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コンカナ王国
鬼岳のふもとに位置する五島コンカナ王国ワイナリー&リゾートは、緑豊かな自然のなかで宿泊・飲食・アクティビティが楽しめる滞在型リゾート施設です。客室は木の温もりが心地良い一棟貸しコテージをはじめ、シンプル&シックな洋室・モダンな和洋室・リゾート感溢れるデラックスツインが選べます。そのほかにも広大な敷地内には、五島の海の幸・山の幸が堪能できるレストランや天然温泉の鬼岳温泉、アジア最大級のワインコンクールで賞を獲得した五島ワイナリーなどがあります。サイクリングやハイキング、天文台もあり自然を満喫できるアクティビティも充実。都会の喧騒を忘れさせるような美しい自然に囲まれた場所で、上質な体験ができる至福のひとときを過ごせます。
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井持浦教会
井持浦教会は、日本最古のルルドがあることで知られる教会です。かつて教会周辺は、五島のほかの教会と同様、大村藩から五島に移り住んだキリシタンが潜伏していた地区でした。1897年に当時の五島列島司牧の責任者だったフランス人宣教師ペルー神父の指導により、井持浦教会が建立されました。当時はレンガ造りでしたが、台風で倒壊したことにより1988年にコンクリート造りの教会へと改築されました。1899年にペルー神父は信徒に呼びかけて五島内の奇岩・珍石を集め、聖母マリアが出現した「ルルド」を模して、井持浦教会に日本で最初のルルドを造りました。ルルドの本場である南フランスから取り寄せた霊水を飲むと病が治るといわれ、日本全国から巡礼者が訪れます。
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堂崎天主堂
奥浦湾入口の海沿いに位置し、五島のシンボル的教会である堂崎天主堂。キリスト教禁教令廃止以降は司祭が常駐し、フランス人宣教師マルマン神父によって五島で最初に建てられた聖堂です。当初は木造でしたが、その後着任したペルー神父によってレンガ造りの現教会へと改築されました。資材の一部をイタリアから運んで造られた聖堂は、内部は木造で窓にはステンドグラスが施され、リブ・ヴォールトと呼ばれるアーチ状の天井をした教会堂建築です。1974年には当時の建築技術を伝えるものとして長崎県指定有形文化財に指定され、現在は弾圧を受けて復活するまでの信仰の歴史や資料などを展示する資料館として一般公開されています。
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大瀬埼灯台
福江島の最西端の岬、大瀬崎の断崖に建てられた大瀬埼灯台は、九州本土で最も遅い時間に夕日が沈む場所です。1876年に建てられたこの灯台は、国内屈指の光度200万カンデラの光を発して約44km先まで照らし、近海を航行する船を導きます。断崖絶壁にそびえ立つ真っ白な大瀬埼灯台は、人々の心に残る灯台として「日本の灯台50選」に選ばれています。周辺には大瀬崎灯台展望台があり、そこから望む青い海と白い灯台のコントラストは絶景そのもの。夕日スポットとしても人気で、白亜の灯台をオレンジ色に染めながら東シナ海に沈んでいく夕日は、息を吞むほどの美しい光景です。渡り鳥の中継地点でもあり、9月から10月には大陸へ渡るハチクマが上空を通過します。
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高浜海水浴場
長崎半島の先端にあり、コバルトブルーの美しい海で知られている「高浜海水浴場」。美しい色をした浅瀬の海で、約1kmにわたって白い砂浜が続いている景観の良さから「快水浴場百選」「日本の海水浴場88選」「日本の渚・100選」などに選出されています。水質が高くて水が澄んでおり、波が穏やかな浅瀬の海岸のため、海水浴に向いています。海の向こうには、世界文化遺産に登録されている軍艦島の姿も。美しい夕陽が眺められるスポットとしても知られており、オレンジ色に染まった海、浮かび上がる軍艦島の島影が見られる贅沢なスポットです。ロッカーやシャワー室などもあり、季節イベント、カヌー教室、野外クッキングなど、シーズン外でも楽しめる催しも定期的に行っています。
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鬼岳
標高315mの鬼岳は、古くから市民に親しまれてきた福江島のシンボル的存在です。見た目は緑の芝生に覆われたなだらかな台地で、その名とは裏腹に穏やかな姿をしていますが、かつて噴火した火山です。その証として、麓では火山活動の歴史を刻む地層を見られるほか、「ペレーの涙」と呼ばれる火山涙が噴火口から産出されています。トレッキングや凧揚げ、ピクニックなどの絶好の地でもあり、2023年には「未来に残したい草原の里100選」に選ばれました。散策していると、晩夏にはコオニユリ、秋にはリンドウなどを中心にさまざまな草原植物にも出会えます。望遠鏡があるビュースポットや尾根からは、眼下に広がる福江島の町並みや海、島々の美しい光景を望めます。
