
レギスタン広場
サマルカンド3つのメドレセに囲まれた広場で、サマルカンドを代表する観光地。ブルーのタイルを使用した建物は目を見張る美しさです。
シルクロードの十字路として栄えたウズベキスタン。なかでもイスラム建築の美しさを堪能できるサマルカンドのレギスタン広場は必見です!ほかにも活気あふれる首都タシケントも見逃せません。そんなウズベキスタンの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。
3つのメドレセに囲まれた広場で、サマルカンドを代表する観光地。ブルーのタイルを使用した建物は目を見張る美しさです。
ウズベキスタン初の世界遺産で、17世紀以降に建てられたモスクやマドラサが数多く残されて街全体が博物館のような都市となります。
青いタイルで装飾された美しいモスクや廟が立ち並ぶスポット。色もさることながら、各建物に描かれた精緻な装飾も見ものです。
ブハラの旧市街で一際目を惹く全長46.5mの塔。上まで登ればブハラの街並みを一望でき、夜にライトアップもされた姿も魅力。
世界遺産のレギスタン広場にあるモスクのうちの1つで、中央アジアでも最大級のその大きさは圧巻です。
15世紀に建てられた宮殿の跡地。現在残されている2本の門柱だけでも、宮殿の大きさと装飾の美しさを感じ取れます。
紀元前4世紀ごろから存在したとされる城塞。城内部を見学できるほか、隣接する博物館ではブハラの歴史を学べます。
サマルカンド州
サマルカンドは、中央アジアのシルクロードの中心地として栄えたウズベキスタンの古都で、2001年に世界遺産に登録されました。紀元前からの歴史があり、古代ギリシアのアレクサンドロス大王も訪れたと伝えられています。14世紀にはティムール帝国の首都となり、有名なレギスタン広場やシャーヒズィンダ廟群をはじめとした美しいイスラム建築が建てられました。これらの建築物は青色のタイルで装飾され、その鮮やかな青色はサマルカンド・ブルーとして知られています。活気あるバザールでは、新鮮な野菜や果物、刺繍などの伝統工芸品が豊富に並んでいます。美しい建築と豊かな歴史、そして親しみやすい雰囲気で、多くの観光客を魅了する街です。
詳しく見るサマルカンド州
古都サマルカンドにあるウズベキスタン随一の観光スポット、レギスタン広場。シルクロード主要路の交差点で、かつては多くの交易商人が行き交い、活気にあふれていたといいます。また、政治・経済・文化の中心的な場所でもありました。広場内には、メドレセと呼ばれるイスラムの神学校が三つあり、その全てにサマルカンド・ブルーと呼ばれる青を基調としたタイル装飾が施されています。この鮮やかなタイルは、中国の陶磁器とペルシアの顔料が組み合わさって誕生したものです。広場を日中に訪れると、青空に映えるメドレセの美しさを堪能できます。一方で夜に訪れると、ライトアップされたメドレセが暗闇に浮かび上がり、また格別の景色を楽しめます。
詳しく見るサマルカンド州
サマルカンド観光のハイライトともいえるレギスタン広場内には、メドレセと呼ばれるイスラムの神学校が三つあります。広場に向かって左にあるのがウルグベクメドレセ、右にあるのがシェルドルメドレセ、そして中央にそびえるのがティラカリメドレセです。このティラカリメドレセの建設はシェルドルメドレセ完成の10年後、同一の建築家によって1646年に始められ、1660年に完成しました。ティラカリメドレセの中には、青いドームで覆われた礼拝堂があります。ティラカリとは金箔という意味で、その名の通りドームの下は金箔で覆われています。輝く金と深い青が織りなす緻密な装飾は、まさに心奪われるような美しさです。
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シャーヒズィンダ廟群は、サマルカンドの聖地として知られる観光名所。預言者ムハンマドのいとこ、クサム・イブン・アッバースのために造られた霊廟です。シャーヒズィンダとは、生ける王という意味。クサム・イブン・アッバースが、異教徒に襲われ首を切られながらも、首を持ってその後も生きながらえていると言い伝えられていたため、この名が付きました。かつては霊廟が42カ所あったといわれていますが、現在では14カ所のみが残っており、それらが一直線に並んでいます。濃淡さまざまな青のタイル装飾の美しさに、多くの観光客が魅了されます。巡礼者が訪れる神聖な場所でもあるため、敬意を払い適切な服装で訪れましょう。
詳しく見るホラズム州
ウズベキスタンの西部、ホラズム地方に位置する街、ヒヴァ。17世紀にヒヴァ・ハーン国の首都となり、重要な交易中継地として繁栄したオアシス都市です。ヒヴァの内城イチャン・カラは、1990年にウズベキスタンで初めて世界遺産に登録されました。この旧市街には20のモスク、20のメドレセ、6基のミナレットがあるなど、歴史的なイスラム建築が数多く残っています。特に、未完成のカルタ・ミナルや、豪華なタシュ・ハウリ宮殿、特徴的なジュマ・モスクは必見です。実際に街を歩けば、まるで中世のような雰囲気を味わえ、シルクロードの歴史に思いを馳せられます。地元料理やダンスをはじめとした、独特なホラズム文化も魅力の一つです。
詳しく見るホラズム州
短い塔という意味をもつカルタ・ミナルは、ヒヴァの内城イチャン・カラの西門から入るとすぐ目に入る、青いミナレットです。もともとは、1852年にムハンマド・アミン・ハーンが、中央アジアで最も高いミナレットを目指して建設を始めました。しかし、彼のペルシア遠征中の死により工事は中断され、未完成のままのミナレットとなってしまいました。現在は高さ26m、直径14mの基礎部分だけが残っていますが、本来は80mもの高さになる予定だったといいます。カルタ・ミナルにはタイル装飾が施されており、青、緑、ターコイズ、白などの色彩が美しく調和しています。夜にはライトアップされ、その魅力が一層引き立った姿が見られます。
