
タリン旧市街
エストニア丘の上のトーンペア城や展望台、中世の雰囲気が残る美しい街並みが見どころ。1997年に世界遺産に登録されました。
エストニア、ラトビア、リトアニアからなるバルト三国。「バルト海の真珠」と称されるリガの旧市街や、タリン旧市街、ヴィリニュス旧市街の世界遺産に登録された中世の街並みが魅力です。バルト三国の基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。
丘の上のトーンペア城や展望台、中世の雰囲気が残る美しい街並みが見どころ。1997年に世界遺産に登録されました。
「バルト海の真珠」と言われる美しい街で、世界遺産に登録されています。城や大聖堂、広場などが見所。
おびただしい数の十字架が並ぶ小高い丘。無形文化遺産に指定されており、今もなお十字架の数は増え続けています。
古い倉庫街を改装した、タリンの芸術・流行の中心地。ギャラリーやブティック、フリーマーケット、屋外アートなどを楽しめます。
石畳の細い道が入り組み、さまざまな様式の歴史的建造物が多く残っています。大聖堂や城門、教会などが見所。
北エストニアの自然や生態系の保護・研究を目的に作られた国立公園。湿原や荘園、湖などの見所がありハイキングを楽しめます。
氷河の溶けた水で侵食された赤砂岩の洞穴。壁が恋人たちの寄せ書きで埋め尽くされています。
エストニア
エストニアの首都・タリンにあり、中世の雰囲気が残る「タリン旧市街」。城壁や門で囲まれており、石畳の路地や歴史が感じられる建物が点在した雰囲気の良いエリアで、1997年に世界遺産に認定されました。中心地にあるラエコヤ広場は、飲食店などのお店が連なっており、近くの路地は「職人の中庭」と呼ばれ、アクセサリーや陶器などのエストニア職人の商品が並んでいます。エストニア最古の大聖堂・聖ニコラス教会では、教会の外に出されたことがない作品「死の舞踏」が鑑賞できるなど、タリン旧市街でしか出会えないスポットが点在。町並みやバルト海が一望できる展望台・コフトウッツァ展望台もあり、絵本のような美しい景色が眺められます。
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ラトビアの首都・リガにある「リガ旧市街」。ロシアとヨーロッパの拠点として繁栄した歴史があり、様々な国の文化が取り入れられた建造物が点在するエリア。その美しさから「バルト海の真珠」と称されており、1997年に世界遺産に認定されました。ロマネスク建築とゴシック建築、そしてバロック建築と、3つの建築様式を融合した「リガ大聖堂」。スウェーデン統治時代に建てられた「スウェーデン門」、ゴシック様式の豪華な建物「ブラックヘッドハウス」など、歴史的な建造物が立ち並んでいます。町並みが美しく、ドイツ商人の影響を受けた景観が残っていることから「ドイツよりもドイツらしい」と表現されることも。バルト三国の中でも規模が大きいため、観光の拠点として多くの人々が訪れます。
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小高い丘の上にあり、無数の十字架が置かれている「シャウレイの十字架の丘」。十字架の数は5万を超えるといわれており、リトアニア最大の巡礼地です。1831年、圧制によって亡くなった人々を弔うため、十字架が置かれたことが始まりだとされます。当時、旧ソ連軍が撤去したものの、再び十字架が置かれるようになりました。現在でもその数は増えており、独特の造形美が眺められるスポットです。丘の最終地点にはマリア像があり、導くように作られた細道の脇に、無数の十字架が立っています。小さなロザリオから大きな十字架まであり、木製や金属製など、種類は様々。入り口にある売店で十字架が売られているため、購入して置いていく観光客の姿もみられます。
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リトアニアの首都・ヴィリニュスにあり、ヨーロッパの中でも最大規模の旧市街が残る「ヴィリニュス旧市街」。ヴィリニュスの中でも観光スポットが集中しているエリアで、1994年に世界遺産に認定されています。中世の面影が色濃く残っており、迷路のような細い石畳の道が続き、様々な様式の建造物が立ち並ぶなど、歴史が息づいています。琥珀色の33種類のレンガを使って造られた「聖アンナ教会」、色鮮やかなロシア正教の協会「聖霊教会」など、個性的な教会があることでも有名。奇跡を起こすといわれる聖母マリアの肖像がある「夜明けの門」は、観光客のみならずキリスト教徒の巡礼地としても知られます。観光スポットが多くあり、穏やかな雰囲気の歴史地区です。
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エストニア最古であり、最大の面積をほこる「ラヘマー国立公園」。自然や景観、文化遺産などを守ることを目的として1971年に設立された自然豊かな国立公園です。1万年以上昔の氷河期からの自然が残っているとされる地域で、地質学的にも重要視されている場所。面積は約7万4,784haあり、美しい湿原や湖、豊かな森、石や砂の海岸、石灰石の崖などが広がる自然の宝庫。希少種も生息しており、散策したりハイキングしたりと、あらゆる自然が満喫できる場所です。また、園内には16世紀に建てられたとされる貴族の館があります。宿泊が可能でスパやサウナもあることから、観光客に人気。ビジターセンターには様々な展示品があり、優れた景観美を楽しみながら歴史文化も学べます。
