旅に役立つ情報満載嵐山観光ガイド

嵐山 渡月橋嵐山 渡月橋

嵐山エリアは、美しい自然と歴史的な名所で知られる観光地。中でも竹林の道は数万本もの竹が生い茂る小径として有名です。天龍寺や嵯峨野トロッコ列車、渡月橋などは、美しい自然の移り変わりを感じることができ、春は桜、秋は紅葉を楽しむことができます。

嵐山の観光マップ

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嵐山のおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • 東映太秦映画村

    東映太秦映画村

    京都市

    東映太秦映画村は、本物の映画やテレビドラマのセットを使った体験型テーマパークです。江戸の町並みを再現した敷地内では、実際の撮影が行われており、生の現場を間近で見学できるのが大きな魅力。まるで時代劇の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。映画村の目玉の一つが、高さ10メートルの屋内高層迷路「忍者の砦」。ロープ迷路や井桁登りなど、忍者の罠が随所に仕掛けられており、子供から大人まで体を動かしながら楽しめます。タイムトライアルに挑戦して、最短記録を目指すのもおすすめです。また、「からくり忍者屋敷」では、どんでん返しや隠し通路など、からくり仕掛けがいっぱい。仕掛けを利用しながら出口を目指す、スリリングな探検ができます。晴天時には、時代劇でおなじみのチャンバラ実演「ちゃんばら辻指南」も開催。迫力ある殺陣を間近で見られるのは、映画村ならではの醍醐味と言えるでしょう。

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  • 華厳寺(鈴虫寺)

    華厳寺(鈴虫寺)

    京都市

    華厳寺は華厳宗再興のために享保8年(1723)、学僧 華厳の鳳潭(けごんのほうたん)により開かれ、本尊は大日如来ですが、その他に地蔵菩薩も安置しており、全国から良縁や開運を願う人々が訪れています。「鈴虫寺」として親しまれている華厳寺は、心を落ち着かせるような風情ある鈴虫の音色が響くお寺であることが由来。鈴虫の音色と、お茶菓子とともに住職の話を聞く「鈴虫説法」は、堅苦しい話でなく日々の生活をより良くするヒントになるような説法を受けられることで人気を集めています。四季折々の自然に包まれる境内と、無病息災や家内安全のシンボルでもある鈴虫を身近に感じられる華厳寺で心癒す時間を過ごせること間違いありません。

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  • 天龍寺

    天龍寺

    京都市

    嵯峨嵐山に建つ天龍寺は、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている臨済宗の禅寺です。境内には、禅宗七堂伽藍の一つである法堂があります。明治期に江戸後期の雲居庵禅堂を移築したもので、住持が仏に代わって説法する場所。鏡天井には雲龍図が描かれ、正面の須弥壇には釈迦三尊像が安置されています。庫裏は台所兼寺務所の機能を持つ建物で、切妻造の屋根と装飾性のある外観が特徴的。玄関には平田精耕老師筆の大衝立の達磨図が置かれ、天龍寺の顔とも言えます。大方丈は天龍寺最大の建物で、本尊の釈迦如来坐像は平安時代後期の重要文化財。都合8度の火災を免れた由緒ある仏像です。東西を仕切る襖には物外道人による雲龍図が描かれています。曹源池庭園は約700年前の夢窓国師作庭当時の面影を残す、日本最初の史跡・特別名勝。池泉回遊式であり、嵐山や亀山を借景とした庭園でもあります。

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  • 嵯峨野 竹林の道

    嵯峨野 竹林の道

    京都市

    京都・嵯峨野の渡月橋北側に広がる「竹林の道」は、数万本もの竹が生い茂る小径として知られる観光スポットです。背丈の高い竹が空を覆い尽くすほどに伸びており、まるで竹のトンネルをくぐり抜けるような感覚を味わえます。この竹林に植えられているのは「野宮竹」と呼ばれる真竹。ゆっくりと散策しながら趣深い雰囲気に浸ることができるでしょう。自然のトンネルをくぐるようなその体験は、日常から切り離された別世界に迷い込んだかのような不思議な感覚を与えてくれます。また、毎年12月には「京都・花灯路」というイベントが開催され、竹林の道もライトアップされます。幻想的な光に照らし出された竹林の中を歩けば、昼間とは一味違った楽しみ方ができるはず。期間は例年10日間ほどと短いですが、周辺の寺院や神社でも特別拝観やライトアップが行われ、嵐山の優美な夜の姿を堪能できます。

