フランス観光におすすめの名所&人気のスポットランキングフランス観光ガイド

モンサンミッシェルモンサンミッシェル
シャンボール城シャンボール城
セーヌ河セーヌ河

エッフェル塔やルーブル美術館などのパリの名所から、プロヴァンスの田園風景、モンサンミッシェルなどの世界遺産まで、多彩な観光地が魅力のフランス。美食やワイン、ファッション、アートに彩られた文化体験が楽しめるフランスの基本情報から観光情報まで詳しく紹介します。

フランス観光マップ

Map

フランスのおすすめ観光スポット総合ランキング

Ranking
1
エッフェル塔

エッフェル塔

パリ

19世紀末に開催された万博の為に建てられたフランス観光のシンボル。塔の高さは330mで、その壮大な美しさは多くの観光客の心を掴んでいます。

2
モンサンミッシェル

モンサンミッシェル

ノルマンディー地方・マンシュ

満潮時は島が海に囲まれ神秘的な景観が楽しめます。島内には修道院や歴史的建造物がひしめいています。名物のオムレツも忘れずに食べましょう。

3
ルーブル美術館

ルーブル美術館

パリ

莫大な数の美術作品を所蔵し、特に『モナ・リザ』が有名です。ガラスのピラミッドは混雑緩和の為に設けられ、入り口も兼ねたモニュメントです。

4
ロワール

ロワール

ロワール地方

ロワール渓谷沿いには古城がいくつも点在しています。古城や庭園の様式美を堪能できる一方、自然の中で楽しめるアクティビティも豊富です。

5
ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ

絶対王政の象徴的スポット。鏡の間や王妃の寝室など宮殿内には見どころが多数あります。半日から1日程度の時間を確保すると丁寧に見学できます。

6
プロヴァンス

プロヴァンス

プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地方

ニースやカンヌなど海と太陽を満喫できるリゾート地帯。歴史的建造物、アート、グルメなど街によって様々な楽しみ方ができる地域です。

7
ニース

ニース

ニース

地中海に面しカラフルな街並みで、開放的な雰囲気が漂いのんびりと過ごせます。美術館やカーニバルなど文化的な観光も楽しめます。

フランスおすすめツアー

フランスのおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • エッフェル塔 エレベーター

    エッフェル塔

    パリ

    フランスの首都パリを象徴する、世界的にも有名な塔。フランス革命100周年を記念して催行されたパリ万国博覧会に向けて建設され、今日までパリのシンボルとして、また人気観光スポットの一つとして、愛され続けている場所です。塔の高さは約330m、内部には1階、2階、そして最上階の3フロアのみ入場できる造りとなっています。塔の建設開始は1887年で、橋建設で当時高い評価を受けていた建設会社エッフェル社が工事を請け負いました。建設期間は2年2カ月と5日。これほどの大きな塔を造る期間としては異例の速さで完成しました。博覧会での役目を終えた後は、軍の無線電波を送受信する電波塔としての役割を担い、現在までその役割は続いています。

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  • モンサンミッシェル

    モンサンミッシェル

    ノルマンディー地方

    フランスの西海岸サン・マロ湾にあるモンサンミッシェルは、四方を海で囲まれた岩山の上にある街。708年「山上に聖堂を建てるように」と大天使ミカエルよりお告げがあったことをきっかけに修道院を建設。以来、各地より巡礼者が訪れる聖地として利用されることとなりました。14世紀に起こった百年戦争時代には要塞として使われ、18世紀のフランス革命時には島全体が閉鎖、監獄地として使用された歴史もあります。1966年に入り修道院としての機能を取り戻し、世界遺産にも登録。今日まで各国から多くの人が巡礼や観光に訪れる世界的にも名高い場所となりました。島内は当時の面影を残し、狭い通路が入り組んだ形状で、土産物屋や飲食店なども立ち並びます。

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  • ルーヴル宮殿 ルーブル宮殿 ルーヴル美術館 ルーブル美術館 内部 「パリのセーヌ河岸」

    ルーブル美術館

    パリ

    フランス観光の名所として欠かせない「ルーブル美術館」は、世界最大級の美術館かつ世界最大級の史跡としても知られる国際的にも有名な場所。パリのセーヌ河岸と包括で世界遺産にも登録されています。ルーブル美術館は、12世紀に要塞として建設されたルーブル城の中に収容される形で存在し、今日まで幾度となく増改築が繰り返されてきた建物です。美術館としての始まりは1793年ですが、本格的な始動はフランス革命以降となっています。王室所有の美術品をはじめ、ナポレオンが各国から収奪した美術品なども展示され、現在では約38万点もの美術品を収蔵。展示品においては、先史時代から19世紀までの美術品約3万5,000点近くが公開されています。

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  • アゼー・ル・リドー城

    ロワール

    ロワール・エ・シェール

    ユネスコ世界遺産にも登録されているロワール川流域には、かつてフランス政治・文化の中心となった古城が数多く残る地域です。歴代フランス国王の居城として使用されたアンボワーズ城や、ジャンヌ・ダルクゆかりのシノン城、ヴェルサイユ宮殿に匹敵する来場者数を誇るシャンボール城など名だたる城が数多く点在し、世界中から観光客が訪れるエリアとなっています。歴史的価値の高い古城の多さと風光明媚な風景を持つことから、街全体が世界遺産という高い評価を受けているだけでなく、「フランスの庭」の愛称で世界各国の人より親しまれる場所でもあります。またロワールはワインの生産地としても有名でブドウ畑が多く、フランス国内では3番目に広い栽培面積を誇ります。

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  • ヴェルサイユ ヴェルサイユ宮殿 ~王の中庭~

    ヴェルサイユ宮殿

    イル・ド・フランス

    ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が1682年に建築した宮殿です。パリの郊外にあるにもかかわらず、訪れる観光客数は年間600万人以上といわれる、世界的にも有名なスポットです。フランスの絶対王政時代を物語る宮殿であり、その絢爛豪華さから、当時いかにルイ14世が権力と富を握っていたかが伝わってきます。宮殿は左右対称に二つの翼棟を持ったバロック様式の造りで、3階建てになっています。内部は大理石や金銀が余すことなく施され、目がくらむほどのきらびやかさ。夏になると毎晩、宴や舞踏会を繰り広げたという宮殿裏の大庭園は100万平方メートルもの広さを誇り、ルイ14世が宮殿よりも力を入れて造ったという噴水は特に必見です。

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  • パリ 凱旋門

    凱旋門

    パリ

    フランスを代表する観光スポットである凱旋門は、1805年にアウステルリッツの戦いで勝利したナポレオンの功績を讃えて造られた門です。正式名称を「エトワール凱旋門」といい、周囲に広がるシャルル・ド・ゴール広場とともに、世界有数の観光名所として知られています。門の高さは約50m、幅は約45mと壮大な造りで、最上階にある展望台まで上ることが可能となっています。展望台からは360度の大パノラマでパリの街を見渡せます。凱旋門の壁面に施された、歴史的にも名高い画家や彫刻家が手がけたレリーフは一見の価値あり。また、夜にライトアップされ、昼間とは異なる神秘的な雰囲気を放つ凱旋門も見逃せません。

