カンボジア観光におすすめの名所&人気のスポットランキングカンボジア観光ガイド

アンコールワットアンコールワット

神秘の遺跡が残る東南アジアの国、カンボジア。世界遺産のアンコールワットをはじめ、ジャングルに覆われたタ・プロームなど、歴史ロマンあふれる遺跡が数多く点在しています。そんなカンボジアの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

カンボジア観光マップ

Map

カンボジアのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
アンコールワット

アンコールワット

ヒンドゥー教の宇宙観を地上に表現した広大な建築物。最高峰の世界遺産とされ、緻密で美しい壁画や寺院の美しさに圧倒されます。

2
アンコールトム

アンコールトム

1辺約3kmの堀と高さ8mの城壁に囲まれた城砦都市。建築物が数多く点在し、混合寺院のバイヨンが特に人気を集めます。

3
タ・プローム

タ・プローム

ガジュマルの木の根に浸食された遺跡。荘厳な建築に気の根が這う姿には逞しさ、そして悠久の歴史が感じられます。

4
ベンメリア遺跡

ベンメリア遺跡

朽ち果てた寺院を樹木が呑み込む自然と建築の融合美が人気のスポット。建築理由は謎が多く、神秘性が多くの人を魅了します。

5
プレアヴィヒア寺院

プレアヴィヒア寺院

タイ国境にある標高約600mの斜面にある天空の寺院。美しいレリーフが施された5つの楼門の先には絶景が広がります。

6
トンレサップ湖

トンレサップ湖

雨季と乾季で大きさと水深を変える東南アジア最大の湖。水の恵みを得て暮らす水上集落の中を走るクルーズが人気です。

7
プノンペン王宮

プノンペン王宮

カンボジア王国の象徴であり、黄金の屋根に約60mの尖塔が延びる豪華絢爛な佇まい。即位殿には黄金の玉座が輝きます。

カンボジアおすすめツアー

カンボジアのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • アンコール遺跡 アンコールトム バイヨン寺院の石仏

    アンコールトム

    シェムリアップ

    アンコール遺跡の一つであり、クメール語で大きな都を意味するアンコールトムは、ジャヤヴァルマン7世によって建設され、12〜15世紀にかけてクメール王朝の都として栄えていました。高さ8m、周囲12kmの石造りの城壁の周りには濠が巡らされ、約10万の人々が暮らす城内には王宮や館、寺院などが立ち並んでいました。現在残っている石造りの建造物の中で、正方形の都の中心部に建てられた仏教寺院バイヨンは最も有名で、クメールの微笑みといわれる観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立していて見応えがあります。また中央祠堂の周りを囲む回廊にもさまざまな彫刻が施してあり、シヴァなどのヒンドゥー神のレリーフが見られるのも特徴です。

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  • タ・プローム アンコール 世界遺産 2010年以前撮影

    タ・プローム

    シェムリアップ

    タ・プロームは12世紀末、クメール王朝のジャヤヴァルマン7世が母を弔うために創建した仏教寺院で、本尊の菩薩像は母親をモデルにしたといわれています。広大な敷地の中には僧侶や奉納の踊り子など約12,500人が住み、周辺の村も栄えていました。この遺跡は他のアンコール遺跡とは異なり、修復作業が行われず、発見された時とほぼ同じ状態で保存されているのが最大の特徴です。遺跡内は損傷が激しく、崩れている部分も多いですが、ガジュマルなどの熱帯植物の根が建造物に入り組み、覆い尽くしている様は圧巻です。巨大樹が遺跡を浸食しているかのような姿は自然の驚異を感じさせ、どこか神秘的でもあり、トゥームレイダーなどの映画のロケ地にもなりました。

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  • アンコール ロリュオス遺跡群 2007/5

    ロリュオス遺跡群

    シェムリアップ

    シェムリアップの郊外にあるロリュオス遺跡群は、クメール王朝の初代国王によって造られた最初の王都ハリハラーラヤの遺構です。この都は880年にインドラヴァルマン1世によって造られ、この地域で最も古い寺院といわれているプレア・コーや、クメール王朝の最初のピラミッド型寺院のバコン、貯水池の中の島に建てられたロレイなどの寺院の遺跡が点在しています。これらの建物は後のクメール寺院の建設に多くの影響を与えたといわれています。クメールの国王は12世紀になるまでヒンドゥー教を信仰していたため、ロリュオスにある遺跡はすべてヒンドゥー寺院で、ヒンドゥー教の神々や世界観をモチーフにした彫刻や石造などが多く見られるのも特徴の一つです。

