Story
メキシコでは革命後の1920年代に文化運動が盛んになり、特にリベラ、シケイロスといった画家たちが、公共建造物の壁をカンバスに見立てメキシコの歴史や自然を描き、革命の意義や民族の自覚を国民に訴えました。「壁画運動」として知られる当時の作品の数々が、2007年に登録された世界遺産のキャンパスに展示されています。
そのキャンパスとは、首都メキシコシティ南部のコヨアカン地区にあるメキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパスで、広さ約700万㎡はラテンアメリカ最大規模。1949年から60人以上の建築家や技術者、芸術家を動員して1952年に完成した、メキシコの伝統文化と近代建築が融合したキャンパス内には、各学部や研究所だけでなく、博物館、オリンピックスタジアム、スーパー、劇場、映画館なども設けられ、まさに都市の様相。とりわけ人目を惹くのは中央図書館の4つの壁面を飾る世界最大級ともいわれるフアン・オゴルマンのモザイク壁画。アステカ文明の神などが大胆に表現された巨大壁画には圧倒されます。また、学長塔にあるシケイロスの壁画「民衆から大学へ、大学から民衆へ」、オリンピックスタジアムのリベラの壁画など、多くの作品が革命の息吹を今に伝えています。
喧噪のメキシコシティを離れ、世界遺産のキャンパスで壁画めぐりはいかがでしょう。メキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパスは市民の憩いの場でもあり、広大な緑の広場でのんびりくつろげます。
そのキャンパスとは、首都メキシコシティ南部のコヨアカン地区にあるメキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパスで、広さ約700万㎡はラテンアメリカ最大規模。1949年から60人以上の建築家や技術者、芸術家を動員して1952年に完成した、メキシコの伝統文化と近代建築が融合したキャンパス内には、各学部や研究所だけでなく、博物館、オリンピックスタジアム、スーパー、劇場、映画館なども設けられ、まさに都市の様相。とりわけ人目を惹くのは中央図書館の4つの壁面を飾る世界最大級ともいわれるフアン・オゴルマンのモザイク壁画。アステカ文明の神などが大胆に表現された巨大壁画には圧倒されます。また、学長塔にあるシケイロスの壁画「民衆から大学へ、大学から民衆へ」、オリンピックスタジアムのリベラの壁画など、多くの作品が革命の息吹を今に伝えています。
喧噪のメキシコシティを離れ、世界遺産のキャンパスで壁画めぐりはいかがでしょう。メキシコ国立自治大学の中央大学都市キャンパスは市民の憩いの場でもあり、広大な緑の広場でのんびりくつろげます。