旅に役立つ情報満載アンコールワットと周辺の遺跡観光ガイド

アンコールワットアンコールワット
タ・プロームタ・プローム
ベンメリア遺跡ベンメリア遺跡

カンボジアのシンボルとも言える、アンコールワット。アンコールワットはもちろん、アンコールトムや、ジャングルの中に佇むタ・プロームなど、魅力のスポットがもりだくさんです。そんなアンコールワット観光のおすすめスポットやグルメを紹介します。

アンコールワットと周辺の遺跡
観光マップ

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アンコールワットと周辺の遺跡の
おすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • カンボジア アンコールワット

    アンコールワット

    アンコール遺跡を代表する世界最大級の石造りの寺院。カンボジアのシンボルとして国旗にも描かれています。

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  • アンコール遺跡 アンコールトム バイヨン寺院の石仏

    アンコールトム

    アンコール遺跡の一つであり、クメール語で大きな都を意味するアンコールトムは、ジャヤヴァルマン7世によって建設され、12〜15世紀にかけてクメール王朝の都として栄えていました。高さ8m、周囲12kmの石造りの城壁の周りには濠が巡らされ、約10万の人々が暮らす城内には王宮や館、寺院などが立ち並んでいました。現在残っている石造りの建造物の中で、正方形の都の中心部に建てられた仏教寺院バイヨンは最も有名で、クメールの微笑みといわれる観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立していて見応えがあります。また中央祠堂の周りを囲む回廊にもさまざまな彫刻が施してあり、シヴァなどのヒンドゥー神のレリーフが見られるのも特徴です。

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  • タ・プローム アンコール 世界遺産 2010年以前撮影

    タ・プローム

    タ・プロームは12世紀末、クメール王朝のジャヤヴァルマン7世が母を弔うために創建した仏教寺院で、本尊の菩薩像は母親をモデルにしたといわれています。広大な敷地の中には僧侶や奉納の踊り子など約12,500人が住み、周辺の村も栄えていました。この遺跡は他のアンコール遺跡とは異なり、修復作業が行われず、発見された時とほぼ同じ状態で保存されているのが最大の特徴です。遺跡内は損傷が激しく、崩れている部分も多いですが、ガジュマルなどの熱帯植物の根が建造物に入り組み、覆い尽くしている様は圧巻です。巨大樹が遺跡を浸食しているかのような姿は自然の驚異を感じさせ、どこか神秘的でもあり、トゥームレイダーなどの映画のロケ地にもなりました。

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  • バンテアイ・スレイ バンテアイスレイ アンコール遺跡 アンコール 世界遺産

    バンテアイ・スレイ

    バンテアイ・スレイは967年、アンコールワットから少し離れた場所に造られたヒンドゥー寺院です。国王の顧問と廷臣によって建造され、アンコール遺跡群の中で唯一、国王以外の人物によって建てられた寺院といわれています。バンテアイ・スレイとは女性の城塞という意味で、周囲約400mと他の寺院に比べてこぢんまりとしていますが、クメール美術の宝石と称えられるほど、最も美しい寺院の一つに数えられています。赤砂岩で造られた建物は全体的に赤みを帯びており、その壁面に彫られた精巧な装飾や、神々や草花などの彫刻は緻密で美しく、芸術作品のようです。中でも女神像デヴァターは特に有名で、東洋のモナリザと呼ばれています。

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  • ベンメリア遺跡 2008

    ベンメリア遺跡

    その大きさや構造が似ていることから東のアンコールワットとも呼ばれているベンメリア遺跡。この寺院は、クメール王朝の滅亡後、森の中に埋もれていたために建物が植物に侵食され、崩壊が進んでいました。現在もそのままの姿で公開されており、瓦礫の中に設置された木製の歩道を歩いての見学が可能です。途中には、ヒンドゥー教の経典ラーマーヤナの有名な場面のレリーフや、土中に埋もれていたため、当時のままの姿をとどめているナーガ像などが見られます。巨大な木に埋もれた寺院の様子が、アニメ天空の城ラピュタを彷彿とさせるといわれていて、多くの日本人観光客が訪れています。

