A1.地球上に存在するかけがえのない宝、世界遺産。一定の基準によって以下の3つに分類されます。
A2.世界遺産は、ユネスコ(UNESCO)で採択された国際条約「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」によって、世界遺産リストの作成や登録された遺産保護支援を行う世界遺産委員会の設置が定められています。異なる地域および文化を代表する条約国の中から21カ国で構成される世界遺産委員会が、毎年1回開催されて世界遺産の登録などを審議・決定します。
A3.2024年は19件の文化遺産、4件の自然遺産、1件の複合遺産の合計24件が新規登録されました。これで世界遺産は合計で1,223件となります。
また、危機遺産リストに新規登録されたのは1件、リストから脱したのは1件だったため危機遺産の総数は56件になりました。
A4.2024年9月現在、世界遺産は文化遺産952件、自然遺産231件、複合遺産40件を含む1,223件が存在し、そのうち日本からは富士山を始めとする文化遺産21件、小笠原諸島など自然遺産5件、計26件の世界遺産が登録されています。
A5.世界遺産とは、自然や人類の歴史から生まれたかけがえのない財産です。未来の世代に引き継いでいくためにも、ゴミの持ち帰りなど環境や自然への配慮はもちろん、その土地のルールや規制に従いましょう。特に海外の世界遺産へ訪れる際は、服装などの特別なルールも考えられるため、事前に調べていくのが良いでしょう。