
石垣島
沖縄の中でも人気がある離島。海遊びのほか、湿地帯や鍾乳洞、邸宅跡など、様々な観光スポットがあります。
- アクセス
- 「竹富港」より「石垣港」ま船で約10分〜15分
石垣島から約10分でアクセスできる竹富島。島全体が観光地となっており、伝統的な赤い瓦屋根の家並みや、美しいビーチに癒やされる南の楽園です。コンドイ浜でシュノーケリングを楽しんだり、西桟橋で夕日を眺めるのもおすすめ。島内では水牛車が走り、自然とともに静寂な雰囲気が漂います。
沖縄・八重山地方で運行されている水牛の引く観光用の乗り物、水牛車。水牛はとても力強く温厚な牛で昭和初期頃、台湾の移民とともに日本に渡ってきたと言われ、かつては農地や水田の開拓や整備に活用されていました。現代では観光用の水牛車を引く仕事を担っています。沖縄・八重山地方で現在、水牛車に乗れる場所は主に4カ所。沖縄本島の中部・うるま市にある「ビオスの丘」、沖縄本島の北部にある「備瀬のフクギ並木周辺」、八重山地方にある「竹富島」、そして西表島から約500mほど離れた場所にある「由布島」です。ゆったりとマイペースに進む水牛に乗り、時を気にすることなく景色を眺める時間は、何ものにも変えがたい一生の思い出となることでしょう。
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竹富島の西側にあるコンドイビーチは、砂地が沖まで続く遠浅の海で、白砂と透明度抜群の青い海のコントラストが非常に美しいビーチです。地上の楽園という言葉にふさわしい絶景で、絵画のような風景が広がります。サンゴ礁も豊富で熱帯魚も多数生息していますが、水深が浅いためダイビングには不向きですが、波もほとんどないため、海水浴やビーチでのんびり過ごすのには最適の場所です。西側にあるビーチなので夕暮れ時の風景もまた絶景と評判。時間が合うなら、橙や茜色に染まってゆくコンドイビーチの風景をぜひ見ておきたいものです。ビーチにはシャワーやトイレ、屋根付きの休憩所など、あると助かる設備も整っているので、ビーチでの時間を安心して楽しむことができます。
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西表島でトップクラスの人気ポイント、星砂の浜。西表島のほぼ最北端にあるビーチで、星の形をした星砂が多く見られます。星砂は1mm程度の粒で大きめの砂といった大きさですが、じつは有孔虫という小さな生物の骨。ほかにも竹富島のカイジ浜など沖縄の各地で名物になっています。海は遠浅で透明度が高く、すぐ沖にある大きな岩が防波堤になって波は穏やかなので子供でも安心。水温が高くサンゴや熱帯魚も見られ、海水浴やシュノーケリングに最適です。とくに魚は100種類を超え、中には30cm以上の大きさの魚も見られます。近くのペンションでは有料シャワーやシュノーケルのレンタルサービスも。
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竹富島集落の西側にある西桟橋は、有形文化財にも指定されている桟橋で、竹富島の絶景ポイントとしても人気のある場所です。西桟橋の全長は約105m、幅は約2mほど。かつては、西表島に向かうために使われていたそうですが、現在は使用されておらず、竹富島に訪れた方の観光スポットのひとつとなっています。季節や時間帯によって風景の印象が変わるため、西桟橋が見せるさまざまな風景を味わおうと、1日を通して多くの方が訪れる場所です。日中の晴れた日には、海の向こうに小浜島や西表島の姿を望め、夕暮れ時は素晴らしい夕景を見せてくれます。また、日没後には空一面に星が広がり、またとない絶景を味わうことができます。
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竹富島に複数ある御嶽の中でも、最も名の知れた御嶽 世持御獄は、火の神と農耕の神が祀られています。毎年旧暦の9月に行われる竹富島の伝統行事「種子取祭(たなどぅい)」の中心となる場所で、島の人々にとっても欠かせない神聖な場所でもあります。世持御嶽は、竹富島の集落の真ん中辺りに位置していて、かつては村役場があった場所なのだそうです。御嶽の中には地元住民ですら立ち入ることを許されない場所もありますが、地元住民をはじめ観光客も訪れることができるオープンな御嶽となっています。アクセスもよく気軽に訪れやすい御嶽ですが、島の人々にとっては大切な場所なので、静かに鑑賞することを心がけると良いでしょう。
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竹富島集落の中心辺りに位置する西塘御嶽は、首里王府に25年仕えたことで知られる西塘(にしとう)を祀った御嶽で、島の守り神・学問の神として地元の人々に大切にされている場所です。西塘は、首里でさまざまな学問を学び、土木建築家となった人物です。首里にある園比屋武御嶽の石門は、この西塘が手がけたと言われています。また、首里城の城壁修復に携わっていたことでも知られ、のちに八重山地方の行政長官となり、地域の整備と発展に貢献されました。西塘御嶽は、西塘の屋敷があった場所で、埋葬の地ともなった場所なのだそうです。一般の方も参拝が許されていますが、地元の方の神聖な場所であるため、配慮のある鑑賞を心がけたい場所です。
