旅に役立つ情報満載鹿児島県観光ガイド

屋久島屋久島
向日葵畑 開聞岳向日葵畑 開聞岳
桜島桜島

錦江湾に浮かぶ雄大な桜島を望む鹿児島は、西郷隆盛など明治維新の英傑を輩出した城下町。その北には神話に彩られた霧島の山々が連なり、南には開聞岳がそびえ立ちます。世界自然遺産に登録されている屋久島や東洋のガラパゴスと呼ばれる奄美大島などの離島観光もおすすめです。

鹿児島県の観光マップ

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季節のおすすめランキング

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鹿児島の春は、活火山の桜島や桜の名所、植物園など、自然の景勝地が楽しめます。桜島は活動する複合火山で雄大な姿が見られ、忠元公園の約2kmの桜並木はライトアップで幻想的な景色となります。

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桜島

桜島

鹿児島のシンボルで今も活動を続ける、高さ1,117m、周囲約52kmの複合活火山。桜島ビジターセンターで歴史や地形を学び、フェリーから雄大な姿を望めます。

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忠元公園

忠元公園

市街地を見下ろす小高い丘の公園。約2kmの桜並木が美しく、夜はライトアップも。「日本さくらの名所100選」にも選ばれた桜の名所です。

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フラワーパークかごしま

フラワーパークかごしま

温暖な気候を活かした世界各地の植物が楽しめる広大な植物公園。開聞岳を背景にした花広場や展望回廊、温室など見どころいっぱいです。

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和気神社

和気神社

奈良時代、和気清麻呂ゆかりの神社。交通安全、学問、建築の神として知られます。坂本龍馬夫妻の新婚旅行の地でもあり、隣の公園では美しい藤の花が咲き誇ります。

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いこいの森 丸山公園

いこいの森 丸山公園

丸山中腹の公園で、春には桜が咲き、遊具や近くの温泉、物産館も魅力です。家族連れでのんびり過ごせる憩いの場所です。

夏の鹿児島は、離島の絶景が目を引きます。世界自然遺産の屋久島では大自然に囲まれてリフレッシュでき、与論島の潮によって現れる白い砂浜は絶品の景色。県内にも雄川の滝など、迫力ある滝つぼが点在しています。

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屋久島

屋久島

世界自然遺産に登録された島。独特の自然が魅力で、登山やマリンスポーツも充実。日常を忘れ、大自然の中でリフレッシュできるスポットです。

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百合ヶ浜(与論島)

百合ヶ浜(与論島)

潮の満ち引きで現れる幻の白い砂浜。キラキラ輝く海面とエメラルドグリーンの海、美しい砂紋が織りなす絶景は、まさに地上の楽園です。

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雄川の滝

雄川の滝

南大隅町にある落差46m、幅60mの迫力ある滝。駐車場から1,200mの遊歩道を歩きながら、渓流の音に癒されます。大河ドラマや映画のロケ地としても有名です。

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佐多岬

佐多岬

本土最南端の岬。日本最古の灯台「佐多岬灯台」や北緯31度線モニュメントが有名で、晴れた日には屋久島や種子島も望め、縁結びの神社もある絶景スポットです。

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ハートロック

ハートロック

干潮時にだけ現れる、自然にできたハート型の潮だまり。恋愛のパワースポットとして人気の隠れた名所です。

秋めいた鹿児島は、名所の紅葉や庭園の景勝地が見頃を迎えます。垂水千本イチョウ園では黄金色の絨毯が広がり、世界文化遺産の仙巌園では四季折々の庭園美が堪能できます。えびの高原の草原や原生林の紅葉も見逃せません。

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垂水千本イチョウ園

垂水千本イチョウ園

その名の通り、1,200本ものイチョウが植えられた名所。シーズンになると一面が黄金色に染まる圧巻の景色は、まるで映画のワンシーンのようです。

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仙巌園

仙巌園

島津家別邸の広大な庭園。桜島を築山、錦江湾を池に見立てた雄大な景観と四季折々の花々が魅力で、世界文化遺産にも登録された歴史的な場所です。

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えびの高原

えびの高原

霧島山の高原。世界でここにしかないノカイドウの自生地として有名で、ミヤマキリシマやススキの草原が広がり、登山やキャンプなどのアクティビティも充実しています。

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曽木の滝公園

曽木の滝公園

迫力満点の滝は、幅210m、高さ12mの雄大なスケールで、四季折々の自然美と滝のコラボレーションが楽しめます。

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韓国岳(からくにだけ)

韓国岳

霧島連山の最高峰。標高1,700mながら、比較的登りやすいため子供でも登頂可能。頂上からの眺望は感動的です。

鹿児島の冬は、雄大な火山と湖沼の絶景が人気スポット。池田湖と開聞岳の景色は九州を代表する風景で、水族館からも桜島の雄姿を望めます。指宿では、砂むし温泉がおすすめです。

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池田湖と開聞岳

池田湖と開聞岳

九州最大のカルデラ湖と薩摩富士・開聞岳のコラボレーションが美しい景勝地。湖畔には四季の花が咲き誇り、謎の生物「イッシー」伝説もあります。

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いおワールドかごしま水族館

いおワールドかごしま水族館

桜島を目の前に望むロケーションが自慢の水族館。約800種の生き物を展示しており、九州唯一のジンベエザメ、夜の水族館など見どころ満載です。

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指宿

指宿

温暖な気候に恵まれた食と健幸のまち。天然砂むし温泉や池田湖、開聞岳など豊かな自然に囲まれ、幸せを呼ぶ蝶が舞う南国ムードあふれる場所です。

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霧島アートの森

霧島アートの森

自然と調和した野外美術館。国内外の作家による彫刻作品が点在し、四季折々の景観とともに芸術を楽しめます。アートホールでの展示や体験活動も魅力です。

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霧島温泉

霧島温泉

霧島連山南西部の9つの温泉の総称。多彩な泉質と効能、周辺の名所や宿泊施設の充実から、霧島観光の拠点として人気を集めています。

鹿児島県のおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • 種子島

    種子島

    種子島

    鉄砲伝来の地として有名な種子島。島の東南端には、国内唯一の実用衛星打ち上げ基地「種子島宇宙センター」があります。

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  • 屋久島

    屋久島

    屋久島

    世界自然遺産に登録されている屋久島は、推定樹齢7200年の縄文杉をはじめ、太古の自然が残る神秘の島です。

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  • あやまる岬

    奄美大島

    奄美大島

    鹿児島と沖縄の中間に位置する奄美大島は、ここでしか見ることのできない固有の動植物が生息している自然の宝庫です。

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  • 桜島

    桜島

    鹿児島市

    薩摩半島と大隅半島にはさまれた錦江湾に浮かぶ鹿児島のシンボルとして有名で、現在も活発な火山活動が続き、噴煙を上げ続ける活火山として世界的に有名です。1914年の噴火で大隅半島と地続きになり、海を挟んで約4kmのところには県庁所在地の鹿児島市が広がっています。鹿児島市からはフェリーに乗って約15分で桜島港に到着。港のそばには桜島の噴火の歴史を学べる「桜島ビジターセンター」や、天然温泉の足湯がある「溶岩なぎさ公園」があります。また展望所のなかで最も高い位置にある「湯之平展望所」や、溶岩遊歩道の途中にある「有村溶岩展望所」からは、荒々しい山肌や立ち上る噴煙を間近に見て、地球の鼓動を感じる体験ができます。

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  • 仙厳園

    仙厳園

    鹿児島市

    鹿児島の藩主であった島津家の19代当主、光久によって島津家の別邸として築かれた仙巌園。目の前に広がる錦江湾と噴煙を上げる桜島を一望できる美しい庭園は、鹿児島を代表する観光名所の一つで、国の名勝にも指定されています。1万5千坪におよぶ園内には要人を招く迎賓館としても使われた島津家の御殿や、島津家ゆかりの神社などが点在しています。この地にあった日本最古の石造洋式機会工場は現在、島津家と南九州の歴史を紹介する博物館「尚古集成館」となっており、この一帯は2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されています。また園内には桜島を眺めながら郷土料理が食べられるレストランや、薩摩切子の制作工程を見学できる工場やショップ、カフェなどもあります。

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  • 出水

    出水

    出水市

    鹿児島県の北西部にあり、八代海に面した出水は、毎年1万羽を超えるツルが越冬のためシベリアから飛来することで有名です。ツルの飛来数と種類の多さは日本一で、国の特別天然記念物にも指定されています。ツルは10月中旬から12月にやってきて、3月頃まで滞留し、その期間であれば常時見られます。ツルのねぐらになっている干拓地近くにある「出水市ツル観察センター」の2階の展望所からは、間近でツルの生態を観察できます。また日本で唯一といわれるツルの博物館「クレインパークいずみ」では、ツルに関するさまざまな展示が行なわれています。出水市内には他にも、日本一の大鈴がある「箱﨑八幡神社」や、江戸時代の武家屋敷が保存されている地区「出水麓武家屋敷群」などの名所もあります。

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  • 曽木の滝

    曽木の滝

    伊佐市

    鹿児島県の北部にある伊佐市を流れる川内川。その上流にある曽木の滝は幅210m、高さ12mというダイナミックな景観から「東洋のナイアガラ」ともいわれています。奇岩がそそり立ち、千畳岩の岩肌を轟音とともに滝が流れ落ちる様子は壮観で、特に夏は水量も増えて迫力が増します。滝の下流は鶴田ダムへと注ぎ込み、その先にはダムが水位を下げる夏の間だけ姿を現す曽木発電所跡の遺構があります。滝の周辺一帯は自然公園となっており、春には桜やツツジ、秋にはもみじやイチョウが彩りをそえ、さまざまなイベントも開催されます。公園内には縁結びと安産の神様がまつられている「清水神社」や、鯉やニジマス、黒豚など特産品を使った料理が食べられる食事処や売店などもあります。

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  • 曽木発電所跡

    曽木発電所跡

    伊佐市

    鹿児島県北部を流れる川内川の上流にある曽木発電所跡は、夏の間だけダム湖の中から姿を現す古城のような遺構です。曽木発電所は明治42年、上流にある「曽木の滝」の水力を利用し、金鉱山に電力を供給するために造られた、当時国内では最大級の発電所でした。しかし1965年に鶴田ダムが完成したことでその役目を終え、ダムの底へと水没しました。現在では渇水期の5月から9月の間、湖面から中世ヨーロッパの居城跡のような煉瓦造りの建物が姿を現します。普段は遺構付近への立ち入りはできませんが、対岸にある「曽木発電所遺構展望台公園」から見学することが可能です。周辺にも発電所の遺構が散在していて、それらは貴重な土木遺産となっています。

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  • 知覧武家屋敷

    知覧武家屋敷

    南九州市

    薩摩半島の南中心部に位置する知覧は、江戸時代に薩摩藩の外城として栄えた町で、武家屋敷が連なる街並みが美しく保存されていることから「薩摩の小京都」と呼ばれています。東西にのびる武家屋敷通りを中心に、約700mにわたって江戸時代の面影が残る街並みが続いており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。知覧の十八代当主、島津久峰が造らせたこの武家屋敷群は、整然と並ぶ石垣や手入れの行き届いた生垣、格式の高さを感じさせる屋敷が連なり、折れ曲がりながら続く小路や清流の流れる水路などとともに、町全体が庭園のような雰囲気を醸し出しています。また北東部に鎮座する母ヶ岳を借景に、工夫を凝らして造られた美しい7つの庭園が国の名勝に指定されています。

