リトアニア観光におすすめの名所&人気のスポットランキングリトアニア観光ガイド

十字架の丘十字架の丘
ヴィリニュスヴィリニュス

中世の面影を色濃く残す美しい街リトアニア。首都ヴィリニュスの旧市街は、バロック建築の宝庫としてユネスコ世界遺産に。湖上の城、トラカイ島城は幻想的な風景を誇ります。ツェペリナイなどの郷土料理も魅力なリトアニアの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

リトアニア観光マップ

Map

リトアニアのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
ヴィリニュス旧市街

ヴィリニュス旧市街

ヴィリニュス

石畳の細い道が入り組み、さまざまな様式の歴史的建造物が多く残っています。大聖堂や城門、教会などが見所。

2
十字架の丘

十字架の丘

シャウレイ

おびただしい数の十字架が並ぶ小高い丘。無形文化遺産に指定されており、今もなお十字架の数は増え続けています。

3
トラカイ城

トラカイ城

トラカイ

湖に浮かぶ島の上に建つ城で、現在は博物館として使用されています。クルージングで湖から城を眺めることも可能。

4
聖アンナ教会

聖アンナ教会

ヴィリニュス

赤レンガの外壁が美しいゴシック様式の教会。ナポレオンがその美しさに魅了されたことでも知られています。

5
杉原記念館

杉原記念館

カウナス

旧日本領事館を改装した記念館。多数のユダヤ人を救った杉原千畝についての資料や写真を見学できます。

6
夜明けの門

夜明けの門

ヴィリニュス

中世に作られたヴィリニュスの城壁門。外壁の装飾や聖母マリアのイコンがある礼拝堂が見所です。

7
ケルナヴェ古代遺跡

ケルナヴェ古代遺跡

ケルナヴェ

中世時代のリトアニア大公国の首都。14世紀後半に街は破壊されましたが、集落や要塞の跡から当時を知ることができます。

リトアニアおすすめツアー

リトアニアのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • ヴィリニュス旧市街

    ヴィリニュス旧市街

    ヴィリニュス

    リトアニアの首都・ヴィリニュスにあり、ヨーロッパの中でも最大規模の旧市街が残る「ヴィリニュス旧市街」。ヴィリニュスの中でも観光スポットが集中しているエリアで、1994年に世界遺産に認定されています。中世の面影が色濃く残っており、迷路のような細い石畳の道が続き、様々な様式の建造物が立ち並ぶなど、歴史が息づいています。琥珀色の33種類のレンガを使って造られた「聖アンナ教会」、色鮮やかなロシア正教の協会「聖霊教会」など、個性的な教会があることでも有名。奇跡を起こすといわれる聖母マリアの肖像がある「夜明けの門」は、観光客のみならずキリスト教徒の巡礼地としても知られます。観光スポットが多くあり、穏やかな雰囲気の歴史地区です。

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  • 聖アンナ教会

    聖アンナ教会

    ヴィリニュス

    聖アンナ教会は、リトアニアの首都ヴィリニュスに位置するフランボワイアンゴシック様式の傑作と称されており、旧市街の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。教会の名前は、主祭壇にある聖母マリアと幼子、聖アンナの絵に由来しています。14世紀初頭に創建され、16世紀に現在の姿に改築されました。その独特な建築スタイルで知られ、正面には33種類もの異なる形のレンガが使用され、透かし細工のようなゴシック特有の装飾や半曲線のアーチなどで飾られています。太陽の光がレンガの赤色を引き立て、炎のように躍動感がある外観が人気のスポットです。ナポレオンが訪れた際に「パリに持ち帰りたい」と語ったとされる逸話でも知られています。

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  • 夜明けの門

    夜明けの門

    ヴィリニュス

    夜明けの門は、ヴィリニュスで最も重要な歴史的・宗教的なランドマークの一つです。1503年から1522年にかけて建てられた5つの城壁の門の中で唯一現存するもので、保存状態の良さからもその重要性がうかがえます。現在では夜明けの門と呼ばれていますが、創建当時はメディニンカイへ続く道の門であったため、メディニンカイ門と呼ばれていました。門の上には「聖母マリアの礼拝堂」があり、17世紀に描かれた奇跡を起こすと信じられているマリアの肖像が設置されています。当時、一般の人は外から祈ることしかできませんでしたが、18世紀後半には巡礼者用の回廊が建設され、19世紀半ばに礼拝堂はすべての人が入れるようになりました。

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  • ゲディミナス城

    ゲディミナス城

    ヴィリニュス

    1323年頃ゲディミナス大公はヴィリニュスに遷都し、小高い丘の上に城を築きました。1419年に火災があった後、ヴィタウタス大公が再建しますが、17世紀頃のロシアとの戦争により大部分が破壊されています。現存しているのは小高い丘にあるゲディミナス塔(八角形のゴシック建築)と城壁の一部のみです。塔の最上部からヴィリニュスの街並みを眺め、ヴィリニュスの歴史を感じてみましょう。また塔の内部は博物館として公開されており、お城の模型や大砲などが展示されています。またゲディミナス城は丘の上にあるため、ケーブルカー(有料)での移動が可能です。体力に自信がない方でも気軽にアクセスできるため便利です。

