旅に役立つ情報満載屋久島観光ガイド

屋久島屋久島

世界自然遺産に登録されている屋久島。樹齢数千年の巨大な縄文杉や屋久島独特の地形を味わえる白谷雲水峡など美しい自然のなかでトレッキングが楽しめます。周囲の海でダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティをするのもおすすめです。

屋久島の観光マップ

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屋久島のおすすめ観光スポット

Sightseeing Spot
  • 千尋の滝

    千尋の滝

    千尋の滝は、屋久島の南東部に位置するモッチョム岳にある滝です。鯛之川(タイノコ)を流れる水が花崗岩の巨大な岩盤を削ってVの字の谷を作り、約60mの高さから流れ落ちる様は圧巻で、屋久島を代表する滝の一つとなっています。滝の左側にある岩盤は、千人が手をつないだくらい大きいということから「千尋(昔使われた長さの単位。一尋は両手を広げた長さ)の滝」と名付けられました。モッチョム岳の登山道の近くに展望所があり、以前はそこからでしか滝を見ることができませんでしたが、2023年、展望所から滝壺近くまで歩いて行ける遊歩道が完成し、滝から約200mのところにある終点の吊り橋からは、激しく水しぶきを上げて流れ落ちる滝を仰ぎ見ることができるようになりました。

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  • 宮之浦岳

    宮之浦岳

    宮之浦岳は屋久島のほぼ中央にある山です。海岸線からは見ることができないため、奥岳とも呼ばれています。標高は1936mで、九州で最も高く、日本百名山のひとつに数えられています。年間を通じて多くの登山家が訪れ、淀川登山口からは片道約8km、往復の所要時間は約9〜10時間と日帰りできるコースになっています。登山道の途中では、多くの高山植物や奇岩などを観察でき、深い屋久杉の森から湿原、森林を抜けるとヤクザサが広がる山頂付近に到達します。山頂からは種子島から開聞岳や大隅半島、トカラ列島や薩南諸島までを見渡す大パノラマが広がります。特に6月上旬のシーズンになると、ヤクシマシャクナゲが咲き誇り、頂上の稜線を美しく彩ります。

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  • 大川の滝

    大川の滝

    標高1,000mを超える山が40座以上あり、「1カ月に35日雨が降る」といわれるほど降水量が多い屋久島には数多くの滝がありますが、屋久島を代表する滝といわれているのが大川の滝です。屋久島の南部、栗生集落の近くにあり、高さ88mの断崖から大量の水がしぶきを上げながら一気に流れ落ちる様子は壮観です。大きさ、水量ともに屋久島最大級を誇り、「日本の滝100選」にも選ばれています。駐車場からは滝の真下まで行けるバリアフリーの遊歩道が整備されており、細かい水しぶきを浴びながら、迫力ある滝の姿を間近に見ることができる人気のスポットになっています。また近くには日本名水百選に選ばれている「大川湧水」という湧き水が出る場所もあります。

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  • ヤクスギランド

    ヤクスギランド

    ヤクスギランドは屋久島の中央付近の荒川地区にある、標高1000〜1300m付近に広がる屋久杉の森です。樹齢千年を超える屋久杉が点在し、原生林の生命力を感じられる深い森は、1974年に林野庁の自然休養林に指定されました。面積約270haに及ぶ広大な森の中には、5つのハイキングコースが設定されています。千年杉やくぐり杉などを見ながら一周できる「ふれあいの径コース」(所要時間約30分)と美しい荒川の渓谷を眺められる「いにしえの森コース」(約50分)の歩道は整備されていて歩きやすくなっています。苔の橋を渡る「つつじ河原コース」(約80分)、巨木の森を堪能できる「やくすぎの森コース」(約150分)、「天文の森コース」(約210分)は登山道になっており、装備や体力に合わせてコースを選べます。