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日本最南端のお寺にある民俗資料館、喜宝院蒐集館。喜宝院は浄土真宗本願寺派の寺院で、住職が個人で竹富島の民芸品を収集し、展示するために喜宝院蒐集館を私設しました。喜宝院蒐集館には竹富島の伝統的な生活道具など約4000点が展示され、このうち842点が「竹富島の生活用具」として国の有形文化財に登録されています。文字がなかった時代の伝達手段、島を苦しめた人頭税の資料、八重山で最も古い焼き物から沖縄たばこまで、さまざまな時代の島のくらしが見えてきます。また館長やスタッフが展示品や島のことについて教えてくれます。ミュージアムショップ「とも倉」では島の名産「ミンサー」の織り物などのお土産も買えます。
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民謡「安里屋ユンタ」の主人公、安里屋クヤマの生家。民家なので外観の見学のみですが、石垣に囲まれた赤瓦屋根の美しい琉球家屋です。安里屋ユンタとは田植えなど労働時に歌われる歌で、沖縄を代表する民謡。16歳の絶世の美女クヤマが、首里から派遣された目差主(みざししゅ。副村長に相当する下級役人)に一目惚れされ、賄い方(島妻)として求婚されるが拒絶する、という内容です。当時の社会で役人を拒絶できる気丈さと気高さがクヤマの魅力を際立たせています。また彼女はとても働きものだったと言われ、この民家の石垣は、当時彼女が積み上げたものだとか。水牛車で観光する場合は、三線の演奏付きで安里屋ユンタが聴けるかも。
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沖縄を代表する民謡「安里屋ユンタ」の主人公、安里屋クヤマの墓。安里屋クヤマは1722年から1799年まで竹富島に実在した人物で、役人の目差主(みざししゅ)の求婚を拒絶する気丈さと気高さが安里屋ユンタにうたわれています。その後、拒絶するさいに宣言したとおり目差主より上役の与人(ゆんちゅ)の賄い女(島妻)になって島の一等地を与えられ、与人が島を去った後は生涯独身だったと伝わります。働き者で島の子供たちの面倒を見た聖女としても慕われています。墓は堂々としたたたずまいで、人々のクヤマに対する敬愛が感じられます。西の海に沈む夕陽が美しいロマンティックなスポットでもあります。集落内には「安里屋クヤマ生誕の地」も。
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竹富島の自然と伝統文化を紹介する、竹富島ビジターセンターゆがふ館。ゆがふとは「天からのご加護により豊穣を賜る」を意味する「世果報」に由来します。展示パネル・映像・音声・書籍で島の歴史や自然、芸能を紹介しており、無料で竹富島のことを深く知ることができます。竹富島の見どころが巨大地図で表示されているので、ここで観光ルートを組み立ててみても良いかもしれません。テードゥンシアターでは約7分間の映像で島の人々の暮らしを見ることができます。ゆんたくコーナーではDVDや書籍を閲覧するもよし、休憩所として使うもよし。竹富港ターミナルを出てすぐのところにあり、案内所としての役目もあるので、島に着いたらまっ先にここを訪れるのもよいでしょう。
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ミンサー帯や芭蕉布など、伝統的織物が継承されてる竹富島。そのなかでこの伝統的織物の完成までの工程を見学できるのが竹富民芸館で、中でも「ミンサー」は竹富島の織物の代表です。ミンは「綿」、サーは「狭い」の意味で、ミンサーは「綿で織られた幅の狭い帯」を意味します。その名のとおり綿の糸だけを使い、16世紀初めからの長い歴史があり、島の娘が織り上げて愛しい人に贈ったとされる「ミンサー帯」やミンサーの財布は、お土産の定番。竹富民芸館はこれらの伝統織物を正しく受継ぎ発展させていくための共同作業場として、島の人々によって運営されています。パネル展示や作業見学、講習会なども行う施設ですが、現在は新型コロナウイルスの感染防止のため観光客の訪問は見合わせ中。
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日の出の名所、アイヤル浜。アイヤルとは「東の浜」や「東の原」という意味で、その名のとおり竹富島の東の端にある砂浜です。東の海から上る朝日が美しいほか、海を挟んだ対岸の石垣島の港や、海峡を行き交う船を眺めるのもおすすめ。潮の流れが速く、目の前の海は船が通る航路になっているので、遊泳は禁止されています。シャワー・トイレなどの設備はありませんが、手つかずの自然のビーチが広がります。虫が多く、木陰が少ないので、虫よけ対策・日焼け対策や飲み物は準備していきましょう。アイヤル浜へは草木が生い茂る未舗装の砂利道を通っていくことになりますが、この道は亜熱帯の蝶々が飛び交っていることで有名です。
