エジプト観光におすすめの名所&人気のスポットランキングエジプト観光ガイド

3大ピラミッド3大ピラミッド
アブシンベル神殿アブシンベル神殿
スエズ運河スエズ運河
カイロ歴史地区カイロ歴史地区

古代文明の遺産が息づくエジプト。首都のカイロをはじめ、カイロ郊外ギザにある巨大なピラミッドやナイル河岸の古代の都ルクソールなど多くの遺跡が点在しています。コシャリやフールメダメスなど独自の料理も楽しめる、エジプト観光のおすすめスポットやグルメを紹介します。

エジプト観光マップ

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エジプトのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
エジプトのピラミッドと大スフィンクス、ギザ

ギザのピラミッド

ギザ

3基のピラミッドのうち最も大きいクフ王のピラミッドは建設当初146mもありました。最も小さなメンカウラー王のピラミッド内部には精巧な装飾が残っています。

2
アブシンベル神殿 朝日 2017年12月15日撮影

アブシンベル神殿

古代エジプトの神殿建築の最高峰と謳われています。岩山を掘って建てられた岩窟神殿で、正面には建築者であるラムセス2世の像が4体並んでいます。

3
ピラミッド スフィンクス ギザ エジプト 2019-03-23撮影

スフィンクス

スフィンクスは頭が人間で、体がライオンの像です。カフラー王が建てたピラミッドの参道にそびえたっています。

4
ルクソール神殿 夜景 ライトアップ

ルクソール神殿

25mほどのオベリスク(四角柱)がある神殿として有名です。オベリスクやスフィンクス像の他に大列柱室の内部にはオベト祭の様子が描かれています。

5
大エジプト博物館 内部 2024-02-01撮影

大エジプト博物館

ツタンカーメンの黄金のマスクやこれまで非公開だった副葬品などが展示されています。館内にはギザのピラミッドを見渡せる場所もあります。

6
スエズ運河 貨物船 橋

スエズ運河

世界三大運河の一つで地中海と紅海を繋ぐ人工の運河です。運河の周囲には遮るものがないので、船からは地平線や砂漠の景色を楽しめます。

7
ハーン・ハリーリ 2010-12-26

カイロ歴史地区

イスラム地区の旧市街とカイロ発祥のオールド・カイロから成る世界遺産です。屋内市場のハーン・ハリーリは足を伸ばしたい観光スポットです。

エジプトおすすめツアー

エジプトのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • クフ王のピラミッド カフラー王のピラミッド メンカウラー王のピラミッド 三大ピラミッド 「メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」

    ギザのピラミッド

    ギザ

    ギザの大ピラミッドは、約4500年前に古代エジプトで建設された、世界で最も有名な文化遺産の一つです。3人の古代エジプト王の墓が並び、圧倒的な存在感を放ちます。いまだに未解明の謎が多く残る、まさにロマンあふれるスポットです。最大規模のクフ王のピラミッドは、底辺が約230m、高さが約138mと驚くべきサイズ。内部見学も可能で、大回廊を通って王の間までたどり着けます。上部に化粧石が残っているカフラー王のピラミッドは、その美しいフォルムが際立ちます。一番小さなメンカウラー王のピラミッドは少し離れた場所にあり、静かに観光が楽しめます。ラクダに乗ってピラミッドと共に写真を撮れば、素敵な旅の思い出になるでしょう。夜に開催される光と音のショーも必見です。

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  • ピラミッド スフィンクス ギザ エジプト 2019-03-23撮影

    スフィンクス

    ギザ

    スフィンクスは、ギザのカフラー王のピラミッド前に鎮座する聖獣の彫刻です。古代エジプト王、ファラオの顔と獅子の体を持ち、ファラオが着用していた頭飾りを身につけています。一枚岩から彫り出された全長約73.5m、高さ約20mの世界最大の彫刻作品は、古代エジプトの卓越した技術を感じさせます。前足には「カフラー」と刻まれており、カフラー王が自らのピラミッドと共に造らせたという説が有力です。スフィンクスの目の前には未完成の神殿跡も。石灰岩で造られたスフィンクスはもろく、過去に何度も修復が行われてきました。できるだけ良好な状態でその姿を目にするには、早めの旅の計画が望ましいでしょう。破損した部分は、カイロ博物館や大英博物館で展示されています。

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  • モハメドアリモスク

    ムハンマド・アリ・モスク

    カイロ

    ムハンマド・アリー・モスクは、エジプトの世界遺産、イスラム地区のシタデル内にあるオスマン様式のモスクです。大きなドームと鉛筆形の2本のミナレットがあり、これはエジプトの他のモスクでは見られない特徴です。内部に足を踏み入れると、大きなシャンデリアとたくさんのランプが吊るされており、幻想的な雰囲気を醸し出しています。天井には非常に緻密な模様が描かれており、その内装の素晴らしさは、数あるエジプトのモスクの中でもトップクラスです。中庭には、ルクソール神殿のオベリスクと交換にフランス政府から贈られた美しい時計台も。このモスクは丘の上に立っており、カイロの街並みを眺めるのにも最適なスポットです。

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  • ナイル川 エジプト

    ナイル川

    ナイル川はタンザニアから地中海まで約6,695km続く、世界最長の川です。古代からエジプトに多くの恵みをもたらし、現代でも重要な役割を担っています。アブシンベル、アスワン、ルクソール、ギザ、そしてカイロといったエジプトの中心的な観光地は、すべてナイル川沿いにあることからも、この川がエジプトの発展において重要な役割を果たしてきたことがよくわかります。見どころの多いエジプトを効率よく回るには、ナイル川クルーズがおすすめです。ダハベイヤという小型帆船から、プールやジムが併設された豪華客船まで、船のタイプもさまざま。食事や荷物の心配がいらないエジプト旅行が楽しめます。川から眺めるエジプトの風景は、陸地とは一味違った表情を見せてくれるはずです。

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  • スエズ運河 貨物船 橋

    スエズ運河

    スエズ

    スエズ運河は、地中海と紅海を結ぶ世界三大運河の一つです。ヨーロッパとアジアの航路を最短距離で結び、貿易や観光において非常に重要な役割を果たしています。ギリシャ、マルタ、イタリアなどの南ヨーロッパの美しい町と、ペトラ遺跡やカイロなど中東の歴史的観光地を一度に楽しめるクルーズ船が人気です。建物や食事を通じて、一見全く違うように見えるヨーロッパと中東のつながりを感じられるでしょう。スエズ運河を船で進むと、両岸には砂漠が広がり、地平線まで見渡せることも。運河の中ほどでは、アジアとアフリカを結ぶスエズ運河橋を頭上に望めます。地上からは見られない特別な風景をお楽しみください。