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  • アンコール遺跡 アンコールトム バイヨン寺院の石仏

    バイヨン寺院

    アンコール遺跡群の一つであるアンコールトムの中心に位置するバイヨン寺院は、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建造されました。この寺院は当初、仏教寺院でしたが、後にクメール王朝がヒンドゥー教を信仰するようになったため、仏教とヒンドゥー教のモチーフが混在しているのが特徴です。バイヨンとは美しい塔を意味し、その名の通り多くの塔が立っていて、それらの四方には巨大な人の顔が彫られています。顔は200以上あるといわれ、観世音菩薩であるとの見方が有力ですが、創建者ジャヤヴァルマン自身という説などもあります。それらの顔は笑みを浮かべた謎めいた表情をしていて、通称クメールの微笑みと呼ばれ、観光客の人気を集めています。

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  • 南大門

    南大門

    アンコールトムの城門の一つ。高さ23mの堂々たる門の上には四面に刻まれた観世音菩薩が微笑んでいます。

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  • ピミアナカス

    ピミアナカス

    アンコールトムの中心、バイヨン寺院の北側にあり、天空の寺院として知られるピミアナカス。高さ約40mと他の寺院に比べると小さいですが、3層のピラミッド型になっており、中央には頂上へと続く急峻な階段が造られています。11世紀初頭に神々を崇拝する場所として建造されたこの寺院の頂上には、女性に変身する蛇神ナーギーが棲んでおり、王は王国と自分に災難が降りかからないよう、このナーギーと愛し合わなければならなかったという伝説が残っています。また寺院の北側には二つの池があり、大きな池が女性用、小さな池が男性用の沐浴場として使われていました。寺院本体に彫刻はありませんが、女性用の池には見事な浮き彫りが残されています。

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  • バンテアイ・クディ

    バンテアイ・クディ

    アンコールトムの東にあるバンテアイ・クディは、12〜13世紀にジャヤヴァルマン7世によって建てられた仏教寺院です。城塞の部屋の意味を持つこの寺院は、度重なる増改築により、多くの部屋と通路が迷路のように入り組んだ構造になっています。建物は砂岩によって造られているため、崩壊している箇所も多いですが、壁面や柱、破風には多くの美しい彫刻が残されています。特にアプサラダンスの由来ともなっているアプサラ(天女)たちが舞う姿や、デヴァター(女神)が彫られている柱は必見です。また1991年、日本の発掘チームによってこの遺跡から274体の仏像が発見されたことは大きなニュースとなり、世界の注目を集めました。

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  • 四面仏

    四面仏

    アンコール遺跡群には塔の四面に尊顔が彫られている四面仏塔が置かれた寺院がいくつかあります。最も有名なのはアンコールトムの中央にあるバイヨン寺院です。中央祠堂をはじめ多くの塔が立ち並び、それらに2m近い巨大な顔が彫られていて見応えがあります。これらの顔は観世音菩薩とする説が最も有力ですが、バイヨン寺院を建造したジャヤヴァルマン7世や、ヒンドゥー教の神ブラフマーではないかという説もあります。プリア・カンやタ・プローム、タ・ソムなどの寺院にもバイヨン様式といわれる四面仏塔が見られ、バイヨン寺院がその先駆けとなったといわれています。バイヨン寺院の四面仏はクメールの微笑みと呼ばれ、カンボジアの紙幣にも描かれました。

