ドイツ観光におすすめの名所&人気のスポットランキングドイツ観光ガイド

ノイシュバンシュタイン城ノイシュバンシュタイン城
マリエン広場マリエン広場

ベルリンの歴史遺産やミュンヘンのビール文化、バイエルン州の美しい城が魅力のドイツ。ライン川沿いのブドウ畑やロマンティック街道の中世都市など、風光明媚な景観が広がります。豊かな歴史と文化、モダンな都市と自然が融合したドイツの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

ドイツ観光マップ

Map

ドイツのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
ノイシュヴァンシュタイン城

ノイシュヴァンシュタイン城

1869年にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世の命で着工され、ドイツに現存するお城の中で最も美しいと言われています。

2
ローテンブルク

ローテンブルク

最もドイツらしい景観が楽しめると人気の小さな町です。木組みの建物と城壁に囲まれ、中世にタイムスリップしたような気分が味わえます。

3
ベルリンの壁

ベルリンの壁

東西冷戦時代の象徴として知られ、今でもその歴史を物語る貴重な観光地となっています。

4
ケルン大聖堂

ケルン大聖堂

ゴシック様式の建築物では世界最大と言われ、157mにも及ぶ2つの高い塔が特徴的です。ドイツを代表する世界遺産の一つです。

5
マイナウ島

マイナウ島

「花の島」と言われるマイナウ島は、春から秋まで、色とりどりの花で覆われ、一年を通して観光客に人気があります。

6
ブレーメン

ブレーメン

「ブレーメンの音楽隊」で知られるブレーメンは、市内各所にグリム童話にちなんだ銅像が点在し楽しませてくれます。

7
ミュンヘン 新市庁舎

ミュンヘン 新市庁舎

マリエン広場にそびえるこの市庁舎にはドイツ最大の仕掛け時計があり、豪華なネオ・ゴシック様式の歴史的建築物です。

ドイツおすすめツアー

ドイツのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • ローテンブルク 街並み

    ロマンチック街道

    ロマンチック街道

    華麗な宮廷建築を見せるヴュルツブルクを起点に、クリスマスマーケットでも有名な、ロマンチック街道のハイライト・ローテンブルク、緑の中に点在する湖沼や中世の街並みが現存するディンケルスビュールを通り、アルプ湖を見おろす山頂にある美しい城「ノイシュバンシュタイン城」観光の玄関口フュッセンまでを縦断する、世界的に有名な約350kmの街道です。ぶどう畑が広がる田園地帯、歴史を秘めた古城、赤レンガの村々と石畳の道と、まるで絵のようなメルヘンの世界が広がります。一歩足を踏み入れれば、中世にタイムスリップした気分を感じられるでしょう。

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  • ノイシュヴァンシュタイン城 秋 紅葉

    ノイシュヴァンシュタイン城

    フュッセン

    ロマンチック街道の終着点近くにあるノイシュヴァンシュタイン城は、その美しい外観や、城内に白鳥のモチーフが多く見られることなどから「白鳥の城」と呼ばれています。19世紀にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世によって建てられたこの城は、舞台画家によって設計され、豪華な装飾が施された王座の間や歌人の間などの部屋、王が心酔していたワーグナーのオペラ作品をテーマにした絵画など、見どころが満載です。この城の建築には巨額の資金が投入されましたが、国王の死後は建設が中断されたため、未完成のままの部分も残っています。ディズニーランドにある城のモデルともいわれ、ヨーロッパに数ある城や宮殿の中でも最も人気のあるスポットの一つです。

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  • ローテンブルク 街並み

    ローテンブルク

    ローテンブルク

    「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクは、城壁に囲まれた旧市街に石畳の道や塔、木組みの家々が続く、絵本に出てくるような美しい街です。9世紀、タウバー川を望む丘の上に城が建てられたのを機に城下町として発展し、その後、戦争などの困難を乗り越え、現在は中世の面影を伝える街として多くの観光客が訪れています。街中には、クリスマスマーケットが開催されることで有名なマルクト広場や、キリストの聖血が祀られている聖ヤコブ教会などの観光スポットが点在しています。街を囲む城壁には遊歩道が設置されており、美しい街並みを見下ろしながら散策が楽しめます。またカフェやお店が入り口に掲げている可愛らしい吊り看板も見どころの一つです。

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  • ベルリンの壁 イーストサイドギャラリー

    ベルリンの壁

    ベルリン

    ベルリンの壁はドイツの歴史を物語る重要なスポットです。第2次世界大戦後、ドイツは社会主義の東ドイツと民主主義の西ドイツに分割され、ベルリンには東西を隔てる約155kmに及ぶ壁が建設されました。しかし、東ドイツで民主化運動が活発化し、1989年に壁が崩され、その翌年に東西ドイツは統一されました。ドイツの分断と統一、そして世界の冷戦時代を象徴するベルリンの壁はほとんどが撤去されましたが、その跡地は「壁の道」として整備され、自転車や徒歩で巡ることが可能です。周辺には、壁の一部が展示されている記録館や、元検問所、ギャラリーなどが点在しており、世界の歴史の大きな転換点となったベルリンの壁の存在を感じられます。

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  • ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット 2012年以前撮影

    ケルン大聖堂

    ケルン

    ケルン大聖堂は高さ約157mの二つの尖塔がそびえる、世界最大級のゴシック様式の建築物で、1248年から600年以上の歳月をかけて完成しました。聖堂内の高さは約43mで、大きな窓は壮麗なステンドグラスで彩られ、祭壇の奥には、970年頃に作製された木製のキリストの十字架像が掲げられています。また、中央祭壇にある、誕生したばかりのキリストに捧げ物をしたといわれる三賢者の遺骨が納められた黄金の聖櫃は必見です。建物の周りには多くの聖人たちや、聖書に書かれた場面の彫刻が施されており、外から眺めると、そびえ立つ大聖堂の大きさと、細部まで精密に装飾された外観の対比に圧倒されるでしょう。ケルン大聖堂は1996年に世界遺産に登録されています。

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  • ドイツ マイナウ島 ボーデン湖

    マイナウ島

    マイナウ

    ドイツ南部にあるボーデン湖に浮かぶ小さな島、マイナウ島は「花の島」として知られています。島全体が庭園となっており、春にはチューリップや水仙、夏にはバラやブーゲンビリア、秋にはダリアやアスターなどの美しい花々が咲き乱れ、年間を通して多くの観光客が訪れています。この島は所有者であるベルナドッテ伯爵家によって管理、運営されており、一家が暮らすバロック様式の宮殿の一部も公開されています。公園の他にも、約120種の蝶が飼育されているバタフライハウス、ヤシの木やランの花を観賞できる温室、ふれあい動物園や遊具エリアなどがあり、家族で一日中楽しめます。またレストランやカフェなどもあり、さまざまなイベントも開催される人気のスポットです。

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  • ドイツ、ミュンヘン、マリエン広場、新市庁舎、空撮、クリスマスマーケット、夕景、2015/11/30