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  • 知覧特攻平和会館

    知覧特攻平和会館

    南九州市

    第二次世界大戦が始まる1941年、知覧に飛行場と陸軍飛行学校が造られ、多くの操縦士が養成されました。そして1945年、日本本土も攻撃を受け、苦戦を強いられるようになった日本軍は、片道だけの燃料を積んだ飛行機で敵艦に体当たり攻撃をする特攻作戦を決行、この知覧飛行場から439名が飛び立って行きました。「知覧特攻平和会館」にはその特攻隊員たちの写真や遺品、家族に宛てた手紙などが保存されており、このような事実があったことを後世に伝え、二度と悲劇が繰り返されないようにとの願いのもとに展示されています。他にも実際に使用されていた戦闘機や特攻隊に関する資料なども展示されており、当時の様子を知る語り部による講話を聞くこともできます。(講話は事前予約が必要です)

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  • 霧島神宮

    霧島神宮

    霧島市

    鹿児島県と宮崎県の県境にあり、日本で初めて国立公園に指定された霧島連山。そのふもとにある霧島神宮は創建6世紀と伝えられ、建国神話の主人公であるニニギノミコトが祀られています。活火山である霧島山の噴火による消失で何度も再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所へ移されました。現在の社殿は第4代薩摩藩主の島津吉貴が建立したもので、壮麗な朱塗りの社殿の内部にも豪華な装飾が施され、本殿と幣殿、拝殿が国宝と重要文化財に指定されています。緑深い参道の途中には桜島まで眺められる展望所のほか、樹齢800年の御神木や招霊木、さざれ石などのパワースポットも点在しています。周辺には渓谷沿いに遊歩道が整備されている「神水峡」や、霧島温泉郷などがあります。

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  • 指宿砂蒸し風呂

    指宿

    指宿市

    指宿は薩摩半島の南端に位置し、東は錦江湾、南は東シナ海に面しています。年間の平均気温は18度と高く、市内にはソテツが自生し、南国ムードが漂う町です。また指宿市の全域を霧島火山脈が縦断しているため、豊富な湧出量を誇る温泉が数多くあり、温泉が自然に湧いている海岸もあります。高温の温泉で熱くなった砂を体にかぶせあたたまる蒸し風呂「天然砂むし温泉」は世界的にもめずらしく、天然のサウナといわれています。市の中央部には九州最大の大きさを誇る「池田湖」、南西部には薩摩富士とも呼ばれる「開聞岳」、最南端の岬には絶景を望める「長崎鼻」、東部には干潮時のみ地続きになって渡ることができる無人島「知林ヶ島」などの観光スポットがあり、多くの観光客が訪れています。

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  • 長崎鼻・開聞岳

    長崎鼻・開聞岳

    指宿市

    薩摩半島の最南端にある長崎鼻は海に向かって突き出した岬になっています。海亀の産卵地でもあるこの場所は、浦島太郎がここから竜宮城へ旅だったとの言い伝えもあり、「龍宮鼻」ともいわれています。近くには豊玉姫(乙姫様)を祀った「龍宮神社」もあります。岬の先に立つ白い灯台と青い海のコントラストが美しく、晴れた日には屋久島や硫黄島まで見渡せます。長崎鼻の西側にそびえ立つ開聞岳はその整った円錐形の姿から別名「薩摩富士」とも呼ばれ、日本百名山のひとつにもなっています。標高は924mで、4,668mの登山道を登ると、頂上からは北の霧島連山から桜島、南の海に浮かぶ屋久島など離島までの大パノラマが一望でき、年間を通して多くの登山客でにぎわっています。

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  • 池田湖

    池田湖

    指宿市

    指宿市の中央部にある池田湖は周囲15km、最大水深233mの九州最大のカルデラ湖で、約5700年前の巨大噴火で形成されたといわれています。藍色に澄んだ湖水は神秘的で、湖には竜神が棲むとの伝説があり、謎の巨大生物「イッシー」が目撃される湖としても知られています。市の天然記念物に指定されているオオウナギの群棲地であり、市民の生活を支える水源でもあります。池田湖畔にある花壇には四季おりおりに咲くさまざまな花が植えられており、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳をバックに美しい光景が広がります。全国に先駆け、12月下旬から2月にかけて見ごろをむかえる菜の花畑も有名で、一足早く春を告げる「いぶすき菜の花マラソン」のコースともなっています。

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  • 佐多岬

    佐多岬

    肝属郡

    佐多岬は大隅半島の南端にあり、本土の最南端でもある岬です。太平洋、東シナ海、錦江湾が交わる海が目の前に広がり、晴れた日には種子島や屋久島まで一望できます。展望台の先には岩礁が続き、その先にある大輪島には日本最古の灯台のひとつといわれる「佐多岬灯台」があります。展望台の周辺は「佐多岬公園」となっており、入り口から展望台までの遊歩道は樹齢80年のガジュマルや、自生のソテツ、ブーゲンビリアなどの亜熱帯植物に囲まれていて、南国気分が味わえます。途中には708年に創建された御崎神社があり、現在は縁結びの神様として人気のスポットとなっています。また佐多岬周辺の海域はサンゴ礁や熱帯魚、ウミガメなどが生息し、国内第1号の海中公園に指定されています。

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  • 雄川の滝

    雄川の滝

    肝属郡

    大隅半島の南大隅町の中心部を流れる雄川。その上流にある雄川の滝は幅60m、落差は46mあり、断崖から絹糸のような滝がエメラルドグリーンに輝く滝壺に流れ落ちる様子が美しい景勝地です。晴れた日は滝壺のエメラルドグリーンの色がさらに鮮やかになり、雨が多いと水量が増して迫力のある滝が見られます。山奥にあるため、以前はあまり知られていませんでしたが、大河ドラマのオープニングや映画のロケ地としても使われるようになり、今では人気の観光スポットになっています。近くの駐車場からは約1.2kmの遊歩道が整備され、目の前の視界いっぱいに広がる滝を眺められる「雄川の滝展望所」まで行くことができます。ほかにも滝壺を上から一望できる「上流展望所」もあります。

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  • 知林ヶ島

    知林ヶ島

    指宿市

    指宿市の北東にある田良岬から約800m先の沖合に浮かぶ知林ヶ島は周囲約3kmの小さな無人島です。3月から10月までの大潮や中潮の干潮時、陸と島の間に砂の道が現れ、そこを歩いて島まで渡れます。陸と島を結ぶことから「縁結びの島」と呼ばれており、砂の道は「ちりりんロード」という名称がついています。島には約2.5kmの遊歩道や展望台などが整備されていて、手つかずの自然が残る島内を散策できます。展望台には鳴らすと幸せが訪れるといわれる「Chirin’s Bell(チリンズベル)」があり、陸までのびる砂の道と指宿市街地、対岸にそびえる魚見岳が一望できます。またちりりんロードの入り口近くには、ある地点から見るとハート型に見えるオブジェが設置されています。

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  • 針尾公園

    針尾公園

    出水郡

    針尾公園は鹿児島県の最北端にある長島町の北東部にあります。天草一帯の実権を握っていた豪族宮地氏の砦の跡地といわれ、近くには薩摩藩が設けた三船番所跡があります。八代海を望む崖上にあり、目の前に雲仙天草国立公園が広がっています。長島町の一部である諸浦島や伊唐島、獅子島をはじめ、天草諸島を一望でき、眼下に広がる景観は「薩摩松島」とも呼ばれています。天気のよい日には雲仙普賢岳まで望めます。この公園のトイレは平成26年に改修された際に、トイレの中からも絶景を眺められる斬新な作りに変更され、話題を呼んでいます。展望台も兼ねたこのトイレは「針尾空中展望トイレ」という名称で、眺望日本一のトイレを目指しているそうです。

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  • 長島町

    長島町

    出水郡

    鹿児島県の最北端に位置する長島町は、長島本島をはじめ諸浦島や伊唐島、獅子島など大小23の島々からなる町です。鹿児島県本土の阿久根市との間にある海峡、黒乃瀬戸は万葉集にも歌われた名勝で、全長502mの黒乃瀬戸大橋がかかっています。このほか長島と伊唐島を結ぶ伊唐大橋など、5つの橋が島と島、島と本土を結んでいます。長島の中央部にある行人岳は標高394mの山で、山頂からは天草の島々を見渡せ、ツルが出水からシベリアに戻る北帰行を眼下に見下ろせる場所としても有名です。また小浜崎古墳群や指江古墳群など200基以上の古墳が見つかっており、古墳の島ともいわれています。「針尾公園」や「上り浜・汐見の段々畑」などの絶景ポイントも多くあります。

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  • 神川大滝公園

    神川大滝公園

    肝属郡

    大隅半島の国見連山に囲まれた場所にある神川大滝公園は、国見連山を源流とする清流、神ノ川の流域を整備してつくられた公園です。園内には豪快にしぶきを上げて流れ落ちる幅30m、高さ25mの神川大滝のほか、大小7つの滝があり、周辺には遊歩道や吊り橋、親水公園などが整備されています。高さ68mのところにある「虹のつり橋大滝橋」からは豊かな原生林と断崖絶壁を流れる滝が一望でき、全長130mの空中散歩が楽しめます。滝の近くの遊歩道は滝壺まで近づけるため、水しぶきを浴びながら滝の迫力を体感できます。また敷地内には、自然の中で流しそうめんなどの食事が楽しめる大滝の茶屋もあります。子ども用の遊具などもあり、夏の間は滝周辺での水遊びも楽しめます

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  • 吾平山上稜

    吾平山上稜

    鹿屋市

    大隅半島の鹿屋市にある吾平山上稜は、日本の初代天皇である神武天皇の御父君「ウガヤフキエズノミコト」と御母君「タマヨリヒメ」の御陵で、地元では「あいらさんりょう」という呼び名で親しまれています。全国でもめずらしい岩屋の陵で、御陵のある山を鵜戸山、洞窟は鵜戸窟と呼ばれていて、鹿児島県の神代三山陵のひとつとされています。500mほど続く玉砂利の参道は緑が美しく、近くに流れる姶良川で手を洗い清めて、参拝へと進みます。その様子が伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも呼ばれていて、正月の三が日には初詣客でにぎわいます。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、野鳥が数多く見られる場所としても知られています。

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  • 杉本酒造

    杉本酒造

    出水郡

    1916年創業の焼酎の蔵元「杉本酒造」は、鹿児島県の北西部、東シナ海と八代海に囲まれた長島にあります。1967年、長島にある杉本酒造をはじめとした5つの蔵元が手を結び、長島研醸を発足。それぞれの蔵で伝統と技を守りながら作り続けている原酒を持ち寄り、ブレンドするという手法を現在も継承しています。長島研醸の顔とも言える「さつま島美人」は鹿児島県産のさつまいもと米白麹を使った芋焼酎で、長島の特産品として島民のみならず、県外でも広く親しまれています。ほかにも天璋院篤姫ゆかりの地の土壌物質から培養した「篤姫酵母」を使用した「鹿児島美人」などの焼酎がつくられています。杉本酒造には醸造所のほか、焼酎や焼酎用のグラスなどを販売しているお店や、バーベキューが楽しめる公園もあります。