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  • コンコルド広場 噴水 「パリのセーヌ河岸」

    コンコルド広場

    パリ

    シャンゼリゼ通りの起点となっているコンコルド広場は、東にルーブル美術館まで続くチュイルリー庭園が広がり、南にセーヌ川が流れ、西にシャンゼリゼと凱旋門が続く、パリの観光スポットの中心地です。1772年、この広場がつくられた時には「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが、1789年にフランス革命が勃発し、「大革命広場」と改められ、ルイ16世やマリー・アントワネットら1,000人以上がこの場所で処刑されました。その後、「コンコルド(調和)広場」という名称に変わり、広場の中央には1833年にエジプトの国王から贈られたオベリスクが設置され、現在はパリの歴史と華やかさを象徴するランドマークとなっています。

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  • ストラスブール ノートルダム大聖堂 内部

    ノートルダム大聖堂

    パリ

    セーヌ川の中洲、シテ島にあるノートルダム大聖堂は、800年以上の歴史を刻むローマ・カトリック教会です。高くそびえる双塔や尖塔、建物の外側に施された繊細な彫刻、バラ窓と呼ばれる美しいステンドグラスなど、見どころの多い建物は、ゴシック建築の傑作といわれています。1163年に建設が始まり、200年近くの年月をかけて完成したこの寺院は、ジャンヌ・ダルクの復権裁判や、ナポレオンの戴冠式などが行われたことでも有名です。フランス革命の時には権力の象徴とみなされ、一時荒廃しましたが、その後蘇り、1991年に世界文化遺産に登録されました。2019年に起きた火災で屋根などが焼失しましたが、現在は修復作業が行われ、再建の道を歩んでいます。

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  • パリ オペラ座 客席

    オペラ座

    パリ

    設計を手掛けたシャルル・ガルニエの名にちなみ、ガルニエ宮とも呼ばれるオペラ座は、パリ国立オペラの公演を行う劇場の一つです。ナポレオン3世の命により1875年に完成したこの劇場は、ネオ・バロック様式の建物で、荘厳な外観ときらびやかな内装で訪れる人を魅了しています。ファサードには音楽家たちの彫像が並び、建物の中は、大理石の大階段や、ヴェルサイユ宮殿を彷彿とさせるグラン・ホワイエ、シャンデリアが光り輝く劇場ホールと、豪華絢爛な造りになっています。特にオペラやバレエの作品をモチーフとした、マルク・シャガールによるホールの天井画は必見です。またミュージカルで有名な『オペラ座の怪人』の舞台となった場所としても知られています。

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  • ニースのマティス美術館

    マティス美術館

    ニース

    その鮮やかな色使いから「色彩の魔術師」と謳われた、20世紀を代表する画家、アンリ・マティス。ニース北部のシミエという街にあるマティス美術館は、マティスが晩年を過ごした家の近くのヴィラを改装して造られました。オリーブの木に囲まれた赤い建物には、絵画、デッサン、版画、切り絵、彫刻などの作品が、年代を追って展示されており、マティスの作風の変遷が辿れるようになっています。作品のほかにも、家具や織物、オブジェなどの愛用品が展示されているのも魅力です。代表作の一つである『ブルー・ヌードⅣ』や、長さ8mを超える切り絵作品の『花と果実』は必見です。またマティスが晩年に取り組んだ、ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂に関連した作品も見られます。

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  • エズ コートダジュール

    エズ

    コート・ダジュール

    フランス南東部、地中海に面したコートダジュールと呼ばれるエリアには小さな村が点在しています。その中の一つであるエズは、鷲が山や崖に巣を作ることに由来し、鷲の巣村と呼ばれています。海に面して切り立った崖の上に立つこの村は、青く澄みわたる地中海が見渡せることで有名です。この地域は紀元前2000年頃から人が住んでいたといわれ、12世紀に城が建設され、城塞のような街が造られました。城の跡は現在、植物園となっており、エズの街並みの向こうに広がる紺碧の海が一望できます。中世の面影を残す村は、迷路のように入り組んだ路地が続き、石造りの建物の入り口や窓には色鮮やかな花が咲き乱れ、どこを切り取っても絵になるような風景を楽しめます。

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  • カンヌフランス CANNES FRANCE

    カンヌ

    コート・ダジュール

    毎年5月に国際映画祭が開かれることで有名なカンヌは、南フランスのコートダジュールにある高級リゾート地です。カンヌの旧港から岬まで続くクロワゼット通りは、高級ホテルやブティックが立ち並び、並行して地中海を望む美しい海岸線が続いています。この通りに面して立つパレ・デ・フェスティバルは、カンヌ映画祭の会場として知られており、近くには映画スターたちの手形が並ぶ広場や、豪華なヨットが停泊しているヨットハーバーがあります。レッドカーペットでおなじみの階段は、観光客に人気の撮影スポットです。またカンヌの旧市街であるル・シュケ地区は、狭い石畳の坂道に趣のある古い建物が並び、海岸沿いのきらびやかなエリアとはまた違った雰囲気を感じられます。

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  • アヴィニヨン 教皇宮殿

    アヴィニヨン

    プロヴァンス地方

    フランス南東部のプロヴァンス地方にあるアヴィニヨンは、かつて教皇の都として栄えた歴史ある街として知られています。ローヌ川に面し、古くから交通の要所として発展してきたこの街は、1309年に教皇クレメンス5世によってローマ教皇庁が置かれ、キリスト教世界の中心地となりました。ヨーロッパ最大級のゴシック様式の建築物である教皇宮殿や、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、大司教の邸宅として建てられ、現在は美術館となっているプチ・パレ、ローヌ川にかけられたサンベネゼ橋など、中世の建造物が残る一帯は、歴史地区として1995年に世界文化遺産に登録されました。城壁に囲まれた旧市街には石畳の路地に古い建物が立ち並び、中世の面影を残す美しい街並みが残っています。

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  • サンベネゼ橋 アヴィニヨン アヴィニヨン

    サンベネゼ橋(アヴィニヨン)

    アヴィニヨン

    フランスの民謡『アヴィニヨンの橋の上で』で知られるサンベネゼ橋は、アヴィニヨンを流れるローヌ川にかかっています。12世紀に造られたこの橋には、羊飼いの聖ベネゼが神からのお告げを受けて造りはじめ、巨大な石を橋の始点としたという言い伝えが残されており、橋の中ほどには聖ベネゼを祀ったサン ニコラ礼拝堂があります。完成した当初は22連のアーチが連なる美しい橋でしたが、洪水による崩壊と修復を何度も繰り返し、17世紀の大洪水の後はそのまま放置されました。現在残っているのは四つのアーチと礼拝堂のみで、橋は川の途中で途切れています。そのため対岸へ行くことはできませんが、橋の先端まで歩いて行くことは可能で、ローヌ川沿いの美しい景観を楽しめます。

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  • フォンヴィエイユ モナコの新しい地区 マリーナ 港 2011年 Fontvieille

