エストニア観光におすすめの名所&人気のスポットランキングエストニア観光ガイド

エストニア国立博物館エストニア国立博物館
タリン旧市街タリン旧市街

タリンの中世旧市街や壮麗なアレクサンドル・ネフスキー寺院が魅力のエストニア。美しいバルト海の海岸線や、自然豊かなラヘマー国立公園も見どころです。デジタル先進国としての新しい面もあり、歴史と現代が融合するエストニア観光のおすすめスポットやグルメを紹介します。

エストニア観光マップ

Map

エストニアのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
タリン旧市街

タリン旧市街

タリン

丘の上のトーンペア城や展望台、中世の雰囲気が残る美しい街並みが見どころ。1997年に世界遺産に登録されました。

2
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

タリン

たまねぎ型のドームを持つロシア正教教会。聖堂内ではイコン(聖像画)や聖人のモザイク画などを見学できます。

3
聖ニコラス教会

聖ニコラス教会

タリン

第二次世界大戦で破壊された教会が1980年代に修復され博物館となりました。ベルント・ノトケの「死のダンス」が見所。

4
ラヘマー国立公園

ラヘマー国立公園

エストニア

北エストニアの自然や生態系の保護・研究を目的に作られた国立公園。湿原や荘園、湖などの見所がありハイキングを楽しめます。

5
タルトゥ

タルトゥ

タルトゥ

学問と文化の中心として知られるエストニア第二の都市。中世の建物が残る美しい街で、タルトゥ大学があります。

6
パルヌ

パルヌ

パルヌ

リゾート地として有名なパルヌ湾沿いの都市。ビーチだけでなく旧市街の街歩きも楽しめます。

7
バラステの滝

バラステの滝

エストニア

色とりどりの層でできた岩肌が美しい、エストニアで最も大きな滝。冬には水が凍り、幻想的な景色に出会えます。

エストニアおすすめツアー

エストニアのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • タリン旧市街

    タリン旧市街

    タリンの中心部にある旧市街はタリン歴史地区と呼ばれています。街の歴史は古く、デンマークをはじめ、さまざまな国によって統治されてきましたが、13世紀にハンザ同盟に加わり、交易拠点として発展しました。その頃に作られた建物や街並みは、現在に至るまで美しく保存されており、1997年にタリン旧市街全体が世界文化遺産に登録されました。中世の街並みがそのまま残された旧市街は、石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並び、まるで絵本の中に紛れ込んだような気分が味わえます。旧市街を取り囲むように造られた城壁も、多くの部分が当時のまま残されています。城壁の上に上れる場所もあり、タリンの美しい街並みを間近に眺められます。

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  • ラヘマー国立公園

    ラヘマー国立公園

    エストニア

    エストニア最古であり、最大の面積をほこる「ラヘマー国立公園」。自然や景観、文化遺産などを守ることを目的として1971年に設立された自然豊かな国立公園です。1万年以上昔の氷河期からの自然が残っているとされる地域で、地質学的にも重要視されている場所。面積は約7万4,784haあり、美しい湿原や湖、豊かな森、石や砂の海岸、石灰石の崖などが広がる自然の宝庫。希少種も生息しており、散策したりハイキングしたりと、あらゆる自然が満喫できる場所です。また、園内には16世紀に建てられたとされる貴族の館があります。宿泊が可能でスパやサウナもあることから、観光客に人気。ビジターセンターには様々な展示品があり、優れた景観美を楽しみながら歴史文化も学べます。

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  • カーリ・クレーター

    カーリ・クレーター

    エストニア

    サーレマー島にある「カーリ・クレーター」は、7500〜7600年前に衝突した隕石によって形成されたクレーター群です。直径110メートル、深さ22メートルの一番大きなクレーターを含む合計9つのクレーターから構成され、その中で最も大きなクレーターはカーリ湖として知られています。エストニアの地質学的な名所であり、地元の伝説や神話にも深く関連し、古代のエストニア人が神聖な場所として崇拝していたとされています。近くには博物館があり、隕石の衝突についての詳細な情報や研究内容が展示されています。また、ガイドツアー、サイクリング、そして乗馬などのアクティビティも楽しめます。自然や歴史に興味がある方にとって、ぜひ訪れてみたいスポットです。

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  • エストニア国立博物館

    エストニア国立博物館

    エストニア

    エストニア国立博物館は、1909年にタルトゥに設立され、エストニアの民族学や文化史に焦点を当てたエストニア最大の博物館です。2016年にオープンした現在の建物は、約6,000平方メートルの展示スペースを誇り、さまざまな時代のエストニア人の日常生活を学べます。科学とインタラクティブ性を組み合わせた2つの常設展示があり、「出会い」では、歴史を通じてエストニア人の生活について、「ウラルの響き」では、北ユーラシアに住むフィン・ウゴル人の生活について展示されています。定期的に特別展やイベントも開催しており、エストニア国内外のさまざまな文化や歴史にも触れられます。カフェやミュージアムショップも併設されており、子供から大人まで気軽に利用できます。