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  • アブシンベル神殿 朝日 2017年12月15日撮影

    アブシンベル神殿

    アスワン

    アブシンベル神殿は、約3300年前にラムセス2世によって造られた壮大な岩窟神殿です。エジプトの遺跡の中でもとくに見ごたえがあり、3千年近く砂に埋もれていたため保存状態も良好です。何といっても圧巻なのが、入り口に並ぶ巨大なラムセス2世の像4体。左から順に青年期から老年期までが表現されています。神殿内にもラムセス2世の像が並び、壁には彼の活躍が描かれています。最奥部には4人の神像が祀られ、年に2回だけ朝日が神殿の入り口から差し込み、これらの像を照らすという神秘的な現象が起こります。近くにある妻ネフェルタリのために建てられた小神殿もお見逃しなく。夜に行われる音と光のショーも素晴らしいので、ぜひ1泊してゆっくりと遺跡を楽しんでください。

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  • カルナック神殿 「古代都市テーベとその墓地遺跡」

    カルナック神殿

    ルクソール

    カルナック神殿は、古代都市テーベの守り神であったアメン神に捧げるために造られた世界最大級の神殿です。この遺跡のハイライトは、高さ22m、大人が10人両手を広げても届かないくらい太い134本の柱が連なる大列柱室。中に入ると、その圧倒的スケールから、まるで古代エジプト時代に迷い込んだかのような感覚に。柱に施された美しいレリーフにも注目です。大列柱室を抜けると、トトメス1世やハトシェプスト女王のオベリスクがそびえ立ちます。両脇にスフィンクスが並ぶ参道は、他にも、エジプト最大の塔門や羊の頭と獅子の体を持つアメン神の像など、見どころがたくさん。ルクソール神殿と合わせて、ゆっくりと観光を楽しむことをおすすめします。

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  • ダッカ神殿

    ダッカ神殿

    アスワン

    ダッカ神殿は、ナイル川上流のナセル湖のほとりに位置する神殿です。知恵の神であるヌビアの神トートに捧げるために建設され、神々との交信ができると信じられてきた、宗教において非常に重要な場所です。時代を超えて増築が繰り返された結果、古代エジプトの建築様式に加えて、ローマやギリシャの影響を受けたユニークな造りが特徴。高さ12mの塔門はほぼ完全な状態で残り、神話の場面や宗教儀式が描かれたレリーフが入り口を彩ります。中に入ると、象形文字の碑文や美しく彩られた柱を見学できます。また、神殿の最も神聖な場所とされる後部には、スフィンクスや神の像も。丘の上に立つこの神殿からは、湖と砂漠のコントラストが美しい風景も楽しめます。

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  • カーイト・ベイの要塞

    カーイト・ベイの要塞

    アレクサンドリア

    地中海と歴史の守護神、カーイト・ベイの要塞。ファロス島の東港の入り口はかつて、古代の七不思議の一つとして名高いアレクサンドリアの灯台が立っていた場所です。11世紀と14世紀の大地震で灯台は崩壊し、その跡地に15世紀、スルタンのカーイト・ベイがトルコ人に対する海岸防衛として要塞を建設しました。現在は海洋博物館になっており、展示されている航海道具や船舶が、海洋貿易で繁栄したアラビア世界にトリップさせてくれるでしょう。建物自体も要塞の重厚さとイスラム建築の美しさが際立ち、大灯台の建材を再利用したとされる石灰岩の建物が時空を超えたロマンに誘います。要塞の最上階からは地中海とアレクサンドリアの街並みを一望でき、胸に迫る悠久の歴史に圧倒されます。

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  • カーイト・ベイの要塞

    白砂漠

    自然の彫刻が林立する白い夢の世界、白砂漠。地元でサハラ・エル・ベイダとして知られ、その訳が白砂漠(ホワイトデザート)です。チョークでできた白亜の岩層が風に浸食されて不思議な景観をつくり出し、巨大なキノコ岩をはじめ千変万化するスペクタクルに魅了されずにはいられません。ジープサファリや星空キャンプ、サンドボードなどのアクティビティが盛んで、幻想世界のような撮影スポットとしても人気です。スナギツネやトビネズミといった砂漠の動物が生息し、周辺には古代エジプトやローマの遺跡が点在します。ツアーガイドをベドウィンが務めることも多く、観光拠点となるファラフラ・オアシスでは砂漠に暮らしてきた人々の生活が垣間見えるでしょう。

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  • イシス神殿 2023-03-09撮影

    イシス神殿

    アスワン

    ナイルに浮かぶ永遠の聖域、イシス神殿。イシスは古代エジプトの神オシリスの妹であり妻でもある女神です。オシリスの埋葬地の一つで「ナイルの真珠」と呼ばれるフィラエ島に建築されたため、フィラエ神殿とも呼ばれます。プトレマイオス朝時代に建設され、ローマ時代にも信仰され、さらに12世紀までは聖ステファノ教会でした。その後、アスワン・ハイ・ダム建造に際して地形が似た島をフィラエ島に改名したうえで移築されています。イシスの主神殿を中心に神々の神殿が並ぶ神殿群で、ギリシャの影響が見られる混合建築様式や点在するローマの遺構に、悠久の歴史を感じることでしょう。夜には音と光のショーが開催され、壁や柱に浮かび上がる神々のレリーフが古代の儀式を蘇らせます。

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  • 大エジプト博物館 内部 2024-02-01撮影

    大エジプト博物館

    カイロ

    時空を超える旅の入り口、大エジプト博物館。GEMの略称で知られ、10万点を超える古代エジプトの遺物を収蔵する世界最大の考古学博物館です。5000年を超えるエジプトの歴史にふさわしい博物館のプロジェクトは20世紀初頭から構想され、長い年月をかけてエジプト悲願の夢の殿堂が実現しました。黄金のマスクに代表されるツタンカーメンの遺物やラムセス2世の巨像、ハトシェプスト女王の副葬品といった目玉展示をはじめ、ミイラや宝物から生活用品に至るまで、古代エジプトのすべてがそろい、壮大な歴史の旅に誘ってくれることでしょう。コロナ禍の影響などで一般公開が遅れていますが、エントランス近辺限定でガイド付きミニツアーやツタンカーメン立体動画ツアーが開催されています。