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  • エグチベジブル

    エグチベジブル

    出水郡

    エグチベジフルは鹿児島県の最北端にある長島でじゃがいもの生産・販売を手がけている会社です。海と山に囲まれた長島は気候も温暖で、冬の間も温かさを保てる石垣を生かした段々畑があり、良質のジャガイモが育つ環境に恵まれています。また長島独特の「赤土」は火山灰の成分である酸化鉄が多く含まれているため、鉄や亜鉛などのミネラル成分が多く、甘くてホクホクしたジャガイモの生育に適しています。エグチベジフルは現在、約600戸の農家と契約し、年間約15,000tの「赤土ジャガイモ」を栽培、全国に出荷しています。公式キャラクターのがじゃまるくんが描かれた箱に入った赤土ジャガイモは、がじゃまるくん商品オンラインショップなどのネット通販サイトから購入できます。

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  • 射楯兵主神社

    射楯兵主神社

    南九州市

    薩摩半島の南九州市の南端にある射楯兵主神社は、海岸沿いの岩礁が突き出た場所に立っています。窯の蓋を頭に乗せ、鳥居から拝殿まで落とさずに歩く「窯蓋願掛け」という参拝方法で知られていて、勝負事や開運にご利益があることからスポーツ選手や芸能人が訪れるパワースポットとしても有名です。スサノオノミコトが祀られているこの神社は、「窯蓋神社」との別名もあります。武の神様として崇められ、戦前は窯の蓋を持っていくと敵の弾にあたらず、無事に帰ってこられると言い伝えが広がり、多くの出兵者や家族が参拝に訪れました。また神社の裏にある「希望の岬」は目の前に広がる海と開聞岳を眺められ、窯の形のベンチがあるビュースポットとしても知られています。

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  • 平川動物公園

    平川動物公園

    鹿児島市

    鹿児島市の海のそばにある平川動物公園は、園内を川が流れ、南国らしい豊かな自然があふれる動物園です。メインゲートから園内に入ると、錦江湾と桜島をバックにキリンやシマウマ、ダチョウなどの動物たちが悠然と歩く景色が目の前に広がります。約130種、900点以上の動物たちを飼育しており、動物たちが本来の姿でいきいきと暮らせるように、自然を生かした展示方法を取り入れています。ロバやヒツジなどに触れ合えるコーナーや、桜島を眺められる足湯などがあり、園内を動物の形をしたバスが走っています。また観覧車やゴーカート、メリーゴーランドなどがある遊園地も併設されています。夏季に行われる「夜の動物園」など、年間を通してさまざまなイベントも行われています。

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  • いおワールドかごしま水族館

    いおワールドかごしま水族館

    鹿児島市

    目の前に桜島を望む鹿児島本港の近くにある、いおワールドかごしま水族館は「黒潮浪漫海道」をテーマに、約800種、1万点の海のいきものを飼育・展示しています。ジンベイザメがマグロなどが回遊する迫力満点の「黒潮大水槽」や、色鮮やかな熱帯魚やヒトデなど、サンゴ礁で暮らすいきものが展示されている「南西諸島の海」、錦江湾のいきものを中心にした「かごしまの海」、深海に潜ったような体験ができる「鹿児島の深海」や「クラゲ回廊」などのコーナーがあります。観客参加型のショー「いるかの時間」や、バックヤードツアーなどのイベントも行われています。また夏休みの週末やゴールデンウィークには「夜の水族館」が開催され、多くの来場者でにぎわいます。

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  • 富屋食堂

    富屋食堂

    南九州市

    富谷食堂は薩摩半島の南部中央に位置する知覧にあります。第二次世界大戦中、知覧には飛行基地があり、爆弾を積んだ飛行機ごと敵機に突っ込む神風特攻隊として多くの若者たちがこの地から飛び立って行きました。富谷食堂は軍指定の食堂として、隊員たちの食事や身の回りのお世話を任され、食堂の女将であった鳥濱トメは隊員たちの母がわりとなって料理を作り、話を聞いたりしていました。その後「特攻の母」としてメディアにも取り上げられるようになり、富谷食堂は当時の姿を再現し「ホタル館 富谷食堂」として、特攻隊員たちの遺品や写真などを展示する資料館となりました。近くには隊員たちがよく訪れていたという「富谷旅館」もあります。

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  • 桷志田黒酢

    桷志田黒酢

    霧島市

    霧島市にある福山は海に面した温暖な気候の町で、江戸時代から黒酢作りが行われています。福山町にある福山黒酢は3年以上の熟成期間を経たこだわりの玄米黒酢「桷志田(かくいだ)」を作っています。良質な国産の有機玄米と、シラス台地が生み出す良質な水、自家製の麹を使い、アマン壺と呼ばれるかめ壺に入れて屋外で発酵させて作られます。黒酢杜氏が伝統製法を守りながら醸造した桷志田黒酢は、美容や健康維持にも効果があり、注目度が高まっています。醸造所内には黒酢を使った食事ができるレストランも併設されており、桜島と錦江湾をバックに約2万個の壺がずらりと並ぶ壺畑を見ながら食事を楽しめます。また黒酢杜氏やスタッフの案内で、壺畑を見学することもできます。

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  • 黎明館

    黎明館

    鹿児島市

    黎明館は鹿児島市の市街地、城山町にある県の人文系総合博物館です。この地は薩摩藩の藩主、島津家の居城「鹿児島城(鶴丸城)」の本丸跡で、昭和58年に開館しました。鹿児島の歴史や民俗、美術・工芸に関する資料が約3千点展示されており、約1万5千点の文化遺産が収蔵されています。迫力あるジオラマや大型の模型で街並みなどが再現されており、幕末期や明治維新の偉人たちの貴重な資料も充実しています。また2020年に復元された「御楼門」は高さ、幅ともに約20mあり、国内最大級の城門といわれていて、周辺のお濠や石垣などとともに当時の城の面影を残しています。近隣には美術館や博物館などのミュージアムや、西郷隆盛や島津斉彬などの偉人の銅像があります。

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  • 蒲生八幡神社

    蒲生八幡神社

    姶良市

    蒲生八幡神社は鹿児島県の中央部に位置する姶良市の内陸、蒲生町にあります。1123年に蒲生上総介舜清が宇佐八幡宮を勧請し、創建したと伝えられ、1618年に島津義弘によって社殿が再建されました。この神社には国指定重要文化財の「銅鏡秋草双雀文様」のほか、117面の銅鏡が保存されています。また境内には日本一の巨樹といわれる「蒲生の大クス」がそびえています。高さ約30m、根の周囲は約33mもあり、昭和63年の環境庁による調査で日本一の巨樹と認定され、国の特別天然記念物に指定されています。樹齢約1600年を誇り、この神社が創建された時にはすでに神木とされていて、地元では「おおくすどん」と呼ばれ、親しまれています。

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  • 慈眼寺公園

    慈眼寺公園

    鹿児島市

    慈眼寺公園は鹿児島市街地からほど近い、谷山地区にある公園です。慈眼寺は飛鳥時代に百済の名僧、日羅によって建立されたと伝えられ、日羅によって作られた観音像も安置されていましたが、明治2年の廃仏毀釈によって取り壊されてしまいました。現在では公園となった慈眼寺の跡地は鹿児島市の文化財に指定され、豊かな緑に囲まれた園内には清流が流れ、遊歩道も整備されています。ネモフィラやコスモスが植えられた花の広場や、ふるさと考古歴史館、谷山神社などがあり、春は桜の名所ともなっています。また3月中旬から10月の間、そうめん流しのお店がオープンし、桜島の噴火をイメージした噴流型の流しそうめんや、鹿児島名物の「じゃんぼ餅」が楽しめます。

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  • 輝北天球館

    輝北天球館

    鹿屋市

    輝北天球館は大隅半島の北部、鹿屋市輝北町にある「輝北うわば公園」の中にあります。標高約550mの高台にあるこの公園は、北に霧島連山、東に志布志湾、南に高隈山、そして眼下には錦江湾に浮かぶ桜島と360度の大パノラマを楽しめる絶景ポイントになっています。環境庁主催の星空継続観測では「日本一星空がきれいに見えるところ」に過去7回、選出されました。公園内にある輝北天球館は宇宙をイメージしたユニークなデザインの天文台で、天体観測ドームには口径65cmのカセグレン式反射望遠鏡が設置されており、昼間でも青空に輝く一等星を観測できます。館内には天体写真の展示室や、宇宙をイメージした「ゼロの空間」などがあります。

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  • 旧集成館「反射炉跡」

    旧集成館「反射炉跡」

    鹿児島市

    欧米列強の軍艦の襲来に危機感を持っていた江戸時代後期の日本。1851年に薩摩藩主に就任した島津斉彬は軍事や産業の育成を進めるため、島津家別邸の地続きの場所となる磯に工場群「集成館」を築きました。ここでは製鉄や紡績、ガラス製造、活版印刷のほか、大砲の鋳造や艦船の建造などが行われました。炉内部に炎と熱を反射させて鉄を溶かす反射炉は、オランダの技術書の翻訳書を参考に建設され、ここで大砲の砲身が造られました。現在は石組み技術で造られた2号反射炉の下部構造のみが残っており、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である「旧集成館」の遺構のひとつとして「仙巌園」の敷地内に保存、展示されています。

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  • 霧島神話の里公園

    霧島神話の里公園

    霧島市

    鹿児島県北部の霧島市にある霧島神話の里公園は、高千穂峰の標高670mの場所にあり、目の前には霧島連山、そして錦江湾と桜島、晴れた日には開聞岳まで見渡せます。霧島錦江湾国立公園内にあり、「道の駅霧島」としても親しまれています。霧島高原の地形を生かした公園の中にはさまざまなアトラクションがあり、ロードトレインポッポ号や遊覧リフトに乗って展望広場で絶景を堪能したり、ポッカールという乗り物やスーパースライダーに乗って坂を滑り降りたりできます。小さなお子さんが遊べる広場やパターゴルフ、南九州の神話のアニメーションが見られるシアターなどもあり、ファミリーで一日中楽しめます。道の駅には霧島特産の食材を使ったメニューを味わえるレストランもあります。

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  • 塩浸温泉龍馬公園

    塩浸温泉龍馬公園

    霧島市

    塩浸温泉龍馬公園は鹿児島県北部の霧島市にあります。霧島連峰を源とする天降川の流域に広がる新川渓谷には温泉郷が点在していますが、塩浸温泉もそのひとつです。緑深い山々と清らかな川の流れのコントラストが美しい景勝地となっています。1866年、京都で薩長同盟が成立した2日後、滞在していた寺田屋で何者かに襲われて負傷した坂本龍馬は、薩摩藩にかくまわれ、西郷隆盛のすすめで妻のお龍とともに霧島を訪れ、この地に逗留したと伝えられています。これが日本の新婚旅行の始まりともいわれ、園内には「坂本龍馬・お龍新婚旅行湯治碑」が立てられています。宿泊施設はありませんが、龍馬が湯治したと伝えられる温泉施設のほか、「龍馬とお龍の縁結びの足湯」や「龍馬資料館」があります。

