タリンのおすすめ観光スポットタリン観光ガイド

タリン旧市街タリン旧市街
アレクサンドルネフスキー聖堂アレクサンドルネフスキー聖堂

世界遺産である中世旧市街が美しく保存されており、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂やラエコヤ広場が見どころのタリン。魅力的なカフェやショップも点在し、美しいバルト海沿いの景色や、歴史的な建物を楽しめるタリン観光のおすすめスポットやグルメを紹介します。

タリン観光マップ

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タリンのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • タリン旧市街

    タリン旧市街

    タリンの中心部にある旧市街はタリン歴史地区と呼ばれています。街の歴史は古く、デンマークをはじめ、さまざまな国によって統治されてきましたが、13世紀にハンザ同盟に加わり、交易拠点として発展しました。その頃に作られた建物や街並みは、現在に至るまで美しく保存されており、1997年にタリン旧市街全体が世界文化遺産に登録されました。中世の街並みがそのまま残された旧市街は、石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並び、まるで絵本の中に紛れ込んだような気分が味わえます。旧市街を取り囲むように造られた城壁も、多くの部分が当時のまま残されています。城壁の上に上れる場所もあり、タリンの美しい街並みを間近に眺められます。

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  • アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

    アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

    アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、1900年、当時エストニアを支配していた帝政ロシアの皇帝アレクサンドル3世によって建てられたロシア正教会です。19世紀はロシア化政策が積極的に行われ、ロシアの支配と権力を示すため、この教会はトームペア城の目の前に建てられました。エストニアが独立した際には取り壊されそうになりましたが、実現せず、現在は観光名所の一つになっています。玉ねぎのような形をした丸い屋根のドームなど、ロシア建築の要素を取り入れた重厚な外観が特徴で、教会内は美しいモザイクやイコンなどで装飾されています。教会の塔には11の鐘が設置されており、礼拝の前にはカリヨンの音色が響き渡ります。

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  • 太っちょマルガレータ

    太っちょマルガレータ

    太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。

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  • ラエコヤ広場

    ラエコヤ広場

    旧市街の中心部に位置するラエコヤ広場のラエコヤとは市庁舎の意味で、広場には街のシンボルである旧市庁舎が立っています。中世の頃から市が立ち、街の中心地として発展してきたこの広場は、現在もコンサートやイベントなどが行われ、一年中活気に溢れています。広場の周りは古くから残る建物が立ち並び、オープンテラスのカフェでひと休みしていると、中世にタイムスリップしたように感じられるかもしれません。11月には高さ15m近くの大きなクリスマスツリーが設置され、クリスマスマーケットでは名物のホットワインも楽しめます。また広場の中心には羅針図が描かれた石が置かれ、そこから旧市街にある五つの尖塔全てを見ることができます。

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  • コフトウッツァ展望台

    コフトウッツァ展望台

    コフトウッツァ展望台は、タリン旧市街を見渡せる展望台のひとつです。トームペアの丘の東側にあり、旧市街から石畳の道を上っていくとたどり着きます。この展望台からは、聖ニコラス教会や聖オレフ教会、とんがり屋根の塔や赤い屋根の家々など、旧市街に広がる中世のような街並みを間近に眺められます。また旧市庁舎の尖塔のてっぺんにある「トーマスおじさん」の姿が見られるのもポイントです。旧市街の奥には、新市街の近代的な建物が立ち並び、何百年もの伝統を守りながらも、スマートに発展し続けるエストニアらしい景色を堪能できます。周辺にはカフェやみやげ物ショップもあり、タリンにある展望台の中で最も人気のあるスポットです。

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  • 旧市庁舎

    旧市庁舎

    タリン旧市街の中心地、ラエコヤ広場に立つ旧市庁舎は、北ヨーロッパに現存する市庁舎の中で最も古いといわれる歴史的建造物です。建築の歴史は13世紀にまでさかのぼり、1970年まで市庁舎として使われていました。現在はタリンの街のシンボルとして、市政府のセレモニーなどが行われる場所となっており、夏季は内部を見学することが可能です。高さ約64mの尖塔には115段の階段が取り付けられ、高さ約34mの鐘楼の部分まで上ることができます。尖塔の先端には「トーマスおじさん」と名付けられた伝説の兵士の像が立っており、タリンの街を見守っています。現在、立っているのは3代目で、初代のトーマスおじさんは市庁舎に展示されています。