詳しく見るタシケント
首都タシケントは、多民族が共存するウズベキスタンの最大都市。旧市街と新市街に分かれており、歴史と近代性が共存しています。新市街は、豊かな緑とともに高層ビルが立ち並び、中央アジアの中心的都市であることが感じられる風景です。一方、旧市街では迷路のように入り組んだ道に、歴史的なクカルダシュ・メドレセやジュマ・モスクが点在しています。1977年に中央アジアで初めて開通した地下鉄の各駅は、それぞれテーマの異なる美しい装飾で彩られています。2018年に地下鉄駅構内での写真撮影が解禁され、観光客の新たな楽しみとなりました。国際線も多く発着し、ウズベキスタン観光の玄関口としての役割を担う都市です。
詳しく見るタシケント
タシケントの旧市街にあるチョルスーバザールは、四つの道が交差する場所のバザールという意味をもつ巨大な市場です。100年以上の歴史があり、中央アジアでも有数の規模を誇ります。青いドーム内では肉・乳製品・スパイス・惣菜・はちみつといった食料品が、ドームの周辺では日用品・クラフト雑貨・お土産品などが主に売られています。チャイハナと呼ばれる食堂で、プロフやシャシリクなどのウズベクローカルフードを楽しむのもおすすめです。また、バザールの北側にある広場では、礼拝用じゅうたんや数珠などの宗教用具が販売されているほか、見せ物が開催されることもあります。月曜日は多くの店が休みなので注意しましょう。
詳しく見るブハラ州
ブハラは2500年以上の歴史をもつ古都で、かつてブハラ・ハーン帝国として栄えた場所です。13世紀にチンギス・ハーンによって破壊されたものの、16世紀に復興し、聖なるブハラとしてイスラム世界の文化的中心地となりました。1993年には世界遺産にも登録されています。ペルシア系のタジク民族も40%ほどと多く住んでおり、独自の文化が根付いている点も特徴です。ブハラは旧市街と新市街に分かれていますが、観光のメインとなる遺跡などは旧市街にあります。そのほとんどは徒歩で巡ることが可能で、歴史的なイスラム建築を見学しながら街歩きをすれば、中世イスラムの雰囲気が感じられるでしょう。スザニ刺繍や雑貨などのお土産品も豊富です。
詳しく見るカシュカダリヤ州
シャフリサブスは、ウズベキスタンの英雄アミール・ティムールの生誕地であり、2000年にはシャフリサブス歴史地区としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。シルクロードのオアシス都市として栄えた場所で、シャフリサブスには緑の街という意味があります。街の中心の広場にはティムール像が立ち、その近くにはティムールが建てたアクサライ宮殿の遺跡があります。また、ティムールの父が眠るドルッティロヴァット建築群や、ティムール自身が本来葬られるはずだったドルッサオダット建築群も見どころです。現在は、当時の華やかさを秘めた静かな街として、訪れる人々を魅了しています。標高2,000m級の峠を越える道中では、風光明媚な景色も楽しめます。
詳しく見るスルハンダリヤ州
テルメズは、アフガニスタンとの国境付近に位置するウズベキスタン南部の街です。紀元前1世紀ごろに造られたとされ、現在も古代遺跡や歴史的建造物が残されており、考古学や古代文明に興味を持つ人にとって見逃せない観光地です。イスラム教徒が大半を占めるウズベキスタンではイスラム教関連の建造物が多く見られますが、テルメズにはカラテパ・スルハンダリヤ・ファヤズテパといった仏教遺跡が残っています。また、テルメズ考古学博物館にはファヤズテパで発掘された釈迦如来像のレプリカや、その他にも仏教遺跡や考古学関連の貴重な資料が豊富に展示されています。遺跡巡りや博物館見学で古代のロマンを感じられる旅をテルメズで体験してみてください。
詳しく見るカラカルパクスタン共和国
アヤズ・カラは、ウズベキスタン西部のカラカルパクスタン共和国にある古代ホラズムの遺跡です。この地域にはいくつかの古代ホラズムの城塞が遺跡として残っています。その中でも最大規模を誇るのがアヤズ・カラです。アヤズ・カラは三つの城塞からなる遺跡群で、最も古いとされているアヤズ・カラ3の建築時期は、紀元前5〜4世紀ごろです。保存状態はアヤズ・カラによって異なるものの、城壁・塔・回廊・部屋の屋根などが見られます。古代においては高度な文明が発展し、ヨーロッパとアジアの交易が盛んになってからは、シルクロードの中継地点としても栄えたホラズム。荒涼とした砂漠にそびえ立つ遺跡に足を踏み入れると、かつて繁栄した時代の名残が感じられるかもしれません。アヤズ・カラは砂漠地帯の小高い丘の上に立っているので、スニーカーのように歩きやすく汚れても問題がない靴で訪れることをおすすめします。
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世界遺産に登録された街サマルカンドにあるビービー・ハーヌム・モスク。鮮やかなコバルトブルーのドームや、紺や金色を基調とした細かで美しい模様が描き巡らされた壁が見どころとして挙げられます。中庭には大理石でできたラウヒというコーランを読むための台が設置されており、このラウヒの周りを願い事を唱えながら3周すると、願い事が成就するといわれています。ビービー・ハーヌム・モスクはサマルカンドを中心に権勢を振るったティムールの命により建築され、完成当時は世界最大のモスクでした。19世紀に発生した地震でモスクの何カ所かは崩壊してしまいました。その後、廃虚化していましたが、世界遺産登録後にユネスコの支援で修復が進められました。現在はサマルカンド観光では外せないスポットになるほど、美しい姿で蘇っています。