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  • デンデラ ハトホル神殿多柱室

    ハトホル神殿

    ルクソール

    星と女神の祝福が神秘の旅に誘う、ハトホル神殿。デンデラ神殿複合体と呼ばれる神殿群の主神殿にあたります。ハトホルは愛と美、音楽、天空の女神で、古くからこの地で神殿の増築や改修が繰り返され、現在の神殿はプトレマイオス朝時代に建てられたものです。大列柱室では優美なハトホルの頭をのせた巨大な柱が並ぶ荘厳な空間に言葉を失うでしょう。デンデラの黄道帯として知られる星座のレリーフは、ルーブル美術館にある実物の複製が天井にはめ込まれており、神秘的な古代の宇宙観を蘇らせます。絶世の美女として名高いクレオパトラ7世と息子カエサリオンを刻んだ壁のレリーフも見逃せません。デンデラの電球として知られる謎の物体が描かれたレリーフも人気です。

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  • 王家の谷

    王家の谷

    ルクソール

    王と秘宝が眠る永遠の聖地、王家の谷。紀元前1250年ごろ、トトメス1世は墓泥棒を避けるためピラミッドの伝統を捨て、険しい地形のこの地を新たな埋葬地としました。以来、新王国時代を通じてファラオや貴族の埋葬地となり、その代表がセティ1世、ラムセス2世といった古代エジプトを象徴する人物たちです。とくに、忘れられていたこの地の存在を世界に広めた、カーターによるツタンカーメンの墓の「20世紀最大の発見」はあまりに有名でしょう。いくつかの墓を見学でき、古代エジプトでもとくに富と権力が集中し文化が最高潮に達した新王国時代の建築、芸術、精神世界の神髄に触れられます。壁画の鮮やかさに表れた、来世への切なる願いに胸を打たれずにはいられません。

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  • ヌビア村 2018-11-25

    ヌビア村

    アスワン

    色彩と笑顔がはじける、ヌビア村。青の村として知られる人気撮影スポットです。ヌビア地方には8000年以上前にスーダンからヌビア人が移住し、古代エジプト時代にはクシュ王国が金の産地として栄えました。アスワン・ハイ・ダム建設に際してヌビア人が移住した居住区の一つがこの村です。祭り好きでカラフルな色使いを好むヌビア人は、村を青基調のパステルカラーで彩り、さらにポップでかわいらしい壁画で飾ってフォトジェニックな家並みを生み出しました。足を踏み入れると、目の覚めるような青の世界に息をのむでしょう。家々に吊るされた伝統的な魔除けのワニの剥製も異世界観を演出します。ビーズや刺繍、色とりどりのスパイスが並ぶ土産物でも、鮮やかな原色の世界を楽しめるでしょう。

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  • シャルム・エル・シェイク シャルムエルシェイク 紅海

    シャルムエルシェイク

    南シナイ

    海と砂漠の楽園、シャルムエルシェイク。年間を通じて温暖で、周辺の海には豊かなサンゴ礁が広がるシュノーケリングやダイビングの理想郷です。20世紀にはイスラエルとの争奪の舞台となり、1982年にエジプトに返還されてから急速にリゾートとして発展しました。中心となるナーマ・ベイでは一年中海水浴やマリンスポーツを楽しめるほか、高級スパやショッピングセンターも充実し理想的なリゾートライフを楽しめます。海洋保護区のラス・モハメッド国立公園には難破船や美しい断崖などのダイビングスポットが点在し、世界的に有名です。海以外にも砂漠サファリや星空の下でのベドウィンディナーなど、味わいきれないほどの自然・文化体験が待っています。

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  • エジプト考古学博物館 ツタンカーメンの黄金のマスク

    エジプト考古学博物館

    カイロ

    時を超えた宝物庫、エジプト考古学博物館。エジプト博物館、カイロ博物館とも呼ばれる国立の博物館です。現在のエジプト考古学博物館は1902年に建造された中東最古の考古学博物館で、新古典主義の建物自体もカイロ中心街の歴史的ランドマークとなり、長年にわたりエジプト考古学の集積・紹介の拠点となってきました。大エジプト博物館の開館に伴い目玉展示のいくつかは移籍されますが、エジプト考古学博物館には依然として数々の秘宝が残ります。エジプトを統一したナルメル王やギザのピラミッドを建造したクフ王、カフラー王、メンカウラー王の遺品は見逃せません。そうした目玉展示以上に、パピルス、石棺、宝石などの膨大なコレクションが古代の息吹を生き生きと語りかけてくるでしょう。

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  • ハーン・ハリーリ 2010-12-26

    ハーン・ハリーリ

    カイロ

    600年の歴史を刻むカイロの心臓、ハーン・ハリーリ。曲がりくねった路地にあらゆるものを扱う4,000以上の店が並ぶ中東最大のバザール(市場)で、1382年にこの市場を創設したマムルーク朝の王子、ジャハルクス・エル・ハリーリにちなんでいます。迷路のようなバザールにはモスクや古い建築物も並び、時が巻き戻ったような感覚に襲われるでしょう。周囲には異国情緒あふれるスパイスやコーヒーの香りが漂い、エジプト料理やお菓子の食べ歩きもおすすめです。多くの店では買い物するために交渉が必要ですが、精巧な工芸品や魅惑的なタペストリーに囲まれながら人々のエネルギーに触れる時間は、それ自体が宝物のような思い出になるでしょう。

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  • エジプトのカイロのシタデルから見える景色 2020-02-07

    シタデル

    カイロ

    中世イスラム時代の防御要塞、シタデル。「カイロ・シタデル」「サラディン城塞」「アル・カラア」などとも呼ばれます。1176年に、十字軍時代のイスラムの英雄サラーフ・アッディーン・アル・アユービー(サラディン)が建設を始め、19世紀半ばまで歴代統治者の住居でした。巨大な城壁に囲まれた空間に、アイユーブ朝やマムルーク朝、オスマン帝国など各時代の様式のモスクや記念碑が増築されており、時が止まったかのような錯覚を覚えるでしょう。警察博物館、宮殿博物館、軍事博物館などの博物館もあり、過去のエジプトへ時間旅行できます。丘という戦略的な立地のため、周囲を一望できるビュースポットとなっており、悠久の歴史をたたえるカイロの街並みに圧倒されずにはいられません。

