【たびコトツアー】歴史謎解き散策～平将門の北斗七星を歩く（全6回）第4回　九段下から水道橋　日帰り

専任ガイドが同行いたします。
同行ガイド：青柳祐馬氏
江戸、街道といった街歩きを中心に、ガイド歴18年。歩かなければわからない歴史の魅力を伝えてい く旅の案内人です。
（ガイドの体調や諸事情により、変更になる場合がございます。）

※各回、立ち寄り場所等の詳しい資料付き♪（お一人様1部）
※集めて嬉しいスタンプ帳付き♪（お一人様1部）

★東京に残る将門ゆかりの地★

平将門はその生涯で妙見菩薩を信仰していたと言われており、北斗七星の化身とされています。
現在の東京には将門首塚を含めて7カ所の将門ゆかりの地（鳥越神社、兜神社、将門首塚、神田明神、筑土八幡神社、稲荷鬼王神社、鎧神社）がありますが、それらを繋ぐと北斗七星の形になり、東京都心部全体を包括します。
これは将門の霊が東京を守護しているのではないかとされており、東京に存在する都市伝説の一つとして語り継がれています。

★★見どころ★★

・築土神社
天慶3年（940）豊島郡上平川村津久戸（現将門首塚付近）に平将門の首を祀り、塚を築いたことから「津久戸明神」として創建されました。
室町時代に太田道灌によって田安郷（現九段坂上）に移転させられて以降は「田安明神」と呼ばれ、太田家の守護神、江戸城の鎮守神として崇拝しました。
元和2年（1616）に江戸城の拡張工事により筑土八幡神社の隣接地に移転、以後300年以上の間、筑土八幡神社と並んで鎮座していましたが、東京大空襲によって全焼し、現在地の九段中坂の途中にある世継稲荷神社境内地に移転しました。

・太田姫稲荷神社
太田道灌の娘が天然痘（疱瘡）に罹ったため、道灌が一口稲荷神社に娘の回復を祈願したところ、天然痘が治癒。道灌はこのことに感謝し、江戸城築城時の長禄元年（1457）に一口稲荷神社を勧請して旧城内に稲荷神社を創建しました。
慶長11年（1606）に江戸城の改築により、場外鬼門にあたる神田川のほとり（現在の東京都千代田区神田駿河台四丁目、後に架けられた聖橋南詰の東側）に遷座しました。

・神田明神
天平2年（730）に出雲氏族の真神田臣により豊島郡芝崎村（現将門首塚周辺）に創建されました。
その後、将門塚周辺で天地異変が多発し、将門公の御神威として人々を恐れさせたため、時宗の修行僧・真教上人が御霊を鎮め、延慶2年（1309）神田明神に奉祀いたしました。その後、徳川家康が関ヶ原の合戦で先勝祈願をすると、見事に勝利し天下統一を果たし、以降、徳川家康より縁起の良い祭礼として絶やすことなく執り行うよう命ぜられました。
元和2年（1616）に江戸城の表鬼門守護の場所にあたる現在の地に遷座し、幕府により社殿が造営されました。