    ミュンヘン 新市庁舎

    ミュンヘン

    ドイツ第3の都市ミュンヘンのランドマークとして知られる新市庁舎は、ネオゴシック様式の歴史的建造物です。19世紀に急成長を遂げたミュンヘンの新しい市庁舎として、1905年、ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場に建てられました。建物の中央にある高さ約85mの塔は、エレベーターで上がることが可能で、展望フロアからミュンヘンの美しい街並みを一望できます。塔の中央部分には巨大なからくり時計が設置されており、一日に数回、等身大の人形が劇やダンスを繰り広げ、広場は多くの人でにぎわいます。またすぐ近くには旧市庁舎が残っていて、白い壁に赤い三角屋根と、絵本に出てくるような外観の建物はおもちゃ博物館になっています。

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  • サンスーシ宮殿 2018年

    ポツダム

    ポツダム

    ブランデンブルク州の州都であるポツダムは、18世紀から19世紀にかけてプロイセン王国の君主によって造られた宮殿や庭園、美しい街並みが残る風光明媚な都市です。フリードリヒ2世によって建てられたサンスーシ宮殿は、ドイツロココ建築の代表作とされており、広大な庭園の中にバロック様式の新宮殿や、絵画館などが点在しています。また新庭園にあるツェツィーリエンホーフ宮殿は、第2次世界大戦末期にポツダム会談が開催された場所として知られており、当時のままの姿で保存された会議室では、歴史の重みを肌で感じられます。これらの宮殿と庭園群に加え、ザクロウ宮殿、バーベルスベルク宮殿の一帯などが、世界文化遺産に登録されています。

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  • ケルン大聖堂 ライン川

    ライン川

    リューデスハイム

    ヨーロッパの父なる川と呼ばれるライン川は、スイスのアルプス山脈を源流とし、6カ国を流れて北海へと注いでいます。全長は約1,230kmにおよび、古代ローマの時代から重要な交易路として、人々の暮らしに大きく寄与してきました。ライン川の中流上部にあたる、ドイツのビンゲンからコブレンツまでの約65kmにわたる渓谷は、2002年に世界文化遺産に登録されました。このエリアは数々の城や街が点在し、良質なドイツワインの原産地としても有名で、原料となるぶどう畑が両岸に広がっています。クルーズ船に乗ってロマンチックラインと呼ばれるこの区間を行くと、古城や城砦、ぶどう畑、途中にはハイネの詩で有名なローレライの岩山などの素晴らしい景観を楽しめます。

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  • フランクフルトのクリスマスマーケット レーマー広場 夜景

    レーマー広場

    フランクフルト

    フランクフルトの旧市街地にあるレーマー広場は、中世の面影を残す美しい街並みが魅力のスポットです。この場所は9世紀の頃から市場が並び、祭りや選挙なども行われていました。15世紀には市庁舎が造られ、神聖ローマ帝国時代には皇帝の戴冠式が行われたといわれています。階段状の切妻屋根が中世を思い起こさせるこの建物は、旧市庁舎として現在もフランクフルトのランドマーク的な存在になっています。広場の中心には16世紀頃に造られた正義の女神の噴水があり、広場を囲むようにドイツ伝統の木組みの建物が立ち並ぶこのエリアは、おとぎ話に出てくる街のようです。毎年12月にはクリスマスマーケットが開催され、広場は幻想的な雰囲気に包まれ、多くの人でにぎわいます。

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  • ペルガモン博物館 River Boat Approacing Museum Island

    ペルガモン博物館

    ベルリン

    ベルリンを流れるシュプレー川の中洲には、五つの博物館と美術館が集まったムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれる場所があります。世界遺産に登録されたこの島にあるぺルガモン博物館は、1930年に開館し、古代ギリシャやローマ、中近東、イスラムなどの美術品を中心に展示しています。館名の由来ともなった「ペルガモンの大祭壇」は、紀元前180〜前160年に造られたもので、全長100mに及ぶ祭壇にはギリシャ神話の神々と巨人との戦いを表した彫刻が施されており、見るものを圧倒します。他にもローマ建築の傑作といわれるミレトスの市場門や、紀元前6世紀に造られたバビロンのイシュタール門など、2000年以上前に造られた迫力ある建造物などを鑑賞できます。

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  • ブランデンブルク門 2019年6月撮影

    ブランデンブルク門

    ベルリン

    ブランデンブルク門はドイツの歴史を象徴する重要なランドマークです。1791年にベルリン中心部のパリ広場に建てられた門は、高さが約26mあり、6本の柱によって支えられています。門の上には4頭の馬に引かれた戦車と、手綱を持つ勝利の女神の彫刻が飾られていますが、1806年にナポレオンがベルリンを占領した時、戦利品として持ち去られたことがあります。1940年代にはナチスのプロパガンダにも利用され、第2次世界大戦では大きな被害を受けました。戦後、ドイツは東西に分断され、門の横には壁が建設されて近づくことも不可能になりましたが、1989年に壁が崩壊すると、門の前には多くの人が集まり、東西に分かれていたドイツの統一を祝いました。

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  • ドレスデン ゼンパーオペラ座

    ゼンパーオペラ

    ドレスデン

    古都ドレスデンのエルベ川沿いに立つ州立歌劇場ゼンパーオペラは、伝統と格式を誇るオペラハウスです。ザクセン王国の宮廷歌劇場として、ゴットフリート・ゼンパーによって設計され、1841年に完成しました。作曲家ワーグナーが音楽監督に就任し、『タンホイザー』の初演が行われたことでも有名です。第2次世界大戦時に爆撃により全壊しましたが、40年後に再建され、世界で最も美しい歌劇場の一つとして名を馳せています。イタリア・ルネサンス様式の装飾が施された建物や、細部まで美しくデザインされた内装は一見の価値があります。この劇場ではオペラやコンサート、バレエなどの公演が年間を通して行われ、劇場内を見学できるツアーも開催されています。

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  • ツヴィンガー宮殿 ツヴィンガー城 アルテマイスター絵画館 古典絵画館 古典美術館 夏 Zwinger - palace in Dresden

    ツヴィンガー宮殿

    ドレスデン

    ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿は、ドイツを代表するバロック様式の宮殿です。1728年にザクセン選帝侯アウグスト1世によって建てられたこの宮殿は、ギリシャ神話の神々などの彫刻で飾られた壮麗な外観の建物が、中庭を囲むように配置されています。この建物の中にはラファエロの「システィーナの聖母」をはじめとした絵画や彫刻などが見られるアルテ・マイスター絵画館や、歴史的な科学機器を収集した数学・物理サロン、マイセンや日本、中国などの磁器が展示されている磁器博物館などの文化施設が併設されているのが特徴です。第2次世界大戦の時の空襲で大きな被害を受け、その後、修復・再建されて美しい姿の宮殿に蘇りました。