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  • 白谷雲水峡

    白谷雲水峡

    屋久島の北東部を流れる白谷川の上流にある白谷雲水峡には、樹齢約3000年の弥生杉をはじめとする屋久杉の原生林が広がっています。レクリエーションの森として自然休養林に指定されており、弥生杉コース(所要時間約1時間)、奉行杉コース(約3時間)、太鼓岩往復コース(約4時間)の3つのハイキングコースがあります。コース内には樹齢1,000年以上の屋久杉や照葉樹、シダや苔に覆われた緑色の森、美しい白谷川の清流や滝などがあり、大自然の息吹が感じられます。特に有名アニメ映画の舞台といわれている「苔むす森」は、幻想的な雰囲気が味わえる人気のスポットです。またコースの一番奥にある巨石「太鼓岩」からは屋久島の山々が一望できます。

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  • もののけ姫の森

    もののけ姫の森

    1997年に公開されたスタジオジブリの映画「もののけ姫」。その舞台のモデルとなったのが白谷雲水峡といわれています。宮崎駿監督や制作スタッフが屋久島を訪れ、白谷雲水峡などを実際に見て、「もののけ姫」の森のイメージを作り上げのだそうです。ハイキングコースのひとつとなっている太鼓岩往復コースには「苔むす森」という、あたり一面が緑色に苔むしている場所があり、ここが映画の中のシシ神の森のモデルとなったといわれています。また「苔むす森」の奥にある「辻の岩屋」や「太鼓岩」も、山犬モロが住む岩屋のモデルとなったのではないかともいわれています。映画やジブリのファンにとって聖地巡礼のスポットになっており、多くの人たちが訪れています。

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  • 縄文杉

    縄文杉

    樹齢1000年以上の屋久杉が多く残る屋久島で、現在確認されている最大級の老大木とされているのが縄文杉です。その樹齢は2000年あまりから7200年までと諸説ありますが、内部から採取した資料の科学的計測値は2170年となっています。日本で最も太いスギの木で、樹高は25.3m、胸高周囲は16.4mあり、見るものを圧倒するその姿から屋久島のシンボルといわれています。屋久島の中心部近く、標高約1,300mの高塚山尾根筋に近い斜面に立っていて、荒川登山口から片道約11km歩いた先にある展望デッキから見ることができます。登山口から8.5kmのトロッコ道と2.5kmの登山道を歩く、往復約8〜10時間の本格的な登山となるため十分な装備が必要です。

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  • 大王杉

    大王杉

    屋久島最大のスギ、縄文杉へと向かう登山道の途中にある大王杉。樹齢は約3000年といわれ、樹高24.7m、胸高周囲11.1mと、1966年に縄文杉が発見されるまで、最大の屋久杉として大王の名が冠せられ、屋久島のシンボルとなっていました。大株歩道の途中にあるウィルソン株と縄文杉の中間地点、標高1,190mの場所にあり、根元の上端と下端では5.3mもの落差がある急斜面に立っています。木の下部には大きな割れ目があり、人が入れるほどの空洞ができているのが特徴です。以前は根元の上端を踏むように登山道が通っていましたが、現在では根を痛めないよう下側に迂回するようになっています。周囲に木々が生い茂り、全容を見渡すことは難しいですが、迫力ある姿を仰ぎ見ることができます。

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  • ウィルソン株

    ウィルソン株

    ウィルソン株は1914年、植物学者ウィルソン博士によって発見された、高さ5m、周囲13.8mの屋久島最大の杉の切り株です。約400年前の島津藩政の時代に伐採されたといわれ、その時の樹齢は約3000年と推定されています。屋久島のシンボルとなっている縄文杉までの登山道にあり、荒川登山口から約3時間、大株歩道の途中で見ることができます。切り株の根元からは3本の小杉が生えていて、新しい世代のスギの木が育つ切り株更新が見られます。ウィルソン株の中は大きな空洞になっていて、泉が湧き、小さな祠が祀られています。中に入って右側にしゃがんで上を見ると、外の風景がきれいなハートの形に見えることから、人気のフォトスポットともなっています。