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集落を守る魔除け、スンマシャー。精霊が宿るとされる巨木を取り囲むように石垣を積んだ石塚で、竹富島ではスンマシャー、石垣島ではチィンマーセーとよばれます。竹富島には3か所にスンマシャーがあり、東集落・仲筋集落・西集落の出入り口でそれぞれの村を守っています。沖縄の文化には18世紀頃に中国から伝わった風水思想が色濃く残されています。たとえば、悪霊はまっすぐに移動してくるという考えがあり、道を曲げたり、突き当りに悪霊の力を弱める魔除けを置いたりします。沖縄のT字路でよく見る石敢當という石もその例。スンマシャーは、病魔や凶事が集落に入ってくるのを防いでくれています。
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島をあげて行われる竹富島最大の祭事、種子取祭(タナドゥイ)。その名のとおり、土地に種子を蒔いて、それが無事育つことを祈る、農耕のお祭りです。現在の竹富島は観光の島になっており、農業はあまり盛んに行われていませんが、かつてはとても重要視されていたことが伺えます。数々の行事が伝承されている竹富島でも最大の行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。正式には陰暦の9月~10月(新暦の10~11月頃)に10日間にわたって行われますが、そのうち2日間は「世持御嶽(ユームチオン)」の前広場と特設舞台で舞踊や狂言などの奉納芸能が80演目以上披露されます。この時期には多くの観光客が集まりますが、観光バスや水牛車も営業しないので注意しましょう。
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利用する水牛車により異なる
利用する水牛車により異なる
利用する水牛車により異なる
利用する水牛車により異なる
沖縄・八重山地方で運行されている水牛の引く観光用の乗り物、水牛車。水牛はとても力強く温厚な牛で昭和初期頃、台湾の移民とともに日本に渡ってきたと言われ、かつては農地や水田の開拓や整備に活用されていました。現代では観光用の水牛車を引く仕事を担っています。沖縄・八重山地方で現在、水牛車に乗れる場所は主に4カ所。沖縄本島の中部・うるま市にある「ビオスの丘」、沖縄本島の北部にある「備瀬のフクギ並木周辺」、八重山地方にある「竹富島」、そして西表島から約500mほど離れた場所にある「由布島」です。ゆったりとマイペースに進む水牛に乗り、時を気にすることなく景色を眺める時間は、何ものにも変えがたい一生の思い出となることでしょう。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富
公共機関:竹富東港より自転車で約12分、集落(新田観光・竹富観光水牛車乗り場)より自転車で約7分、徒歩約43分
車:竹富港より約5分
なし
なし
なし
竹富島の西側にあるコンドイビーチは、砂地が沖まで続く遠浅の海で、白砂と透明度抜群の青い海のコントラストが非常に美しいビーチです。地上の楽園という言葉にふさわしい絶景で、絵画のような風景が広がります。サンゴ礁も豊富で熱帯魚も多数生息していますが、水深が浅いためダイビングには不向きですが、波もほとんどないため、海水浴やビーチでのんびり過ごすのには最適の場所です。西側にあるビーチなので夕暮れ時の風景もまた絶景と評判。時間が合うなら、橙や茜色に染まってゆくコンドイビーチの風景をぜひ見ておきたいものです。ビーチにはシャワーやトイレ、屋根付きの休憩所など、あると助かる設備も整っているので、ビーチでの時間を安心して楽しむことができます。
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沖縄県八重山郡竹富町上原
公共機関:竹富港より徒歩約30分、竹富港よりバスで約10分
なし
なし
なし
西表島でトップクラスの人気ポイント、星砂の浜。西表島のほぼ最北端にあるビーチで、星の形をした星砂が多く見られます。星砂は1mm程度の粒で大きめの砂といった大きさですが、じつは有孔虫という小さな生物の骨。ほかにも竹富島のカイジ浜など沖縄の各地で名物になっています。海は遠浅で透明度が高く、すぐ沖にある大きな岩が防波堤になって波は穏やかなので子供でも安心。水温が高くサンゴや熱帯魚も見られ、海水浴やシュノーケリングに最適です。とくに魚は100種類を超え、中には30cm以上の大きさの魚も見られます。近くのペンションでは有料シャワーやシュノーケルのレンタルサービスも。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富207
公共機関:竹富港より自転車で約15分、または徒歩で20分、集落(郵便局付近)より徒歩約10分
なし
なし
なし