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  • 聖ペテロ・パウロ教会

    聖ペテロ・パウロ教会

    ヴィリニュス

    ロシアからの解放を記念して建てられた教会です。設計士、画家、彫刻家などをはるばるイタリアから呼び寄せて建築しました。教会内部の装飾の美しさは東欧随一といわれ、“リトアニアバロックの真珠”とも讃えられています。彫刻の数は2,000体を超えており、息を吞むほどの美しさに圧倒されるでしょう。天使や想像上の獣などさまざまなモチーフがありますが、それぞれポーズや表情が微妙に異なり、一つとして同じものがないといわれています。また彫刻は女性の姿も多く、窓から差し込む光の加減によって表情が変化して見えるように全て計算して作られているところも見逃せないポイントです。

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  • ハレス市場

    ハレス市場

    ヴィリニュス

    100年以上続く歴史ある市場で、生鮮食品、乳製品、日用品など何でも揃います。ハレスとは屋根付きの建物という意味があります。市場は18世紀の領主の館を使用しており、地元の雰囲気を味わうのにぴったりな場所です。精肉、ハムやソーセージなど肉の加工品を扱うお店は、地元リトアニアの方にも人気。またバルト三国のパンは、黒パンが主流でレストランでも提供されますが、この市場でも購入することが可能です。生鮮食品などを扱うお店は、お昼を過ぎてしまうと終了してしまう可能性があるため、午前中に回るのがおすすめです。活気溢れる場内は、ただ歩いているだけでも人々の暮らしを垣間見ることができ、一味違った旅の思い出となるでしょう。

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  • トラカイ城

    トラカイ城

    トラカイ

    夏場はハイキングやボート遊びなどが楽しめるスポットとして人気がある街、トラカイ。街には200を超える湖があり、その中の一つ、ガルヴェ湖に浮かぶお城が「トラカイ城」です。かつてリトアニア大公国の中心的な場所であったことを感じさせてくれます。内部は博物館となっており、当時の調度品や伝統的な衣装などが展示されています。ギフトショップではポストカードを購入し、スタンプを押して投函すれば良いお土産に。また対岸など少し離れた場所から「トラカイ城」を写真に収めるのもおすすめです。お城を見学した後は、郷土料理キビナイをぜひ味わってみましょう。キビナイはミートパイのようなもので、カフェやレストランで気軽に楽しめます。

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  • クルシュー砂州

    クルシュー砂州

    トラカイ

    リトアニアを代表するビーチエリアで、世界遺産にも登録されています。砂州とは、流水で運ばれてきた砂が堆積してできた細長い地形のことを指します。長さは98kmにも及び、ロシアのカリーニングラードへと続いています。ずっと歩いているとロシアの飛び地に着きますが、トラブルを避けるためにむやみに近づかないようにしましょう。クルシュー砂州のなかで、最も賑やかな街が「ニダ」。高台にはドイツの小説家、トーマス・マンの博物館があり、多くのファンが訪れる人気スポットとなっています。トーマス・マンも愛した風景を楽しみながら、海岸沿いを散策してみましょう。そのほか海水浴やサンセットクルーズなども満喫できます。

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  • 聖ヨハネ教会

    聖ヨハネ教会

    ヴィリニュス

    古い歴史を持つ「ヴィリニュス大学」の敷地内にあります。美しいバロック様式のファサードや鐘楼、リトアニア最大のパイプオルガンなど見どころが盛りだくさん。なかでも祭壇に施された彫刻や彫像は、この教会の最大の見どころ。10の祭壇が複雑につながっている様子は壮観で、“視覚的音楽”とも称されています。また高さが63mある鐘楼は、ヴィリニュス市街を一望できる絶好のビュースポットとなっており、階段またはエレベーターのどちらでも登ることが可能です。そのほか旧ソ連による統治を受けていた時代に科学思想博物館として使用されていた関係で、有名な学者たちの肖像画も飾られています。

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  • カウナス・モスク

    カウナス・モスク

    カウナス

    リトアニアに現存する四つのモスクのうちの一つ。モスクとはイスラム教の礼拝堂で、ムスリムたちはモスクでお祈りします。小さなモスクですが、リトアニアの多文化的な歴史を象徴する場所で、観光客にも人気のスポットです。唯一のレンガ造りが特徴的で外観が美しく、周辺の豊かな緑と見事に調和しています。またベンチも数多く設置されており、ゆっくり座ってモスクを眺めるのもおすすめ。そのほか子どもの遊び場もあります。集団礼拝が行われる金曜日は、ムスリムたちが集まるため混雑が予想されますが、ほかの曜日なら比較的ゆっくりと過ごせるでしょう。なおモスクは神聖な場所のため、訪れる際は必ずマナーやルールを守るようにしてください。

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  • シャウレイの十字架の丘

    シャウレイの十字架の丘

    シャウレイ

    小高い丘の上にあり、無数の十字架が置かれている「シャウレイの十字架の丘」。十字架の数は5万を超えるといわれており、リトアニア最大の巡礼地です。1831年、圧制によって亡くなった人々を弔うため、十字架が置かれたことが始まりだとされます。当時、旧ソ連軍が撤去したものの、再び十字架が置かれるようになりました。現在でもその数は増えており、独特の造形美が眺められるスポットです。丘の最終地点にはマリア像があり、導くように作られた細道の脇に、無数の十字架が立っています。小さなロザリオから大きな十字架まであり、木製や金属製など、種類は様々。入り口にある売店で十字架が売られているため、購入して置いていく観光客の姿もみられます。