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  • 市議会薬局

    市議会薬局

    タリン旧市街の中心部、ラエコヤ広場にある市議会薬局は、15世紀から続くヨーロッパ最古の薬局で、現在も同じ場所で営業が続けられています。建物には医療のシンボルである蛇がグラスに巻きついている姿の看板が掲げられ、木製の棚や薬瓶が並ぶ店内は、中世の雰囲気が漂っています。店の奥は博物館になっていて、古い医療器具や道具、中世の頃に販売されていた焼いた蜂や馬の蹄、ミイラの粉末などの薬も展示されています。店内では普通の医薬品のほか、1467年から赤ワインやスパイスを調合して作られているクラレットという飲み物や、恋の痛みを和らげる効果があるというマジパン、特製のハーブティーやチョコレートなども販売されており、おみやげ探しにも最適です。

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  • カタリーナ通り

    カタリーナ通り

    おとぎ話に出てくるようなタリンの旧市街の中で、最も美しいといわれるのがカタリーナ通りです。約700年前、この場所にカタリーナ教会が立っていたことから名付けられたこの通りは、ヴェネ通りとムーリヴァ通りを繋ぐ細い路地で、左右の建物を支えるために造られたアーチ状の梁がかかっているのが特徴です。通りの北側は聖ドミニカ修道院で、壁にはかつての貴族たちの墓石が飾られています。南側にはガラス細工、陶磁器、革製品、帽子、ジュエリー、テキスタイルの工房が並び、これらの工房兼ショップを営んでいる女性職人たちはカタリーナギルドと呼ばれています。彼女たちが作る作品は、タリンを訪れた思い出を彩るお土産の品として最適です。

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  • トームペア城

    トームペア城

    トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。

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  • 塔の広場

    塔の広場

    塔の広場は旧市街の北西に位置する公園で、タリン旧市街を囲むように造られた城壁といくつもの塔を間近に見られることが、名前の由来となっています。この広場は中世の頃、「修道院の牧草地」と呼ばれていましたが、17〜18世紀にかけて、敵からの侵入を防ぐため土塁や堀が築かれました。現在は美しい公園に生まれ変わり、毎年夏に行われる国際フラワーフェスティバルの会場としても有名です。この広場には、保存状態の良い城壁と、オレンジのとんがり帽子のような屋根をかぶった塔が一列に並んでいる景色が見られる場所があり、絶好の撮影スポットとして人気です。城壁に沿って少し南へ下ったところにある修道女の塔からは城壁の上に上ることができます。

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  • 聖ニコラス教会

    聖ニコラス教会

    聖ニコラス教会は、かつて教会だった建物の中に美術館が作られた、北ヨーロッパでは数少ない建造物です。商人と船乗りの守護聖人である聖ニコラスに捧げられたこの教会は、13 世紀半ばに建てられましたが、第二次世界大戦時に攻撃を受け、焼失。約30年にわたる修復期間を経て、1984年に二グリステ美術館としてオープンしました。この美術館は中世から近世の宗教美術を中心に展示しており、長さ約7.5mにおよぶバーント・ノトケの「死の舞踏」は必見です。また2023年には、塔の部分にガラス張りのエレベーターが設置され、地上約50mのスカイデッキまで上れるようになりました。デッキからは中世の街並みが残るタリンの旧市街の美しい景色が一望できます。

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  • 三人姉妹の家

    三人姉妹の家

    旧市街のピック通りに面して3軒並んで立つ建物は、その可愛らしく女性らしい佇まいから三人姉妹の家とよばれています。14世紀頃に建てられ、商人が住んでいたこの建物の屋内には、聖書をモチーフにした壁画や、彫刻で飾られた柱、石造りの暖炉などが残されています。上層階は倉庫になっており、建物の上部には荷物を運び入れる時にクレーンを取り付ける鉄骨が突き出しています。19世紀に大規模な改修が行われ、後期ゴシック様式の建物になり、1997年に歴史的建造物として文化財に登録されました。(2003年に五つ星ホテルとしてオープンしましたが、現在は閉業しています。)すぐ近くには、太っちょマルガレータと呼ばれる砲塔や、スール・ランナ門などの観光スポットがあります。