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  • 渡月橋

    渡月橋

    京都市

    渡月橋は、嵯峨野と嵐山の間を流れる桂川に架かる橋です。全長155m、幅6.5mの木造の橋は、周囲の景観とも見事に調和しています。橋の欄干や高欄には、スギの皮をそのままはいだ材が用いられており、自然の温もりを感じさせてくれます。渡月橋は嵐山を代表する観光名所であり、とくに春と秋の行楽シーズンには多くの観光客で賑わいます。桜の季節には、橋の両岸に咲き誇る桜とのコントラストが美しく、秋には周囲の山々が紅葉に彩られ、息をのむような景色が広がります。また、夏の納涼床や冬のライトアップなど、季節ごとのイベントも人気。昼とは違った表情を見せる渡月橋の姿は、訪れる人々を魅了してやみません。橋の上からは、桂川の清流と嵐山の山並みを一望できます。

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  • 仁和寺

    仁和寺

    京都市

    仁和寺は、仁和4年(888年)に創建された由緒ある寺院です。現在は真言宗御室派の総本山として知られ、平成6年(1994年)には世界遺産にも登録されました。仁和寺の境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが京都三大門の一つに数えられる「二王門」。京都では珍しい道路に面した門で、その向こうには広大な境内が広がります。国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財に指定された「五重塔」「御影堂」「観音堂」など、江戸時代に建立された歴史的建造物が並びます。仁和寺の見どころは建築物だけではありません。毎年春には、境内が満開の桜で華やかに彩られます。金堂前の染井吉野や鐘楼前のしだれ桜など、さまざまな種類の桜が競うように咲き誇る光景は圧巻です。

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  • 桂離宮

    桂離宮

    京都市

    桂離宮は、江戸時代初期に造営された皇族の別荘です。約6万坪にも及ぶ広大な敷地には、数々の歴史的建造物と美しい庭園が点在し、日本庭園の最高傑作の一つに数えられています。桂離宮への入り口に位置する御幸門は、後水尾上皇をお迎えするために17世紀中頃に造られ、18世紀に再建されました。茅葺切妻屋根に、アベマキの皮付き丸太を使用した柱と桁が特徴的です。庭園には、海を演出する洲浜や、松琴亭へと続く一枚石の石橋などが配されています。松琴亭は茅葺入母屋造の茶亭で、一の間の床と襖には青と白の和紙が市松模様に貼り合わされた斬新な意匠が施されています。桂離宮で最大の茶亭である笑意軒は、農家風の外観が特徴。本瓦葺方形造の持仏堂・園林堂や、観月のための茶亭・月波楼など、個性豊かな建物が点在しています。

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  • 広隆寺

    広隆寺

    京都市

    広隆寺は、603年(推古天皇11年)に秦河勝が聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立した、京都最古の寺院です。最大の見どころは、国宝指定第1号に輝く木造弥勒菩薩半跏思惟像、通称「宝冠弥勒」です。この像は、創建当時の本尊と伝えられる飛鳥時代の傑作彫刻。微笑を湛えた美しい表情は、見る者の心を穏やかにしてくれるでしょう。また、広隆寺には国宝に指定されている桂宮院もあります。法隆寺の夢殿に似た単層八角円堂で、平安時代初期の建築とされています。シンプルながらも荘厳な佇まいを見せるこの建物は、古都の歴史を感じさせてくれます。広隆寺といえば、毎年10月に行われる「牛祭」も有名です。鞍馬の火祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都三大奇祭の一つに数えられ、寺院で行われる珍しい祭事として知られています。