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  • バンテアイ・スレイ バンテアイスレイ アンコール遺跡 アンコール 世界遺産

    バンテアイ・スレイ

    シェムリアップ

    バンテアイ・スレイは967年、アンコールワットから少し離れた場所に造られたヒンドゥー寺院です。国王の顧問と廷臣によって建造され、アンコール遺跡群の中で唯一、国王以外の人物によって建てられた寺院といわれています。バンテアイ・スレイとは女性の城塞という意味で、周囲約400mと他の寺院に比べてこぢんまりとしていますが、クメール美術の宝石と称えられるほど、最も美しい寺院の一つに数えられています。赤砂岩で造られた建物は全体的に赤みを帯びており、その壁面に彫られた精巧な装飾や、神々や草花などの彫刻は緻密で美しく、芸術作品のようです。中でも女神像デヴァターは特に有名で、東洋のモナリザと呼ばれています。

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  • ベンメリア遺跡 2008

    ベンメリア遺跡

    シェムリアップ

    その大きさや構造が似ていることから東のアンコールワットとも呼ばれているベンメリア遺跡。この寺院は、クメール王朝の滅亡後、森の中に埋もれていたために建物が植物に侵食され、崩壊が進んでいました。現在もそのままの姿で公開されており、瓦礫の中に設置された木製の歩道を歩いての見学が可能です。途中には、ヒンドゥー教の経典ラーマーヤナの有名な場面のレリーフや、土中に埋もれていたため、当時のままの姿をとどめているナーガ像などが見られます。巨大な木に埋もれた寺院の様子が、アニメ天空の城ラピュタを彷彿とさせるといわれていて、多くの日本人観光客が訪れています。

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  • プノンペン王宮 シルバーパゴダ

    プノンペン王宮

    プノンペン

    首都プノンペンを流れるトンレサップ川に面して立つプノンペン王宮は、現国王の公邸であるケマリン宮殿があり、戴冠式などの王室の公式行事が行われる場所です。門を入るとフランス式の美しい庭園が広がり、その中央にある高さ59mの尖塔と、黄金の多層屋根が見事な即位殿が目に入ります。王宮の隣には王室の行事が執り行われるエメラルド寺院があり、小さなエメラルドの仏像をはじめ、等身大の金の仏像などの宝物約1,650点が収められています。床には5,000枚を超える銀板が敷き詰められていることから、シルバーパゴダとも呼ばれています。国王の住む宮殿や即位殿の内部には入れませんが、エメラルド寺院は中に入って見学することが可能です。

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  • アンコールワット 朝日

    シェムリアップ

    シェムリアップ

    アンコールワットの玄関口であるシェムリアップは、9〜15世紀にクメール王朝が築いた王都があった場所として知られています。この時代に栄華を極めた王朝は、世界最大級の寺院アンコールワットなど、1,000を超える石造寺院を建造しました。現在、このエリアはアンコール遺跡群として世界遺産に登録され、保護されています。年間を通して世界中から300万人以上の観光客が訪れ、街中には近代的なホテルやレストラン、植民地時代の風情ある建物が立ち並び、多くの人でにぎわっています。一方、郊外には伝統的な高床式の住居が並ぶのどかな風景が広がり、南にあるトンレサップ湖には漁業を営む人々が暮らす水上家屋なども見られます。

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  • トンレサップ湖 フローティングビレッジ

    トンレサップ湖

    シェムリアップ

    シェムリアップの南にあるトンレサップ湖は、メコン川とトンレサップ川が流れ込む広大な湖です。毎年、雨季と乾季で面積が3倍以上変化し、水位も10m近く変わるため、伸縮する湖ともいわれています。そのため、この地域の人々は湖上に住居を建てた水上家屋などで生活し、住民の多くは漁業によって生計を立てています。家屋の他に、学校や商店、寺院、消防署などの施設もあり、水上集落として機能しています。この湖は有機物が豊富で、魚や水生植物の種類も多く、周辺の森にも多様な動物が生息していることから、ユネスコの生物圏保護区とラムサール条約登録地になりました。ボートで巡るクルーズツアーでは、湖とともに暮らす人々の生活を間近で見られます。

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  • プレアヴィヒア寺院 シナゴーグ カオプラウィハーン国立公園 Preah Vihear, Synagogue, Samut Prakan, Prasat Phra Wihan