    フォンヴィエイユ

    プロヴァンス地方

    モナコの南西部に位置するフォンヴィエイユは、1981年に地中海に面する埋め立て地に造られた、モナコの中で最も新しい地区です。ホテルやマンション、ショッピングセンターなど、近代的な高層ビルが立ち並ぶこの地区は、緑豊かな公園や美しいビーチなども整備され、都市と自然が調和したエリアになっています。モナコ大聖堂の近くにある展望台からは、ヨットやクルーザーが停泊するフォンヴィエイユ港と、ピンク色の建物が並ぶ美しい景色を上から眺められます。またオー・キャナール庭園のそばには、グレース王妃を偲んで造られたバラ園があり、6,000株以上のバラや、樹齢約100年のオリーブの木などが植えられています。

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  • シャンボール城 2018-09-14

    シャンボール城

    ロワール・エ・シェール

    ロワール川の流域には300を超える古城があるといわれていますが、その中でも壮大なスケールを誇るのがシャンボール城です。約5,440haもの広大な敷地に建てられた城には426の部屋と83の階段、282の暖炉があり、その規模はヴェルサイユ宮殿に匹敵します。16世紀のフランス国王フランソワ1世によって建設が始められ、ルイ14世によって完成したこの城は、ルネサンス様式の贅を尽くした造りになっており、国王たちの権力の象徴でもありました。建物中央にある二重のらせん階段は、上る人と下りる人がお互い見えるのにすれ違わないという不思議な構造になっており、フランソワ1世の庇護下にあったレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したのではないかといわれています。

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  • ブロワ城 ロワール川 街並み

    ブロワ城

    ロワール・エ・シェール

    ロワール川とブロア旧市街を望む丘の上にあるブロア城は、フランスの7人の国王と10人の王妃が住んでいた王家の城です。9世紀、ブロアの伯爵が造った城塞を、16世紀に国王となったルイ12世がゴシック様式の宮殿に建て替え、この場所は政治的な首都となりました。ギーズ公の暗殺など、さまざまな事件の舞台にもなったこの城は、フランソワ1世がルネサンス様式の建物を、17世紀にはオルレアン公ガストンが古典様式の建物を造ったため、異なる建築様式の建物が中庭を囲むようにして立っているのが特徴です。城内には35,000点以上の美術品が所蔵されており、その一部は現在、美術館となっているルイ12世の棟や、城内の王の居室などに展示されています。

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  • シュノンソー城 「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」 世界遺産 ディアーヌのアーチ橋 夕景 Chateau de Chenonceau at dusk

    シュノンソー城

    アンドル・エ・ロワール

    シュノンソー城はロワール渓谷の支流、シェール川に架かるように建てられた美しい城です。この城は16世紀から19世紀の間、6人の女性が城主として君臨したことから「6人の奥方の城」と呼ばれ、さまざまな愛憎劇が繰り広げられたといわれています。アンリ2世の愛妾だった2番目の城主、ディアーヌ・ド・ポワティエは、川に架かるアーチ型の橋を造りましたが、彼女から城を取り上げ、3番目の城主となったアンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスは、その橋の上にギャラリーを造り、この城の特徴である橋上の宮殿を完成させました。その後も、城主となった女性たちに愛され、守り継がれてきたこの城は、現在もその優雅な姿で訪れる人を魅了しています。

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  • アンボワーズ城

    アンボワーズ城

    アンドル・エ・ロワール

    ロワール川に面し、その姿を川面に映し出しているアンボワーズ城。この城の起源は古代ローマ時代にさかのぼり、ジュリアス・シーザーもこの土地に魅了されたといわれています。この場所に造られた要塞は、15世紀にシャルル7世の手に渡ってからは、220の部屋を持つゴシック様式の宮殿に変わり、数世紀にわたってフランス王たちの居城となりました。時代ごとに多くの芸術家たちが城へ招かれましたが、その中でも有名なのが、フランソワ1世が招いたレオナルド・ダ・ヴィンチで、1519年に亡くなるまでこの地で過ごし、城の隣にあるサン・ユベール礼拝堂に埋葬されました。城の庭園からは、アンボワーズの街と森、ロワール渓谷の眺めを楽しめます。

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  • オルセー美術館 2011/12/20撮影

    オルセー美術館

    パリ

    セーヌ川を挟んでルーブル美術館の斜め向かいに位置するオルセー美術館。二つの大時計が特徴のこの建物は、1900年のパリ万博の時に長距離列車の終着駅として造られましたが、1986年に印象派絵画のための美術館に生まれ変わりました。そのため大時計や、ドーム型の天井など、かつて駅だった面影が随所に残っています。ルーブル美術館付属のジュ・ド・ポーム美術館に展示されていた印象派の作品を中心に、19世紀から20世紀初頭の作品約7万点を所蔵し、約4,000点を常設展示しています。モネの『睡蓮』や、ゴッホの『自画像』、ミレーの『落穂拾い』など、名だたる名画を鑑賞できるオルセーは、ルーブル美術館と並び、フランスを代表する美術館です。

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  • ピカソ美術館 パリ

    ピカソ美術館

    パリ

    ピカソ美術館はギャラリーや画廊、歴史的建造物が並ぶマレ地区にあります。17世紀に建てられた塩税の徴収官の邸宅「オテル・サレ(塩の館)」を改修し、1985年に美術館としてオープンしました。多作として知られるピカソの作品、約5,000点が収蔵され、絵画、彫刻、版画などの作品や、スケッチや下書き、ノートなどの資料、また写真や手紙なども展示されています。初期の青の時代の『自画像』から、キュビズム時代の『ギターを持つ男』、晩年の『接吻』などの名画が、時代を追って展示されており、ピカソの作風の変遷を辿ることが可能です。またピカソ自身が所有していたセザンヌやゴーギャン、マティス、ルノワールなどの画家たちによる作品も所蔵されています。

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  • 「ポン・デュ・ガール」 ポンデュガール 水道橋 ガルドン川

    ポンデュガール

    ガール

    ポンデュガールは古代ローマ時代に造られた、フランス南部のガルドン川にかかる全長約360m、高さ約49mの巨大な水道橋です。約2,000年前、この地域を支配していたローマ帝国は、水源からネマウススと呼ばれていたニームの街に水を供給するため、導水路を建設。その一部である水道橋は、石灰岩から切り出した石材を組み合わせて造られた3層構造になっており、層ごとに大きさの違う52のアーチで支えられています。古代ローマ人の高度な土木技術で造られた水道橋によって、街には一日に2万立方メートルもの水が供給され、500年以上にわたって、飲料水や浴場、噴水などに利用されました。その後も改修を繰り返してその姿を保ち、1985年に世界文化遺産に登録されました。

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  • ニース プロムナードデザングレ

    プロムナード デ ザングレ

    ニース

    「イギリス人の遊歩道」という意味のプロムナード デ ザングレは、ニースのアンジュ湾の海岸線に沿って、フェニックス公園からコリーヌ・ド・シャトーの麓までのびる全長約7kmの歩道です。1820年にイギリス牧師の提案で造られたこの遊歩道は、どこまでも広がる青い地中海を見ながら、散歩やサイクリング、スケートボードなどを楽しむ人たちでいつもにぎわっています。ヤシの木が並ぶ歩道には美しい花々が咲き乱れ、歩道沿いには100年以上の歴史を持つ高級ホテル、ル・ネグレスコや、カジノ、レストランなどが立ち並ぶ、華やかな雰囲気が魅力のエリアです。東端の丘の上の展望台からは、海岸に沿って弧を描く美しい遊歩道とニースの街が一望できます。