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青の都と呼ばれるサマルカンドには、その名を象徴するような鮮やかなサマルカンドブルーで彩られた建物が点在しています。グーリ・アミール廟はその中の一つで、ティムール朝の創始者アミール・ティムールと一族の墓です。イスラム建築の傑作ともいわれるグーリ・アミール廟。コバルトブルー・紺・スカイブルーなどさまざまなバリエーションの青色で装飾されたドームやアーチは目を引きつけます。また、外観の美しさだけでなく霊廟内の豪華な装飾も見逃せません。墓石が設置された場所は1996年に修復が行われたのですが、壁の装飾に黄金が3〜4kg使用されました。その壁には精巧な文様や装飾が施されています。霊廟内には一族の墓が設置され、中央の黒い墓石がアミール・ティムールの墓です。しかし、亡骸はこの墓石には納められておらず、実際は墓石のちょうど真下にある地下室に納められています。
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サマルカンド市街地から少し離れた高台にあるウルグ・ベク天文台は、ティムール朝の王で天文学者であったウルグ・ベクによって建設されました。彼の死後、天文台のほとんどが破壊されてしまったため、現在は残された一部を見学できる状態です。現代のように測定技術が発達していない15世紀に、ウルグ・ベクは既に1年が365日6時間10分8秒という計算をこの天文台でしていました。当時としては大規模な天文台だったにもかかわらず、現在はわずか地下部分のみが残っている状態で、残念ながら建設当時の天文台の全貌はつかめません。ただ、併設されている博物館では天文台の模型が設置されています。天体図などの資料も展示されているので、天文台跡とあわせて見学するのをおすすめします。
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ミル・アラブ・メドレセはブハラにあるイスラム教の神学校です。現在も神学校として使用されています。現役の学校でありながらも、美しい青いドームと華麗な装飾が施された正面玄関のイスラム建築様式が見学できるため、ブハラでは外せない観光スポットです。ソ連時代は多くのメドレセが閉校を余儀なくされましたが、ミル・アラブ・メドレセは開校が認められていました。ソ連時代の開校には逸話が残っており、サマルカンドのグーリ・アミール廟でスターリンがティムールの墓を調べた後に、ソ連はナチスの侵攻を受けました。偶然が重なったのかもしれませんが、ティムールの呪いではないかと懸念され、ミル・アラブ・メドレセは存続が認められたともいわれています。
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12世紀に建てられたカラーン・ミナレットは、市街地が世界遺産に登録されているブハラのランドマークでもあります。カラーン・ミナレットはタジク語で大きな光塔という意味です。その名のとおり46.5mの高さを誇り市街地で最も高く、遠くからでもその姿を捉えられます。ミナレット内部には隣にあるカラーン・モスクを経由して入れますが、105段螺旋階段が待ちかまえています。塔の上からはブハラの街並みを見渡せますが、塔の内部は薄暗く階段には手すりもついていないので、注意が必要です。カラーン・ミナレットはイスラム教において信者に祈りを呼びかける目的で建設されました。しかし、宗教的な目的だけでなく囚人の処刑を行うために使われていた時代もありました。そのため死の塔という別名もつけられています。
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ナディール・ディヴァンベギ・メドレセはブハラにあるイスラム教の神学校です。建物は典型的なイスラム教様式で建てられており、外観は美しい装飾が施されています。ナディール・ディヴァンベギ・メドレセでの見どころは、入り口上部に描かれている鳳凰・鹿・太陽のモチーフが挙げられます。偶像崇拝を禁じているイスラム教関連の建物では珍しいことです。この建物は当初キャラバンサリという商人や旅人が宿泊するための施設として建てられたようです。しかし、後に神学校として使用されることになったため、他のイスラム教関連の建築では見られない装飾が含まれています。ナディール・ディヴァンベギ・メドレセはラビハウズという人工の池と同じ敷地にあります。池の周りではゆったりと過ごせる場所もあるので、観光の合間に一息つくのにもおすすめです。
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スィトライ・マヒ・ホサ宮殿はブハラ王朝最後の王アリム・ハーンの命で建築された宮殿です。建築には当時のブハラで最高の職人とロシア人技師が携わり、東洋と西洋のスタイルが融合された美しい宮殿が完成しました。月と星の宮殿という名前の宮殿は、一説によると王の妻シトラに捧げたといわれています。宮殿内にはシャンデリアやロシア製の家具など、王の宮殿にふさわしい装飾や調度品がそろえられました。スィトライ・マヒ・ホサ宮殿では数多くの鏡を使用した装飾が見逃せません。宮殿は現在、装飾応用美術博物館として開館しています。博物館ではブハラの工芸品や美術品だけでなく、19〜20世紀の宮廷家具、ロシアの宮廷工芸品、日本・中国の陶磁器など豪華絢爛な展示品を見学できます。