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  • 保津峡

    保津峡

    亀岡市・京都市

    京都市西部から亀岡市にかけて流れる保津川の渓谷、保津峡は、京都屈指の景勝地として知られています。亀岡市の保津橋付近から嵐山の渡月橋までの約16㎞に及ぶこの渓谷は、長年の浸食によって形成された深いV字型の谷。奇岩や怪石が点在し、ダイナミックな自然美を誇ります。保津峡の両岸には、アカマツの美林やスギ・ヒノキの人工林、雑木林が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。春の桜、初夏の岩つつじ、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて訪れる人々を魅了し続けています。そんな保津峡の最大の見どころが、「保津川下り」です。江戸時代初期に角倉了以によって舟運が開かれて以来、レジャーのメッカとして親しまれてきました。現在は、亀岡市を起点に約2時間をかけて嵐山まで下る観光船が人気。底の浅い川舟に乗り込み、熟練の船頭による見事な櫂さばきを体験できます。

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  • 龍安寺

    龍安寺

    京都市

    龍安寺は、臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺の境外塔頭として知られる寺院です。「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されています。龍安寺といえば、石庭が有名です。方丈庭園として国の史跡・特別名勝に指定されたこの庭は、「龍安寺の石庭」の名で親しまれています。幅25m、奥行10mほどの空間に、白砂を敷き詰め、15個の大小の石を配置。東から5個、2個、3個、2個、3個と、絶妙なバランスで並べられた石は、「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭」の別称で呼ばれることも。この石庭は、白砂の砂紋で波の重なりを表現する枯山水庭園の特徴を有しており、禅の教えを凝縮したような静謐な空間を作り出しています。龍安寺の魅力は石庭だけではありません。寺の南側には広大な鏡容池があり、周囲は池泉回遊式庭園として整備。四季折々の花々が楽しめます。

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  • 嵯峨野

    嵯峨野

    京都市

    嵯峨野は、京都市の西部に位置する歴史と自然に恵まれた地域です。本来の意味での嵯峨野は、嵯峨天皇ゆかりの土地であり、大覚寺周辺から広沢の池方面や、その南側の平野部を指していました。現在の嵯峨野の主要なスポットとして注目されているのが、祇王寺の苔庭や二尊院の紅葉の馬場です。これらは有料の拝観スポットとして保護された、かつての嵯峨野の風景とも言えるでしょう。嵯峨野散策では、祇王寺や二尊院だけでなく、大覚寺から直指庵、広沢の池周辺の北嵯峨も含めて回ることで、嵯峨野の多様な面を体験できるでしょう。時代とともに変化しながらも、自然と歴史が織りなす独特の魅力を持つ嵯峨野。その多面的な姿を感じながら、散策を楽しむことができます。

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  • 嵯峨野トロッコ列車

    嵯峨野トロッコ列車

    京都市

    京都の西部、保津川沿いに広がる嵯峨野は、トロッコ列車が走る風景で知られる人気の観光スポットです。嵯峨野トロッコ列車の魅力は、何と言っても車窓から眺める絶景。ゴトゴトと自転車並みの速さでゆっくり走るからこそ、保津川沿いの自然や渓谷美を存分に堪能できます。片道約7km、25分の旅の間に、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の表情を楽しめるのも大きな魅力です。クラシカルなカラーリングのトロッコ列車は、ディーゼル機関車に引かれて渓谷を縫うように走ります。アールデコ調の5両編成の客車には木製の椅子と裸電球が備えられ、日常から少し距離を置いたノスタルジックな空間が広がっています。とくに、窓ガラスのないオープン車両では、風と光と音を肌で感じられる特別な体験ができるでしょう。

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東映太秦映画村は、本物の映画やテレビドラマのセットを使った体験型テーマパークです。江戸の町並みを再現した敷地内では、実際の撮影が行われており、生の現場を間近で見学できるのが大きな魅力。まるで時代劇の世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。映画村の目玉の一つが、高さ10メートルの屋内高層迷路「忍者の砦」。ロープ迷路や井桁登りなど、忍者の罠が随所に仕掛けられており、子供から大人まで体を動かしながら楽しめます。タイムトライアルに挑戦して、最短記録を目指すのもおすすめです。また、「からくり忍者屋敷」では、どんでん返しや隠し通路など、からくり仕掛けがいっぱい。仕掛けを利用しながら出口を目指す、スリリングな探検ができます。晴天時には、時代劇でおなじみのチャンバラ実演「ちゃんばら辻指南」も開催。迫力ある殺陣を間近で見られるのは、映画村ならではの醍醐味と言えるでしょう。