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ガウヤ国立公園にありラトビア最大級の洞穴「グートゥマニャ洞穴」。1万年ほど昔、氷河期の後に、氷河の雪解け水が砂岩を侵食してできたものとされています。幅約12m、高さ約10m、奥行き約19mの自然にできた洞穴。洞穴内には湧水がでており、たくさんの落書きがあることでも有名。詳細は不明ですが、落書きをすれば恋が叶うとの伝説があることから、壁にはたくさんの文字や記号が書かれています。遙か昔からある伝説のため、古いものだと16~17世紀頃に刻まれたとされる恋人の寄せ書きも刻まれており、たくさんの文字で飾られています。ガウヤ川渓谷にあるため自然景観が優れており、散策にうってつけであることから、多くの観光客が訪れます。
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バラステの滝は、高さが約30メートルに達するエストニア最大の滝です。オンティカ石灰岩の断崖に位置し、約5億年もの時を経たカラフルな地層が露出していて、美しい景観を楽しめます。2013年にプラットフォームが廃止されて階段も封鎖されましたが、現在は新しい歩道を備えた階段が建設され、2018年に一般公開されました。春から秋にかけては、滝周辺の木々とのコントラストが見どころで、色鮮やかな景色が広がります。冬には強い寒波によって滝全体が凍りつき、飛び散った水しぶきも木々を凍らせるため周辺は氷の世界へと変わり、幻想的な景色が楽しめます。季節ごとに異なる絶景を楽しめるため、年間を通じて多くの観光客に人気のスポットです。
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タルトゥ大学は1632年に設立されたバルト諸国で最も古い大学であり、北欧でも有数の名門校です。さまざまな研究分野に力を入れていることで知られており、多くの教員や学生が最先端の研究に取り組んでいます。広いキャンパスには、歴史的な建物と緑豊かな庭園が調和した美しい景観が広がっています。特に本館は古典的な建築様式が特徴で、神殿を思わせる正面の6本の大きな柱が印象的です。音響効果も優れているため、コンサートや会議の会場としても利用されています。キャンパス内には本館、美術館、博物館、植物園など、一般の人も見学できる施設が多数あります。子供から大人まで、みんなが楽しみながら学べる人気の観光スポットです。
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サーレマー島にある「カーリ・クレーター」は、7500〜7600年前に衝突した隕石によって形成されたクレーター群です。直径110メートル、深さ22メートルの一番大きなクレーターを含む合計9つのクレーターから構成され、その中で最も大きなクレーターはカーリ湖として知られています。エストニアの地質学的な名所であり、地元の伝説や神話にも深く関連し、古代のエストニア人が神聖な場所として崇拝していたとされています。近くには博物館があり、隕石の衝突についての詳細な情報や研究内容が展示されています。また、ガイドツアー、サイクリング、そして乗馬などのアクティビティも楽しめます。自然や歴史に興味がある方にとって、ぜひ訪れてみたいスポットです。
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エストニア国立博物館は、1909年にタルトゥに設立され、エストニアの民族学や文化史に焦点を当てたエストニア最大の博物館です。2016年にオープンした現在の建物は、約6,000平方メートルの展示スペースを誇り、さまざまな時代のエストニア人の日常生活を学べます。科学とインタラクティブ性を組み合わせた2つの常設展示があり、「出会い」では、歴史を通じてエストニア人の生活について、「ウラルの響き」では、北ユーラシアに住むフィン・ウゴル人の生活について展示されています。定期的に特別展やイベントも開催しており、エストニア国内外のさまざまな文化や歴史にも触れられます。カフェやミュージアムショップも併設されており、子供から大人まで気軽に利用できます。
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ルンダーレ宮殿は、ラトビアで最も素晴らしいバロック-ロココ様式の建造物の一つです。1736〜1740年にかけてロシア帝国のアンナの命により、ビロン公の夏の離宮として建設されました。宮殿全体は16の建物で構成されており、豪華で美しい内装が特徴です。特に「黄金の広間」「白の広間」は、豪華なシャンデリアや繊細な彫刻が調和した美しい空間です。宮殿の中央部分は公爵の営舎、東側には黄金の広間、白の広間、グレート・ギャラリーなどの代表的な部分があり、西側は公爵や支配者階級の家族の住居。宮殿の南側にはフランス式庭園が広がり、美しい花々や噴水、彫像が点在しています。2005年にはバラ園の造園も始まり、多種多様なバラを楽しめます。
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アグロナ大聖堂は、ラトビアの主要なカトリック教会の一つであり、後期バロック様式の建築です。約60メートルの2つの高い塔を持ち、内部にはロココ様式の豪華な装飾が施された十字架の丸天井やアーチ、柱があります。聖堂内にある「アグロナの聖母」の祭壇画で知られており、また、聖なる湧き水には不思議な力があるといわれています。聖母マリアへの信仰の中心地であり、毎年8月15日の被昇天の祝日には、国内外から多くの巡礼者が訪れ、大聖堂は数万人の信者で賑わいます。内部には美しいフレスコ画やステンドグラス、彫刻があり、ラトビアの宗教的・文化的遺産を象徴する場でもあります。
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ガウヤ国立公園は、1973年に設立されたラトビアで最も広く、最も古い国立公園です。広さは約90,000ヘクタールに及び、ラトビア中部から北東部に広がっています。多様な自然環境と豊富な歴史的遺産があり、人気のあるスポットです。公園の中心にはガウヤ川が流れており、その渓谷は公園のシンボルともいえる絶景を形成しています。緑豊かな森や色とりどりの花々が広がり、季節ごとに異なる風景を楽しめます。また、公園内には多くの歴史的な遺跡や文化的な名所が点在しています。川沿いには19の古代城の塚、6つの中世の城、そして3つの町があり、レンガ造りの城、教会、風車など、ほとんどのものは一般の人も自由に見学ができます。
