イラン観光におすすめの名所&人気のスポットランキングイラン観光ガイド

シェイフ・ロトフォッラー・モスクシェイフ・ロトフォッラー・モスク

古代ペルシャの地であるイランには世界の中心と形容された往時を窺い知ることができるペルセポリスやゴレスタン宮殿など歴史ある建造物や遺跡が残ります。2000年以上と言われる豊かな文化を感じる観光地をはじめ、イランの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

イラン観光マップ

Map

イランのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
イマームモスク

イマームモスク

イスファハン

イランの古都として16世紀にサファヴィー朝の都として栄え、世界の半分とも称されるほど繁栄した都市です。

2
ハージュ橋

ハージュ橋

イスファハン

ザーヤンデ川に架かる橋で1650年に建設されました。古代ローマから受け継いだ建築技術を参考にした橋です。

3
マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスク

マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスク

シラーズ

別名ピンクモスクと呼ばれています。ステンドグラスの窓から差し込む光が内部に反射し、光のカーペットを作り出します。

4
ゴレスターン宮殿

ゴレスターン宮殿

テヘラン

2013年に世界遺産に登録されています。ヨーロッパ建築とペルシア建築が融合した豪華な造りが特徴。

5
エラム庭園

エラム庭園

シラーズ

バラが咲き誇る美しい庭園です。2011年にペルシャ式庭園として世界文化遺産に登録されました。

6
アブヤーネ村

アブヤーネ村

アブヤーネ

鉄分を含んだ土壌により村全体が赤く見えるため赤い村と呼ばれています。ほかのイランの街とは異なる雰囲気を持った村です。

7
シャムスオルエディフィス宮殿

シャムスオルエディフィス宮殿

テヘラン

世界遺産ゴレスターン宮殿の中の東側にある建物です。ぎっしり鏡の部屋が連なっています。

イランおすすめツアー

イランのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • イスファハーン イマーム広場とマスジェデ・シェイフ・ロトフォッラー 2014/3

    イマーム広場

    イスファハン

    古都イスファハンにあるイマーム広場は、1979年世界遺産にも登録された歴史的な名所です。都がイスファハンに移された16世紀末、コーランに記された楽園を手本にアッバース1世によって整備され、政治・宗教の中心としてだけでなく、商業の中心地としても栄えました。かつて世界の半分と称されるほどまでになったイスファハンの中心がこの広場です。南北約510m、東西約160mの広大な広場の周囲には、壮大なイマーム・モスクや王様のモスクであるシェイフ・ロトフォッラー・モスク、アリー・カプー宮殿などが立ち並び、美しいイスラム建築が訪れる人々を魅了します。また、北側にはバザールがあり、伝統的な手工芸品や絨毯などのお土産が並ぶほか、賑わいのある人々の生活を感じられます。

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  • イスファハン ハージュ橋

    ハージュ橋

    イスファハン

    イスファハンにあるハージュ橋はザーヤンデ川に架かる橋で、シャー・アッバース2世によって1650年に建設されました。古代ローマから受け継いだ建築技術を参考に、基部のみを石造とし、上部はレンガに置きかえ頑丈かつ美しい橋になっています。連続したアーチが特徴で、夜にはライトアップされるのも魅力。交通のためだけでなく、ダムとしての役割や地元の人々の憩いの場としても利用されています。歩道には日除けの屋根があり、橋の両端と中央には六角形状に張り出した望楼が造られ、散歩やピクニックを楽しむ家族やカップルが多く訪れるほか、夏の暑い日には涼を求める人々で賑わいます。橋の上からはイスファハンの市街地の景色を一望でき、旅の記念にもおすすめです。

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  • イマーム・モスク

    イマーム・モスク

    イスファハン

    イスファハン、イマーム広場の南側にあるイマーム・モスクは、イスラム建築の傑作とされ、壮大で美しい景観が特徴です。このモスクは、サファヴィー朝全盛期にシャー・アッバース1世の命により建設されました。本来は「王のモスク」と呼ばれていましたが、完成時はすでにシャー・アッバース1世が亡くなっていたため、イスラム教の指導者を指すイマームにちなんでイマーム・モスクと呼ばれるようになりました。内部は精緻なタイルで覆われ、美しいイスラムの幾何学模様が訪れる人々を魅了します。ひときわ緻密で華やかな装飾は一見の価値があります。鮮やかな青のタイルで装飾された外観は、イスラム世界でもっとも美しいモスクの一つといわれています。

