Story
セゴビアはマドリッドの北西約90kmのグアダラマ山脈の麓、エレスマ川とクラモレス川に挟まれた標高約1,000mの丘陵に築かれた町。その歴史はローマ時代の城塞に遡り、イスラムの支配の後、11世紀以降はカスティーリャ王国の中心都市となり、毛織物産業が繁栄。古代ローマから中世に至る建造物が、栄光の歴史を物語ります。
町の突端に建つアルカサルは、レコンキスタ(国土回復)時代に建造された歴代カスティーリャ王の居城。ディズニー映画『白雪姫』のモデルにもなったこの城で、1474年にイサベル1世は即位。レコンキスタを完成させ、スペインを黄金時代へと導きます。町の中心に建つカテドラルは、セゴビアが最盛期を迎えた16世紀から18世紀にかけて造営。スカートを広げたような気品ある姿から「カテドラルの貴婦人」とも称されるスペイン最後のゴシック建築です。
「一番の見どころは、旧市街の外れに聳える全長約728m、最高所が約29mに達する巨大な水道橋。丘の上の町まで水を供給するために、ローマ時代の1世紀ごろに建設されたものです。接合剤を一切使わず花崗岩を積み上げただけにもかかわらず、2000年もの時の流れと風雪に耐え、当時の姿を今にとどめています。しかも1884年まで実際に使用されていたというから驚き。ローマ人の高度な技術に脱帽です。
町の突端に建つアルカサルは、レコンキスタ(国土回復)時代に建造された歴代カスティーリャ王の居城。ディズニー映画『白雪姫』のモデルにもなったこの城で、1474年にイサベル1世は即位。レコンキスタを完成させ、スペインを黄金時代へと導きます。町の中心に建つカテドラルは、セゴビアが最盛期を迎えた16世紀から18世紀にかけて造営。スカートを広げたような気品ある姿から「カテドラルの貴婦人」とも称されるスペイン最後のゴシック建築です。
「一番の見どころは、旧市街の外れに聳える全長約728m、最高所が約29mに達する巨大な水道橋。丘の上の町まで水を供給するために、ローマ時代の1世紀ごろに建設されたものです。接合剤を一切使わず花崗岩を積み上げただけにもかかわらず、2000年もの時の流れと風雪に耐え、当時の姿を今にとどめています。しかも1884年まで実際に使用されていたというから驚き。ローマ人の高度な技術に脱帽です。