ブータン観光におすすめの名所&人気のスポットランキングブータン観光ガイド

タクツァン僧院タクツァン僧院
ティンプーティンプー

世界一幸せな国といわれるブータン。タクツァン僧院やタシチョ・ゾンなど壮大な仏教建築や手つかずの自然や伝統文化が色濃く残っており、独特な雰囲気を味わえる国です。ブータンの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

ブータン観光マップ

Map

ブータンのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
タクツァン僧院

タクツァン僧院

パロ

標高約3,000mの断崖絶壁に建つチベット仏教の寺院。寺院には登れませんが、向かいの展望台から見る姿は圧巻です。

2
タシチョウ・ゾン

タシチョウ・ゾン

ティンプー

政庁や僧院として使われているブータンの政治と宗教の中心地。近くの王宮や国会議事堂と共に訪れておきたいスポットです。

3
メモリアル・チョルテン

メモリアル・チョルテン

ティンプー

ブータン第3代国王を讃えて造られた仏塔。美しい白亜の外観はさることながら、内部中央にある立体曼荼羅も見ものです。

4
パロ・ゾン

パロ・ゾン

パロ

パロの県庁や僧院としての機能も併せ持つ城塞。毎年春に開催される祭りパロ・ツェチュはブータンでも最大規模。

5
プナカゾン

プナカゾン

プナカ

ブータンに多数あるゾンの中でも最も美しいものとして有名。川沿いに立つその威容と周囲を彩る自然が織りなす景観は必見。

6
ドゥプトプ尼僧院

ドゥプトプ尼僧院

ティンプー

その名の通り多くの尼僧が修行を積むティンプーの僧院。ここから望むティンプーの街並みは一見の価値があります。

7
クエンセル・ポダン

クエンセル・ポダン

ティンプー

世界最大級のブッダ像があることで有名なスポット。近くにはティンプーの市街地を一望できる展望台もあります。

ブータンおすすめツアー

ブータンのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • タクツァン僧院

    タクツァン僧院

    パロ

    絶壁の岩山に建てられたタクツァン僧院。タクツァンとは虎の巣という意味があり、ブータンに仏教を伝えた人物・パドマサンバヴァが、虎に乗ってこの地へやってきた逸話がある神聖な僧院。険しい場所にあり、スタート地点から僧院までは、ゆるやかなつづら折りの道や坂道が続きます。自然の中を進んでいくため、景観が抜群。木々や透き通った水が流れる沢、むきだしの山肌などが眺められ、ときには馬とすれ違うこともあります。第一展望台、第二展望台を越えれば、絶壁に張り付くように造られた僧院に到着。金色の豪華な僧院、流れ落ちる滝、水しぶきの舞う橋、風になびく色鮮やかなタルチョなど、ここでしか見られない風景に出合えます。

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  • タシチョ・ゾン ティンプー ブータン仏教総本山

    タシチョ・ゾン

    ティンプー

    ブータンの首都・ティンプーにあり、国の中枢を担うタシチョ・ゾン。現地の言葉で偉大なる宗教の砦との意味がある通り、国王の執務室や最高僧ジェ・ケンポの居室など、国内の政治や宗教をつかさどる重要な施設です。過去に発生した火災を機に新築され、増築や改築を行って少しずつ大きくなり、現在に至ります。大きな建物ですが、釘は1本も使っていません。木材を組み合わせたブータンの伝統工法で建てられており、見応えは十分。赤色と金色に染められ、美しい装飾が施されているなど、異国感や威厳のある建物が目を引きます。辺りは緑が豊かな場所のため、赤・金・緑のコントラストも見事。秋頃には近くで祭りが開催され、多くの人々で賑わいます。

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  • プナカ・ゾン

    プナカ・ゾン

    プナカ

    プナカにあり、ブータン建国の祖であるシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建築された城プナカ・ゾン。城の周辺は緑に囲まれており、季節ごとの花々が彩りを添える美しい城。壮麗な外観や、川を見下ろすように立つ景観の豊かさなどから最上の幸せの宮殿とも呼ばれます。現在の首都ティンプーは、冬の寒さが厳しいことで知られます。プナカは温暖なため、冬の間だけ首都だった歴史をもっており、プナカ・ゾンは政治や宗教の拠点だった城。現在でも、大僧正をはじめとした僧侶たちが、冬の間に居住します。内部には、美しい壁画が描かれた立派な大講堂、伝統様式で造られた木製の橋、三つの庭などがあり、お釈迦様や観世音菩薩像が納められています。

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  • ドチュラ峠

    ドチュラ峠

    ティンプー

    ティンプーとプナカの境に位置し、標高約3,150mの高さを誇るドチュラ峠。ここでは108基のチョルテンが見られることで有名です。チョルテンとは仏塔のことで、インドとの国境紛争に勝利したことを記念し、2004年に当時の王妃アジ・ドルジ・ウォンモによって建てられました。一つ一つの仏塔には細かな装飾や絵が施されており、丘に沿って無数に立ち並ぶ様は見応えがあります。峠からはブータン最高峰のガンカル・プンスムをはじめとするヒマラヤの山々を望めるのも魅力。山を登るハイキングコースもあるので、自然を感じながらハイキングを楽しむのもおすすめです。峠の周囲にはカフェやレストランもあるため、ハイキングの休憩にぜひ立ち寄ってみてください。

