Story
15世紀に北アフリカのセウタを攻略し、ポルトガル初の海外進出を果たしたエンリケ航海王子。その死後約40年を経て、インド航路を発見し、ポルトガルに香料貿易による巨万の富をもたらしたヴァスコ・ダ・ガマ。ポルトガルに黄金期をもたらした彼らの功績を称えて、マヌエル1世がベレンに建立した修道院と塔は、世界の転換点となった大航海時代を象徴する栄光の記念碑です。
マヌエル様式の過剰なまでの装飾にため息がもれる、ジェロニモス修道院。マヌエル様式とはポルトガルの財力を背景に独自に発展した建築様式で、ロープ・珊瑚・天球儀など海洋にまつわるものや、異国の動植物をモチーフにした浮き彫りが特徴。1584年に天正少年使節団を出迎えた壮麗な南門、柱の彫刻や天井を支えるリブが重厚さを醸すサンタ・マリア教会。そして何といっても最大の見どころは、中庭を囲む55m四方の回廊。レース細工のように繊細な彫刻に、マヌエル様式の美が凝縮されています。
同じくマヌエル様式の美しい姿から、テージョ川の貴婦人と謳われるベレンの塔。船の出入りを監視する要塞として建てられたもので、その名残をとどめる砲台や、潮が満ちると水浸しになる牢獄の跡が残っています。王家の居室に接する3階のテラスからは、高さ約28mのキリスト像・クリストレイなどの展望を楽しむことができます。
マヌエル様式の過剰なまでの装飾にため息がもれる、ジェロニモス修道院。マヌエル様式とはポルトガルの財力を背景に独自に発展した建築様式で、ロープ・珊瑚・天球儀など海洋にまつわるものや、異国の動植物をモチーフにした浮き彫りが特徴。1584年に天正少年使節団を出迎えた壮麗な南門、柱の彫刻や天井を支えるリブが重厚さを醸すサンタ・マリア教会。そして何といっても最大の見どころは、中庭を囲む55m四方の回廊。レース細工のように繊細な彫刻に、マヌエル様式の美が凝縮されています。
同じくマヌエル様式の美しい姿から、テージョ川の貴婦人と謳われるベレンの塔。船の出入りを監視する要塞として建てられたもので、その名残をとどめる砲台や、潮が満ちると水浸しになる牢獄の跡が残っています。王家の居室に接する3階のテラスからは、高さ約28mのキリスト像・クリストレイなどの展望を楽しむことができます。