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  • マスジェデナスィーロルモルクモスク

    マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスク

    シーラーズ

    マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスクはシラーズ市内にあり、ピンク色のタイルを多用していることから、別名「ピンクモスク」と呼ばれています。鮮やかな色彩と光の演出で知られており、シラーズを訪れたら必ず見に行った方がよいといわれるほどのモスクです。1876年から建設が始まり、1888年に完成。このモスクの最も大きな特徴は、ステンドグラスの窓から差し込む光が内部のペルシャ絨毯とタイルワークに反射し、まるで光のカーペットのように見えることです。ステンドグラスから差し込む虹色の光に包まれた世界は、限られた時間でのみ鑑賞できる幻想的な空間。冬の早朝しか見られないといわれており、朝日が差し込む様子を眺めたい方は朝早い時間に訪れる必要があります。

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  • アブヤーネ村

    アブヤーネ村

    イスファハン

    テヘランやカーシャーンから日帰りで行ける距離にあるアブヤーネ村は、赤土の家々が並び、ほかのイランの街とは異なる雰囲気を持った小さな村です。標高2,000mを超える山岳地帯の斜面に建てられており、鉄分を含んだ土壌により村全体が赤く見えるため、「赤い村」と呼ばれています。長い間孤立して独自の生活を送っていたため、ほかの地域とは異なる文化や言語を持ち、伝統的な生活様式を今に伝える貴重な場所です。かつてはゾロアスター教を信仰していた村でもあり、ゾロアスター教の拝火神殿の跡が残されています。また、女性の服装は黒いチャドルではなくバラ柄のスカーフを身にまとい、非常に華やかなのもアブヤーネ村の特徴です。

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  • ゴレスタン宮殿

    ゴレスターン宮殿

    テヘラン

    イランの首都テヘランにあるゴレスターン宮殿は、2013年に世界遺産に登録されており、イランの中でももっとも美しい遺跡の一つといわれています。18世紀末からカジャール朝の王宮として建設され、政治的および文化的中心地として使われていました。ゴレスタンとは「バラの園」という意味で、ヨーロッパ建築とペルシャ建築が融合した豪華な造りが特徴。当時は4.5haという広い敷地を持つ宮殿でしたが、現在は10分の1に縮小されています。それでも敷地は非常に広く、八つの建物とバラ園と呼ばれる庭園を鑑賞できます。なかでも、別名「鏡の宮殿」と呼ばれる王宮は、壁から天井まで鏡を使用したモザイクで装飾されており必見です。

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  • エラム庭園 イラン 世界遺産

    エラム庭園

    シーラーズ

    エラム庭園は、シラーズにあるバラが咲き誇る美しい庭園です。イラン各地にあるほかの八つの庭園と合わせて、2011年に「ペルシャ式庭園」として世界文化遺産に登録されました。セルジューク朝時代に造営されたのち所有者が何度も入れ替わり、現在はシラーズ大学が管理。植物研究の場や博物館として機能しています。庭園内には多様な植物が植えられており、四季折々の花が訪れる人々を楽しませます。特にバラが咲き誇る光景は、別名「楽園の庭」と呼ばれるのにふさわしく、訪れる人々を魅了しています。また、庭園内には、外壁のタイルや彫刻壁画が素晴らしいエラム宮殿が立っています。宮殿内は立ち入り禁止ですが、美しい外観だけでも見応えがあります。

