Story
李氏朝鮮王朝500年の都ソウルにある五大王宮の一つ、昌徳宮(チャンドックン)。第3代王太宗によって1405年に建てられた離宮ですが、正宮である景福宮が焼失したため、270年の長きにわたってここで政務が行われました。王朝時代の栄華を色濃く残しながらも、王宮にありがちな華美なところがなく、周囲の自然と調和した建物や庭園の配置が絶妙です。
他の王宮と同様に、昌徳宮も敦化門を残して、文禄・慶長の役(1592〜1598年)で大半が焼失。1611年に再建された後も、何度も火災に見舞われ、その度に修復を繰り返すという波乱の歴史を送ってきました。それでも、五大宮の中では比較的保存状態がよく、色彩も鮮やかな木造建築の数々は、当時そのままの風雅な雰囲気を漂わせています。
東西500m南北800mに及ぶ、広大な敷地に建つ宮殿は13棟。昌徳宮の正殿である仁政殿、執務の行われた青い瓦の宣政殿、日本の皇室から朝鮮王家に嫁いだ方子が晩年を過ごした楽善斎などが主な見どころです。北側一帯を占める秘苑(ピウォン)は、韓国の伝統的な造園技術の粋を集めた庭園。自然林や池をそのまま生かした中に、歴代の王が建てた小楼閣がいくつも点在しています。四季折々の景観が美しく、秋の紅葉はことのほか見事です。
他の王宮と同様に、昌徳宮も敦化門を残して、文禄・慶長の役(1592〜1598年)で大半が焼失。1611年に再建された後も、何度も火災に見舞われ、その度に修復を繰り返すという波乱の歴史を送ってきました。それでも、五大宮の中では比較的保存状態がよく、色彩も鮮やかな木造建築の数々は、当時そのままの風雅な雰囲気を漂わせています。
東西500m南北800mに及ぶ、広大な敷地に建つ宮殿は13棟。昌徳宮の正殿である仁政殿、執務の行われた青い瓦の宣政殿、日本の皇室から朝鮮王家に嫁いだ方子が晩年を過ごした楽善斎などが主な見どころです。北側一帯を占める秘苑(ピウォン)は、韓国の伝統的な造園技術の粋を集めた庭園。自然林や池をそのまま生かした中に、歴代の王が建てた小楼閣がいくつも点在しています。四季折々の景観が美しく、秋の紅葉はことのほか見事です。