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  • マルセイユ 旧港 ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

    ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院

    マルセイユ

    マルセイユの丘の上にそびえたつノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院は、マルセイユを代表する観光地の一つ。標高約150m、白い石灰質の丘の上に位置し、市内のどこからでも、また海の上からも見えるため、マルセイユのシンボル的存在です。頂上に立つ黄金の聖母子像が有名で、航海に出る船乗りたちを見守り続けてきたこともあり、地元の人々から「ボンヌ・メール(優しき聖母様)」と呼ばれ親しまれています。寺院はビザンチン様式の影響を受けており、聖堂内の天井や壁面には金色を多用したモザイク画が描かれ壮麗の一言。市内や地中海を一望できる絶好のロケーションが魅力で、テラスからは360度の眺望を楽しめます。

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  • ストラスブール プティット・フランス 2007/04

    ストラスブール

    ストラスブール

    ストラスブールは、フランスとドイツの両国の文化が融合した独特の雰囲気が味わえる街です。街全体がユネスコ世界遺産に登録されており、旧市街(グラン・ディル)と新市街(ノイシュタット)がその範囲に含まれます。ストラスブール大聖堂はゴシック様式の傑作であり、塔から眺める街並みは壮観の一言。またプティット・フランスと呼ばれる地区では、アルザス地方特有の木組みの家々が運河沿いに並び、メルヘンチックな風景が広がります。絵本の中に迷い込んだ気分で、楽しく街を散策できるでしょう。パリからも日帰りで楽しむことができる、美しい街並みと豊かな歴史を持つ「ストラスブール」。フランスに来たなら一度は訪れてみたいスポットです。

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  • カルカッソンヌ

    カルカッソンヌ

    オード

    カルカッソンヌは、長い歴史を持つ歴史的な城塞都市です。二重の城壁に囲まれており、難攻不落の要塞として名をはせました。全長3kmにおよぶ城壁はヨーロッパ最大級であり、迫力満点。建築家ヴィオレ・ル・デュクによって修復され、現在もその美しい姿を保っています。また旧市街「ラ・シテ」には、コンタル城やサン・ナゼール・バジリカ聖堂などの見どころがあり、中世に迷い込んだかのような気分で散策ができるでしょう。夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。その美しさや歴史的価値が認められ、1997年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。フランスに来たならぜひ一度は訪れたい都市です。

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  • リヨン 町並み

    リヨン

    オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ

    リヨンはフランス屈指の歴史と美食の街です。紀元前43年にローマ人によって拓かれ、現在も町並みにはその歴史的な雰囲気が色濃く残っています。旧市街(ヴュー・リヨン)はユネスコ世界遺産に登録されており、石畳の道やルネサンス様式の建物が並ぶ美しい街並みは、散策するだけでも楽しいもの。またリヨン大聖堂やフルヴィエール聖堂からは市内を一望でき、とくに夜景の美しさは圧巻の一言です。さらにリヨンは美食の街としても有名で、地元の郷土料理を楽しめる「ブション」と呼ばれる大衆ビストロが数多くあり、絶品のフランス料理が楽しめます。また、リヨンは映画の発祥地としても知られ、リュミエール兄弟が初めて映画を上映した場所でもあります。歴史と文化、美食が融合したリヨンは、一度は訪れてみたい魅力的な都市です。

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フランスの首都パリを象徴する、世界的にも有名な塔。フランス革命100周年を記念して催行されたパリ万国博覧会に向けて建設され、今日までパリのシンボルとして、また人気観光スポットの一つとして、愛され続けている場所です。塔の高さは約330m、内部には1階、2階、そして最上階の3フロアのみ入場できる造りとなっています。塔の建設開始は1887年で、橋建設で当時高い評価を受けていた建設会社エッフェル社が工事を請け負いました。建設期間は2年2カ月と5日。これほどの大きな塔を造る期間としては異例の速さで完成しました。博覧会での役目を終えた後は、軍の無線電波を送受信する電波塔としての役割を担い、現在までその役割は続いています。

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フランスの西海岸サン・マロ湾にあるモンサンミッシェルは、四方を海で囲まれた岩山の上にある街。708年「山上に聖堂を建てるように」と大天使ミカエルよりお告げがあったことをきっかけに修道院を建設。以来、各地より巡礼者が訪れる聖地として利用されることとなりました。14世紀に起こった百年戦争時代には要塞として使われ、18世紀のフランス革命時には島全体が閉鎖、監獄地として使用された歴史もあります。1966年に入り修道院としての機能を取り戻し、世界遺産にも登録。今日まで各国から多くの人が巡礼や観光に訪れる世界的にも名高い場所となりました。島内は当時の面影を残し、狭い通路が入り組んだ形状で、土産物屋や飲食店なども立ち並びます。

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フランス観光の名所として欠かせない「ルーブル美術館」は、世界最大級の美術館かつ世界最大級の史跡としても知られる国際的にも有名な場所。パリのセーヌ河岸と包括で世界遺産にも登録されています。ルーブル美術館は、12世紀に要塞として建設されたルーブル城の中に収容される形で存在し、今日まで幾度となく増改築が繰り返されてきた建物です。美術館としての始まりは1793年ですが、本格的な始動はフランス革命以降となっています。王室所有の美術品をはじめ、ナポレオンが各国から収奪した美術品なども展示され、現在では約38万点もの美術品を収蔵。展示品においては、先史時代から19世紀までの美術品約3万5,000点近くが公開されています。

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ユネスコ世界遺産にも登録されているロワール川流域には、かつてフランス政治・文化の中心となった古城が数多く残る地域です。歴代フランス国王の居城として使用されたアンボワーズ城や、ジャンヌ・ダルクゆかりのシノン城、ヴェルサイユ宮殿に匹敵する来場者数を誇るシャンボール城など名だたる城が数多く点在し、世界中から観光客が訪れるエリアとなっています。歴史的価値の高い古城の多さと風光明媚な風景を持つことから、街全体が世界遺産という高い評価を受けているだけでなく、「フランスの庭」の愛称で世界各国の人より親しまれる場所でもあります。またロワールはワインの生産地としても有名でブドウ畑が多く、フランス国内では3番目に広い栽培面積を誇ります。

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ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が1682年に建築した宮殿です。パリの郊外にあるにもかかわらず、訪れる観光客数は年間600万人以上といわれる、世界的にも有名なスポットです。フランスの絶対王政時代を物語る宮殿であり、その絢爛豪華さから、当時いかにルイ14世が権力と富を握っていたかが伝わってきます。宮殿は左右対称に二つの翼棟を持ったバロック様式の造りで、3階建てになっています。内部は大理石や金銀が余すことなく施され、目がくらむほどのきらびやかさ。夏になると毎晩、宴や舞踏会を繰り広げたという宮殿裏の大庭園は100万平方メートルもの広さを誇り、ルイ14世が宮殿よりも力を入れて造ったという噴水は特に必見です。