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  • バラステの滝

    バラステの滝

    エストニア

    バラステの滝は、高さが約30メートルに達するエストニア最大の滝です。オンティカ石灰岩の断崖に位置し、約5億年もの時を経たカラフルな地層が露出していて、美しい景観を楽しめます。2013年にプラットフォームが廃止されて階段も封鎖されましたが、現在は新しい歩道を備えた階段が建設され、2018年に一般公開されました。春から秋にかけては、滝周辺の木々とのコントラストが見どころで、色鮮やかな景色が広がります。冬には強い寒波によって滝全体が凍りつき、飛び散った水しぶきも木々を凍らせるため周辺は氷の世界へと変わり、幻想的な景色が楽しめます。季節ごとに異なる絶景を楽しめるため、年間を通じて多くの観光客に人気のスポットです。

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  • トームペア城

    トームペア城

    エストニア

    トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。

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  • タルトゥ大学

    タルトゥ大学

    エストニア

    タルトゥ大学は1632年に設立されたバルト諸国で最も古い大学であり、北欧でも有数の名門校です。さまざまな研究分野に力を入れていることで知られており、多くの教員や学生が最先端の研究に取り組んでいます。広いキャンパスには、歴史的な建物と緑豊かな庭園が調和した美しい景観が広がっています。特に本館は古典的な建築様式が特徴で、神殿を思わせる正面の6本の大きな柱が印象的です。音響効果も優れているため、コンサートや会議の会場としても利用されています。キャンパス内には本館、美術館、博物館、植物園など、一般の人も見学できる施設が多数あります。子供から大人まで、みんなが楽しみながら学べる人気の観光スポットです。

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  • 太っちょマルガレータ

    太っちょマルガレータ

    エストニア

    太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。

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  • ヴィル門

    ヴィル門

    タリン

    14世紀、旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門は、多くの店やレストランでにぎわうヴィル通りにあります。建設された当時は、街を敵の攻撃から防御する役割を果たしていましたが、現在は多くの観光客を迎え入れる、旧市街の玄関口となり、街のシンボルともなっています。新市街から歩いてくると真っ先に目に入るヴィル門は、ツタの葉が絡まる円柱型の2本の塔に赤い屋根がのっているのが特徴です。門の間に市庁舎や教会の塔が見える場所は、絶好の撮影スポットになっています。門の周辺にはフラワーマーケットや、オープンテラスのカフェなどがあり、クリスマスシーズンには美しくライトアップされることでも有名です。

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  • パットクリ展望台

    パットクリ展望台

    タリン

    タリンには美しい旧市街を眺められる展望台がいくつかありますが、パットクリ展望台もそのひとつです。トームペア城のある丘の北側に位置するパットクリ展望台へは、シュネリ公園の池のそばから157段の階段を上っていきます。展望台のテラスからは、旧市街を取り囲む城壁や塔、教会、赤い屋根の建物などが一望でき、その絵葉書のような景色は必見です。旧市街の周りには緑が広がり、その後ろには青く輝くバルト海と、大型の船が行き来している様子が眺められます。特に夕暮れ時、街並み全体がオレンジ色に染まっていく様子は絶景です。この展望台のある丘は、現在、国会議事堂として使われているトームペア城のほか、さまざまな政府機関がおかれています。

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  • 市議会薬局

    市議会薬局

    タリン

    タリン旧市街の中心部、ラエコヤ広場にある市議会薬局は、15世紀から続くヨーロッパ最古の薬局で、現在も同じ場所で営業が続けられています。建物には医療のシンボルである蛇がグラスに巻きついている姿の看板が掲げられ、木製の棚や薬瓶が並ぶ店内は、中世の雰囲気が漂っています。店の奥は博物館になっていて、古い医療器具や道具、中世の頃に販売されていた焼いた蜂や馬の蹄、ミイラの粉末などの薬も展示されています。店内では普通の医薬品のほか、1467年から赤ワインやスパイスを調合して作られているクラレットという飲み物や、恋の痛みを和らげる効果があるというマジパン、特製のハーブティーやチョコレートなども販売されており、おみやげ探しにも最適です。

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  • 聖オレフ教会

    聖オレフ教会

    タリン

    ノルウェーの王オーラヴ2世ハラルドソンにちなんで名付けられた聖オレフ教会は、旧市街で最も高い建物です。この教会は13世紀に建てられ、15世紀に改修された時には、世界で一番高い建造物だったと言われています。その後、何度も落雷の被害を受け、火災により建物が焼け落ちたこともありましたが、1840年に大規模な改修が行われ、ほぼ現在の姿になりました。尖塔の高さは約124mで、中には階段が設置されており、冬場以外は展望台まで上ることができます。この展望台から見える景色は、まさに絶景の一言に尽きます。この教会には、建設に尽力し、塔の上に十字架を取り付ける時に転落死したオラフという巨人の伝説があり、外壁には石像が残されています

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  • アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

    アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

    タリン

    アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、1900年、当時エストニアを支配していた帝政ロシアの皇帝アレクサンドル3世によって建てられたロシア正教会です。19世紀はロシア化政策が積極的に行われ、ロシアの支配と権力を示すため、この教会はトームペア城の目の前に建てられました。エストニアが独立した際には取り壊されそうになりましたが、実現せず、現在は観光名所の一つになっています。玉ねぎのような形をした丸い屋根のドームなど、ロシア建築の要素を取り入れた重厚な外観が特徴で、教会内は美しいモザイクやイコンなどで装飾されています。教会の塔には11の鐘が設置されており、礼拝の前にはカリヨンの音色が響き渡ります。

