オーロラは、統計的に北緯65度〜70度前後のエリアでよく見られており、そのエリアはオーロラベルトと呼ばれています。またオーロラベルトはドーナツ状の形になっており、北欧やカナダがちょうどその位置にあたります。
- 2023年〜2024年はオーロラ極大期のベストシーズン?
- 一生に一度は見てみたい自然現象、オーロラ。その神秘的な光との遭遇を夢見る人にとって良いニュースです!今後、2025年に向けて太陽活動がどんどん活発となるようです。その影響によりオーロラが観測できる地域では活発なオーロラ現象が発生しやすくなると言われています!
- ◆北米のオーロラベストシーズン11月〜3月
- 北米では、夏と冬それぞれの季節にオーロラを見ることができます。夏は8月〜10月、冬だと11月〜3月が観測シーズンになります。
- ◆北欧のオーロラベストシーズン9月〜3月
- 北欧のオーロラは年間で200日ほど現れ、条件が良い場合は2〜3日に一度オーロラが観測されています。
北米のオーロラ
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- 平均気温:
- 冬場は-11℃〜-25℃ぐらいまで下がるので、防寒着は必要となります。夏から秋にかけては17℃〜-17℃と少し和らぎます。
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- 観測時間:
- 北米のオーロラでは、夜から深夜にかけてが観賞時間になり、22時頃〜深夜2時くらいがおすすめの観賞時間です。
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- 観測率:
- ・夏・秋でも見ることができ、イエローナイフは3日間滞在時のオーロラ観測率約96% ※2019年/Aurora Wonderland & Beck’s Kennels調べ
・ホワイトホースは3日間滞在時のオーロラ観測率約95%を誇ります。 ※ユーコン準州政府調べ
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- 観測場所:
- オーロラ観賞専用施設の「オーロラビレッジ」や「Beck’s Kennels」から見ることができ、ホワイトホースでは観測用に複数のロッジが点在しています。
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- オーロラ以外の楽しみ:
- 夏から秋にかけて紅葉や野生動物観察のハイキングなどおすすめです。冬は温泉やアイスフィッシング、犬ぞりなどの充実したアクティビティが人気です。
北欧のオーロラ
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- 平均気温:
- 冬場は10℃〜-14℃近くまで下がるので、北米に比べれば冬服を着込めば間に合います。
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- 観測時間:
- 18時過ぎくらいから深夜1時くらいまで観賞でき、トロムソの2月は、午後3時過ぎに太陽が沈むのでオーロラの出現時間も早くなり、比較的早い時間に見ることができます。
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- 観測率:
- 3日に1度の確率で幻想的なオーロラを観測できるといわれています。約84.2%の観測率です!※当社ツアー調べ
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- 観測場所:
- オーロラ観測率が極めて高いことで有名なレヴィを始め、航路で行くフッティルーテンの旅は、船上からオーロラを見ることもできます。
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- オーロラ以外の楽しみ:
- 市内でのショッピングや観光地めぐりと北欧は買い物なども充実です。また犬ぞりや温泉など、寒いところならではのアクティビティも楽しめます。
オーロラの色
冬のオーロラには赤や緑、ピンクや紫など、さまざまな色があります。オーロラが発光する高さと、そこに存在する原子の違いによって色が変わります。
■上空200km以上
赤のオーロラ(高密度の酸素原子)
■上空200km〜100km
緑のオーロラ(酸素原子)
■上空100km以下
ピンクや紫のオーロラ(窒素原子)
- 名前の由来
- 冬のオーロラとは、ローマ神話に登場する地上に夜明けや希望をもたらす女神、アウロラ(Aurora)に由来していると言われています。名付け親は、地動説で有名なガリレオ・ガリレイだという説もあるようです。
帯型オーロラ
遠方からみた、活動が弱い薄くぼんやりした状態のオーロラのこと。縞模様がなく単色で帯のように広がっています。
カーテン状オーロラ
遠方からみた、活動が活発な強いオーロラのこと。まるでカーテンが揺らめいているかのように広がっています。縞模様がなく単色で帯のように広がっています。
コロナ型オーロラ
頭上の空のあるー点から四方八方に広がって見えるオーロラのこと。ほぼ真下からオーロラを見たときこのようなカーテン状のオーロラが見えます。
- カメラの感度
- カメラの感度(ISO)は数値が高いほど暗い場所でも撮影可能です。オーロラの発光度合に合わせてISOを800〜1600程に調整し撮影します。デジタル一眼レフや高性能のコンパクトデジタルカメラは、オート撮影や夜景モードに設定する事で自動調整してくれます。
- 絞り機能
- カメラの絞り値(F)はピントが合って見える位置や範囲です。オーロラは雲より低い位置に出現する事が多いので絞り値はF2.5やF3.5前後で低め(近くの撮影に適し遠くがボケやすい)に設定して撮影をします。カメラの感度と同じように高性能カメラでは、オート撮影や夜景モードで自動調整してくれます。
- シャッタースピード
- カメラのシャッタースピードは、一枚の写真撮影にかかる時間です。オーロラの撮影に適しているシャッタースピードは、10〜30秒なのでカメラの感度(ISO)や絞り値(F)によって調整しましょう。「シャッタースピードを長くする」=「カメラを動かさない」事がポイントです。そのため三脚を必ず用意しましょう。
- -カメラの凍結や結露について-
- 夜露によるレンズの結露はせっかくオーロラが出現しても像がぼやけてしまうなど、また凍結しうまく機能しなくなる危険があります。冷えたカメラに当たった空気が冷えて水滴を発生させるため、カメラを冷やさないことが対策となります。レンズにフードを巻いたり、カイロなどで温めることが大事です。
- -バッテリーについて-
- 寒冷地ではカメラのバッテリーの減りが激しいため、待機時間の長いオーロラ観賞では意識して対策することが望ましいです。バッテリーが冷えないようにカメラを温めることと、予備バッテリーを携帯をおすすめします。予備バッテリーも冷えないようにカイロなどで温めておきましょう。
オーロラ観賞に行きたいけれど、費用はどのくらいかかるのだろうといった疑問にお答えします!! オーロラ観賞費用は旅行形態やオーロラ観賞の回数(オーロラチャンス)により変わります。オーロラ観賞ツアーをご検討中の方は、それぞれの目的に合ったプランを選ぶことが重要です。