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福江海中公園
福江海中公園は、長崎県西北部に位置する西海国立公園のなかの11.2ヘクタールの海域を指し、1972年に海中公園に指定されました。竹の子島をはじめとする4つの無人島があり、海中公園一帯の海域にはサンゴ類や熱帯魚、海藻類が多く生息しています。おすすめは、福江港から出港する半潜水式のグラスボート「シーガル」でめぐる約45分間の海底散策です。一面ガラス張りの船底からは、透明度の高い海で遊泳する色鮮やかな熱帯魚や砂底にある大きなテーブルサンゴ、エダミドリイシが広がる光景が眺められます。小さい子どもも安全に楽しめるので、家族旅行にも人気。美しい海の世界は、旅の思い出に残ること間違いなしです。
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水の浦教会
水ノ浦教会は、福江島北部の水ノ浦湾を望める小高い丘に建てられた教会です。水ノ浦の信徒は、大村藩から五島に移り住んだ5人の男性とその妻子たちによってはじめられたと伝えられています。キリスト教禁教令廃止の7年後、1880年に信徒が協力して最初の教会を建設しました。老朽化のため、名工鉄川与助の設計・施工により1938年に再建され、現教会に至っています。ロマネスク・ゴシック・和風建築と複数の建築方法が混合した教会で、現存する木造教会としては国内最大規模を誇ります。青空に十字架の尖塔がそびえ立つ白亜の教会は、まるで絵画のような美しさです。周辺には、26聖人の一人で五島出身の聖ヨハネ五島像や、弾圧の歴史を感じる牢跡もあります。
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魚津ヶ崎公園
西海国立公園内に位置する風光明媚な公園、魚津ヶ崎公園。海に面しているため、周辺の島々や見渡すかぎり広がる東シナ海の大パノラマが望めます。すぐ近くにある立小島とは大潮の干潮時に陸続きになり、年に数回ほど歩いて渡れます。公園内には四季折々の花が咲き乱れ、春は菜の花、初夏はアジサイ、夏はひまわり、秋はコスモスと季節ごとに変わる豊かな表情を堪能できます。なかでも、約400万本の菜の花が一斉に咲き誇り、一面を黄色に彩る春には、その美しい光景を一目見ようと行楽客で賑わいます。昼間の景色も素晴らしいですが、おすすめは日が暮れる夕方の時間帯。公園一帯を夕焼けに染めながら水平線の向こうに沈んでいく夕日は、なんとも幻想的です。
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武家屋敷通り
「日本最後の城」として知られる福江城(石田城)の南に位置する、武家屋敷通り。この通りは、かつて30~40石の五島藩に仕えた中級武士たちの住宅地だったといわれています。通りに沿って古い石垣の塀と武家門が並び、石畳で舗装された路面は、幕末の面影が今もなお残っています。この石垣塀は、鬼岳などの火山活動でできた石を利用して造られ、島の成り立ちや歴史を現在に伝えています。切石を隙間なく積み重ねた上に、半月状に玉石を載せた「こぼれ石」と呼ばれる特徴的な構造で、日本国内でも数件しかありません。通りには、市指定史跡である福江武家屋敷跡に建てられた「福江武家屋敷通りふるさと館」などの施設もあり、散策も楽しめます。
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前島トンボロ
奈留島の南約2kmにある前島と、その南西に位置する末津島を結ぶ帯状の浜。幅約10m・長さ約400mで、奈留瀬戸の激しい潮の流れにより、小石が堆積してできた陸繋砂洲です。普段は海のなかですが、干潮時には玉石でできた浜が干上がり、末津島と陸続きになります。石州を歩いて渡れる現象を「トンボロ現象」といい、この名前で呼ばれています。トンボロは満潮時には途切れ、風が強い日はうねりが大きく、日や時間帯、天候などによってさまざまな表情を見せてくれます。末津島まで青白くのびる前島のトンボロは、なんとも素晴らしい眺望です。地形学的にもたいへん貴重で、日本三景の一つである京都の天橋立も前島のトンボロと同じ成り立ちです。
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江上天主堂
「奈留島の江上集落」として世界文化遺産に登録されている、江上天主堂。1881年に移住してきた潜伏キリシタンの4家族が、洗礼を受けたことにはじまりました。現教会は、40~50戸の信徒が共同してキビナゴの地引網で得た資金をもとに、名工鉄川与助に設計・施工を依頼し、1918年に完成しました。今では少ない木造教会で、外観はクリーム色の外壁や水色の窓枠が愛らしく、内部はリブ・ヴォールトと呼ばれるアーチ状の天井と本格的な立面構成の三廊式です。手描きの木目模様の柱や花を描いた窓ガラスに、当時の信徒の苦労を感じ取れます。国内の木造教会でも完成度が高く歴史的価値もあるため、国の重要文化財にも指定されています。