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  • ラエコヤ広場

    ラエコヤ広場

    タリン

    旧市街の中心部に位置するラエコヤ広場のラエコヤとは市庁舎の意味で、広場には街のシンボルである旧市庁舎が立っています。中世の頃から市が立ち、街の中心地として発展してきたこの広場は、現在もコンサートやイベントなどが行われ、一年中活気に溢れています。広場の周りは古くから残る建物が立ち並び、オープンテラスのカフェでひと休みしていると、中世にタイムスリップしたように感じられるかもしれません。11月には高さ15m近くの大きなクリスマスツリーが設置され、クリスマスマーケットでは名物のホットワインも楽しめます。また広場の中心には羅針図が描かれた石が置かれ、そこから旧市街にある五つの尖塔全てを見ることができます。

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  • 塔の広場

    塔の広場

    タリン

    塔の広場は旧市街の北西に位置する公園で、タリン旧市街を囲むように造られた城壁といくつもの塔を間近に見られることが、名前の由来となっています。この広場は中世の頃、「修道院の牧草地」と呼ばれていましたが、17〜18世紀にかけて、敵からの侵入を防ぐため土塁や堀が築かれました。現在は美しい公園に生まれ変わり、毎年夏に行われる国際フラワーフェスティバルの会場としても有名です。この広場には、保存状態の良い城壁と、オレンジのとんがり帽子のような屋根をかぶった塔が一列に並んでいる景色が見られる場所があり、絶好の撮影スポットとして人気です。城壁に沿って少し南へ下ったところにある修道女の塔からは城壁の上に上ることができます。

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  • コフトウッツァ展望台

    コフトウッツァ展望台

    タリン

    コフトウッツァ展望台は、タリン旧市街を見渡せる展望台のひとつです。トームペアの丘の東側にあり、旧市街から石畳の道を上っていくとたどり着きます。この展望台からは、聖ニコラス教会や聖オレフ教会、とんがり屋根の塔や赤い屋根の家々など、旧市街に広がる中世のような街並みを間近に眺められます。また旧市庁舎の尖塔のてっぺんにある「トーマスおじさん」の姿が見られるのもポイントです。旧市街の奥には、新市街の近代的な建物が立ち並び、何百年もの伝統を守りながらも、スマートに発展し続けるエストニアらしい景色を堪能できます。周辺にはカフェやみやげ物ショップもあり、タリンにある展望台の中で最も人気のあるスポットです。

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  • カドリオルグ宮殿

    カドリオルグ宮

    タリン

    カドリオルグ宮は、1718年、当時タリンを支配下に置いていたロシアの皇帝ピョートル大帝によって建造されました。妃のエカテリーナ1世のために夏の離宮として造られたこの宮殿は、美しい庭園に囲まれたバロック様式の華やかな建物で、現在はエストニア国立美術館の別館となっています。エストニアで唯一、海外美術を集めた美術館として、16世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパとロシアの絵画や版画、彫刻などが展示されています。宮殿内の装飾や壁画も見応えがあり、宮殿そのものが美術館の展示品のようです。この庭園を含むカドリオルグエリアは、7つの美術館や博物館、公園などがある落ち着いた雰囲気の文化地区で、さまざまな野外イベントが開催されています。

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  • テリスキビ・クリエイティブ・シティー

    テリスキビ・クリエイティブ・シティー

    タリン

    テリスキビ・クリエイティブ・シティーは、古くからある倉庫街を改装して作られた、クリエイターたちが集まる最先端スポットです。エストニア語で「Telliskivi Loomelinnak(煉瓦造りの創造都市)」と名付けられたこの地区には、写真美術館や劇場のほか、古本屋、レコード店、デザイン書を扱う書店、アンティークショップなどのハイセンスな店舗が集まっています。スタートアップ企業や、クリエイターのスタジオ、コワーキングスペースなどが入る建物の壁に描かれた、たくさんのグラフィックアートは必見です。タリン駅を挟んで、旧市街の反対側にあたるこの場所は、中世の伝統を守りつつ、新しいカルチャーも受け入れて発展するタリンの街を象徴しています。

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  • ロッカ・アル・マーレ野外博物館

    ロッカ・アル・マーレ野外博物館

    タリン

    タリン郊外の海に面した場所にあるロッカ・アル・マーレ野外博物館は、17世紀から20世紀初頭までのエストニアの農村部にあった伝統的な建物や暮らしを再現した博物館です。屋外のエリアには、エストニアの地方ごとによって異なる、さまざまなタイプの農場が再現され、周りには住居や学校、礼拝堂、商店、消防署なども作られています。これらの建物は中に入って見学できるところもあり、昔の服装を身に付けたスタッフが、当時の暮らしを教えてくれることもあります。また農作業を体験したり、ヤギなどの動物と触れ合えるファームキッズワールドは、子供たちに人気です。レストランでエストニアの郷土料理を味わえば、エストニアの文化をより深く知ることができるかもしれません。

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  • パルヌ

    パルヌ

    パルヌ

    パルヌは美しいビーチや自然が楽しめる、風光明媚なリゾート地です。ドイツ騎士団が拠点を築いたことから始まり、中世はハンザ同盟の都市として繁栄しました。バルト海に面しており、夏季には多くの観光客が訪れる人気のスポットでもあります。パルヌのビーチは遠浅で、家族連れでも安心して海水浴を楽しめるのが特徴です。また歴史的な建造物も多く、歴史あるエリザベート教会や威風堂々としたタリン門などは観光客に人気のスポットとなっています。さらにパルヌ博物館ではエストニアの歴史を学ぶことができ、歴史好きも満足できるでしょう。パルヌは自然と歴史が融合した魅力的な観光地で、一度は訪れてみたい場所です。