    プレアヴィヒア寺院

    プレアヴィヒア

    カンボジア北部の山岳地帯、タイとの国境近くにあるプレアヴィヒア寺院は、9世紀末に建てられたヒンドゥー寺院です。プレアヴィヒアとは神聖な寺院の意味で、海抜625mのダンレク山地の頂上にあるこの寺院に行くには、800mある一直線の参道を登らなければなりません。寺院は山の斜面に沿って南北にのびる形で造られ、山の頂上に向かって伽藍が配置されています。美しいレリーフが施された三つの塔門のうち、第1塔門は2,000リエル紙幣にも描かれています。頂上にはシヴァ神が祀られている中央祠堂があり、その奥は断崖絶壁となっていて、カンボジアの大平原が広がる壮大な景色が見られます。2008年にアンコール遺跡に次いで国内で2件目となる世界遺産に登録されました。

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  • アンコール遺跡 アンコールトム バイヨン寺院の石仏

    バイヨン寺院

    シェムリアップ

    アンコール遺跡群の一つであるアンコールトムの中心に位置するバイヨン寺院は、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建造されました。この寺院は当初、仏教寺院でしたが、後にクメール王朝がヒンドゥー教を信仰するようになったため、仏教とヒンドゥー教のモチーフが混在しているのが特徴です。バイヨンとは美しい塔を意味し、その名の通り多くの塔が立っていて、それらの四方には巨大な人の顔が彫られています。顔は200以上あるといわれ、観世音菩薩であるとの見方が有力ですが、創建者ジャヤヴァルマン自身という説などもあります。それらの顔は笑みを浮かべた謎めいた表情をしていて、通称クメールの微笑みと呼ばれ、観光客の人気を集めています。

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  • プノンペン国立博物館

    プノンペン国立博物館

    プノンペン

    トンレサップ川のほとりに立つプノンペン国立博物館は、赤い色が印象的なクメール様式の建物です。アンコール遺跡をはじめ、カンボジアの各地から収集した14,000点を超える作品が収蔵されており、先史時代、クメール王朝期とその前後に分け、年代順に展示しています。ヴィシュヌ神とシヴァ神が一体化したカンボジア独特のハリハラ神像や、クメール王朝の絶頂期に君臨したジャヤヴァルマン7世の瞑想する像をはじめとしたアンコール遺跡を代表する彫像、クメール芸術の結晶ともいえる彫刻など、国宝級の作品をじっくり鑑賞できます。館内には中庭があり、手入れされた植栽と池、赤い建物とのコントラストが美しく、中央部分に展示されているライ王の像も必見です。

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  • シアヌークビル

    シアヌークビル

    シアヌークビル

    カンボジアの南西部、タイランド湾に面したシアヌークビルは、カンボジアで唯一のビーチリゾートとして人気の観光地です。白い砂浜が続くオーチュティルビーチやセレンティビティビーチ、港に近いヴィクトリービーチなどにはリゾートホテルやレストランが立ち並び、海で採れたエビやシャコなどの魚介類をその場で食べられる店などでにぎわっています。沖合には島々が浮かび、そこでシュノーケリングやダイビングが楽しめるのもポイントです。車で30分ほどのところには熱帯雨林やマングローブの林が広がるレアム国立公園があり、野生動物を観察しながらジャングルの中のトレイルを散策できます。また園内のビーチや島、サンゴ礁などをボートで巡るツアーも人気です。

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  • ワット・プノン

    ワット・プノン

    プノンペン

    プノンペンの街の中心部、小高い丘の上にあるワット・プノンは、この街のシンボル的な存在です。14世紀末、豪族のペン氏の夫人がメコン川を流れる仏像を見つけて拾い上げ、安置するためにこの地に寺院を建てました。ワットは寺、プノンは丘の意味があり、この寺院のある丘はペン夫人の丘、すなわちプノン・ペンと名付けられ、それがやがて街の名前になったと伝えられています。本堂には黄金の仏像が安置され、本堂の裏手にはペン夫人の像が祀られている祠があります。また本堂の西側には巨大な仏塔がそびえ立ち、1434年にプノンペンに都を移したポニャー・ヤット王の遺灰が祀られています。丘のふもとは緑が美しい公園になっていて、休憩するのにも最適です。

