
サグラダ・ファミリア
バルセロナガウディが設計し1882年に建築が開始されたものの、いまだ建設途中の大聖堂です。独創的な建築と色彩豊かなステンドグラスは見逃せません。
バルセロナのガウディ建築やマドリードの王宮、アンダルシアのフラメンコが魅力のスペイン。美しいビーチ、豊かな歴史、美食のタパスやパエリアも楽しめます。多彩な文化と風景が融合し、人々も陽気で明るいです。そんなスペインの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。
ガウディが設計し1882年に建築が開始されたものの、いまだ建設途中の大聖堂です。独創的な建築と色彩豊かなステンドグラスは見逃せません。
イベリア半島最後のイスラム王朝の宮殿。広大な敷地には美しいイスラム建築の宮殿や緻密なアラベスク模様の内装を堪能できます。
豪華絢爛で西ヨーロッパ最大規模の王宮。見どころが満載で、特に王座の間、ガスパリーニの間、大階段などは見逃せないスポットです。
ガウディのカラフルなトカゲのオブジェで有名な公園。未完成でありながらも、ガウディ作品を堪能できるスポットです。
スペイン南部にある白い村として知られています。建物は白壁で統一され、写真映えするスポットが多いです。
2つの断崖上にある街。両方の断崖を繋ぐヌエボ橋は見逃せないスポットです。スペイン最古の闘牛場があり、9月には闘牛祭が開催されます。
スペイン語でモスクを意味するメスキータはキリスト教の大聖堂です。イスラム教とキリスト教の様式が融合された、他では見られないタイプの大聖堂です。
ローマ帝国の植民地時代から2000年の歴史を重ねる都市。旧市街のゴシック建築と新市街のビル群が混在し、独特の魅力を醸しだしています。
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数多くのヨーロッパ美術や歴史遺産が存在するスペインの首都。プラド美術館ではゴヤ、ミロ、ピカソなど巨匠たちの作品に接することができます。
詳しく見るバルセロナ
サグラダ・ファミリアは、バルセロナにあるカトリック教会で、アントニ・ガウディの代表作の一つとして知られています。1882年に着工後、1883年にガウディが建築家に就任して以降、1926年に死去するまで設計と建設に携わりました。生誕、受難、栄光の三つのファサードと複数の巨大な塔で構成されており、自然主義と抽象主義の混在する彫刻が施されているのが特徴で、内部では木の幹や枝を模した柱や、色彩豊かなステンドグラスが神秘的な空間を演出しています。1984年には「アントニ・ガウディの作品群」の一部として世界文化遺産に登録されましたが、現在も建設が続いており、完成すれば世界一の高さを誇るカトリック教会になるといわれています。
詳しく見るグラナダ
アルハンブラ宮殿は、スペイン南部のグラナダに位置する宮殿兼要塞で、13世紀に当時イベリア半島を統治していたイスラム王朝によって築かれました。宮殿内は精巧なスタッコ装飾や色鮮やかなタイルワークなど、華やかなイスラム様式の装飾で彩られており、栄光の日々を見る者に思い起こさせます。巨大な宮殿内でも特に有名なのがライオンの中庭で、中央に位置する12体のライオン像が支える噴水はイスラム芸術の傑作とされています。アルハンブラ宮殿は約800年間続いたイスラム王朝によるイベリア半島支配の終焉の地としても知られています。当時の繁栄や生活の様子を現代に伝える重要な史跡として1984年には世界遺産にも登録されており、その歴史と美しさは今なお多くの人を魅了しています。
詳しく見るサンティアゴ・デ・コンポステーラ
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペイン北西部のガリシア州に位置する都市です。9世紀にこの地で聖ヤコブの遺骸が発見されて以降、各地から多くの巡礼者が訪れ、キリスト教三大巡礼地の一つとして知られるようになりました。現在でも年間30万人以上の巡礼者が欧州各地から延びる巡礼路を歩き、旅の終点である大聖堂をめざします。ロマネスク、ゴシック、バロックなど、複数の建築様式が混在する街並みが特徴の旧市街はユネスコの世界遺産にも登録されています。歴史の息吹を感じさせる美しい石畳の路地には多くのバルやレストランが並び、ガリシア地方の伝統料理やワインが気軽に楽しめます。
詳しく見るトレド
スペイン中央部に位置する古都トレド。ローマ帝国時代には「トレトゥム」として知られたこの都市は、時代の移り変わりとともにさまざまな勢力の中心地として発展しました。その歴史からキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が融合する独特の街並みが形成され、1986年にはユネスコの世界遺産に登録されています。「街全体が博物館」といわれるほど、貴重な建築物の宝庫であるトレドですが、なかでも必見なのがトレド大聖堂です。壮麗なゴシック建築が特徴の聖堂内部は750枚のステンドグラスで飾られており、祭壇にはエル・グレコによる大作「聖衣剥奪」が展示されています。街なかの散策のあとは、旧市街の西側に位置するデルバイエ展望台へ。中世で時が止まったかのような古都の全景が一望できます。
詳しく見るバルセロナ
スペイン・バルセロナに位置するグエル公園はアントニ・ガウディの代表的な作品の一つで、1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。実業家のエウセビ・グエルの依頼により、当初は別荘地として計画されたものの実現せず、その後公園として一般公開されました。公園の入り口には「お菓子の家」と呼ばれるかわいらしい2軒の家が立っており、内部が見学できます。お菓子の家の正面に位置する中央広場には、カラフルなモザイクで覆われたトカゲの噴水や波打つベンチが配されており、そのユニークな発想力に驚かされます。高台からはバルセロナ市街を一望でき、その美しい景観も見どころの一つ。公園内にガウディの元住居を改装した博物館もあり、彼の生涯や作品について学べます。
詳しく見るコルドバ
メスキータは、スペイン南部のコルドバに位置する壮大な建築物で、イスラム教とキリスト教の建築様式が共存しているのが特徴です。785年に当時この地を支配していたイスラム王朝により礼拝の場として建設され、その後カトリック教会への改修を経て現在に至ります。メスキータのシンボルが赤レンガと石灰石の組み合わせで造られた紅白の2重アーチが連なる「円柱の森」。建設当初に造られたもので、ローマ時代の建築様式を取り入れたといわれています。建物中央にはゴシック、ルネサンス、バロックの要素が融合したキリスト教の大聖堂があり、その壮麗な装飾は圧巻です。異なる文化や宗教が見事に調和するメスキータは、時代を超えて訪れる人々に深い感動を与えています。