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歴代のブハラ王が居住していたアルク城。ブハラ最古の建造物でその歴史は5世紀ごろからとされています。アルク城は度重なる破壊行為に見舞われ、その度に再建されてきた城です。現存しているものは18世紀に建てられた石造部分です。かつては木造部分もありましたが、ソ連軍によって破壊されました。城壁に囲まれた約4haの敷地内には、一つの街が形成されていました。城内には、かつての玉座・王の居室跡・拷問室・警備の詰所・モスク・家畜小屋などが残されています。また、博物館が併設されており、こちらでは古代から中世にかけてのブハラの歴史が学べる展示を見学できます。城壁の上からはブハラの街並みを見渡せるので、ぜひ上ってみてください。
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アリシェル・ナヴォイ劇場は、ウズベキスタンの詩人アリシェル・ナヴォイの生誕500年を記念して1947年に建てられた劇場です。第二次世界大戦後、ソ連に強制連行された日本人捕虜兵によって建築された劇場としても知られています。また、タシケント大地震が起きた際にも損壊せずに済んだのは、建設当時の日本人の丁寧な仕事のおかげだからだという逸話も残っています。劇場では、オペラ・バレエ・演劇などさまざまな演目を現在も鑑賞できます。日本とゆかりのある劇場で観劇してみるのも旅のいい思い出になりそうです。なお、格式ある劇場のため、ラフな服装やスニーカーでの入場は禁止されています。観劇の際はマナーについても確認しておくといいでしょう。
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四つのミナレットという名前のチョルミナール。メドレセである正方形の建物の四隅にミナレットが建てられ、塔の頂上部分は鮮やかなコバルトブルー色のドームで覆われています。四つの塔は、それぞれ異なる模様で装飾されています。一説によると、装飾で世界の四つの宗教について表現しているとのことです。特に、十字架・キリスト教のシンボルの魚・仏教のマニ車などはわかりやすい図像として装飾に現れています。四つのミナレットという名前でありながらも、これらの塔はミナレットとして建てられたわけではなく、装飾用として建てられました。イスラム教において、ミナレットは礼拝を呼びかけるアザーンを流すための塔です。ミナールという名前がついていながらもミナレットではないチョルミナール。塔の装飾の美しさや、印象に残りやすい外観からブハラの観光スポットとして知られています。
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世界遺産に登録されているイチャンカラは、ヒヴァにある城壁に囲まれた街です。壁の内側の街全体が博物館都市に指定され、城塞・宮殿・モスク・ミナレット・キャラバンサライ・市場などのような数多くの歴史的建造物を見学できます。イチャンカラで見逃せないスポットとして挙げられるのが、ジュマ・モスクです。このモスクには装飾が施された212本の木造の柱が使用されています。中央アジアの気候に合うよう設計されているモスクです。また、釉薬をかけた青・緑・白のタイルで覆われたカルタ・ミノールのミナレットも中央アジアで最も美しいといわれています。オアシス都市でもあったイチャンカラは2000年ほどの歴史を持っています。建築当時の建物は破壊されてしまったものが多く、現在残っているものの多くは18世紀に再建されたものです。
詳しく見るSamarkand, Uzbekistan
サマルカンド国際空港から市内までタクシーで約15分
なし
なし
なし
サマルカンドは、中央アジアのシルクロードの中心地として栄えたウズベキスタンの古都で、2001年に世界遺産に登録されました。紀元前からの歴史があり、古代ギリシアのアレクサンドロス大王も訪れたと伝えられています。14世紀にはティムール帝国の首都となり、有名なレギスタン広場やシャーヒズィンダ廟群をはじめとした美しいイスラム建築が建てられました。これらの建築物は青色のタイルで装飾され、その鮮やかな青色はサマルカンド・ブルーとして知られています。活気あるバザールでは、新鮮な野菜や果物、刺繍などの伝統工芸品が豊富に並んでいます。美しい建築と豊かな歴史、そして親しみやすい雰囲気で、多くの観光客を魅了する街です。
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Registan St, Samarkand, Uzbekistan
サマルカンド駅からタクシーで約15分
9:00~19:00 (冬季 9:00~17:00)
不明
50,000スム
古都サマルカンドにあるウズベキスタン随一の観光スポット、レギスタン広場。シルクロード主要路の交差点で、かつては多くの交易商人が行き交い、活気にあふれていたといいます。また、政治・経済・文化の中心的な場所でもありました。広場内には、メドレセと呼ばれるイスラムの神学校が三つあり、その全てにサマルカンド・ブルーと呼ばれる青を基調としたタイル装飾が施されています。この鮮やかなタイルは、中国の陶磁器とペルシアの顔料が組み合わさって誕生したものです。広場を日中に訪れると、青空に映えるメドレセの美しさを堪能できます。一方で夜に訪れると、ライトアップされたメドレセが暗闇に浮かび上がり、また格別の景色を楽しめます。
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Registan St, Samarkand, Uzbekistan
サマルカンド駅からタクシーで約15分
9:00~19:00 (冬季9:00~17:00)
不明
50,000スム(レギスタン広場入場料)