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  • ルクソール神殿 夜景 ライトアップ

    ルクソール神殿

    ルクソール

    時間を超越した聖域、ルクソール神殿。新王国時代にハトシェプストやツタンカーメン、ラムセス2世といった諸王が建造した、カルナック神殿の副神殿です。神殿が位置するテーベが後にルクソールになったためこの名で呼ばれますが、古代にはイペト・レスィト(南の聖域)と呼ばれ、アメン神がナイル川の増水期に妻の女神ムトと過ごす「オペト祭」の舞台でした。当時はカルナック神殿とスフィンクス参道で繋がり、神殿前には2本のオベリスクがありましたが、そのうち1本はフランスに寄贈されコンコルド広場にあります。神殿に入ると、荘厳な中庭や大列柱室のスケールに圧倒されずにはいられません。夜には夜間照明が施され、人々が飲み、食べ、踊ったオペト祭の壁画が時空を超える旅に誘います。

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  • 新アレクサンドリア図書館 新アレキサンドリア図書館

    アレクサンドリア図書館

    アレクサンドリア

    蘇った古代の伝説、アレクサンドリア図書館。古代アレクサンドリア図書館はプトレマイオス朝時代の紀元前3世紀に創建され、あらゆる分野の書物を収蔵する研究施設でした。ユークリッドやエラトステネスといった賢者が集う古代の英知の中心地でしたが、シーザーの遠征やキリスト教の台頭といった時代の荒波にのまれて衰退し、謎の終焉を迎えました。それから約1,500年後の2001年、古代の図書館があったとされる場所に再建されたのが現在の図書館です。紺碧の地中海を背景にした巨大なモダン建築の誇り高い姿は、まさに時を超えて英知を灯し続ける灯台。書物だけでなく数々の美術品も展示され、文明を築きあげた先人たちの積み重ねが胸に迫ります。

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  • 「カイロ歴史地区」

    カイロ歴史地区

    カイロ

    ナイル川東岸にイスラム文化を伝えるカイロ旧市街。シタデルや死者の町が広がるイスラム地区(旧市街)、カイロ発祥の地オールドカイロなどが歴史地区として世界遺産に登録されています。東洋、西洋、アフリカと3つの文化が出合う文明の三叉路として国際的な発展を続けるカイロはアラビア語で勝利者を意味する名前の通り、エネルギッシュなアフリカ最大の都市。モハメッド・アリ・モスクをはじめ600を超えるモスクや1000以上のミナレットがあり、「千の塔の都」とも呼ばれています。イスラム世界の学術や文化、経済の中心でもあり、歴史地区内にはアズハル大学やハンハリーリ市場などイスラム文化を今も色濃く残す建造物が目白押しです。

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ギザの大ピラミッドは、約4500年前に古代エジプトで建設された、世界で最も有名な文化遺産の一つです。3人の古代エジプト王の墓が並び、圧倒的な存在感を放ちます。いまだに未解明の謎が多く残る、まさにロマンあふれるスポットです。最大規模のクフ王のピラミッドは、底辺が約230m、高さが約138mと驚くべきサイズ。内部見学も可能で、大回廊を通って王の間までたどり着けます。上部に化粧石が残っているカフラー王のピラミッドは、その美しいフォルムが際立ちます。一番小さなメンカウラー王のピラミッドは少し離れた場所にあり、静かに観光が楽しめます。ラクダに乗ってピラミッドと共に写真を撮れば、素敵な旅の思い出になるでしょう。夜に開催される光と音のショーも必見です。

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スフィンクスは、ギザのカフラー王のピラミッド前に鎮座する聖獣の彫刻です。古代エジプト王、ファラオの顔と獅子の体を持ち、ファラオが着用していた頭飾りを身につけています。一枚岩から彫り出された全長約73.5m、高さ約20mの世界最大の彫刻作品は、古代エジプトの卓越した技術を感じさせます。前足には「カフラー」と刻まれており、カフラー王が自らのピラミッドと共に造らせたという説が有力です。スフィンクスの目の前には未完成の神殿跡も。石灰岩で造られたスフィンクスはもろく、過去に何度も修復が行われてきました。できるだけ良好な状態でその姿を目にするには、早めの旅の計画が望ましいでしょう。破損した部分は、カイロ博物館や大英博物館で展示されています。

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ムハンマド・アリー・モスクは、エジプトの世界遺産、イスラム地区のシタデル内にあるオスマン様式のモスクです。大きなドームと鉛筆形の2本のミナレットがあり、これはエジプトの他のモスクでは見られない特徴です。内部に足を踏み入れると、大きなシャンデリアとたくさんのランプが吊るされており、幻想的な雰囲気を醸し出しています。天井には非常に緻密な模様が描かれており、その内装の素晴らしさは、数あるエジプトのモスクの中でもトップクラスです。中庭には、ルクソール神殿のオベリスクと交換にフランス政府から贈られた美しい時計台も。このモスクは丘の上に立っており、カイロの街並みを眺めるのにも最適なスポットです。

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ナイル川はタンザニアから地中海まで約6,695km続く、世界最長の川です。古代からエジプトに多くの恵みをもたらし、現代でも重要な役割を担っています。アブシンベル、アスワン、ルクソール、ギザ、そしてカイロといったエジプトの中心的な観光地は、すべてナイル川沿いにあることからも、この川がエジプトの発展において重要な役割を果たしてきたことがよくわかります。見どころの多いエジプトを効率よく回るには、ナイル川クルーズがおすすめです。ダハベイヤという小型帆船から、プールやジムが併設された豪華客船まで、船のタイプもさまざま。食事や荷物の心配がいらないエジプト旅行が楽しめます。川から眺めるエジプトの風景は、陸地とは一味違った表情を見せてくれるはずです。

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スエズ運河は、地中海と紅海を結ぶ世界三大運河の一つです。ヨーロッパとアジアの航路を最短距離で結び、貿易や観光において非常に重要な役割を果たしています。ギリシャ、マルタ、イタリアなどの南ヨーロッパの美しい町と、ペトラ遺跡やカイロなど中東の歴史的観光地を一度に楽しめるクルーズ船が人気です。建物や食事を通じて、一見全く違うように見えるヨーロッパと中東のつながりを感じられるでしょう。スエズ運河を船で進むと、両岸には砂漠が広がり、地平線まで見渡せることも。運河の中ほどでは、アジアとアフリカを結ぶスエズ運河橋を頭上に望めます。地上からは見られない特別な風景をお楽しみください。