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バルセロナのアシャンプラ地区に位置するカサ・ミラは、アントニ・ガウディによって1906年から1910年にかけて建設された邸宅で、1984年にはユネスコの世界遺産に登録されています。直線を用いず、波打つ曲線により地中海の波やカタルーニャの雪山を表現しているのが特徴で、まるで石の波がうねるような形状の外観から、「ラ・ペドレラ(石切場)」とも呼ばれています。幻想的な彫刻が並ぶ屋上からは、バルセロナの街並みを一望でき、屋根裏部屋ではガウディ建築に関する展示が鑑賞できます。実業家のペレ・ミラ夫妻のために建設されたカサ・ミラは、建設当初、その独特な形状によりバルセロナ市民の間で物議を醸しましたが、現在ではガウディの最高傑作に一つとして高く評価されています。
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バルセロナのパセジ・ダ・グラシア通りに立つカサ・バトリョ。1877年に建設され、その後1904年から1906年にかけてアントニ・ガウディによって改装されました。独特な外観や内装には、曲線的なフォルムや色彩豊かなタイル、光と影を巧みに利用した空間など、ガウディの自然主義的なデザイン哲学が反映されています。建物全体が生きているかのような有機的な美しさを放っており、屋上にあるドラゴンの背中を思わせるユニークな形状の煙突や通風塔は必見です。パセジ・ダ・グラシア通りは個性的な建築家の作品が連なるエリアですが、その中でもガウディの芸術性と革新性が見事に表現されたカサ・バトリョは一際目を引く建築作品です。
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サン・パウ病院は、スペイン・バルセロナに位置する歴史的な建築物です。建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって1902年に建設が開始されたこの病院は、アール・ヌーヴォー様式の傑作として知られています。元々は市民のための病院として機能していましたが、2009年に閉鎖され、2014年に観光スポットとして再オープンしました。敷地内には、色鮮やかなモザイクやステンドグラスが施された建物が点在し、その美しさは訪れる人々を魅了します。特に、旧管理棟の豪華な装飾や、地下通路で繋がれた病棟群は必見です。ユネスコの世界遺産に登録されており、病院としての役目を終えた今も、バルセロナの歴史と文化を象徴するスポットとして親しまれています。
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カタルーニャ音楽堂は、スペイン・バルセロナに位置するアール・ヌーヴォー様式の傑作で、建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって設計されました。オルフェオ・カタラ合唱団の本拠地として、1905年から1908年にかけて建設されて以来、100年以上にわたり多くの聴衆を魅了しています。赤レンガ造りの建物は、カラフルなモザイクタイルやカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディの彫刻で飾られているのが特徴。2階の大ホールではステンドグラスの天井から自然光が差し込み、昼間のコンサートではその美しさが一層際立ちます。1997年にはユネスコの世界遺産に登録されており、バルセロナの文化的象徴としての地位を確立しています。
詳しく見るバルセロナ
スペイン・バルセロナに位置するピカソ美術館。20世紀最大の芸術家ともいわれるパブロ・ピカソの作品の展示を目的とし、1963年に開館したこちらの美術館には、ピカソの初期から晩年までの5,000点以上の作品が所蔵されています。所蔵作品のなかでも青の時代やバラ色の時代の作品は必見です。それぞれの時代の作品を鑑賞しながら、作風の変化や芸術的成長が感じられます。ピカソがバルセロナで過ごした若き日の作品も多くあり、創作の原点を垣間見られるほか、友人や家族と交わした手紙など、ピカソの人間性に触れられる展示も興味深いです。館内のミュージアムショップではピカソの作品をモチーフにしたグッズが充実しており、お土産物としても好評です。
詳しく見るマドリード
プラド美術館は、スペインのマドリードに位置する世界的に有名な美術館で、1819年に開館しました。スペイン王室のコレクションを基に設立され、約8,600点の絵画と700点以上の彫刻を所蔵しています。最大の見どころは膨大なスペイン絵画のコレクションで、12世紀のロマネスク様式の壁画から、ベラスケスの「ラス・メニーナス」やゴヤの「1808年5月3日」をはじめとする近代の名作まで、スペインを代表する偉大な画家たちの作品が間近で鑑賞できます。建物自体も歴史的価値が高く、18世紀の新古典主義建築の美しさが堪能できるプラド美術館。スペインの芸術と文化、そして歴史を深く理解するために欠かせないスポットです。
詳しく見るマドリード
国立ソフィア王妃芸術センターは、スペイン・マドリードに位置する近現代美術を展示する美術館です。1986年に開館したこちらの美術館では、ピカソやダリ、ミロといった20世紀の巨匠たちの作品が展示されており、特に1937年4月のゲルニカ爆撃の被害者の苦しみや悲しみを表現したピカソによる大作「ゲルニカ」は必見です。18世紀に建てられたサン・カルロス病院の建物を改装した本館「サバティーニ館」は、歴史的な外観とモダンなガラス張りのエレベーター塔が融合した姿がとても印象的。2021年には常設展のリニューアルが実施され、これまで未公開だった作品が数多く展示されるようになったほか、よりじっくりと作品の鑑賞ができるよう、作品の配置も見直されています。
詳しく見るアンダルシア
アンダルシア州の州都セビリアに位置するスペイン広場は、1929年に開催されたイベロアメリカ博覧会のために建設された壮大な広場です。建築家アニバル・ゴンサレスによって設計された半円形の広場の中央には美しい噴水があり、周囲にはスペイン各地の歴史的場面を描いたセラミックタイルのベンチが並んでいます。ムデハル様式と呼ばれる、イスラム教とキリスト教の様式が融合したアンダルシア特有の建築様式を取り入れた建物は、赤レンガとカラフルなタイルで装飾され、その美しさは訪れる人々を魅了しています。広場を囲む回廊や塔からの眺めは圧巻で、「アラビアのロレンス」「スターウォーズ・エピソード2」など、数多くの映画のロケ地としても利用されてきました。
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セビリア旧市街の北側に位置するマヨール広場。17世紀にフェリペ3世の統治下で建設され、広場の中心には彼の銅像が立っています。この広場はかつて闘牛や公開処刑などの歴史的イベントが行われた場所でしたが、現在では観光客や地元の人々が集う憩いの場となっています。広場を覆うメトロポール・パラソルは、ドイツ人建築家ユルゲン・マイヤーが手がけたもので、その形状から「セビリアのキノコ」として、市民に親しまれています。その上部には展望台を兼ねた遊歩道が延びており、ユニークな建築物を間近で鑑賞しながら、セビリア大聖堂の美しい景色が眺められます。また、広場の地下には博物館があり、古代ローマ時代の貴重な遺跡が鑑賞できます。