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  • ライ王のテラス

    ライ王のテラス

    バイヨン寺院の北側にあるライ王のテラスには実際にライ王の像が置かれています。膝を立てて座り、目を閉じて笑っているように見える王の像は、12〜13世紀に製作されましたが、この像が誰なのかははっきりとわかっていません。クメール王のヤショヴァルマン1世やジャヤヴァルマン7世、もしくはヒンドゥー教の神ではないかという説が挙げられています。ライ王と呼ばれているのも、発見された時に苔むしていてライ病(ハンセン病)のように見えた、など諸説ありますが、真相は不明です。また三島由紀夫が最後に手掛けた戯曲『癩王のテラス』は、実際にこの場所を訪れて着想を得た作品といわれています。なお、ここにある像はレプリカで、オリジナルはプノンペンの国立博物館に展示されています。

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  • 象のテラス

    象のテラス

    象のテラスは12世紀末、ジャヤヴァルマン7世によって、アンコールトムの王宮があったとされる場所に造られました。長さは約350mあり、戦場から凱旋してきた軍隊に謁見する時や、公式の行事や儀式の際にも利用され、王族たちはテラスの上から下の広場を眺めていたようです。テラスの外側の壁には、その名の由来となっている象をモチーフとした彫刻が多く見られ、人と一緒に狩りをしたり、王室の行列に加わったり、蓮の花を摘んだりする様子が克明に表現されていて見応えがあります。またテラスの側面には霊鳥ガルーダと、象の頭とライオンの体を持つ神獣ガジャシンハが交互に並び、テラスを支えている様子が刻まれているのも必見です。

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  • アンコール遺跡 プリア・カン 2015-12-18撮影

    プリア・カン

    プリア・カンは、アンコール遺跡観光の「大回りコース」で最初に目にする遺跡で、アンコール・トムの北東に位置しています。\"聖なる剣\"を意味しており、1191年にクメール王朝のジャヤバルマン7世により、王の父の菩提寺として建立されました。敷地外周は東西約800m・南北約700mと、アンコール遺跡の中では大きな規模を誇ります。いちばんの見どころは、中庭にある、アンコール遺跡では珍しい2階建てのギリシア神殿風の列柱殿。図書館であったと考えられています。周壁にある力強く表現された神鳥・ガルーダ像やジャヤバルマン7世の王妃がモデルと伝わる2体の女神像、13人の踊るアプサラ(天女)の繊細なレリーフなども必見です。

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  • プノン・バケン寺院

    プノン・バケン寺院

    アンコール遺跡群の一つであるプノン・バケン寺院は、アンコールワットが造られる200年以上も前の9世紀末、バケン山の頂上に建造されました。バケン山はカンボジアの3聖山の一つであり、プノン・バケンはクメール王朝初期の中心的寺院といわれています。5層のピラミッド型の構造で、最上段には五つの祠堂が並び、それぞれに美しい彫刻が施されています。この寺院の最大の特徴は、最上部から見渡せる周囲360度の大パノラマの絶景です。アンコールワットをはじめ、トンレサップ湖、シェムリアップの市街地や空港までを一望できることから人気のスポットとなっています。ジャングルに夕日が沈んでいく景色は特に美しく、夕方は観光客でにぎわいます。

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  • コー・ケー

    コー・ケー

    アンコール遺跡群の中でも郊外の奥地に位置するコー・ケーは、10世紀前半にクメール王国の都が置かれ、多くの寺院が造られた遺跡群です。しかしわずか20数年で都はアンコールへと移され、クメール王朝が衰退した後は放置されて森の中に埋もれていました。その後、約30の寺院や祠堂などの遺跡が発見され、2023年にカンボジアでは四つ目となる世界文化遺産に登録されました。中心にあるプラサット・トムは、七つの層からなる高さ約36mのピラミッド型寺院で、この遺跡群の象徴的なスポットになっています。この遺跡には階段が設置されていて、頂上まで登ると地平線までジャングルが連なるカンボジアの大地を360度見渡せます。

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アンコール遺跡を代表する世界最大級の石造りの寺院。カンボジアのシンボルとして国旗にも描かれています。

