栄えました。

佐渡島の金山は1601年に山師3人によって開山。1603年には徳川幕府の佐渡奉行所が設置され、江戸幕府の財政を支えました。江戸時代の日本は鎖国中のため、他国の影響を受けない伝統的な手工業によって金の生産が行われます。それは同じ頃、機械装置を使用していたヨーロッパとは対照的でした。1869年には官営佐渡鉱山となり、ヨーロッパから技術者を招いて機械装置を取り入れ近代化な手法へと変化し、その後日本最大の金銀山として発展。しかし、資源の枯渇により、残念ながら1989年に休止し長い歴史の幕を閉じます。

世界遺産は佐渡金銀山を代表する「西三川砂金山」「相川鶴子金銀山」の2つの鉱山で構成されております。現在、佐渡島には金の生産技術に関わる採掘・選鉱・製錬・精錬の遺跡、生産体制に関わる奉行所跡や鉱山集落跡などが残り、良好な状態で保存されているのは世界的に見ても佐渡島だけ。鉱山技術や生産システムの変遷を見ることができる貴重な遺産です。

江戸の開山から平成の休止に至るまでの長い歴史がある佐渡島の金山。日本各地から労働者が集められ、さまざまな芸能・娯楽が持ち込まれ、日本の縮図の文化と言われており、佐渡島は豊かな歴史や伝統文化を持つ島となりました。金山のほかにも大野亀や尖閣湾などの美しい自然の景色に出会えたり、国の特別天然記念物のトキの生息地であったりと、魅力溢れる佐渡島。ぜひ一度は訪れてみてください。

Photos

佐渡金山

佐渡金山

佐渡金山 宗太夫坑コース

佐渡金山 宗太夫坑コース

Data

登録名
佐渡島の金山
登録年
2024年
分類
文化遺産
国名
日本
住所
新潟県佐渡市下相川1305
アクセス
両津港から車で約60分、小木港から車で約80分
ベストシーズン
通年