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  • ハーフェーズ廟 ハーフェズ廟

    ハーフェズ廟

    シーラーズ

    シラーズにあるハーフェズ廟は、ペルシャ文学を代表するシラーズ出身の詩人、ハーフェズの霊廟です。ハーフェズは愛や霊性などをテーマにした詩で知られ、イランの国境を超えて世界中の学者を魅了してきました。神秘的な園内は美しい庭園に囲まれ、中央のドームの下には大理石でできたハーフェズの棺があり、彼の美しい詩が刻まれています。訪れる人々は、静かな環境の中で詩を読みながら彼の精神と文学に思いを馳せられます。ハーフェズ廟は、ハーフェズに影響を受けた方はもちろん、色とりどりの花が咲く美しい庭園で、落ち着いて過ごすためにもおすすめのスポットです。棺の横にあるプールでは、コインを投げて願い事をするとかなうといわれています。

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  • ペルセポリス

    ペルセポリス

    ペルセポリスは、紀元前518年にダレイオス1世によって建設された古代都市。この遺跡は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、現在ではイランを代表する人気の観光地の一つです。生活用ではなく公式な儀式を行うために建てられた都市で、宮殿や謁見の間などの施設跡が点在しており、細部まで豪華な造りになっているのが特徴です。マケドニアのアレクサンドロス大王によって破壊されましたが、残っている部分の保存状態は良く、精巧なレリーフなどは非常に見応えがあります。およそ2600年前のものとは思えない巨大な遺跡群は、かつてのペルシャ帝国の繁栄を感じ取れ、歴史愛好家以外の方にも興味深いスポットです。

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  • ヤズドのアミール チャグマーグ広場

    ヤズド

    ヤズド

    砂漠のオアシスとして知られているヤズドは、旧市街の全体が世界遺産に登録されています。砂漠気候に適応した建物や、バードギールと呼ばれる、上空の涼しい空気を取り込み家を冷やす風取り塔など、古代から続く生活様式が興味深いです。市街地は泥レンガ造りの家々と細い迷路のような路地で構成されており、散策が楽しめます。また、ヤズドは、古代から信仰されるゾロアスター教の聖地。郊外にはゾロアスター教の鳥葬の地として使われていた「沈黙の塔」が残っています。イスラム教が優位になった今でも、ゾロアスター教徒は数万人はいるといわれ、火を信仰するゾロアスター教の神殿、「拝火神殿」では、1500年以上も燃え続ける聖なる火が見られます。

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  • ヤズド沈黙の塔/ゾロアスター教鳥葬場

    沈黙の塔

    ヤズド

    砂漠の街ヤズドの郊外にある沈黙の塔は、ゾロアスター教の鳥葬の場として使用された建造物です。ヤズドはアケメネス朝やササン朝時代に国教とされていたゾロアスター教の中心地で、現在もゾロアスター教徒が暮らす街です。沈黙の塔は小高い丘の上にあり、3~4mの壁で囲まれた円形の建造物。ゾロアスター教では火や水、土が神聖なものとされており、土葬や火葬はこれらを汚すため、鳥葬を行ってきました。死体は塔の上部に安置され、鳥に食べられることで自然に返されました。現在ではイスラム教徒と同じく土葬になりましたが、沈黙の塔を訪れることで当時の情景に思いを馳せられます。塔に登ることも可能で、遠くにヤズドの街並みを望めます。

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  • シェイク・ロトフォラー

    シェイク・ロトフォッラー・モスク

    イスファハン

    シェイク・ロトフォッラー・モスクはイスファハンの中心部、イマーム広場の東側に位置するやや小ぶりのモスクです。アッバース1世によって王族専用の礼拝堂として建てられ、1601年から17年の歳月をかけて完成しました。このモスクは、アッバース1世の義父ロトフォッラーに捧げられたため、その名を冠しています。モスクによく見られるミナレットや中庭はなく、中央ドームに覆われた正方形の礼拝堂があるのが特徴。モスクの外観は比較的控えめですが、内部には息をのむほど美しいタイルワークと精緻な装飾が施されており、特にドームの下の光の演出が見事です。朝の光が差し込むと模様が違って見えるのも必見です。