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  • ベルリン大聖堂

    ベルリン大聖堂

    ベルリン

    ベルリン大聖堂はその大きなドームがベルリンのシンボルとなっているプロテスタントの大聖堂です。1905年にヴィルヘルム2世によって、シュプレー川の博物館島にあった旧聖堂を再建して造られました。ネオ・ルネサンス様式の壮麗な建築様式が特徴のこの大聖堂は、金色の十字架を戴いた巨大なドームと周りの四つの塔が印象的な建物です。ドームの中には270段の階段が設置されており、上まで上るとベルリンの街の景色を一望できます。聖堂内の天蓋の中の装飾や、大理石の祭壇、数多くの彫刻や絵画など見どころがたくさんあります。またベルリンの歴史に残る選帝侯や国王たちが荘厳な石棺の中に眠る、ホーエンツォレルン家の墓所があることでも有名です。

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  • ヴィース巡礼教会

    ヴィース巡礼教会

    シュタインガーデン

    世界文化遺産に登録されているヴィース巡礼教会は、バイエルン州のアルプスの麓、のどかな田園風景が広がる村にあります。1738年、木製の「鞭打たれる救世主像」のキリストが涙を流したことから、「ヴィースの涙の奇跡」として噂が広まり、多くの巡礼者たちがこの村を訪れるようになりました。そこで村の修道院は新たに教会を建てることにし、1754年にヴィース巡礼教会が完成しました。牧草地に立ち、白い壁に赤い屋根、玉ねぎ型の塔を持つ教会は、素朴な佇まいに見えますが、中に入ると豪華で繊細な装飾が施された空間に驚かされます。ドイツロココ美術の最高傑作といわれる教会内にある、奇跡のキリスト像が掲げられた主祭壇や、大天井画は必見です。

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  • ホーエンシュバンガウ城

    ホーエンシュバンガウ城

    シュヴァンガウ

    ホーエンシュバンガウ城は、ロマンチック街道の終着点、フュッセンの街の近くにあります。12世紀頃に建てられ、廃墟となっていた城を、19世紀にバイエルン国王マクシミリアン2世がネオ・ゴシック様式に再建したこの城は、国王一家の夏の別荘として使用されていました。騎士道精神を重んじていた国王は、城内に中世の騎士伝説にまつわる絵画などを飾り、幼少期をこの城で過ごした国王の息子ルートヴィヒ2世は、それらに強い影響を受けました。その後ルートヴィヒ2世は、この城の近くに「白鳥の城」として有名なノイシュヴァンシュタイン城を築き、その建築様式や内装には中世への強い憧れが表れているといわれています。

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  • ハイデルベルク城 2019/9

    ハイデルベルク城

    ハイデルベルク

    古城の城下町として発展し、ドイツ最古の大学がある学生街としても栄えるハイデルベルク。その旧市街を見下ろす高台にあるハイデルベルク城は、山の緑を背景に、赤みを帯びた建物が美しく映えるドイツ屈指の観光スポットです。13世紀に建造され、長きにわたって増築や再建が繰り返されたため、ゴシック、ルネサンスなどのさまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。度重なる戦争や自然災害によって損傷を受け、廃墟となってしまいましたが、19世紀に街が建物の保存と復元を始め、現在は中世の雰囲気をとどめる城址として、多くの観光客を集めています。城のテラスからはハイデルベルクの街やネッカー川が一望でき、絵葉書のような風景を堪能することができます。

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  • デュッセルドルフ ケーニヒスアレー ドイツ 2011/4

    ケーニヒスアレー

    デュッセルドルフ

    ケーニヒスアレーは「ケー」の愛称で親しまれる、デュッセルドルフを代表する観光スポットです。約1kmにわたって並行する2本の通りには、ブティックやデパート、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。2本の通りは樹齢50年以上の木々が連なる並木道になっていて、その間には運河があり、散歩を楽しむのにも最適です。東側の通りは主に高級ブランド店やショッピングアーケード、西側の通りはホテルや銀行などが並んでいます。運河にはいくつかの橋がかけられ、北端にはギリシャ神話の神、トリトン像の噴水があります。ケーニヒスアレーとは「王様の道」を意味し、まさにその名にふさわしい優雅なショッピングストリートは、一日中多くの人でにぎわっています。

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  • シュパイヤー大聖堂 シュパイアー大聖堂

    シュパイヤー大聖堂

    シュパイヤー

    ローマ帝国時代、ライン川のほとりに造られた古都シュパイヤー。神聖ローマ帝国の皇帝コンラート2世は、自らの墓所とするため、この地に教会の建築を命じました。1061年に完成したシュパイヤー大聖堂は、当時、世界最大の教会だったといわれています。ロマネスク様式の建物は全長約134mあり、アーチ型の天井を囲むように四つの塔がそびえ、建物全体を上から見ると十字架の形になっているのが特徴です。この教会の地下にはクリプタと呼ばれる地下聖堂があり、コンラート2世をはじめとする歴代の皇帝たちが眠っています。これまで幾度となく戦争や革命、火災などで大きな被害を受けましたが、その度に修復作業が行われ、1981年に世界文化遺産に登録されました。

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  • リンダーホーフ城 リンダーホフ城 リンダーホーフ宮殿

    リンダーホーフ城

    バイエルン州

    19世紀、バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられたリンダーホフ城は、彼が手掛けた三つの城の中で唯一、完成した城といわれています。フランスのルイ14世を崇拝していたルートヴィヒ2世は、ヴェルサイユ宮殿をモデルにし、ロココ様式の贅を尽くした城を造り上げました。美しく広大な庭園には、黄金の女神像が輝く噴水池や、内部に人工の滝や湖が造られたヴィーナスの洞窟などがあります。城内には玉座が置かれた謁見の間や、巨大なシャンデリアが吊るされた寝室、すべての壁面に鏡が貼られた鏡の間など、目を見張るような豪華な装飾が施された部屋がいくつもあります。晩年のルートヴィヒ2世は、城の内外に置かれたルイ14世などの彫像に話しかけていたといわれています。

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  • ミュンヘン ミュンヘン・レジデンツ

    レジデンツ(ミュンヘン)

    ミュンヘン

    ドイツ最大の都市宮殿といわれるミュンヘンのレジデンツは、バイエルン王国を統治していたヴィッテルスバッハ家の公邸です。1385年に要塞として造られた建物は、何世紀にもわたって改築され、130の部屋と10の中庭、教会や劇場を備えた荘厳な宮殿へと変貌を遂げました。現在、この建物は博物館として公開されており、彫刻や絵画、アンティークの調度品で装飾された豪華な居室や、ドーム型の天井一面に見事なフレスコ画が描かれた、長さ約66mのアンティクヴァリウムなどを見学できます。またモーツァルトのオペラの初演の舞台となったキュヴィリエ劇場や、バイエルン王の王冠などが展示されている宝物館、美しく手入れされた宮廷庭園なども見どころです。

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  • ドイツ ミュンヘン マリエン広場 クリスマスマーケット