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  • 世界遺産 サンボープレイクック 2018/6

    サンボープレイクック

    コンポントム

    アンコールワットより数百年も前に存在していた王都の遺跡が残るサンボープレイクックは、プレ・アンコール期と呼ばれる初期クメール人の時代の国家チャンラがあった場所です。この王都はイーシャナプラと呼ばれ、100を超えるヒンドゥー教の神々を祀った寺院があったといわれており、2017年に世界文化遺産に登録されました。サンボープレイクックは豊かな森の寺院の意味で、東西約6km、南北約4kmに及ぶ森の中に、レンガ造りの祠堂など約60基が点在しています。特にプラサット・サンボー、プラサット・タオ、プラサット・ジェイポアンの三つの寺院は有名で、他の遺跡には見られない八角形の祠堂や、レンガの壁に刻まれた空中に浮かぶ宮殿のレリーフなどが見どころです。

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  • アンコール・ナイト・マーケット

    アンコール・ナイト・マーケット

    シェムリアップ

    シェムリアップ市内にはいくつかのナイトマーケットがありますが、一番古くからあるのがアンコール・ナイト・マーケットです。夕方から深夜にかけて約150の商店が軒を連ね、多くの観光客でにぎわいます。Tシャツなどの衣類や、アクセサリーやバッグなどの雑貨、絵画や彫刻などのアート作品がぎっしりと並んでいてお土産を探すのにも最適です。買うものが決まったら、店主とコミュニケーションしながら値段を交渉できるのもマーケットならではの楽しみです。また屋台や食堂、カフェもたくさんあり、伝統的なクメール料理や、クレープやアイスクリームなどのスイーツが味わえます。カンボジアの旅の思い出とお土産が手に入る外せないスポットです。

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  • アプサラダンス 2017年以前撮影

    アプサラダンス

    アンコール遺跡にレリーフとして数多く描かれている天女、アプサラ。ヒンドゥー教神話に登場するアプサラに扮したダンサーが神々に捧げる舞の歴史は古く、9世紀には宮廷で舞踊が奉納されていました。さまざまな苦難を経ながらも伝統芸能として継承され続け、2003年には世界無形文化遺産に登録されました。ダンサーたちは金の冠やアクセサリー、シルクの衣装を身に着け、優雅な舞を披露します。手と指の動きに特徴があり、カンボジア独特の雰囲気がある舞踊といわれています。現在ではエンターテインメントとして観光客からの人気を集めており、劇場やレストランなどでは、民族舞踊のココナッツダンスや漁師の踊りなどを含めたショーを、食事とともに楽しめます。

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  • ロンサレム島

    ロンサレム島

    シアヌークビル

    カンボジアで人気のビーチリゾート、シアヌークビルの沖合に、ロン島と並んで浮かぶロンサレム島。ロン島はビーチ沿いにバーやレストランが立ち並び、夜になると多くの人が繰り出してにぎやかですが、ロンサレム島は観光客が少なく、静かで落ち着いた雰囲気のリゾート地です。透き通るような海と白い砂浜、熱帯植物の緑が鮮やかな山とのコントラストが美しいビーチは、波も穏やかでゆったりとした時間が流れています。いまだ手付かずの自然が多く残る島にはジャングルが広がっていて、トレイルを散策すると野鳥や猿の群れなどを観察できます。ビーチではシュノーケリングも楽しめ、タツノオトシゴやウミウシなどの珍しい海の生き物に出合えるかもしれません。

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  • プノン・バケン寺院

    プノン・バケン寺院

    シェムリアップ

    アンコール遺跡群の一つであるプノン・バケン寺院は、アンコールワットが造られる200年以上も前の9世紀末、バケン山の頂上に建造されました。バケン山はカンボジアの3聖山の一つであり、プノン・バケンはクメール王朝初期の中心的寺院といわれています。5層のピラミッド型の構造で、最上段には五つの祠堂が並び、それぞれに美しい彫刻が施されています。この寺院の最大の特徴は、最上部から見渡せる周囲360度の大パノラマの絶景です。アンコールワットをはじめ、トンレサップ湖、シェムリアップの市街地や空港までを一望できることから人気のスポットとなっています。ジャングルに夕日が沈んでいく景色は特に美しく、夕方は観光客でにぎわいます。

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  • コー・ケー

    コー・ケー

    シェムリアップ

    アンコール遺跡群の中でも郊外の奥地に位置するコー・ケーは、10世紀前半にクメール王国の都が置かれ、多くの寺院が造られた遺跡群です。しかしわずか20数年で都はアンコールへと移され、クメール王朝が衰退した後は放置されて森の中に埋もれていました。その後、約30の寺院や祠堂などの遺跡が発見され、2023年にカンボジアでは四つ目となる世界文化遺産に登録されました。中心にあるプラサット・トムは、七つの層からなる高さ約36mのピラミッド型寺院で、この遺跡群の象徴的なスポットになっています。この遺跡には階段が設置されていて、頂上まで登ると地平線までジャングルが連なるカンボジアの大地を360度見渡せます。