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  • スィー・オ・セ橋

    スィー・オ・セ橋

    イスファハン

    イスファハンの市内を流れるザーヤンデ川に架かるスィー・オ・セ橋(33の橋)は、橋脚に33のアーチが並ぶことからこう呼ばれるようになりました。全長は約295m、幅は約14mに及び、重厚で美しい造りが魅力。現在では歩行者専用の橋となっており、日差しを遮る屋根や滞留できるスペースが設置され、地元の人々の憩いの場としても利用されています。橋は夜間にライトアップされ、川に映る姿が幻想的で昼間とはまた違った表情を見せてくれます。橋からはイスファハンの街並みが眺められ、旅の中の一コマにもおすすめです。夕暮れどきの時間帯には、涼をとる地元の人々で賑わい、イスファハンの文化をじかに感じ取れます。

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  • イラン国立博物館 テヘラン 2013/10

    イラン国立博物館

    テヘラン

    テヘランにあるイラン国立博物館は、20世紀初頭に設立され、イランの古代の歴史と文化の宝庫として知られています。2つの建物からなる博物館には、イスラム以前のイラン最古の先史時代からイスラム時代の洗練された芸術品や文化ににかけての、貴重な遺産の数々が時系列で展示されています。展示品はイラン全土の主要な遺跡から発掘されたもので、陶磁器、金属工芸品、織物、書物、コイン、そして数々の精巧なコレクションが含まれており、イランの豊かな歴史を知ることができます。館内には分かりやすい説明文が用意されており、世界最古の文明や歴史を辿ることができるので、とくに歴史が好きな方にとっては見逃せないスポットです。

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  • アーサーディ塔

    アーサーディ塔

    テヘラン

    アーサーディ塔は、首都テヘランのランドマーク的存在で、イランで2番目に大きな広場であるアーサーディ広場の中心にあります。高さ45mで、1971年にペルシャ建国2500年を記念して建設され、古代のサーサーン朝の建築様式とイスラム建築様式が融合しており、独特な円錐形が特徴です。「アーサーディ」とはペルシャ語で「自由」を意味し、アーサーディ塔は自由の象徴でもあります。塔は展望台にもなっており、エレベーターで上階へ上がればテヘランの街並みを一望できるスポット。また、地下は博物館になっており、美術品や宝石が展示されています。広場はテヘラン市民の憩いの場となっており、夕方には多くの人がゆっくりとした時間を過ごしています。

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  • ヴァーンク教会

    ヴァーンク教会

    イスファハン

    ヴァーンク教会はイスファハンのアルメニア人居住区であるジョルファー地区のアルメニア教会で、サファヴィー朝のアッバース2世の時代に建設されました。アルメニア語で「救いの人」を意味するこの教会は、大きなドームと壮大な壁、美しく立派なアーチが特徴です。教会の内部は、さまざまな色のタイルや聖書を題材にした壁画、彫刻などで飾られ、繊細で色鮮やかなアートワークが美しく見応えがあります。特に天井のフレスコ画は、聖書の物語を美しく表現しており、一見の価値があります。教会に隣接する博物館では、絵画や聖書などの貴重な芸術品が展示されており、なかでも重さわずか0.7グラム、14ページの世界でもっとも小さな聖書は必見です。

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古都イスファハンにあるイマーム広場は、1979年世界遺産にも登録された歴史的な名所です。都がイスファハンに移された16世紀末、コーランに記された楽園を手本にアッバース1世によって整備され、政治・宗教の中心としてだけでなく、商業の中心地としても栄えました。かつて世界の半分と称されるほどまでになったイスファハンの中心がこの広場です。南北約510m、東西約160mの広大な広場の周囲には、壮大なイマーム・モスクや王様のモスクであるシェイフ・ロトフォッラー・モスク、アリー・カプー宮殿などが立ち並び、美しいイスラム建築が訪れる人々を魅了します。また、北側にはバザールがあり、伝統的な手工芸品や絨毯などのお土産が並ぶほか、賑わいのある人々の生活を感じられます。