    マリエン広場

    ミュンヘン

    ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場は、政治、経済、文化の中心地であり、観光スポットでもあります。12世紀の頃から栄えてきたこの広場には、歴史的な建造物が立ち並び、中央にある高さ約11mの柱の上には金色のマリア像が掲げられています。この像は17世紀に造られたもので、現在もミュンヘンにある標識の距離表示の起点となっています。また広場に面して立つ新市庁舎の塔には大きなカラクリ人形が設置されていて、動き出す時間になると多くの人たちでにぎわいます。旧市庁舎の建物はおもちゃ博物館に改装され、観光客にも人気のスポットとなっています。マリエン広場からのびる通りには、デパートやブティックなどの店が並び、ショッピングにも最適です。

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  • アルテマイスター絵画館 アルテ・マイスター絵画館 2019年9月撮影

    アルテ・マイスター絵画館

    ドレスデン

    アルテ・マイスター絵画館は、ドレスデンの旧市街、エルベ川の岸辺に建てられたツヴィンガー宮殿の中にあります。18世紀にツヴィンガー宮殿を建てたザクセン選帝侯アウグスト1世が収集した絵画は、一般にも公開されるようになり、19世紀にゴットフリート・ゼンパーの設計によるアルテ・マイスター絵画館が造られました。15世紀から18世紀の作品を中心に展示されており、ラファエロの「システィーナの聖母」や、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」、レンブラントの「ガニュメデスの略奪」をはじめ、ボッティチェリやルーベンス、ジョルジョーネによる世界的な名画を間近で鑑賞できます。またルネサンス期やバロック期の彫刻や、古代美術なども展示されています。

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  • ケルンの夜明け ケルン大聖堂 ホーエンツォレルン橋

    ホーエンツォレルン橋

    ケルン

    ホーエンツォレルン橋は、ケルンの街を流れるライン川にかかっています。全長は約409m、幅は約26mの巨大な鉄骨の橋で、六つの鉄道線路が走り、ケルン中央駅とケルン・メッセ/ドイツ駅を結んでいます。1911年に完成し、第2次世界大戦中には、ドイツ軍が連合軍の侵入を防ぐために爆破しましたが、戦後、再建されました。一見、無骨に見えるこの橋には、ロマンチックな風習もあります。恋人たちがお互いの名前を書いた南京錠をかけ、その鍵をライン川に投げ入れて愛を誓うというもので、線路の両側に設置された歩道の欄干には、いくつもの南京錠がかけられています。橋の歩道からは、ケルン大聖堂やケルンの市街地のパノラマビューが楽しめます。

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  • ドイツ ドレスデン フラウエン教会 聖母教会

    フラウエン教会 (ドレスデン)

    ドレスデン

    「フラウエン教会」は、福音主義キリスト教会で、ザクセン福音ルター派州教会に属しています。美しさが際立つバロック様式のプロテスタント教会で、直径約25mもある大ドームを持つ美しい建物です。この丸天井には4人の福音史家が描かれています。1945年の第2次世界大戦の空襲によって、建物は崩壊してしまい、その後約50年もの間、瓦礫のままでした。世界中からの寄付によって再建工事が1994年に開始され、瓦礫となった石材も利用し、11年かけて元の美しい姿に蘇りました。元々塔の上に立っていた十字架は瓦礫の中から発掘されましたが、修復はせずに戦争記念碑として教会内部に展示されています。現在塔の上に立つ十字架は、イギリスから贈られたものです。フラウエン教会は、平和と和解の象徴として人々に親しまれています。

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華麗な宮廷建築を見せるヴュルツブルクを起点に、クリスマスマーケットでも有名な、ロマンチック街道のハイライト・ローテンブルク、緑の中に点在する湖沼や中世の街並みが現存するディンケルスビュールを通り、アルプ湖を見おろす山頂にある美しい城「ノイシュバンシュタイン城」観光の玄関口フュッセンまでを縦断する、世界的に有名な約350kmの街道です。ぶどう畑が広がる田園地帯、歴史を秘めた古城、赤レンガの村々と石畳の道と、まるで絵のようなメルヘンの世界が広がります。一歩足を踏み入れれば、中世にタイムスリップした気分を感じられるでしょう。

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ロマンチック街道の終着点近くにあるノイシュヴァンシュタイン城は、その美しい外観や、城内に白鳥のモチーフが多く見られることなどから「白鳥の城」と呼ばれています。19世紀にバイエルン王国の第4代国王ルートヴィヒ2世によって建てられたこの城は、舞台画家によって設計され、豪華な装飾が施された王座の間や歌人の間などの部屋、王が心酔していたワーグナーのオペラ作品をテーマにした絵画など、見どころが満載です。この城の建築には巨額の資金が投入されましたが、国王の死後は建設が中断されたため、未完成のままの部分も残っています。ディズニーランドにある城のモデルともいわれ、ヨーロッパに数ある城や宮殿の中でも最も人気のあるスポットの一つです。

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「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクは、城壁に囲まれた旧市街に石畳の道や塔、木組みの家々が続く、絵本に出てくるような美しい街です。9世紀、タウバー川を望む丘の上に城が建てられたのを機に城下町として発展し、その後、戦争などの困難を乗り越え、現在は中世の面影を伝える街として多くの観光客が訪れています。街中には、クリスマスマーケットが開催されることで有名なマルクト広場や、キリストの聖血が祀られている聖ヤコブ教会などの観光スポットが点在しています。街を囲む城壁には遊歩道が設置されており、美しい街並みを見下ろしながら散策が楽しめます。またカフェやお店が入り口に掲げている可愛らしい吊り看板も見どころの一つです。

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ベルリンの壁はドイツの歴史を物語る重要なスポットです。第2次世界大戦後、ドイツは社会主義の東ドイツと民主主義の西ドイツに分割され、ベルリンには東西を隔てる約155kmに及ぶ壁が建設されました。しかし、東ドイツで民主化運動が活発化し、1989年に壁が崩され、その翌年に東西ドイツは統一されました。ドイツの分断と統一、そして世界の冷戦時代を象徴するベルリンの壁はほとんどが撤去されましたが、その跡地は「壁の道」として整備され、自転車や徒歩で巡ることが可能です。周辺には、壁の一部が展示されている記録館や、元検問所、ギャラリーなどが点在しており、世界の歴史の大きな転換点となったベルリンの壁の存在を感じられます。

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ケルン大聖堂は高さ約157mの二つの尖塔がそびえる、世界最大級のゴシック様式の建築物で、1248年から600年以上の歳月をかけて完成しました。聖堂内の高さは約43mで、大きな窓は壮麗なステンドグラスで彩られ、祭壇の奥には、970年頃に作製された木製のキリストの十字架像が掲げられています。また、中央祭壇にある、誕生したばかりのキリストに捧げ物をしたといわれる三賢者の遺骨が納められた黄金の聖櫃は必見です。建物の周りには多くの聖人たちや、聖書に書かれた場面の彫刻が施されており、外から眺めると、そびえ立つ大聖堂の大きさと、細部まで精密に装飾された外観の対比に圧倒されるでしょう。ケルン大聖堂は1996年に世界遺産に登録されています。