詳しく見るアンダルシア
セビリア大聖堂は、アンダルシア地方の州都セビリアに位置する壮大なゴシック建築で、ユネスコの世界遺産に登録されています。12世紀にイスラム教のモスクとして建てられましたが、13世紀のカスティーリャ王国によるセビリア奪還後、約120年かけてキリスト教の大聖堂へと改築されました。街のシンボルでもある高さ98mのヒラルダの塔は、モスクの尖塔として建てられたものをルネサンス様式に再建したもので、展望台からはセビリア大聖堂の街が一望できます。聖堂内部にはコロンブスの墓があり、4人の国王がその棺を担いでいる姿が見られます。イスラム教様式とキリスト教様式が見事に調和するセビリア大聖堂は、イスラム王朝による支配とレコンキスタを経たセビリアの街の歴史を今に伝えるスポットです。
詳しく見るサンタンデール
アルタミラ洞窟は、スペイン北部のカンタブリア州に位置し、旧石器時代のクロマニョン人が描いた洞窟壁画で知られています。約1万8千年前に描かれたバイソンや馬などの動物の絵からは、当時の人々の生活や信仰が垣間見られます。壁画は1879年に発見され、その後、ユネスコ世界遺産に登録されています。他の洞窟で発見された壁画のほとんどが単色かつシンプルなものであるのに対し、アルタミラの壁画は赤、黄色、茶色など、複数の色を用いて鮮やかに描かれている点が特徴です。壁画の保存状態を保つため、洞窟の一般公開は制限されていますが、近隣にあるアルタミラ博物館では、壁画の精密なレプリカが鑑賞可能です。
詳しく見るセゴビア
スペイン中部の都市セゴビアに位置するローマ水道橋は、西暦1世紀ごろに古代ローマ帝国の統治下で建設されました。高さ28m、長さ728mのこの水道橋は約15km離れたグアダラマ山脈からセゴビア市内へ水を安定供給することを目的に造られ、19世紀末まで使用されていました。漆喰などの接合材を使用せず、2万個以上の花崗岩を積み上げて造られているのが特徴で、2千年近くの時を経てもなおその壮大さを保っています。1985年にユネスコ世界遺産に登録され、現代ではセゴビアの象徴として多くの観光客を魅了しています。特にアソゲホ広場からの眺めは圧巻で、古代ローマの建築技術の偉大さを間近に感じられます。
詳しく見るサラマンカ
サラマンカ大学は、1218年に設立されたスペイン最古の大学であるとともに、ヨーロッパでも有数の歴史を誇る大学でもあります。中世には学問の中心地として大きく繁栄し、「知識を欲する者はサラマンカへ行け」といわれるほどの名声を得ていました。大学の建物はユネスコの世界遺産に登録されている旧市街に点在しており、その風格ある建築は街の歴史と見事に調和しています。プラテレスコ様式の美しいファサードを持つ大学本館の建築は特に美しく、随所に施された彫刻は訪れる者を魅了します。サラマンカ大学は現在もスペインを代表する総合大学として運営されており、国内外から多くの学生を集めています。
詳しく見るアンダルシア
ミハスはスペイン南部のアンダルシア地方の村です。ヨーロッパ屈指のビーチリゾートとして知られるコスタ・デル・ソルに位置するこの小さな村は、白に統一された家々が連なる、「プエブロ・ブランコ(白い村)」として広く知られています。ローマ帝国やイスラム王朝など、さまざまな勢力の支配下に置かれた複雑な歴史を持つことから、アラビア文化とキリスト教文化が混じり合った独特の景観が生まれました。ミハスの建物が白いのは、アンダルシアの激しい日差しと猛暑を避けるための先人たちの知恵だといわれています。町の至る所に色とりどりの花々が飾られており、白い建物とのコントラストがとても美しいです。小さな村なので徒歩でも十分観光可能ですが、名物のロバタクシーで、石畳の道をゆっくりと巡るのも楽しいです。
詳しく見るタラゴナ
タラゴナの円形闘技場は、西暦2世紀に地中海を望む高台に建設された古代ローマの遺跡で、かつて剣闘士や猛獣の戦いが行われた場所です。約14,000人が収容可能な大規模な闘技場で、地下には剣闘士の控室や猛獣の檻が設置されていました。259年にはキリスト教の司祭たちがここで処刑されましたが、4世紀にキリスト教がローマの国教となった後、殉教者のための礼拝堂が建てられました。12世紀にはロマネスク・ゴシック様式の教会が建設されましたが、現在は廃虚となっています。タラゴナの円形闘技場はその歴史的価値から、2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。美しく輝く地中海を背景にした闘技場の景観は、訪れる者を魅了してやみません。
詳しく見るタラゴナ
スペインのタラゴナ郊外に位置するラス・ファレラス水道橋は、西暦1世紀にローマ帝国によって建設されました。全長217m、高さ27mのこの水道橋は、フランコリ川からタラゴナ市内へ水を供給するために設計されました。二層のアーチ構造で、上層には25のアーチ、下層には11のアーチが並び、石造りの堅牢な構造が特徴です。当時の技術では考えられないほど短期間で建設されたことから、悪魔によって造られたと信じられ、「悪魔の橋」の別名も持っています。橋の上部は歩くことも可能で、周囲の美しい自然を眺めながら、古代ローマの建築技術を体感できます。ユネスコの世界遺産にも登録されており、その壮大な景観と歴史的価値は多くの観光客を魅了しています。
詳しく見るビルバオ
バスク地方の都市ビルバオにあるグッゲンハイム美術館は、1997年に開館した現代美術館です。フランク・ゲーリーにより設計された建物は、魚の鱗のようなプレートで覆われ、波打つような形状をしているのが特徴。斬新な建築でありながら、ビルバオの街並みに見事に調和しています。美術館の周囲には、ジェフ・クーンズの「パピー」やルイーズ・ブルジョアの「ママン」などの大型彫刻が展示され、訪問者を出迎えます。自然光が降り注ぎ、明るい空間が広がる内部では、世界的に知られる現代美術家や、バスク人アーティストの作品の展示が楽しめます。国内外から多くの観光客が訪れるグッゲンハイム美術館は、衰退の危機にあったビルバオの復活に大きく貢献し、この都市のシンボルとして、大きな存在感を放っています。
詳しく見るカスティーリャ・ラ・マンチャ
スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州に位置するコンスエグラ。この小さな町では、ドン・キホーテの物語から出てきたような、荒涼とした大地に風車が並ぶ風景が見られます。町にある12基の風車は小麦を粉にひくために16世紀に建設されたもので、現在では観光客に人気のスポットとなっています。白壁と黒い屋根が特徴の風車が丘の上に並ぶ光景は、広大なラ・マンチャの風景と美しく調和しています。12基の風車のうち、「ボレロ」は有料での内部見学が可能で、当時の機械装置を間近で見られます。風車の隣には聖ヨハネ騎士団の居城としてこの地を見守ったコンスエグラ城があり、週末には劇形式のガイドツアーも催行されています。