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  • JAXA内之浦宇宙空間観測所

    JAXA内之浦宇宙空間観測所

    肝属郡

    大隅半島の東部、太平洋に面した肝付町にあるJAXA内之浦宇宙空間観測所は、起伏の多い山の地形を利用して造られた、世界でもめずらしいロケット打ち上げ場です。1962年に設立され、400機以上のロケットと40機以上の人工衛星や探査機を打ち上げてきました。1970年に打ち上げられた日本初の人工衛星「おおすみ」や、2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワの表面の物質を採取して無事、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」もここから飛び立ちました。近年ではイプシロンロケットの打ち上げで注目を集めています。打ち上げ場内に隣接する「宇宙科学資料館」にはロケットや人工衛星の模型、打ち上げ施設設備のほか、実際に使用した試作、試験品などが展示されています。

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  • ザビエル公園

    ザビエル公園

    鹿児島市

    ザビエル公園は鹿児島市の中心街、天文館の近くにあります。スペインの宣教師フランシスコ・ザビエルは日本にキリスト教を布教するため、1549年に鹿児島市の祇園之洲に上陸し、約1年間を鹿児島で過ごしました。キリスト教をはじめ、さまざまな異国の文化を日本に伝えたザビエルの功績をたたえるため、明治時代にザビエル教会が建てられましたが、第二次世界大戦で焼失。現在はその教会の石壁がザビエル滯鹿記念碑として、ザビエルの胸像とともに公園内に残されています。園内にはザビエルと、ザビエルの布教に伴った薩摩出身のヤジロウとベルナルドの3人の等身大の像も立てられています。公園の向かいにはザビエル上陸450年を記念して建てられた「鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂(新ザビエル教会)」があります。

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  • 桜島自然恐竜公園

    桜島自然恐竜公園

    鹿児島市

    桜島自然恐竜公園は対岸にある鹿児島市と桜島を結ぶフェリー乗り場にほど近い場所にあります。約5万平方mの広さを誇る園内には、桜島の荒々しい姿が恐竜時代を思いおこさせることから、プロントザウルスなど7種類ある恐竜の実物大模型が置かれています。中が滑り台やトンネルになっている恐竜や、高さ約12.5m、長さ約50mのスーパージャンボ滑り台、フィールドアスレチック、遊具などがあり、子どもたちに人気の公園となっています。中央部分は芝生広場になっていて、周辺には小鳥の森やアジサイの小道などがあり、春は桜の名所としても有名です。園内にある2つの展望台からは、桜島の山肌を間近に眺めたり、大正溶岩原と錦江湾を見渡したりと、迫力ある景色を堪能できます。

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  • 志布志湾大黒イルカランド

    志布志湾大黒イルカランド

    串間市

    鹿児島県と宮崎県の県境にある志布志湾大黒イルカランドは、イルカと一緒に泳げる、全国でもめずらしい体験型テーマパークです。イルカショープールでは、イルカたちのダイナミックなパフォーマンスを見るだけでなく、握手やタッチをしたり、イルカの背びれにつかまって一緒に泳ぐことができます。ペンギンハウスにはペンギンが、龍宮の館にはウミガメが飼育されていて、エサやりも体験できます。他にもポニーの乗馬体験や、ウサギのふれあい体験などのアクティビティが満載です。釣った魚を捌いて食べられる釣り堀や牡蠣小屋もあり、海鮮市場には志布志湾で水揚げされた魚介類や地元の野菜、特産物などが並んでいて、食事や買い物も楽しめます。

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  • 魚見岳自然公園

    魚見岳自然公園

    指宿市

    指宿市の北東部にある魚見岳は標高約215mの山で、頂上付近が自然公園になっています。南側と東側は切り立った崖になっていて、南側から見るとハワイにあるダイアモンドヘッドに似ているため、指宿市が「東洋のハワイ」と呼ばれる由縁のひとつになっています。その昔、漁師たちがこの山の山頂から海を見て、魚影を見つけると漁に出たことから「魚見岳」と名が付いたと伝えられています。頂上までは車で行くことができ、知林ヶ島や開聞岳、晴れた日には桜島まで見渡せる絶景ポイントになっていて、夜は街の夜景と満天の星空が眺められます。またツツジや椿など四季おりおりに咲く花や木が植えられ、春には600本の桜が咲き誇るお花見スポットとして多くの人でにぎわいます。

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  • 龍宮神社

    龍宮神社

    指宿市

    龍宮神社は薩摩半島の最南端、海に突き出た岬になっている長崎鼻の灯台の近くにあります。長崎鼻は竜宮伝説発祥の地といわれていて、龍宮神社には豊玉姫(乙姫様)が祀られています。神話では兄の海幸彦の釣り針をなくした山幸彦がそれを探しに竜宮に行き、そこで豊玉姫と結ばれ、その子孫は天皇家へと受け継がれたといわれています。また浦島太郎がここから竜宮へ旅だったとの言い伝えもあり、縁結びの神様として知られています。海に臨む神社らしく、絵馬の代わりに貝殻に願い事を書いて祈願します。また神社から灯台へ行く道の途中にある浦島太郎と亀の像の周りを2回まわってから亀をなでると願い事がかなう、との言い伝えもあります。竜宮城のような社殿も人気の撮影スポットになっています。

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  • 霧島アートの森

    霧島アートの森

    姶良郡

    霧島アートの森は霧島連山の西、栗野岳の標高約700mのところにある野外美術館です。霧島の雄大な高原の地形や樹木を生かして造られた野外展示スペースには、草間彌生をはじめとした国内外の著名な造形作家によるさまざまな作品が展示してあります。これらの作品は作家がここへ赴き、この地の特徴を生かしながら構想して作り上げたオリジナルのものです。展示スペースに広がる約2kmの散策路をめぐりながら、作品に直接触れたり、写真を撮ったりしながら観賞できるのも特徴のひとつです。桜島も自然がつくりあげたアートとして、屋外展示の一部となるように設計されています。またアートホールではさまざまな素材で表現された屋内作品の展示や企画展などがおこなわれています。

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  • 石橋記念公園

    石橋記念公園

    鹿児島市

    石橋記念公園は鹿児島市の浜町にあり、江戸時代に建造された橋を移設するために造られた公園です。鹿児島市の中心部を流れる甲突川には、江戸末期に5つのアーチ石橋がかけられ市民に親しまれてきましたが、1993年の集中豪雨により2つの橋が流失してしまいました。そのため「西田橋」をはじめとした3つの橋を保存するため、石橋記念公園と隣接する祇園之洲公園に移設・復元し、周辺に水遊びができるスポットなどが作られました。特に参勤交代の通路でもあった豪華な造りの「西田橋」は、渡った先にあった「御門」も復元され、橋越しに桜島も見えることから人気の撮影スポットになっています。また園内には石橋の歴史や技術などを伝える「石橋記念館」も併設されています。

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  • 照国神社

    照国神社

    鹿児島市

    照国神社は鹿児島市の城山のふもとに位置し、中心街の天文館からほど近いところにある鹿児島市で最も大きな神社です。島津家第28代当主の島津斉彬が祀られており、鹿児島の総氏神様として県民から親しまれています。1863年、日本の近代化に力を尽くした島津斉彬に対し、天皇より「照国大明神」の神号が授けられ、翌年に照国神社が建てられました。鹿児島城跡の構成文化財の一つとなっており、境内には島津斉彬の銅像も建てられています。島津斉彬は将軍、徳川家定と篤姫との縁談をまとめたと伝えられ、縁結びにご利益があるといわれています。夏には色鮮やかな灯籠が奉納される夏祭り「六月灯」がおこなわれ、多くの人でにぎわいます。

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  • 鹿児島城跡

    鹿児島城跡

    鹿児島市

    鹿児島城はのちの初代薩摩藩主、島津家久が関ヶ原の合戦直後の1601年頃に建設に着手したといわれている島津家の居城で、別名「鶴丸城」とも呼ばれています。山から平野にかけて築かれた「平山城」で、城山を背に藩主の居館が建てられ、海に向かって城下町が広がっています。明治6年、火災により本丸や御楼門が焼失し、現在は本丸跡に「鹿児島県歴史資料センター黎明館」が、二の丸跡には「鹿児島県立図書館」が建てられています。現存している周囲の石垣には、西南戦争の時についた弾痕が多く残り、当時の戦いの様子がうかがえます。居館の正面中央にあった御楼門は、2020年に日本最大の城門として復元され、夜にはライトアップがおこなわれています。

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  • 鹿児島市立美術館

    鹿児島市立美術館

    鹿児島市

    鹿児島市立美術館は、鹿児島市の城山町にあり、薩摩藩主、島津家の居城であった鹿児島城の二の丸の跡に建てられました。周辺には博物館や図書館、コンサートホールなどがあり、かごしま文化ゾーンと呼ばれています。この美術館では、日本近代洋画の発展に貢献した黒田清輝や藤島武二、東郷青児、版画家の橋口五葉、彫刻家の新納忠之介など、鹿児島出身作家の作品のほか、モネやルノアール、マチス、ピカソ、ダリやウォーホルなど、現近代美術の巨匠の作品が絵画史に沿って展示されています。さまざまな作家によって描かれた桜島をモチーフにした作品や、薩摩焼やガラス工芸の薩摩切子などの展示もあります。入り口にある吹き抜けの天井ドームは薩摩切子の文様をもとにデザインされたものです。

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  • 城山

    城山

    鹿児島市

    城山は鹿児島市街地の中心部に位置する標高107mの小高い山です。江戸時代にはふもとに薩摩藩主の島津家の居城「鹿児島城」が築かれ、明治時代には西南戦争最後の激戦地ともなり、「西郷隆盛終焉の地」などの史跡が多く残っています。展望台からは鹿児島の市街地と錦江湾が一望でき、煙を上げる桜島が目の前に迫る絶好の撮影スポットとなっています。晴れた日には霧島連峰や指宿の開聞岳も望め、夜景が美しいことでも有名です。ふもとにある「探勝園」または「薩摩義士碑」から展望台までは、全長約2kmの自然遊歩道が整備されています。樹齢約400年のクスの大木や、シイやカシなど約600種あまりの植物が自生する自然の宝庫でもあり、昭和6年に天然記念物および国の史跡に指定されました。

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  • 錦江湾

    錦江湾

    鹿児島市

    薩摩半島と大隅半島にはさまれた錦江湾は、鹿児島湾とも呼ばれています。約2万9千年前、巨大噴火によりできたカルデラに海水が流れ込んで形成され、約1130平方㎞と東京湾とほぼ同じ面積があります。北から湾奥部、湾央部、湾口部に区分され、湾奥部と湾央部には水深が200m以上の深海があり、世界的にもめずらしい深海のある内湾として知られています。現在も活発に活動を続ける桜島のほか、湾奥部の海底には「若尊カルデラ」という海底火山があり、海面にガスが泡となって浮上する「たぎり」という現象が見られます。錦江湾には1000種類近くの魚類のほか、野生のイルカも生息していて、桜島フェリーからもその姿を見ることができます。

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  • 高倉展望台

    高倉展望台

    姶良市

    高倉展望台は鹿児島県の中央部、姶良市加治木の市街地から車で10分ほどのところにあります。標高125mの高台にあり、展望台の一部はウッドデッキになっています。目の前には加治木の街並みが広がり、奥には錦江湾と桜島、両脇には薩摩半島と大隅半島が見渡せて、一枚の絵のような写真が撮れると人気のビュースポットです。また夜には美しい夜景が見られることでも知られています。この展望台は「さえずりの森」というキャンプ場の一角にあり、ロッジやコテージ、キャンプサイトなどの宿泊施設や、ピザ作りが楽しめるカフェなどが近くに点在しています。近くには大河ドラマのロケ地ともなった「龍門司坂」という緑に苔むした石畳の古道もあります。