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アンコール遺跡の一つであり、クメール語で大きな都を意味するアンコールトムは、ジャヤヴァルマン7世によって建設され、12〜15世紀にかけてクメール王朝の都として栄えていました。高さ8m、周囲12kmの石造りの城壁の周りには濠が巡らされ、約10万の人々が暮らす城内には王宮や館、寺院などが立ち並んでいました。現在残っている石造りの建造物の中で、正方形の都の中心部に建てられた仏教寺院バイヨンは最も有名で、クメールの微笑みといわれる観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立していて見応えがあります。また中央祠堂の周りを囲む回廊にもさまざまな彫刻が施してあり、シヴァなどのヒンドゥー神のレリーフが見られるのも特徴です。

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タ・プロームは12世紀末、クメール王朝のジャヤヴァルマン7世が母を弔うために創建した仏教寺院で、本尊の菩薩像は母親をモデルにしたといわれています。広大な敷地の中には僧侶や奉納の踊り子など約12,500人が住み、周辺の村も栄えていました。この遺跡は他のアンコール遺跡とは異なり、修復作業が行われず、発見された時とほぼ同じ状態で保存されているのが最大の特徴です。遺跡内は損傷が激しく、崩れている部分も多いですが、ガジュマルなどの熱帯植物の根が建造物に入り組み、覆い尽くしている様は圧巻です。巨大樹が遺跡を浸食しているかのような姿は自然の驚異を感じさせ、どこか神秘的でもあり、トゥームレイダーなどの映画のロケ地にもなりました。

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バンテアイ・スレイは967年、アンコールワットから少し離れた場所に造られたヒンドゥー寺院です。国王の顧問と廷臣によって建造され、アンコール遺跡群の中で唯一、国王以外の人物によって建てられた寺院といわれています。バンテアイ・スレイとは女性の城塞という意味で、周囲約400mと他の寺院に比べてこぢんまりとしていますが、クメール美術の宝石と称えられるほど、最も美しい寺院の一つに数えられています。赤砂岩で造られた建物は全体的に赤みを帯びており、その壁面に彫られた精巧な装飾や、神々や草花などの彫刻は緻密で美しく、芸術作品のようです。中でも女神像デヴァターは特に有名で、東洋のモナリザと呼ばれています。

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その大きさや構造が似ていることから東のアンコールワットとも呼ばれているベンメリア遺跡。この寺院は、クメール王朝の滅亡後、森の中に埋もれていたために建物が植物に侵食され、崩壊が進んでいました。現在もそのままの姿で公開されており、瓦礫の中に設置された木製の歩道を歩いての見学が可能です。途中には、ヒンドゥー教の経典ラーマーヤナの有名な場面のレリーフや、土中に埋もれていたため、当時のままの姿をとどめているナーガ像などが見られます。巨大な木に埋もれた寺院の様子が、アニメ天空の城ラピュタを彷彿とさせるといわれていて、多くの日本人観光客が訪れています。

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アンコール遺跡群の一つであるアンコールトムの中心に位置するバイヨン寺院は、12世紀末にジャヤヴァルマン7世によって建造されました。この寺院は当初、仏教寺院でしたが、後にクメール王朝がヒンドゥー教を信仰するようになったため、仏教とヒンドゥー教のモチーフが混在しているのが特徴です。バイヨンとは美しい塔を意味し、その名の通り多くの塔が立っていて、それらの四方には巨大な人の顔が彫られています。顔は200以上あるといわれ、観世音菩薩であるとの見方が有力ですが、創建者ジャヤヴァルマン自身という説などもあります。それらの顔は笑みを浮かべた謎めいた表情をしていて、通称クメールの微笑みと呼ばれ、観光客の人気を集めています。

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アンコールトムの城門の一つ。高さ23mの堂々たる門の上には四面に刻まれた観世音菩薩が微笑んでいます。