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タリンの中心部にある旧市街はタリン歴史地区と呼ばれています。街の歴史は古く、デンマークをはじめ、さまざまな国によって統治されてきましたが、13世紀にハンザ同盟に加わり、交易拠点として発展しました。その頃に作られた建物や街並みは、現在に至るまで美しく保存されており、1997年にタリン旧市街全体が世界文化遺産に登録されました。中世の街並みがそのまま残された旧市街は、石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並び、まるで絵本の中に紛れ込んだような気分が味わえます。旧市街を取り囲むように造られた城壁も、多くの部分が当時のまま残されています。城壁の上に上れる場所もあり、タリンの美しい街並みを間近に眺められます。

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エストニア最古であり、最大の面積をほこる「ラヘマー国立公園」。自然や景観、文化遺産などを守ることを目的として1971年に設立された自然豊かな国立公園です。1万年以上昔の氷河期からの自然が残っているとされる地域で、地質学的にも重要視されている場所。面積は約7万4,784haあり、美しい湿原や湖、豊かな森、石や砂の海岸、石灰石の崖などが広がる自然の宝庫。希少種も生息しており、散策したりハイキングしたりと、あらゆる自然が満喫できる場所です。また、園内には16世紀に建てられたとされる貴族の館があります。宿泊が可能でスパやサウナもあることから、観光客に人気。ビジターセンターには様々な展示品があり、優れた景観美を楽しみながら歴史文化も学べます。

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サーレマー島にある「カーリ・クレーター」は、7500〜7600年前に衝突した隕石によって形成されたクレーター群です。直径110メートル、深さ22メートルの一番大きなクレーターを含む合計9つのクレーターから構成され、その中で最も大きなクレーターはカーリ湖として知られています。エストニアの地質学的な名所であり、地元の伝説や神話にも深く関連し、古代のエストニア人が神聖な場所として崇拝していたとされています。近くには博物館があり、隕石の衝突についての詳細な情報や研究内容が展示されています。また、ガイドツアー、サイクリング、そして乗馬などのアクティビティも楽しめます。自然や歴史に興味がある方にとって、ぜひ訪れてみたいスポットです。

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エストニア国立博物館は、1909年にタルトゥに設立され、エストニアの民族学や文化史に焦点を当てたエストニア最大の博物館です。2016年にオープンした現在の建物は、約6,000平方メートルの展示スペースを誇り、さまざまな時代のエストニア人の日常生活を学べます。科学とインタラクティブ性を組み合わせた2つの常設展示があり、「出会い」では、歴史を通じてエストニア人の生活について、「ウラルの響き」では、北ユーラシアに住むフィン・ウゴル人の生活について展示されています。定期的に特別展やイベントも開催しており、エストニア国内外のさまざまな文化や歴史にも触れられます。カフェやミュージアムショップも併設されており、子供から大人まで気軽に利用できます。

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バラステの滝は、高さが約30メートルに達するエストニア最大の滝です。オンティカ石灰岩の断崖に位置し、約5億年もの時を経たカラフルな地層が露出していて、美しい景観を楽しめます。2013年にプラットフォームが廃止されて階段も封鎖されましたが、現在は新しい歩道を備えた階段が建設され、2018年に一般公開されました。春から秋にかけては、滝周辺の木々とのコントラストが見どころで、色鮮やかな景色が広がります。冬には強い寒波によって滝全体が凍りつき、飛び散った水しぶきも木々を凍らせるため周辺は氷の世界へと変わり、幻想的な景色が楽しめます。季節ごとに異なる絶景を楽しめるため、年間を通じて多くの観光客に人気のスポットです。

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トームペア城は、エストニアの首都タリンに位置し、現在はエストニアの国会議事堂として使用されています。石灰岩層からなるトームペアの丘の上に建てられ、港の先まで見渡せます。その起源は13世紀に遡り、デンマークの王がこの地を占領した際に建設されました。以後、リヴォニア騎士団やスウェーデン、ロシア帝国など、さまざまな支配者によって増築や改修が行われ、時代ごとの影響を受けたさまざまな建築スタイルが融合しています。18世紀には、城の外観が宮殿のような見た目に変わりました。トームペア城で特に印象的なのは「のっぽのヘルマン」と呼ばれる高さ45メートルの塔で、エストニアの独立を象徴する国旗が掲げられています。

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タルトゥ大学は1632年に設立されたバルト諸国で最も古い大学であり、北欧でも有数の名門校です。さまざまな研究分野に力を入れていることで知られており、多くの教員や学生が最先端の研究に取り組んでいます。広いキャンパスには、歴史的な建物と緑豊かな庭園が調和した美しい景観が広がっています。特に本館は古典的な建築様式が特徴で、神殿を思わせる正面の6本の大きな柱が印象的です。音響効果も優れているため、コンサートや会議の会場としても利用されています。キャンパス内には本館、美術館、博物館、植物園など、一般の人も見学できる施設が多数あります。子供から大人まで、みんなが楽しみながら学べる人気の観光スポットです。