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  • 白銀坂

    白銀坂

    姶良市

    白銀坂は姶良市脇元と鹿児島市牟礼ヶ岡まで続く石畳の道です。この周辺はかつて薩摩国と大隈国の国境となっていました。付近には多くの山城が築かれ、戦国時代には島津貴久や義弘などの武将たちが陣を構えていたとされています。江戸時代には、鹿児島城下から熊本に抜ける全長約70kmの主要街道「大口筋」として、薩摩藩により整備されました。その途中にある白銀坂は藩内随一の難所として知られ、現在は約2.7kmの道のりが残っています。高低差は300m以上あり、中腹の「七曲り」といわれる急勾配の箇所には1km以上に渡って石畳が残されています。途中には高さ約20mの「布引の滝」や、桜島が見える展望台などがあり、歴史を体感できるハイキングコースとして人気があります。

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  • 丸尾滝

    丸尾滝

    霧島市

    霧島温泉郷の丸尾温泉から霧島神宮に向かう国道223号の途中にある丸尾滝は、温泉水を集めて流れるめずらしい滝です。この滝の上流にある林田、栄之尾、硫黄谷、明礬の4つの温泉の湯が集まり、豪快な水しぶきをあげて流れ落ちる様は壮観です。高さ23m、幅は16mあり、温泉水が流れ込んでいるため、滝壺が美しい乳青色に染まっていて、冬は滝から湯けむりが立ちのぼります。夜は滝がライトアップされ、幻想的な雰囲気が感じられます。また丸尾滝をはじめ、岩盤の川床が広がる千畳敷や布引の滝、霧島最古の岩風呂などをめぐる約2.3kmの丸尾自然探勝路は、間近で霧島山麓の生態系を観察できる「森林セラピーロード」に指定されています。

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  • 垂水千本イチョウ園

    垂水千本イチョウ園

    垂水市

    垂水千本イチョウ園は大隅半島の西側に位置する垂水市にあります。その名のとおり1000本以上のイチョウの木が植えられ、見ごろを迎える秋にはあたり一面が黄金色に染まります。このイチョウ園は、園主の中馬さん夫妻が先代から受け継いだ時は荒れた山でしたが、開墾して7本のイチョウの木を植え、大事に育ててきました。今ではイチョウの木は約1200本にもなり、シーズンを迎えると多くの人が訪れ、垂水市を代表する名所のひとつになっています。2011年には中馬さん夫婦の活動と景観の素晴らしさが評価され、鹿児島県の景観大賞を受賞しました。葉が色付く時期には「たるみず千本イチョウ祭り」がおこなわれ、夜にはライトアップされて幻想的な「黄金の楽園」となります。

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鉄砲伝来の地として有名な種子島。島の東南端には、国内唯一の実用衛星打ち上げ基地「種子島宇宙センター」があります。

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世界自然遺産に登録されている屋久島は、推定樹齢7200年の縄文杉をはじめ、太古の自然が残る神秘の島です。

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鹿児島と沖縄の中間に位置する奄美大島は、ここでしか見ることのできない固有の動植物が生息している自然の宝庫です。

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薩摩半島と大隅半島にはさまれた錦江湾に浮かぶ鹿児島のシンボルとして有名で、現在も活発な火山活動が続き、噴煙を上げ続ける活火山として世界的に有名です。1914年の噴火で大隅半島と地続きになり、海を挟んで約4kmのところには県庁所在地の鹿児島市が広がっています。鹿児島市からはフェリーに乗って約15分で桜島港に到着。港のそばには桜島の噴火の歴史を学べる「桜島ビジターセンター」や、天然温泉の足湯がある「溶岩なぎさ公園」があります。また展望所のなかで最も高い位置にある「湯之平展望所」や、溶岩遊歩道の途中にある「有村溶岩展望所」からは、荒々しい山肌や立ち上る噴煙を間近に見て、地球の鼓動を感じる体験ができます。

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鹿児島の藩主であった島津家の19代当主、光久によって島津家の別邸として築かれた仙巌園。目の前に広がる錦江湾と噴煙を上げる桜島を一望できる美しい庭園は、鹿児島を代表する観光名所の一つで、国の名勝にも指定されています。1万5千坪におよぶ園内には要人を招く迎賓館としても使われた島津家の御殿や、島津家ゆかりの神社などが点在しています。この地にあった日本最古の石造洋式機会工場は現在、島津家と南九州の歴史を紹介する博物館「尚古集成館」となっており、この一帯は2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されています。また園内には桜島を眺めながら郷土料理が食べられるレストランや、薩摩切子の制作工程を見学できる工場やショップ、カフェなどもあります。

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鹿児島県の北西部にあり、八代海に面した出水は、毎年1万羽を超えるツルが越冬のためシベリアから飛来することで有名です。ツルの飛来数と種類の多さは日本一で、国の特別天然記念物にも指定されています。ツルは10月中旬から12月にやってきて、3月頃まで滞留し、その期間であれば常時見られます。ツルのねぐらになっている干拓地近くにある「出水市ツル観察センター」の2階の展望所からは、間近でツルの生態を観察できます。また日本で唯一といわれるツルの博物館「クレインパークいずみ」では、ツルに関するさまざまな展示が行なわれています。出水市内には他にも、日本一の大鈴がある「箱﨑八幡神社」や、江戸時代の武家屋敷が保存されている地区「出水麓武家屋敷群」などの名所もあります。

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鹿児島県の北部にある伊佐市を流れる川内川。その上流にある曽木の滝は幅210m、高さ12mというダイナミックな景観から「東洋のナイアガラ」ともいわれています。奇岩がそそり立ち、千畳岩の岩肌を轟音とともに滝が流れ落ちる様子は壮観で、特に夏は水量も増えて迫力が増します。滝の下流は鶴田ダムへと注ぎ込み、その先にはダムが水位を下げる夏の間だけ姿を現す曽木発電所跡の遺構があります。滝の周辺一帯は自然公園となっており、春には桜やツツジ、秋にはもみじやイチョウが彩りをそえ、さまざまなイベントも開催されます。公園内には縁結びと安産の神様がまつられている「清水神社」や、鯉やニジマス、黒豚など特産品を使った料理が食べられる食事処や売店などもあります。

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鹿児島県北部を流れる川内川の上流にある曽木発電所跡は、夏の間だけダム湖の中から姿を現す古城のような遺構です。曽木発電所は明治42年、上流にある「曽木の滝」の水力を利用し、金鉱山に電力を供給するために造られた、当時国内では最大級の発電所でした。しかし1965年に鶴田ダムが完成したことでその役目を終え、ダムの底へと水没しました。現在では渇水期の5月から9月の間、湖面から中世ヨーロッパの居城跡のような煉瓦造りの建物が姿を現します。普段は遺構付近への立ち入りはできませんが、対岸にある「曽木発電所遺構展望台公園」から見学することが可能です。周辺にも発電所の遺構が散在していて、それらは貴重な土木遺産となっています。

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薩摩半島の南中心部に位置する知覧は、江戸時代に薩摩藩の外城として栄えた町で、武家屋敷が連なる街並みが美しく保存されていることから「薩摩の小京都」と呼ばれています。東西にのびる武家屋敷通りを中心に、約700mにわたって江戸時代の面影が残る街並みが続いており、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。知覧の十八代当主、島津久峰が造らせたこの武家屋敷群は、整然と並ぶ石垣や手入れの行き届いた生垣、格式の高さを感じさせる屋敷が連なり、折れ曲がりながら続く小路や清流の流れる水路などとともに、町全体が庭園のような雰囲気を醸し出しています。また北東部に鎮座する母ヶ岳を借景に、工夫を凝らして造られた美しい7つの庭園が国の名勝に指定されています。

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第二次世界大戦が始まる1941年、知覧に飛行場と陸軍飛行学校が造られ、多くの操縦士が養成されました。そして1945年、日本本土も攻撃を受け、苦戦を強いられるようになった日本軍は、片道だけの燃料を積んだ飛行機で敵艦に体当たり攻撃をする特攻作戦を決行、この知覧飛行場から439名が飛び立って行きました。「知覧特攻平和会館」にはその特攻隊員たちの写真や遺品、家族に宛てた手紙などが保存されており、このような事実があったことを後世に伝え、二度と悲劇が繰り返されないようにとの願いのもとに展示されています。他にも実際に使用されていた戦闘機や特攻隊に関する資料なども展示されており、当時の様子を知る語り部による講話を聞くこともできます。(講話は事前予約が必要です)

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鹿児島県と宮崎県の県境にあり、日本で初めて国立公園に指定された霧島連山。そのふもとにある霧島神宮は創建6世紀と伝えられ、建国神話の主人公であるニニギノミコトが祀られています。活火山である霧島山の噴火による消失で何度も再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所へ移されました。現在の社殿は第4代薩摩藩主の島津吉貴が建立したもので、壮麗な朱塗りの社殿の内部にも豪華な装飾が施され、本殿と幣殿、拝殿が国宝と重要文化財に指定されています。緑深い参道の途中には桜島まで眺められる展望所のほか、樹齢800年の御神木や招霊木、さざれ石などのパワースポットも点在しています。周辺には渓谷沿いに遊歩道が整備されている「神水峡」や、霧島温泉郷などがあります。

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指宿は薩摩半島の南端に位置し、東は錦江湾、南は東シナ海に面しています。年間の平均気温は18度と高く、市内にはソテツが自生し、南国ムードが漂う町です。また指宿市の全域を霧島火山脈が縦断しているため、豊富な湧出量を誇る温泉が数多くあり、温泉が自然に湧いている海岸もあります。高温の温泉で熱くなった砂を体にかぶせあたたまる蒸し風呂「天然砂むし温泉」は世界的にもめずらしく、天然のサウナといわれています。市の中央部には九州最大の大きさを誇る「池田湖」、南西部には薩摩富士とも呼ばれる「開聞岳」、最南端の岬には絶景を望める「長崎鼻」、東部には干潮時のみ地続きになって渡ることができる無人島「知林ヶ島」などの観光スポットがあり、多くの観光客が訪れています。

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薩摩半島の最南端にある長崎鼻は海に向かって突き出した岬になっています。海亀の産卵地でもあるこの場所は、浦島太郎がここから竜宮城へ旅だったとの言い伝えもあり、「龍宮鼻」ともいわれています。近くには豊玉姫(乙姫様)を祀った「龍宮神社」もあります。岬の先に立つ白い灯台と青い海のコントラストが美しく、晴れた日には屋久島や硫黄島まで見渡せます。長崎鼻の西側にそびえ立つ開聞岳はその整った円錐形の姿から別名「薩摩富士」とも呼ばれ、日本百名山のひとつにもなっています。標高は924mで、4,668mの登山道を登ると、頂上からは北の霧島連山から桜島、南の海に浮かぶ屋久島など離島までの大パノラマが一望でき、年間を通して多くの登山客でにぎわっています。

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指宿市の中央部にある池田湖は周囲15km、最大水深233mの九州最大のカルデラ湖で、約5700年前の巨大噴火で形成されたといわれています。藍色に澄んだ湖水は神秘的で、湖には竜神が棲むとの伝説があり、謎の巨大生物「イッシー」が目撃される湖としても知られています。市の天然記念物に指定されているオオウナギの群棲地であり、市民の生活を支える水源でもあります。池田湖畔にある花壇には四季おりおりに咲くさまざまな花が植えられており、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳をバックに美しい光景が広がります。全国に先駆け、12月下旬から2月にかけて見ごろをむかえる菜の花畑も有名で、一足早く春を告げる「いぶすき菜の花マラソン」のコースともなっています。