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ドイツ南部にあるボーデン湖に浮かぶ小さな島、マイナウ島は「花の島」として知られています。島全体が庭園となっており、春にはチューリップや水仙、夏にはバラやブーゲンビリア、秋にはダリアやアスターなどの美しい花々が咲き乱れ、年間を通して多くの観光客が訪れています。この島は所有者であるベルナドッテ伯爵家によって管理、運営されており、一家が暮らすバロック様式の宮殿の一部も公開されています。公園の他にも、約120種の蝶が飼育されているバタフライハウス、ヤシの木やランの花を観賞できる温室、ふれあい動物園や遊具エリアなどがあり、家族で一日中楽しめます。またレストランやカフェなどもあり、さまざまなイベントも開催される人気のスポットです。

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ドイツ第3の都市ミュンヘンのランドマークとして知られる新市庁舎は、ネオゴシック様式の歴史的建造物です。19世紀に急成長を遂げたミュンヘンの新しい市庁舎として、1905年、ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場に建てられました。建物の中央にある高さ約85mの塔は、エレベーターで上がることが可能で、展望フロアからミュンヘンの美しい街並みを一望できます。塔の中央部分には巨大なからくり時計が設置されており、一日に数回、等身大の人形が劇やダンスを繰り広げ、広場は多くの人でにぎわいます。またすぐ近くには旧市庁舎が残っていて、白い壁に赤い三角屋根と、絵本に出てくるような外観の建物はおもちゃ博物館になっています。

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ブランデンブルク州の州都であるポツダムは、18世紀から19世紀にかけてプロイセン王国の君主によって造られた宮殿や庭園、美しい街並みが残る風光明媚な都市です。フリードリヒ2世によって建てられたサンスーシ宮殿は、ドイツロココ建築の代表作とされており、広大な庭園の中にバロック様式の新宮殿や、絵画館などが点在しています。また新庭園にあるツェツィーリエンホーフ宮殿は、第2次世界大戦末期にポツダム会談が開催された場所として知られており、当時のままの姿で保存された会議室では、歴史の重みを肌で感じられます。これらの宮殿と庭園群に加え、ザクロウ宮殿、バーベルスベルク宮殿の一帯などが、世界文化遺産に登録されています。

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ヨーロッパの父なる川と呼ばれるライン川は、スイスのアルプス山脈を源流とし、6カ国を流れて北海へと注いでいます。全長は約1,230kmにおよび、古代ローマの時代から重要な交易路として、人々の暮らしに大きく寄与してきました。ライン川の中流上部にあたる、ドイツのビンゲンからコブレンツまでの約65kmにわたる渓谷は、2002年に世界文化遺産に登録されました。このエリアは数々の城や街が点在し、良質なドイツワインの原産地としても有名で、原料となるぶどう畑が両岸に広がっています。クルーズ船に乗ってロマンチックラインと呼ばれるこの区間を行くと、古城や城砦、ぶどう畑、途中にはハイネの詩で有名なローレライの岩山などの素晴らしい景観を楽しめます。

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フランクフルトの旧市街地にあるレーマー広場は、中世の面影を残す美しい街並みが魅力のスポットです。この場所は9世紀の頃から市場が並び、祭りや選挙なども行われていました。15世紀には市庁舎が造られ、神聖ローマ帝国時代には皇帝の戴冠式が行われたといわれています。階段状の切妻屋根が中世を思い起こさせるこの建物は、旧市庁舎として現在もフランクフルトのランドマーク的な存在になっています。広場の中心には16世紀頃に造られた正義の女神の噴水があり、広場を囲むようにドイツ伝統の木組みの建物が立ち並ぶこのエリアは、おとぎ話に出てくる街のようです。毎年12月にはクリスマスマーケットが開催され、広場は幻想的な雰囲気に包まれ、多くの人でにぎわいます。

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ベルリンを流れるシュプレー川の中洲には、五つの博物館と美術館が集まったムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれる場所があります。世界遺産に登録されたこの島にあるぺルガモン博物館は、1930年に開館し、古代ギリシャやローマ、中近東、イスラムなどの美術品を中心に展示しています。館名の由来ともなった「ペルガモンの大祭壇」は、紀元前180〜前160年に造られたもので、全長100mに及ぶ祭壇にはギリシャ神話の神々と巨人との戦いを表した彫刻が施されており、見るものを圧倒します。他にもローマ建築の傑作といわれるミレトスの市場門や、紀元前6世紀に造られたバビロンのイシュタール門など、2000年以上前に造られた迫力ある建造物などを鑑賞できます。

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ブランデンブルク門はドイツの歴史を象徴する重要なランドマークです。1791年にベルリン中心部のパリ広場に建てられた門は、高さが約26mあり、6本の柱によって支えられています。門の上には4頭の馬に引かれた戦車と、手綱を持つ勝利の女神の彫刻が飾られていますが、1806年にナポレオンがベルリンを占領した時、戦利品として持ち去られたことがあります。1940年代にはナチスのプロパガンダにも利用され、第2次世界大戦では大きな被害を受けました。戦後、ドイツは東西に分断され、門の横には壁が建設されて近づくことも不可能になりましたが、1989年に壁が崩壊すると、門の前には多くの人が集まり、東西に分かれていたドイツの統一を祝いました。

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古都ドレスデンのエルベ川沿いに立つ州立歌劇場ゼンパーオペラは、伝統と格式を誇るオペラハウスです。ザクセン王国の宮廷歌劇場として、ゴットフリート・ゼンパーによって設計され、1841年に完成しました。作曲家ワーグナーが音楽監督に就任し、『タンホイザー』の初演が行われたことでも有名です。第2次世界大戦時に爆撃により全壊しましたが、40年後に再建され、世界で最も美しい歌劇場の一つとして名を馳せています。イタリア・ルネサンス様式の装飾が施された建物や、細部まで美しくデザインされた内装は一見の価値があります。この劇場ではオペラやコンサート、バレエなどの公演が年間を通して行われ、劇場内を見学できるツアーも開催されています。

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ドレスデンにあるツヴィンガー宮殿は、ドイツを代表するバロック様式の宮殿です。1728年にザクセン選帝侯アウグスト1世によって建てられたこの宮殿は、ギリシャ神話の神々などの彫刻で飾られた壮麗な外観の建物が、中庭を囲むように配置されています。この建物の中にはラファエロの「システィーナの聖母」をはじめとした絵画や彫刻などが見られるアルテ・マイスター絵画館や、歴史的な科学機器を収集した数学・物理サロン、マイセンや日本、中国などの磁器が展示されている磁器博物館などの文化施設が併設されているのが特徴です。第2次世界大戦の時の空襲で大きな被害を受け、その後、修復・再建されて美しい姿の宮殿に蘇りました。