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フランスを代表する観光スポットである凱旋門は、1805年にアウステルリッツの戦いで勝利したナポレオンの功績を讃えて造られた門です。正式名称を「エトワール凱旋門」といい、周囲に広がるシャルル・ド・ゴール広場とともに、世界有数の観光名所として知られています。門の高さは約50m、幅は約45mと壮大な造りで、最上階にある展望台まで上ることが可能となっています。展望台からは360度の大パノラマでパリの街を見渡せます。凱旋門の壁面に施された、歴史的にも名高い画家や彫刻家が手がけたレリーフは一見の価値あり。また、夜にライトアップされ、昼間とは異なる神秘的な雰囲気を放つ凱旋門も見逃せません。

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シャンゼリゼ通りの起点となっているコンコルド広場は、東にルーブル美術館まで続くチュイルリー庭園が広がり、南にセーヌ川が流れ、西にシャンゼリゼと凱旋門が続く、パリの観光スポットの中心地です。1772年、この広場がつくられた時には「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが、1789年にフランス革命が勃発し、「大革命広場」と改められ、ルイ16世やマリー・アントワネットら1,000人以上がこの場所で処刑されました。その後、「コンコルド(調和)広場」という名称に変わり、広場の中央には1833年にエジプトの国王から贈られたオベリスクが設置され、現在はパリの歴史と華やかさを象徴するランドマークとなっています。

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セーヌ川の中洲、シテ島にあるノートルダム大聖堂は、800年以上の歴史を刻むローマ・カトリック教会です。高くそびえる双塔や尖塔、建物の外側に施された繊細な彫刻、バラ窓と呼ばれる美しいステンドグラスなど、見どころの多い建物は、ゴシック建築の傑作といわれています。1163年に建設が始まり、200年近くの年月をかけて完成したこの寺院は、ジャンヌ・ダルクの復権裁判や、ナポレオンの戴冠式などが行われたことでも有名です。フランス革命の時には権力の象徴とみなされ、一時荒廃しましたが、その後蘇り、1991年に世界文化遺産に登録されました。2019年に起きた火災で屋根などが焼失しましたが、現在は修復作業が行われ、再建の道を歩んでいます。

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設計を手掛けたシャルル・ガルニエの名にちなみ、ガルニエ宮とも呼ばれるオペラ座は、パリ国立オペラの公演を行う劇場の一つです。ナポレオン3世の命により1875年に完成したこの劇場は、ネオ・バロック様式の建物で、荘厳な外観ときらびやかな内装で訪れる人を魅了しています。ファサードには音楽家たちの彫像が並び、建物の中は、大理石の大階段や、ヴェルサイユ宮殿を彷彿とさせるグラン・ホワイエ、シャンデリアが光り輝く劇場ホールと、豪華絢爛な造りになっています。特にオペラやバレエの作品をモチーフとした、マルク・シャガールによるホールの天井画は必見です。またミュージカルで有名な『オペラ座の怪人』の舞台となった場所としても知られています。

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その鮮やかな色使いから「色彩の魔術師」と謳われた、20世紀を代表する画家、アンリ・マティス。ニース北部のシミエという街にあるマティス美術館は、マティスが晩年を過ごした家の近くのヴィラを改装して造られました。オリーブの木に囲まれた赤い建物には、絵画、デッサン、版画、切り絵、彫刻などの作品が、年代を追って展示されており、マティスの作風の変遷が辿れるようになっています。作品のほかにも、家具や織物、オブジェなどの愛用品が展示されているのも魅力です。代表作の一つである『ブルー・ヌードⅣ』や、長さ8mを超える切り絵作品の『花と果実』は必見です。またマティスが晩年に取り組んだ、ヴァンスにあるロザリオ礼拝堂に関連した作品も見られます。

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フランス南東部、地中海に面したコートダジュールと呼ばれるエリアには小さな村が点在しています。その中の一つであるエズは、鷲が山や崖に巣を作ることに由来し、鷲の巣村と呼ばれています。海に面して切り立った崖の上に立つこの村は、青く澄みわたる地中海が見渡せることで有名です。この地域は紀元前2000年頃から人が住んでいたといわれ、12世紀に城が建設され、城塞のような街が造られました。城の跡は現在、植物園となっており、エズの街並みの向こうに広がる紺碧の海が一望できます。中世の面影を残す村は、迷路のように入り組んだ路地が続き、石造りの建物の入り口や窓には色鮮やかな花が咲き乱れ、どこを切り取っても絵になるような風景を楽しめます。

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毎年5月に国際映画祭が開かれることで有名なカンヌは、南フランスのコートダジュールにある高級リゾート地です。カンヌの旧港から岬まで続くクロワゼット通りは、高級ホテルやブティックが立ち並び、並行して地中海を望む美しい海岸線が続いています。この通りに面して立つパレ・デ・フェスティバルは、カンヌ映画祭の会場として知られており、近くには映画スターたちの手形が並ぶ広場や、豪華なヨットが停泊しているヨットハーバーがあります。レッドカーペットでおなじみの階段は、観光客に人気の撮影スポットです。またカンヌの旧市街であるル・シュケ地区は、狭い石畳の坂道に趣のある古い建物が並び、海岸沿いのきらびやかなエリアとはまた違った雰囲気を感じられます。

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フランス南東部のプロヴァンス地方にあるアヴィニヨンは、かつて教皇の都として栄えた歴史ある街として知られています。ローヌ川に面し、古くから交通の要所として発展してきたこの街は、1309年に教皇クレメンス5世によってローマ教皇庁が置かれ、キリスト教世界の中心地となりました。ヨーロッパ最大級のゴシック様式の建築物である教皇宮殿や、ノートルダム・デ・ドン大聖堂、大司教の邸宅として建てられ、現在は美術館となっているプチ・パレ、ローヌ川にかけられたサンベネゼ橋など、中世の建造物が残る一帯は、歴史地区として1995年に世界文化遺産に登録されました。城壁に囲まれた旧市街には石畳の路地に古い建物が立ち並び、中世の面影を残す美しい街並みが残っています。

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フランスの民謡『アヴィニヨンの橋の上で』で知られるサンベネゼ橋は、アヴィニヨンを流れるローヌ川にかかっています。12世紀に造られたこの橋には、羊飼いの聖ベネゼが神からのお告げを受けて造りはじめ、巨大な石を橋の始点としたという言い伝えが残されており、橋の中ほどには聖ベネゼを祀ったサン ニコラ礼拝堂があります。完成した当初は22連のアーチが連なる美しい橋でしたが、洪水による崩壊と修復を何度も繰り返し、17世紀の大洪水の後はそのまま放置されました。現在残っているのは四つのアーチと礼拝堂のみで、橋は川の途中で途切れています。そのため対岸へ行くことはできませんが、橋の先端まで歩いて行くことは可能で、ローヌ川沿いの美しい景観を楽しめます。

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モナコの南西部に位置するフォンヴィエイユは、1981年に地中海に面する埋め立て地に造られた、モナコの中で最も新しい地区です。ホテルやマンション、ショッピングセンターなど、近代的な高層ビルが立ち並ぶこの地区は、緑豊かな公園や美しいビーチなども整備され、都市と自然が調和したエリアになっています。モナコ大聖堂の近くにある展望台からは、ヨットやクルーザーが停泊するフォンヴィエイユ港と、ピンク色の建物が並ぶ美しい景色を上から眺められます。またオー・キャナール庭園のそばには、グレース王妃を偲んで造られたバラ園があり、6,000株以上のバラや、樹齢約100年のオリーブの木などが植えられています。