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佐多岬は大隅半島の南端にあり、本土の最南端でもある岬です。太平洋、東シナ海、錦江湾が交わる海が目の前に広がり、晴れた日には種子島や屋久島まで一望できます。展望台の先には岩礁が続き、その先にある大輪島には日本最古の灯台のひとつといわれる「佐多岬灯台」があります。展望台の周辺は「佐多岬公園」となっており、入り口から展望台までの遊歩道は樹齢80年のガジュマルや、自生のソテツ、ブーゲンビリアなどの亜熱帯植物に囲まれていて、南国気分が味わえます。途中には708年に創建された御崎神社があり、現在は縁結びの神様として人気のスポットとなっています。また佐多岬周辺の海域はサンゴ礁や熱帯魚、ウミガメなどが生息し、国内第1号の海中公園に指定されています。

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大隅半島の南大隅町の中心部を流れる雄川。その上流にある雄川の滝は幅60m、落差は46mあり、断崖から絹糸のような滝がエメラルドグリーンに輝く滝壺に流れ落ちる様子が美しい景勝地です。晴れた日は滝壺のエメラルドグリーンの色がさらに鮮やかになり、雨が多いと水量が増して迫力のある滝が見られます。山奥にあるため、以前はあまり知られていませんでしたが、大河ドラマのオープニングや映画のロケ地としても使われるようになり、今では人気の観光スポットになっています。近くの駐車場からは約1.2kmの遊歩道が整備され、目の前の視界いっぱいに広がる滝を眺められる「雄川の滝展望所」まで行くことができます。ほかにも滝壺を上から一望できる「上流展望所」もあります。

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指宿市の北東にある田良岬から約800m先の沖合に浮かぶ知林ヶ島は周囲約3kmの小さな無人島です。3月から10月までの大潮や中潮の干潮時、陸と島の間に砂の道が現れ、そこを歩いて島まで渡れます。陸と島を結ぶことから「縁結びの島」と呼ばれており、砂の道は「ちりりんロード」という名称がついています。島には約2.5kmの遊歩道や展望台などが整備されていて、手つかずの自然が残る島内を散策できます。展望台には鳴らすと幸せが訪れるといわれる「Chirin’s Bell(チリンズベル)」があり、陸までのびる砂の道と指宿市街地、対岸にそびえる魚見岳が一望できます。またちりりんロードの入り口近くには、ある地点から見るとハート型に見えるオブジェが設置されています。

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針尾公園は鹿児島県の最北端にある長島町の北東部にあります。天草一帯の実権を握っていた豪族宮地氏の砦の跡地といわれ、近くには薩摩藩が設けた三船番所跡があります。八代海を望む崖上にあり、目の前に雲仙天草国立公園が広がっています。長島町の一部である諸浦島や伊唐島、獅子島をはじめ、天草諸島を一望でき、眼下に広がる景観は「薩摩松島」とも呼ばれています。天気のよい日には雲仙普賢岳まで望めます。この公園のトイレは平成26年に改修された際に、トイレの中からも絶景を眺められる斬新な作りに変更され、話題を呼んでいます。展望台も兼ねたこのトイレは「針尾空中展望トイレ」という名称で、眺望日本一のトイレを目指しているそうです。

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鹿児島県の最北端に位置する長島町は、長島本島をはじめ諸浦島や伊唐島、獅子島など大小23の島々からなる町です。鹿児島県本土の阿久根市との間にある海峡、黒乃瀬戸は万葉集にも歌われた名勝で、全長502mの黒乃瀬戸大橋がかかっています。このほか長島と伊唐島を結ぶ伊唐大橋など、5つの橋が島と島、島と本土を結んでいます。長島の中央部にある行人岳は標高394mの山で、山頂からは天草の島々を見渡せ、ツルが出水からシベリアに戻る北帰行を眼下に見下ろせる場所としても有名です。また小浜崎古墳群や指江古墳群など200基以上の古墳が見つかっており、古墳の島ともいわれています。「針尾公園」や「上り浜・汐見の段々畑」などの絶景ポイントも多くあります。

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大隅半島の国見連山に囲まれた場所にある神川大滝公園は、国見連山を源流とする清流、神ノ川の流域を整備してつくられた公園です。園内には豪快にしぶきを上げて流れ落ちる幅30m、高さ25mの神川大滝のほか、大小7つの滝があり、周辺には遊歩道や吊り橋、親水公園などが整備されています。高さ68mのところにある「虹のつり橋大滝橋」からは豊かな原生林と断崖絶壁を流れる滝が一望でき、全長130mの空中散歩が楽しめます。滝の近くの遊歩道は滝壺まで近づけるため、水しぶきを浴びながら滝の迫力を体感できます。また敷地内には、自然の中で流しそうめんなどの食事が楽しめる大滝の茶屋もあります。子ども用の遊具などもあり、夏の間は滝周辺での水遊びも楽しめます

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大隅半島の鹿屋市にある吾平山上稜は、日本の初代天皇である神武天皇の御父君「ウガヤフキエズノミコト」と御母君「タマヨリヒメ」の御陵で、地元では「あいらさんりょう」という呼び名で親しまれています。全国でもめずらしい岩屋の陵で、御陵のある山を鵜戸山、洞窟は鵜戸窟と呼ばれていて、鹿児島県の神代三山陵のひとつとされています。500mほど続く玉砂利の参道は緑が美しく、近くに流れる姶良川で手を洗い清めて、参拝へと進みます。その様子が伊勢神宮に似ていることから「小伊勢」とも呼ばれていて、正月の三が日には初詣客でにぎわいます。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られ、野鳥が数多く見られる場所としても知られています。

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1916年創業の焼酎の蔵元「杉本酒造」は、鹿児島県の北西部、東シナ海と八代海に囲まれた長島にあります。1967年、長島にある杉本酒造をはじめとした5つの蔵元が手を結び、長島研醸を発足。それぞれの蔵で伝統と技を守りながら作り続けている原酒を持ち寄り、ブレンドするという手法を現在も継承しています。長島研醸の顔とも言える「さつま島美人」は鹿児島県産のさつまいもと米白麹を使った芋焼酎で、長島の特産品として島民のみならず、県外でも広く親しまれています。ほかにも天璋院篤姫ゆかりの地の土壌物質から培養した「篤姫酵母」を使用した「鹿児島美人」などの焼酎がつくられています。杉本酒造には醸造所のほか、焼酎や焼酎用のグラスなどを販売しているお店や、バーベキューが楽しめる公園もあります。

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エグチベジフルは鹿児島県の最北端にある長島でじゃがいもの生産・販売を手がけている会社です。海と山に囲まれた長島は気候も温暖で、冬の間も温かさを保てる石垣を生かした段々畑があり、良質のジャガイモが育つ環境に恵まれています。また長島独特の「赤土」は火山灰の成分である酸化鉄が多く含まれているため、鉄や亜鉛などのミネラル成分が多く、甘くてホクホクしたジャガイモの生育に適しています。エグチベジフルは現在、約600戸の農家と契約し、年間約15,000tの「赤土ジャガイモ」を栽培、全国に出荷しています。公式キャラクターのがじゃまるくんが描かれた箱に入った赤土ジャガイモは、がじゃまるくん商品オンラインショップなどのネット通販サイトから購入できます。

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薩摩半島の南九州市の南端にある射楯兵主神社は、海岸沿いの岩礁が突き出た場所に立っています。窯の蓋を頭に乗せ、鳥居から拝殿まで落とさずに歩く「窯蓋願掛け」という参拝方法で知られていて、勝負事や開運にご利益があることからスポーツ選手や芸能人が訪れるパワースポットとしても有名です。スサノオノミコトが祀られているこの神社は、「窯蓋神社」との別名もあります。武の神様として崇められ、戦前は窯の蓋を持っていくと敵の弾にあたらず、無事に帰ってこられると言い伝えが広がり、多くの出兵者や家族が参拝に訪れました。また神社の裏にある「希望の岬」は目の前に広がる海と開聞岳を眺められ、窯の形のベンチがあるビュースポットとしても知られています。

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鹿児島市の海のそばにある平川動物公園は、園内を川が流れ、南国らしい豊かな自然があふれる動物園です。メインゲートから園内に入ると、錦江湾と桜島をバックにキリンやシマウマ、ダチョウなどの動物たちが悠然と歩く景色が目の前に広がります。約130種、900点以上の動物たちを飼育しており、動物たちが本来の姿でいきいきと暮らせるように、自然を生かした展示方法を取り入れています。ロバやヒツジなどに触れ合えるコーナーや、桜島を眺められる足湯などがあり、園内を動物の形をしたバスが走っています。また観覧車やゴーカート、メリーゴーランドなどがある遊園地も併設されています。夏季に行われる「夜の動物園」など、年間を通してさまざまなイベントも行われています。

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目の前に桜島を望む鹿児島本港の近くにある、いおワールドかごしま水族館は「黒潮浪漫海道」をテーマに、約800種、1万点の海のいきものを飼育・展示しています。ジンベイザメがマグロなどが回遊する迫力満点の「黒潮大水槽」や、色鮮やかな熱帯魚やヒトデなど、サンゴ礁で暮らすいきものが展示されている「南西諸島の海」、錦江湾のいきものを中心にした「かごしまの海」、深海に潜ったような体験ができる「鹿児島の深海」や「クラゲ回廊」などのコーナーがあります。観客参加型のショー「いるかの時間」や、バックヤードツアーなどのイベントも行われています。また夏休みの週末やゴールデンウィークには「夜の水族館」が開催され、多くの来場者でにぎわいます。

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富谷食堂は薩摩半島の南部中央に位置する知覧にあります。第二次世界大戦中、知覧には飛行基地があり、爆弾を積んだ飛行機ごと敵機に突っ込む神風特攻隊として多くの若者たちがこの地から飛び立って行きました。富谷食堂は軍指定の食堂として、隊員たちの食事や身の回りのお世話を任され、食堂の女将であった鳥濱トメは隊員たちの母がわりとなって料理を作り、話を聞いたりしていました。その後「特攻の母」としてメディアにも取り上げられるようになり、富谷食堂は当時の姿を再現し「ホタル館 富谷食堂」として、特攻隊員たちの遺品や写真などを展示する資料館となりました。近くには隊員たちがよく訪れていたという「富谷旅館」もあります。

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霧島市にある福山は海に面した温暖な気候の町で、江戸時代から黒酢作りが行われています。福山町にある福山黒酢は3年以上の熟成期間を経たこだわりの玄米黒酢「桷志田(かくいだ)」を作っています。良質な国産の有機玄米と、シラス台地が生み出す良質な水、自家製の麹を使い、アマン壺と呼ばれるかめ壺に入れて屋外で発酵させて作られます。黒酢杜氏が伝統製法を守りながら醸造した桷志田黒酢は、美容や健康維持にも効果があり、注目度が高まっています。醸造所内には黒酢を使った食事ができるレストランも併設されており、桜島と錦江湾をバックに約2万個の壺がずらりと並ぶ壺畑を見ながら食事を楽しめます。また黒酢杜氏やスタッフの案内で、壺畑を見学することもできます。

