東欧・中欧の食

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東欧・中欧の食|東欧・中欧観光ガイド

ドイツやトルコなど周辺諸国の料理の影響を受け独自の郷土料理が発達した東欧・中欧の国々。また、ハプスブルク帝国時代には、領土内にあった各地の料理がウィーンにもたらされ、宮廷料理として洗練されていきました。ワイン酒場・ホイリゲやカフェなどで、素朴な郷土料理や伝統の味をお気軽に!

ウィーナーシュニッツェル ▲揚げたてのウィンナーシュニッツェルにレモンをかけて
オーストリアでも人気の味を丸かじり ウィーナーシュニッツェル
仔牛の肉を叩いて薄く伸ばし、パン粉を付けて揚げたもの。サクッとした歯ざわりと、やわらかな肉のうま味が楽しめる人気料理。
アインシュペンナー(オーストリア)
アインシュペンナー
モカ(ブラックコーヒー)をグラスに注ぎ、ホイップクリームを浮かべた日本で「ウィンナーコーヒー」と呼ばれるものがこれ。ちなみにウィーンでは、モカに同量の泡立てたミルクを入れたメランジェが最もポピュラー。
ビール(チェコ)
ビール
チェコはドイツに匹敵するビール大国。色、味、香りと多種多様なビールが楽しめるビアホールで一杯。
クネドリーキ(チェコ)
クネドリーキ
小麦粉ベースの生地を茹でた、蒸しパンのような食べ物。肉料理のソースとの相性がバツグン。
グヤーシュ(ハンガリー)
グヤーシュ
パプリカをたっぷりと入れて味をつけた牛肉と野菜のスープ。ハンガリーの代表的な料理のひとつ。
貴腐ワイン(ハンガリー)
貴腐ワイン
フランスのルイ14世が絶賛したトカイワインは世界3大貴腐ワインのひとつ。
ピエロギ(ポーランド)
ピエロギ
サワークラウトやチーズ、きのこ、ポテトなどが入った水餃子に似た食べ物。
東欧・中欧のおいしいキーワード
裁判にも発展!? ザッハートルテ
ザッハートルテ
商標をめぐる裁判で、どちらもザッハートルテを名乗ることが認められた世界的に有名なホテル・ザッハーと王室御用達の店デーメル。両方を食べ比べてみたい。
▲酪農の国オーストリア名物
庶民の憩いの場ホイリゲ
ホイリゲ
ホイリゲは今年の新酒のこと。皇帝ヨーゼフ2世が農家に販売許可を出してから自家製ワインと家庭料理を出す酒場を呼ぶようになりました。
▲オーストリアの味を楽しもう
チェコ生まれの黄金ビール
ビール
チェコはピルスナービールの発祥地。下面発酵という醸造法により1841年に澄んだ黄金色のビールが誕生。やがて世界に広がりました。
▲水より安い!? チェコビール
スパイスの決め手パプリカ
パプリカ
ハンガリー料理に欠かせないのがパプリカ。粉末を煮込み料理やスープの香辛料に。また、パプリカの肉詰めなど生で使うこともあります。
▲スーパーなどで手に入る
その土地ならではの味を楽しむ 東欧・中欧のグルメ紀行
郷土料理
  1. 周辺諸国の影響を受けた独特の味
    ミラノ風カツレツが原形というウィンナーシュニッツェル、グヤーシュに使われるパプリカはトルコから入ってきたもの。
  2. 宮廷の味ターフェルシュピッツ
    オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフの大好物だった牛もも肉の煮込み料理。西洋わさび入りのアップルソースを付けて。
  3. 羊のチーズが濃厚 ハルシュキ
    小麦粉とポテトのニョッキに、羊のチーズのソースをかけて、カリカリに焼いたベーコンを添えたスロバキアの名物料理。
ヨーグルトの国ならでは タラトール
ヨーグルトに細かく切ったニンニク、キュウリ、ハーブなどを加えて混ぜ、オリーブオイルと塩で味を調えた冷製スープ。ブルガリアの名物料理。
ヨーロッパのそばがき ジュガンツィ
粗挽きのトウモロコシの粉を湯やだし汁で溶き、こねながら煮る、そばがきのようなクロアチアの食べ物。おろしたチーズやソースをかけて。
知っておきたい東欧・中欧の食べ・飲み屋さんの呼び名
チェコのピヴニツェ(ビアホール)、ハンガリーのヴェンデーグルー(ビストロ)やチャールダ(居酒屋)、ポーランドの食事処バルなどで気軽にグルメ。
東欧・中欧の旅に欠かせないティータイム
ウィーンのカフェで本場のウィンナーコーヒーやザッハートルテを。あるいは、ハプスブルク帝国のエリーザベト皇妃も通ったブダペストのカフェで優雅なひとときを。
  • ブダペスト カフェ
  • 昔男性たちの会議の場だったブダペストのカフェ
ピルスナー・ウルケルを求め、プルゼニュへ
ピルスナービールの発祥地プルゼニュで、ホップの苦みと爽やかなのど越しが身上のピルスナー・ウルケルを味わってみては。ビール好きでなくても訪れる価値ありです。
  • プルゼニュ
  • ビールの聖地プルゼニュは見どころも多い

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