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ユールマラは、バルト海に面するラトビアを代表する美しいリゾート地で、年間を通じて多くの観光客が訪れます。この地域は温暖な気候、全長約26キロメートルにも及ぶ白砂のビーチ、そして治癒力のある泥などで知られており、リラックスした時間を過ごすのに最適です。また、緑豊かな松林もあり、自然の中でのハイキングやサイクリングも楽しめます。リゾート地としての魅力は自然だけではなく、歴史的な木造建築やアールヌーボー様式の建物が点在する街並みにもあります。年間を通じてさまざまなイベントやフェスティバルも開催されており、特に夏には音楽フェスティバルや文化イベントで賑わいます。
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キフヌ島はバルト海に浮かぶ小さな島で、独特な文化と伝統で知られています。面積はわずか16.4平方キロメートルですが、リガ湾内では最大、エストニアの島では7番目の大きさです。2003年には、その伝統的なライフスタイルがユネスコの無形文化遺産として登録されました。島民は独自の言語や音楽、踊り、そして色鮮やかな民族衣装を大切にしています。特にキフヌの女性たちは、手織りのスカートや刺繍が施されたエプロンを身に着けており、島の象徴となっています。また、「バルトニシンフェスティバル」や「夏至祭」など、年間を通して個性的なイベントが開催されているため、訪問時は時期や行事を確認することをお勧めします。
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聖アンナ教会は、リトアニアの首都ヴィリニュスに位置するフランボワイアンゴシック様式の傑作と称されており、旧市街の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。教会の名前は、主祭壇にある聖母マリアと幼子、聖アンナの絵に由来しています。14世紀初頭に創建され、16世紀に現在の姿に改築されました。その独特な建築スタイルで知られ、正面には33種類もの異なる形のレンガが使用され、透かし細工のようなゴシック特有の装飾や半曲線のアーチなどで飾られています。太陽の光がレンガの赤色を引き立て、炎のように躍動感がある外観が人気のスポットです。ナポレオンが訪れた際に「パリに持ち帰りたい」と語ったとされる逸話でも知られています。
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カウナスはリトアニアの第二の都市で、中世の趣を残す石畳の道や歴史的建築物で知られています。その象徴的な存在であるカウナス城は、13世紀にネムナス川とネリス川の合流点に建てられ、現在は塔と城壁の一部が残されています。カウナス市庁舎は、「白鳥」の愛称を持つ美しい建物で、かつては刑務所や建築学校として使用されていました。旧市街の中でも特に人気のスポットで、他にも周辺にはバロック様式の建物が立ち並び、多くのイベントやマーケットが開催されています。さらに、カウナスは「リトアニアの博物館街」と呼ばれるほど多くの博物館があり、リトアニア独立記念館や悪魔博物館といったユニークな博物館も見どころです。
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夜明けの門は、ヴィリニュスで最も重要な歴史的・宗教的なランドマークの一つです。1503年から1522年にかけて建てられた5つの城壁の門の中で唯一現存するもので、保存状態の良さからもその重要性がうかがえます。現在では夜明けの門と呼ばれていますが、創建当時はメディニンカイへ続く道の門であったため、メディニンカイ門と呼ばれていました。門の上には「聖母マリアの礼拝堂」があり、17世紀に描かれた奇跡を起こすと信じられているマリアの肖像が設置されています。当時、一般の人は外から祈ることしかできませんでしたが、18世紀後半には巡礼者用の回廊が建設され、19世紀半ばに礼拝堂はすべての人が入れるようになりました。
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スィグルダ城址は、13世紀にリヴォニア騎士団によって建設された中世の要塞遺跡です。現在は城門と城壁の一部が残っており、高台に位置するため、城址からはガウヤ川谷の最大な眺望が広がる周囲の美しい自然景観と、深い歴史の息吹が感じられます。また、城址の近くには19世紀に建てられたネオゴシック様式のスィグルダ新城があり、現在はレストランになっています。スィグルダ城址周辺のガウヤ国立公園では、ハイキングやサイクリング、ボートツアーなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。特に紅葉が公園全体を彩る秋h圧巻です。スィグルダ城址は、その歴史的価値と自然の美しさが融合した場所として、多くの観光客に人気のスポットです。
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杉原記念館は、カウナス市にある歴史的な施設で、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝の功績を称えるために設立されました。杉原千畝は1939年にカウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として赴任し、1940年に多くのユダヤ人に「命のビザ」と呼ばれる通過ビザを発行してナチスの迫害から救いました。このビザによって6,000人を超えるユダヤ人が救われたと言われています。戦後、彼の功績は広く認められ、記念館や勲章が送られました。また、多くのユダヤ人を救ったことで「東洋のシンドラー」とも呼ばれています。記念館は、当時の領事館が置かれていた建物内にあり、実際に使用していた机や書類、写真などが展示されています。