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  • バッタンバン

    バッタンバン

    バッタンバン

    カンボジアの西部にあるバッタンバンは、タイと国境を接するバッタンバン州の州都です。街中を流れるサンカー川沿いに、仏塔やフランス植民地時代のコロニアル建築の建物などが並ぶ、美しく趣のある都市です。バッタンバンは失われた杖の意味で、昔、クメールの王様がアンコールから投げた杖がこの地に落ちたという伝説があり、杖を乗せた盆を捧げ持つ巨大な像が街の中心部に建てられています。11世紀に建てられたバセット寺院や、ワットエクプノンなどの遺跡、コウノトリなどの野鳥観察ができるトンレサップ湖畔のプレックトアルも見逃せない観光スポットです。またこの土地は土壌に恵まれているため、稲作農業が盛んで、カンボジアのライスボウルとも呼ばれています。

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  • 南大門

    南大門

    シェムリアップ

    アンコールトムの城門の一つ。高さ23mの堂々たる門の上には四面に刻まれた観世音菩薩が微笑んでいます。

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アンコール遺跡の一つであり、クメール語で大きな都を意味するアンコールトムは、ジャヤヴァルマン7世によって建設され、12〜15世紀にかけてクメール王朝の都として栄えていました。高さ8m、周囲12kmの石造りの城壁の周りには濠が巡らされ、約10万の人々が暮らす城内には王宮や館、寺院などが立ち並んでいました。現在残っている石造りの建造物の中で、正方形の都の中心部に建てられた仏教寺院バイヨンは最も有名で、クメールの微笑みといわれる観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立していて見応えがあります。また中央祠堂の周りを囲む回廊にもさまざまな彫刻が施してあり、シヴァなどのヒンドゥー神のレリーフが見られるのも特徴です。

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タ・プロームは12世紀末、クメール王朝のジャヤヴァルマン7世が母を弔うために創建した仏教寺院で、本尊の菩薩像は母親をモデルにしたといわれています。広大な敷地の中には僧侶や奉納の踊り子など約12,500人が住み、周辺の村も栄えていました。この遺跡は他のアンコール遺跡とは異なり、修復作業が行われず、発見された時とほぼ同じ状態で保存されているのが最大の特徴です。遺跡内は損傷が激しく、崩れている部分も多いですが、ガジュマルなどの熱帯植物の根が建造物に入り組み、覆い尽くしている様は圧巻です。巨大樹が遺跡を浸食しているかのような姿は自然の驚異を感じさせ、どこか神秘的でもあり、トゥームレイダーなどの映画のロケ地にもなりました。

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シェムリアップの郊外にあるロリュオス遺跡群は、クメール王朝の初代国王によって造られた最初の王都ハリハラーラヤの遺構です。この都は880年にインドラヴァルマン1世によって造られ、この地域で最も古い寺院といわれているプレア・コーや、クメール王朝の最初のピラミッド型寺院のバコン、貯水池の中の島に建てられたロレイなどの寺院の遺跡が点在しています。これらの建物は後のクメール寺院の建設に多くの影響を与えたといわれています。クメールの国王は12世紀になるまでヒンドゥー教を信仰していたため、ロリュオスにある遺跡はすべてヒンドゥー寺院で、ヒンドゥー教の神々や世界観をモチーフにした彫刻や石造などが多く見られるのも特徴の一つです。

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バンテアイ・スレイは967年、アンコールワットから少し離れた場所に造られたヒンドゥー寺院です。国王の顧問と廷臣によって建造され、アンコール遺跡群の中で唯一、国王以外の人物によって建てられた寺院といわれています。バンテアイ・スレイとは女性の城塞という意味で、周囲約400mと他の寺院に比べてこぢんまりとしていますが、クメール美術の宝石と称えられるほど、最も美しい寺院の一つに数えられています。赤砂岩で造られた建物は全体的に赤みを帯びており、その壁面に彫られた精巧な装飾や、神々や草花などの彫刻は緻密で美しく、芸術作品のようです。中でも女神像デヴァターは特に有名で、東洋のモナリザと呼ばれています。