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ロワール川の流域には300を超える古城があるといわれていますが、その中でも壮大なスケールを誇るのがシャンボール城です。約5,440haもの広大な敷地に建てられた城には426の部屋と83の階段、282の暖炉があり、その規模はヴェルサイユ宮殿に匹敵します。16世紀のフランス国王フランソワ1世によって建設が始められ、ルイ14世によって完成したこの城は、ルネサンス様式の贅を尽くした造りになっており、国王たちの権力の象徴でもありました。建物中央にある二重のらせん階段は、上る人と下りる人がお互い見えるのにすれ違わないという不思議な構造になっており、フランソワ1世の庇護下にあったレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したのではないかといわれています。

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ロワール川とブロア旧市街を望む丘の上にあるブロア城は、フランスの7人の国王と10人の王妃が住んでいた王家の城です。9世紀、ブロアの伯爵が造った城塞を、16世紀に国王となったルイ12世がゴシック様式の宮殿に建て替え、この場所は政治的な首都となりました。ギーズ公の暗殺など、さまざまな事件の舞台にもなったこの城は、フランソワ1世がルネサンス様式の建物を、17世紀にはオルレアン公ガストンが古典様式の建物を造ったため、異なる建築様式の建物が中庭を囲むようにして立っているのが特徴です。城内には35,000点以上の美術品が所蔵されており、その一部は現在、美術館となっているルイ12世の棟や、城内の王の居室などに展示されています。

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シュノンソー城はロワール渓谷の支流、シェール川に架かるように建てられた美しい城です。この城は16世紀から19世紀の間、6人の女性が城主として君臨したことから「6人の奥方の城」と呼ばれ、さまざまな愛憎劇が繰り広げられたといわれています。アンリ2世の愛妾だった2番目の城主、ディアーヌ・ド・ポワティエは、川に架かるアーチ型の橋を造りましたが、彼女から城を取り上げ、3番目の城主となったアンリ2世の正妻カトリーヌ・ド・メディシスは、その橋の上にギャラリーを造り、この城の特徴である橋上の宮殿を完成させました。その後も、城主となった女性たちに愛され、守り継がれてきたこの城は、現在もその優雅な姿で訪れる人を魅了しています。

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ロワール川に面し、その姿を川面に映し出しているアンボワーズ城。この城の起源は古代ローマ時代にさかのぼり、ジュリアス・シーザーもこの土地に魅了されたといわれています。この場所に造られた要塞は、15世紀にシャルル7世の手に渡ってからは、220の部屋を持つゴシック様式の宮殿に変わり、数世紀にわたってフランス王たちの居城となりました。時代ごとに多くの芸術家たちが城へ招かれましたが、その中でも有名なのが、フランソワ1世が招いたレオナルド・ダ・ヴィンチで、1519年に亡くなるまでこの地で過ごし、城の隣にあるサン・ユベール礼拝堂に埋葬されました。城の庭園からは、アンボワーズの街と森、ロワール渓谷の眺めを楽しめます。

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セーヌ川を挟んでルーブル美術館の斜め向かいに位置するオルセー美術館。二つの大時計が特徴のこの建物は、1900年のパリ万博の時に長距離列車の終着駅として造られましたが、1986年に印象派絵画のための美術館に生まれ変わりました。そのため大時計や、ドーム型の天井など、かつて駅だった面影が随所に残っています。ルーブル美術館付属のジュ・ド・ポーム美術館に展示されていた印象派の作品を中心に、19世紀から20世紀初頭の作品約7万点を所蔵し、約4,000点を常設展示しています。モネの『睡蓮』や、ゴッホの『自画像』、ミレーの『落穂拾い』など、名だたる名画を鑑賞できるオルセーは、ルーブル美術館と並び、フランスを代表する美術館です。

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ピカソ美術館はギャラリーや画廊、歴史的建造物が並ぶマレ地区にあります。17世紀に建てられた塩税の徴収官の邸宅「オテル・サレ(塩の館)」を改修し、1985年に美術館としてオープンしました。多作として知られるピカソの作品、約5,000点が収蔵され、絵画、彫刻、版画などの作品や、スケッチや下書き、ノートなどの資料、また写真や手紙なども展示されています。初期の青の時代の『自画像』から、キュビズム時代の『ギターを持つ男』、晩年の『接吻』などの名画が、時代を追って展示されており、ピカソの作風の変遷を辿ることが可能です。またピカソ自身が所有していたセザンヌやゴーギャン、マティス、ルノワールなどの画家たちによる作品も所蔵されています。

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ポンデュガールは古代ローマ時代に造られた、フランス南部のガルドン川にかかる全長約360m、高さ約49mの巨大な水道橋です。約2,000年前、この地域を支配していたローマ帝国は、水源からネマウススと呼ばれていたニームの街に水を供給するため、導水路を建設。その一部である水道橋は、石灰岩から切り出した石材を組み合わせて造られた3層構造になっており、層ごとに大きさの違う52のアーチで支えられています。古代ローマ人の高度な土木技術で造られた水道橋によって、街には一日に2万立方メートルもの水が供給され、500年以上にわたって、飲料水や浴場、噴水などに利用されました。その後も改修を繰り返してその姿を保ち、1985年に世界文化遺産に登録されました。

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「イギリス人の遊歩道」という意味のプロムナード デ ザングレは、ニースのアンジュ湾の海岸線に沿って、フェニックス公園からコリーヌ・ド・シャトーの麓までのびる全長約7kmの歩道です。1820年にイギリス牧師の提案で造られたこの遊歩道は、どこまでも広がる青い地中海を見ながら、散歩やサイクリング、スケートボードなどを楽しむ人たちでいつもにぎわっています。ヤシの木が並ぶ歩道には美しい花々が咲き乱れ、歩道沿いには100年以上の歴史を持つ高級ホテル、ル・ネグレスコや、カジノ、レストランなどが立ち並ぶ、華やかな雰囲気が魅力のエリアです。東端の丘の上の展望台からは、海岸に沿って弧を描く美しい遊歩道とニースの街が一望できます。

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マルセイユの丘の上にそびえたつノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院は、マルセイユを代表する観光地の一つ。標高約150m、白い石灰質の丘の上に位置し、市内のどこからでも、また海の上からも見えるため、マルセイユのシンボル的存在です。頂上に立つ黄金の聖母子像が有名で、航海に出る船乗りたちを見守り続けてきたこともあり、地元の人々から「ボンヌ・メール(優しき聖母様)」と呼ばれ親しまれています。寺院はビザンチン様式の影響を受けており、聖堂内の天井や壁面には金色を多用したモザイク画が描かれ壮麗の一言。市内や地中海を一望できる絶好のロケーションが魅力で、テラスからは360度の眺望を楽しめます。