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  • 杉原記念館

    杉原記念館

    カウナス

    杉原記念館は、カウナス市にある歴史的な施設で、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝の功績を称えるために設立されました。杉原千畝は1939年にカウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として赴任し、1940年に多くのユダヤ人に「命のビザ」と呼ばれる通過ビザを発行してナチスの迫害から救いました。このビザによって6,000人を超えるユダヤ人が救われたと言われています。戦後、彼の功績は広く認められ、記念館や勲章が送られました。また、多くのユダヤ人を救ったことで「東洋のシンドラー」とも呼ばれています。記念館は、当時の領事館が置かれていた建物内にあり、実際に使用していた机や書類、写真などが展示されています。

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  • ヴィリニュス大聖堂

    ヴィリニュス大聖堂

    ヴィリニュス

    ヴィリニュス大聖堂、正式にはヴィリニュスの聖スタニスラウスと聖ヴラジスラウス大聖堂は、リトアニアのカトリック教会です。この大聖堂はリトアニアの宗教的および歴史的な中心地であり、ヴィリニュスの旧市街のランドマークの一つです。大聖堂は13世紀半ばに最初に建てられ、その後何度も増改築されてきました。15世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネサンス様式、17世紀にはバロック様式で再建され、18世紀末には現在の新古典主義様式で再建されました。大聖堂の特徴は、正面の美しさと高さ53メートルの巨大な鐘塔です。また、内部の聖カジミエル礼拝堂は大理石と砂岩で造られており、リトアニアの守護聖人であるカジミエラス王子が安置されています。

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  • ウジュピス共和国

    ウジュピス共和国

    ヴィリニュス

    アーティストの国として、リトアニアから独立宣言をした地区。アートギャラリーが点在し、街はアートで溢れています。未承認国家ですが、独自の憲法や国旗があるのが特徴的で、独特な雰囲気が人々を魅了します。独立記念日を4月1日とし、この日はパスポートがないと入国できませんが、普段は行き来自由です。また旅の思い出の一つとして、観光案内所ではパスポートにスタンプも押せます。ウジュピス共和国の中央にある天使のモニュメント周辺には、スーパーや雑貨屋さんなどが立ち並び活気に溢れています。アート好きな方はもちろんのこと、そうでない方も一度は訪れる価値があるスポットといえるでしょう。

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  • ヴィリニュス大学

    ヴィリニュス大学

    ヴィリニュス

    ヴィリニュス大学は、首都であり世界遺産ヴィリニュス歴史地区にある、もっとも大きな建造物です。もともとはイエズス会の設立した学校でしたが、1579年に改編されて大学になりました。この大学は中央ヨーロッパで最も古い大学のひとつであり、長い歴史と伝統を持つ学問の中心地です。美しいバロック様式の聖ヨハネ聖堂や、グリニッジ天文台と双璧をなすとまで言われた天体観測所があるのが特徴。また、構内にある見どころのひとつとして、「四季」と題されたフレスコ画が有名です。ホールの壁から天井までを覆うフレスコ画は、キリスト教が入ってくる以前、自然崇拝時代の生活を描いたもので大変素晴らしく必見です。新古典主義の豪華な内装の古書室も非常に趣があり見ものです。

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  • 第9要塞博物館

    第9要塞博物館

    カウナス

    カナウスにある第9要塞博物館は、19世紀に帝政ロシアにより建設されたカナウス要塞の一部です。第二次世界大戦中にはナチス・ドイツの強制収容所として使用され、リトアニア各地から5万人以上の人々が連行されました。ユダヤ人の大量虐殺の現場としても知られており、殺された3万人以上の人々への慰霊をこめて、今日では悲劇を記憶し教訓を共有する博物館になっています。犠牲となった人々の写真や遺品の展示をはじめ、大量虐殺についてのさまざまな資料が展示されており、戦争の悲惨さや平和の大切さについてを今に伝えています。建物周辺は緑が豊かで、ゆっくり散策も可能。希望者には、英語のガイド付きツアーで回るコースも用意されています。

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  • 聖ミカエル教会 (カウナス)

    聖ミカエル教会 (カウナス)

    カウナス

    カウナスの聖ミカエル教会は、美しいネオビザンチン様式で知られる教会です。1891年に建設をスタートし、1895年に完成。建設当初はカウナス要塞のロシア正教会のために建てられましたが、のちにドイツ軍がカウナスを占領してからは、ドイツ軍が礼拝をおこなう場所として使用されました。その後のソ連時代には十字架は風見鶏へと置き換えられ美術館になっていましたが、リトアニアが再び独立を果たしたと同時に、1991年にはカトリック教会へと戻されました。教会の内装はサンクトペテルブルク出身のアーティストによって装飾が施されています。現在教会は歩行者専用道路のライスヴェス大通りにあり、地元の人々や観光客からも愛されています。

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  • ライスヴェス通り

    ライスヴェス通り

    カウナス

    ライスヴェス通りはリトアニア第2の街カウナスのメインストリートであり歩行者専用の通りで、その名前は「自由」を意味しています。この通りは、カウナスの旧市街と新市街をつなぐ約1.6kmの長さを誇り、通りの中心には美しい並木や噴水が設けられ、気持ち良く散歩をするのもおすすめです。また、道の両サイドにはスーパーやカフェ、ホテル、土産物屋、レストランなどのお店が立ち並び、多くの人々で賑わっています。買い出しをする地元の人々や観光、ショッピングを楽しむ観光客が多く、街のメインストリートらしさを味わえます。通りの端には美しい聖ミカエル教会が建っており、観光しながらの散策にも最適。地元で人気のチョコレート店もあり、土産物探しにもおすすめの通りです。