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アンコールトムの中心、バイヨン寺院の北側にあり、天空の寺院として知られるピミアナカス。高さ約40mと他の寺院に比べると小さいですが、3層のピラミッド型になっており、中央には頂上へと続く急峻な階段が造られています。11世紀初頭に神々を崇拝する場所として建造されたこの寺院の頂上には、女性に変身する蛇神ナーギーが棲んでおり、王は王国と自分に災難が降りかからないよう、このナーギーと愛し合わなければならなかったという伝説が残っています。また寺院の北側には二つの池があり、大きな池が女性用、小さな池が男性用の沐浴場として使われていました。寺院本体に彫刻はありませんが、女性用の池には見事な浮き彫りが残されています。

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アンコールトムの東にあるバンテアイ・クディは、12〜13世紀にジャヤヴァルマン7世によって建てられた仏教寺院です。城塞の部屋の意味を持つこの寺院は、度重なる増改築により、多くの部屋と通路が迷路のように入り組んだ構造になっています。建物は砂岩によって造られているため、崩壊している箇所も多いですが、壁面や柱、破風には多くの美しい彫刻が残されています。特にアプサラダンスの由来ともなっているアプサラ(天女)たちが舞う姿や、デヴァター(女神)が彫られている柱は必見です。また1991年、日本の発掘チームによってこの遺跡から274体の仏像が発見されたことは大きなニュースとなり、世界の注目を集めました。

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アンコール遺跡群には塔の四面に尊顔が彫られている四面仏塔が置かれた寺院がいくつかあります。最も有名なのはアンコールトムの中央にあるバイヨン寺院です。中央祠堂をはじめ多くの塔が立ち並び、それらに2m近い巨大な顔が彫られていて見応えがあります。これらの顔は観世音菩薩とする説が最も有力ですが、バイヨン寺院を建造したジャヤヴァルマン7世や、ヒンドゥー教の神ブラフマーではないかという説もあります。プリア・カンやタ・プローム、タ・ソムなどの寺院にもバイヨン様式といわれる四面仏塔が見られ、バイヨン寺院がその先駆けとなったといわれています。バイヨン寺院の四面仏はクメールの微笑みと呼ばれ、カンボジアの紙幣にも描かれました。

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バイヨン寺院の北側にあるライ王のテラスには実際にライ王の像が置かれています。膝を立てて座り、目を閉じて笑っているように見える王の像は、12〜13世紀に製作されましたが、この像が誰なのかははっきりとわかっていません。クメール王のヤショヴァルマン1世やジャヤヴァルマン7世、もしくはヒンドゥー教の神ではないかという説が挙げられています。ライ王と呼ばれているのも、発見された時に苔むしていてライ病(ハンセン病)のように見えた、など諸説ありますが、真相は不明です。また三島由紀夫が最後に手掛けた戯曲『癩王のテラス』は、実際にこの場所を訪れて着想を得た作品といわれています。なお、ここにある像はレプリカで、オリジナルはプノンペンの国立博物館に展示されています。

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象のテラスは12世紀末、ジャヤヴァルマン7世によって、アンコールトムの王宮があったとされる場所に造られました。長さは約350mあり、戦場から凱旋してきた軍隊に謁見する時や、公式の行事や儀式の際にも利用され、王族たちはテラスの上から下の広場を眺めていたようです。テラスの外側の壁には、その名の由来となっている象をモチーフとした彫刻が多く見られ、人と一緒に狩りをしたり、王室の行列に加わったり、蓮の花を摘んだりする様子が克明に表現されていて見応えがあります。またテラスの側面には霊鳥ガルーダと、象の頭とライオンの体を持つ神獣ガジャシンハが交互に並び、テラスを支えている様子が刻まれているのも必見です。