サマルカンド観光のハイライトともいえるレギスタン広場内には、メドレセと呼ばれるイスラムの神学校が三つあります。広場に向かって左にあるのがウルグベクメドレセ、右にあるのがシェルドルメドレセ、そして中央にそびえるのがティラカリメドレセです。このティラカリメドレセの建設はシェルドルメドレセ完成の10年後、同一の建築家によって1646年に始められ、1660年に完成しました。ティラカリメドレセの中には、青いドームで覆われた礼拝堂があります。ティラカリとは金箔という意味で、その名の通りドームの下は金箔で覆われています。輝く金と深い青が織りなす緻密な装飾は、まさに心奪われるような美しさです。
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MX7Q+257, M-37, Samarkand, Samarqand Region, ウズベキスタン
サマルカンド駅からタクシーで約20分
7:00〜22:00
なし
40,000スム
シャーヒズィンダ廟群は、サマルカンドの聖地として知られる観光名所。預言者ムハンマドのいとこ、クサム・イブン・アッバースのために造られた霊廟です。シャーヒズィンダとは、生ける王という意味。クサム・イブン・アッバースが、異教徒に襲われ首を切られながらも、首を持ってその後も生きながらえていると言い伝えられていたため、この名が付きました。かつては霊廟が42カ所あったといわれていますが、現在では14カ所のみが残っており、それらが一直線に並んでいます。濃淡さまざまな青のタイル装飾の美しさに、多くの観光客が魅了されます。巡礼者が訪れる神聖な場所でもあるため、敬意を払い適切な服装で訪れましょう。
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Khiva, Uzbekistan
ウルゲンチ空港から車で約30分
なし
なし
なし
ウズベキスタンの西部、ホラズム地方に位置する街、ヒヴァ。17世紀にヒヴァ・ハーン国の首都となり、重要な交易中継地として繁栄したオアシス都市です。ヒヴァの内城イチャン・カラは、1990年にウズベキスタンで初めて世界遺産に登録されました。この旧市街には20のモスク、20のメドレセ、6基のミナレットがあるなど、歴史的なイスラム建築が数多く残っています。特に、未完成のカルタ・ミナルや、豪華なタシュ・ハウリ宮殿、特徴的なジュマ・モスクは必見です。実際に街を歩けば、まるで中世のような雰囲気を味わえ、シルクロードの歴史に思いを馳せられます。地元料理やダンスをはじめとした、独特なホラズム文化も魅力の一つです。
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А, Болтаева-41, 220900, Xiva, Xorazm Viloyati, ウズベキスタン
ウルゲンチ空港から車で約1時間
9:00~18:00
不明
不明
短い塔という意味をもつカルタ・ミナルは、ヒヴァの内城イチャン・カラの西門から入るとすぐ目に入る、青いミナレットです。もともとは、1852年にムハンマド・アミン・ハーンが、中央アジアで最も高いミナレットを目指して建設を始めました。しかし、彼のペルシア遠征中の死により工事は中断され、未完成のままのミナレットとなってしまいました。現在は高さ26m、直径14mの基礎部分だけが残っていますが、本来は80mもの高さになる予定だったといいます。カルタ・ミナルにはタイル装飾が施されており、青、緑、ターコイズ、白などの色彩が美しく調和しています。夜にはライトアップされ、その魅力が一層引き立った姿が見られます。
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Тоshkent, Uzbekistan
タシケント国際空港から市内まで車で約15分
なし
なし
なし
首都タシケントは、多民族が共存するウズベキスタンの最大都市。旧市街と新市街に分かれており、歴史と近代性が共存しています。新市街は、豊かな緑とともに高層ビルが立ち並び、中央アジアの中心的都市であることが感じられる風景です。一方、旧市街では迷路のように入り組んだ道に、歴史的なクカルダシュ・メドレセやジュマ・モスクが点在しています。1977年に中央アジアで初めて開通した地下鉄の各駅は、それぞれテーマの異なる美しい装飾で彩られています。2018年に地下鉄駅構内での写真撮影が解禁され、観光客の新たな楽しみとなりました。国際線も多く発着し、ウズベキスタン観光の玄関口としての役割を担う都市です。
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57 Tafakkur ko'chasi, Тошкент, ウズベキスタン
チョルスー駅からすぐ
5:00~20:00(店舗により異なる)
店舗により異なる
なし
タシケントの旧市街にあるチョルスーバザールは、四つの道が交差する場所のバザールという意味をもつ巨大な市場です。100年以上の歴史があり、中央アジアでも有数の規模を誇ります。青いドーム内では肉・乳製品・スパイス・惣菜・はちみつといった食料品が、ドームの周辺では日用品・クラフト雑貨・お土産品などが主に売られています。チャイハナと呼ばれる食堂で、プロフやシャシリクなどのウズベクローカルフードを楽しむのもおすすめです。また、バザールの北側にある広場では、礼拝用じゅうたんや数珠などの宗教用具が販売されているほか、見せ物が開催されることもあります。月曜日は多くの店が休みなので注意しましょう。
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Bukhara, Uzbekistan
ブハラ空港から車で約15分
なし
なし
なし