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  • カテドゥロス広場

    カテドゥロス広場

    ヴィリニュス

    リトアニアの首都ヴィリニュスにあるカテドゥロス広場は、ヴィリニュス観光の中心であり市民の憩いの場としても使用される広場です。この広場は大聖堂の前に広がっており、歴史的な重要性と美しさで知られています。1989年に行われた、バルト三国の首都を約200万人もの人々が手を繋いで結んだ「人間の鎖」の起点としても有名。この地に立つことで、当時のバルト諸国の独立に思いを馳せられます。夜にはライトアップがおこなわれ、大聖堂や王宮などが一際美しさを放ちます。市民や観光客の拠点として利用されるだけでなく、様々な公式行事にも使用されており、冬にはクリスマスマーケットが開催され、キラキラとした輝く世界へと変貌します。

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リトアニアの首都・ヴィリニュスにあり、ヨーロッパの中でも最大規模の旧市街が残る「ヴィリニュス旧市街」。ヴィリニュスの中でも観光スポットが集中しているエリアで、1994年に世界遺産に認定されています。中世の面影が色濃く残っており、迷路のような細い石畳の道が続き、様々な様式の建造物が立ち並ぶなど、歴史が息づいています。琥珀色の33種類のレンガを使って造られた「聖アンナ教会」、色鮮やかなロシア正教の協会「聖霊教会」など、個性的な教会があることでも有名。奇跡を起こすといわれる聖母マリアの肖像がある「夜明けの門」は、観光客のみならずキリスト教徒の巡礼地としても知られます。観光スポットが多くあり、穏やかな雰囲気の歴史地区です。

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聖アンナ教会は、リトアニアの首都ヴィリニュスに位置するフランボワイアンゴシック様式の傑作と称されており、旧市街の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。教会の名前は、主祭壇にある聖母マリアと幼子、聖アンナの絵に由来しています。14世紀初頭に創建され、16世紀に現在の姿に改築されました。その独特な建築スタイルで知られ、正面には33種類もの異なる形のレンガが使用され、透かし細工のようなゴシック特有の装飾や半曲線のアーチなどで飾られています。太陽の光がレンガの赤色を引き立て、炎のように躍動感がある外観が人気のスポットです。ナポレオンが訪れた際に「パリに持ち帰りたい」と語ったとされる逸話でも知られています。

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夜明けの門は、ヴィリニュスで最も重要な歴史的・宗教的なランドマークの一つです。1503年から1522年にかけて建てられた5つの城壁の門の中で唯一現存するもので、保存状態の良さからもその重要性がうかがえます。現在では夜明けの門と呼ばれていますが、創建当時はメディニンカイへ続く道の門であったため、メディニンカイ門と呼ばれていました。門の上には「聖母マリアの礼拝堂」があり、17世紀に描かれた奇跡を起こすと信じられているマリアの肖像が設置されています。当時、一般の人は外から祈ることしかできませんでしたが、18世紀後半には巡礼者用の回廊が建設され、19世紀半ばに礼拝堂はすべての人が入れるようになりました。

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1323年頃ゲディミナス大公はヴィリニュスに遷都し、小高い丘の上に城を築きました。1419年に火災があった後、ヴィタウタス大公が再建しますが、17世紀頃のロシアとの戦争により大部分が破壊されています。現存しているのは小高い丘にあるゲディミナス塔(八角形のゴシック建築)と城壁の一部のみです。塔の最上部からヴィリニュスの街並みを眺め、ヴィリニュスの歴史を感じてみましょう。また塔の内部は博物館として公開されており、お城の模型や大砲などが展示されています。またゲディミナス城は丘の上にあるため、ケーブルカー(有料)での移動が可能です。体力に自信がない方でも気軽にアクセスできるため便利です。

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ロシアからの解放を記念して建てられた教会です。設計士、画家、彫刻家などをはるばるイタリアから呼び寄せて建築しました。教会内部の装飾の美しさは東欧随一といわれ、“リトアニアバロックの真珠”とも讃えられています。彫刻の数は2,000体を超えており、息を吞むほどの美しさに圧倒されるでしょう。天使や想像上の獣などさまざまなモチーフがありますが、それぞれポーズや表情が微妙に異なり、一つとして同じものがないといわれています。また彫刻は女性の姿も多く、窓から差し込む光の加減によって表情が変化して見えるように全て計算して作られているところも見逃せないポイントです。

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100年以上続く歴史ある市場で、生鮮食品、乳製品、日用品など何でも揃います。ハレスとは屋根付きの建物という意味があります。市場は18世紀の領主の館を使用しており、地元の雰囲気を味わうのにぴったりな場所です。精肉、ハムやソーセージなど肉の加工品を扱うお店は、地元リトアニアの方にも人気。またバルト三国のパンは、黒パンが主流でレストランでも提供されますが、この市場でも購入することが可能です。生鮮食品などを扱うお店は、お昼を過ぎてしまうと終了してしまう可能性があるため、午前中に回るのがおすすめです。活気溢れる場内は、ただ歩いているだけでも人々の暮らしを垣間見ることができ、一味違った旅の思い出となるでしょう。