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アブシンベル神殿は、約3300年前にラムセス2世によって造られた壮大な岩窟神殿です。エジプトの遺跡の中でもとくに見ごたえがあり、3千年近く砂に埋もれていたため保存状態も良好です。何といっても圧巻なのが、入り口に並ぶ巨大なラムセス2世の像4体。左から順に青年期から老年期までが表現されています。神殿内にもラムセス2世の像が並び、壁には彼の活躍が描かれています。最奥部には4人の神像が祀られ、年に2回だけ朝日が神殿の入り口から差し込み、これらの像を照らすという神秘的な現象が起こります。近くにある妻ネフェルタリのために建てられた小神殿もお見逃しなく。夜に行われる音と光のショーも素晴らしいので、ぜひ1泊してゆっくりと遺跡を楽しんでください。

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カルナック神殿は、古代都市テーベの守り神であったアメン神に捧げるために造られた世界最大級の神殿です。この遺跡のハイライトは、高さ22m、大人が10人両手を広げても届かないくらい太い134本の柱が連なる大列柱室。中に入ると、その圧倒的スケールから、まるで古代エジプト時代に迷い込んだかのような感覚に。柱に施された美しいレリーフにも注目です。大列柱室を抜けると、トトメス1世やハトシェプスト女王のオベリスクがそびえ立ちます。両脇にスフィンクスが並ぶ参道は、他にも、エジプト最大の塔門や羊の頭と獅子の体を持つアメン神の像など、見どころがたくさん。ルクソール神殿と合わせて、ゆっくりと観光を楽しむことをおすすめします。

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ダッカ神殿は、ナイル川上流のナセル湖のほとりに位置する神殿です。知恵の神であるヌビアの神トートに捧げるために建設され、神々との交信ができると信じられてきた、宗教において非常に重要な場所です。時代を超えて増築が繰り返された結果、古代エジプトの建築様式に加えて、ローマやギリシャの影響を受けたユニークな造りが特徴。高さ12mの塔門はほぼ完全な状態で残り、神話の場面や宗教儀式が描かれたレリーフが入り口を彩ります。中に入ると、象形文字の碑文や美しく彩られた柱を見学できます。また、神殿の最も神聖な場所とされる後部には、スフィンクスや神の像も。丘の上に立つこの神殿からは、湖と砂漠のコントラストが美しい風景も楽しめます。

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地中海と歴史の守護神、カーイト・ベイの要塞。ファロス島の東港の入り口はかつて、古代の七不思議の一つとして名高いアレクサンドリアの灯台が立っていた場所です。11世紀と14世紀の大地震で灯台は崩壊し、その跡地に15世紀、スルタンのカーイト・ベイがトルコ人に対する海岸防衛として要塞を建設しました。現在は海洋博物館になっており、展示されている航海道具や船舶が、海洋貿易で繁栄したアラビア世界にトリップさせてくれるでしょう。建物自体も要塞の重厚さとイスラム建築の美しさが際立ち、大灯台の建材を再利用したとされる石灰岩の建物が時空を超えたロマンに誘います。要塞の最上階からは地中海とアレクサンドリアの街並みを一望でき、胸に迫る悠久の歴史に圧倒されます。

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自然の彫刻が林立する白い夢の世界、白砂漠。地元でサハラ・エル・ベイダとして知られ、その訳が白砂漠(ホワイトデザート)です。チョークでできた白亜の岩層が風に浸食されて不思議な景観をつくり出し、巨大なキノコ岩をはじめ千変万化するスペクタクルに魅了されずにはいられません。ジープサファリや星空キャンプ、サンドボードなどのアクティビティが盛んで、幻想世界のような撮影スポットとしても人気です。スナギツネやトビネズミといった砂漠の動物が生息し、周辺には古代エジプトやローマの遺跡が点在します。ツアーガイドをベドウィンが務めることも多く、観光拠点となるファラフラ・オアシスでは砂漠に暮らしてきた人々の生活が垣間見えるでしょう。

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ナイルに浮かぶ永遠の聖域、イシス神殿。イシスは古代エジプトの神オシリスの妹であり妻でもある女神です。オシリスの埋葬地の一つで「ナイルの真珠」と呼ばれるフィラエ島に建築されたため、フィラエ神殿とも呼ばれます。プトレマイオス朝時代に建設され、ローマ時代にも信仰され、さらに12世紀までは聖ステファノ教会でした。その後、アスワン・ハイ・ダム建造に際して地形が似た島をフィラエ島に改名したうえで移築されています。イシスの主神殿を中心に神々の神殿が並ぶ神殿群で、ギリシャの影響が見られる混合建築様式や点在するローマの遺構に、悠久の歴史を感じることでしょう。夜には音と光のショーが開催され、壁や柱に浮かび上がる神々のレリーフが古代の儀式を蘇らせます。

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時空を超える旅の入り口、大エジプト博物館。GEMの略称で知られ、10万点を超える古代エジプトの遺物を収蔵する世界最大の考古学博物館です。5000年を超えるエジプトの歴史にふさわしい博物館のプロジェクトは20世紀初頭から構想され、長い年月をかけてエジプト悲願の夢の殿堂が実現しました。黄金のマスクに代表されるツタンカーメンの遺物やラムセス2世の巨像、ハトシェプスト女王の副葬品といった目玉展示をはじめ、ミイラや宝物から生活用品に至るまで、古代エジプトのすべてがそろい、壮大な歴史の旅に誘ってくれることでしょう。コロナ禍の影響などで一般公開が遅れていますが、エントランス近辺限定でガイド付きミニツアーやツタンカーメン立体動画ツアーが開催されています。

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星と女神の祝福が神秘の旅に誘う、ハトホル神殿。デンデラ神殿複合体と呼ばれる神殿群の主神殿にあたります。ハトホルは愛と美、音楽、天空の女神で、古くからこの地で神殿の増築や改修が繰り返され、現在の神殿はプトレマイオス朝時代に建てられたものです。大列柱室では優美なハトホルの頭をのせた巨大な柱が並ぶ荘厳な空間に言葉を失うでしょう。デンデラの黄道帯として知られる星座のレリーフは、ルーブル美術館にある実物の複製が天井にはめ込まれており、神秘的な古代の宇宙観を蘇らせます。絶世の美女として名高いクレオパトラ7世と息子カエサリオンを刻んだ壁のレリーフも見逃せません。デンデラの電球として知られる謎の物体が描かれたレリーフも人気です。