ブハラは2500年以上の歴史をもつ古都で、かつてブハラ・ハーン帝国として栄えた場所です。13世紀にチンギス・ハーンによって破壊されたものの、16世紀に復興し、聖なるブハラとしてイスラム世界の文化的中心地となりました。1993年には世界遺産にも登録されています。ペルシア系のタジク民族も40%ほどと多く住んでおり、独自の文化が根付いている点も特徴です。ブハラは旧市街と新市街に分かれていますが、観光のメインとなる遺跡などは旧市街にあります。そのほとんどは徒歩で巡ることが可能で、歴史的なイスラム建築を見学しながら街歩きをすれば、中世イスラムの雰囲気が感じられるでしょう。スザニ刺繍や雑貨などのお土産品も豊富です。
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Shahrisabz, Uzbekistan
サマルカンドから車で約2時間
なし
なし
なし
シャフリサブスは、ウズベキスタンの英雄アミール・ティムールの生誕地であり、2000年にはシャフリサブス歴史地区としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。シルクロードのオアシス都市として栄えた場所で、シャフリサブスには緑の街という意味があります。街の中心の広場にはティムール像が立ち、その近くにはティムールが建てたアクサライ宮殿の遺跡があります。また、ティムールの父が眠るドルッティロヴァット建築群や、ティムール自身が本来葬られるはずだったドルッサオダット建築群も見どころです。現在は、当時の華やかさを秘めた静かな街として、訪れる人々を魅了しています。標高2,000m級の峠を越える道中では、風光明媚な景色も楽しめます。
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ウズベキスタン共和国テルメズ
テルメズ市街地はテルメズ空港から車で10分程度
終日
なし
なし
テルメズは、アフガニスタンとの国境付近に位置するウズベキスタン南部の街です。紀元前1世紀ごろに造られたとされ、現在も古代遺跡や歴史的建造物が残されており、考古学や古代文明に興味を持つ人にとって見逃せない観光地です。イスラム教徒が大半を占めるウズベキスタンではイスラム教関連の建造物が多く見られますが、テルメズにはカラテパ・スルハンダリヤ・ファヤズテパといった仏教遺跡が残っています。また、テルメズ考古学博物館にはファヤズテパで発掘された釈迦如来像のレプリカや、その他にも仏教遺跡や考古学関連の貴重な資料が豊富に展示されています。遺跡巡りや博物館見学で古代のロマンを感じられる旅をテルメズで体験してみてください。
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226G+8VM, Qoraqalpog’iston Respublikasi, ウズベキスタン
ヒヴァから車で3時間程度
終日
なし
なし
アヤズ・カラは、ウズベキスタン西部のカラカルパクスタン共和国にある古代ホラズムの遺跡です。この地域にはいくつかの古代ホラズムの城塞が遺跡として残っています。その中でも最大規模を誇るのがアヤズ・カラです。アヤズ・カラは三つの城塞からなる遺跡群で、最も古いとされているアヤズ・カラ3の建築時期は、紀元前5〜4世紀ごろです。保存状態はアヤズ・カラによって異なるものの、城壁・塔・回廊・部屋の屋根などが見られます。古代においては高度な文明が発展し、ヨーロッパとアジアの交易が盛んになってからは、シルクロードの中継地点としても栄えたホラズム。荒涼とした砂漠にそびえ立つ遺跡に足を踏み入れると、かつて繁栄した時代の名残が感じられるかもしれません。アヤズ・カラは砂漠地帯の小高い丘の上に立っているので、スニーカーのように歩きやすく汚れても問題がない靴で訪れることをおすすめします。
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MX6J+72W, Bibikhonim St, Samarkand, Samarqand Region, Uzbekistan
レギスタン広場から徒歩15分程度
終日
なし
2.50USドル(World Heritage Journeysから)
世界遺産に登録された街サマルカンドにあるビービー・ハーヌム・モスク。鮮やかなコバルトブルーのドームや、紺や金色を基調とした細かで美しい模様が描き巡らされた壁が見どころとして挙げられます。中庭には大理石でできたラウヒというコーランを読むための台が設置されており、このラウヒの周りを願い事を唱えながら3周すると、願い事が成就するといわれています。ビービー・ハーヌム・モスクはサマルカンドを中心に権勢を振るったティムールの命により建築され、完成当時は世界最大のモスクでした。19世紀に発生した地震でモスクの何カ所かは崩壊してしまいました。その後、廃虚化していましたが、世界遺産登録後にユネスコの支援で修復が進められました。現在はサマルカンド観光では外せないスポットになるほど、美しい姿で蘇っています。
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Бўстонсарой кўчаси 1/4, Universitetskiy Boulevard, Samarqand, Samarqand viloyati, ウズベキスタン
レギスタン広場から徒歩15分程度
終日
なし
なし