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夏場はハイキングやボート遊びなどが楽しめるスポットとして人気がある街、トラカイ。街には200を超える湖があり、その中の一つ、ガルヴェ湖に浮かぶお城が「トラカイ城」です。かつてリトアニア大公国の中心的な場所であったことを感じさせてくれます。内部は博物館となっており、当時の調度品や伝統的な衣装などが展示されています。ギフトショップではポストカードを購入し、スタンプを押して投函すれば良いお土産に。また対岸など少し離れた場所から「トラカイ城」を写真に収めるのもおすすめです。お城を見学した後は、郷土料理キビナイをぜひ味わってみましょう。キビナイはミートパイのようなもので、カフェやレストランで気軽に楽しめます。

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リトアニアを代表するビーチエリアで、世界遺産にも登録されています。砂州とは、流水で運ばれてきた砂が堆積してできた細長い地形のことを指します。長さは98kmにも及び、ロシアのカリーニングラードへと続いています。ずっと歩いているとロシアの飛び地に着きますが、トラブルを避けるためにむやみに近づかないようにしましょう。クルシュー砂州のなかで、最も賑やかな街が「ニダ」。高台にはドイツの小説家、トーマス・マンの博物館があり、多くのファンが訪れる人気スポットとなっています。トーマス・マンも愛した風景を楽しみながら、海岸沿いを散策してみましょう。そのほか海水浴やサンセットクルーズなども満喫できます。

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古い歴史を持つ「ヴィリニュス大学」の敷地内にあります。美しいバロック様式のファサードや鐘楼、リトアニア最大のパイプオルガンなど見どころが盛りだくさん。なかでも祭壇に施された彫刻や彫像は、この教会の最大の見どころ。10の祭壇が複雑につながっている様子は壮観で、“視覚的音楽”とも称されています。また高さが63mある鐘楼は、ヴィリニュス市街を一望できる絶好のビュースポットとなっており、階段またはエレベーターのどちらでも登ることが可能です。そのほか旧ソ連による統治を受けていた時代に科学思想博物館として使用されていた関係で、有名な学者たちの肖像画も飾られています。

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リトアニアに現存する四つのモスクのうちの一つ。モスクとはイスラム教の礼拝堂で、ムスリムたちはモスクでお祈りします。小さなモスクですが、リトアニアの多文化的な歴史を象徴する場所で、観光客にも人気のスポットです。唯一のレンガ造りが特徴的で外観が美しく、周辺の豊かな緑と見事に調和しています。またベンチも数多く設置されており、ゆっくり座ってモスクを眺めるのもおすすめ。そのほか子どもの遊び場もあります。集団礼拝が行われる金曜日は、ムスリムたちが集まるため混雑が予想されますが、ほかの曜日なら比較的ゆっくりと過ごせるでしょう。なおモスクは神聖な場所のため、訪れる際は必ずマナーやルールを守るようにしてください。

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小高い丘の上にあり、無数の十字架が置かれている「シャウレイの十字架の丘」。十字架の数は5万を超えるといわれており、リトアニア最大の巡礼地です。1831年、圧制によって亡くなった人々を弔うため、十字架が置かれたことが始まりだとされます。当時、旧ソ連軍が撤去したものの、再び十字架が置かれるようになりました。現在でもその数は増えており、独特の造形美が眺められるスポットです。丘の最終地点にはマリア像があり、導くように作られた細道の脇に、無数の十字架が立っています。小さなロザリオから大きな十字架まであり、木製や金属製など、種類は様々。入り口にある売店で十字架が売られているため、購入して置いていく観光客の姿もみられます。

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杉原記念館は、カウナス市にある歴史的な施設で、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝の功績を称えるために設立されました。杉原千畝は1939年にカウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として赴任し、1940年に多くのユダヤ人に「命のビザ」と呼ばれる通過ビザを発行してナチスの迫害から救いました。このビザによって6,000人を超えるユダヤ人が救われたと言われています。戦後、彼の功績は広く認められ、記念館や勲章が送られました。また、多くのユダヤ人を救ったことで「東洋のシンドラー」とも呼ばれています。記念館は、当時の領事館が置かれていた建物内にあり、実際に使用していた机や書類、写真などが展示されています。

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ヴィリニュス大聖堂、正式にはヴィリニュスの聖スタニスラウスと聖ヴラジスラウス大聖堂は、リトアニアのカトリック教会です。この大聖堂はリトアニアの宗教的および歴史的な中心地であり、ヴィリニュスの旧市街のランドマークの一つです。大聖堂は13世紀半ばに最初に建てられ、その後何度も増改築されてきました。15世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネサンス様式、17世紀にはバロック様式で再建され、18世紀末には現在の新古典主義様式で再建されました。大聖堂の特徴は、正面の美しさと高さ53メートルの巨大な鐘塔です。また、内部の聖カジミエル礼拝堂は大理石と砂岩で造られており、リトアニアの守護聖人であるカジミエラス王子が安置されています。

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アーティストの国として、リトアニアから独立宣言をした地区。アートギャラリーが点在し、街はアートで溢れています。未承認国家ですが、独自の憲法や国旗があるのが特徴的で、独特な雰囲気が人々を魅了します。独立記念日を4月1日とし、この日はパスポートがないと入国できませんが、普段は行き来自由です。また旅の思い出の一つとして、観光案内所ではパスポートにスタンプも押せます。ウジュピス共和国の中央にある天使のモニュメント周辺には、スーパーや雑貨屋さんなどが立ち並び活気に溢れています。アート好きな方はもちろんのこと、そうでない方も一度は訪れる価値があるスポットといえるでしょう。