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久賀島
五島列島のなかで3番目の大きさを誇る、久賀島。海岸線はリアス海岸で、久賀湾が大きく切れ込んで馬のひづめに似た地形が特徴です。島内各所にはヤブツバキ原始林やツバキ林があり、季節になると島中を赤く彩ることから「椿の島」ともいわれます。島の北東部には島民が手作りした折紙展望台があり、久賀島の山々や青い海、集落、周辺の島々などの絶景が一望できます。キリシタン迫害のきっかけとなった場所である牢屋の窄殉教記念聖堂や、追害を乗り越えた信徒たちによって建てられた旧五輪教会堂、高台にそびえ立つ浜脇教会など、見どころたくさん。島全体が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界文化遺産にも登録されています。
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旧五輪教会堂
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ「久賀島の集落」に建つ木造教会です。この教会は、1881年に建てられた旧浜脇教会が1931年に現在地に建替されたとき、五輪地区に移築されました。以後約50年間、この地域の信徒たちの信仰のよりどころでしたが、老朽化のため1985年にすぐそばに五輪教会が新築され、その役目を終えました。そのさいに解体される予定でしたが、関係者の熱意や地元信徒たちの協力により解体を免れました。外観は和風建築ですが、内部は三廊式やリブ・ヴォールト天井やゴシック風祭壇など、本格的な教会建築様式です。当時の技術を今に伝える貴重な歴史的建造物であることから、国の重要文化財に指定されています。
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五島神楽
各神社の祭礼の折などに行われる五島神楽は、新上五島町内に伝承されている「上五島神楽」と「有川神楽」を含め、五島列島内に伝わる7つの神楽で構成されています。2002年には、記録作成等の措置を構ずべきものとして国の重要無形民俗文化財に指定されました。五島神楽は、二基の太鼓・笛・手平鉦の演奏にのせて、畳二畳分の板張りの上をめぐるように舞われます。400年以上の長い歴史を持ち、この地域のなかで独自の文化として育まれてきたため、イルカが群れて遊泳する様を舞う「入鹿高松」など特色ある演目が多く伝わっています。毎年秋になると、島内のほとんどの神社で五穀豊穣に感謝する秋の例大祭が執り行われ、賑やかな奉納神楽が見られます。
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五島うどんの里
有川港ターミナルの埋立地に位置する、五島うどんの里。日本三大うどんの一つに数えられる「五島うどん」の魅力を存分に堪能できる観光スポットです。ここでは、五島うどんの製造工程の見学や製造体験ができるほか、椿油や五島うどん、かんころ餅などの上五島の特産品が買える土産屋「観光物産センター」や食事処もあります。五島手延うどん協同組合直営店の食事処「遊麺三昧」では、五島うどんを大鍋でゆであげた郷土料理「地獄炊き定食」をはじめ、鯨で繁栄した有川ならではの鯨料理も味わえます。島民の憩いの場や観光客の交流拠点としての機能を持つほか、将来的には伝統技術を継承するための後継者の育成施設としても活用されます。
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坂本龍馬ゆかりの広場
中通島の海岸沿いに位置する坂本龍馬ゆかりの広場は、頭ヶ島や平島を望む五島灘に面した広場です。1865年、坂本龍馬が結成した亀山社中が長崎のグラバーから購入した練習船「ワイル・ウエフ号」が、潮合崎沖で大暴風雨にあって遭難しました。その一報を受けた龍馬は、当時寺田屋事件で受けた傷を鹿児島にて療養中でしたが、この地に駆けつけて村役に慰霊碑の建立を依頼したといわれています。広場には、龍馬が弟のように可愛がった池内蔵太ら12名の同志たちの冥福を祈るように、遭難した海に向かって合掌する「五島祈りの龍馬像」が建てられています。このほかに「遭難したワイル・ウエフ号」の碑と「潮谷そど(騒動)」の歌碑などもあります。
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矢堅目公園