青の都と呼ばれるサマルカンドには、その名を象徴するような鮮やかなサマルカンドブルーで彩られた建物が点在しています。グーリ・アミール廟はその中の一つで、ティムール朝の創始者アミール・ティムールと一族の墓です。イスラム建築の傑作ともいわれるグーリ・アミール廟。コバルトブルー・紺・スカイブルーなどさまざまなバリエーションの青色で装飾されたドームやアーチは目を引きつけます。また、外観の美しさだけでなく霊廟内の豪華な装飾も見逃せません。墓石が設置された場所は1996年に修復が行われたのですが、壁の装飾に黄金が3〜4kg使用されました。その壁には精巧な文様や装飾が施されています。霊廟内には一族の墓が設置され、中央の黒い墓石がアミール・ティムールの墓です。しかし、亡骸はこの墓石には納められておらず、実際は墓石のちょうど真下にある地下室に納められています。
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M2F4+W7M, Toshkent yo'li, Samarqand, Samarqand viloyati, ウズベキスタン
レギスタン広場から車で15分程度
8:00~20:00
なし
なし
サマルカンド市街地から少し離れた高台にあるウルグ・ベク天文台は、ティムール朝の王で天文学者であったウルグ・ベクによって建設されました。彼の死後、天文台のほとんどが破壊されてしまったため、現在は残された一部を見学できる状態です。現代のように測定技術が発達していない15世紀に、ウルグ・ベクは既に1年が365日6時間10分8秒という計算をこの天文台でしていました。当時としては大規模な天文台だったにもかかわらず、現在はわずか地下部分のみが残っている状態で、残念ながら建設当時の天文台の全貌はつかめません。ただ、併設されている博物館では天文台の模型が設置されています。天体図などの資料も展示されているので、天文台跡とあわせて見学するのをおすすめします。
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Khakikat Str. 9, Buxoro, Buxoro Viloyati, ウズベキスタン
カラーン・ミナレット隣
終日
なし
なし
ミル・アラブ・メドレセはブハラにあるイスラム教の神学校です。現在も神学校として使用されています。現役の学校でありながらも、美しい青いドームと華麗な装飾が施された正面玄関のイスラム建築様式が見学できるため、ブハラでは外せない観光スポットです。ソ連時代は多くのメドレセが閉校を余儀なくされましたが、ミル・アラブ・メドレセは開校が認められていました。ソ連時代の開校には逸話が残っており、サマルカンドのグーリ・アミール廟でスターリンがティムールの墓を調べた後に、ソ連はナチスの侵攻を受けました。偶然が重なったのかもしれませんが、ティムールの呪いではないかと懸念され、ミル・アラブ・メドレセは存続が認められたともいわれています。
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Khakikat Str. 9, Buxoro, Buxoro Viloyati, ウズベキスタン
カラーン・モスク隣
終日
なし
なし
12世紀に建てられたカラーン・ミナレットは、市街地が世界遺産に登録されているブハラのランドマークでもあります。カラーン・ミナレットはタジク語で大きな光塔という意味です。その名のとおり46.5mの高さを誇り市街地で最も高く、遠くからでもその姿を捉えられます。ミナレット内部には隣にあるカラーン・モスクを経由して入れますが、105段螺旋階段が待ちかまえています。塔の上からはブハラの街並みを見渡せますが、塔の内部は薄暗く階段には手すりもついていないので、注意が必要です。カラーン・ミナレットはイスラム教において信者に祈りを呼びかける目的で建設されました。しかし、宗教的な目的だけでなく囚人の処刑を行うために使われていた時代もありました。そのため死の塔という別名もつけられています。
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Bakhowuddin Nakshbandi Str., Buxoro, Buxoro Viloyati, ウズベキスタン
カラーン・ミナレットから徒歩15分程度
終日
なし
なし
ナディール・ディヴァンベギ・メドレセはブハラにあるイスラム教の神学校です。建物は典型的なイスラム教様式で建てられており、外観は美しい装飾が施されています。ナディール・ディヴァンベギ・メドレセでの見どころは、入り口上部に描かれている鳳凰・鹿・太陽のモチーフが挙げられます。偶像崇拝を禁じているイスラム教関連の建物では珍しいことです。この建物は当初キャラバンサリという商人や旅人が宿泊するための施設として建てられたようです。しかし、後に神学校として使用されることになったため、他のイスラム教関連の建築では見られない装飾が含まれています。ナディール・ディヴァンベギ・メドレセはラビハウズという人工の池と同じ敷地にあります。池の周りではゆったりと過ごせる場所もあるので、観光の合間に一息つくのにもおすすめです。
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Buxoro shahri, Moxi Xosa daxasi, shifokorlar ko’chasi 1-uy, Bukhara, Bukhara Region, ウズベキスタン
ブハラ市街地から車で15分程度
終日
なし
なし
スィトライ・マヒ・ホサ宮殿はブハラ王朝最後の王アリム・ハーンの命で建築された宮殿です。建築には当時のブハラで最高の職人とロシア人技師が携わり、東洋と西洋のスタイルが融合された美しい宮殿が完成しました。月と星の宮殿という名前の宮殿は、一説によると王の妻シトラに捧げたといわれています。宮殿内にはシャンデリアやロシア製の家具など、王の宮殿にふさわしい装飾や調度品がそろえられました。スィトライ・マヒ・ホサ宮殿では数多くの鏡を使用した装飾が見逃せません。宮殿は現在、装飾応用美術博物館として開館しています。博物館ではブハラの工芸品や美術品だけでなく、19〜20世紀の宮廷家具、ロシアの宮廷工芸品、日本・中国の陶磁器など豪華絢爛な展示品を見学できます。