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その大きさや構造が似ていることから東のアンコールワットとも呼ばれているベンメリア遺跡。この寺院は、クメール王朝の滅亡後、森の中に埋もれていたために建物が植物に侵食され、崩壊が進んでいました。現在もそのままの姿で公開されており、瓦礫の中に設置された木製の歩道を歩いての見学が可能です。途中には、ヒンドゥー教の経典ラーマーヤナの有名な場面のレリーフや、土中に埋もれていたため、当時のままの姿をとどめているナーガ像などが見られます。巨大な木に埋もれた寺院の様子が、アニメ天空の城ラピュタを彷彿とさせるといわれていて、多くの日本人観光客が訪れています。

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首都プノンペンを流れるトンレサップ川に面して立つプノンペン王宮は、現国王の公邸であるケマリン宮殿があり、戴冠式などの王室の公式行事が行われる場所です。門を入るとフランス式の美しい庭園が広がり、その中央にある高さ59mの尖塔と、黄金の多層屋根が見事な即位殿が目に入ります。王宮の隣には王室の行事が執り行われるエメラルド寺院があり、小さなエメラルドの仏像をはじめ、等身大の金の仏像などの宝物約1,650点が収められています。床には5,000枚を超える銀板が敷き詰められていることから、シルバーパゴダとも呼ばれています。国王の住む宮殿や即位殿の内部には入れませんが、エメラルド寺院は中に入って見学することが可能です。

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アンコールワットの玄関口であるシェムリアップは、9〜15世紀にクメール王朝が築いた王都があった場所として知られています。この時代に栄華を極めた王朝は、世界最大級の寺院アンコールワットなど、1,000を超える石造寺院を建造しました。現在、このエリアはアンコール遺跡群として世界遺産に登録され、保護されています。年間を通して世界中から300万人以上の観光客が訪れ、街中には近代的なホテルやレストラン、植民地時代の風情ある建物が立ち並び、多くの人でにぎわっています。一方、郊外には伝統的な高床式の住居が並ぶのどかな風景が広がり、南にあるトンレサップ湖には漁業を営む人々が暮らす水上家屋なども見られます。

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シェムリアップの南にあるトンレサップ湖は、メコン川とトンレサップ川が流れ込む広大な湖です。毎年、雨季と乾季で面積が3倍以上変化し、水位も10m近く変わるため、伸縮する湖ともいわれています。そのため、この地域の人々は湖上に住居を建てた水上家屋などで生活し、住民の多くは漁業によって生計を立てています。家屋の他に、学校や商店、寺院、消防署などの施設もあり、水上集落として機能しています。この湖は有機物が豊富で、魚や水生植物の種類も多く、周辺の森にも多様な動物が生息していることから、ユネスコの生物圏保護区とラムサール条約登録地になりました。ボートで巡るクルーズツアーでは、湖とともに暮らす人々の生活を間近で見られます。

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カンボジア北部の山岳地帯、タイとの国境近くにあるプレアヴィヒア寺院は、9世紀末に建てられたヒンドゥー寺院です。プレアヴィヒアとは神聖な寺院の意味で、海抜625mのダンレク山地の頂上にあるこの寺院に行くには、800mある一直線の参道を登らなければなりません。寺院は山の斜面に沿って南北にのびる形で造られ、山の頂上に向かって伽藍が配置されています。美しいレリーフが施された三つの塔門のうち、第1塔門は2,000リエル紙幣にも描かれています。頂上にはシヴァ神が祀られている中央祠堂があり、その奥は断崖絶壁となっていて、カンボジアの大平原が広がる壮大な景色が見られます。2008年にアンコール遺跡に次いで国内で2件目となる世界遺産に登録されました。

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アンコール遺跡群の一つであるアンコールトムの中心に位置するバイヨン寺院は、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建造されました。この寺院は当初、仏教寺院でしたが、後にクメール王朝がヒンドゥー教を信仰するようになったため、仏教とヒンドゥー教のモチーフが混在しているのが特徴です。バイヨンとは美しい塔を意味し、その名の通り多くの塔が立っていて、それらの四方には巨大な人の顔が彫られています。顔は200以上あるといわれ、観世音菩薩であるとの見方が有力ですが、創建者ジャヤヴァルマン自身という説などもあります。それらの顔は笑みを浮かべた謎めいた表情をしていて、通称クメールの微笑みと呼ばれ、観光客の人気を集めています。