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王と秘宝が眠る永遠の聖地、王家の谷。紀元前1250年ごろ、トトメス1世は墓泥棒を避けるためピラミッドの伝統を捨て、険しい地形のこの地を新たな埋葬地としました。以来、新王国時代を通じてファラオや貴族の埋葬地となり、その代表がセティ1世、ラムセス2世といった古代エジプトを象徴する人物たちです。とくに、忘れられていたこの地の存在を世界に広めた、カーターによるツタンカーメンの墓の「20世紀最大の発見」はあまりに有名でしょう。いくつかの墓を見学でき、古代エジプトでもとくに富と権力が集中し文化が最高潮に達した新王国時代の建築、芸術、精神世界の神髄に触れられます。壁画の鮮やかさに表れた、来世への切なる願いに胸を打たれずにはいられません。

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色彩と笑顔がはじける、ヌビア村。青の村として知られる人気撮影スポットです。ヌビア地方には8000年以上前にスーダンからヌビア人が移住し、古代エジプト時代にはクシュ王国が金の産地として栄えました。アスワン・ハイ・ダム建設に際してヌビア人が移住した居住区の一つがこの村です。祭り好きでカラフルな色使いを好むヌビア人は、村を青基調のパステルカラーで彩り、さらにポップでかわいらしい壁画で飾ってフォトジェニックな家並みを生み出しました。足を踏み入れると、目の覚めるような青の世界に息をのむでしょう。家々に吊るされた伝統的な魔除けのワニの剥製も異世界観を演出します。ビーズや刺繍、色とりどりのスパイスが並ぶ土産物でも、鮮やかな原色の世界を楽しめるでしょう。

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海と砂漠の楽園、シャルムエルシェイク。年間を通じて温暖で、周辺の海には豊かなサンゴ礁が広がるシュノーケリングやダイビングの理想郷です。20世紀にはイスラエルとの争奪の舞台となり、1982年にエジプトに返還されてから急速にリゾートとして発展しました。中心となるナーマ・ベイでは一年中海水浴やマリンスポーツを楽しめるほか、高級スパやショッピングセンターも充実し理想的なリゾートライフを楽しめます。海洋保護区のラス・モハメッド国立公園には難破船や美しい断崖などのダイビングスポットが点在し、世界的に有名です。海以外にも砂漠サファリや星空の下でのベドウィンディナーなど、味わいきれないほどの自然・文化体験が待っています。

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時を超えた宝物庫、エジプト考古学博物館。エジプト博物館、カイロ博物館とも呼ばれる国立の博物館です。現在のエジプト考古学博物館は1902年に建造された中東最古の考古学博物館で、新古典主義の建物自体もカイロ中心街の歴史的ランドマークとなり、長年にわたりエジプト考古学の集積・紹介の拠点となってきました。大エジプト博物館の開館に伴い目玉展示のいくつかは移籍されますが、エジプト考古学博物館には依然として数々の秘宝が残ります。エジプトを統一したナルメル王やギザのピラミッドを建造したクフ王、カフラー王、メンカウラー王の遺品は見逃せません。そうした目玉展示以上に、パピルス、石棺、宝石などの膨大なコレクションが古代の息吹を生き生きと語りかけてくるでしょう。

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600年の歴史を刻むカイロの心臓、ハーン・ハリーリ。曲がりくねった路地にあらゆるものを扱う4,000以上の店が並ぶ中東最大のバザール(市場)で、1382年にこの市場を創設したマムルーク朝の王子、ジャハルクス・エル・ハリーリにちなんでいます。迷路のようなバザールにはモスクや古い建築物も並び、時が巻き戻ったような感覚に襲われるでしょう。周囲には異国情緒あふれるスパイスやコーヒーの香りが漂い、エジプト料理やお菓子の食べ歩きもおすすめです。多くの店では買い物するために交渉が必要ですが、精巧な工芸品や魅惑的なタペストリーに囲まれながら人々のエネルギーに触れる時間は、それ自体が宝物のような思い出になるでしょう。

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中世イスラム時代の防御要塞、シタデル。「カイロ・シタデル」「サラディン城塞」「アル・カラア」などとも呼ばれます。1176年に、十字軍時代のイスラムの英雄サラーフ・アッディーン・アル・アユービー(サラディン)が建設を始め、19世紀半ばまで歴代統治者の住居でした。巨大な城壁に囲まれた空間に、アイユーブ朝やマムルーク朝、オスマン帝国など各時代の様式のモスクや記念碑が増築されており、時が止まったかのような錯覚を覚えるでしょう。警察博物館、宮殿博物館、軍事博物館などの博物館もあり、過去のエジプトへ時間旅行できます。丘という戦略的な立地のため、周囲を一望できるビュースポットとなっており、悠久の歴史をたたえるカイロの街並みに圧倒されずにはいられません。

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時間を超越した聖域、ルクソール神殿。新王国時代にハトシェプストやツタンカーメン、ラムセス2世といった諸王が建造した、カルナック神殿の副神殿です。神殿が位置するテーベが後にルクソールになったためこの名で呼ばれますが、古代にはイペト・レスィト(南の聖域)と呼ばれ、アメン神がナイル川の増水期に妻の女神ムトと過ごす「オペト祭」の舞台でした。当時はカルナック神殿とスフィンクス参道で繋がり、神殿前には2本のオベリスクがありましたが、そのうち1本はフランスに寄贈されコンコルド広場にあります。神殿に入ると、荘厳な中庭や大列柱室のスケールに圧倒されずにはいられません。夜には夜間照明が施され、人々が飲み、食べ、踊ったオペト祭の壁画が時空を超える旅に誘います。

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蘇った古代の伝説、アレクサンドリア図書館。古代アレクサンドリア図書館はプトレマイオス朝時代の紀元前3世紀に創建され、あらゆる分野の書物を収蔵する研究施設でした。ユークリッドやエラトステネスといった賢者が集う古代の英知の中心地でしたが、シーザーの遠征やキリスト教の台頭といった時代の荒波にのまれて衰退し、謎の終焉を迎えました。それから約1,500年後の2001年、古代の図書館があったとされる場所に再建されたのが現在の図書館です。紺碧の地中海を背景にした巨大なモダン建築の誇り高い姿は、まさに時を超えて英知を灯し続ける灯台。書物だけでなく数々の美術品も展示され、文明を築きあげた先人たちの積み重ねが胸に迫ります。