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ストラスブールは、フランスとドイツの両国の文化が融合した独特の雰囲気が味わえる街です。街全体がユネスコ世界遺産に登録されており、旧市街(グラン・ディル)と新市街(ノイシュタット)がその範囲に含まれます。ストラスブール大聖堂はゴシック様式の傑作であり、塔から眺める街並みは壮観の一言。またプティット・フランスと呼ばれる地区では、アルザス地方特有の木組みの家々が運河沿いに並び、メルヘンチックな風景が広がります。絵本の中に迷い込んだ気分で、楽しく街を散策できるでしょう。パリからも日帰りで楽しむことができる、美しい街並みと豊かな歴史を持つ「ストラスブール」。フランスに来たなら一度は訪れてみたいスポットです。

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カルカッソンヌは、長い歴史を持つ歴史的な城塞都市です。二重の城壁に囲まれており、難攻不落の要塞として名をはせました。全長3kmにおよぶ城壁はヨーロッパ最大級であり、迫力満点。建築家ヴィオレ・ル・デュクによって修復され、現在もその美しい姿を保っています。また旧市街「ラ・シテ」には、コンタル城やサン・ナゼール・バジリカ聖堂などの見どころがあり、中世に迷い込んだかのような気分で散策ができるでしょう。夜にはライトアップされ、昼間とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。その美しさや歴史的価値が認められ、1997年にはユネスコ世界遺産にも登録されました。フランスに来たならぜひ一度は訪れたい都市です。

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リヨンはフランス屈指の歴史と美食の街です。紀元前43年にローマ人によって拓かれ、現在も町並みにはその歴史的な雰囲気が色濃く残っています。旧市街(ヴュー・リヨン)はユネスコ世界遺産に登録されており、石畳の道やルネサンス様式の建物が並ぶ美しい街並みは、散策するだけでも楽しいもの。またリヨン大聖堂やフルヴィエール聖堂からは市内を一望でき、とくに夜景の美しさは圧巻の一言です。さらにリヨンは美食の街としても有名で、地元の郷土料理を楽しめる「ブション」と呼ばれる大衆ビストロが数多くあり、絶品のフランス料理が楽しめます。また、リヨンは映画の発祥地としても知られ、リュミエール兄弟が初めて映画を上映した場所でもあります。歴史と文化、美食が融合したリヨンは、一度は訪れてみたい魅力的な都市です。

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フランスのおすすめ情報

Information

グルメ

キッシュ

キッシュ

玉子と生クリームを使って作るアルザス=ロレーヌ地方の郷土料理で、ベーコンやほうれん草が使われています。

クロック・ムッシュ

クロック・ムッシュ

食パンにチーズとハムを挟んで焼き、ベシャメルソースを塗った料理で、フランスのブランチの定番です。

エスカルゴ

エスカルゴ

食用カタツムリのことで、バター焼きや白ワイン蒸し、フリットなどさまざまな料理に使って食べます。

フォアグラ

フォアグラ

ガチョウにたくさんの餌を食べさせて太らせ、肥大させた肝臓のことです。世界三大珍味として知られています。

ラタトゥイユ

ラタトゥイユ

プロヴァンス地方を代表する夏野菜の煮込み料理です。ナス、トマト、ズッキーニなどにハーブを効かせて作ります。

マカロン

マカロン

卵白やアーモンド粉を合わせて作るフランス伝統のお菓子です。軽くて口溶けが良くいろいろな味のものがあります。

フランスのグルメ情報を見る

フランス 観光 基本情報

Information
  • 概要
  • 旅の準備
  • 入国・出国
  • 現地情報

概要

芸術の都、そして流行の発信地・パリに、王侯貴族が栄華を極めた宮殿や城館が点在する田園地帯や陽光降り注ぐ豊穣の南仏など、フランスは文化と歴史の奥深き国です。

  • 正式名称
    フランス French Republic
  • 首都
    パリ
  • 人口
    約6,804万人
  • 面積
    約55万km²
  • 人種・民族
    ケルト人、ゲルマン人、その他
  • 宗教
    キリスト教、その他
  • 言語
    フランス語
  • 通貨
    ユーロ
  • 時差
    -8時間 フランスが正午のとき、日本は午後8時
  • サマータイム
    3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日は-7時間 フランスが正午のとき、日本は午後7時

通貨・両替

通貨はユーロ。日本円は現地でも両替ができますので、そのまま日本円を持参してもOK。持ち歩く現金は必要最小限に抑え、カードを活用しましょう。

  • 日本で
    空港や、三菱UFJ銀行をはじめ、一部の銀行などで取り扱っています。
  • 現地で
    銀行や両替所。両替所はレートが比較的良好です。手数料は店舗により異なるのでよく確認を。
  • 現地の空港で
    レートがあまり良くありませんが、到着が日曜や夜の場合など、銀行が休業の時は便利です。
  • 現地のホテルで
    大きなホテルでは、通常夜もフロントで受け付けています。急にお金が必要な時に便利でしょう。
  • 外貨宅配
    外貨をあらかじめ指定の場所に届けてくれる便利なサービス。申込みは電話かウェブで。
  • 為替レート
    1ユーロ=165.70円(2024年4月現在)

気候・服装

日本と同じく四季があり、国土が広いので地方によって気候は微妙に異なります。
パリは年間を通して東京より5度位気温が低く乾燥していますが、南部は温暖です。

  • 春
    まだ肌寒く、セーターなどの必要な日が多いでしょう。南仏は、日中は半袖でも過ごせますが、朝晩は涼しいので、上着も用意していきましょう。
  • 夏
    爽やかな季節です。Tシャツ1枚でも過ごせますが、肌寒い日も。クーラーの効き過ぎに備え上着を。南仏は日差しが強いので帽子を忘れずに。
  • 秋
    日照時間が短くなる秋は、セーターや上着が必要に。特に10月に入ると冷え込みが厳しくなります。雨が多いので折りたたみ傘を携帯して。
  • 冬
    寒さが厳しいパリは、厚手のコートや手袋、マフラーなどで防寒対策。使い捨てカイロがあると便利。南仏は、パリの晩秋くらいの服装で大丈夫。

※平均気温、降水量:気象庁 ウェブサイト調べ

電圧・プラグ・荷造り・必需品

電圧が日本と異なるので、日本製は変圧器内蔵の電器製品のみ使用可能です。ただしその場合でも、日本とはプラグの形状が異なるので、アダプターが必要です。

  • 電圧
    220ボルト 50ヘルツ
  • プラグ
    • Cタイプ SEタイプ
    • Cタイプ SEタイプ
  • 上手な荷造り
    かさばる衣類などは荷造り用の便利グッズを使って小さくまとめ、荷物は必要最小限に。帰りのおみやげ用のスペースも考えておきましょう。
  • 旅の必需品
    海外へ出るためにはパスポートとお金(現金・カード)が最低限必要。ツアーの場合は、最終日程表「旅のしおり」も必ず持参のこと。

持っていくと便利

  • 電卓
    日本円に換算すると、さていくらでしょう? 1台あれば値段交渉がスムーズに。言葉がわからなくてもお買い物が楽しくなります。
  • 衣類圧縮袋
    おみやげなどが増えてカバンに入らない時、かさばる衣類をこれで小さくまとめれば空間を確保できます。
  • 常備薬
    旅先では気候の変化や旅の疲れから体調を崩すこともしばしば。薬はなるべく飲み慣れているものを用意しておきましょう。
  • 上着
    ホテルやレストランなどは冷房が効きすぎていることも。そんな時は、夏の冷え対策に薄手の上着を持って行くと重宝します。
  • 日焼け止め
    夏のフランス、特に南仏は日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどを携行するようにしましょう。