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華厳寺は華厳宗再興のために享保8年(1723)、学僧 華厳の鳳潭(けごんのほうたん)により開かれ、本尊は大日如来ですが、その他に地蔵菩薩も安置しており、全国から良縁や開運を願う人々が訪れています。「鈴虫寺」として親しまれている華厳寺は、心を落ち着かせるような風情ある鈴虫の音色が響くお寺であることが由来。鈴虫の音色と、お茶菓子とともに住職の話を聞く「鈴虫説法」は、堅苦しい話でなく日々の生活をより良くするヒントになるような説法を受けられることで人気を集めています。四季折々の自然に包まれる境内と、無病息災や家内安全のシンボルでもある鈴虫を身近に感じられる華厳寺で心癒す時間を過ごせること間違いありません。

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嵯峨嵐山に建つ天龍寺は、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている臨済宗の禅寺です。境内には、禅宗七堂伽藍の一つである法堂があります。明治期に江戸後期の雲居庵禅堂を移築したもので、住持が仏に代わって説法する場所。鏡天井には雲龍図が描かれ、正面の須弥壇には釈迦三尊像が安置されています。庫裏は台所兼寺務所の機能を持つ建物で、切妻造の屋根と装飾性のある外観が特徴的。玄関には平田精耕老師筆の大衝立の達磨図が置かれ、天龍寺の顔とも言えます。大方丈は天龍寺最大の建物で、本尊の釈迦如来坐像は平安時代後期の重要文化財。都合8度の火災を免れた由緒ある仏像です。東西を仕切る襖には物外道人による雲龍図が描かれています。曹源池庭園は約700年前の夢窓国師作庭当時の面影を残す、日本最初の史跡・特別名勝。池泉回遊式であり、嵐山や亀山を借景とした庭園でもあります。

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京都・嵯峨野の渡月橋北側に広がる「竹林の道」は、数万本もの竹が生い茂る小径として知られる観光スポットです。背丈の高い竹が空を覆い尽くすほどに伸びており、まるで竹のトンネルをくぐり抜けるような感覚を味わえます。この竹林に植えられているのは「野宮竹」と呼ばれる真竹。ゆっくりと散策しながら趣深い雰囲気に浸ることができるでしょう。自然のトンネルをくぐるようなその体験は、日常から切り離された別世界に迷い込んだかのような不思議な感覚を与えてくれます。また、毎年12月には「京都・花灯路」というイベントが開催され、竹林の道もライトアップされます。幻想的な光に照らし出された竹林の中を歩けば、昼間とは一味違った楽しみ方ができるはず。期間は例年10日間ほどと短いですが、周辺の寺院や神社でも特別拝観やライトアップが行われ、嵐山の優美な夜の姿を堪能できます。

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渡月橋は、嵯峨野と嵐山の間を流れる桂川に架かる橋です。全長155m、幅6.5mの木造の橋は、周囲の景観とも見事に調和しています。橋の欄干や高欄には、スギの皮をそのままはいだ材が用いられており、自然の温もりを感じさせてくれます。渡月橋は嵐山を代表する観光名所であり、とくに春と秋の行楽シーズンには多くの観光客で賑わいます。桜の季節には、橋の両岸に咲き誇る桜とのコントラストが美しく、秋には周囲の山々が紅葉に彩られ、息をのむような景色が広がります。また、夏の納涼床や冬のライトアップなど、季節ごとのイベントも人気。昼とは違った表情を見せる渡月橋の姿は、訪れる人々を魅了してやみません。橋の上からは、桂川の清流と嵐山の山並みを一望できます。

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仁和寺は、仁和4年(888年)に創建された由緒ある寺院です。現在は真言宗御室派の総本山として知られ、平成6年(1994年)には世界遺産にも登録されました。仁和寺の境内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが京都三大門の一つに数えられる「二王門」。京都では珍しい道路に面した門で、その向こうには広大な境内が広がります。国宝の「金堂」をはじめ、重要文化財に指定された「五重塔」「御影堂」「観音堂」など、江戸時代に建立された歴史的建造物が並びます。仁和寺の見どころは建築物だけではありません。毎年春には、境内が満開の桜で華やかに彩られます。金堂前の染井吉野や鐘楼前のしだれ桜など、さまざまな種類の桜が競うように咲き誇る光景は圧巻です。