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黎明館は鹿児島市の市街地、城山町にある県の人文系総合博物館です。この地は薩摩藩の藩主、島津家の居城「鹿児島城(鶴丸城)」の本丸跡で、昭和58年に開館しました。鹿児島の歴史や民俗、美術・工芸に関する資料が約3千点展示されており、約1万5千点の文化遺産が収蔵されています。迫力あるジオラマや大型の模型で街並みなどが再現されており、幕末期や明治維新の偉人たちの貴重な資料も充実しています。また2020年に復元された「御楼門」は高さ、幅ともに約20mあり、国内最大級の城門といわれていて、周辺のお濠や石垣などとともに当時の城の面影を残しています。近隣には美術館や博物館などのミュージアムや、西郷隆盛や島津斉彬などの偉人の銅像があります。

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蒲生八幡神社は鹿児島県の中央部に位置する姶良市の内陸、蒲生町にあります。1123年に蒲生上総介舜清が宇佐八幡宮を勧請し、創建したと伝えられ、1618年に島津義弘によって社殿が再建されました。この神社には国指定重要文化財の「銅鏡秋草双雀文様」のほか、117面の銅鏡が保存されています。また境内には日本一の巨樹といわれる「蒲生の大クス」がそびえています。高さ約30m、根の周囲は約33mもあり、昭和63年の環境庁による調査で日本一の巨樹と認定され、国の特別天然記念物に指定されています。樹齢約1600年を誇り、この神社が創建された時にはすでに神木とされていて、地元では「おおくすどん」と呼ばれ、親しまれています。

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慈眼寺公園は鹿児島市街地からほど近い、谷山地区にある公園です。慈眼寺は飛鳥時代に百済の名僧、日羅によって建立されたと伝えられ、日羅によって作られた観音像も安置されていましたが、明治2年の廃仏毀釈によって取り壊されてしまいました。現在では公園となった慈眼寺の跡地は鹿児島市の文化財に指定され、豊かな緑に囲まれた園内には清流が流れ、遊歩道も整備されています。ネモフィラやコスモスが植えられた花の広場や、ふるさと考古歴史館、谷山神社などがあり、春は桜の名所ともなっています。また3月中旬から10月の間、そうめん流しのお店がオープンし、桜島の噴火をイメージした噴流型の流しそうめんや、鹿児島名物の「じゃんぼ餅」が楽しめます。

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輝北天球館は大隅半島の北部、鹿屋市輝北町にある「輝北うわば公園」の中にあります。標高約550mの高台にあるこの公園は、北に霧島連山、東に志布志湾、南に高隈山、そして眼下には錦江湾に浮かぶ桜島と360度の大パノラマを楽しめる絶景ポイントになっています。環境庁主催の星空継続観測では「日本一星空がきれいに見えるところ」に過去7回、選出されました。公園内にある輝北天球館は宇宙をイメージしたユニークなデザインの天文台で、天体観測ドームには口径65cmのカセグレン式反射望遠鏡が設置されており、昼間でも青空に輝く一等星を観測できます。館内には天体写真の展示室や、宇宙をイメージした「ゼロの空間」などがあります。

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欧米列強の軍艦の襲来に危機感を持っていた江戸時代後期の日本。1851年に薩摩藩主に就任した島津斉彬は軍事や産業の育成を進めるため、島津家別邸の地続きの場所となる磯に工場群「集成館」を築きました。ここでは製鉄や紡績、ガラス製造、活版印刷のほか、大砲の鋳造や艦船の建造などが行われました。炉内部に炎と熱を反射させて鉄を溶かす反射炉は、オランダの技術書の翻訳書を参考に建設され、ここで大砲の砲身が造られました。現在は石組み技術で造られた2号反射炉の下部構造のみが残っており、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である「旧集成館」の遺構のひとつとして「仙巌園」の敷地内に保存、展示されています。

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鹿児島県北部の霧島市にある霧島神話の里公園は、高千穂峰の標高670mの場所にあり、目の前には霧島連山、そして錦江湾と桜島、晴れた日には開聞岳まで見渡せます。霧島錦江湾国立公園内にあり、「道の駅霧島」としても親しまれています。霧島高原の地形を生かした公園の中にはさまざまなアトラクションがあり、ロードトレインポッポ号や遊覧リフトに乗って展望広場で絶景を堪能したり、ポッカールという乗り物やスーパースライダーに乗って坂を滑り降りたりできます。小さなお子さんが遊べる広場やパターゴルフ、南九州の神話のアニメーションが見られるシアターなどもあり、ファミリーで一日中楽しめます。道の駅には霧島特産の食材を使ったメニューを味わえるレストランもあります。

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塩浸温泉龍馬公園は鹿児島県北部の霧島市にあります。霧島連峰を源とする天降川の流域に広がる新川渓谷には温泉郷が点在していますが、塩浸温泉もそのひとつです。緑深い山々と清らかな川の流れのコントラストが美しい景勝地となっています。1866年、京都で薩長同盟が成立した2日後、滞在していた寺田屋で何者かに襲われて負傷した坂本龍馬は、薩摩藩にかくまわれ、西郷隆盛のすすめで妻のお龍とともに霧島を訪れ、この地に逗留したと伝えられています。これが日本の新婚旅行の始まりともいわれ、園内には「坂本龍馬・お龍新婚旅行湯治碑」が立てられています。宿泊施設はありませんが、龍馬が湯治したと伝えられる温泉施設のほか、「龍馬とお龍の縁結びの足湯」や「龍馬資料館」があります。

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大隅半島の東部、太平洋に面した肝付町にあるJAXA内之浦宇宙空間観測所は、起伏の多い山の地形を利用して造られた、世界でもめずらしいロケット打ち上げ場です。1962年に設立され、400機以上のロケットと40機以上の人工衛星や探査機を打ち上げてきました。1970年に打ち上げられた日本初の人工衛星「おおすみ」や、2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワの表面の物質を採取して無事、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」もここから飛び立ちました。近年ではイプシロンロケットの打ち上げで注目を集めています。打ち上げ場内に隣接する「宇宙科学資料館」にはロケットや人工衛星の模型、打ち上げ施設設備のほか、実際に使用した試作、試験品などが展示されています。

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ザビエル公園は鹿児島市の中心街、天文館の近くにあります。スペインの宣教師フランシスコ・ザビエルは日本にキリスト教を布教するため、1549年に鹿児島市の祇園之洲に上陸し、約1年間を鹿児島で過ごしました。キリスト教をはじめ、さまざまな異国の文化を日本に伝えたザビエルの功績をたたえるため、明治時代にザビエル教会が建てられましたが、第二次世界大戦で焼失。現在はその教会の石壁がザビエル滯鹿記念碑として、ザビエルの胸像とともに公園内に残されています。園内にはザビエルと、ザビエルの布教に伴った薩摩出身のヤジロウとベルナルドの3人の等身大の像も立てられています。公園の向かいにはザビエル上陸450年を記念して建てられた「鹿児島カテドラル・ザビエル記念聖堂(新ザビエル教会)」があります。

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桜島自然恐竜公園は対岸にある鹿児島市と桜島を結ぶフェリー乗り場にほど近い場所にあります。約5万平方mの広さを誇る園内には、桜島の荒々しい姿が恐竜時代を思いおこさせることから、プロントザウルスなど7種類ある恐竜の実物大模型が置かれています。中が滑り台やトンネルになっている恐竜や、高さ約12.5m、長さ約50mのスーパージャンボ滑り台、フィールドアスレチック、遊具などがあり、子どもたちに人気の公園となっています。中央部分は芝生広場になっていて、周辺には小鳥の森やアジサイの小道などがあり、春は桜の名所としても有名です。園内にある2つの展望台からは、桜島の山肌を間近に眺めたり、大正溶岩原と錦江湾を見渡したりと、迫力ある景色を堪能できます。

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鹿児島県と宮崎県の県境にある志布志湾大黒イルカランドは、イルカと一緒に泳げる、全国でもめずらしい体験型テーマパークです。イルカショープールでは、イルカたちのダイナミックなパフォーマンスを見るだけでなく、握手やタッチをしたり、イルカの背びれにつかまって一緒に泳ぐことができます。ペンギンハウスにはペンギンが、龍宮の館にはウミガメが飼育されていて、エサやりも体験できます。他にもポニーの乗馬体験や、ウサギのふれあい体験などのアクティビティが満載です。釣った魚を捌いて食べられる釣り堀や牡蠣小屋もあり、海鮮市場には志布志湾で水揚げされた魚介類や地元の野菜、特産物などが並んでいて、食事や買い物も楽しめます。

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指宿市の北東部にある魚見岳は標高約215mの山で、頂上付近が自然公園になっています。南側と東側は切り立った崖になっていて、南側から見るとハワイにあるダイアモンドヘッドに似ているため、指宿市が「東洋のハワイ」と呼ばれる由縁のひとつになっています。その昔、漁師たちがこの山の山頂から海を見て、魚影を見つけると漁に出たことから「魚見岳」と名が付いたと伝えられています。頂上までは車で行くことができ、知林ヶ島や開聞岳、晴れた日には桜島まで見渡せる絶景ポイントになっていて、夜は街の夜景と満天の星空が眺められます。またツツジや椿など四季おりおりに咲く花や木が植えられ、春には600本の桜が咲き誇るお花見スポットとして多くの人でにぎわいます。

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龍宮神社は薩摩半島の最南端、海に突き出た岬になっている長崎鼻の灯台の近くにあります。長崎鼻は竜宮伝説発祥の地といわれていて、龍宮神社には豊玉姫(乙姫様)が祀られています。神話では兄の海幸彦の釣り針をなくした山幸彦がそれを探しに竜宮に行き、そこで豊玉姫と結ばれ、その子孫は天皇家へと受け継がれたといわれています。また浦島太郎がここから竜宮へ旅だったとの言い伝えもあり、縁結びの神様として知られています。海に臨む神社らしく、絵馬の代わりに貝殻に願い事を書いて祈願します。また神社から灯台へ行く道の途中にある浦島太郎と亀の像の周りを2回まわってから亀をなでると願い事がかなう、との言い伝えもあります。竜宮城のような社殿も人気の撮影スポットになっています。

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霧島アートの森は霧島連山の西、栗野岳の標高約700mのところにある野外美術館です。霧島の雄大な高原の地形や樹木を生かして造られた野外展示スペースには、草間彌生をはじめとした国内外の著名な造形作家によるさまざまな作品が展示してあります。これらの作品は作家がここへ赴き、この地の特徴を生かしながら構想して作り上げたオリジナルのものです。展示スペースに広がる約2kmの散策路をめぐりながら、作品に直接触れたり、写真を撮ったりしながら観賞できるのも特徴のひとつです。桜島も自然がつくりあげたアートとして、屋外展示の一部となるように設計されています。またアートホールではさまざまな素材で表現された屋内作品の展示や企画展などがおこなわれています。

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石橋記念公園は鹿児島市の浜町にあり、江戸時代に建造された橋を移設するために造られた公園です。鹿児島市の中心部を流れる甲突川には、江戸末期に5つのアーチ石橋がかけられ市民に親しまれてきましたが、1993年の集中豪雨により2つの橋が流失してしまいました。そのため「西田橋」をはじめとした3つの橋を保存するため、石橋記念公園と隣接する祇園之洲公園に移設・復元し、周辺に水遊びができるスポットなどが作られました。特に参勤交代の通路でもあった豪華な造りの「西田橋」は、渡った先にあった「御門」も復元され、橋越しに桜島も見えることから人気の撮影スポットになっています。また園内には石橋の歴史や技術などを伝える「石橋記念館」も併設されています。