詳しく見るクエンカ
クエンカ大聖堂は、スペインのクエンカに位置する壮麗なゴシック様式の建築物で、1196年に建設が始まりました。スペイン最初期のゴシック様式の一つであり、ノルマンディー・ゴシック様式の影響を受けています。戦争による破壊と再建を経て、20世紀初頭に現在のファサードが完成しましたが、建物全体としては現在も未完成のままです。内部には、色鮮やかなステンドグラスや彫刻が施されたプラテレスコ様式の扉があり、訪れる者を魅了します。内陣の奥にある礼拝堂や、聖人の絵が飾られた参事会室も見逃せません。クエンカ大聖堂はクラシックコンサートの会場としても利用されており、その音響効果が高く評価されています。夜にはライトアップされ、内部からこぼれる光が外観を美しく照らし出し、訪れる者に深い感動を与えます。
詳しく見るローマ帝国の植民地時代から2000年の歴史を重ねる都市。旧市街のゴシック建築と新市街のビル群が混在し、独特の魅力を醸しだしています。
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数多くのヨーロッパ美術や歴史遺産が存在するスペインの首都。プラド美術館ではゴヤ、ミロ、ピカソなど巨匠たちの作品に接することができます。
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Carrer Mallorca, 401 Barcelona 08013
地下鉄Sagrada Familia駅から徒歩約1分
(11月~2月)月曜日~土曜日: 9:00~18:00、日曜日:10:30~18:00(3月、10月)月曜日~金曜日: 9:00~19:00、土曜日: 9:00~18:00、日曜日:10:30~19:00(4月~9月)月曜日~金曜日:9:00~20:00、土曜日:9:00~18:00、日曜日:10:30~20:00※12月25日、26日、1月1日、6日のみ9:00~14:00
なし
入場券のみ:26ユーロ、ガイド付きツアー:30ユーロ、塔見学付き:36ユーロ、ガイド付きツアー+塔見学付き:40ユーロ
サグラダ・ファミリアは、バルセロナにあるカトリック教会で、アントニ・ガウディの代表作の一つとして知られています。1882年に着工後、1883年にガウディが建築家に就任して以降、1926年に死去するまで設計と建設に携わりました。生誕、受難、栄光の三つのファサードと複数の巨大な塔で構成されており、自然主義と抽象主義の混在する彫刻が施されているのが特徴で、内部では木の幹や枝を模した柱や、色彩豊かなステンドグラスが神秘的な空間を演出しています。1984年には「アントニ・ガウディの作品群」の一部として世界文化遺産に登録されましたが、現在も建設が続いており、完成すれば世界一の高さを誇るカトリック教会になるといわれています。
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alle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada
市営バスC30・C32・C35のいずれかに乗車、Alhambra で下車すぐ
(4月1日~10月14日)月曜日~日曜日: 8:30~20:00、(10月15日~3月31日)月曜日~日曜日:8:30~18:00
1月1日、12月25日
一般: 19.09ユーロ、12歳未満(保護者、または付き添い者が必要):無料
アルハンブラ宮殿は、スペイン南部のグラナダに位置する宮殿兼要塞で、13世紀に当時イベリア半島を統治していたイスラム王朝によって築かれました。宮殿内は精巧なスタッコ装飾や色鮮やかなタイルワークなど、華やかなイスラム様式の装飾で彩られており、栄光の日々を見る者に思い起こさせます。巨大な宮殿内でも特に有名なのがライオンの中庭で、中央に位置する12体のライオン像が支える噴水はイスラム芸術の傑作とされています。アルハンブラ宮殿は約800年間続いたイスラム王朝によるイベリア半島支配の終焉の地としても知られています。当時の繁栄や生活の様子を現代に伝える重要な史跡として1984年には世界遺産にも登録されており、その歴史と美しさは今なお多くの人を魅了しています。
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スペイン・ガリシア州ア・コルーニャ県
サンティアゴ空港からタクシーで約20分
終日
なし
なし
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、スペイン北西部のガリシア州に位置する都市です。9世紀にこの地で聖ヤコブの遺骸が発見されて以降、各地から多くの巡礼者が訪れ、キリスト教三大巡礼地の一つとして知られるようになりました。現在でも年間30万人以上の巡礼者が欧州各地から延びる巡礼路を歩き、旅の終点である大聖堂をめざします。ロマネスク、ゴシック、バロックなど、複数の建築様式が混在する街並みが特徴の旧市街はユネスコの世界遺産にも登録されています。歴史の息吹を感じさせる美しい石畳の路地には多くのバルやレストランが並び、ガリシア地方の伝統料理やワインが気軽に楽しめます。
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カスティーリャ・ラ・マンチャ州トレド県
マドリードのアトーチャ駅から高速鉄道AVEで約35分
終日
なし
なし
スペイン中央部に位置する古都トレド。ローマ帝国時代には「トレトゥム」として知られたこの都市は、時代の移り変わりとともにさまざまな勢力の中心地として発展しました。その歴史からキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の文化が融合する独特の街並みが形成され、1986年にはユネスコの世界遺産に登録されています。「街全体が博物館」といわれるほど、貴重な建築物の宝庫であるトレドですが、なかでも必見なのがトレド大聖堂です。壮麗なゴシック建築が特徴の聖堂内部は750枚のステンドグラスで飾られており、祭壇にはエル・グレコによる大作「聖衣剥奪」が展示されています。街なかの散策のあとは、旧市街の西側に位置するデルバイエ展望台へ。中世で時が止まったかのような古都の全景が一望できます。
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Gracia, 08024 Barcelona
地下鉄Lesseps駅から徒歩約15分
(1月1日~2月16日、10月30日~12月31日)9:30~17:30、(2月17日~3月24日)9:30~18:00、(3月25日~10月29日)9:30~20:30
なし
一般:10ユーロ、7~12歳・65歳以上:7ユーロ、0~6歳:無料