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ナイル川東岸にイスラム文化を伝えるカイロ旧市街。シタデルや死者の町が広がるイスラム地区(旧市街)、カイロ発祥の地オールドカイロなどが歴史地区として世界遺産に登録されています。東洋、西洋、アフリカと3つの文化が出合う文明の三叉路として国際的な発展を続けるカイロはアラビア語で勝利者を意味する名前の通り、エネルギッシュなアフリカ最大の都市。モハメッド・アリ・モスクをはじめ600を超えるモスクや1000以上のミナレットがあり、「千の塔の都」とも呼ばれています。イスラム世界の学術や文化、経済の中心でもあり、歴史地区内にはアズハル大学やハンハリーリ市場などイスラム文化を今も色濃く残す建造物が目白押しです。

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エジプトのおすすめ情報

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グルメ

エジプトの国民食 コシャリ 料理 2013/06/09

コシャリ

エジプトの国民食。米やマカロニにレンズ豆を混ぜ、トマトソースとフライドオニオンをトッピングします。

モロヘイヤスープ

モロヘイヤスープ

エジプトで人気の栄養価の高いスープ。緑黄色野菜モロヘイヤを使用し、独特な粘り気のある食感が特徴です。

ターメイヤ

ターメイヤ

エジプトの国民食。ソラマメのペーストを揚げたスパイシーな味わいで、朝食やスナックとして親しまれています。

ドネルケバブ シャワルマ 料理 イメージ

シャワルマ

エジプトでも人気の中東発祥料理。縦回転串で焼いた鶏肉や羊肉をピタパンに包んで食べる、風味豊かな一品です。

エジプトの動画

Video
アブシンベル神殿【エジプト】

アブシンベル神殿【エジプト】

年に2回見られるという“光の奇跡”

エジプト観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

古代文明の発祥地エジプト。カイロ郊外ギザにある巨大なピラミッド、ナイル河岸の古代の都ルクソールなど、多くの遺跡が点在しています。

  • 正式名称
    エジプト・アラブ共和国 Arab Republic of Egypt
  • 首都
    カイロ
  • 人口
    約1億926万人
  • 面積
    約100万平方キロメートル
  • 人種・民族
    アラブ人、その他
  • 宗教
    イスラム教、コプト・キリスト教、その他
  • 言語
    アラブ語
  • 通貨
    エジプト・ポンド
  • 時差
    -7時間 日本が正午の場合、エジプトは午前5時

通貨・両替

通貨単位はエジプト・ポンド。大都市では日本円から両替でき、高級ホテルやレストラン、みやげもの屋では日本円が使えます。大都市以外ではUSドルの現金を用意のこと。

  • 日本で
    空港や、一部の銀行で取り扱っています。レートはほぼ同じ。
  • 現地で
    空港や鉄道駅、街中の銀行や両替所、ホテルなどで両替できます。
  • 現地の空港で
    観光地なら両替に困ることはありませんが、休日や夜に到着した際は、当座の両替をしておきましょう。
  • 現地の銀行で
    月~木曜・土曜8時~13時30分、日曜10時~12時の営業。金曜は休みなので注意。
  • 現地のホテルで
    高級ホテルには銀行の窓口やATMがあり、クレジットカードでキャッシングも可能。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申込みは電話かウェブで。
  • 為替レート
    1エジプトポンド=3.30円(2024年6月現在)

気候・服装

国土の大半が砂漠気候のエジプトでは、雨はほとんど降りません。夏は大変暑く、冬は温暖ですが、一日の気温差が激しいことを念頭にいれて服装の準備を。

  • 乾季
    3~5月にハムシーンと呼ばれる砂嵐が吹きます。対策としてスカーフやサングラスを持っていくとよいでしょう。また、汚れてもよい服装で。
  • 雨季
    5月~9月ごろまで気温は連日30度以上になります。日差しが強いので日中はできるだけ肌を出さないように。またカーディガンなどで冷房対策。
  • 暑季
    9月~10月も最高気温は30度前後が続きます。しかし一日の気温差が大きいので、手軽に温度調節できるジャケットなどを持っていきましょう。
  • 暑季
    冬は温暖で、雨もほとんど降りません。日中は軽装でかまいませんが、カイロなどではかなり気温が下がることもありセーターなどの防寒着を。

※カイロの平均気温、降水量:世界気象機関 HP調べ
※東京の平均気温、降水量:国土交通省 気象庁HPより

電圧・プラグ・荷造り・必需品

電圧が日本と異なりますが、240ボルトまで対応の電器製品であれば、変圧器を使わずそのまま使用可能です。デジカメや携帯電話の充電器などには、対応しているボルトが記載されているので確認しましょう。ただしプラグの形状は日本のものとは異なるので、変換プラグがあると良いでしょう。

  • 電圧
    220ボルト 50ヘルツ
  • プラグ
    • Cタイプが基本(3穴タイプもあり)
    • Cタイプ
  • 上手な荷造り
    かさばる荷物は荷造り用の便利グッズを使って小さくまとめ、帰りのおみやげ用のスペースも考えておきましょう。
  • 旅の必需品
    海外へ出るためにはパスポートとお金(現金・カード)が最低限必要。ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参しましょう。

持っていくと便利

  • サングラス・
    帽子
    日差しの強い時期の遺跡観光には必須。観光に出かける際は、サングラス・帽子でUV対策を。
  • スニーカー
    遺跡など足場の悪い場所の観光には、歩きやすいスニーカーが便利です。
  • 目薬・うがい薬
    乾燥した砂漠では砂ぼこりで目や喉をいためがちです。使い慣れた物を持っていくと重宝します。
  • 常備薬
    旅先では気候の変化や疲れから体調を崩すことも。万一の場合に備え飲み慣れた薬を持参。

フライト・飛行時間

日本からエジプトまでの直行便は、エジプト航空が運航。エジプトへの経由便は中東やヨーロッパ諸国の都市で乗り継いでいくのが一般的。

  • 直行便
    成田-カイロの飛行時間は往路は約14時間10分、復路は約11時間50分。
  • 経由便・乗継便
    日本から中東の主要都市まで11時間前後、中東の主要都市からカイロまで4時間前後の飛行。カタール航空・エミレーツ航空・エディハド航空などの経由便が運航されています。
  • 機内への持ち込み
    原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前に確認しましょう。

