ウユニ塩湖の写真を綺麗に撮る8つのコツ!フォトグラファーが徹底解説

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南米はボリビア、見渡す限りの白銀の世界「ウユニ塩湖」。日中の鏡世界に息をのみ、夕陽や満点の星空に感動。塩のホテルに泊まれば、思い出もひとしお。ウユニ塩湖旅行に役立つ、観光情報・見どころをお届けします。

フォトグラファー添乗員 内藤聡介のウユニ塩湖を 綺麗に 撮る 8つのコツ

ウユニ塩湖の絶景を綺麗に撮影する方法を、フォトグラファーとしての顔を持つ添乗員内藤聡介がお教えします。
お手持ちのカメラの機能やアイテムを使ってみる、どなたでもできる簡単なコツばかりなのでぜひお試しください。
より美しくウユニ塩湖を思い出に残しましょう!
参加をご検討のお客様へ
今まで数多くの絶景を見てきましたが、ウユニほどの景色を超えるものはありませんでした。どこまでも続く地平線神秘的なグラデーションの夕景満天の星空など、この世のものとは思えぬ超絶景。刻々と変わりゆく絶景を是非一緒に見に行きましょう。
  • ないとうそうすけ
イチオシの写真はこちら
1981年 神奈川県出身
2001年4月 大手旅行会社専属のツアーコンダクターとして日本国内・世界80ヵ国以上に添乗
ボリビア ・ウユニ塩湖は17回訪問歴あり
2010年7月 生活の拠点を英国ロンドンに移し、独学で写真を学ぶ
2013年 帰国
現在 写真家添乗員として活動中。
またドローンなどを使用した動画作成など。
<写真展>
2012年12月 原宿 codeshift展
2013年4月 早稲田 39写真展
2021年2月 富士フイルム フォトサロン東京
『碧きキューバ』展
<著書>
写真集『碧きキューバ Cuba Azul』発売
ホームページ:
https://www.onepiece-onelife-photo.com
Instagram:
sosuke_naito15
※外部ページへ移動します
sosuke naito

水平に気をつける

ウユニ塩湖に関わらず、どんなに美しい絶景でも水平が歪んでしまうと、せっかくの写真も台無しになります。
特に水鏡が世界的にも珍しいウユニ塩湖では水平を真っすぐにすることによって、写真が不得意な方でも綺麗に撮れます。
カメラ機能の『グリッド線』を利用し、水平になるように撮りましょう。
「水平を真っすぐに」を意識して撮影したウユニ塩湖 ▶
グリッド

「グリッド線」とは・・・

横2本、縦2本の格子状の線のことを「グリッド線」といい、主に写真の構図を決める目安として使用します。グリッド線に被写体を合わせることによって、バランスの良い写真撮影することができます。これを「三分割法」といいます。カメラの設定でファインダー内に表示することができますので、ぜひ活用してみましょう。

ホワイトバランスを変えてみよう

ホワイトバランス(WB)をご存知でしょうか? 写真に詳しくない方のほとんどの方がオートで撮っていると思います。
その際、ホワイトバランスもカメラ任せのオート(A)になっていると思いますが、ウユニ塩湖では夕景観賞・星空観賞などでホワイトバランスを変えることによって、とても印象的な写真に仕上げることができます。
曇りマークや、蛍光灯マークに設定してみるのも面白いです。
  • sosuke naito
  • sosuke naito
曇りマークに設定して、撮影した画像
  • sosuke naito
  • sosuke naito
蛍光灯マークに設定して、撮影した画像

ISO感度を変えてみよう

夕方や早朝の撮影時など暗いところを撮影する際、シャッタースピードが遅くなり手ぶれの原因となります。ISO感度を上げることにより手ぶれを防げます。
日中の撮影はISO100、
夕方ならISO800
星の撮影ならISO1600~3200などそれぞれのシーンで変えていく必要があります。

シーン別 ISO感度

  • 100
  • 400
  • 800
  • 1600〜3200
  • 100iso
  • 400iso
  • 800iso
※星の撮影の翌日再びISOを低くしないと真っ白な写真になってしまうので気を付けてくださいね。また、ISOが高すぎると画像が荒くなりますのでご注意ください。
トライポッド

星空撮影のコツ

三脚は必須です。また自分の目線までの高さまでにできる三脚をお持ちください。
腰をかがめてカメラのモニターを見るのはとてもしんどいものです。

設定はF2.8 シャッタースピード30秒 ISO1600を基準に、
状況に応じて変えていただければ結構です。
月明りが明るい時にはシャッタースピードを短くしたり、ISOを下げるなどすればOK。
sosuke naito

派手な色の服を着よう!

360度真っ白な世界のウユニ塩湖では地味な色の服だと目立ちません。
赤、青、緑など鮮やかな色の服ほど、一層ウユニ塩湖が写真映えします。
ウユニへの旅行が決まったら、普段着ないような色を準備しましょう!
派手な色の服を着ていると、
ウユニ塩湖の写真の仕上がりが格段に良くなります!▶
写真

携帯ストラップ、カメラストラップは必須

雨季のウユニ塩湖観光の際、地面にはおおよそくるぶし程の水位があります。
ご自身で風景を撮る際や他の参加者の写真を撮ってあげる際も、
カメラの取り扱いには慎重にならなくてはいけません。
万が一するっと手を滑らせて、地面に落としてしまったら。。。
もうそのカメラは再起不能となってしまいます。塩湖に落とさないためにもストラップは重要です。

小物を使ってトリックフォトにチャレンジ

ウユニ塩湖と言えばトリックフォト!怪獣と戦ってみたり、帽子に入り込んでみたり、アイディアは様々。水のない真っ白な大地に降り立てば、遠近感がなくなり、素晴らしいトリックフォトを撮ることができます。
その場にあるものでも使えますが、
日本から持ってきても良いでしょう。
(例:怪獣の人形、ぬいぐるみ、おもちゃの車など)
特別な知識がなくても携帯電話やスマートフォンのカメラ機能で十分撮れます。
しかしタイミングよく撮るのはなかなか難しい。そんな時は現地のガイドさんやドライバーさんにお願いしてみましょう。
いろんなトリックフォトのアイディアを考えてみましょう! ▶
写真

動画にもチャレンジ

無風で水面に波がない最高の水鏡では是非動画も撮ってみましょう。その際上下を反転するようにカメラも反転させると、
どっちが空で、どちらが地面なのか区別がつかなくなり、とても不思議な動画になりますよ!
■フォトグラファー兼添乗員 内藤聡介撮影  ©SOSUKE NAITO
ウユニ塩湖の世界[00:21]

クリックすると動画が再生します。※音が流れますのでご注意ください。

フォトグラファー兼添乗員内藤聡介撮影

ウユニ塩湖の素晴らしき風

ウユニ塩湖の世界を ぐるり 360度見渡す

ウユニ塩湖観光中の動画

  • ■ドローン撮影
    グラデーションの風景[04:48]
  • ■ドローン撮影
    乾季のウユニ塩湖[03:27]
  • ■添乗員撮影
    ウユニ塩湖スライド[03:44]

写真で伝えるウユニ塩湖の魅力