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イスファハンにあるハージュ橋はザーヤンデ川に架かる橋で、シャー・アッバース2世によって1650年に建設されました。古代ローマから受け継いだ建築技術を参考に、基部のみを石造とし、上部はレンガに置きかえ頑丈かつ美しい橋になっています。連続したアーチが特徴で、夜にはライトアップされるのも魅力。交通のためだけでなく、ダムとしての役割や地元の人々の憩いの場としても利用されています。歩道には日除けの屋根があり、橋の両端と中央には六角形状に張り出した望楼が造られ、散歩やピクニックを楽しむ家族やカップルが多く訪れるほか、夏の暑い日には涼を求める人々で賑わいます。橋の上からはイスファハンの市街地の景色を一望でき、旅の記念にもおすすめです。

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イスファハン、イマーム広場の南側にあるイマーム・モスクは、イスラム建築の傑作とされ、壮大で美しい景観が特徴です。このモスクは、サファヴィー朝全盛期にシャー・アッバース1世の命により建設されました。本来は「王のモスク」と呼ばれていましたが、完成時はすでにシャー・アッバース1世が亡くなっていたため、イスラム教の指導者を指すイマームにちなんでイマーム・モスクと呼ばれるようになりました。内部は精緻なタイルで覆われ、美しいイスラムの幾何学模様が訪れる人々を魅了します。ひときわ緻密で華やかな装飾は一見の価値があります。鮮やかな青のタイルで装飾された外観は、イスラム世界でもっとも美しいモスクの一つといわれています。

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マスジェデ・ナスィーロル・モルク・モスクはシラーズ市内にあり、ピンク色のタイルを多用していることから、別名「ピンクモスク」と呼ばれています。鮮やかな色彩と光の演出で知られており、シラーズを訪れたら必ず見に行った方がよいといわれるほどのモスクです。1876年から建設が始まり、1888年に完成。このモスクの最も大きな特徴は、ステンドグラスの窓から差し込む光が内部のペルシャ絨毯とタイルワークに反射し、まるで光のカーペットのように見えることです。ステンドグラスから差し込む虹色の光に包まれた世界は、限られた時間でのみ鑑賞できる幻想的な空間。冬の早朝しか見られないといわれており、朝日が差し込む様子を眺めたい方は朝早い時間に訪れる必要があります。

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テヘランやカーシャーンから日帰りで行ける距離にあるアブヤーネ村は、赤土の家々が並び、ほかのイランの街とは異なる雰囲気を持った小さな村です。標高2,000mを超える山岳地帯の斜面に建てられており、鉄分を含んだ土壌により村全体が赤く見えるため、「赤い村」と呼ばれています。長い間孤立して独自の生活を送っていたため、ほかの地域とは異なる文化や言語を持ち、伝統的な生活様式を今に伝える貴重な場所です。かつてはゾロアスター教を信仰していた村でもあり、ゾロアスター教の拝火神殿の跡が残されています。また、女性の服装は黒いチャドルではなくバラ柄のスカーフを身にまとい、非常に華やかなのもアブヤーネ村の特徴です。

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イランの首都テヘランにあるゴレスターン宮殿は、2013年に世界遺産に登録されており、イランの中でももっとも美しい遺跡の一つといわれています。18世紀末からカジャール朝の王宮として建設され、政治的および文化的中心地として使われていました。ゴレスタンとは「バラの園」という意味で、ヨーロッパ建築とペルシャ建築が融合した豪華な造りが特徴。当時は4.5haという広い敷地を持つ宮殿でしたが、現在は10分の1に縮小されています。それでも敷地は非常に広く、八つの建物とバラ園と呼ばれる庭園を鑑賞できます。なかでも、別名「鏡の宮殿」と呼ばれる王宮は、壁から天井まで鏡を使用したモザイクで装飾されており必見です。

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エラム庭園は、シラーズにあるバラが咲き誇る美しい庭園です。イラン各地にあるほかの八つの庭園と合わせて、2011年に「ペルシャ式庭園」として世界文化遺産に登録されました。セルジューク朝時代に造営されたのち所有者が何度も入れ替わり、現在はシラーズ大学が管理。植物研究の場や博物館として機能しています。庭園内には多様な植物が植えられており、四季折々の花が訪れる人々を楽しませます。特にバラが咲き誇る光景は、別名「楽園の庭」と呼ばれるのにふさわしく、訪れる人々を魅了しています。また、庭園内には、外壁のタイルや彫刻壁画が素晴らしいエラム宮殿が立っています。宮殿内は立ち入り禁止ですが、美しい外観だけでも見応えがあります。