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  • パロ・ゾン

    パロ・ゾン

    パロ

    パロの街並みを見下ろす高台に位置する城塞が、パロ・ゾン。ブータン建国の祖とも称されるシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって1644年に建てられたもので、度重なる災害で損壊したものの、1907年の火災の後に現在の建物へと再建されました。現在はパロの県庁かつ僧院として使われており、内部の見学も可能。建物内の壁に描かれている四天王や六道輪廻図などの絵は色鮮やかで美しく、見た者を圧倒させます。高台にあることから、お堂の窓からはパロの街並みとともに大自然を見渡せるのも魅力です。毎年春に開催されるブータン国内でも最大の祭りパロ・ツェチュの会場としても有名で、祭り期間中には色鮮やかな装束に身を包んだ人で賑わいます。

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  • トンサ・ゾン

    トンサ・ゾン

    トンサ

    トンサ・ゾンは、ブータン中部を東西に分断するマンデ・チュ沿いの尾根に沿って立つブータン国内でも最大のゾンです。ゾンとは元々、チベットからブータンに逃れてきた僧侶によって建てられた城塞を指し、ブータン国内で各地にその跡が残されています。この城塞はブータンのちょうど真ん中に位置していることもあり、かつては関所としても機能していました。現在は多くの僧侶が生活する僧院として使われるとともに、観光地として内部を一般公開しています。内部は堅牢な城塞としての造りをいまなお残しており、高台から見渡すトンサの大自然は圧巻です。ゾン全体を一望できる、マンデ・チュを挟んで対岸にある展望台からの景色も一見の価値があります。

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  • キチュ・ラカン

    キチュ・ラカン

    パロ

    ブータン中部のブムタン地方にあるジャンベ・ラカンと並んでブータン最古の仏教寺院として知られるのが、キチュ・ラカンです。初めてチベット統一を果たしたソンツェン・ガンポ王が7世紀頃に建てたとされています。当時のチベット文化圏全土に横たわっていると考えられていた悪霊・羅刹女を鎮めるために、その体の108カ所のツボにあたる場所に建てられた寺院の一つで、この寺院は羅刹女の左足部分に位置するといわれています。境内の一般公開もされており、新旧二つあるお堂の内部も見学可能。中庭にミカンの木が植えられているのが特徴で、この木には神聖な力を受けることによって、一年中実がなっているといわれています。訪れた際にはぜひ確認してみてください。

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  • ナショナル・メモリアル・チョルテン

    ナショナル・メモリアル・チョルテン

    ティンプー

    ティンプーの中心部に位置する、白亜の仏塔が特徴的な寺院がナショナル・メモリアル・チョルテンです。ブータン第3代国王ジグミ・ドルジ・ウォンチュクの功績を讃えるために、1974年に建てられました。仏塔は3階建てで、内部は色鮮やかな壁画で彩られており、堂内中央には歓喜仏を中心として無数の仏像からなる曼荼羅も納められています。堂内は多くの参拝客で常に賑わっており、マニ車を回しながらお経を唱える人や五体投地で祈りを捧げる人など、ブータン人の厚い信仰心を目の当たりにできるのも魅力。夜にはライトアップ、法要の日には色とりどりの装飾が施されるなどタイミングによってさまざまな姿を見られるので、何度訪れても楽しめるスポットです。

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  • チャンガンカ・ラカン

    チャンガンカ・ラカン

    ティンプー

    チャンガンカ・ラカンは、ティンプー西部に位置するチャンガンカ地区の小高い丘の上にあり、建てられたのは12世紀ごろとブータン国内でも歴史のある寺院です。現地の人々からは、出産した際にその報告をするために参拝し、ときにその場で子どもに名前をつけてもらう地として親しまれています。本堂には本尊である十一面観音像とティンプーの街の守護尊としても知られるドムツァップが祀られており、美しい仏教壁画も見られます。高台に位置していることから、境内の前庭からティンプーの街並みを一望できるのも魅力です。この寺院からはクエンセルポダンまで続くハイキングコースも延びているので、自然と景色を楽しみながら歩いてみるのもおすすめです。

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  • シムトカ・ゾン

    シムトカ・ゾン

    ティンプー

    ティンプーからプナカ方面へと続く道沿いにあり、高台からティンプー市街地を見下ろす建物が、シムトカ・ゾン。1629年にブータン建国の祖でもある高僧シャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建てられたブータンでも最古のゾンで、僧院や政庁、城塞と複数の機能を果たすゾンの原型としても有名です。チベットとの戦いの中で一度全壊しましたが、現在の建物へと復元され、今では多くの僧侶が学ぶ僧院としての機能を果たしています。観光客向けに内部の一般公開もされており、堂内にある釈迦や菩薩、千手観音といった仏像の数々や、本堂の内外壁に描かれた美しい曼荼羅を無料で見学可能。とくに仏教芸術に関心のある人にとっては見逃せないスポットです。