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トンレサップ川のほとりに立つプノンペン国立博物館は、赤い色が印象的なクメール様式の建物です。アンコール遺跡をはじめ、カンボジアの各地から収集した14,000点を超える作品が収蔵されており、先史時代、クメール王朝期とその前後に分け、年代順に展示しています。ヴィシュヌ神とシヴァ神が一体化したカンボジア独特のハリハラ神像や、クメール王朝の絶頂期に君臨したジャヤヴァルマン7世の瞑想する像をはじめとしたアンコール遺跡を代表する彫像、クメール芸術の結晶ともいえる彫刻など、国宝級の作品をじっくり鑑賞できます。館内には中庭があり、手入れされた植栽と池、赤い建物とのコントラストが美しく、中央部分に展示されているライ王の像も必見です。

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カンボジアの南西部、タイランド湾に面したシアヌークビルは、カンボジアで唯一のビーチリゾートとして人気の観光地です。白い砂浜が続くオーチュティルビーチやセレンティビティビーチ、港に近いヴィクトリービーチなどにはリゾートホテルやレストランが立ち並び、海で採れたエビやシャコなどの魚介類をその場で食べられる店などでにぎわっています。沖合には島々が浮かび、そこでシュノーケリングやダイビングが楽しめるのもポイントです。車で30分ほどのところには熱帯雨林やマングローブの林が広がるレアム国立公園があり、野生動物を観察しながらジャングルの中のトレイルを散策できます。また園内のビーチや島、サンゴ礁などをボートで巡るツアーも人気です。

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プノンペンの街の中心部、小高い丘の上にあるワット・プノンは、この街のシンボル的な存在です。14世紀末、豪族のペン氏の夫人がメコン川を流れる仏像を見つけて拾い上げ、安置するためにこの地に寺院を建てました。ワットは寺、プノンは丘の意味があり、この寺院のある丘はペン夫人の丘、すなわちプノン・ペンと名付けられ、それがやがて街の名前になったと伝えられています。本堂には黄金の仏像が安置され、本堂の裏手にはペン夫人の像が祀られている祠があります。また本堂の西側には巨大な仏塔がそびえ立ち、1434年にプノンペンに都を移したポニャー・ヤット王の遺灰が祀られています。丘のふもとは緑が美しい公園になっていて、休憩するのにも最適です。

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アンコールワットより数百年も前に存在していた王都の遺跡が残るサンボープレイクックは、プレ・アンコール期と呼ばれる初期クメール人の時代の国家チャンラがあった場所です。この王都はイーシャナプラと呼ばれ、100を超えるヒンドゥー教の神々を祀った寺院があったといわれており、2017年に世界文化遺産に登録されました。サンボープレイクックは豊かな森の寺院の意味で、東西約6km、南北約4kmに及ぶ森の中に、レンガ造りの祠堂など約60基が点在しています。特にプラサット・サンボー、プラサット・タオ、プラサット・ジェイポアンの三つの寺院は有名で、他の遺跡には見られない八角形の祠堂や、レンガの壁に刻まれた空中に浮かぶ宮殿のレリーフなどが見どころです。

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シェムリアップ市内にはいくつかのナイトマーケットがありますが、一番古くからあるのがアンコール・ナイト・マーケットです。夕方から深夜にかけて約150の商店が軒を連ね、多くの観光客でにぎわいます。Tシャツなどの衣類や、アクセサリーやバッグなどの雑貨、絵画や彫刻などのアート作品がぎっしりと並んでいてお土産を探すのにも最適です。買うものが決まったら、店主とコミュニケーションしながら値段を交渉できるのもマーケットならではの楽しみです。また屋台や食堂、カフェもたくさんあり、伝統的なクメール料理や、クレープやアイスクリームなどのスイーツが味わえます。カンボジアの旅の思い出とお土産が手に入る外せないスポットです。

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アンコール遺跡にレリーフとして数多く描かれている天女、アプサラ。ヒンドゥー教神話に登場するアプサラに扮したダンサーが神々に捧げる舞の歴史は古く、9世紀には宮廷で舞踊が奉納されていました。さまざまな苦難を経ながらも伝統芸能として継承され続け、2003年には世界無形文化遺産に登録されました。ダンサーたちは金の冠やアクセサリー、シルクの衣装を身に着け、優雅な舞を披露します。手と指の動きに特徴があり、カンボジア独特の雰囲気がある舞踊といわれています。現在ではエンターテインメントとして観光客からの人気を集めており、劇場やレストランなどでは、民族舞踊のココナッツダンスや漁師の踊りなどを含めたショーを、食事とともに楽しめます。