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トゥライダ城は、ラトビアのシグルダにある歴史的な城で、ガウヤ国立公園内のトゥライダ博物館保護区に位置しています。1214年にリヴォニア剣士団によって建設され、中世ヨーロッパの雰囲気を今に伝える重要な観光名所です。「トゥライダ」とはリヴォニア語で「神の庭」を意味し、その名の通り、美しい自然と調和した壮麗な風景が広がっています。城の大部分はバルト十字軍の伝統的なレンガ造りで建設され、塔や防壁、庭園で構成されています。城の周囲には「トゥライダのバラ」と呼ばれる女性の悲恋の物語に関連する見どころもあり、彼女の墓や愛の伝説が語られる場所として、多くのカップルが訪れます。
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トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。
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太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。
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ヴィリニュス大聖堂、正式にはヴィリニュスの聖スタニスラウスと聖ヴラジスラウス大聖堂は、リトアニアのカトリック教会です。この大聖堂はリトアニアの宗教的および歴史的な中心地であり、ヴィリニュスの旧市街のランドマークの一つです。大聖堂は13世紀半ばに最初に建てられ、その後何度も増改築されてきました。15世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネサンス様式、17世紀にはバロック様式で再建され、18世紀末には現在の新古典主義様式で再建されました。大聖堂の特徴は、正面の美しさと高さ53メートルの巨大な鐘塔です。また、内部の聖カジミエル礼拝堂は大理石と砂岩で造られており、リトアニアの守護聖人であるカジミエラス王子が安置されています。
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タリン港より徒歩10分
終日
なし
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エストニアの首都・タリンにあり、中世の雰囲気が残る「タリン旧市街」。城壁や門で囲まれており、石畳の路地や歴史が感じられる建物が点在した雰囲気の良いエリアで、1997年に世界遺産に認定されました。中心地にあるラエコヤ広場は、飲食店などのお店が連なっており、近くの路地は「職人の中庭」と呼ばれ、アクセサリーや陶器などのエストニア職人の商品が並んでいます。エストニア最古の大聖堂・聖ニコラス教会では、教会の外に出されたことがない作品「死の舞踏」が鑑賞できるなど、タリン旧市街でしか出会えないスポットが点在。町並みやバルト海が一望できる展望台・コフトウッツァ展望台もあり、絵本のような美しい景色が眺められます。
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ラトビア リガ
リガ国際空港よりバスで約30分
終日
なし
なし
ラトビアの首都・リガにある「リガ旧市街」。ロシアとヨーロッパの拠点として繁栄した歴史があり、様々な国の文化が取り入れられた建造物が点在するエリア。その美しさから「バルト海の真珠」と称されており、1997年に世界遺産に認定されました。ロマネスク建築とゴシック建築、そしてバロック建築と、3つの建築様式を融合した「リガ大聖堂」。スウェーデン統治時代に建てられた「スウェーデン門」、ゴシック様式の豪華な建物「ブラックヘッドハウス」など、歴史的な建造物が立ち並んでいます。町並みが美しく、ドイツ商人の影響を受けた景観が残っていることから「ドイツよりもドイツらしい」と表現されることも。バルト三国の中でも規模が大きいため、観光の拠点として多くの人々が訪れます。
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Jurgaičiai, 81439 Šiauliai District Municipality, リトアニア
シャウレイより車で約10分
終日
なし
なし
小高い丘の上にあり、無数の十字架が置かれている「シャウレイの十字架の丘」。十字架の数は5万を超えるといわれており、リトアニア最大の巡礼地です。1831年、圧制によって亡くなった人々を弔うため、十字架が置かれたことが始まりだとされます。当時、旧ソ連軍が撤去したものの、再び十字架が置かれるようになりました。現在でもその数は増えており、独特の造形美が眺められるスポットです。丘の最終地点にはマリア像があり、導くように作られた細道の脇に、無数の十字架が立っています。小さなロザリオから大きな十字架まであり、木製や金属製など、種類は様々。入り口にある売店で十字架が売られているため、購入して置いていく観光客の姿もみられます。
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リトアニア ヴィリニュス
ヴィリニュス国際空港よりバスで約15分
終日
なし
なし