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  • 永田いなか浜

    永田いなか浜

    屋久島の北西部にある永田いなか浜は白砂が約1kmにわたって続く、島内で最も大きい砂浜です。奥岳から永田川の流れに乗って運ばれてくる風化花崗岩の白い砂でできた砂浜と、透明度の高い海とのコントラストが美しく、遠くに見える口永良部島とその向こうに沈む夕陽がきれいに見えることでも有名です。また日本一のウミガメの産卵地としても知られ、2005年にラムサール条約の登録湿地に指定され、ウミガメの保護と監視、環境の保全が行われています。太平洋を回遊するウミガメが産卵のため砂浜に上陸する5月から8月にかけては、夜間の砂浜への立ち入りは制限されていますが、一般の人を対象にした、ウミガメの産卵を見学できる観察会が開かれています。

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  • 紀元杉

    紀元杉

    ヤクスギランドから車で約15分、淀川登山口に向かう途中にある紀元杉は、車の中から見ることができる最も大きな屋久杉です。標高1230mのところにあり、推定樹齢は3000年で、樹高19.5m、胸高周囲8.1mの巨木です。先端は枯れているように見えますが、斜面の下側から見ると葉が生い茂り、木の勢いを感じさせます。木の幹に根を張って育つ着生樹が多いのが特徴で、ヒノキ、ヤマグルマ、アセビ、ヤクシマシャクナゲ、ナナカマドなど、約12種類の植物が着生しています。木の上で育っているとは思えないほどの大きさのものもあり、シャクナゲの花やナナカマドの紅葉の季節には、着生樹が老木を美しく彩ります。目の前まで車で行けるため、多くの人が訪れる人気のスポットとなっています。

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  • 屋久島灯台

    屋久島灯台

    屋久島の西端、永田岬に立つ屋久島灯台は、1897年に最初の灯りをともしてから100年以上も海の安全を見守り続けてきました。明治時代に南方航路の整備のために建設された、高さ19.6m、レンガ造のイギリス風建築様式を取り入れた白亜の灯台で、歴史的価値の高い建造物として、2021年に国の登録有形文化財に認定されました。口永良部島との間の屋久島海峡を行き交う大型の客船や貨物船の運行に必要不可欠な目印となっています。灯台の内部に立ち入ることはできませんが、周辺からは緑深い山から青い海へと続く屋久島らしい風景が堪能できます。目の前に広がる東シナ海の向こうには口永良部島が浮かび、運がよければイルカやクジラ、ウミガメを見ることができます。

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  • 屋久島うみがめ館

    屋久島うみがめ館

    屋久島うみがめ館は、フェリーや高速艇が離発着し、土産物店や宿泊施設などでにぎわう宮之浦港の近くにあります。ウミガメの生態の調査研究や環境保護、教育プログラムなどを行っている「NPO法人屋久島うみがめ館」によって運営されていて、館内にはウミガメの生態をわかりやすく学べるよう、はく製や骨格標本、写真などの資料が展示されています。屋久島は国内最大のウミガメの産卵地となっていますが、知名度が上がって観光客が増えるにつれ、産卵やふ化への悪影響が懸念されています。そのため生態や観察方法など正しい知識を伝えるため、講習会や調査体験なども行っています。またウミガメが上陸する5月から8月の期間には、永田浜で親ガメや子ガメの観察会を実施しています。

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  • 屋久島フルーツガーデン

    屋久島フルーツガーデン

    屋久島の南西部、中間にある屋久島フルーツガーデンは、フルーツや花の甘い香りが漂う、南国ならではの雰囲気を満喫できる観光スポットです。園内には野生種と園芸種、合わせて約1,600〜2,000種の熱帯植物が生い茂り、ジャングルにいるような気分を味わえます。珍しい南国特有の植物や、バナナやマンゴー、パパイヤ、グアバなどの果実がたわわに実っている様子を間近で見られます。園内を案内するサービスもあり、休憩所の「果実庵」では、バナナやマンゴー、パイナップルなどのもぎたてのフルーツやジャムの試食ができます。またタンカンやグアバなどのジュースや、パパイヤやスモモなどを使った手作りのジャムなども販売されています。