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  • チャンリミタン競技場

    チャンリミタン競技場

    ティンプー

    チャンリミタン競技場は、ティンプーの中心部にある国立の多目的競技場。1974年に建てられた歴史のある競技場で、2008年に行われた現国王の戴冠式に伴って現在の形に整備されました。人工芝のグラウンドが2面とブータンの国技である弓術の競技場、テニスコート、フットサル場を備えており、戴冠式や建国記念式典といった国の行事やブータン国内サッカーリーグの公式戦、市民による弓術大会などで使用されています。観客席の大部分は石段があるだけの無骨な造りですが、メインスタンドに限っては仏教芸術を取り入れた見事な装飾が施されているのが特徴。国民の大多数が仏教徒であるブータンの国民性が色濃く反映された、世界的にも類を見ない競技場です。

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  • クエンセルポダン

    クエンセルポダン

    ティンプー

    クエンセルポダンはティンプー西部の高台に位置する、別名ブッダ・ポイントとも呼ばれる観光スポット。全長51.5mの世界最大の仏像があることで有名で、これは王政100周年を記念して2007年にプロジェクトが開始され、2010年に開眼供養が行われました。仏像の台座内部は見学可能で、中には125,000体もの仏像が納められています。色とりどりの壁画や垂れ幕に囲まれて、表面に金が施された大小さまざまな仏像が立ち並ぶ様は圧巻です。巨大仏像の周囲には自然公園があり、サイクリングやハイキングが楽しめる散策路が整備されている点も魅力。仏像から徒歩で行ける展望台からは、ティンプー市街地とブータンの山々を一望できるため、観光客はもちろん地元の人々からも人気を集めています。

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  • ドゥプトプ尼僧院

    ドゥプトプ尼僧院

    ティンプー

    ティンプー市街地から北に外れた高台に位置するドゥプトプ尼僧院。その名の通り、50名ほどの尼僧が暮らす僧院です。ドゥプトプとは、ブータンに鉄橋を造る技術を伝えたとされる高僧タントン・ギャルポのことで、僧院が立っているのはこの高僧がかつて瞑想を行っていた地とされています。本堂にはタントン・ギャルポが本尊として納められており、長髪かつ白髭という変わった風貌の座像を見られるのが特徴です。この地を訪れたらぜひ見ておきたいのが、高台から見下ろすティンプーの景観。眼下にはブータンの政治と宗教の中心地であるタシチョ・ゾンや国会議事堂、王宮を見渡せ、その背後に広がる雄大な山の風景も楽しめます。

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  • チミ・ラカン

    チミ・ラカン

    プナカ

    ドチュラ峠を越えてプナカに入ると最初に見える集落のほど近く、水田に囲まれた小高い丘の上に立つのがチミ・ラカンです。チミとは犬の死を表しており、この建物が立つ丘は聖なる狂人と呼ばれ、ブータンの人々から親しまれている僧侶ドゥクパ・キンレイが、かつて犬の形をした悪霊を殺めて埋めた地とされています。現在は多くの僧侶が暮らす僧院として使われている一方で、子宝のご利益がある寺院としても知られており、連日子どもを授かりたいと願うカップルが国内外から参拝に訪れます。高台から僧院を囲う田園風景を一望できるのも魅力ですが、田園のあぜ道を30分ほど歩くハイキングコースもあるので、景色を見ながらハイキングを楽しむのもおすすめです。

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  • ドゥゲ・ゾン

    ドゥゲ・ゾン

    パロ

    パロ北部にあるパロ谷の奥に佇むのがドゥゲ・ゾン。17世紀にチベットから侵攻された際にブータンが勝利したことの記念と、次に来たる侵攻への備えも兼ねて、1646年にシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建設された歴史ある城塞です。1951年に起こった火災によって焼け落ちて以降、長らく廃墟のままでしたが、現在は再建工事が進められています。パロ谷の只中にあって周囲を山々に囲まれていることから、ゾンの前からブータンの豊かな自然を見渡せるのも魅力。天気が良ければ標高7,314mの名峰チョモラリを山の合間から望めます。ゾンからは複数のトレッキングコースも延びているので、より自然を満喫したい人は歩いてみるのも良いでしょう。

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  • ツェチュ祭り

    ツェチュ祭

    ツェチュ祭とは、チベット文化圏に仏教を広めた僧侶グル・リンポチェを讃える祭り。グル・リンポチェの生涯で重要な出来事があったのが全て10日だったことになぞらえて、毎月10日にブータン各地で開催されます。祭りの中で注目なのは、チャムと呼ばれる仮面舞踊。色鮮やかな衣装と独特な仮面を身につけた僧侶が踊る正式な法要の一環で、仏教に詳しくなくとも娯楽として十分楽しめます。また、トンドルと呼ばれるグル・リンポチェが描かれた巨大な大仏画が、夜明けとともに開帳される儀式も必見。春にパロ・ゾンで開催されるものと、秋にティンプーのタシチョ・ゾンで開催されるものが特に大規模なので、タイミングが合った際にはぜひ足を運んでみてください。