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ベルリン大聖堂はその大きなドームがベルリンのシンボルとなっているプロテスタントの大聖堂です。1905年にヴィルヘルム2世によって、シュプレー川の博物館島にあった旧聖堂を再建して造られました。ネオ・ルネサンス様式の壮麗な建築様式が特徴のこの大聖堂は、金色の十字架を戴いた巨大なドームと周りの四つの塔が印象的な建物です。ドームの中には270段の階段が設置されており、上まで上るとベルリンの街の景色を一望できます。聖堂内の天蓋の中の装飾や、大理石の祭壇、数多くの彫刻や絵画など見どころがたくさんあります。またベルリンの歴史に残る選帝侯や国王たちが荘厳な石棺の中に眠る、ホーエンツォレルン家の墓所があることでも有名です。

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世界文化遺産に登録されているヴィース巡礼教会は、バイエルン州のアルプスの麓、のどかな田園風景が広がる村にあります。1738年、木製の「鞭打たれる救世主像」のキリストが涙を流したことから、「ヴィースの涙の奇跡」として噂が広まり、多くの巡礼者たちがこの村を訪れるようになりました。そこで村の修道院は新たに教会を建てることにし、1754年にヴィース巡礼教会が完成しました。牧草地に立ち、白い壁に赤い屋根、玉ねぎ型の塔を持つ教会は、素朴な佇まいに見えますが、中に入ると豪華で繊細な装飾が施された空間に驚かされます。ドイツロココ美術の最高傑作といわれる教会内にある、奇跡のキリスト像が掲げられた主祭壇や、大天井画は必見です。

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ホーエンシュバンガウ城は、ロマンチック街道の終着点、フュッセンの街の近くにあります。12世紀頃に建てられ、廃墟となっていた城を、19世紀にバイエルン国王マクシミリアン2世がネオ・ゴシック様式に再建したこの城は、国王一家の夏の別荘として使用されていました。騎士道精神を重んじていた国王は、城内に中世の騎士伝説にまつわる絵画などを飾り、幼少期をこの城で過ごした国王の息子ルートヴィヒ2世は、それらに強い影響を受けました。その後ルートヴィヒ2世は、この城の近くに「白鳥の城」として有名なノイシュヴァンシュタイン城を築き、その建築様式や内装には中世への強い憧れが表れているといわれています。

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古城の城下町として発展し、ドイツ最古の大学がある学生街としても栄えるハイデルベルク。その旧市街を見下ろす高台にあるハイデルベルク城は、山の緑を背景に、赤みを帯びた建物が美しく映えるドイツ屈指の観光スポットです。13世紀に建造され、長きにわたって増築や再建が繰り返されたため、ゴシック、ルネサンスなどのさまざまな建築様式が混在しているのが特徴です。度重なる戦争や自然災害によって損傷を受け、廃墟となってしまいましたが、19世紀に街が建物の保存と復元を始め、現在は中世の雰囲気をとどめる城址として、多くの観光客を集めています。城のテラスからはハイデルベルクの街やネッカー川が一望でき、絵葉書のような風景を堪能することができます。

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ケーニヒスアレーは「ケー」の愛称で親しまれる、デュッセルドルフを代表する観光スポットです。約1kmにわたって並行する2本の通りには、ブティックやデパート、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。2本の通りは樹齢50年以上の木々が連なる並木道になっていて、その間には運河があり、散歩を楽しむのにも最適です。東側の通りは主に高級ブランド店やショッピングアーケード、西側の通りはホテルや銀行などが並んでいます。運河にはいくつかの橋がかけられ、北端にはギリシャ神話の神、トリトン像の噴水があります。ケーニヒスアレーとは「王様の道」を意味し、まさにその名にふさわしい優雅なショッピングストリートは、一日中多くの人でにぎわっています。

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ローマ帝国時代、ライン川のほとりに造られた古都シュパイヤー。神聖ローマ帝国の皇帝コンラート2世は、自らの墓所とするため、この地に教会の建築を命じました。1061年に完成したシュパイヤー大聖堂は、当時、世界最大の教会だったといわれています。ロマネスク様式の建物は全長約134mあり、アーチ型の天井を囲むように四つの塔がそびえ、建物全体を上から見ると十字架の形になっているのが特徴です。この教会の地下にはクリプタと呼ばれる地下聖堂があり、コンラート2世をはじめとする歴代の皇帝たちが眠っています。これまで幾度となく戦争や革命、火災などで大きな被害を受けましたが、その度に修復作業が行われ、1981年に世界文化遺産に登録されました。

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19世紀、バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられたリンダーホフ城は、彼が手掛けた三つの城の中で唯一、完成した城といわれています。フランスのルイ14世を崇拝していたルートヴィヒ2世は、ヴェルサイユ宮殿をモデルにし、ロココ様式の贅を尽くした城を造り上げました。美しく広大な庭園には、黄金の女神像が輝く噴水池や、内部に人工の滝や湖が造られたヴィーナスの洞窟などがあります。城内には玉座が置かれた謁見の間や、巨大なシャンデリアが吊るされた寝室、すべての壁面に鏡が貼られた鏡の間など、目を見張るような豪華な装飾が施された部屋がいくつもあります。晩年のルートヴィヒ2世は、城の内外に置かれたルイ14世などの彫像に話しかけていたといわれています。

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ドイツ最大の都市宮殿といわれるミュンヘンのレジデンツは、バイエルン王国を統治していたヴィッテルスバッハ家の公邸です。1385年に要塞として造られた建物は、何世紀にもわたって改築され、130の部屋と10の中庭、教会や劇場を備えた荘厳な宮殿へと変貌を遂げました。現在、この建物は博物館として公開されており、彫刻や絵画、アンティークの調度品で装飾された豪華な居室や、ドーム型の天井一面に見事なフレスコ画が描かれた、長さ約66mのアンティクヴァリウムなどを見学できます。またモーツァルトのオペラの初演の舞台となったキュヴィリエ劇場や、バイエルン王の王冠などが展示されている宝物館、美しく手入れされた宮廷庭園なども見どころです。

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ミュンヘンの中心部に位置するマリエン広場は、政治、経済、文化の中心地であり、観光スポットでもあります。12世紀の頃から栄えてきたこの広場には、歴史的な建造物が立ち並び、中央にある高さ約11mの柱の上には金色のマリア像が掲げられています。この像は17世紀に造られたもので、現在もミュンヘンにある標識の距離表示の起点となっています。また広場に面して立つ新市庁舎の塔には大きなカラクリ人形が設置されていて、動き出す時間になると多くの人たちでにぎわいます。旧市庁舎の建物はおもちゃ博物館に改装され、観光客にも人気のスポットとなっています。マリエン広場からのびる通りには、デパートやブティックなどの店が並び、ショッピングにも最適です。

