Story
16世紀、シルバーラッシュに沸いたメキシコ中央高地には、スペイン風のコロニアル建築の町並みが今も残っています。グアナフアト州サン・ミゲル・デ・アジェンデの歴史地区もそのひとつ。郊外の18世紀から続く小さな村、アトトニルコにはバロック様式の教会や礼拝堂が集まり、併せて2008年に世界遺産に登録されました。
サン・ミゲル・デ・アジェンデは、メキシコシティとアメリカ南部を結ぶ銀の交易ルートに築かれた要塞都市。町の名は1542年、この地に小さな礼拝堂を建てた修道士サン・ミゲルに由来しています。18世紀には銀交易の中継地として、また繊維などの工業でも発展。メキシカン・バロックと呼ばれる往時のコロニアル建築が、時を経て風情を醸し出しています。中心にはゴシック様式のサン・ミゲル教区教会が聳え立ち、この町の繁栄を語り継いでいます。郊外のアトトニルコの乾燥した大地はエルサレムを彷彿させ、教会群が建てられ聖地となりました。ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコとはアトトニルコのナザレのイエスの意味。内部の壁面装飾や天井画は、ヨーロッパとラテンアメリカの文化が見事に融合しています。
サン・ミゲルにはアジェンデ美術学校やエルニグロマンテ文化会館といった美術の学校があり、世界から芸術家が集まるアートの町。文化の薫り豊かなコロニアルな町並みを散策し、鮮やかな色使いの伝統工芸品や雑貨、アート作品などを見て回るのも楽しみです。
サン・ミゲル・デ・アジェンデは、メキシコシティとアメリカ南部を結ぶ銀の交易ルートに築かれた要塞都市。町の名は1542年、この地に小さな礼拝堂を建てた修道士サン・ミゲルに由来しています。18世紀には銀交易の中継地として、また繊維などの工業でも発展。メキシカン・バロックと呼ばれる往時のコロニアル建築が、時を経て風情を醸し出しています。中心にはゴシック様式のサン・ミゲル教区教会が聳え立ち、この町の繁栄を語り継いでいます。郊外のアトトニルコの乾燥した大地はエルサレムを彷彿させ、教会群が建てられ聖地となりました。ヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコとはアトトニルコのナザレのイエスの意味。内部の壁面装飾や天井画は、ヨーロッパとラテンアメリカの文化が見事に融合しています。
サン・ミゲルにはアジェンデ美術学校やエルニグロマンテ文化会館といった美術の学校があり、世界から芸術家が集まるアートの町。文化の薫り豊かなコロニアルな町並みを散策し、鮮やかな色使いの伝統工芸品や雑貨、アート作品などを見て回るのも楽しみです。