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  • ブムタン

    ブムタン

    ブムタン

    中央ブータンに位置し、チョコル、チュメ、タン、ウラの四つの谷で構成される地域をブムタンと呼びます。標高が高く寒冷な気候が特徴で、蕎麦や毛織物の産地として有名。色鮮やかかつ少し荒さを残した織物・ヤタは、カーペットやジャケットなどで現地の人々に愛用されており、観光客からもブータンの土産物として人気があります。ブータン国内で初めて仏教が伝わった地であるとともに、ブータンの仏教において重要な役割を果たしたペマ・リンパの出生地でもあることから、ブータンの宗教の中心地として栄えました。ジャカル・ゾンやクジェ・ラカンなどの歴史的な寺院やゾンが多数あるため、ブータン仏教に関心のある人はぜひとも訪れておきたいエリアです。

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  • プナカ

    プナカ

    プナカ

    プナカは、ティンプーから見て東に位置し、ドチュラ峠を越えた先の谷間にある都市。標高1,300mとブータンの都市の中では低い位置にあるため、1年を通して温暖な気候を保っているのが特徴です。1955年にティンプーが通年の首都になるまでは、ブータン第2の首都として冬季の間だけその機能を担っていました。ティンプーやパロとは異なる植生の大自然が広がっているとともに、農業が盛んで豊かな田園風景や棚田が見られるのも魅力。首都機能を担っていたこともあり、歴史的な建造物が数多く残っている点も見逃せません。中でもプナカ・ゾンは、ブータンで最も美しいゾンとして知られており、田園風景の中に溶け込むように佇む姿は一見の価値があります。

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  • パロ 田園風景

    パロ

    パロ

    国内で唯一の空港があり、空の玄関口として知られるパロ。中心あたりにパロ川が流れており、田園風景や大自然が広がる穏やかな町。ブータン随一の聖地ともされる断崖絶壁の僧院・タクツァン僧院があることでも有名です。ブータン最古の寺院の一つで王族も利用するキチュ・ラカン、祭りも開催される県庁パロ・ゾン、映画の撮影地にもなった伝統的な橋ニャマイ・ザム、チョモランマトレッキングのスタート地点となるドゥゲ・ゾンなど、いくつもの観光スポットがあります。メインストリートには、伝統家屋・ブータン建築を使用した店が並んでおり、美しい景観が広がります。レストランや土産屋などがあるため観光客が多く、賑やかな雰囲気が漂っています。

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絶壁の岩山に建てられたタクツァン僧院。タクツァンとは虎の巣という意味があり、ブータンに仏教を伝えた人物・パドマサンバヴァが、虎に乗ってこの地へやってきた逸話がある神聖な僧院。険しい場所にあり、スタート地点から僧院までは、ゆるやかなつづら折りの道や坂道が続きます。自然の中を進んでいくため、景観が抜群。木々や透き通った水が流れる沢、むきだしの山肌などが眺められ、ときには馬とすれ違うこともあります。第一展望台、第二展望台を越えれば、絶壁に張り付くように造られた僧院に到着。金色の豪華な僧院、流れ落ちる滝、水しぶきの舞う橋、風になびく色鮮やかなタルチョなど、ここでしか見られない風景に出合えます。

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ブータンの首都・ティンプーにあり、国の中枢を担うタシチョ・ゾン。現地の言葉で偉大なる宗教の砦との意味がある通り、国王の執務室や最高僧ジェ・ケンポの居室など、国内の政治や宗教をつかさどる重要な施設です。過去に発生した火災を機に新築され、増築や改築を行って少しずつ大きくなり、現在に至ります。大きな建物ですが、釘は1本も使っていません。木材を組み合わせたブータンの伝統工法で建てられており、見応えは十分。赤色と金色に染められ、美しい装飾が施されているなど、異国感や威厳のある建物が目を引きます。辺りは緑が豊かな場所のため、赤・金・緑のコントラストも見事。秋頃には近くで祭りが開催され、多くの人々で賑わいます。

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プナカにあり、ブータン建国の祖であるシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建築された城プナカ・ゾン。城の周辺は緑に囲まれており、季節ごとの花々が彩りを添える美しい城。壮麗な外観や、川を見下ろすように立つ景観の豊かさなどから最上の幸せの宮殿とも呼ばれます。現在の首都ティンプーは、冬の寒さが厳しいことで知られます。プナカは温暖なため、冬の間だけ首都だった歴史をもっており、プナカ・ゾンは政治や宗教の拠点だった城。現在でも、大僧正をはじめとした僧侶たちが、冬の間に居住します。内部には、美しい壁画が描かれた立派な大講堂、伝統様式で造られた木製の橋、三つの庭などがあり、お釈迦様や観世音菩薩像が納められています。