リトアニアの首都・ヴィリニュスにあり、ヨーロッパの中でも最大規模の旧市街が残る「ヴィリニュス旧市街」。ヴィリニュスの中でも観光スポットが集中しているエリアで、1994年に世界遺産に認定されています。中世の面影が色濃く残っており、迷路のような細い石畳の道が続き、様々な様式の建造物が立ち並ぶなど、歴史が息づいています。琥珀色の33種類のレンガを使って造られた「聖アンナ教会」、色鮮やかなロシア正教の協会「聖霊教会」など、個性的な教会があることでも有名。奇跡を起こすといわれる聖母マリアの肖像がある「夜明けの門」は、観光客のみならずキリスト教徒の巡礼地としても知られます。観光スポットが多くあり、穏やかな雰囲気の歴史地区です。
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ハリュ郡、レーネ・ヴィル郡
タリンよりロクサテーまでバスで約1時間→徒歩約25分
終日(ビジターセンターは9:00~17:00)
土曜・日曜日(9/16~5/14)
なし
エストニア最古であり、最大の面積をほこる「ラヘマー国立公園」。自然や景観、文化遺産などを守ることを目的として1971年に設立された自然豊かな国立公園です。1万年以上昔の氷河期からの自然が残っているとされる地域で、地質学的にも重要視されている場所。面積は約7万4,784haあり、美しい湿原や湖、豊かな森、石や砂の海岸、石灰石の崖などが広がる自然の宝庫。希少種も生息しており、散策したりハイキングしたりと、あらゆる自然が満喫できる場所です。また、園内には16世紀に建てられたとされる貴族の館があります。宿泊が可能でスパやサウナもあることから、観光客に人気。ビジターセンターには様々な展示品があり、優れた景観美を楽しみながら歴史文化も学べます。
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ビゼメ地方 スィグルダ
リガよりバスで約1時間→徒歩数分
終日
なし
なし
ガウヤ国立公園にありラトビア最大級の洞穴「グートゥマニャ洞穴」。1万年ほど昔、氷河期の後に、氷河の雪解け水が砂岩を侵食してできたものとされています。幅約12m、高さ約10m、奥行き約19mの自然にできた洞穴。洞穴内には湧水がでており、たくさんの落書きがあることでも有名。詳細は不明ですが、落書きをすれば恋が叶うとの伝説があることから、壁にはたくさんの文字や記号が書かれています。遙か昔からある伝説のため、古いものだと16~17世紀頃に刻まれたとされる恋人の寄せ書きも刻まれており、たくさんの文字で飾られています。ガウヤ川渓谷にあるため自然景観が優れており、散策にうってつけであることから、多くの観光客が訪れます。
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Valaste, 41557 Ida-Viru County, エストニア
コフトラ・ヤルヴェから車で約10分
終日
なし
なし
バラステの滝は、高さが約30メートルに達するエストニア最大の滝です。オンティカ石灰岩の断崖に位置し、約5億年もの時を経たカラフルな地層が露出していて、美しい景観を楽しめます。2013年にプラットフォームが廃止されて階段も封鎖されましたが、現在は新しい歩道を備えた階段が建設され、2018年に一般公開されました。春から秋にかけては、滝周辺の木々とのコントラストが見どころで、色鮮やかな景色が広がります。冬には強い寒波によって滝全体が凍りつき、飛び散った水しぶきも木々を凍らせるため周辺は氷の世界へと変わり、幻想的な景色が楽しめます。季節ごとに異なる絶景を楽しめるため、年間を通じて多くの観光客に人気のスポットです。
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Ülikooli 18, エストニア
タルトゥ・バスターミナル(Tartu Bussijaam)から徒歩20分
本館:月曜〜土曜 10〜18時 、美術館:5〜9月は火曜~土曜 11~18時、10〜4月月曜~土曜 午前11時~午後5時、博物館:水曜〜日曜 11〜17時
月曜、祝日
美術館:フルチケット4ユーロ、美術館+本館:フルチケット7ユーロ、タルトゥ大学博物館、タルトゥ天文台、タルトゥ大学美術館子共通:15ユーロ
タルトゥ大学は1632年に設立されたバルト諸国で最も古い大学であり、北欧でも有数の名門校です。さまざまな研究分野に力を入れていることで知られており、多くの教員や学生が最先端の研究に取り組んでいます。広いキャンパスには、歴史的な建物と緑豊かな庭園が調和した美しい景観が広がっています。特に本館は古典的な建築様式が特徴で、神殿を思わせる正面の6本の大きな柱が印象的です。音響効果も優れているため、コンサートや会議の会場としても利用されています。キャンパス内には本館、美術館、博物館、植物園など、一般の人も見学できる施設が多数あります。子供から大人まで、みんなが楽しみながら学べる人気の観光スポットです。
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Kaali maastikukaitseala 1, Kaali küla, Saaremaa vald, Saare maakond
タリン(Tallinn)の自由広場(Vabaduse Valjak)から17・23番バスでタリン・バスターミナル(Talinn Bussijaam)下車。ここからバス(フェリー含む)でクレッサーレ
終日
なし
なし
サーレマー島にある「カーリ・クレーター」は、7500〜7600年前に衝突した隕石によって形成されたクレーター群です。直径110メートル、深さ22メートルの一番大きなクレーターを含む合計9つのクレーターから構成され、その中で最も大きなクレーターはカーリ湖として知られています。エストニアの地質学的な名所であり、地元の伝説や神話にも深く関連し、古代のエストニア人が神聖な場所として崇拝していたとされています。近くには博物館があり、隕石の衝突についての詳細な情報や研究内容が展示されています。また、ガイドツアー、サイクリング、そして乗馬などのアクティビティも楽しめます。自然や歴史に興味がある方にとって、ぜひ訪れてみたいスポットです。