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  • 中間ガジュマル

    中間ガジュマル

    屋久島の南西部に位置する中間集落には七五岳を源流とする中間川が流れています。その川に架かる中間橋のたもとに中間ガジュマルがあります。樹齢300年を超える巨木で、この一帯のガジュマル群は中間集落の防風林の役目を果たしており、屋久島町指定文化財の天然記念物となっています。ガジュマルは熱帯性のイチジクの仲間で、幹から無数の気根をたらして大きく成長し、別名「タコの足」とも呼ばれています。中間ガジュマルは中央部分に車が通れるくらいの大きな穴が空いていて、アーチ状になっているのが特徴です。門のようにも、トンネルのようにも見え、その下で写真を撮るために多くの人が訪れます。NHKの連続テレビ小説「まんてん」のロケ地としても有名です。

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  • 一湊海水浴場

    一湊海水浴場

    一湊海水浴場は白い砂浜が美しい、屋久島で一番大きな海水浴場です。屋久島最北端の港町である一湊にはサバ漁で知られる一湊漁港があり、海水浴場の北側は海に突き出した矢筈崎という岬になっています。海水浴場は天然の入り江になっているため、波もおだやかで、鹿児島県の海水浴場水質ベスト1に選ばれたこともあります。海中には巨大なサンゴ礁やダイナミックな地形が広がっていて、色とりどりの魚を見ることができる人気のダイビングスポットとなっています。海岸にはトイレやシャワー、更衣室のほか、休憩所も完備していて、海水浴のシーズンには海の家もオープンします。また近くにはキャンプ場やフィールドアスレチックなどの施設もあります。

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  • 春田浜海水浴場

    春田浜海水浴場

    屋久島の東部、安房から車で5分ほどのところにある春田浜海水浴場は、サンゴ礁の海岸に作られた人工の海水浴場です。この付近一帯は地盤の隆起によって、海底にあったサンゴ礁が海面上に現れた隆起サンゴ礁海岸になっており、浅瀬の入り江部分に、岩で囲むように作られた海水浴場となっています。「春田浜ネイチャーウォッチングリーフ」では海水浴や海にすむ動植物の観察ができ、「スイミングゾーン」ではシュノーケリングも楽しめます。干潮時にはタイドプール(潮だまり)のなかに熱帯魚やカニなどを見つけられます。砂浜はありませんが、浅い砂地の海水プールも設けられているので、子ども連れでも安心して遊べます。海水浴シーズンにはトイレやシャワー、更衣室が利用できます。

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千尋の滝は、屋久島の南東部に位置するモッチョム岳にある滝です。鯛之川(タイノコ)を流れる水が花崗岩の巨大な岩盤を削ってVの字の谷を作り、約60mの高さから流れ落ちる様は圧巻で、屋久島を代表する滝の一つとなっています。滝の左側にある岩盤は、千人が手をつないだくらい大きいということから「千尋(昔使われた長さの単位。一尋は両手を広げた長さ)の滝」と名付けられました。モッチョム岳の登山道の近くに展望所があり、以前はそこからでしか滝を見ることができませんでしたが、2023年、展望所から滝壺近くまで歩いて行ける遊歩道が完成し、滝から約200mのところにある終点の吊り橋からは、激しく水しぶきを上げて流れ落ちる滝を仰ぎ見ることができるようになりました。

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宮之浦岳は屋久島のほぼ中央にある山です。海岸線からは見ることができないため、奥岳とも呼ばれています。標高は1936mで、九州で最も高く、日本百名山のひとつに数えられています。年間を通じて多くの登山家が訪れ、淀川登山口からは片道約8km、往復の所要時間は約9〜10時間と日帰りできるコースになっています。登山道の途中では、多くの高山植物や奇岩などを観察でき、深い屋久杉の森から湿原、森林を抜けるとヤクザサが広がる山頂付近に到達します。山頂からは種子島から開聞岳や大隅半島、トカラ列島や薩南諸島までを見渡す大パノラマが広がります。特に6月上旬のシーズンになると、ヤクシマシャクナゲが咲き誇り、頂上の稜線を美しく彩ります。

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標高1,000mを超える山が40座以上あり、「1カ月に35日雨が降る」といわれるほど降水量が多い屋久島には数多くの滝がありますが、屋久島を代表する滝といわれているのが大川の滝です。屋久島の南部、栗生集落の近くにあり、高さ88mの断崖から大量の水がしぶきを上げながら一気に流れ落ちる様子は壮観です。大きさ、水量ともに屋久島最大級を誇り、「日本の滝100選」にも選ばれています。駐車場からは滝の真下まで行けるバリアフリーの遊歩道が整備されており、細かい水しぶきを浴びながら、迫力ある滝の姿を間近に見ることができる人気のスポットになっています。また近くには日本名水百選に選ばれている「大川湧水」という湧き水が出る場所もあります。