エジプトへの入国

エジプト入国には有効残存期間が6か月のパスポートと、ビザが必要。

  • パスポート残存有効期限
    観光ビザの取得が必要となりますが、滞在可能日数は30日以内。エジプト査証(ビザ)は現地入国時に取得します。現地到着時、査証代金をお支払い下さい。
  • 入国カードとは?
    E/Dカードは入国用、出国用とがある。
    パスポートとともに入国審査の際に出すカードです。飛行機内で配られるので必要事項にローマ字で記入しておきましょう。
  • ※日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合の条件です。
    ※この情報は2024年7月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。
  • エジプト入国の流れ
    1. 1.ビザの取得
      エジプト入国にはビザが必要。観光で30日以内の滞在なら現地空港でも取得可能。
    2. 2.エジプト入国の流れ
      パスポートと入国カードを用意して入国審査のカウンターに並びましょう。
    3. 3.荷物の受け取り
      預けた荷物がある人は、便名が表示されたターンテーブルへ行き荷物をピックアップ。破損がないかどうかチェックし、万一紛失した場合は空港スタッフに連絡を。
    4. 3.税関
      通常申告するものがある場合とない場合とで分かれますが、カイロ国際空港ではカウンターは共通。特にビデオカメラなど高価な電化製品を持ち込む場合は申告が必要です。

エジプトから出国

出国は名残惜しいものですが、空港へはなるべく早く到着して手続きを済ませるようにしましょう。また空港内での買い物はほぼUSドルとなるのでご注意を。

  • エジプト出国の流れ
    1. 1.セキュリティチェック
      まずは出発ロビーでセキュリティチェックを受けます。パスポートや搭乗券を呈示し荷物の審査を受けるので、慌てないよう事前に準備をしておきましょう。
    2. 2.搭乗手続き(チェックイン)
      セキュリティチェックが終わったら、利用する航空会社のカウンターへ行き搭乗券を提示。チェックインの手続きをしましょう。預ける荷物があればここで預けます。
    3. 3.出国審査
      パスポートと搭乗券、出国カードを提示しましょう。手続きをよりスムーズにするため、出国カードの記入にもれがないか確認しておきましょう。

水事情

エジプトの水道水は飲まないほうがいいでしょう。ミネラルウォーターを飲用するようにしましょう。ジュースに入っている氷などにも注意が必要です。

  • レストランや食堂では
    レストランで注文するミネラルウォーターは有料ですが、安心して飲めます。
  • 観光にはミネラルウォーターを
    暑い昼間はなるべくペットボトル入りのミネラルウォーターを購入して、持ち歩くようにしましょう。
  • ミネラルウォーターの物価は?
    500mlペットボトルが約1ポンド~。1.5リットルは約5ポンド~。スーパーマーケットなどで購入できます。

トイレ事情

エジプトには公衆トイレが少なく、あってもトイレットペーパーではなく、水で洗い流すタイプ。あまり清潔ではないので、ホテルやレストランなどで済ませたほうが安心。

  • 公共のトイレは有料です
    たいていのトイレには係員がいて、チップと引き換えにトイレットペーパーをくれます。1ポンド程度の小銭を用意しておきましょう。

郵便・電話・インターネット

カード式電話が普及していて、カードの購入も容易。直接国際電話もかけられます。郵便局は窓口に並ぶ必要があり、男性、女性が分かれて列を作ります。

  • 郵便
      • 切手:切手は郵便局か大きなホテルのフロントで購入。郵便局の営業時間は8時~14時。金曜は休み。金曜も営業している中央郵便局も。
      • ・ポスト:エアメールは「Poste Aerienne」と書かれたポストか青いポストに投函。大きなホテルのフロント横にもポストが設置されていることもあります。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本に直接ダイヤルする場合、国際電話識別番号(00)、日本の国番号(81)、市外局番から0をとった番号(東京なら3)、市内局番と相手の電話番号の順に入力します。
    • レンタル携帯:日本でふだん使用している携帯電話が、海外で使えない機種の場合は、日本から海外で使える携帯電話をレンタルしていきましょう。返却も簡単で便利です。
  • インターネット事情
    • カイロや観光地にはインターネットカフェがあり、料金は1時間2~10ポンド程度。インターネットルームを設置しているホテルも多く、ホテルのコンピュータを使ってメールチェックも可能です。

トラブル・治安

外務省よりカイロ、アブシンベルからルクソールを結ぶ幹線道路およびナイル川周辺は「十分注意してください」とう危険情報が発出中です。主要な観光地は観光警察等により、厳重な警備が行われていますが、渡航を検討する際は最新の関連情報を入手するよう努めてください。

  • スリ・ひったくり
    観光地や人込みの中では身の回り品に注意。多額の現金は持ち歩かないようにしましょう。親切そうに話しかけてきて、付いていくと法外な料金を請求される店やタクシーなどの客引きにも要注意。
  • パスポート(旅券)の紛失
    パスポートは肌身離さず所持。もし紛失したら、警察署で紛失証明書を発行してもらい、カイロの日本大使館に申し出て旅券の再申請を行ってください。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    万一トラブルに巻き込まれた時の警察への緊急電話は122 。ホテルで盗難などの被害に遭ったら、フロントから警察を呼んでもらいましょう。
  • 海外旅行保険に入って行こう
    いくら注意していても、アクシデントやトラブルに巻き込まれることが海外では起こります。自分だけは安心と思わずに、万一の場合に備え、補償が受けられる海外旅行保険に入っておきましょう。

マナー

エジプトはイスラムの国ですが、観光客の飲酒については比較的ゆるやかです。ただし、飲酒をしない人がほとんどなので、酔っぱらって街を歩くのは禁物。

  • チップ
    レストランの料金にサービス料が含まれていないときは10~15%程度、ホテルのポーターやルームメイドには2~3LP程度を、サービスを受けた感謝の気持ちとして支払いましょう。
  • 喫煙
    男性の45%が喫煙者で、タバコを吸う子供の姿も見かける喫煙に寛容なエジプトですが、公共の施設では喫煙が禁止されています。タバコを吸うときは、確認してからが無難です。
  • 写真撮影
    エジプトでは空港、バスターミナル、橋、軍事施設などの公共施設は撮影禁止です。また、地方では写真を撮られることを嫌う女性もいるので、むやみに女性にカメラを向けるのは慎みましょう。
  • 服装もTPOを考えよう
    イスラムの国ですので、モスクに出入りする際は、肌を露出しないよう気を付けましょう。また、街を歩くときにも、女性は肌の露出の多い服装を避けること。特に地方に行く際は注意しましょう。

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