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シラーズにあるハーフェズ廟は、ペルシャ文学を代表するシラーズ出身の詩人、ハーフェズの霊廟です。ハーフェズは愛や霊性などをテーマにした詩で知られ、イランの国境を超えて世界中の学者を魅了してきました。神秘的な園内は美しい庭園に囲まれ、中央のドームの下には大理石でできたハーフェズの棺があり、彼の美しい詩が刻まれています。訪れる人々は、静かな環境の中で詩を読みながら彼の精神と文学に思いを馳せられます。ハーフェズ廟は、ハーフェズに影響を受けた方はもちろん、色とりどりの花が咲く美しい庭園で、落ち着いて過ごすためにもおすすめのスポットです。棺の横にあるプールでは、コインを投げて願い事をするとかなうといわれています。

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ペルセポリスは、紀元前518年にダレイオス1世によって建設された古代都市。この遺跡は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、現在ではイランを代表する人気の観光地の一つです。生活用ではなく公式な儀式を行うために建てられた都市で、宮殿や謁見の間などの施設跡が点在しており、細部まで豪華な造りになっているのが特徴です。マケドニアのアレクサンドロス大王によって破壊されましたが、残っている部分の保存状態は良く、精巧なレリーフなどは非常に見応えがあります。およそ2600年前のものとは思えない巨大な遺跡群は、かつてのペルシャ帝国の繁栄を感じ取れ、歴史愛好家以外の方にも興味深いスポットです。

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砂漠のオアシスとして知られているヤズドは、旧市街の全体が世界遺産に登録されています。砂漠気候に適応した建物や、バードギールと呼ばれる、上空の涼しい空気を取り込み家を冷やす風取り塔など、古代から続く生活様式が興味深いです。市街地は泥レンガ造りの家々と細い迷路のような路地で構成されており、散策が楽しめます。また、ヤズドは、古代から信仰されるゾロアスター教の聖地。郊外にはゾロアスター教の鳥葬の地として使われていた「沈黙の塔」が残っています。イスラム教が優位になった今でも、ゾロアスター教徒は数万人はいるといわれ、火を信仰するゾロアスター教の神殿、「拝火神殿」では、1500年以上も燃え続ける聖なる火が見られます。

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砂漠の街ヤズドの郊外にある沈黙の塔は、ゾロアスター教の鳥葬の場として使用された建造物です。ヤズドはアケメネス朝やササン朝時代に国教とされていたゾロアスター教の中心地で、現在もゾロアスター教徒が暮らす街です。沈黙の塔は小高い丘の上にあり、3~4mの壁で囲まれた円形の建造物。ゾロアスター教では火や水、土が神聖なものとされており、土葬や火葬はこれらを汚すため、鳥葬を行ってきました。死体は塔の上部に安置され、鳥に食べられることで自然に返されました。現在ではイスラム教徒と同じく土葬になりましたが、沈黙の塔を訪れることで当時の情景に思いを馳せられます。塔に登ることも可能で、遠くにヤズドの街並みを望めます。

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シェイク・ロトフォッラー・モスクはイスファハンの中心部、イマーム広場の東側に位置するやや小ぶりのモスクです。アッバース1世によって王族専用の礼拝堂として建てられ、1601年から17年の歳月をかけて完成しました。このモスクは、アッバース1世の義父ロトフォッラーに捧げられたため、その名を冠しています。モスクによく見られるミナレットや中庭はなく、中央ドームに覆われた正方形の礼拝堂があるのが特徴。モスクの外観は比較的控えめですが、内部には息をのむほど美しいタイルワークと精緻な装飾が施されており、特にドームの下の光の演出が見事です。朝の光が差し込むと模様が違って見えるのも必見です。