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桂離宮は、江戸時代初期に造営された皇族の別荘です。約6万坪にも及ぶ広大な敷地には、数々の歴史的建造物と美しい庭園が点在し、日本庭園の最高傑作の一つに数えられています。桂離宮への入り口に位置する御幸門は、後水尾上皇をお迎えするために17世紀中頃に造られ、18世紀に再建されました。茅葺切妻屋根に、アベマキの皮付き丸太を使用した柱と桁が特徴的です。庭園には、海を演出する洲浜や、松琴亭へと続く一枚石の石橋などが配されています。松琴亭は茅葺入母屋造の茶亭で、一の間の床と襖には青と白の和紙が市松模様に貼り合わされた斬新な意匠が施されています。桂離宮で最大の茶亭である笑意軒は、農家風の外観が特徴。本瓦葺方形造の持仏堂・園林堂や、観月のための茶亭・月波楼など、個性豊かな建物が点在しています。

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広隆寺は、603年(推古天皇11年)に秦河勝が聖徳太子から賜った仏像を本尊として建立した、京都最古の寺院です。最大の見どころは、国宝指定第1号に輝く木造弥勒菩薩半跏思惟像、通称「宝冠弥勒」です。この像は、創建当時の本尊と伝えられる飛鳥時代の傑作彫刻。微笑を湛えた美しい表情は、見る者の心を穏やかにしてくれるでしょう。また、広隆寺には国宝に指定されている桂宮院もあります。法隆寺の夢殿に似た単層八角円堂で、平安時代初期の建築とされています。シンプルながらも荘厳な佇まいを見せるこの建物は、古都の歴史を感じさせてくれます。広隆寺といえば、毎年10月に行われる「牛祭」も有名です。鞍馬の火祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都三大奇祭の一つに数えられ、寺院で行われる珍しい祭事として知られています。

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京都市西部から亀岡市にかけて流れる保津川の渓谷、保津峡は、京都屈指の景勝地として知られています。亀岡市の保津橋付近から嵐山の渡月橋までの約16㎞に及ぶこの渓谷は、長年の浸食によって形成された深いV字型の谷。奇岩や怪石が点在し、ダイナミックな自然美を誇ります。保津峡の両岸には、アカマツの美林やスギ・ヒノキの人工林、雑木林が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。春の桜、初夏の岩つつじ、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて訪れる人々を魅了し続けています。そんな保津峡の最大の見どころが、「保津川下り」です。江戸時代初期に角倉了以によって舟運が開かれて以来、レジャーのメッカとして親しまれてきました。現在は、亀岡市を起点に約2時間をかけて嵐山まで下る観光船が人気。底の浅い川舟に乗り込み、熟練の船頭による見事な櫂さばきを体験できます。

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龍安寺は、臨済宗妙心寺派の大本山妙心寺の境外塔頭として知られる寺院です。「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されています。龍安寺といえば、石庭が有名です。方丈庭園として国の史跡・特別名勝に指定されたこの庭は、「龍安寺の石庭」の名で親しまれています。幅25m、奥行10mほどの空間に、白砂を敷き詰め、15個の大小の石を配置。東から5個、2個、3個、2個、3個と、絶妙なバランスで並べられた石は、「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭」の別称で呼ばれることも。この石庭は、白砂の砂紋で波の重なりを表現する枯山水庭園の特徴を有しており、禅の教えを凝縮したような静謐な空間を作り出しています。龍安寺の魅力は石庭だけではありません。寺の南側には広大な鏡容池があり、周囲は池泉回遊式庭園として整備。四季折々の花々が楽しめます。

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嵯峨野は、京都市の西部に位置する歴史と自然に恵まれた地域です。本来の意味での嵯峨野は、嵯峨天皇ゆかりの土地であり、大覚寺周辺から広沢の池方面や、その南側の平野部を指していました。現在の嵯峨野の主要なスポットとして注目されているのが、祇王寺の苔庭や二尊院の紅葉の馬場です。これらは有料の拝観スポットとして保護された、かつての嵯峨野の風景とも言えるでしょう。嵯峨野散策では、祇王寺や二尊院だけでなく、大覚寺から直指庵、広沢の池周辺の北嵯峨も含めて回ることで、嵯峨野の多様な面を体験できるでしょう。時代とともに変化しながらも、自然と歴史が織りなす独特の魅力を持つ嵯峨野。その多面的な姿を感じながら、散策を楽しむことができます。