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  • カドリオルグ宮

    カドリオルグ宮

    カドリオルグ宮は、1718年、当時タリンを支配下に置いていたロシアの皇帝ピョートル大帝によって建造されました。妃のエカテリーナ1世のために夏の離宮として造られたこの宮殿は、美しい庭園に囲まれたバロック様式の華やかな建物で、現在はエストニア国立美術館の別館となっています。エストニアで唯一、海外美術を集めた美術館として、16世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパとロシアの絵画や版画、彫刻などが展示されています。宮殿内の装飾や壁画も見応えがあり、宮殿そのものが美術館の展示品のようです。この庭園を含むカドリオルグエリアは、7つの美術館や博物館、公園などがある落ち着いた雰囲気の文化地区で、さまざまな野外イベントが開催されています。

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  • ヴィル門

    ヴィル門

    14世紀、旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門は、多くの店やレストランでにぎわうヴィル通りにあります。建設された当時は、街を敵の攻撃から防御する役割を果たしていましたが、現在は多くの観光客を迎え入れる、旧市街の玄関口となり、街のシンボルともなっています。新市街から歩いてくると真っ先に目に入るヴィル門は、ツタの葉が絡まる円柱型の2本の塔に赤い屋根がのっているのが特徴です。門の間に市庁舎や教会の塔が見える場所は、絶好の撮影スポットになっています。門の周辺にはフラワーマーケットや、オープンテラスのカフェなどがあり、クリスマスシーズンには美しくライトアップされることでも有名です。

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  • テリスキビ・クリエイティブ・シティー

    テリスキビ・クリエイティブ・シティー

    テリスキビ・クリエイティブ・シティーは、古くからある倉庫街を改装して作られた、クリエイターたちが集まる最先端スポットです。エストニア語で「Telliskivi Loomelinnak(煉瓦造りの創造都市)」と名付けられたこの地区には、写真美術館や劇場のほか、古本屋、レコード店、デザイン書を扱う書店、アンティークショップなどのハイセンスな店舗が集まっています。スタートアップ企業や、クリエイターのスタジオ、コワーキングスペースなどが入る建物の壁に描かれた、たくさんのグラフィックアートは必見です。タリン駅を挟んで、旧市街の反対側にあたるこの場所は、中世の伝統を守りつつ、新しいカルチャーも受け入れて発展するタリンの街を象徴しています。

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タリンの中心部にある旧市街はタリン歴史地区と呼ばれています。街の歴史は古く、デンマークをはじめ、さまざまな国によって統治されてきましたが、13世紀にハンザ同盟に加わり、交易拠点として発展しました。その頃に作られた建物や街並みは、現在に至るまで美しく保存されており、1997年にタリン旧市街全体が世界文化遺産に登録されました。中世の街並みがそのまま残された旧市街は、石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並び、まるで絵本の中に紛れ込んだような気分が味わえます。旧市街を取り囲むように造られた城壁も、多くの部分が当時のまま残されています。城壁の上に上れる場所もあり、タリンの美しい街並みを間近に眺められます。

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アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、1900年、当時エストニアを支配していた帝政ロシアの皇帝アレクサンドル3世によって建てられたロシア正教会です。19世紀はロシア化政策が積極的に行われ、ロシアの支配と権力を示すため、この教会はトームペア城の目の前に建てられました。エストニアが独立した際には取り壊されそうになりましたが、実現せず、現在は観光名所の一つになっています。玉ねぎのような形をした丸い屋根のドームなど、ロシア建築の要素を取り入れた重厚な外観が特徴で、教会内は美しいモザイクやイコンなどで装飾されています。教会の塔には11の鐘が設置されており、礼拝の前にはカリヨンの音色が響き渡ります。

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太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。