スペイン・バルセロナに位置するグエル公園はアントニ・ガウディの代表的な作品の一つで、1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。実業家のエウセビ・グエルの依頼により、当初は別荘地として計画されたものの実現せず、その後公園として一般公開されました。公園の入り口には「お菓子の家」と呼ばれるかわいらしい2軒の家が立っており、内部が見学できます。お菓子の家の正面に位置する中央広場には、カラフルなモザイクで覆われたトカゲの噴水や波打つベンチが配されており、そのユニークな発想力に驚かされます。高台からはバルセロナ市街を一望でき、その美しい景観も見どころの一つ。公園内にガウディの元住居を改装した博物館もあり、彼の生涯や作品について学べます。
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CORDOBA Calle Cardenal Herrero, 1 14003
コルドバ駅から路線バスで約20分
(3月~10月)月曜日~土曜日:10:00~19:00、日祝日:8:30~11:30、15:00~19:00、(11月~2月) 月曜日~金曜日:10:00~14:00、16:00~18:00、土曜日:10:00~18:00、日祝日:8:30~11:30、16:00~18:00
一般:13ユーロ、65歳以上:10ユーロ、10~14歳:7ユーロ、10歳未満:無料 ※日曜日を除き、 8:30 ~ 9:30の間は無料で入場可能(イベント時を除く)
メスキータは、スペイン南部のコルドバに位置する壮大な建築物で、イスラム教とキリスト教の建築様式が共存しているのが特徴です。785年に当時この地を支配していたイスラム王朝により礼拝の場として建設され、その後カトリック教会への改修を経て現在に至ります。メスキータのシンボルが赤レンガと石灰石の組み合わせで造られた紅白の2重アーチが連なる「円柱の森」。建設当初に造られたもので、ローマ時代の建築様式を取り入れたといわれています。建物中央にはゴシック、ルネサンス、バロックの要素が融合したキリスト教の大聖堂があり、その壮麗な装飾は圧巻です。異なる文化や宗教が見事に調和するメスキータは、時代を超えて訪れる人々に深い感動を与えています。
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Paseo de Gracia, 92 08008 Barcelona
地下鉄Diagonalから徒歩約2分
(3月4日~11月3日)9:00~20:30、(11月4日~12月24日)9:00~18:30、(12月26日~1月3日)9:00~20:30 ※1月1日のみ11:00~20:30
12月25日
一般:28ユーロ、65歳以上:19ユーロ、12~17歳:12.5ユーロ、12歳未満:無料
バルセロナのアシャンプラ地区に位置するカサ・ミラは、アントニ・ガウディによって1906年から1910年にかけて建設された邸宅で、1984年にはユネスコの世界遺産に登録されています。直線を用いず、波打つ曲線により地中海の波やカタルーニャの雪山を表現しているのが特徴で、まるで石の波がうねるような形状の外観から、「ラ・ペドレラ(石切場)」とも呼ばれています。幻想的な彫刻が並ぶ屋上からは、バルセロナの街並みを一望でき、屋根裏部屋ではガウディ建築に関する展示が鑑賞できます。実業家のペレ・ミラ夫妻のために建設されたカサ・ミラは、建設当初、その独特な形状によりバルセロナ市民の間で物議を醸しましたが、現在ではガウディの最高傑作に一つとして高く評価されています。
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Pg. de Gràcia, 43, L'Eixample, 08007 Barcelona
地下鉄Passeig de Gràcia駅から徒歩約1分
9:00~22:00
なし
一般:29ユーロ~(日時により異なる)、12歳までの児童:無料、13~17歳および学生:一般料金から6ユーロ値引き、65歳以上:一般料金から3ユーロ値引き
バルセロナのパセジ・ダ・グラシア通りに立つカサ・バトリョ。1877年に建設され、その後1904年から1906年にかけてアントニ・ガウディによって改装されました。独特な外観や内装には、曲線的なフォルムや色彩豊かなタイル、光と影を巧みに利用した空間など、ガウディの自然主義的なデザイン哲学が反映されています。建物全体が生きているかのような有機的な美しさを放っており、屋上にあるドラゴンの背中を思わせるユニークな形状の煙突や通風塔は必見です。パセジ・ダ・グラシア通りは個性的な建築家の作品が連なるエリアですが、その中でもガウディの芸術性と革新性が見事に表現されたカサ・バトリョは一際目を引く建築作品です。
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C. Sant Antoni Maria Claret, 167 08025 Barcelona
地下鉄Dos de Maig / Sant Pau駅から徒歩約2分
(4月~10月)9:30~18:30、(11月~3月)9:30~17:00
12月25日
一般:17ユーロ、12~24歳:11.9ユーロ、12歳未満(要付添者):無料 ※毎月第1日曜日のみ65歳以上も無料
サン・パウ病院は、スペイン・バルセロナに位置する歴史的な建築物です。建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって1902年に建設が開始されたこの病院は、アール・ヌーヴォー様式の傑作として知られています。元々は市民のための病院として機能していましたが、2009年に閉鎖され、2014年に観光スポットとして再オープンしました。敷地内には、色鮮やかなモザイクやステンドグラスが施された建物が点在し、その美しさは訪れる人々を魅了します。特に、旧管理棟の豪華な装飾や、地下通路で繋がれた病棟群は必見です。ユネスコの世界遺産に登録されており、病院としての役目を終えた今も、バルセロナの歴史と文化を象徴するスポットとして親しまれています。
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Carrer del Palau de la Música, 4-6 08003 - Barcelona
地下鉄 Urquinaona駅から徒歩約5分
9:00~15:30
無休
一般:18ユーロ、10歳未満:大人の付添者1名につき1名無料