矢堅目公園は、奈摩湾入口に位置する円錐形の大きな奇岩と複雑なリアス海岸が美しい公園です。岩肌がむき出しの大きな奇岩は、ジブリのキャラクター「トトロ」が横を向いているように見えるともいわれています。公園内には展望所や遊歩道が整備されており、夏には鮮やかなオレンジ色のオニユリが咲く姿を愛でられます。展望所に登ると、ゴツゴツした岩肌の奇岩とコバルトブルーの海が織り成す雄大な景色を望めます。晴れた日の夕方には、東シナ海に沈みゆく夕日の絶景を心ゆくまで堪能できます。対岸にある白草公園からは、矢堅目公園の奇岩越しに沈む夕日を望め、その美しい光景を写真に収めようと多くのカメラマンたちが訪れます。
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赤ダキ断崖
色の違う層のコントラストが美しい、赤ダキ断崖。五島列島の成り立ちを語るうえで重要なかつての火山噴出口で、「新魚目曽根火山赤ダキ断崖」の名称で県の天然記念物に指定されています。曽根火山は、標高443mの番嶽と標高320mの小番嶽のくぼみに噴出した玄武岩質の噴石丘で、ホマーテと呼ばれる火山地形に属し、火口は北西に開いています。この南側の海食により激しく削られた場所が「赤ダキ断崖」です。良く成層した火山砕屑物の断面をあらわしており、色の違う上下2層に識別されています。地表にも広く分布しているスコリアと呼ばれる赤色の噴出物、木々が生い茂る緑色の山、青い海が織り成す大自然の景観は、訪れる人々を圧倒します。
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青砂ヶ浦教会
中通島の北部に位置し、奈摩湾を望む小高い丘の上に佇む、青砂ケ浦天主堂。1878年、大崎八重神父が外国から原書を取り寄せて計画・指導にあたり、地元の名工鉄川与助によって1910年に建てられました。現在の天主堂は3代目で、献堂110年以上の歴史があります。聖ミカエルが教会の保護者で、外観はイギリス積みのレンガ造り、内部は三廊式やリブ・ヴォールト天井を採用しています。天主堂前には白いマリア像が建ち、赤レンガとのコントラストが美しく、訪れる人々を魅了します。青砂ヶ浦天主堂は日本人設計者によるレンガ造り教会堂の最初期のもので、その後のレンガ造り教会堂の模範とされ、国の重要文化財にも指定されています。
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蛤浜海水浴場
「日本の快水浴場百選」に選ばれている美しい海、蛤浜海水浴場。どこまでも続く遠浅の海、白い砂浜、コバルトブルーの海は、まるで絵画のような美しさです。遠浅なので、小さい子どもがいる家族でも安心して海水浴を楽しめます。バナナボート・シーカヤック・サップなどのマリンアクティビティも体験でき、子どもから大人まで1日中遊べる海水浴場です。シーズン中は、休憩舎・売店などが開設しており、トイレ・シャワー更衣室などの施設も充実しています。毎年7月の海開きには「蛤浜で遊ぼデー」が開催され、老若男女問わずたくさんの人々が訪れてイベントを楽しみます。海岸沿いの整備された遊歩道には、松の木やハマユウが植えられており、散策するだけでも楽しい場所です。
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頭ヶ島天主堂
世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つである「頭ヶ島の集落」に建つ、頭ヶ島天主堂。自然豊かな山林地に囲まれたなだらかな斜面地に位置し、西日本では数少ない石造りの天主堂です。大崎八重神父によって計画され、地元出身の名工鉄川与助が設計・施工し、およそ10年の歳月をかけて完成させ、1919年にコンパス司教により祝別・献堂されました。近くの石を切り出した石造りの外壁で、内部は祭壇部・会堂部・玄関部・楽廊、単廊式で構成されています。重厚な外観に対し、華やいだ内部空間が特徴です。この造りは当時の遺構として価値があるとされ、国の重要文化財に指定されています。
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キリシタン洞窟
キリシタン洞窟は、かつての潜伏キリシタンの隠れ場所に使われていた洞窟です。1868年、久賀島の牢屋の窄が発端となり「五島崩れ」と呼ばれる大規模なキリシタン弾圧が起こりました。この弾圧はここ若松地区周辺でも起こり、里ノ浦地区のキリシタンは船でしか行けないこの洞窟に潜伏しましたが、沖を通る漁船に発見されて役人に通報・捕獲されました。その後、苦しみに耐えながらも信仰を守り抜いてきた先人たちをしのび、1967年に洞窟の入口に高さ4mの十字架と3.6mのキリスト像が建てられました。洞窟内には、マリア様の像を飾っていた後も残っています。毎年11月には、土井ノ浦教会の信者を中心に約100名が上陸し、祈りを捧げます。
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