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旧市街の中心部に位置するラエコヤ広場のラエコヤとは市庁舎の意味で、広場には街のシンボルである旧市庁舎が立っています。中世の頃から市が立ち、街の中心地として発展してきたこの広場は、現在もコンサートやイベントなどが行われ、一年中活気に溢れています。広場の周りは古くから残る建物が立ち並び、オープンテラスのカフェでひと休みしていると、中世にタイムスリップしたように感じられるかもしれません。11月には高さ15m近くの大きなクリスマスツリーが設置され、クリスマスマーケットでは名物のホットワインも楽しめます。また広場の中心には羅針図が描かれた石が置かれ、そこから旧市街にある五つの尖塔全てを見ることができます。

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コフトウッツァ展望台は、タリン旧市街を見渡せる展望台のひとつです。トームペアの丘の東側にあり、旧市街から石畳の道を上っていくとたどり着きます。この展望台からは、聖ニコラス教会や聖オレフ教会、とんがり屋根の塔や赤い屋根の家々など、旧市街に広がる中世のような街並みを間近に眺められます。また旧市庁舎の尖塔のてっぺんにある「トーマスおじさん」の姿が見られるのもポイントです。旧市街の奥には、新市街の近代的な建物が立ち並び、何百年もの伝統を守りながらも、スマートに発展し続けるエストニアらしい景色を堪能できます。周辺にはカフェやみやげ物ショップもあり、タリンにある展望台の中で最も人気のあるスポットです。

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タリン旧市街の中心地、ラエコヤ広場に立つ旧市庁舎は、北ヨーロッパに現存する市庁舎の中で最も古いといわれる歴史的建造物です。建築の歴史は13世紀にまでさかのぼり、1970年まで市庁舎として使われていました。現在はタリンの街のシンボルとして、市政府のセレモニーなどが行われる場所となっており、夏季は内部を見学することが可能です。高さ約64mの尖塔には115段の階段が取り付けられ、高さ約34mの鐘楼の部分まで上ることができます。尖塔の先端には「トーマスおじさん」と名付けられた伝説の兵士の像が立っており、タリンの街を見守っています。現在、立っているのは3代目で、初代のトーマスおじさんは市庁舎に展示されています。

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タリン旧市街の中心部、ラエコヤ広場にある市議会薬局は、15世紀から続くヨーロッパ最古の薬局で、現在も同じ場所で営業が続けられています。建物には医療のシンボルである蛇がグラスに巻きついている姿の看板が掲げられ、木製の棚や薬瓶が並ぶ店内は、中世の雰囲気が漂っています。店の奥は博物館になっていて、古い医療器具や道具、中世の頃に販売されていた焼いた蜂や馬の蹄、ミイラの粉末などの薬も展示されています。店内では普通の医薬品のほか、1467年から赤ワインやスパイスを調合して作られているクラレットという飲み物や、恋の痛みを和らげる効果があるというマジパン、特製のハーブティーやチョコレートなども販売されており、おみやげ探しにも最適です。

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おとぎ話に出てくるようなタリンの旧市街の中で、最も美しいといわれるのがカタリーナ通りです。約700年前、この場所にカタリーナ教会が立っていたことから名付けられたこの通りは、ヴェネ通りとムーリヴァ通りを繋ぐ細い路地で、左右の建物を支えるために造られたアーチ状の梁がかかっているのが特徴です。通りの北側は聖ドミニカ修道院で、壁にはかつての貴族たちの墓石が飾られています。南側にはガラス細工、陶磁器、革製品、帽子、ジュエリー、テキスタイルの工房が並び、これらの工房兼ショップを営んでいる女性職人たちはカタリーナギルドと呼ばれています。彼女たちが作る作品は、タリンを訪れた思い出を彩るお土産の品として最適です。

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トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。

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塔の広場は旧市街の北西に位置する公園で、タリン旧市街を囲むように造られた城壁といくつもの塔を間近に見られることが、名前の由来となっています。この広場は中世の頃、「修道院の牧草地」と呼ばれていましたが、17〜18世紀にかけて、敵からの侵入を防ぐため土塁や堀が築かれました。現在は美しい公園に生まれ変わり、毎年夏に行われる国際フラワーフェスティバルの会場としても有名です。この広場には、保存状態の良い城壁と、オレンジのとんがり帽子のような屋根をかぶった塔が一列に並んでいる景色が見られる場所があり、絶好の撮影スポットとして人気です。城壁に沿って少し南へ下ったところにある修道女の塔からは城壁の上に上ることができます。