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Muuseumi tee 260532 タルトゥ、エストニア
タルトゥ駅からバスで約15分
火曜~日曜 :10~18時
月曜
15ユーロ
エストニア国立博物館は、1909年にタルトゥに設立され、エストニアの民族学や文化史に焦点を当てたエストニア最大の博物館です。2016年にオープンした現在の建物は、約6,000平方メートルの展示スペースを誇り、さまざまな時代のエストニア人の日常生活を学べます。科学とインタラクティブ性を組み合わせた2つの常設展示があり、「出会い」では、歴史を通じてエストニア人の生活について、「ウラルの響き」では、北ユーラシアに住むフィン・ウゴル人の生活について展示されています。定期的に特別展やイベントも開催しており、エストニア国内外のさまざまな文化や歴史にも触れられます。カフェやミュージアムショップも併設されており、子供から大人まで気軽に利用できます。
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Rundale Palace Museum、Pilsrundale、Rundales pagasts、Bauskas novads、LV-3921 ラトビア
• 直通バス 「リガ – ルンダレス・ピルス」• バス乗り継ぎ「リガ – バウスカ」→「バウスカ – ルンダレ – スヴィテネ」、「バウスカ – ジェルガヴァ」、「バウスカ – ドベレ」、「バウスカ – ベルステレ」
5〜10月:10:00 – 18:00(6〜9月はフンランス式庭園のみ〜19:00)、11月〜4月:10:00 – 17:00 、また週末も庭園の開園時間は異なる場合がある。
博物館は12月24日、12月25日、1月1日は休館
共通チケット(美術館のメイン展示とフランス式庭園)17ユーロ、単体や学生、ファミリーチケットなど各種あり
ルンダーレ宮殿は、ラトビアで最も素晴らしいバロック-ロココ様式の建造物の一つです。1736〜1740年にかけてロシア帝国のアンナの命により、ビロン公の夏の離宮として建設されました。宮殿全体は16の建物で構成されており、豪華で美しい内装が特徴です。特に「黄金の広間」「白の広間」は、豪華なシャンデリアや繊細な彫刻が調和した美しい空間です。宮殿の中央部分は公爵の営舎、東側には黄金の広間、白の広間、グレート・ギャラリーなどの代表的な部分があり、西側は公爵や支配者階級の家族の住居。宮殿の南側にはフランス式庭園が広がり、美しい花々や噴水、彫像が点在しています。2005年にはバラ園の造園も始まり、多種多様なバラを楽しめます。
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Ciriša iela 8, Aglona, Aglonas pagasts, Preiļu novads, LV-5304 ラトビア
リガしないからバス、電車で4〜5時間
毎日:6:30〜20:00
なし
なし
アグロナ大聖堂は、ラトビアの主要なカトリック教会の一つであり、後期バロック様式の建築です。約60メートルの2つの高い塔を持ち、内部にはロココ様式の豪華な装飾が施された十字架の丸天井やアーチ、柱があります。聖堂内にある「アグロナの聖母」の祭壇画で知られており、また、聖なる湧き水には不思議な力があるといわれています。聖母マリアへの信仰の中心地であり、毎年8月15日の被昇天の祝日には、国内外から多くの巡礼者が訪れ、大聖堂は数万人の信者で賑わいます。内部には美しいフレスコ画やステンドグラス、彫刻があり、ラトビアの宗教的・文化的遺産を象徴する場でもあります。
テーマ
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Lielā iela 30, Ieriķi, LV-4139 ラトビア
首都リガから電車、バスが1時間ごとに運行
終日
なし
なし
ガウヤ国立公園は、1973年に設立されたラトビアで最も広く、最も古い国立公園です。広さは約90,000ヘクタールに及び、ラトビア中部から北東部に広がっています。多様な自然環境と豊富な歴史的遺産があり、人気のあるスポットです。公園の中心にはガウヤ川が流れており、その渓谷は公園のシンボルともいえる絶景を形成しています。緑豊かな森や色とりどりの花々が広がり、季節ごとに異なる風景を楽しめます。また、公園内には多くの歴史的な遺跡や文化的な名所が点在しています。川沿いには19の古代城の塚、6つの中世の城、そして3つの町があり、レンガ造りの城、教会、風車など、ほとんどのものは一般の人も自由に見学ができます。
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Lienes iela 5、ユールマラ、LV-2015、マジョリ(観光案内センター)
電車:リガ中央駅から20〜50分、バス:リガ国際バスターミナルから30分
終日
なし
3ユーロ(車での入場料)
ユールマラは、バルト海に面するラトビアを代表する美しいリゾート地で、年間を通じて多くの観光客が訪れます。この地域は温暖な気候、全長約26キロメートルにも及ぶ白砂のビーチ、そして治癒力のある泥などで知られており、リラックスした時間を過ごすのに最適です。また、緑豊かな松林もあり、自然の中でのハイキングやサイクリングも楽しめます。リゾート地としての魅力は自然だけではなく、歴史的な木造建築やアールヌーボー様式の建物が点在する街並みにもあります。年間を通じてさまざまなイベントやフェスティバルも開催されており、特に夏には音楽フェスティバルや文化イベントで賑わいます。