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ヴィリニュス大学は、首都であり世界遺産ヴィリニュス歴史地区にある、もっとも大きな建造物です。もともとはイエズス会の設立した学校でしたが、1579年に改編されて大学になりました。この大学は中央ヨーロッパで最も古い大学のひとつであり、長い歴史と伝統を持つ学問の中心地です。美しいバロック様式の聖ヨハネ聖堂や、グリニッジ天文台と双璧をなすとまで言われた天体観測所があるのが特徴。また、構内にある見どころのひとつとして、「四季」と題されたフレスコ画が有名です。ホールの壁から天井までを覆うフレスコ画は、キリスト教が入ってくる以前、自然崇拝時代の生活を描いたもので大変素晴らしく必見です。新古典主義の豪華な内装の古書室も非常に趣があり見ものです。

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カナウスにある第9要塞博物館は、19世紀に帝政ロシアにより建設されたカナウス要塞の一部です。第二次世界大戦中にはナチス・ドイツの強制収容所として使用され、リトアニア各地から5万人以上の人々が連行されました。ユダヤ人の大量虐殺の現場としても知られており、殺された3万人以上の人々への慰霊をこめて、今日では悲劇を記憶し教訓を共有する博物館になっています。犠牲となった人々の写真や遺品の展示をはじめ、大量虐殺についてのさまざまな資料が展示されており、戦争の悲惨さや平和の大切さについてを今に伝えています。建物周辺は緑が豊かで、ゆっくり散策も可能。希望者には、英語のガイド付きツアーで回るコースも用意されています。

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カウナスの聖ミカエル教会は、美しいネオビザンチン様式で知られる教会です。1891年に建設をスタートし、1895年に完成。建設当初はカウナス要塞のロシア正教会のために建てられましたが、のちにドイツ軍がカウナスを占領してからは、ドイツ軍が礼拝をおこなう場所として使用されました。その後のソ連時代には十字架は風見鶏へと置き換えられ美術館になっていましたが、リトアニアが再び独立を果たしたと同時に、1991年にはカトリック教会へと戻されました。教会の内装はサンクトペテルブルク出身のアーティストによって装飾が施されています。現在教会は歩行者専用道路のライスヴェス大通りにあり、地元の人々や観光客からも愛されています。

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ライスヴェス通りはリトアニア第2の街カウナスのメインストリートであり歩行者専用の通りで、その名前は「自由」を意味しています。この通りは、カウナスの旧市街と新市街をつなぐ約1.6kmの長さを誇り、通りの中心には美しい並木や噴水が設けられ、気持ち良く散歩をするのもおすすめです。また、道の両サイドにはスーパーやカフェ、ホテル、土産物屋、レストランなどのお店が立ち並び、多くの人々で賑わっています。買い出しをする地元の人々や観光、ショッピングを楽しむ観光客が多く、街のメインストリートらしさを味わえます。通りの端には美しい聖ミカエル教会が建っており、観光しながらの散策にも最適。地元で人気のチョコレート店もあり、土産物探しにもおすすめの通りです。

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リトアニアの首都ヴィリニュスにあるカテドゥロス広場は、ヴィリニュス観光の中心であり市民の憩いの場としても使用される広場です。この広場は大聖堂の前に広がっており、歴史的な重要性と美しさで知られています。1989年に行われた、バルト三国の首都を約200万人もの人々が手を繋いで結んだ「人間の鎖」の起点としても有名。この地に立つことで、当時のバルト諸国の独立に思いを馳せられます。夜にはライトアップがおこなわれ、大聖堂や王宮などが一際美しさを放ちます。市民や観光客の拠点として利用されるだけでなく、様々な公式行事にも使用されており、冬にはクリスマスマーケットが開催され、キラキラとした輝く世界へと変貌します。

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リトアニアのおすすめ情報

Information

グルメ

ツェペリナイ

ツェペリナイ

すり潰したじゃがいもの生地で豚肉を包み、サワークリームや野菜入りのソースをかけて味わう料理。

シャルティバルシチャイ

シャルティバルシチャイ

ケフィア(発酵乳)を使ったビーツのスープ。リトアニア語で「冷たいボルシチ」という意味で、きゅうりやディルなども使用。

リトアニア 観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

南はポーランドと国境を接し、バルト三国の最も南に位置する共和国。中世にはバルト海から黒海に至る大国だった栄光の歴史を持ち、首都ヴィリニュスの旧市街は世界遺産に登録されています。

  • 正式名称
    リトアニア共和国 Republic of Lithuania
  • 首都
    ヴィリニュス
  • 人口
    約281.1万人
  • 面積
    約6.5万km²
  • 人種・民族
    リトアニア人、ポーランド人、ロシア人、その他
  • 宗教
    カトリック、その他
  • 言語
    リトアニア語
  • 通貨
    ユーロ
  • 時差
    7時間 リトアニアが正午のとき、日本は午後7時
  • サマータイム
    3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日は-6時間 リトアニアが正午のとき、日本は午後6時