カタルーニャ音楽堂は、スペイン・バルセロナに位置するアール・ヌーヴォー様式の傑作で、建築家リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによって設計されました。オルフェオ・カタラ合唱団の本拠地として、1905年から1908年にかけて建設されて以来、100年以上にわたり多くの聴衆を魅了しています。赤レンガ造りの建物は、カラフルなモザイクタイルやカタルーニャの守護聖人サン・ジョルディの彫刻で飾られているのが特徴。2階の大ホールではステンドグラスの天井から自然光が差し込み、昼間のコンサートではその美しさが一層際立ちます。1997年にはユネスコの世界遺産に登録されており、バルセロナの文化的象徴としての地位を確立しています。
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C/ Montcada, 15-23 - 08003 Barcelona
地下鉄Banco De España駅から徒歩約10分
(5月2日~10月31日)火曜日、水曜日、日曜日:9:00~20:00、木曜日、金曜日、土曜日:9:00~21:00、(11月1日~4月30日)火曜日~日曜日:10:00~19:00、1月5日:10:00~17:00、12月24日、31日:10:00~14:00
毎週月曜日、1月1日、5月1日、6月24日、12月25日
一般(オンライン購入):14ユーロ、一般(現地購入):15ユーロ、18~25歳、65歳以上:7.5ユーロ、18歳未満:無料
スペイン・バルセロナに位置するピカソ美術館。20世紀最大の芸術家ともいわれるパブロ・ピカソの作品の展示を目的とし、1963年に開館したこちらの美術館には、ピカソの初期から晩年までの5,000点以上の作品が所蔵されています。所蔵作品のなかでも青の時代やバラ色の時代の作品は必見です。それぞれの時代の作品を鑑賞しながら、作風の変化や芸術的成長が感じられます。ピカソがバルセロナで過ごした若き日の作品も多くあり、創作の原点を垣間見られるほか、友人や家族と交わした手紙など、ピカソの人間性に触れられる展示も興味深いです。館内のミュージアムショップではピカソの作品をモチーフにしたグッズが充実しており、お土産物としても好評です。
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Paseo del Prado s/n. Madrid. 28014
地下鉄Banco De España駅から徒歩約10分
月曜日~土曜日:10:00~20:00、日祝日:10:00~19:00、1月6日、12月24日、12月31日:10:00~14:00
1月1日、5月1日、12月25日
一般:15ユーロ、65歳以上:7.5ユーロ、18~25歳の学生および18歳未満:無料 ※月曜日~土曜日の18:00~20:00および日祝日の17:00~19:00は入場無料
プラド美術館は、スペインのマドリードに位置する世界的に有名な美術館で、1819年に開館しました。スペイン王室のコレクションを基に設立され、約8,600点の絵画と700点以上の彫刻を所蔵しています。最大の見どころは膨大なスペイン絵画のコレクションで、12世紀のロマネスク様式の壁画から、ベラスケスの「ラス・メニーナス」やゴヤの「1808年5月3日」をはじめとする近代の名作まで、スペインを代表する偉大な画家たちの作品が間近で鑑賞できます。建物自体も歴史的価値が高く、18世紀の新古典主義建築の美しさが堪能できるプラド美術館。スペインの芸術と文化、そして歴史を深く理解するために欠かせないスポットです。
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C/ Santa Isabel, 52 28012 Madrid
スペイン国鉄Atocha駅から徒歩約10分
1月~2月:10:00~18:00、3月:10:00~19:00、4月~9月:10:00~22:00、11月~12月:10:00~18:00
1月1日、1月6日、5月1日、5月15日、11月9日、12月24日、12月25日、12月31日
一般:12ユーロ、18歳未満および65歳以上:無料 ※月曜日および水曜日から土曜日の19:00~21:00、および日曜日の12:30~14:30は入場料無料
国立ソフィア王妃芸術センターは、スペイン・マドリードに位置する近現代美術を展示する美術館です。1986年に開館したこちらの美術館では、ピカソやダリ、ミロといった20世紀の巨匠たちの作品が展示されており、特に1937年4月のゲルニカ爆撃の被害者の苦しみや悲しみを表現したピカソによる大作「ゲルニカ」は必見です。18世紀に建てられたサン・カルロス病院の建物を改装した本館「サバティーニ館」は、歴史的な外観とモダンなガラス張りのエレベーター塔が融合した姿がとても印象的。2021年には常設展のリニューアルが実施され、これまで未公開だった作品が数多く展示されるようになったほか、よりじっくりと作品の鑑賞ができるよう、作品の配置も見直されています。
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Paseo Alcalde Marqués de Contadero s/n. Sevilla
トラムPrado de San Sebastian駅から徒歩約10分
8:00-22:00
なし
なし
アンダルシア州の州都セビリアに位置するスペイン広場は、1929年に開催されたイベロアメリカ博覧会のために建設された壮大な広場です。建築家アニバル・ゴンサレスによって設計された半円形の広場の中央には美しい噴水があり、周囲にはスペイン各地の歴史的場面を描いたセラミックタイルのベンチが並んでいます。ムデハル様式と呼ばれる、イスラム教とキリスト教の様式が融合したアンダルシア特有の建築様式を取り入れた建物は、赤レンガとカラフルなタイルで装飾され、その美しさは訪れる人々を魅了しています。広場を囲む回廊や塔からの眺めは圧巻で、「アラビアのロレンス」「スターウォーズ・エピソード2」など、数多くの映画のロケ地としても利用されてきました。
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41019 Sevilla
バス停Plaza de la Encarnaciónから徒歩約1分
(展望台)9:30~1:00、(博物館)火曜日~土曜日:10:00~20:00、日祝日:10:00~14:00
(展望台)なし、(博物館)毎週月曜日
(展望台)一般:15ユーロ、6歳~14歳、65歳以上:12ユーロ、5歳以下:無料(博物館)一般:2ユーロ、16歳未満:無料
セビリア旧市街の北側に位置するマヨール広場。17世紀にフェリペ3世の統治下で建設され、広場の中心には彼の銅像が立っています。この広場はかつて闘牛や公開処刑などの歴史的イベントが行われた場所でしたが、現在では観光客や地元の人々が集う憩いの場となっています。広場を覆うメトロポール・パラソルは、ドイツ人建築家ユルゲン・マイヤーが手がけたもので、その形状から「セビリアのキノコ」として、市民に親しまれています。その上部には展望台を兼ねた遊歩道が延びており、ユニークな建築物を間近で鑑賞しながら、セビリア大聖堂の美しい景色が眺められます。また、広場の地下には博物館があり、古代ローマ時代の貴重な遺跡が鑑賞できます。