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Kihnu Vallavalitsus - Kooli/1, Linaküla,Kihnu vald, Pärnumaa 88003
ムナライウ(Munalaiu)港で乗客フェリー乗船
終日
なし
なし
キフヌ島はバルト海に浮かぶ小さな島で、独特な文化と伝統で知られています。面積はわずか16.4平方キロメートルですが、リガ湾内では最大、エストニアの島では7番目の大きさです。2003年には、その伝統的なライフスタイルがユネスコの無形文化遺産として登録されました。島民は独自の言語や音楽、踊り、そして色鮮やかな民族衣装を大切にしています。特にキフヌの女性たちは、手織りのスカートや刺繍が施されたエプロンを身に着けており、島の象徴となっています。また、「バルトニシンフェスティバル」や「夏至祭」など、年間を通して個性的なイベントが開催されているため、訪問時は時期や行事を確認することをお勧めします。
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Maironio 8, Vilnius
公教交通機関でアクセス可能
11:00~19:00 (10~4月は17:00~19:00)
月曜
なし
聖アンナ教会は、リトアニアの首都ヴィリニュスに位置するフランボワイアンゴシック様式の傑作と称されており、旧市街の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されています。教会の名前は、主祭壇にある聖母マリアと幼子、聖アンナの絵に由来しています。14世紀初頭に創建され、16世紀に現在の姿に改築されました。その独特な建築スタイルで知られ、正面には33種類もの異なる形のレンガが使用され、透かし細工のようなゴシック特有の装飾や半曲線のアーチなどで飾られています。太陽の光がレンガの赤色を引き立て、炎のように躍動感がある外観が人気のスポットです。ナポレオンが訪れた際に「パリに持ち帰りたい」と語ったとされる逸話でも知られています。
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Laisvės al. 36、カウナス(観光案内所)
ヴィリニュス国際空港からバス、列車で1.5時間
終日
なし
なし
カウナスはリトアニアの第二の都市で、中世の趣を残す石畳の道や歴史的建築物で知られています。その象徴的な存在であるカウナス城は、13世紀にネムナス川とネリス川の合流点に建てられ、現在は塔と城壁の一部が残されています。カウナス市庁舎は、「白鳥」の愛称を持つ美しい建物で、かつては刑務所や建築学校として使用されていました。旧市街の中でも特に人気のスポットで、他にも周辺にはバロック様式の建物が立ち並び、多くのイベントやマーケットが開催されています。さらに、カウナスは「リトアニアの博物館街」と呼ばれるほど多くの博物館があり、リトアニア独立記念館や悪魔博物館といったユニークな博物館も見どころです。
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Aušros Vartų g. 14, Vilnius, 01303 Vilniaus m. sav., リトアニア
ヴィリニュス旧市街内から徒歩
終日
なし
なし
夜明けの門は、ヴィリニュスで最も重要な歴史的・宗教的なランドマークの一つです。1503年から1522年にかけて建てられた5つの城壁の門の中で唯一現存するもので、保存状態の良さからもその重要性がうかがえます。現在では夜明けの門と呼ばれていますが、創建当時はメディニンカイへ続く道の門であったため、メディニンカイ門と呼ばれていました。門の上には「聖母マリアの礼拝堂」があり、17世紀に描かれた奇跡を起こすと信じられているマリアの肖像が設置されています。当時、一般の人は外から祈ることしかできませんでしたが、18世紀後半には巡礼者用の回廊が建設され、19世紀半ばに礼拝堂はすべての人が入れるようになりました。
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Pils iela 16, Sigulda
バス:リガ中央バスターミナルから1〜2時間、電車:リガ中央駅から1〜2時間
9:00~20:00 (冬季は9:00~17:00)
なし
1.42ユーロ (学生 0.71ユーロ)
スィグルダ城址は、13世紀にリヴォニア騎士団によって建設された中世の要塞遺跡です。現在は城門と城壁の一部が残っており、高台に位置するため、城址からはガウヤ川谷の最大な眺望が広がる周囲の美しい自然景観と、深い歴史の息吹が感じられます。また、城址の近くには19世紀に建てられたネオゴシック様式のスィグルダ新城があり、現在はレストランになっています。スィグルダ城址周辺のガウヤ国立公園では、ハイキングやサイクリング、ボートツアーなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。特に紅葉が公園全体を彩る秋h圧巻です。スィグルダ城址は、その歴史的価値と自然の美しさが融合した場所として、多くの観光客に人気のスポットです。
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Vaižganto g. 30, Kaunas
カウナス駅から徒歩 25分 カウナスバスステーションから 徒歩 15分
月曜〜金曜:10:00〜17:00、土曜・日曜:11:00~16:00
なし
6ユーロ