通貨・両替

リトアニアの通貨はユーロ。現地で日本円からの両替もできますが、ユーロかUSドルを持っていくと安心です。

  • 日本で
    空港や、三菱東京UFJ銀行をはじめ、一部の銀行などで取り扱っています。
  • 現地で
    空港、銀行、両替所、ホテルなどで両替できます。
  • 現地の空港で
    航空便の発着に合わせて開いているので、当座に必要な現金を両替しておきましょう。
  • 現地の銀行で
    レートはどこの銀行もほぼ同じですが、手数料はまちまち。
  • 現地のホテルで
    銀行の閉店後などに現金が必要なときに便利ですが、レートはよくありません。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申込みは電話かウェブで。
  • 為替レート
    1ユーロ=169.77円(2024年5月現在)

気候・服装

四季があり、東京に比べ夏涼しく、冬は寒さが厳しいでしょう。また、急に暑くなったり寒くなったりするので、季節の変わり目の服装には注意が必要です。

  • 春
    5月半ば頃まで日本(東京)の春のような気候で快適に過ごせます。日中は上着なしで大丈夫ですが、朝夕は肌寒く感じますので、羽織るものが必要。
  • 夏
    6月下旬〜8月半ば頃までは暑い日もありますが、湿度が低いので過ごしやすいでしょう。昼間は半袖でOKですが、夜は冷え込むので長袖のシャツを1枚用意しておきましょう。
  • 秋
    9月下旬〜10月中旬頃までは黄葉の美しい季節。天気が良ければ日中は長袖シャツで十分ですが、曇りの日や朝晩の冷え込みに備え防寒着の用意を。
  • 冬
    緯度の割に寒くありませんが、11月下旬頃から気温は氷点下を下回り、3月頃までは雪に覆われ-20度くらいまで冷え込むことも。防寒対策をしっかりと。

※平均気温、降水量:Weather Spark ウェブサイト調べ

電圧・プラグ・荷造り・必需品

日本とは電圧もプラグの形状も異なるので、日本の電気器具をそのまま使用する場合は、変圧器とアダプターが必要です。

  • 電圧
    220ボルト
  • プラグ
    • Cタイプ
    • Cタイプ
  • 上手な荷造り
    かさばる衣類などは荷造り用の便利グッズを使って小さくまとめ、帰りのおみやげ用のスペースも考えて荷造りしましょう。
  • 旅の必需品
    必需品は念入りに確認。パスポートとお金(現金・カード)、ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参しましょう。

持っていくと便利

  • 電卓
    電卓さえあれば値段交渉や日本円換算がスムーズになり、お買い物がもっと楽しくなります。
  • 衣類圧縮袋
    おみやげなどがカバンに入らなくなってしまったら、かさばる衣類を小さくまとめて空間を確保できます。
  • 常備薬
    海外では気候の変化や旅の疲れから体調を崩すことも。あらかじめ飲み慣れている薬を用意しましょう。
  • 上着
    真夏でも昼夜の寒暖の差が大きいので、上に羽織るものを持っていくと重宝します。
  • ティッシュ
    紙が備わっていないトイレもあるので、ティッシュを持っていくと安心です。
  • 密閉式の小袋
    市場で買った生鮮品やテイクアウトの惣菜をこれで密閉。ホテルや機内でも匂いが気になりません。

フライト・飛行時間

日本からリトアニアへの直行便はありません。ヨーロッパ系航空会社は乗り継ぎが一度で済み、特にフィンランド航空のヘルシンキ経由は最短で便利。

  • 経由便
    成田・関西・中部からフィンランド航空でヘルシンキへは約12時間。ヘルシンキから約1時間40分のフライトで、首都ヴィリニュスに到着します。
  • 機内への持ち込み
    原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前に確認をしましょう。

リトアニアへの入国

リトアニアは「シェンゲン協定」加盟国です。日本など加盟国以外から入国する場合は、到着した空港と最後に出国する空港で入国・税関審査を受けます。

  • パスポート残存有効期限
    出国時にパスポートの残存有効期間が3か月以上あることが必要です。残りの有効期間を確認しておきましょう。
  • パスポート査証欄の
    余白ページ数
    パスポート査証欄の空白ページが2ページ以上あることが必要。残りのページ数を必ず確認しましょう。
  • ビザの発給
    180日間で90日以内の滞在であれば、ビザの取得は必要ありません。ビザが必要な場合は、各国の大使館にお問い合わせください。
  • 旅行保険の加入
    滞在期間中有効な旅行保険の加入が義務付けられています。必要な補償額については事前にご確認ください。
  • 入国カード
    必要事項を記入してパスポートとともに入国審査の際に提出するカードですが、リトアニアでは必要ありません。
  • 空港税について
    ツアー料金には含まれていない場合が多いので注意しましょう。各空港により金額は異なります。
  • シェンゲン協定について
    EUに加盟する一部の国が中心となって結んだ検査廃止協定のこと。シェンゲン加盟国間を移動する場合は、入出国審査は不要になります。
  • ※日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合の条件です。
    ※この情報は2024年5月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。
  • リトアニア入国の流れ
    1. 1.入国審査(Immigration)
      カウンターに並び、パスポートを係官に提示。ほとんど質問されることはありません。
      ※日本からシェンゲン協定実施国を訪れる場合、入国審査は最初に入国した国で行われます。ヘルシンキを経由してバルト三国に入国する場合、入国審査はヘルシンキで行われます。
    2. 2.荷物の受け取り(Baggage Claim)
      自分の乗ってきた便名が表示されたターンテーブルで、搭乗前に預けた荷物を受け取ります。
    3. 3.税関(Customs)
      スムーズに通過できますが、荷物をチェックされることがあったら素直に従いましょう。