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ティンプーとプナカの境に位置し、標高約3,150mの高さを誇るドチュラ峠。ここでは108基のチョルテンが見られることで有名です。チョルテンとは仏塔のことで、インドとの国境紛争に勝利したことを記念し、2004年に当時の王妃アジ・ドルジ・ウォンモによって建てられました。一つ一つの仏塔には細かな装飾や絵が施されており、丘に沿って無数に立ち並ぶ様は見応えがあります。峠からはブータン最高峰のガンカル・プンスムをはじめとするヒマラヤの山々を望めるのも魅力。山を登るハイキングコースもあるので、自然を感じながらハイキングを楽しむのもおすすめです。峠の周囲にはカフェやレストランもあるため、ハイキングの休憩にぜひ立ち寄ってみてください。

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パロの街並みを見下ろす高台に位置する城塞が、パロ・ゾン。ブータン建国の祖とも称されるシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって1644年に建てられたもので、度重なる災害で損壊したものの、1907年の火災の後に現在の建物へと再建されました。現在はパロの県庁かつ僧院として使われており、内部の見学も可能。建物内の壁に描かれている四天王や六道輪廻図などの絵は色鮮やかで美しく、見た者を圧倒させます。高台にあることから、お堂の窓からはパロの街並みとともに大自然を見渡せるのも魅力です。毎年春に開催されるブータン国内でも最大の祭りパロ・ツェチュの会場としても有名で、祭り期間中には色鮮やかな装束に身を包んだ人で賑わいます。

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トンサ・ゾンは、ブータン中部を東西に分断するマンデ・チュ沿いの尾根に沿って立つブータン国内でも最大のゾンです。ゾンとは元々、チベットからブータンに逃れてきた僧侶によって建てられた城塞を指し、ブータン国内で各地にその跡が残されています。この城塞はブータンのちょうど真ん中に位置していることもあり、かつては関所としても機能していました。現在は多くの僧侶が生活する僧院として使われるとともに、観光地として内部を一般公開しています。内部は堅牢な城塞としての造りをいまなお残しており、高台から見渡すトンサの大自然は圧巻です。ゾン全体を一望できる、マンデ・チュを挟んで対岸にある展望台からの景色も一見の価値があります。

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ブータン中部のブムタン地方にあるジャンベ・ラカンと並んでブータン最古の仏教寺院として知られるのが、キチュ・ラカンです。初めてチベット統一を果たしたソンツェン・ガンポ王が7世紀頃に建てたとされています。当時のチベット文化圏全土に横たわっていると考えられていた悪霊・羅刹女を鎮めるために、その体の108カ所のツボにあたる場所に建てられた寺院の一つで、この寺院は羅刹女の左足部分に位置するといわれています。境内の一般公開もされており、新旧二つあるお堂の内部も見学可能。中庭にミカンの木が植えられているのが特徴で、この木には神聖な力を受けることによって、一年中実がなっているといわれています。訪れた際にはぜひ確認してみてください。

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ティンプーの中心部に位置する、白亜の仏塔が特徴的な寺院がナショナル・メモリアル・チョルテンです。ブータン第3代国王ジグミ・ドルジ・ウォンチュクの功績を讃えるために、1974年に建てられました。仏塔は3階建てで、内部は色鮮やかな壁画で彩られており、堂内中央には歓喜仏を中心として無数の仏像からなる曼荼羅も納められています。堂内は多くの参拝客で常に賑わっており、マニ車を回しながらお経を唱える人や五体投地で祈りを捧げる人など、ブータン人の厚い信仰心を目の当たりにできるのも魅力。夜にはライトアップ、法要の日には色とりどりの装飾が施されるなどタイミングによってさまざまな姿を見られるので、何度訪れても楽しめるスポットです。

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チャンガンカ・ラカンは、ティンプー西部に位置するチャンガンカ地区の小高い丘の上にあり、建てられたのは12世紀ごろとブータン国内でも歴史のある寺院です。現地の人々からは、出産した際にその報告をするために参拝し、ときにその場で子どもに名前をつけてもらう地として親しまれています。本堂には本尊である十一面観音像とティンプーの街の守護尊としても知られるドムツァップが祀られており、美しい仏教壁画も見られます。高台に位置していることから、境内の前庭からティンプーの街並みを一望できるのも魅力です。この寺院からはクエンセルポダンまで続くハイキングコースも延びているので、自然と景色を楽しみながら歩いてみるのもおすすめです。

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ティンプーからプナカ方面へと続く道沿いにあり、高台からティンプー市街地を見下ろす建物が、シムトカ・ゾン。1629年にブータン建国の祖でもある高僧シャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建てられたブータンでも最古のゾンで、僧院や政庁、城塞と複数の機能を果たすゾンの原型としても有名です。チベットとの戦いの中で一度全壊しましたが、現在の建物へと復元され、今では多くの僧侶が学ぶ僧院としての機能を果たしています。観光客向けに内部の一般公開もされており、堂内にある釈迦や菩薩、千手観音といった仏像の数々や、本堂の内外壁に描かれた美しい曼荼羅を無料で見学可能。とくに仏教芸術に関心のある人にとっては見逃せないスポットです。