杉原記念館は、カウナス市にある歴史的な施設で、第二次世界大戦中に多くのユダヤ人を救った日本の外交官、杉原千畝の功績を称えるために設立されました。杉原千畝は1939年にカウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として赴任し、1940年に多くのユダヤ人に「命のビザ」と呼ばれる通過ビザを発行してナチスの迫害から救いました。このビザによって6,000人を超えるユダヤ人が救われたと言われています。戦後、彼の功績は広く認められ、記念館や勲章が送られました。また、多くのユダヤ人を救ったことで「東洋のシンドラー」とも呼ばれています。記念館は、当時の領事館が置かれていた建物内にあり、実際に使用していた机や書類、写真などが展示されています。
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Turaidas iela 10, Sigulda, Siguldas pilsēta, LV-2150 Latvia
バス:シグルダのバスターミナルから15分
4月〜10月: 9:00 - 20:00、11月〜3月: 10:00 - 17:00
なし
6ユーロ
トゥライダ城は、ラトビアのシグルダにある歴史的な城で、ガウヤ国立公園内のトゥライダ博物館保護区に位置しています。1214年にリヴォニア剣士団によって建設され、中世ヨーロッパの雰囲気を今に伝える重要な観光名所です。「トゥライダ」とはリヴォニア語で「神の庭」を意味し、その名の通り、美しい自然と調和した壮麗な風景が広がっています。城の大部分はバルト十字軍の伝統的なレンガ造りで建設され、塔や防壁、庭園で構成されています。城の周囲には「トゥライダのバラ」と呼ばれる女性の悲恋の物語に関連する見どころもあり、彼女の墓や愛の伝説が語られる場所として、多くのカップルが訪れます。
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Lossi plats 1a, 15165 Tallinn, Estonia
タリン国際空港からタクシー、バスで15分
月曜日から木曜日:10:00〜16:00、金曜日:10:00〜15:00
土曜、日曜
なし
トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。
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Pikk 70, 10133 Tallinn, エストニア
カウナス中心部からは徒歩圏内
水曜~日曜 午前10時~午後6時
月曜、火曜
3.2ユーロ
太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。
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Katedros aikštė 1, Vilnius 01143, Lithuania
ヴィリニュス駅から徒歩約20分
月〜土曜:7:00 ~ 18:00 (日曜:7:00〜19:00)
なし
なし
ヴィリニュス大聖堂、正式にはヴィリニュスの聖スタニスラウスと聖ヴラジスラウス大聖堂は、リトアニアのカトリック教会です。この大聖堂はリトアニアの宗教的および歴史的な中心地であり、ヴィリニュスの旧市街のランドマークの一つです。大聖堂は13世紀半ばに最初に建てられ、その後何度も増改築されてきました。15世紀にはゴシック様式、16世紀にはルネサンス様式、17世紀にはバロック様式で再建され、18世紀末には現在の新古典主義様式で再建されました。大聖堂の特徴は、正面の美しさと高さ53メートルの巨大な鐘塔です。また、内部の聖カジミエル礼拝堂は大理石と砂岩で造られており、リトアニアの守護聖人であるカジミエラス王子が安置されています。
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すり潰したじゃがいもの生地で豚肉を包み、サワークリームや野菜入りのソースをかけて味わう料理。
キュウリやハーブなどの野菜を細かく刻んで作る冷製スープ。ヨーグルトや炭酸飲料も使用されます。
マリネで味付けした肉を一口大に切って串焼きにした料理。味付けは様々で、玉ねぎや酢のマリネ液を使い、香辛料をかけるのが一般的。
ケフィア(発酵乳)を使ったビーツのスープ。リトアニア語で「冷たいボルシチ」という意味で、きゅうりやディルなども使用。
通貨単位は3か国共にユーロ。現地で日本円からの両替もできますが、ユーロかUSドルを持っていくと安心です。
バルト三国には四季があり、東京に比べ夏涼しく、冬は寒さが厳しいでしょう。また、急に暑くなったり寒くなったりするので、季節の変わり目の服装には注意が必要です。
※平均気温、降水量:Weather Spark ウェブサイト調べ
日本とは電圧もプラグの形状も異なるので、日本の電気器具をそのまま使用する場合は、変圧器とアダプターが必要です。
日本からバルト三国への直行便はありません。ヨーロッパ系航空会社は乗り継ぎが一度で済み、特にフィンランド航空のヘルシンキ経由は最短で便利。
各国とも「シェンゲン協定」加盟国です。日本など加盟国以外から入国する場合は、到着した空港と最後に出国する空港で入国・税関審査を受けます。
余裕を持って空港へ。タックスフリーの店で買い物をし、付加価値税の払い戻しを受ける人は、税関で手続きを済ませ、出国審査の後、還付金を受け取りましょう。
水道水はカルシウムを多く含む硬水なので、生水は飲まない方がよいでしょう。一度沸騰させるか、ミネラルウォーターの飲用をおすすめします。
公衆トイレはほとんどが有料です。心配な人は出かける前にホテルで済ませるか、レストランやカフェのトイレを借りるとよいでしょう。
カード式公衆電話から国際電話がかけられます。カードの購入は郵便局やキオスクで。また、 郵便事情も良好で、エアメールは1週間前後で日本に届きます。
治安は良好ですが、観光化が進むにつれて軽犯罪は増加傾向に。外国人は人目につきやすいので、裏通りや夜間の一人歩きは避けましょう。
バルト三国はカトリック、プロテスタント、ロシア正教などを信仰する敬虔なキリスト教徒の国です。教会などを観光する場合は、慎み深い行動が望まれます。