標高約900m、蓮華のように八葉の峰々に囲まれた山上盆地に広がる高野山は、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。町の西に建つ大門を正門とし、伽藍に堂塔がそびえ建ち、117の寺院では現在でも1,000人余りの僧侶が修行されています。
弘法大師御入定の地である奥之院。弘法大師信仰の中心聖地として高野山の聖域とされています。一ノ橋から御廟までの約2kmの参道沿いには、国の史跡でもある20万基を超える諸大名の墓碑や祈念碑、慰霊碑と杉の大木が立ち並び、厳粛な雰囲気に包まれています。
高野山真言宗の総本山。山上のほぼ中央にあり、広大な境内には狩野派の襖絵が彩る主殿や、日本最大級の石庭の蟠龍庭は圧巻の一言。1869年豊臣秀吉が母の菩提の為に建てた青巖寺と興山寺が合併して金剛峯寺となりました。金剛峯寺の境内は国の史跡に指定されています。
高野山が醸し出す印象によって名付けられた観光列車「天空」。急勾配・急カーブの険しい山間を縫いながら、高野山への道中を味わうようにゆっくり進む列車の旅をお楽しみ下さい。