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太っちょマルガレータは、1529年にタリンの街を守る城壁の一部として建てられ、海からの攻撃を防ぐために設計されました。その愛称の通り、高さ20メートル、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもある、どっしりとした構造が特徴で、海から街を見た際、強力で守備が固い印象を与えるための構造と言われています。時代の変遷と共にその役目を失った砲塔は倉庫や監獄として利用されました。愛称の由来には、囚人の世話をした女性の名前から取られたという説と、内部に備え付けられていたずんぐりとした大砲から名付けられたという説があります。1978年に修復された後、現在はエストニア海洋博物館として利用されており、エストニアの航海史や船舶に関する展示が行われています。

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14世紀、旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門は、多くの店やレストランでにぎわうヴィル通りにあります。建設された当時は、街を敵の攻撃から防御する役割を果たしていましたが、現在は多くの観光客を迎え入れる、旧市街の玄関口となり、街のシンボルともなっています。新市街から歩いてくると真っ先に目に入るヴィル門は、ツタの葉が絡まる円柱型の2本の塔に赤い屋根がのっているのが特徴です。門の間に市庁舎や教会の塔が見える場所は、絶好の撮影スポットになっています。門の周辺にはフラワーマーケットや、オープンテラスのカフェなどがあり、クリスマスシーズンには美しくライトアップされることでも有名です。

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タリンには美しい旧市街を眺められる展望台がいくつかありますが、パットクリ展望台もそのひとつです。トームペア城のある丘の北側に位置するパットクリ展望台へは、シュネリ公園の池のそばから157段の階段を上っていきます。展望台のテラスからは、旧市街を取り囲む城壁や塔、教会、赤い屋根の建物などが一望でき、その絵葉書のような景色は必見です。旧市街の周りには緑が広がり、その後ろには青く輝くバルト海と、大型の船が行き来している様子が眺められます。特に夕暮れ時、街並み全体がオレンジ色に染まっていく様子は絶景です。この展望台のある丘は、現在、国会議事堂として使われているトームペア城のほか、さまざまな政府機関がおかれています。

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タリン旧市街の中心部、ラエコヤ広場にある市議会薬局は、15世紀から続くヨーロッパ最古の薬局で、現在も同じ場所で営業が続けられています。建物には医療のシンボルである蛇がグラスに巻きついている姿の看板が掲げられ、木製の棚や薬瓶が並ぶ店内は、中世の雰囲気が漂っています。店の奥は博物館になっていて、古い医療器具や道具、中世の頃に販売されていた焼いた蜂や馬の蹄、ミイラの粉末などの薬も展示されています。店内では普通の医薬品のほか、1467年から赤ワインやスパイスを調合して作られているクラレットという飲み物や、恋の痛みを和らげる効果があるというマジパン、特製のハーブティーやチョコレートなども販売されており、おみやげ探しにも最適です。

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ノルウェーの王オーラヴ2世ハラルドソンにちなんで名付けられた聖オレフ教会は、旧市街で最も高い建物です。この教会は13世紀に建てられ、15世紀に改修された時には、世界で一番高い建造物だったと言われています。その後、何度も落雷の被害を受け、火災により建物が焼け落ちたこともありましたが、1840年に大規模な改修が行われ、ほぼ現在の姿になりました。尖塔の高さは約124mで、中には階段が設置されており、冬場以外は展望台まで上ることができます。この展望台から見える景色は、まさに絶景の一言に尽きます。この教会には、建設に尽力し、塔の上に十字架を取り付ける時に転落死したオラフという巨人の伝説があり、外壁には石像が残されています

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アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、1900年、当時エストニアを支配していた帝政ロシアの皇帝アレクサンドル3世によって建てられたロシア正教会です。19世紀はロシア化政策が積極的に行われ、ロシアの支配と権力を示すため、この教会はトームペア城の目の前に建てられました。エストニアが独立した際には取り壊されそうになりましたが、実現せず、現在は観光名所の一つになっています。玉ねぎのような形をした丸い屋根のドームなど、ロシア建築の要素を取り入れた重厚な外観が特徴で、教会内は美しいモザイクやイコンなどで装飾されています。教会の塔には11の鐘が設置されており、礼拝の前にはカリヨンの音色が響き渡ります。

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旧市街の中心部に位置するラエコヤ広場のラエコヤとは市庁舎の意味で、広場には街のシンボルである旧市庁舎が立っています。中世の頃から市が立ち、街の中心地として発展してきたこの広場は、現在もコンサートやイベントなどが行われ、一年中活気に溢れています。広場の周りは古くから残る建物が立ち並び、オープンテラスのカフェでひと休みしていると、中世にタイムスリップしたように感じられるかもしれません。11月には高さ15m近くの大きなクリスマスツリーが設置され、クリスマスマーケットでは名物のホットワインも楽しめます。また広場の中心には羅針図が描かれた石が置かれ、そこから旧市街にある五つの尖塔全てを見ることができます。

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塔の広場は旧市街の北西に位置する公園で、タリン旧市街を囲むように造られた城壁といくつもの塔を間近に見られることが、名前の由来となっています。この広場は中世の頃、「修道院の牧草地」と呼ばれていましたが、17〜18世紀にかけて、敵からの侵入を防ぐため土塁や堀が築かれました。現在は美しい公園に生まれ変わり、毎年夏に行われる国際フラワーフェスティバルの会場としても有名です。この広場には、保存状態の良い城壁と、オレンジのとんがり帽子のような屋根をかぶった塔が一列に並んでいる景色が見られる場所があり、絶好の撮影スポットとして人気です。城壁に沿って少し南へ下ったところにある修道女の塔からは城壁の上に上ることができます。