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チャンリミタン競技場は、ティンプーの中心部にある国立の多目的競技場。1974年に建てられた歴史のある競技場で、2008年に行われた現国王の戴冠式に伴って現在の形に整備されました。人工芝のグラウンドが2面とブータンの国技である弓術の競技場、テニスコート、フットサル場を備えており、戴冠式や建国記念式典といった国の行事やブータン国内サッカーリーグの公式戦、市民による弓術大会などで使用されています。観客席の大部分は石段があるだけの無骨な造りですが、メインスタンドに限っては仏教芸術を取り入れた見事な装飾が施されているのが特徴。国民の大多数が仏教徒であるブータンの国民性が色濃く反映された、世界的にも類を見ない競技場です。

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クエンセルポダンはティンプー西部の高台に位置する、別名ブッダ・ポイントとも呼ばれる観光スポット。全長51.5mの世界最大の仏像があることで有名で、これは王政100周年を記念して2007年にプロジェクトが開始され、2010年に開眼供養が行われました。仏像の台座内部は見学可能で、中には125,000体もの仏像が納められています。色とりどりの壁画や垂れ幕に囲まれて、表面に金が施された大小さまざまな仏像が立ち並ぶ様は圧巻です。巨大仏像の周囲には自然公園があり、サイクリングやハイキングが楽しめる散策路が整備されている点も魅力。仏像から徒歩で行ける展望台からは、ティンプー市街地とブータンの山々を一望できるため、観光客はもちろん地元の人々からも人気を集めています。

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ティンプー市街地から北に外れた高台に位置するドゥプトプ尼僧院。その名の通り、50名ほどの尼僧が暮らす僧院です。ドゥプトプとは、ブータンに鉄橋を造る技術を伝えたとされる高僧タントン・ギャルポのことで、僧院が立っているのはこの高僧がかつて瞑想を行っていた地とされています。本堂にはタントン・ギャルポが本尊として納められており、長髪かつ白髭という変わった風貌の座像を見られるのが特徴です。この地を訪れたらぜひ見ておきたいのが、高台から見下ろすティンプーの景観。眼下にはブータンの政治と宗教の中心地であるタシチョ・ゾンや国会議事堂、王宮を見渡せ、その背後に広がる雄大な山の風景も楽しめます。

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ドチュラ峠を越えてプナカに入ると最初に見える集落のほど近く、水田に囲まれた小高い丘の上に立つのがチミ・ラカンです。チミとは犬の死を表しており、この建物が立つ丘は聖なる狂人と呼ばれ、ブータンの人々から親しまれている僧侶ドゥクパ・キンレイが、かつて犬の形をした悪霊を殺めて埋めた地とされています。現在は多くの僧侶が暮らす僧院として使われている一方で、子宝のご利益がある寺院としても知られており、連日子どもを授かりたいと願うカップルが国内外から参拝に訪れます。高台から僧院を囲う田園風景を一望できるのも魅力ですが、田園のあぜ道を30分ほど歩くハイキングコースもあるので、景色を見ながらハイキングを楽しむのもおすすめです。

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パロ北部にあるパロ谷の奥に佇むのがドゥゲ・ゾン。17世紀にチベットから侵攻された際にブータンが勝利したことの記念と、次に来たる侵攻への備えも兼ねて、1646年にシャブドゥン・ガワン・ナムゲルによって建設された歴史ある城塞です。1951年に起こった火災によって焼け落ちて以降、長らく廃墟のままでしたが、現在は再建工事が進められています。パロ谷の只中にあって周囲を山々に囲まれていることから、ゾンの前からブータンの豊かな自然を見渡せるのも魅力。天気が良ければ標高7,314mの名峰チョモラリを山の合間から望めます。ゾンからは複数のトレッキングコースも延びているので、より自然を満喫したい人は歩いてみるのも良いでしょう。

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ツェチュ祭とは、チベット文化圏に仏教を広めた僧侶グル・リンポチェを讃える祭り。グル・リンポチェの生涯で重要な出来事があったのが全て10日だったことになぞらえて、毎月10日にブータン各地で開催されます。祭りの中で注目なのは、チャムと呼ばれる仮面舞踊。色鮮やかな衣装と独特な仮面を身につけた僧侶が踊る正式な法要の一環で、仏教に詳しくなくとも娯楽として十分楽しめます。また、トンドルと呼ばれるグル・リンポチェが描かれた巨大な大仏画が、夜明けとともに開帳される儀式も必見。春にパロ・ゾンで開催されるものと、秋にティンプーのタシチョ・ゾンで開催されるものが特に大規模なので、タイミングが合った際にはぜひ足を運んでみてください。