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ヤクスギランドは屋久島の中央付近の荒川地区にある、標高1000〜1300m付近に広がる屋久杉の森です。樹齢千年を超える屋久杉が点在し、原生林の生命力を感じられる深い森は、1974年に林野庁の自然休養林に指定されました。面積約270haに及ぶ広大な森の中には、5つのハイキングコースが設定されています。千年杉やくぐり杉などを見ながら一周できる「ふれあいの径コース」(所要時間約30分)と美しい荒川の渓谷を眺められる「いにしえの森コース」(約50分)の歩道は整備されていて歩きやすくなっています。苔の橋を渡る「つつじ河原コース」(約80分)、巨木の森を堪能できる「やくすぎの森コース」(約150分)、「天文の森コース」(約210分)は登山道になっており、装備や体力に合わせてコースを選べます。

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屋久島の北東部を流れる白谷川の上流にある白谷雲水峡には、樹齢約3000年の弥生杉をはじめとする屋久杉の原生林が広がっています。レクリエーションの森として自然休養林に指定されており、弥生杉コース(所要時間約1時間)、奉行杉コース(約3時間)、太鼓岩往復コース(約4時間)の3つのハイキングコースがあります。コース内には樹齢1,000年以上の屋久杉や照葉樹、シダや苔に覆われた緑色の森、美しい白谷川の清流や滝などがあり、大自然の息吹が感じられます。特に有名アニメ映画の舞台といわれている「苔むす森」は、幻想的な雰囲気が味わえる人気のスポットです。またコースの一番奥にある巨石「太鼓岩」からは屋久島の山々が一望できます。

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1997年に公開されたスタジオジブリの映画「もののけ姫」。その舞台のモデルとなったのが白谷雲水峡といわれています。宮崎駿監督や制作スタッフが屋久島を訪れ、白谷雲水峡などを実際に見て、「もののけ姫」の森のイメージを作り上げのだそうです。ハイキングコースのひとつとなっている太鼓岩往復コースには「苔むす森」という、あたり一面が緑色に苔むしている場所があり、ここが映画の中のシシ神の森のモデルとなったといわれています。また「苔むす森」の奥にある「辻の岩屋」や「太鼓岩」も、山犬モロが住む岩屋のモデルとなったのではないかともいわれています。映画やジブリのファンにとって聖地巡礼のスポットになっており、多くの人たちが訪れています。

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樹齢1000年以上の屋久杉が多く残る屋久島で、現在確認されている最大級の老大木とされているのが縄文杉です。その樹齢は2000年あまりから7200年までと諸説ありますが、内部から採取した資料の科学的計測値は2170年となっています。日本で最も太いスギの木で、樹高は25.3m、胸高周囲は16.4mあり、見るものを圧倒するその姿から屋久島のシンボルといわれています。屋久島の中心部近く、標高約1,300mの高塚山尾根筋に近い斜面に立っていて、荒川登山口から片道約11km歩いた先にある展望デッキから見ることができます。登山口から8.5kmのトロッコ道と2.5kmの登山道を歩く、往復約8〜10時間の本格的な登山となるため十分な装備が必要です。

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屋久島最大のスギ、縄文杉へと向かう登山道の途中にある大王杉。樹齢は約3000年といわれ、樹高24.7m、胸高周囲11.1mと、1966年に縄文杉が発見されるまで、最大の屋久杉として大王の名が冠せられ、屋久島のシンボルとなっていました。大株歩道の途中にあるウィルソン株と縄文杉の中間地点、標高1,190mの場所にあり、根元の上端と下端では5.3mもの落差がある急斜面に立っています。木の下部には大きな割れ目があり、人が入れるほどの空洞ができているのが特徴です。以前は根元の上端を踏むように登山道が通っていましたが、現在では根を痛めないよう下側に迂回するようになっています。周囲に木々が生い茂り、全容を見渡すことは難しいですが、迫力ある姿を仰ぎ見ることができます。