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プリア・カンは、アンコール遺跡観光の「大回りコース」で最初に目にする遺跡で、アンコール・トムの北東に位置しています。\"聖なる剣\"を意味しており、1191年にクメール王朝のジャヤバルマン7世により、王の父の菩提寺として建立されました。敷地外周は東西約800m・南北約700mと、アンコール遺跡の中では大きな規模を誇ります。いちばんの見どころは、中庭にある、アンコール遺跡では珍しい2階建てのギリシア神殿風の列柱殿。図書館であったと考えられています。周壁にある力強く表現された神鳥・ガルーダ像やジャヤバルマン7世の王妃がモデルと伝わる2体の女神像、13人の踊るアプサラ(天女)の繊細なレリーフなども必見です。

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アンコール遺跡群の一つであるプノン・バケン寺院は、アンコールワットが造られる200年以上も前の9世紀末、バケン山の頂上に建造されました。バケン山はカンボジアの3聖山の一つであり、プノン・バケンはクメール王朝初期の中心的寺院といわれています。5層のピラミッド型の構造で、最上段には五つの祠堂が並び、それぞれに美しい彫刻が施されています。この寺院の最大の特徴は、最上部から見渡せる周囲360度の大パノラマの絶景です。アンコールワットをはじめ、トンレサップ湖、シェムリアップの市街地や空港までを一望できることから人気のスポットとなっています。ジャングルに夕日が沈んでいく景色は特に美しく、夕方は観光客でにぎわいます。

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アンコール遺跡群の中でも郊外の奥地に位置するコー・ケーは、10世紀前半にクメール王国の都が置かれ、多くの寺院が造られた遺跡群です。しかしわずか20数年で都はアンコールへと移され、クメール王朝が衰退した後は放置されて森の中に埋もれていました。その後、約30の寺院や祠堂などの遺跡が発見され、2023年にカンボジアでは四つ目となる世界文化遺産に登録されました。中心にあるプラサット・トムは、七つの層からなる高さ約36mのピラミッド型寺院で、この遺跡群の象徴的なスポットになっています。この遺跡には階段が設置されていて、頂上まで登ると地平線までジャングルが連なるカンボジアの大地を360度見渡せます。

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バンテアイ・スレイ

バンテアイ・スレイ

精緻な彫刻が施された赤砂岩のヒンドゥー教寺院で、シヴァ神に捧げられ「クメール美術の宝石」と称されています。

アクセス
シェムリアップ市街地から車で約1時間
ベンメリア遺跡

ベンメリア遺跡

密林に覆われた遺跡で、その神秘的な雰囲気と崩壊した姿が、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』のモデルといわれています​。

アクセス
シェムリアップ市街地から車で約2時間
プレアヴィヒア寺院

プレアヴィヒア寺院

標高525mの断崖上に位置するクメール建築の代表作。11世紀に建設され、2008年にユネスコ世界遺産に登録。

アクセス
シェムリアップ市街地から車で3〜4時間
プノン・クーレン

プノン・クーレン

アンコール王朝の発祥地として知られる神聖な山。豊かな自然と歴史的遺跡が点在し、とくに「1,000本リンガ」が有名。

アクセス
シェムリアップ市内からプノン・クーレンまで車で約2時間
アンコール ロリュオス遺跡群 2007/5

ロリュオス遺跡群

アンコール王朝最古の遺跡群。主要な遺跡はバコン、プリア・コー、ロレイ。歴史的価値が高く、人気があります。

アクセス
シェムリアップ市街地から車で約30分

アンコールワットと周辺の遺跡の
おすすめ情報

Information

グルメ

ヌンパン

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カンボジアならではのもっちりとしたフランスパンに、野菜や肉を挟んだサンドイッチ。屋台で手軽に食べられます。

チャー・トロコーン

チャー・トロコーン

ニンニクや魚醤、オイスターソースで味付けした空芯菜の炒め物。濃いめの味でご飯が進む一品です。

アンコールワットと周辺の遺跡の
現地情報ブログ

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【カンボジア】初めての方、必見!カンボジアの旅

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自然の驚異が神秘的!カンボジアの世界遺産タプロームが、樹木に踏み潰され崩壊寸前!

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カンボジア1(密林の中に遺跡群が広がる神秘の国)

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