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聖ニコラス教会は、かつて教会だった建物の中に美術館が作られた、北ヨーロッパでは数少ない建造物です。商人と船乗りの守護聖人である聖ニコラスに捧げられたこの教会は、13 世紀半ばに建てられましたが、第二次世界大戦時に攻撃を受け、焼失。約30年にわたる修復期間を経て、1984年に二グリステ美術館としてオープンしました。この美術館は中世から近世の宗教美術を中心に展示しており、長さ約7.5mにおよぶバーント・ノトケの「死の舞踏」は必見です。また2023年には、塔の部分にガラス張りのエレベーターが設置され、地上約50mのスカイデッキまで上れるようになりました。デッキからは中世の街並みが残るタリンの旧市街の美しい景色が一望できます。

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旧市街のピック通りに面して3軒並んで立つ建物は、その可愛らしく女性らしい佇まいから三人姉妹の家とよばれています。14世紀頃に建てられ、商人が住んでいたこの建物の屋内には、聖書をモチーフにした壁画や、彫刻で飾られた柱、石造りの暖炉などが残されています。上層階は倉庫になっており、建物の上部には荷物を運び入れる時にクレーンを取り付ける鉄骨が突き出しています。19世紀に大規模な改修が行われ、後期ゴシック様式の建物になり、1997年に歴史的建造物として文化財に登録されました。(2003年に五つ星ホテルとしてオープンしましたが、現在は閉業しています。)すぐ近くには、太っちょマルガレータと呼ばれる砲塔や、スール・ランナ門などの観光スポットがあります。

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カドリオルグ宮は、1718年、当時タリンを支配下に置いていたロシアの皇帝ピョートル大帝によって建造されました。妃のエカテリーナ1世のために夏の離宮として造られたこの宮殿は、美しい庭園に囲まれたバロック様式の華やかな建物で、現在はエストニア国立美術館の別館となっています。エストニアで唯一、海外美術を集めた美術館として、16世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパとロシアの絵画や版画、彫刻などが展示されています。宮殿内の装飾や壁画も見応えがあり、宮殿そのものが美術館の展示品のようです。この庭園を含むカドリオルグエリアは、7つの美術館や博物館、公園などがある落ち着いた雰囲気の文化地区で、さまざまな野外イベントが開催されています。

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14世紀、旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門は、多くの店やレストランでにぎわうヴィル通りにあります。建設された当時は、街を敵の攻撃から防御する役割を果たしていましたが、現在は多くの観光客を迎え入れる、旧市街の玄関口となり、街のシンボルともなっています。新市街から歩いてくると真っ先に目に入るヴィル門は、ツタの葉が絡まる円柱型の2本の塔に赤い屋根がのっているのが特徴です。門の間に市庁舎や教会の塔が見える場所は、絶好の撮影スポットになっています。門の周辺にはフラワーマーケットや、オープンテラスのカフェなどがあり、クリスマスシーズンには美しくライトアップされることでも有名です。

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テリスキビ・クリエイティブ・シティーは、古くからある倉庫街を改装して作られた、クリエイターたちが集まる最先端スポットです。エストニア語で「Telliskivi Loomelinnak(煉瓦造りの創造都市)」と名付けられたこの地区には、写真美術館や劇場のほか、古本屋、レコード店、デザイン書を扱う書店、アンティークショップなどのハイセンスな店舗が集まっています。スタートアップ企業や、クリエイターのスタジオ、コワーキングスペースなどが入る建物の壁に描かれた、たくさんのグラフィックアートは必見です。タリン駅を挟んで、旧市街の反対側にあたるこの場所は、中世の伝統を守りつつ、新しいカルチャーも受け入れて発展するタリンの街を象徴しています。

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高さ30mに及ぶ国内最大級の滝。滝は冬の到来とともに寒波に覆われ街を覆うように凍り付き、迫力ある自然の造形美を描きます。

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