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QCH5+4Q4, Afrosiab St, Bukhara, Bukhara Region, ウズベキスタン
カラーン・ミナレットから徒歩15分程度
8:00~20:00
なし
約1.50USドル
歴代のブハラ王が居住していたアルク城。ブハラ最古の建造物でその歴史は5世紀ごろからとされています。アルク城は度重なる破壊行為に見舞われ、その度に再建されてきた城です。現存しているものは18世紀に建てられた石造部分です。かつては木造部分もありましたが、ソ連軍によって破壊されました。城壁に囲まれた約4haの敷地内には、一つの街が形成されていました。城内には、かつての玉座・王の居室跡・拷問室・警備の詰所・モスク・家畜小屋などが残されています。また、博物館が併設されており、こちらでは古代から中世にかけてのブハラの歴史が学べる展示を見学できます。城壁の上からはブハラの街並みを見渡せるので、ぜひ上ってみてください。
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Moustafa Kamoul Atatürk, Bukhara Street 28, 100029, Tashkent, ウズベキスタン
アミール・ティムール広場から徒歩10分程度
終日
なし
なし
アリシェル・ナヴォイ劇場は、ウズベキスタンの詩人アリシェル・ナヴォイの生誕500年を記念して1947年に建てられた劇場です。第二次世界大戦後、ソ連に強制連行された日本人捕虜兵によって建築された劇場としても知られています。また、タシケント大地震が起きた際にも損壊せずに済んだのは、建設当時の日本人の丁寧な仕事のおかげだからだという逸話も残っています。劇場では、オペラ・バレエ・演劇などさまざまな演目を現在も鑑賞できます。日本とゆかりのある劇場で観劇してみるのも旅のいい思い出になりそうです。なお、格式ある劇場のため、ラフな服装やスニーカーでの入場は禁止されています。観劇の際はマナーについても確認しておくといいでしょう。
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Mekhtar Anbar Str. 90, 200100, Buxoro, Buxoro Viloyati, ウズベキスタン
ナディール・ディヴァンベギ・メドレセから徒歩10分程度
終日
なし
なし
四つのミナレットという名前のチョルミナール。メドレセである正方形の建物の四隅にミナレットが建てられ、塔の頂上部分は鮮やかなコバルトブルー色のドームで覆われています。四つの塔は、それぞれ異なる模様で装飾されています。一説によると、装飾で世界の四つの宗教について表現しているとのことです。特に、十字架・キリスト教のシンボルの魚・仏教のマニ車などはわかりやすい図像として装飾に現れています。四つのミナレットという名前でありながらも、これらの塔はミナレットとして建てられたわけではなく、装飾用として建てられました。イスラム教において、ミナレットは礼拝を呼びかけるアザーンを流すための塔です。ミナールという名前がついていながらもミナレットではないチョルミナール。塔の装飾の美しさや、印象に残りやすい外観からブハラの観光スポットとして知られています。
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А, Болтаева-41, 220900, Xiva, Xorazm Viloyati, ウズベキスタン
ウルゲンチ空港からヒヴァまではバスで約1時間半
終日
なし
なし
世界遺産に登録されているイチャンカラは、ヒヴァにある城壁に囲まれた街です。壁の内側の街全体が博物館都市に指定され、城塞・宮殿・モスク・ミナレット・キャラバンサライ・市場などのような数多くの歴史的建造物を見学できます。イチャンカラで見逃せないスポットとして挙げられるのが、ジュマ・モスクです。このモスクには装飾が施された212本の木造の柱が使用されています。中央アジアの気候に合うよう設計されているモスクです。また、釉薬をかけた青・緑・白のタイルで覆われたカルタ・ミノールのミナレットも中央アジアで最も美しいといわれています。オアシス都市でもあったイチャンカラは2000年ほどの歴史を持っています。建築当時の建物は破壊されてしまったものが多く、現在残っているものの多くは18世紀に再建されたものです。
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米を羊肉や野菜、レーズンとともに炊き上げるピラフ。とりわけウズベキスタンではお祝い事に欠かせない一品です。
羊肉とじゃがいもや玉ねぎなどの具材で作るウズベキスタン風ポトフ。シンプルな塩味で素材の味を楽しめます。
ウズベキスタンの屋台では定番のスパイスを効かせた串焼き。羊・牛・鶏・チョウザメなど使用する肉は店によって様々。
牛や羊の肉とじゃがいもを使った煮込み料理。大きめに切った具材をじっくりと煮込んで柔らかく仕上げます。
古代からシルクロードの中継地として栄えたウズベキスタン。華やかな青いタイルで飾られたサマルカンドのモスクや宮殿が、歴史を物語ります。
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