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Avenida de la Constitución, s/n. 41001 Sevilla
バス停Archivo de Indiasから徒歩約1分
月曜日~土曜日:10:45~18:00、日曜日:12:00~18:00
1月1日、1月6日、聖金曜日(2024年は3月29日)、12月25日
12ユーロ、14歳~25歳の学生、65歳以上:6ユーロ、14歳未満:無料
セビリア大聖堂は、アンダルシア地方の州都セビリアに位置する壮大なゴシック建築で、ユネスコの世界遺産に登録されています。12世紀にイスラム教のモスクとして建てられましたが、13世紀のカスティーリャ王国によるセビリア奪還後、約120年かけてキリスト教の大聖堂へと改築されました。街のシンボルでもある高さ98mのヒラルダの塔は、モスクの尖塔として建てられたものをルネサンス様式に再建したもので、展望台からはセビリア大聖堂の街が一望できます。聖堂内部にはコロンブスの墓があり、4人の国王がその棺を担いでいる姿が見られます。イスラム教様式とキリスト教様式が見事に調和するセビリア大聖堂は、イスラム王朝による支配とレコンキスタを経たセビリアの街の歴史を今に伝えるスポットです。
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Marcelino Sanz de Sautuola, S/N 39330 Santillana del Mar
Torrelavega駅からタクシーで約30分
(11月~4月)火曜日~土曜日:9:30~18:00、日祝日:9:30~15:00、(5月~10月)火曜日~土曜日:9:30~20:00、日祝日:9:30~15:00 ※以下の日曜日は9:30~18:00の営業:7月7日、7月14日、7月21日、7月28日と8月4日、8月11日、8月18日
毎週月曜日、1月1日、1月6日、5月1日、6月28日、12月24日、12月25日、12月31日
一般:3ユーロ、18歳未満、65歳以上、18歳~25歳の学生:無料 ※毎週土曜日は14時以降入場無料、毎週日曜日、および4月18日、5月18日、10月12日、11月16日、12月6日は終日入場無料
アルタミラ洞窟は、スペイン北部のカンタブリア州に位置し、旧石器時代のクロマニョン人が描いた洞窟壁画で知られています。約1万8千年前に描かれたバイソンや馬などの動物の絵からは、当時の人々の生活や信仰が垣間見られます。壁画は1879年に発見され、その後、ユネスコ世界遺産に登録されています。他の洞窟で発見された壁画のほとんどが単色かつシンプルなものであるのに対し、アルタミラの壁画は赤、黄色、茶色など、複数の色を用いて鮮やかに描かれている点が特徴です。壁画の保存状態を保つため、洞窟の一般公開は制限されていますが、近隣にあるアルタミラ博物館では、壁画の精密なレプリカが鑑賞可能です。
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Pl. Azoguejo, 1, 40001 Segovia
セゴビアのバスターミナルから徒歩約15分
終日
なし
なし
スペイン中部の都市セゴビアに位置するローマ水道橋は、西暦1世紀ごろに古代ローマ帝国の統治下で建設されました。高さ28m、長さ728mのこの水道橋は約15km離れたグアダラマ山脈からセゴビア市内へ水を安定供給することを目的に造られ、19世紀末まで使用されていました。漆喰などの接合材を使用せず、2万個以上の花崗岩を積み上げて造られているのが特徴で、2千年近くの時を経てもなおその壮大さを保っています。1985年にユネスコ世界遺産に登録され、現代ではセゴビアの象徴として多くの観光客を魅了しています。特にアソゲホ広場からの眺めは圧巻で、古代ローマの建築技術の偉大さを間近に感じられます。
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Patio de Escuelas, 1, 37008 Salamanca
サラマンカ駅からタクシーで約10分
(10月16日~3月31日)月曜日~土曜日(祝祭日を除く):10:00~19:00、日祝日:10:00~14:00、(4月1日~10月15日)月曜日~土曜日(祝祭日を除く):10:00~20:00、日祝日:10:00~14:00
1月1日、1月6日、12月25日
一般:10ユーロ、学生、年金受給者:5ユーロ、12歳未満:無料
サラマンカ大学は、1218年に設立されたスペイン最古の大学であるとともに、ヨーロッパでも有数の歴史を誇る大学でもあります。中世には学問の中心地として大きく繁栄し、「知識を欲する者はサラマンカへ行け」といわれるほどの名声を得ていました。大学の建物はユネスコの世界遺産に登録されている旧市街に点在しており、その風格ある建築は街の歴史と見事に調和しています。プラテレスコ様式の美しいファサードを持つ大学本館の建築は特に美しく、随所に施された彫刻は訪れる者を魅了します。サラマンカ大学は現在もスペインを代表する総合大学として運営されており、国内外から多くの学生を集めています。
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アンダルシア州マラガ県
マラガから直行バスで約1時間30分
終日
なし
なし
ミハスはスペイン南部のアンダルシア地方の村です。ヨーロッパ屈指のビーチリゾートとして知られるコスタ・デル・ソルに位置するこの小さな村は、白に統一された家々が連なる、「プエブロ・ブランコ(白い村)」として広く知られています。ローマ帝国やイスラム王朝など、さまざまな勢力の支配下に置かれた複雑な歴史を持つことから、アラビア文化とキリスト教文化が混じり合った独特の景観が生まれました。ミハスの建物が白いのは、アンダルシアの激しい日差しと猛暑を避けるための先人たちの知恵だといわれています。町の至る所に色とりどりの花々が飾られており、白い建物とのコントラストがとても美しいです。小さな村なので徒歩でも十分観光可能ですが、名物のロバタクシーで、石畳の道をゆっくりと巡るのも楽しいです。
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Parc de l'Amfiteatre romà 43003 Tarragona
タラゴナ駅から徒歩約10分
(4月1日~9月30日)火曜日~金曜日:9:30~21:00、土曜日:10:00~21:00、日祝日:10:00~15:00、(1月2日~3月31日、10月1日~12月31日)火曜日~金曜日:9:00~18:30、土曜日:9:30~18:30、日祝日:9:30~14:30