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アルテ・マイスター絵画館は、ドレスデンの旧市街、エルベ川の岸辺に建てられたツヴィンガー宮殿の中にあります。18世紀にツヴィンガー宮殿を建てたザクセン選帝侯アウグスト1世が収集した絵画は、一般にも公開されるようになり、19世紀にゴットフリート・ゼンパーの設計によるアルテ・マイスター絵画館が造られました。15世紀から18世紀の作品を中心に展示されており、ラファエロの「システィーナの聖母」や、フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」、レンブラントの「ガニュメデスの略奪」をはじめ、ボッティチェリやルーベンス、ジョルジョーネによる世界的な名画を間近で鑑賞できます。またルネサンス期やバロック期の彫刻や、古代美術なども展示されています。

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ホーエンツォレルン橋は、ケルンの街を流れるライン川にかかっています。全長は約409m、幅は約26mの巨大な鉄骨の橋で、六つの鉄道線路が走り、ケルン中央駅とケルン・メッセ/ドイツ駅を結んでいます。1911年に完成し、第2次世界大戦中には、ドイツ軍が連合軍の侵入を防ぐために爆破しましたが、戦後、再建されました。一見、無骨に見えるこの橋には、ロマンチックな風習もあります。恋人たちがお互いの名前を書いた南京錠をかけ、その鍵をライン川に投げ入れて愛を誓うというもので、線路の両側に設置された歩道の欄干には、いくつもの南京錠がかけられています。橋の歩道からは、ケルン大聖堂やケルンの市街地のパノラマビューが楽しめます。

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「フラウエン教会」は、福音主義キリスト教会で、ザクセン福音ルター派州教会に属しています。美しさが際立つバロック様式のプロテスタント教会で、直径約25mもある大ドームを持つ美しい建物です。この丸天井には4人の福音史家が描かれています。1945年の第2次世界大戦の空襲によって、建物は崩壊してしまい、その後約50年もの間、瓦礫のままでした。世界中からの寄付によって再建工事が1994年に開始され、瓦礫となった石材も利用し、11年かけて元の美しい姿に蘇りました。元々塔の上に立っていた十字架は瓦礫の中から発掘されましたが、修復はせずに戦争記念碑として教会内部に展示されています。現在塔の上に立つ十字架は、イギリスから贈られたものです。フラウエン教会は、平和と和解の象徴として人々に親しまれています。

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ドイツのおすすめ情報

Information

グルメ

シュニッツェル

シュニッツェル

叩いて薄く伸ばした仔牛肉に細かいパン粉の衣をつけて揚げ焼きにした料理です。チーズやハムを挟んだものもあります。

ヴァイスヴルスト ドイツ 2022-10-12撮影

ヴァイスヴルスト

鮮度が落ちやすい白ソーセージは、ブランチに食べるのが一般的です。ナイフで中身を取り出して食べます。

カリーブルスト カレーソーセージ イメージ ドイツ料理

カリーヴルスト

焼いたソーセージにカレー粉とケチャップをかけたもので、軽食スタンドなどで売られているドイツの庶民の味です。

ザワークラウト

ザワークラウト

キャベツを発酵させて作る酸っぱい漬物で、ソーセージの付け合わせにしたり、ドイツの食卓には欠かせない料理です。

ドイツのグルメ情報を見る

ドイツ 観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

歴史を重んじるお国柄から、風光明媚な自然の中に、自由都市や領邦国家だった中世の面影を残し、それぞれの地方都市が個性的な国。

  • 正式名称
    ドイツ連邦共和国
  • 首都
    ベルリン
  • 人口
    約8,482万人
  • 面積
    約35.7万km²
  • 人種・民族
    ドイツ民族、その他
  • 宗教
    キリスト教、その他
  • 言語
    ドイツ語
  • 通貨
    ユーロ
  • 時差
    -8時間(ドイツが正午の場合、日本は午後8時)

通貨・両替

通貨単位はユーロ。補助通貨単位はセント。日本円での両替も可能。クレジットカードも、たいていの場所で使用できます。

  • 日本で
    空港や、一部の銀行で取り扱っています。レートはほぼ同じ。
  • 現地で
    銀行や両替所。両替所はレートが比較的良好。手数料は店舗により異なるので確認しましょう。
  • 現地の空港で
    レートはあまり良くありませんが、現地到着が日曜や夜など、銀行が休業の時は便利です。
  • 現地の銀行で
    土・日・祝日を除く9:00~12:00、14:30~16:00の営業。木曜は17:30まで営業しています。
  • 現地のホテルで
    24時間、通常フロントで受け付けているので、深夜など急にお金が必要な時に便利です。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申し込みは電話かインターネットで。
  • 為替レート
    ドイツ連邦共和国:1ユーロ=155.66円(2024年7月現在)

気候・服装

ヨーロッパの中心に位置するドイツ。北部は海洋性気候、中・南部は大陸性気候に属しています。
山岳地帯の冬はかなり厳しい寒さですが、夏は湿度も低くさわやかです。

  • 春
    春は比較的穏やかな気候ですが、朝晩は冷えるので、防寒対策を万全にしましょう。天気の変動が大きく、寒い時もあれば初夏のように暖かいことも。
  • 夏
    湿度が低いので比較的過ごしやすいでしょう。また雨も少なく、旅行には一番適した季節。緯度が高いので、夜の9~10時頃まで明るいです。
  • 秋
    9月になると、冬のように冷え込む日もあります。春と同じように朝晩は冷えるので、この季節は防寒対策を万全にして出かけましょう。
  • 冬
    長く厳しい冬は防寒対策をしっかりと。南部は積雪量も多く、雪に対する用意も必要。冬至前後は、日没が早く、午後4時頃には暗くなります。

※平均気温、降水量:気象庁 ウェブサイト調べ

電圧・プラグ・荷造り・必需品

日本国内の電化製品はそのままでは使えないものが多く、現地で使用する場合はプラグと変圧器が必要です。プラグは、Cタイプが一般的。一部にSEタイプもあります。

  • 電圧
    230ボルト 50ヘルツ
  • プラグ
    • Cタイプ
  • 上手な荷造り
    帰りのおみやげ用のスペースを確保するために、かさばる荷物は荷造り用の便利グッズなどを使って小さくまとめましょう。
  • 旅の必需品
    海外へ出るためにはパスポートとお金(現金・カード)が最低限必要。ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参のこと。

持っていくと便利

  • 上着
    夏でも、朝晩は冷え込むことがあります。上着は夏でも持っていきましょう。
  • 衣類圧縮袋
    おみやげなどがカバンに入らない時、かさばる衣類をこれで小さくまとめて空間を確保しましょう。
  • 電卓
    日本円に換算するといくらでしょう? 1台あれば値段交渉がスムーズに。お買い物がより楽しくなります。
  • 常備薬
    旅先では気候の変化や疲れから体調を崩すことがありますので、万一の場合に備え飲み慣れた薬を持参。