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イスファハンの市内を流れるザーヤンデ川に架かるスィー・オ・セ橋(33の橋)は、橋脚に33のアーチが並ぶことからこう呼ばれるようになりました。全長は約295m、幅は約14mに及び、重厚で美しい造りが魅力。現在では歩行者専用の橋となっており、日差しを遮る屋根や滞留できるスペースが設置され、地元の人々の憩いの場としても利用されています。橋は夜間にライトアップされ、川に映る姿が幻想的で昼間とはまた違った表情を見せてくれます。橋からはイスファハンの街並みが眺められ、旅の中の一コマにもおすすめです。夕暮れどきの時間帯には、涼をとる地元の人々で賑わい、イスファハンの文化をじかに感じ取れます。

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テヘランにあるイラン国立博物館は、20世紀初頭に設立され、イランの古代の歴史と文化の宝庫として知られています。2つの建物からなる博物館には、イスラム以前のイラン最古の先史時代からイスラム時代の洗練された芸術品や文化ににかけての、貴重な遺産の数々が時系列で展示されています。展示品はイラン全土の主要な遺跡から発掘されたもので、陶磁器、金属工芸品、織物、書物、コイン、そして数々の精巧なコレクションが含まれており、イランの豊かな歴史を知ることができます。館内には分かりやすい説明文が用意されており、世界最古の文明や歴史を辿ることができるので、とくに歴史が好きな方にとっては見逃せないスポットです。

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アーサーディ塔は、首都テヘランのランドマーク的存在で、イランで2番目に大きな広場であるアーサーディ広場の中心にあります。高さ45mで、1971年にペルシャ建国2500年を記念して建設され、古代のサーサーン朝の建築様式とイスラム建築様式が融合しており、独特な円錐形が特徴です。「アーサーディ」とはペルシャ語で「自由」を意味し、アーサーディ塔は自由の象徴でもあります。塔は展望台にもなっており、エレベーターで上階へ上がればテヘランの街並みを一望できるスポット。また、地下は博物館になっており、美術品や宝石が展示されています。広場はテヘラン市民の憩いの場となっており、夕方には多くの人がゆっくりとした時間を過ごしています。

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ヴァーンク教会はイスファハンのアルメニア人居住区であるジョルファー地区のアルメニア教会で、サファヴィー朝のアッバース2世の時代に建設されました。アルメニア語で「救いの人」を意味するこの教会は、大きなドームと壮大な壁、美しく立派なアーチが特徴です。教会の内部は、さまざまな色のタイルや聖書を題材にした壁画、彫刻などで飾られ、繊細で色鮮やかなアートワークが美しく見応えがあります。特に天井のフレスコ画は、聖書の物語を美しく表現しており、一見の価値があります。教会に隣接する博物館では、絵画や聖書などの貴重な芸術品が展示されており、なかでも重さわずか0.7グラム、14ページの世界でもっとも小さな聖書は必見です。

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イランのおすすめ情報

Information

グルメ

キャバーブ・クービーデ

キャバーブ・クービーデ

ミンチしたラム肉と玉ねぎ、スパイスを混ぜて細長く焼き、イランのバターライスと一緒に食べる人気料理。

ゲイメ

ゲイメ

肉とイエロースプリット豆(レンズ豆)をトマトで煮込み、フライドポテトなどと一緒にごはんにかけて食べます。

イラン観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

日本の約4.5倍ほどの国土を持ち、トルコやイラクなど7つもの国と国境を接するイラン。巨大遺跡ペルセポリスや数々のモスクなど、悠久の歴史が漂います。

  • 正式名称
    イラン・イスラム共和国 Islamic Republic of Iran
  • 首都
    テヘラン
  • 人口
    8,920万人
  • 面積
    1,648,195平方キロメートル
  • 人種・民族
    ペルシャ人ほか
  • 宗教
    イスラム教ほか
  • 言語
    ペルシャ語、トルコ語、クルド語ほか
  • 通貨
    リヤル(10リヤル=1トマン)
  • 時差
    -5時間30分(イランが正午のとき、日本は午後5時30分)

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