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カンボジアで人気のビーチリゾート、シアヌークビルの沖合に、ロン島と並んで浮かぶロンサレム島。ロン島はビーチ沿いにバーやレストランが立ち並び、夜になると多くの人が繰り出してにぎやかですが、ロンサレム島は観光客が少なく、静かで落ち着いた雰囲気のリゾート地です。透き通るような海と白い砂浜、熱帯植物の緑が鮮やかな山とのコントラストが美しいビーチは、波も穏やかでゆったりとした時間が流れています。いまだ手付かずの自然が多く残る島にはジャングルが広がっていて、トレイルを散策すると野鳥や猿の群れなどを観察できます。ビーチではシュノーケリングも楽しめ、タツノオトシゴやウミウシなどの珍しい海の生き物に出合えるかもしれません。

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アンコール遺跡群の一つであるプノン・バケン寺院は、アンコールワットが造られる200年以上も前の9世紀末、バケン山の頂上に建造されました。バケン山はカンボジアの3聖山の一つであり、プノン・バケンはクメール王朝初期の中心的寺院といわれています。5層のピラミッド型の構造で、最上段には五つの祠堂が並び、それぞれに美しい彫刻が施されています。この寺院の最大の特徴は、最上部から見渡せる周囲360度の大パノラマの絶景です。アンコールワットをはじめ、トンレサップ湖、シェムリアップの市街地や空港までを一望できることから人気のスポットとなっています。ジャングルに夕日が沈んでいく景色は特に美しく、夕方は観光客でにぎわいます。

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アンコール遺跡群の中でも郊外の奥地に位置するコー・ケーは、10世紀前半にクメール王国の都が置かれ、多くの寺院が造られた遺跡群です。しかしわずか20数年で都はアンコールへと移され、クメール王朝が衰退した後は放置されて森の中に埋もれていました。その後、約30の寺院や祠堂などの遺跡が発見され、2023年にカンボジアでは四つ目となる世界文化遺産に登録されました。中心にあるプラサット・トムは、七つの層からなる高さ約36mのピラミッド型寺院で、この遺跡群の象徴的なスポットになっています。この遺跡には階段が設置されていて、頂上まで登ると地平線までジャングルが連なるカンボジアの大地を360度見渡せます。

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カンボジアの西部にあるバッタンバンは、タイと国境を接するバッタンバン州の州都です。街中を流れるサンカー川沿いに、仏塔やフランス植民地時代のコロニアル建築の建物などが並ぶ、美しく趣のある都市です。バッタンバンは失われた杖の意味で、昔、クメールの王様がアンコールから投げた杖がこの地に落ちたという伝説があり、杖を乗せた盆を捧げ持つ巨大な像が街の中心部に建てられています。11世紀に建てられたバセット寺院や、ワットエクプノンなどの遺跡、コウノトリなどの野鳥観察ができるトンレサップ湖畔のプレックトアルも見逃せない観光スポットです。またこの土地は土壌に恵まれているため、稲作農業が盛んで、カンボジアのライスボウルとも呼ばれています。

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アンコールトムの城門の一つ。高さ23mの堂々たる門の上には四面に刻まれた観世音菩薩が微笑んでいます。

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カンボジアのおすすめ情報

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グルメ

アモック

アモック

白身魚と卵を香辛料とココナッツミルクで煮込んだカレー。マイルドな味わいで、辛いものが苦手な人にもおすすめ。

ロックラック

ロックラック

サイコロ状の牛肉を魚醤ベースの甘辛いタレで炒めた料理。ライム果汁に黒胡椒を入れたつけダレでさっぱり食べられます。

ソムロー

ソムロー

ココナッツミルクと香辛料で肉や魚、野菜を煮たスープ。酸味のあるソムロームチューやカレー味のソムローカレーが定番。

プラホック

プラホック

魚を塩漬けにして発酵させてからペースト状にしたカンボジアならではの調味料。独特の匂いと旨味がクセになります。

カンボジア観光 基本情報

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  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

ベトナム、タイ、ラオスに国境を接し、インドシナ半島の中央に位置するカンボジア。アンコールワットが往時の栄華を偲ばせる王国です。

  • 正式名称
    カンボジア王国  Kingdom of Cambodia
  • 首都
    プノンペン
  • 人口
    16.9百万人
  • 面積
    約18万km²
  • 人種・民族
    クメール人、その他
  • 宗教
    仏教、イスラム教、その他
  • 言語
    クメール語
  • 通貨
    リエル
  • 時差
    -2時間。カンボジアが正午のとき、日本は午後2時

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