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コフトウッツァ展望台は、タリン旧市街を見渡せる展望台のひとつです。トームペアの丘の東側にあり、旧市街から石畳の道を上っていくとたどり着きます。この展望台からは、聖ニコラス教会や聖オレフ教会、とんがり屋根の塔や赤い屋根の家々など、旧市街に広がる中世のような街並みを間近に眺められます。また旧市庁舎の尖塔のてっぺんにある「トーマスおじさん」の姿が見られるのもポイントです。旧市街の奥には、新市街の近代的な建物が立ち並び、何百年もの伝統を守りながらも、スマートに発展し続けるエストニアらしい景色を堪能できます。周辺にはカフェやみやげ物ショップもあり、タリンにある展望台の中で最も人気のあるスポットです。

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カドリオルグ宮は、1718年、当時タリンを支配下に置いていたロシアの皇帝ピョートル大帝によって建造されました。妃のエカテリーナ1世のために夏の離宮として造られたこの宮殿は、美しい庭園に囲まれたバロック様式の華やかな建物で、現在はエストニア国立美術館の別館となっています。エストニアで唯一、海外美術を集めた美術館として、16世紀から20世紀にかけての西ヨーロッパとロシアの絵画や版画、彫刻などが展示されています。宮殿内の装飾や壁画も見応えがあり、宮殿そのものが美術館の展示品のようです。この庭園を含むカドリオルグエリアは、7つの美術館や博物館、公園などがある落ち着いた雰囲気の文化地区で、さまざまな野外イベントが開催されています。

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テリスキビ・クリエイティブ・シティーは、古くからある倉庫街を改装して作られた、クリエイターたちが集まる最先端スポットです。エストニア語で「Telliskivi Loomelinnak(煉瓦造りの創造都市)」と名付けられたこの地区には、写真美術館や劇場のほか、古本屋、レコード店、デザイン書を扱う書店、アンティークショップなどのハイセンスな店舗が集まっています。スタートアップ企業や、クリエイターのスタジオ、コワーキングスペースなどが入る建物の壁に描かれた、たくさんのグラフィックアートは必見です。タリン駅を挟んで、旧市街の反対側にあたるこの場所は、中世の伝統を守りつつ、新しいカルチャーも受け入れて発展するタリンの街を象徴しています。

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タリン郊外の海に面した場所にあるロッカ・アル・マーレ野外博物館は、17世紀から20世紀初頭までのエストニアの農村部にあった伝統的な建物や暮らしを再現した博物館です。屋外のエリアには、エストニアの地方ごとによって異なる、さまざまなタイプの農場が再現され、周りには住居や学校、礼拝堂、商店、消防署なども作られています。これらの建物は中に入って見学できるところもあり、昔の服装を身に付けたスタッフが、当時の暮らしを教えてくれることもあります。また農作業を体験したり、ヤギなどの動物と触れ合えるファームキッズワールドは、子供たちに人気です。レストランでエストニアの郷土料理を味わえば、エストニアの文化をより深く知ることができるかもしれません。

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パルヌは美しいビーチや自然が楽しめる、風光明媚なリゾート地です。ドイツ騎士団が拠点を築いたことから始まり、中世はハンザ同盟の都市として繁栄しました。バルト海に面しており、夏季には多くの観光客が訪れる人気のスポットでもあります。パルヌのビーチは遠浅で、家族連れでも安心して海水浴を楽しめるのが特徴です。また歴史的な建造物も多く、歴史あるエリザベート教会や威風堂々としたタリン門などは観光客に人気のスポットとなっています。さらにパルヌ博物館ではエストニアの歴史を学ぶことができ、歴史好きも満足できるでしょう。パルヌは自然と歴史が融合した魅力的な観光地で、一度は訪れてみたい場所です。

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エストニアのおすすめ情報

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グルメ

シャシリック

シャシリック

マリネで味付けした肉を一口大に切って串焼きにした料理。味付けは様々で、玉ねぎや酢のマリネ液を使い、香辛料をかけるのが一般的。

エストニア 観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

東はロシアと国境を接し、西はバルト海とフィンランド湾に面した共和国。バルト三国の最も北に位置し、歴史地区が世界遺産に登録された首都タリンは中世ハンザ都市の面影が残ります。

  • 正式名称
    エストニア共和国 Republic of Estonia
  • 首都
    タリン
  • 人口
    約136.5万人
  • 面積
    約4.5万km²
  • 人種・民族
    エストニア人、ロシア人、その他
  • 宗教
    半数は無宗教。他にプロテスタント(ルター派)、ロシア正教など
  • 言語
    エストニア語
  • 通貨
    ユーロ
  • 時差
    7時間 エストニアが正午のとき、日本は午後7時
  • サマータイム
    3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日は-6時間 エストニアが正午のとき、日本は午後6時