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照国神社は鹿児島市の城山のふもとに位置し、中心街の天文館からほど近いところにある鹿児島市で最も大きな神社です。島津家第28代当主の島津斉彬が祀られており、鹿児島の総氏神様として県民から親しまれています。1863年、日本の近代化に力を尽くした島津斉彬に対し、天皇より「照国大明神」の神号が授けられ、翌年に照国神社が建てられました。鹿児島城跡の構成文化財の一つとなっており、境内には島津斉彬の銅像も建てられています。島津斉彬は将軍、徳川家定と篤姫との縁談をまとめたと伝えられ、縁結びにご利益があるといわれています。夏には色鮮やかな灯籠が奉納される夏祭り「六月灯」がおこなわれ、多くの人でにぎわいます。

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鹿児島城はのちの初代薩摩藩主、島津家久が関ヶ原の合戦直後の1601年頃に建設に着手したといわれている島津家の居城で、別名「鶴丸城」とも呼ばれています。山から平野にかけて築かれた「平山城」で、城山を背に藩主の居館が建てられ、海に向かって城下町が広がっています。明治6年、火災により本丸や御楼門が焼失し、現在は本丸跡に「鹿児島県歴史資料センター黎明館」が、二の丸跡には「鹿児島県立図書館」が建てられています。現存している周囲の石垣には、西南戦争の時についた弾痕が多く残り、当時の戦いの様子がうかがえます。居館の正面中央にあった御楼門は、2020年に日本最大の城門として復元され、夜にはライトアップがおこなわれています。

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鹿児島市立美術館は、鹿児島市の城山町にあり、薩摩藩主、島津家の居城であった鹿児島城の二の丸の跡に建てられました。周辺には博物館や図書館、コンサートホールなどがあり、かごしま文化ゾーンと呼ばれています。この美術館では、日本近代洋画の発展に貢献した黒田清輝や藤島武二、東郷青児、版画家の橋口五葉、彫刻家の新納忠之介など、鹿児島出身作家の作品のほか、モネやルノアール、マチス、ピカソ、ダリやウォーホルなど、現近代美術の巨匠の作品が絵画史に沿って展示されています。さまざまな作家によって描かれた桜島をモチーフにした作品や、薩摩焼やガラス工芸の薩摩切子などの展示もあります。入り口にある吹き抜けの天井ドームは薩摩切子の文様をもとにデザインされたものです。

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城山は鹿児島市街地の中心部に位置する標高107mの小高い山です。江戸時代にはふもとに薩摩藩主の島津家の居城「鹿児島城」が築かれ、明治時代には西南戦争最後の激戦地ともなり、「西郷隆盛終焉の地」などの史跡が多く残っています。展望台からは鹿児島の市街地と錦江湾が一望でき、煙を上げる桜島が目の前に迫る絶好の撮影スポットとなっています。晴れた日には霧島連峰や指宿の開聞岳も望め、夜景が美しいことでも有名です。ふもとにある「探勝園」または「薩摩義士碑」から展望台までは、全長約2kmの自然遊歩道が整備されています。樹齢約400年のクスの大木や、シイやカシなど約600種あまりの植物が自生する自然の宝庫でもあり、昭和6年に天然記念物および国の史跡に指定されました。

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薩摩半島と大隅半島にはさまれた錦江湾は、鹿児島湾とも呼ばれています。約2万9千年前、巨大噴火によりできたカルデラに海水が流れ込んで形成され、約1130平方㎞と東京湾とほぼ同じ面積があります。北から湾奥部、湾央部、湾口部に区分され、湾奥部と湾央部には水深が200m以上の深海があり、世界的にもめずらしい深海のある内湾として知られています。現在も活発に活動を続ける桜島のほか、湾奥部の海底には「若尊カルデラ」という海底火山があり、海面にガスが泡となって浮上する「たぎり」という現象が見られます。錦江湾には1000種類近くの魚類のほか、野生のイルカも生息していて、桜島フェリーからもその姿を見ることができます。

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高倉展望台は鹿児島県の中央部、姶良市加治木の市街地から車で10分ほどのところにあります。標高125mの高台にあり、展望台の一部はウッドデッキになっています。目の前には加治木の街並みが広がり、奥には錦江湾と桜島、両脇には薩摩半島と大隅半島が見渡せて、一枚の絵のような写真が撮れると人気のビュースポットです。また夜には美しい夜景が見られることでも知られています。この展望台は「さえずりの森」というキャンプ場の一角にあり、ロッジやコテージ、キャンプサイトなどの宿泊施設や、ピザ作りが楽しめるカフェなどが近くに点在しています。近くには大河ドラマのロケ地ともなった「龍門司坂」という緑に苔むした石畳の古道もあります。

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白銀坂は姶良市脇元と鹿児島市牟礼ヶ岡まで続く石畳の道です。この周辺はかつて薩摩国と大隈国の国境となっていました。付近には多くの山城が築かれ、戦国時代には島津貴久や義弘などの武将たちが陣を構えていたとされています。江戸時代には、鹿児島城下から熊本に抜ける全長約70kmの主要街道「大口筋」として、薩摩藩により整備されました。その途中にある白銀坂は藩内随一の難所として知られ、現在は約2.7kmの道のりが残っています。高低差は300m以上あり、中腹の「七曲り」といわれる急勾配の箇所には1km以上に渡って石畳が残されています。途中には高さ約20mの「布引の滝」や、桜島が見える展望台などがあり、歴史を体感できるハイキングコースとして人気があります。

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霧島温泉郷の丸尾温泉から霧島神宮に向かう国道223号の途中にある丸尾滝は、温泉水を集めて流れるめずらしい滝です。この滝の上流にある林田、栄之尾、硫黄谷、明礬の4つの温泉の湯が集まり、豪快な水しぶきをあげて流れ落ちる様は壮観です。高さ23m、幅は16mあり、温泉水が流れ込んでいるため、滝壺が美しい乳青色に染まっていて、冬は滝から湯けむりが立ちのぼります。夜は滝がライトアップされ、幻想的な雰囲気が感じられます。また丸尾滝をはじめ、岩盤の川床が広がる千畳敷や布引の滝、霧島最古の岩風呂などをめぐる約2.3kmの丸尾自然探勝路は、間近で霧島山麓の生態系を観察できる「森林セラピーロード」に指定されています。

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垂水千本イチョウ園は大隅半島の西側に位置する垂水市にあります。その名のとおり1000本以上のイチョウの木が植えられ、見ごろを迎える秋にはあたり一面が黄金色に染まります。このイチョウ園は、園主の中馬さん夫妻が先代から受け継いだ時は荒れた山でしたが、開墾して7本のイチョウの木を植え、大事に育ててきました。今ではイチョウの木は約1200本にもなり、シーズンを迎えると多くの人が訪れ、垂水市を代表する名所のひとつになっています。2011年には中馬さん夫婦の活動と景観の素晴らしさが評価され、鹿児島県の景観大賞を受賞しました。葉が色付く時期には「たるみず千本イチョウ祭り」がおこなわれ、夜にはライトアップされて幻想的な「黄金の楽園」となります。

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鹿児島県のおすすめ情報

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グルメ

黒豚

黒豚

甘しょ(さつまいも)で育てられた「かごしま黒豚」は、柔らかい肉質とさっぱりとした味わいが人気の国際ブランドです。

さつまあげ

さつまあげ

魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けし、形を整えて油で揚げたもの。紅しょうがやネギなど野菜や薬味を加えたものも人気です。

しろくま

しろくま

しろくまとは、削りたての氷に練乳をかけ、フルーツや豆類を盛り付けたかき氷のこと。南九州を中心に抜群の人気を誇ります。

かるかん

かるかん

すりおろした自然薯を使って作る、鹿児島の銘菓。近年は餡を生地で包んで蒸した「かるかん饅頭」が、人気上昇中です。

さつま汁

さつま汁

鶏肉や野菜がたっぷり入った、鹿児島で広く愛されてきた味噌汁です。栄養満点で、幅広い世代から親しまれています。

薩摩焼酎

薩摩焼酎

鹿児島内で製造され、規格を満たした焼酎だけが「薩摩焼酎」を名乗れます。世界的な評価も高く、国際ブランドへと成長しました。

きびなごの刺身

きびなごの刺身

鹿児島の郷土料理に欠かせない青魚。新鮮なキビナゴを手開きにして刺身で食べられるのは、産地ならではの特権です。

カンパチ

カンパチ

鹿児島県は養殖のカンパチの生産量が日本一。9~11月が旬で、青魚特有のにおいが少なく、脂をしっかり抱えながらも歯応えが良いのが特徴です。

鹿児島県の動画

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千尋の滝

千尋の滝

最大級の規模を誇るとされる名瀑をご覧いただけます!

鹿児島旅行の天気と服装

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  • 10〜12月
1〜3月の天気と気温表
平均気温 気候と服装 季節のイベント
1月 9℃ 冬でも最高気温10~15度前後で暖かいですが、朝晩は5度前後まで冷え込むので、着脱可能な防寒対策もしておきましょう。火山灰対策として折り畳み傘や化学繊維のジャケットもあると安心。 霧島神宮初詣、熊野神社鬼追い、鬼火たき
2月 11.5℃ かぎ引き祭り、鹿児島神宮初午祭、与論の十五夜踊
3月 15.1℃ 鹿児島マラソン、羽島崎神社 太郎太郎祭、船こぎ祭り
4〜6月の天気と気温表
平均気温 気候と服装 季節のイベント
4月 18.2℃ 日中は20度~25度前後まで上がるので、軽装に加えて熱中症対策・日焼け対策もしておきましょう。5月までは寒暖の差が10度以上のこともあるので重ね着で対応できるように。6月は雨具を準備しましょう。 湯之元馬頭観音踊り、輝北畜産まつり、鹿児島大ハンヤ春祭り
5月 21.6℃ ひな女まつり、ばんどころ絶景祭り、吹上浜砂の祭典
6月 24.3℃ 寶宿祭、せっぺとべ、加治木くも合戦
7〜9月の天気と気温表
平均気温 気候と服装 季節のイベント
7月 28.9℃ 暑いので軽装に加えて熱中症対策・日焼け対策が必要です。7月は雨が多く多少冷えることもあるので、雨具と羽織れるものを準備。9月も暑いですが寒暖の差がでてくるため長そでも準備したいところ。台風にも注意。 曽我どんの傘焼き、おぎおんさぁ、錦江湾潮風フェスタ
8月 29.3℃ かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会、川内川花火大会、うちのうらロケット祭り
9月 28.3℃ 指宿温泉祭、花尾神社 秋の大祭、川内大綱引き
10〜12月の天気と気温表
平均気温 気候と服装 季節のイベント
10月 20.7℃ 11月上旬までは台風に注意。日によって暑さ寒さが入れ替わるので、軽装も重ね着も対応できるようにしましょう。12月に入ると朝晩は冷え込むので冬支度をして観光するようにしましょう。 霧島市花火大会、谷山ふるさと祭
11月 16.2℃ おはら祭り、美山窯元祭り、大隅の國やっちく松山藩
12月 11.4℃ 天文館ミリオネーション、ランニング桜島、みやんじょ温泉竹ホタル

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