自然から様々な恩恵を受けている私達は、普段から自然を大事にしなければなりません。まして積極的に自然の中へ出かけ、バードウォッチングという形で深くふれあおうとすれば、自然に対してより心を配らなければならないでしょう。自然の恵みをより多く受けるからでなく、自然の中へ深く入り込むことで影響を与える度合いが大きくなるからです。野外活動でこのような心遣い、つまり基本的なルールを「フィールドマナー」と呼びます。
日本野鳥の会では、「や・さ・し・い・き・も・ち」の7文字から始まる標語を提唱します。これからバードウォッチングを始められる方も、 既にされている方も、ぜひフィールドマナーを忘れずに、野鳥と自然とのふれあいを楽しんでください。
野鳥の写真を撮った後、印刷物に掲載したり、インターネットで公開したりする場合は「や・さ・し・い・き・も・ち」に加え、以下のマナーをお守りください。また、保護、研究、普及教育など野鳥保護につながる特定の目的を持った撮影の場合でも、十分な注意と配慮が必要です。
観察用具(望遠鏡・双眼鏡・図鑑など)は、あると便利ですが、無くても大丈夫です。特に初心者の方は、無理に用意などせず、探鳥会でいろいろアドバイスをもらってから購入することをお勧めします。