通貨・両替

エストニアの通貨はユーロ。現地で日本円からの両替もできますが、ユーロかUSドルを持っていくと安心です。

  • 日本で
    空港や、三菱東京UFJ銀行をはじめ、一部の銀行などで取り扱っています。
  • 現地で
    空港、銀行、両替所、ホテルなどで両替できます。
  • 現地の空港で
    航空便の発着に合わせて開いているので、当座に必要な現金を両替しておきましょう。
  • 現地の銀行で
    レートはどこの銀行もほぼ同じですが、手数料はまちまち。
  • 現地のホテルで
    銀行の閉店後などに現金が必要なときに便利ですが、レートはよくありません。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申込みは電話かウェブで。
  • 為替レート
    1ユーロ=169.77円(2024年5月現在)

気候・服装

四季があり、東京に比べ夏涼しく、冬は寒さが厳しいです。また、急に暑くなったり寒くなったりするので、季節の変わり目の服装には注意が必要です。

  • 春
    5月半ば頃まで日本(東京)の春のような気候で快適に過ごせます。日中は上着なしで大丈夫ですが、朝夕は肌寒く感じますので、羽織るものが必要。
  • 夏
    6月下旬〜8月半ば頃までは暑い日もありますが、湿度が低いので過ごしやすいでしょう。昼間は半袖でOKですが、夜は冷え込むので長袖のシャツを1枚用意しておきましょう。
  • 秋
    9月下旬〜10月中旬頃までは黄葉の美しい季節。天気が良ければ日中は長袖シャツで十分ですが、曇りの日や朝晩の冷え込みに備え防寒着の用意を。
  • 冬
    緯度の割に寒くありませんが、11月下旬頃から気温は氷点下を下回り、3月頃までは雪に覆われ-20度くらいまで冷え込むことも。防寒対策をしっかりと。

※平均気温、降水量:Weather Spark ウェブサイト調べ

電圧・プラグ・荷造り・必需品

日本とは電圧もプラグの形状も異なるので、日本の電気器具をそのまま使用する場合は、変圧器とアダプターが必要です。

  • 電圧
    220ボルト
  • プラグ
    • Cタイプ
    • Cタイプ
  • 上手な荷造り
    かさばる衣類などは荷造り用の便利グッズを使って小さくまとめ、帰りのおみやげ用のスペースも考えて荷造りしましょう。
  • 旅の必需品
    必需品は念入りに確認。パスポートとお金(現金・カード)、ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参しましょう。

持っていくと便利

  • 電卓
    電卓さえあれば値段交渉や日本円換算がスムーズになり、お買い物がもっと楽しくなります。
  • 衣類圧縮袋
    おみやげなどがカバンに入らなくなってしまったら、かさばる衣類を小さくまとめて空間を確保できます。
  • 常備薬
    海外では気候の変化や旅の疲れから体調を崩すことも。あらかじめ飲み慣れている薬を用意しましょう。
  • 上着
    真夏でも昼夜の寒暖の差が大きいので、上に羽織るものを持っていくと重宝します。
  • ティッシュ
    紙が備わっていないトイレもあるので、ティッシュを持っていくと安心です。
  • 密閉式の小袋
    市場で買った生鮮品やテイクアウトの惣菜をこれで密閉。ホテルや機内でも匂いが気になりません。

フライト・飛行時間

日本からエストニアへの直行便はありません。ヨーロッパ系航空会社は乗り継ぎが一度で済み、特にフィンランド航空のヘルシンキ経由は最短で便利。

  • 経由便
    成田・関西・中部からフィンランド航空でヘルシンキへは約12時間。ヘルシンキから約35分のフライトで、首都タリンに到着します。
  • 機内への持ち込み
    原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm 以内。テロ対策で厳しくなっているので、爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。液体は100ml 以下の容器に移して透明な袋に入れましょう。

エストニアへの入国

エストニアは「シェンゲン協定」加盟国です。日本など加盟国以外から入国する場合は、到着した空港と最後に出国する空港で入国・税関審査を受けます。

  • パスポート残存有効期限
    出国時にパスポートの残存有効期間が3か月以上あることが必要です。残りの有効期間を確認しておきましょう。
  • パスポート査証欄の
    余白ページ数
    パスポート査証欄の空白ページが連続3ページ以上あることが必要。残りのページ数を必ず確認しましょう。
  • ビザの発給
    180日間で90日以内の滞在であれば、ビザの取得は必要ありません。ビザが必要な場合は、各国の大使館にお問い合わせください。
  • 旅行保険の加入
    滞在期間中有効な旅行保険の加入が義務付けられています。必要な補償額については事前にご確認ください。
  • 入国カード
    必要事項を記入してパスポートとともに入国審査の際に提出するカードですが、エストニアでは必要ありません。
  • 空港税について
    ツアー料金には含まれていない場合が多いので注意しましょう。各空港により金額は異なります。
  • シェンゲン協定について
    EUに加盟する一部の国が中心となって結んだ検査廃止協定のこと。シェンゲン加盟国間を移動する場合は、入出国審査は不要になります。
  • ※日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合の条件です。
    ※この情報は2024年5月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。
  • エストニア入国の流れ
    1. 1.入国審査(Immigration)
      カウンターに並び、パスポートを係官に提示。ほとんど質問されることはありません。
      ※日本からシェンゲン協定実施国を訪れる場合、入国審査は最初に入国した国で行われます。ヘルシンキを経由してバルト三国に入国する場合、入国審査はヘルシンキで行われます。
    2. 2.荷物の受け取り(Baggage Claim)
      自分の乗ってきた便名が表示されたターンテーブルで、搭乗前に預けた荷物を受け取ります。
    3. 3.税関(Customs)
      スムーズに通過できますが、荷物をチェックされることがあったら素直に従いましょう。