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ウィルソン株は1914年、植物学者ウィルソン博士によって発見された、高さ5m、周囲13.8mの屋久島最大の杉の切り株です。約400年前の島津藩政の時代に伐採されたといわれ、その時の樹齢は約3000年と推定されています。屋久島のシンボルとなっている縄文杉までの登山道にあり、荒川登山口から約3時間、大株歩道の途中で見ることができます。切り株の根元からは3本の小杉が生えていて、新しい世代のスギの木が育つ切り株更新が見られます。ウィルソン株の中は大きな空洞になっていて、泉が湧き、小さな祠が祀られています。中に入って右側にしゃがんで上を見ると、外の風景がきれいなハートの形に見えることから、人気のフォトスポットともなっています。

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屋久島の北西部にある永田いなか浜は白砂が約1kmにわたって続く、島内で最も大きい砂浜です。奥岳から永田川の流れに乗って運ばれてくる風化花崗岩の白い砂でできた砂浜と、透明度の高い海とのコントラストが美しく、遠くに見える口永良部島とその向こうに沈む夕陽がきれいに見えることでも有名です。また日本一のウミガメの産卵地としても知られ、2005年にラムサール条約の登録湿地に指定され、ウミガメの保護と監視、環境の保全が行われています。太平洋を回遊するウミガメが産卵のため砂浜に上陸する5月から8月にかけては、夜間の砂浜への立ち入りは制限されていますが、一般の人を対象にした、ウミガメの産卵を見学できる観察会が開かれています。

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ヤクスギランドから車で約15分、淀川登山口に向かう途中にある紀元杉は、車の中から見ることができる最も大きな屋久杉です。標高1230mのところにあり、推定樹齢は3000年で、樹高19.5m、胸高周囲8.1mの巨木です。先端は枯れているように見えますが、斜面の下側から見ると葉が生い茂り、木の勢いを感じさせます。木の幹に根を張って育つ着生樹が多いのが特徴で、ヒノキ、ヤマグルマ、アセビ、ヤクシマシャクナゲ、ナナカマドなど、約12種類の植物が着生しています。木の上で育っているとは思えないほどの大きさのものもあり、シャクナゲの花やナナカマドの紅葉の季節には、着生樹が老木を美しく彩ります。目の前まで車で行けるため、多くの人が訪れる人気のスポットとなっています。

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屋久島の西端、永田岬に立つ屋久島灯台は、1897年に最初の灯りをともしてから100年以上も海の安全を見守り続けてきました。明治時代に南方航路の整備のために建設された、高さ19.6m、レンガ造のイギリス風建築様式を取り入れた白亜の灯台で、歴史的価値の高い建造物として、2021年に国の登録有形文化財に認定されました。口永良部島との間の屋久島海峡を行き交う大型の客船や貨物船の運行に必要不可欠な目印となっています。灯台の内部に立ち入ることはできませんが、周辺からは緑深い山から青い海へと続く屋久島らしい風景が堪能できます。目の前に広がる東シナ海の向こうには口永良部島が浮かび、運がよければイルカやクジラ、ウミガメを見ることができます。

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屋久島うみがめ館は、フェリーや高速艇が離発着し、土産物店や宿泊施設などでにぎわう宮之浦港の近くにあります。ウミガメの生態の調査研究や環境保護、教育プログラムなどを行っている「NPO法人屋久島うみがめ館」によって運営されていて、館内にはウミガメの生態をわかりやすく学べるよう、はく製や骨格標本、写真などの資料が展示されています。屋久島は国内最大のウミガメの産卵地となっていますが、知名度が上がって観光客が増えるにつれ、産卵やふ化への悪影響が懸念されています。そのため生態や観察方法など正しい知識を伝えるため、講習会や調査体験なども行っています。またウミガメが上陸する5月から8月の期間には、永田浜で親ガメや子ガメの観察会を実施しています。