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京都の西部、保津川沿いに広がる嵯峨野は、トロッコ列車が走る風景で知られる人気の観光スポットです。嵯峨野トロッコ列車の魅力は、何と言っても車窓から眺める絶景。ゴトゴトと自転車並みの速さでゆっくり走るからこそ、保津川沿いの自然や渓谷美を存分に堪能できます。片道約7km、25分の旅の間に、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の表情を楽しめるのも大きな魅力です。クラシカルなカラーリングのトロッコ列車は、ディーゼル機関車に引かれて渓谷を縫うように走ります。アールデコ調の5両編成の客車には木製の椅子と裸電球が備えられ、日常から少し距離を置いたノスタルジックな空間が広がっています。とくに、窓ガラスのないオープン車両では、風と光と音を肌で感じられる特別な体験ができるでしょう。

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近隣の観光スポット

Nearby Attractions
京都

京都駅周辺

京都の主要駅で、地元の人や国内外の観光客でにぎわうスポット。京都タワーや水族館、寺院など、見どころが多くあります。

アクセス
JR「大阪駅」より「京都駅」まで新快速電車で約30分
祇園

祇園

茶屋や料理屋などが立ち並び、芸妓・舞妓さんに遭遇することもある花街。京都らしい町並みが残る魅力的な地域です。

アクセス
JR「京都駅」→「東福寺」下車→京阪「東福寺」→「祇園四条」まで電車で約20分
哲学の道

哲学の道

銀閣寺と若王子神社の間にある散歩道。約2kmに渡って続いており、桜の名所であることから、春になると多くの人が行き交います。

アクセス
市バス「銀閣寺前」より徒歩約2分
宇治

宇治

世界遺産に認定されている「宇治上神社」「平等院」を始めとして、歴史や文化資源に恵まれている地域です。

アクセス
JR「京都駅」より「宇治駅」まで電車で約16分
長岡京

長岡京

自然豊かでのんびりとした雰囲気があり、歴史的な建造物が残る地域。タケノコの名産地としても知られています。

アクセス
JR「京都駅」より「長岡京駅」まで電車で約11分

嵐山のおすすめ情報

Information

グルメ

湯豆腐

湯豆腐

古くから湯豆腐が親しまれてきた南禅寺周辺には湯豆腐店が点在しています。京都らしい風情ある空間で楽しむ湯豆腐は絶品です。

京ゆば

京ゆば

清らかな京都の水を使って作られる京ゆばは、鎌倉時代後期に中国から伝わった歴史ある料理。上品な味わいは今も人気です。

むし寿司

むし寿司

せいろで蒸した温かいばら寿司で、定番の具は穴子やエビ、錦糸卵など。京都の冬の風物詩という一面もあります。

おばんざい

おばんざい

季節の野菜をたっぷりと使って作るおかずを京都ではおばんざいと呼びます。おばんざいの店も多く、ランチなどに人気があります。

にしんそば

にしんそば

明治時代が発祥の、京都の郷土料理。京風のお出汁、甘辛く炊いたにしん・そばの上品な組み合わせはクセになる美味しさです。

抹茶スイーツ

抹茶スイーツ

美しい景観が人気の嵐山には、抹茶スイーツのお店が多く立ち並びます。散策がてら、お気に入りの味を見つけてみましょう。

和菓子

和菓子

歴史ある嵐山では、老舗の和菓子屋巡りをするのがおすすめ。大切な人へのお土産探しにもピッタリです。

日本茶

日本茶

京都を語る上で欠かせない日本茶。抹茶や、ほうじ茶などを堪能できるお店も多くあり、国内外の観光客から人気を集めています。

鮎

京都の夏の風物詩である鮎。特に美山川の鮎は、数々の賞を受賞するほど格別の美味しさです。毎年6~9月頃がシーズン。

京漬物

京漬物

京都産の野菜を使い、上品であっさりとした味わいに漬けた京漬物は、京都のお土産として人気があります。

嵐山の現地情報ブログ

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ブログイメージ

何度訪れても飽きない京都を電車でめぐる旅

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