毎週月曜日、1月1日、1月6日、12月24日、12月31日
一般:5ユーロ、年金受給者、12歳~17歳、学生:2.5ユーロ、12歳未満:無料
タラゴナの円形闘技場は、西暦2世紀に地中海を望む高台に建設された古代ローマの遺跡で、かつて剣闘士や猛獣の戦いが行われた場所です。約14,000人が収容可能な大規模な闘技場で、地下には剣闘士の控室や猛獣の檻が設置されていました。259年にはキリスト教の司祭たちがここで処刑されましたが、4世紀にキリスト教がローマの国教となった後、殉教者のための礼拝堂が建てられました。12世紀にはロマネスク・ゴシック様式の教会が建設されましたが、現在は廃虚となっています。タラゴナの円形闘技場はその歴史的価値から、2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。美しく輝く地中海を背景にした闘技場の景観は、訪れる者を魅了してやみません。
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43007 Tarragona
バス停Pont del Diableから徒歩約5分
終日
なし
なし
スペインのタラゴナ郊外に位置するラス・ファレラス水道橋は、西暦1世紀にローマ帝国によって建設されました。全長217m、高さ27mのこの水道橋は、フランコリ川からタラゴナ市内へ水を供給するために設計されました。二層のアーチ構造で、上層には25のアーチ、下層には11のアーチが並び、石造りの堅牢な構造が特徴です。当時の技術では考えられないほど短期間で建設されたことから、悪魔によって造られたと信じられ、「悪魔の橋」の別名も持っています。橋の上部は歩くことも可能で、周囲の美しい自然を眺めながら、古代ローマの建築技術を体感できます。ユネスコの世界遺産にも登録されており、その壮大な景観と歴史的価値は多くの観光客を魅了しています。
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Abandoibarra Etorb., 2, Abando, 48009 Bilbo
トラムGuggenheim駅から徒歩約5分
(6月17日~9月22日)月曜日~日曜日:10:00~20:00、(9月23日~6月16日)火曜日~日曜日:10:00~19:00
夏季期間(6月17日~9月22日)を除く毎週月曜日、1月1日、12月25日
一般:18ユーロ、18歳~26歳の学生および65歳以上:9ユーロ、18歳未満:無料
バスク地方の都市ビルバオにあるグッゲンハイム美術館は、1997年に開館した現代美術館です。フランク・ゲーリーにより設計された建物は、魚の鱗のようなプレートで覆われ、波打つような形状をしているのが特徴。斬新な建築でありながら、ビルバオの街並みに見事に調和しています。美術館の周囲には、ジェフ・クーンズの「パピー」やルイーズ・ブルジョアの「ママン」などの大型彫刻が展示され、訪問者を出迎えます。自然光が降り注ぎ、明るい空間が広がる内部では、世界的に知られる現代美術家や、バスク人アーティストの作品の展示が楽しめます。国内外から多くの観光客が訪れるグッゲンハイム美術館は、衰退の危機にあったビルバオの復活に大きく貢献し、この都市のシンボルとして、大きな存在感を放っています。
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Cerro Calderico, 45700 Consuegra, Toledo
マドリードの南バスターミナルから高速バスで約2時間20分
終日(風車「ボレロ」の見学は10:00~14:00、16:00~18:30)
なし
無料(風車「ボレロ」内部の見学は有料。一般:7ユーロ、7歳~15歳:3.5ユーロ、7歳未満:無料)
スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州に位置するコンスエグラ。この小さな町では、ドン・キホーテの物語から出てきたような、荒涼とした大地に風車が並ぶ風景が見られます。町にある12基の風車は小麦を粉にひくために16世紀に建設されたもので、現在では観光客に人気のスポットとなっています。白壁と黒い屋根が特徴の風車が丘の上に並ぶ光景は、広大なラ・マンチャの風景と美しく調和しています。12基の風車のうち、「ボレロ」は有料での内部見学が可能で、当時の機械装置を間近で見られます。風車の隣には聖ヨハネ騎士団の居城としてこの地を見守ったコンスエグラ城があり、週末には劇形式のガイドツアーも催行されています。
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Plaza Mayor, s/n, 16001 Cuenca
Cuenca-Fernando Zóbel駅から路線バスで約30分
(7月1日~11月1日)10:00~19:30、(11月2日~3月31日)日曜日~金曜日: 10:00 〜 17:30、土曜日と祝祭日:10:00~19:30、(4月1日〜6月30日)日曜日~金曜日: 10:00 〜 18:30、土曜日と祝祭日:10:00~19:30
1月1日、12月25日
一般:5.5ユーロ、65歳以上、25歳未満の学生:4.5ユーロ、8歳未満:無料
クエンカ大聖堂は、スペインのクエンカに位置する壮麗なゴシック様式の建築物で、1196年に建設が始まりました。スペイン最初期のゴシック様式の一つであり、ノルマンディー・ゴシック様式の影響を受けています。戦争による破壊と再建を経て、20世紀初頭に現在のファサードが完成しましたが、建物全体としては現在も未完成のままです。内部には、色鮮やかなステンドグラスや彫刻が施されたプラテレスコ様式の扉があり、訪れる者を魅了します。内陣の奥にある礼拝堂や、聖人の絵が飾られた参事会室も見逃せません。クエンカ大聖堂はクラシックコンサートの会場としても利用されており、その音響効果が高く評価されています。夜にはライトアップされ、内部からこぼれる光が外観を美しく照らし出し、訪れる者に深い感動を与えます。
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バレンシア地方発祥の、スペインの代表的な料理。魚介や鶏肉・野菜を加え、サフランで風味付けした旨味が凝縮された人気のグルメです。
串(スペイン語ではピンチョ)で刺した一口サイズ料理。生ハムやピクルスなど、濃い味のものが多いのでワインにもぴったりです、
スペイン風オムレツのことです。じゃがいもをたっぷりと入れてホールケーキのようにフライパンで焼き上げます。
スペインの山岳地帯で作られる生ハムのことです。白豚の後ろ足で作られ、スライスしてそのまま食べるのが美味です。
バルのおつまみの定番で、小イワシの酢漬けのことです。ビールやワインとよく合うスペイン名物です。
古くからさまざまな文化が交錯してきたスペイン。個性派揃いの世界遺産や建築物など、多彩な魅力と、見どころいっぱいの情熱の国です。