Story
スパイ映画といえば、ご存じ『007シリーズ』。2作目の舞台となったのがここイスタンブールでした。地理的な特異性から生まれるエキゾチシズムがスクリーンを彩ります。
紀元前7世紀頃、ギリシア人によって築かれたというこの街は、1923年にトルコ共和国が誕生するまで首都として繁栄。ヨーロッパ側の旧市街には、3つの帝国時代をしのばせる歴史的建造物が多く点在します。最大の見どころは、15~19世紀にオスマン・トルコの歴代スルタン(王)が居住したトプカプ宮殿。宝物館では帝国の権力と富を見せつけられ、出るのはため息のみ。
巨大ドームが目を引くアヤソフィアは、キリスト教の大聖堂として誕生し、オスマン・トルコに征服された後はモスクに改められたビザンチン建築の最高傑作。向かい合うスルタンアフメット・ジャミイは、青を基調にしたイズニックタイルが用いられていることから「ブルーモスク」の愛称で親しまれます。6本のミナレット(塔)は権力を誇示するためですが、アルトゥン(黄金)をアルトゥ(6本)と聞き違えたという説も。
ともあれ、闇に浮かぶシルエットは神秘的な美しさ。6世紀に造られた貯水池、コリント式の円柱336本が壮大な地下空間を支える地下宮殿も見応えあり。うち2本の台座が有名なメデューサの首で、魔除けの意味があるそう。ここでもジェームズ・ボンドが大活躍しました。
紀元前7世紀頃、ギリシア人によって築かれたというこの街は、1923年にトルコ共和国が誕生するまで首都として繁栄。ヨーロッパ側の旧市街には、3つの帝国時代をしのばせる歴史的建造物が多く点在します。最大の見どころは、15~19世紀にオスマン・トルコの歴代スルタン(王)が居住したトプカプ宮殿。宝物館では帝国の権力と富を見せつけられ、出るのはため息のみ。
巨大ドームが目を引くアヤソフィアは、キリスト教の大聖堂として誕生し、オスマン・トルコに征服された後はモスクに改められたビザンチン建築の最高傑作。向かい合うスルタンアフメット・ジャミイは、青を基調にしたイズニックタイルが用いられていることから「ブルーモスク」の愛称で親しまれます。6本のミナレット(塔)は権力を誇示するためですが、アルトゥン(黄金)をアルトゥ(6本)と聞き違えたという説も。
ともあれ、闇に浮かぶシルエットは神秘的な美しさ。6世紀に造られた貯水池、コリント式の円柱336本が壮大な地下空間を支える地下宮殿も見応えあり。うち2本の台座が有名なメデューサの首で、魔除けの意味があるそう。ここでもジェームズ・ボンドが大活躍しました。