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屋久島の南西部、中間にある屋久島フルーツガーデンは、フルーツや花の甘い香りが漂う、南国ならではの雰囲気を満喫できる観光スポットです。園内には野生種と園芸種、合わせて約1,600〜2,000種の熱帯植物が生い茂り、ジャングルにいるような気分を味わえます。珍しい南国特有の植物や、バナナやマンゴー、パパイヤ、グアバなどの果実がたわわに実っている様子を間近で見られます。園内を案内するサービスもあり、休憩所の「果実庵」では、バナナやマンゴー、パイナップルなどのもぎたてのフルーツやジャムの試食ができます。またタンカンやグアバなどのジュースや、パパイヤやスモモなどを使った手作りのジャムなども販売されています。

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屋久島の南西部に位置する中間集落には七五岳を源流とする中間川が流れています。その川に架かる中間橋のたもとに中間ガジュマルがあります。樹齢300年を超える巨木で、この一帯のガジュマル群は中間集落の防風林の役目を果たしており、屋久島町指定文化財の天然記念物となっています。ガジュマルは熱帯性のイチジクの仲間で、幹から無数の気根をたらして大きく成長し、別名「タコの足」とも呼ばれています。中間ガジュマルは中央部分に車が通れるくらいの大きな穴が空いていて、アーチ状になっているのが特徴です。門のようにも、トンネルのようにも見え、その下で写真を撮るために多くの人が訪れます。NHKの連続テレビ小説「まんてん」のロケ地としても有名です。

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一湊海水浴場は白い砂浜が美しい、屋久島で一番大きな海水浴場です。屋久島最北端の港町である一湊にはサバ漁で知られる一湊漁港があり、海水浴場の北側は海に突き出した矢筈崎という岬になっています。海水浴場は天然の入り江になっているため、波もおだやかで、鹿児島県の海水浴場水質ベスト1に選ばれたこともあります。海中には巨大なサンゴ礁やダイナミックな地形が広がっていて、色とりどりの魚を見ることができる人気のダイビングスポットとなっています。海岸にはトイレやシャワー、更衣室のほか、休憩所も完備していて、海水浴のシーズンには海の家もオープンします。また近くにはキャンプ場やフィールドアスレチックなどの施設もあります。

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屋久島の東部、安房から車で5分ほどのところにある春田浜海水浴場は、サンゴ礁の海岸に作られた人工の海水浴場です。この付近一帯は地盤の隆起によって、海底にあったサンゴ礁が海面上に現れた隆起サンゴ礁海岸になっており、浅瀬の入り江部分に、岩で囲むように作られた海水浴場となっています。「春田浜ネイチャーウォッチングリーフ」では海水浴や海にすむ動植物の観察ができ、「スイミングゾーン」ではシュノーケリングも楽しめます。干潮時にはタイドプール(潮だまり)のなかに熱帯魚やカニなどを見つけられます。砂浜はありませんが、浅い砂地の海水プールも設けられているので、子ども連れでも安心して遊べます。海水浴シーズンにはトイレやシャワー、更衣室が利用できます。

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屋久島のおすすめ情報

Information

グルメ

首折れサバ

首折れサバ

地魚のゴマサバを釣り上げてすぐに首を折り、血抜きをしたもの。身が締まって、歯応えのあるお刺身は絶品です。

トビウオ料理

トビウオ料理

屋久島で「トッピー」といわれるトビウオ。刺身や一夜干しのほか、羽根を広げたまま揚げる唐揚げが人気です。

鹿肉料理

鹿肉料理

屋久島の森で育った鹿は臭みやクセがなく、美味しいことで有名です。ステーキやシチュー、竜田揚げなどにします。

たんかん

たんかん

かごしまブランドにも認定された、屋久島名産の柑橘類。爽やかな香りと、柑橘類の中でもトップクラスの糖度が特徴です。

屋久島茶

屋久島茶

世界遺産が育んだ、味わい深い日本茶。年間を通して温暖な気候のため、日本一早く新茶が採れる地としても有名です。

屋久島の現地情報ブログ

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【鹿児島屋久島】樹齢数千年の古代樹!?縄文杉トレッキングへ行ってきました!

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屋久島って、冬に行ったら何があるの...?そんな方のために、実際に行ってきました!

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