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中央ブータンに位置し、チョコル、チュメ、タン、ウラの四つの谷で構成される地域をブムタンと呼びます。標高が高く寒冷な気候が特徴で、蕎麦や毛織物の産地として有名。色鮮やかかつ少し荒さを残した織物・ヤタは、カーペットやジャケットなどで現地の人々に愛用されており、観光客からもブータンの土産物として人気があります。ブータン国内で初めて仏教が伝わった地であるとともに、ブータンの仏教において重要な役割を果たしたペマ・リンパの出生地でもあることから、ブータンの宗教の中心地として栄えました。ジャカル・ゾンやクジェ・ラカンなどの歴史的な寺院やゾンが多数あるため、ブータン仏教に関心のある人はぜひとも訪れておきたいエリアです。

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プナカは、ティンプーから見て東に位置し、ドチュラ峠を越えた先の谷間にある都市。標高1,300mとブータンの都市の中では低い位置にあるため、1年を通して温暖な気候を保っているのが特徴です。1955年にティンプーが通年の首都になるまでは、ブータン第2の首都として冬季の間だけその機能を担っていました。ティンプーやパロとは異なる植生の大自然が広がっているとともに、農業が盛んで豊かな田園風景や棚田が見られるのも魅力。首都機能を担っていたこともあり、歴史的な建造物が数多く残っている点も見逃せません。中でもプナカ・ゾンは、ブータンで最も美しいゾンとして知られており、田園風景の中に溶け込むように佇む姿は一見の価値があります。

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国内で唯一の空港があり、空の玄関口として知られるパロ。中心あたりにパロ川が流れており、田園風景や大自然が広がる穏やかな町。ブータン随一の聖地ともされる断崖絶壁の僧院・タクツァン僧院があることでも有名です。ブータン最古の寺院の一つで王族も利用するキチュ・ラカン、祭りも開催される県庁パロ・ゾン、映画の撮影地にもなった伝統的な橋ニャマイ・ザム、チョモランマトレッキングのスタート地点となるドゥゲ・ゾンなど、いくつもの観光スポットがあります。メインストリートには、伝統家屋・ブータン建築を使用した店が並んでおり、美しい景観が広がります。レストランや土産屋などがあるため観光客が多く、賑やかな雰囲気が漂っています。

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ブータンのおすすめ情報

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グルメ

エマダツィ

エマダツィ

唐辛子とチーズで作るシチューで、ブータンを代表する料理。唐辛子を野菜として食べるブータンならではの一品。

ブータン観光 基本情報

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  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

ヒマラヤ山脈の東側に位置する仏教王国ブータン。荘厳な修道院や城塞、変化に富む自然景観が魅力的で、幸せを大切にする国づくりと心の豊かさを感じられる国です。

  • 正式名称
    ブータン王国 Kingdom of Bhutan
  • 首都
    ティンプー
  • 人口
    約78.2万人
  • 面積
    約3.8万km²
  • 人種・民族
    チベット系、東ブータン先住民、ネパール系等
  • 宗教
    チベット系仏教、ヒンドゥー教等
  • 言語
    ゾンカ語(公用語)等
  • 通貨
    ニュルタム
  • 時差
    -3時間(ブータン王国が正午のとき、日本は午後3時)

通貨・両替

ブータン王国の通貨単位はニュルタム。現地でも日本円からニュルタムに両替できるので、日本円を持ち込んでもOKです。

  • 日本で
    一部の空港や外貨両替所で取り扱っている場合がありますが、レートはあまりよくありません。
  • 現地で
    空港・銀行・ホテルや街中の両替所で両替が可能です。
  • 現地の空港で
    パロ空港の銀行カウンターでは、ニュルタムへの両替はもちろん、ニュルタムからの再両替も可能です。
  • 現地の銀行で
    現地銀行でも両替は可能。一般的には空港よりいいレートです。
  • 現地のホテルで
    ティンプー、パロの一定以上のホテルでは日本円の両替も可能。緊急時に便利です。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申し込みは電話かインターネットで。
  • 為替レート
    1ニュルタム=1.83円(2024年11月現在)

気候・服装

季節は乾季と雨季に分けられますが、雨季にもスコールのような雨が降ることは少なく、過ごしやすいでしょう。ブータンヒマラヤが連なるため、エリアにより気候が大きく異なります。訪れる時期と旅行先に合わせた準備を。

  • 乾季
    12〜2月は特に空が澄み渡り、ブータンヒマラヤの展望にはうってつけ。街中に雪が積もることは少ないですが、気温は下がるのでマフラーや防寒着を。
  • 雨季
    雨季のなかでも6〜8月は緑や花が美しい季節です。大雨が降ることは稀なので、折りたたみ傘やカッパを用意して、観光を楽しみましょう。

※平均気温、降水量:東京は国土交通省 気象庁ウェブサイト調べ
ティンプーは世界各都市の気候データウェブサイト調べ

電圧・プラグ・荷造り・必需品

電圧230ボルト・50ヘルツです。日本の電化製品を使う場合は変圧器が必要になります。変換プラグなどを持参すると便利です。

  • 電圧
    230ボルト 50ヘルツ
  • プラグ
    • Cタイプ
    • Cタイプ
  • 上手な荷造り
    かさばる衣類などは荷造り用の便利グッズを使って小さくまとめ、荷物は必要最小限に。帰りのおみやげ用のスペースも考えておきましょう。
  • 旅の必需品
    海外へ出るためにはパスポートとお金(現金・カード)が最低限必要。ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参しましょう。