フライト・飛行時間

日本からドイツへはドイツのルフトハンザ航空だけでも、東京、大阪、名古屋から直行便が運航しています。飛行時間は12時間前後。

  • 直行便
    ドイツのルフトハンザ航空が東京、大阪、名古屋からフランクフルト、ミュンヘンへ直行便を運航。ほかに日本航空や全日空も運航。全日空は成田空港からデュッセルドルフへ直行便も運航。
  • 経由便・乗継便
    ほかのヨーロッパの国を経由する航空会社の便もあります。時間はかかりますが、料金が安く設定されているのが魅力。
  • 機内への持ち込み
    原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前確認をしましょう。

ドイツへの入国

ドイツは「シェンゲン協定」加盟国です。日本など加盟国以外から入国する場合は、到着した空港と最後に出国する空港で入国・税関審査を受けます。

  • パスポート残存有効期限
    シェンゲン協定加盟国を出国する日より3ヶ月以上パスポートの残存期間が必要です。
  • パスポート査証欄の
    余白ページ数
    パスポート査証欄の空白ページが無査証の場合は1ページ以上あることが必要。残りのページ数を必ず確認しましょう。
  • ビザの発給
    観光目的でドイツを旅行する場合、180日間で90日以内の観光は査証不要。
  • 入国カード
    パスポートとともに入国審査の際に出すカードですが、ドイツに直接入国する場合は必要ありません。
  • 空港税について
    ツアー代金には含まれていない場合が多いので注意しましょう。各空港により金額は異なります。
  • シェンゲン協定について
    EUに加盟する一部の国が結ぶ検査廃止協定のこと。日本など加盟国以外からの入国は到着した空港と最後に出国する空港で入国・税関審査を受けます。
  • ※日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合の条件です。
    ※この情報は2024年7月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。
  • ドイツ入国の流れ
    1. 1.入国審査
      入国審査は、EU国籍とEU以外の国籍とでカウンターが分かれます。日本人は「Non EU Nationals」のカウンターで審査を受けましょう。
    2. 2.荷物の受け取り
      日本出国時に荷物を預けた人は「Baggage Claim(バゲージ・クレーム)」で自分の荷物をピックアップ。クレームタグと照らし合わせ、間違いのないよう必ず確認を。
    3. 3.税関
      荷物が免税の範囲内ならば、緑色のゲートで審査を受けます。免税を超える荷物を所持している場合は赤色のゲートへ進み、審査を受けましょう。

ドイツから出国

出発時刻の2時間前までに空港に到着するようにしましょう。早めに出国審査を済ませれば、搭乗待合所の免税店で、おみやげなどを買うことができます。

  • ドイツ出国の流れ
    1. 1.チェックイン(搭乗手続き)
      利用する航空会社のカウンターでチェックインの手続きを。航空券とパスポートを提示し、搭乗券を受け取ります。預ける荷物がある場合は、この時に手続きを。
    2. 2.税関手続き
      手荷物のチェックを受けます。チェックゲートをくぐる際には、キーホルダーやベルトなどの金属類を身につけないように注意しましょう。
    3. 3.出国審査
      パスポートと搭乗券を提示し、出国審査を受けましょう。ここを通過したら、すみやかに出国ゲートへ。時間のある場合は空港内の免税店で買い物もできます。

水事情

環境大国なので水道水は飲めますが、味に敏感な人はミネラルウォーターの購入を。炭酸入りが主流なので、ノンガスの表示を確認しましょう。

  • レストランや食堂では
    レストランではミネラルウォーターは有料です。炭酸なしと、炭酸入りがあるので注意しましょう。
  • 公共施設では
    公共施設の水道水も飲めますが、石灰を多く含む硬水なので、体調や味が気になる人はミネラルウォーターを注文しましょう。
  • ミネラルウォーター(500ml)物価は?
    500mlペットボトル1本が約2ユーロ〜。炭酸入りと炭酸なしの表示に気をつけて。駅の売店やコンビニで購入できます。

トイレ事情

女性はDamenまたはFrauen、男性用はHerrenまたはMänner。またそれぞれDとHだけで表示されているところもあります。比較的きれいで清潔なトイレが多いです。

  • 有料トイレ
    駅や街中のトイレはたいてい有料です。入り口にいる係員に支払うか、設置されているゲートにコインを投入しましょう。料金は約50セント。

郵便・電話・インターネット

ドイツの郵便は「DeutschePostAG」。民営化され、駅やショッピングセンターの一角に、カウンターを出して郵便業務のほか、文具などを販売しているところもあります。

  • 郵便
      • 郵便局の営業時間は月~金曜8:00~18:00。土曜8:00~12:00。日曜、祝日は休み。
      • ポスト:ドイツのポストには黄色地に黒で郵便局のシンボルマーク、ホルンが描かれているのですぐに分かります。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本に直接ダイヤルする場合、国際電話識別番号(00)、日本の国番号(81)、市外局番から0をとった番号(東京なら3)、相手の電話番号の順に入力します。
  • インターネット事情
    • 街中にはインターネットカフェがありますが、接続環境は日本よりやや遅れ気味。日本語入力ができない場合があり、日本にメールを送るのはやや難しいです。

トラブル・治安

ドイツはヨーロッパの中でも比較的治安のよい国です。常識的な行動をしていれば問題はありませんが、夜の一人歩きなどは控えましょう。

  • スリ・置き引き
    空港や中央駅では、置き引きやスリによる被害も多数報告されています。貴重品は体から離さないように注意しましょう。
  • パスポート(旅券)の紛失
    パスポートはコピーをとっておきましょう。もし紛失したら、最寄りの日本大使館か領事館に申し出て旅券の再申請を行ってください。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    万一、トラブルに巻き込まれたら警察に緊急電話を。ホテルのフロントから呼んでもらうこともできます。外国にいることを常に忘れず、自分の身は自分で守るという心構えが大切。
  • 海外旅行保険に入って行こう
    自分だけは安心と思わずに、万一の場合に補償が受けられる海外旅行保険に入っておきましょう。いくら注意していても、アクシデントやトラブルに巻き込まれることが海外では起こります。

マナー

レディファーストのお国柄。エレベーターや店では女性を先に。また、エスカレーターに乗るときは、急ぐ人のために左側を空けるようにしましょう。

  • チップ
    サービスを受けた時にチップを渡す習慣があります。1ユーロと50セント(補助通貨単位)は常に用意を。レストランではサービス料込みの場合は必要ありません。タクシーは料金の5~10%程度。
  • 喫煙
    ドイツでは公共の場所は禁煙になっていることが多いので「Nichtraucherplatz」の表示に注意しましょう。レストランなどは、禁煙席と喫煙席が分けて設けられています。
  • 写真撮影
    写真撮影は、禁止区域はもちろん、空港などでも注意が必要です。判断に迷ったら、必ず周囲の人に確認しましょう。また、人物を撮るときは、ひとこと断ってからがマナー。
  • 服装のTPOを考えて
    教会や寺院ではノースリーブやミニスカート、あるいは短パンなど、肌の露出の多い服装は避けること。高級レストランやオペラ観劇などでは正装の必要がある場合もありますので気をつけましょう。

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