フライト・飛行時間

フランスの空の玄関口はパリ。日本からパリまでの所要時間は直行便が、約12時間15分〜40分。

  • 直行便・経由便
    日本からフランスへの直行便は、パリの玄関口であるシャルル・ド・ゴール国際空港に到着します。
    他の国にも立ち寄るなら、その国の航空会社を選ぶと便利です。
  • 機内への持ち込み
    原則として縦、横、高さの3辺の和が115cm以内。爪切り、カミソリなどは預け荷物へ。化粧品や飲み物などの液体は100ml以下の小さな容器に移し、まとめて透明な袋に入れること。テロ対策で規制が厳しくなっているので事前に確認しましょう。

フランスへの入国

  • パスポート残存有効期限
    パスポートの残存有効期間はシェンゲン協定加盟国出国時3か月以上必要になります。旅行が決まったら必ず確認しておきましょう。
  • ビザの発給
    180日間で90日以内の観光は査証不要。ビザが必要な場合、在日フランス大使館ホームページの申請要項をよく確認して、所定の手続きを。
  • 入国カード
    パスポートとともに入国審査の際に提出するカード。フランスでは必要ありませんが、他の国を経由する場合は事前に確認を。
  • ※日本国籍の方が観光目的で短期入国する場合の条件です。
    ※この情報は2024年4月現在のものです。情報の更新には努めておりますが、ビザ・パスポートなどの情報は予告なく変更されることがございます。必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。
  • フランス入国の流れ
    1. 1.入国審査
      EU諸国外旅行者用カウンターに並び、審査官にパスポートを提示して審査を受けます。
    2. 2.荷物の受け取り
      日本出発の際に手荷物を預けた人は、自分が乗ってきた飛行機の便名が表示されたターンテーブルで受け取ります。
    3. 3.税関免税
      範囲内の人は緑色ランプのゲートへ。申告するものがある人は赤色ランプのゲートへ進み、審査を受けます。

フランスから出国

出発時刻の2時間前までには空港に到着するようにしましょう。余裕を持って搭乗手続を済ませ、出発ロビーの免税店で買い忘れたおみやげなど、最後のショッピングを。

  • フランス国出国の流れ
    1. 1.搭乗手続き(チェックイン)
      航空会社の自分が利用するクラスのカウンターに並び、航空券とパスポートを提出し、荷物を預け、搭乗券を受け取ります。
    2. 2.税関手続き
      フランスでの買い物には付加価値税(TVA)が課せられていますが、ここで手数料を差し引いた額を払い戻してもらえます。買い物時にもらった申請書類を忘れずに。
    3. 3.出国審査
      審査官にパスポートと搭乗券を提示しましょう。出国審査を終え、手荷物検査とボディチェックを受けたら、手続は終了です。

水事情

パリの水道水は、衛生的には飲むことができます。日本よりも石灰質を多く含んでいるので、味の気になる方はミネラルウォーターをどうぞ。

  • レストランや食堂では
    レストランでミネラルウォーターをオーダーすると有料です。炭酸入りが苦手な人は、無炭酸の「non-gazeuse」を選びましょう。
  • 公共施設では
    公園の水道などではペットボトルに水を汲んでいる人の姿が見られます。公共施設の水も基本的には衛生的です。

トイレ事情

街中の公衆トイレは有料です。空いているときは「Libre」と表示。男性用は「HOMMES」または「MESSIEURS」、女性用は「FEMMES」または「DAMES」と表示されています。

  • パリのびっくり公衆トイレ
    パリには衛生のために時間になると、便器だけでなく、壁や床などトイレ内全体を自動洗浄するようになっている公衆トイレがあります。びしょ濡れにならないようにご注意を!

郵便・電話・インターネット

郵便局では郵便と電報、ファクスを扱うほか公衆電話と全国の電話帳も置いてあります。営業時間は平日は8:00〜19:00、土曜日は9:00〜13:00。

  • 郵便
      • 切手:郵便局の窓口のほか、「TABAC(タバコ屋)」でも購入できます。また、郵便局内には切手の自動販売機が設置されています。
      • ポスト:フランスのポストは黄色。頭でっかちの可愛い形をしており、「ラ・ポスト(La Poste)」と表示されています。
  • 電話
    • 電話のかけ方:日本に直接ダイヤルする場合、国際電話識別番号(00)、日本の国番号(81) 、市外局番から0をとった番号(東京なら3)、市内局番と相手の電話番号の順に入力します。
    • レンタル携帯:フランスでも使える携帯電話があると、なにかと便利。出発前に日本でレンタルし、携帯番号を家族や友人に連絡しておけば安心です。
  • インターネット事情
    空港やホテル、カフェなど無料Wi-Fiを利用できる場所が多くあります。パスワードが必要な場合は、ホテルのフロントやお店のスタッフに確認するとよいでしょう。

トラブル・治安

安全な地区とそうでない地区があるのは、フランスに限ったことではありません。危険な場所には近づかない、夜中にひとり歩きをしないなど基本的なことを守りましょう。

  • スリ・ひったくり
    パリでは夜のモンマルトルの丘周辺、大きな鉄道の駅周辺、地下鉄車内、オペラ座周辺や、のみの市などの人混みではスリやひったくりに注意しましょう。
  • パスポート(旅券)の紛失
    最寄りの警察署で紛失証明書を発行してもらい、日本大使館または総領事館にオープン時間内に出頭し、再発給の申請・発給を受けなくてはならないので、管理をしっかり。
  • トラブルに巻き込まれたら?
    パスポートを盗まれると再発給に時間がかかり、ツアーの場合は一人とり残されることに。発給までの滞在費、通訳などの費用、交通費など、思いもよらぬ高額な費用もかかります。
  • 海外旅行保険に入って行こう
    盗難や病気、ケガ、交通事故など、もしもの時のために海外旅行保険に入っておきましょう。万一トラブルに遭った場合、補償やサポートが受けられ安心です。

マナー

パリのレストランやディナーショーのある場所ではドレスコードを確認して。また、敬虔な祈りの場である教会では、肌を露出した服装は避け、静粛に見学しましょう。

  • チップ
    カフェや通常のレストランではサービス料込みの料金になっています。特別にサービスが良かったとか、何かお願いする時のお礼として、基本的には日本での「心づけ」と同じ感覚で渡せばよいでしょう。
  • 喫煙
    公共の場での喫煙は全面的に禁止。違反者は罰金が科せられます。2008年からはレストランやカフェなども全面禁煙になりました。日本に比べ愛煙家に対する風当たりが強いので注意しましょう。
  • 写真撮影
    フランスでの写真撮影は、禁止区域はもちろん、空港などでも注意が必要です。一般的に美術館では、フラッシュや三脚を使わなければ撮影は可能。ただし、禁止している場合もあるので確認しましょう。
  • エスカレーター
    でのルール
    急ぐ人のために右側に立って、左側は常に空けておくこと。エスカレーターのある場所はデパートでも地下鉄でも同じルールです。

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