持っていくと便利

  • 衣類圧縮袋
    下着やセーターなどかさばる物はこれに入れて空間を確保。おみやげが入らないときにも重宝します。
  • 常備薬
    環境の変化から体調を崩すこともあります。飲み慣れている薬があると安心です。
  • 日焼け止め
    日差しが強い時期に観光を楽しむなら必須!
  • 帽子・
    サングラス
    これも日差し予防に便利。日焼け止めと合わせての持参を。

フライト・飛行時間

日本からの直行便はありません。近隣国などを経由してパロ国際空港へ向かいましょう。

  • 直行便・経由便
    東京からバンコクを経由してブータンへ向かう便が主流です。所要時間は10時間ほど。
  • 個人旅行の制限
    ブータンは原則として個人の自由旅行が認められていません。パッケージツアーなどで楽しみましょう。

ブータンへの入国

  • パスポート残存有効期限
    都度入国許可書申請先の旅行会社に確認する。
  • ビザの発給
    ブータン旅行を扱う旅行会社を通して入国許可書の取得します。入国時に提示すると査証が発給されます。
  • 入国カード
    入国カードの提出は不要です。
  • ※この情報は2024年11月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

ブータンから出国

混雑時期には出国手続きに時間がかかることも。余裕をもって空港へ。

水事情

水道水は飲用水として適していないため、ラベリングされたミネラルウォーターを購入しましょう。

  • レストランや食堂では
    ドリンクを頼まない場合は、ミネラルウォーターや炭酸水を注文しましょう。氷も無しが好ましいです。
  • 公共施設では
    公共施設の水道水も飲用水として適していないため、ミネラルウォーターや炭酸水を飲用しましょう。

トイレ事情

ホテルなどでは基本的に洋式のトイレを使用している施設が多いため、特に不自由することはないでしょう。

  • ティッシュペーパーを準備
    公衆トイレには備え付けのペーパーがない場合もあるので、ティッシュペーパーを携帯していきましょう。

郵便・電話・インターネット

日本への郵便はブータンの郵便局「ブータン中央郵便局」で送ることができます。公衆電話は年々減少傾向にあり、今では殆ど見かけません。

  • 郵便
      • 切手:主に郵便局で購入できますが、一部の観光地や土産物店でも販売している場合があります。
      • ハガキ:町中にポストがあまりないため、郵便局内に設置されたポストに投函すると良いでしょう。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本に直接ダイヤルする場合、国際電話識別番号(00)、日本の国番号(81)、市外局番から0をとった番号(3または90)、相手の電話番号の順に入力します。
  • インターネット事情
    都市部のホテルでは、フリーWi-Fiが普及してきてはいますが、いつでもWi-Fiを利用したいという方は日本からレンタルWi-Fiを利用するとよいでしょう。

トラブル・治安

治安は安定していますが、都市部や夜間は特に、油断せず自分の荷物や貴重品から目を離さないよう心掛けましょう。

  • スリ・ひったくり
    都市部や観光地では、スリや置き引きの被害があります。大衆向けレストランやショッピングモール、市場などでほんの一瞬、荷物から目を離した隙に盗られるケースが多いので注意しましょう。
  • パスポート(旅券)の紛失
    最寄りの警察署で紛失証明書を発行してもらい、最も近い都市の日本大使館か領事館で再発給の申請、発給を受けなくてはなりません。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    万一、盗難に遭ったら即座に警察に連絡を。戻って来る可能性は低いですが、盗難証明書を発行してもらいましょう。帰国後に海外旅行保険会社に請求することができる場合があります。
  • 海外旅行保険に入って行こう
    盗難や病気、ケガ、交通事故など、もしもの時のために海外旅行保険に入っておきましょう。万一の場合、補償やサポートが受けられるので安心です。

マナー

ブータンには仏教に基づいたルールが存在します。思いがけないことでトラブルに巻き込まれないためにも、ブータンのマナーを知っておきましょう。

  • チップ
    チップはそれほど習慣化していませんが、特別なサービスを受けた際やサービスに満足した場合は気持ち程度渡すのが良いでしょう。
  • 喫煙
    公共の場での喫煙は全面的に禁止されています。外国人が逮捕されるケースもあるので、喫煙場所には十分な注意が必要です。
  • 写真撮影
    ブータンに限らず、無断で人にカメラを向ける行為は好ましくありません。人が写り込まないように撮影するか、撮りたい場合は一言断りましょう。
  • ドライデー
    ブータンでは火曜日は「ドライデー」と呼ばれ、お酒を売ったり提供してはいけません。ホテル内のレストランなどでもお酒を注文できないので、理解しておくと良いでしょう。

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