Story
カムチャッカ半島はユーラシア大陸の東の果て、亜寒帯気候からツンドラ気候に属する寒冷地で、西をオホーツク海、東をベーリング海に挟まれ、ヒグマ、アシカ、ラッコなどの陸棲・海棲哺乳類や鳥類、魚類が高密度に棲息する、日本と同じくらいの面積がある半島です。その約10%にあたる地域、国立クロノツキー生物圏・自然保護区、南西ツンドラ自然保護区の2つの自然保護区と、ブィストリンスキー自然公園、ナルィチェヴォ自然公園、南カムチャッカ自然公園、クリュチェフスコイ自然公園の4つの自然公園が世界遺産に登録されています。
ナルィチェヴォ自然公園に聳えるアヴァチャ火山(標高約2,751m)は、端正な山容から「カムチャッカ富士」とも呼ばれ、麓の高原には固有種を含む多くの高山植物が咲く、格好のトレッキングコース。また、クリュチェフスコイ自然公園のクリュチェフスコヤ火山は、ユーラシア大陸の火山では最高峰の標高約 4,835mを誇っています。
環太平洋火山帯に属する半島には約160もの火山があり、29ほどの火山が今も活動中。大量の溶岩が流れ出すハワイ式、間欠的にマグマ片や火山弾を噴出するストロンボリ式など、「火山の博物館」といわれるほどさまざまなタイプの火山が密集しています。温泉も各所に湧き、自然湧出の温泉だけでも160カ所以上も。知床の50倍以上の広さの自然が手つかずのまま残り、火山と動植物が多様な表情を見せてくれます。
ナルィチェヴォ自然公園に聳えるアヴァチャ火山(標高約2,751m)は、端正な山容から「カムチャッカ富士」とも呼ばれ、麓の高原には固有種を含む多くの高山植物が咲く、格好のトレッキングコース。また、クリュチェフスコイ自然公園のクリュチェフスコヤ火山は、ユーラシア大陸の火山では最高峰の標高約 4,835mを誇っています。
環太平洋火山帯に属する半島には約160もの火山があり、29ほどの火山が今も活動中。大量の溶岩が流れ出すハワイ式、間欠的にマグマ片や火山弾を噴出するストロンボリ式など、「火山の博物館」といわれるほどさまざまなタイプの火山が密集しています。温泉も各所に湧き、自然湧出の温泉だけでも160カ所以上も。知床の50倍以上の広さの自然が手つかずのまま残り、火山と動植物が多様な表情を見せてくれます。