エストニアから出国

余裕を持って空港へ。タックスフリーの店で買い物をし、付加価値税の払い戻しを受ける人は、税関で手続きを済ませ、出国審査の後、還付金を受け取りましょう。

  • エストニア出国の流れ
    1. 1.チェックイン(搭乗手続き)
      チェックインカウンターに並び、航空券とパスポートを提示し、荷物を預け、搭乗券を受け取ります。
    2. 2.手荷物検査
      係官に搭乗券を提示してセキュリティチェックを受けます。
    3. 3.出国審査
      係官にパスポートと搭乗券を提示し審査を受けます。
      ※エストニアからヘルシンキを経由して日本へ出国する場合、出国審査はヘルシンキで行われます。

水事情

水道水はカルシウムを多く含む硬水なので、生水は飲まない方がよいでしょう。一度沸騰させるか、ミネラルウォーターの飲用をおすすめします。

  • ミネラルウォーターの種類
    レストランでミネラルウォーターと言うと、多くは炭酸入りを持ってきます。味が気になる人は炭酸なし(Still)を注文するようにしましょう。
  • 公共施設では
    真夏でも高温になることはまれですが、屋外の観光にはミネラルウォーターを携行すると安心です。
  • ミネラルウォーター(500ml)物価は?
    約0.6~1ユーロで購入できます。炭酸有り/なしがあるので気を付けましょう。

トイレ事情

公衆トイレはほとんどが有料です。心配な人は出かける前にホテルで済ませるか、レストランやカフェのトイレを借りるとよいでしょう。

  • 紙は備え付けのくずかごへ
    有料トイレではチップを支払うと紙を渡されたり、自分でちぎって持っていく場合も。紙が流せないトイレも多く、その場合は使用後、備え付けのくずかごに捨てること。

郵便・電話・インターネット

カード式公衆電話から国際電話がかけられます。カードの購入は郵便局やキオスクで。また、 郵便事情も良好で、エアメールは1週間前後で日本に届きます。

  • 郵便
      • 切手:郵便局の営業時間は月〜金曜9:00〜18:00、土曜9:00〜15:00が一般的。日曜は休業。切手の購入はキオスクでも可能。
      • ポスト:オレンジや緑色
      • ハガキ:エアメールは1週間前後で日本に届きます。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本への国際電話は、00(国際電話識別番号)、81(日本の国番号)、最初の0を除いた市外局番、電話番号の順でダイヤル。
    • レンタル携帯:現地でも使える携帯電話があると、いざというとき便利。出発前に日本でレンタル、携帯番号を家族や友人に連絡しておけば安心です。
  • インターネット事情話
    都市部を中心にインターネット環境が整備され、インターネットカフェも容易に見つけられます。日本から自分のパソコンを持っていく場合は、電圧の違いに注意しましょう。

トラブル・治安

治安は良好ですが、観光化が進むにつれて軽犯罪は増加傾向に。外国人は人目につきやすいので、裏通りや夜間の一人歩きは避けましょう。

  • スリ・ひったくり
    観光地、駅、バスターミナル、市場、車内など混雑する場所ではスリの被害が発生しています。多額の現金を持ち歩かない、貴重品は分散して持つなど、十分に注意しましょう。
  • パスポート(旅券)の紛失
    すみやかに警察に被害届を出し、盗難・紛失証明書を作成してもらい、各国の日本大使館で発給手続きを。出国予定日が迫っている場合は、帰国のための渡航書を申請します。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    ホテル内で盗難や窃盗などに遭った場合は、ホテルのフロントを通して警察に連絡。外出中のトラブルは緊急電話に連絡。状況を説明できるよう各国語の会話本などを携行すれば安心。
    警察TEL:110
  • 海外旅行保険に入って行こう
    エストニアでは滞在期間中有効な旅行保険の加入が義務付けられています。日本と違う環境の海外では、病気やケガ、盗難など、いつどんなトラブルにまきこまれるかわかりません。万一の場合に様々なサポートが受けられる海外旅行保険に入りましょう。

マナー

バルト三国はカトリック、プロテスタント、ロシア正教などを信仰する敬虔なキリスト教徒の国です。教会などを観光する場合は、慎み深い行動が望まれます。

  • チップ
    ホテルのベッドメイキングは日本円に換算して100円程度、レストランは請求額の10%程度、カフェは端数をきり上げて置く程度。なお、特別なサービスをしてもらったときには感謝の気持ちとしてチップを渡すのが一般的。
  • 喫煙
    ホテルやレストラン、カフェなど公共の建物内はすべて禁煙です。タバコを吸いたいときは、喫煙コーナーか屋外の灰皿のある場所へ。
  • 写真撮影
    軍事関係施設などを除き、写真撮影に制限はありませんが、むやみにカメラを向けられるのを嫌う傾向が。人物を撮影するときは必ず了承を求めてから。
  • 服装もTPOを考えよう
    カフェはカジュアルな服装で気軽に。高級レストランに出かけるときは、ちょっと改まった装いで、おしゃれな雰囲気と料理を楽しみましょう。教会を観光するときも服装に気を配って。

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