リトアニアから出国

余裕を持って空港へ。タックスフリーの店で買い物をし、付加価値税の払い戻しを受ける人は、税関で手続きを済ませ、出国審査の後、還付金を受け取りましょう。

  • リトアニア出国の流れ
    1. 1.チェックイン(搭乗手続き)
      チェックインカウンターに並び、航空券とパスポートを提示し、荷物を預け、搭乗券を受け取ります。
    2. 2.手荷物検査
      係官に搭乗券を提示してセキュリティチェックを受けます。
    3. 3.出国審査
      係官にパスポートと搭乗券を提示し審査を受けます。
      ※リトアニアからヘルシンキを経由して日本へ出国する場合、出国審査はヘルシンキで行われます。

水事情

水道水はカルシウムを多く含む硬水なので、生水は飲まない方がよいでしょう。一度沸騰させるか、ミネラルウォーターの飲用をおすすめします。

  • ミネラルウォーターの種類
    レストランでミネラルウォーターと言うと、多くは炭酸入りを持ってきます。味が気になる人は炭酸なし(Still)を注文するようにしましょう。
  • 公共施設では
    真夏でも高温になることはまれですが、屋外の観光にはミネラルウォーターを携行すると安心です。
  • ミネラルウォーター(500ml)物価は?
    約0.6~1ユーロで購入できます。炭酸有り/なしがあるので気を付けましょう。

トイレ事情

公衆トイレはほとんどが有料です。心配な人は出かける前にホテルで済ませるか、レストランやカフェのトイレを借りるとよいでしょう。

  • 紙は備え付けのくずかごへ
    有料トイレではチップを支払うと紙を渡されたり、自分でちぎって持っていく場合も。紙が流せないトイレも多く、その場合は使用後、備え付けのくずかごに捨てること。

郵便・電話・インターネット

カード式公衆電話から国際電話がかけられます。カードの購入は郵便局やキオスクで。また、 郵便事情も良好で、エアメールは1週間前後で日本に届きます。

  • 郵便
      • 切手:郵便局の営業時間は月〜金曜9:00〜18:00、土曜9:00〜15:00が一般的。日曜は休業。切手の購入はキオスクでも可能。
      • ポスト:黄色
      • ハガキ:エアメールは1週間前後で日本に届きます。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本への国際電話は、00(国際電話識別番号)、81(日本の国番号)、最初の0を除いた市外局番、電話番号の順でダイヤル。
    • レンタル携帯:現地でも使える携帯電話があると、いざというとき便利。出発前に日本でレンタル、携帯番号を家族や友人に連絡しておけば安心です。
  • インターネット事情
    都市部を中心にインターネット環境が整備され、インターネットカフェも容易に見つけられます。日本から自分のパソコンを持っていく場合は、電圧の違いに注意しましょう。

トラブル・治安

治安は良好ですが、観光化が進むにつれて軽犯罪は増加傾向に。外国人は人目につきやすいので、裏通りや夜間の一人歩きは避けましょう。

  • スリ・ひったくり
    観光地、駅、バスターミナル、市場、車内など混雑する場所ではスリの被害が発生しています。多額の現金を持ち歩かない、貴重品は分散して持つなど、十分に注意しましょう。
  • パスポート(旅券)の紛失
    すみやかに警察に被害届を出し、盗難・紛失証明書を作成してもらい、各国の日本大使館で発給手続きを。出国予定日が迫っている場合は、帰国のための渡航書を申請します。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    ホテル内で盗難や窃盗などに遭った場合は、ホテルのフロントを通して警察に連絡。外出中のトラブルは緊急電話に連絡。状況を説明できるよう各国語の会話本などを携行すれば安心。
    警察TEL:02
  • 海外旅行保険に入って行こう
    リトアニアでは滞在期間中有効な旅行保険の加入が義務付けられています。日本と違う環境の海外では、病気やケガ、盗難など、いつどんなトラブルにまきこまれるかわかりません。万一の場合に様々なサポートが受けられる海外旅行保険に入りましょう。

マナー

リトアニアはカトリック、プロテスタント、ロシア正教などを信仰する敬虔なキリスト教徒の国です。教会などを観光する場合は、慎み深い行動が望まれます。

  • チップ
    ホテルのベッドメイキングは日本円に換算して100円程度、レストランは請求額の10%程度、カフェは端数をきり上げて置く程度。なお、特別なサービスをしてもらったときには感謝の気持ちとしてチップを渡すのが一般的。
  • 喫煙
    ホテルやレストラン、カフェなど公共の建物内はすべて禁煙です。タバコを吸いたいときは、喫煙コーナーか屋外の灰皿のある場所へ。
  • 写真撮影
    軍事関係施設などを除き、写真撮影に制限はありませんが、むやみにカメラを向けられるのを嫌う傾向が。人物を撮影するときは必ず了承を求めてから。
  • 服装もTPOを考えよう
    カフェはカジュアルな服装で気軽に。高級レストランに出かけるときは、ちょっと改まった装いで、おしゃれな雰囲気と料理を楽しみましょう。教会を観光するときも服装に気を配って。

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