Story
2017年に公開した有名なアニメ映画のモデルとなったのが、メキシコシティから北西に約370kmの古都グアナフアト。メキシコ中央高原の標高約2,000mの谷あいにアニメから抜け出たかのように広がる、色彩豊かなスペイン風の中世都市です。
1548年、銀の鉱脈が発見されると、グアナフアトにはスペインから一攫千金を夢見る人々が押し寄せました。銀の採掘は約400年にわたって続き、18世紀には世界の産出量の3分の1を占めたといわれます。その莫大な富が、メキシコ一美しいと称されるコロニアル都市を出現させたのです。スペイン国王フェリペ2世が寄進した聖母マリア像を祀るサンタ・マリア・デ・グアナフアト聖堂、ファサードが過剰なほどに装飾されたラ・コンパニーア聖堂、黄金の祭壇が圧倒するバレンシアーナ聖堂など、バロック様式と現地の様式が融合した絢爛たる宗教建築や、コロニアル・スタイルの家々が町を彩り、車はもっぱら町の下を縦横に走る地下道を通行。車の往来の少ない細く入り組んだ路地が、中世の佇まいを彷彿させます。
時は流れ1810年、メキシコ独立戦争の口火が切られたのがグアナフアトでした。町を一望するピピラの丘に登れば、スペインからの独立を叫び決起した解放軍の英雄、若き鉱山労働者ピピラの記念像が建ち、激動の歴史を秘めて息づくグアナフアトの町を見守っています。
1548年、銀の鉱脈が発見されると、グアナフアトにはスペインから一攫千金を夢見る人々が押し寄せました。銀の採掘は約400年にわたって続き、18世紀には世界の産出量の3分の1を占めたといわれます。その莫大な富が、メキシコ一美しいと称されるコロニアル都市を出現させたのです。スペイン国王フェリペ2世が寄進した聖母マリア像を祀るサンタ・マリア・デ・グアナフアト聖堂、ファサードが過剰なほどに装飾されたラ・コンパニーア聖堂、黄金の祭壇が圧倒するバレンシアーナ聖堂など、バロック様式と現地の様式が融合した絢爛たる宗教建築や、コロニアル・スタイルの家々が町を彩り、車はもっぱら町の下を縦横に走る地下道を通行。車の往来の少ない細く入り組んだ路地が、中世の佇まいを彷彿させます。
時は流れ1810年、メキシコ独立戦争の口火が切られたのがグアナフアトでした。町を一望するピピラの丘に登れば、スペインからの独立を叫び決起した解放軍の英雄、若き鉱山労働者ピピラの記念像が建ち、激動の歴史を秘めて息づくグアナフアトの町を見守っています。