竹富島集落の西側にある西桟橋は、有形文化財にも指定されている桟橋で、竹富島の絶景ポイントとしても人気のある場所です。西桟橋の全長は約105m、幅は約2mほど。かつては、西表島に向かうために使われていたそうですが、現在は使用されておらず、竹富島に訪れた方の観光スポットのひとつとなっています。季節や時間帯によって風景の印象が変わるため、西桟橋が見せるさまざまな風景を味わおうと、1日を通して多くの方が訪れる場所です。日中の晴れた日には、海の向こうに小浜島や西表島の姿を望め、夕暮れ時は素晴らしい夕景を見せてくれます。また、日没後には空一面に星が広がり、またとない絶景を味わうことができます。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富381
公共機関:竹富港より徒歩約15分
なし
なし
なし
竹富島に複数ある御嶽の中でも、最も名の知れた御嶽 世持御獄は、火の神と農耕の神が祀られています。毎年旧暦の9月に行われる竹富島の伝統行事「種子取祭(たなどぅい)」の中心となる場所で、島の人々にとっても欠かせない神聖な場所でもあります。世持御嶽は、竹富島の集落の真ん中辺りに位置していて、かつては村役場があった場所なのだそうです。御嶽の中には地元住民ですら立ち入ることを許されない場所もありますが、地元住民をはじめ観光客も訪れることができるオープンな御嶽となっています。アクセスもよく気軽に訪れやすい御嶽ですが、島の人々にとっては大切な場所なので、静かに鑑賞することを心がけると良いでしょう。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富
公共機関:竹富港より徒歩約15分
なし
なし
なし
竹富島集落の中心辺りに位置する西塘御嶽は、首里王府に25年仕えたことで知られる西塘(にしとう)を祀った御嶽で、島の守り神・学問の神として地元の人々に大切にされている場所です。西塘は、首里でさまざまな学問を学び、土木建築家となった人物です。首里にある園比屋武御嶽の石門は、この西塘が手がけたと言われています。また、首里城の城壁修復に携わっていたことでも知られ、のちに八重山地方の行政長官となり、地域の整備と発展に貢献されました。西塘御嶽は、西塘の屋敷があった場所で、埋葬の地ともなった場所なのだそうです。一般の方も参拝が許されていますが、地元の方の神聖な場所であるため、配慮のある鑑賞を心がけたい場所です。
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沖縄県八重山郡竹富町字竹富108
竹富港から車(約5分)、徒歩(約15分)
9時〜17時
種子取祭の開催日
日本最南端のお寺にある民俗資料館、喜宝院蒐集館。喜宝院は浄土真宗本願寺派の寺院で、住職が個人で竹富島の民芸品を収集し、展示するために喜宝院蒐集館を私設しました。喜宝院蒐集館には竹富島の伝統的な生活道具など約4000点が展示され、このうち842点が「竹富島の生活用具」として国の有形文化財に登録されています。文字がなかった時代の伝達手段、島を苦しめた人頭税の資料、八重山で最も古い焼き物から沖縄たばこまで、さまざまな時代の島のくらしが見えてきます。また館長やスタッフが展示品や島のことについて教えてくれます。ミュージアムショップ「とも倉」では島の名産「ミンサー」の織り物などのお土産も買えます。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富342
竹富港から徒歩(約13分)
大人 300円 小中学生 150円
民謡「安里屋ユンタ」の主人公、安里屋クヤマの生家。民家なので外観の見学のみですが、石垣に囲まれた赤瓦屋根の美しい琉球家屋です。安里屋ユンタとは田植えなど労働時に歌われる歌で、沖縄を代表する民謡。16歳の絶世の美女クヤマが、首里から派遣された目差主(みざししゅ。副村長に相当する下級役人)に一目惚れされ、賄い方(島妻)として求婚されるが拒絶する、という内容です。当時の社会で役人を拒絶できる気丈さと気高さがクヤマの魅力を際立たせています。また彼女はとても働きものだったと言われ、この民家の石垣は、当時彼女が積み上げたものだとか。水牛車で観光する場合は、三線の演奏付きで安里屋ユンタが聴けるかも。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富
竹富港から徒歩(約20分)、車(約7分)
沖縄を代表する民謡「安里屋ユンタ」の主人公、安里屋クヤマの墓。安里屋クヤマは1722年から1799年まで竹富島に実在した人物で、役人の目差主(みざししゅ)の求婚を拒絶する気丈さと気高さが安里屋ユンタにうたわれています。その後、拒絶するさいに宣言したとおり目差主より上役の与人(ゆんちゅ)の賄い女(島妻)になって島の一等地を与えられ、与人が島を去った後は生涯独身だったと伝わります。働き者で島の子供たちの面倒を見た聖女としても慕われています。墓は堂々としたたたずまいで、人々のクヤマに対する敬愛が感じられます。西の海に沈む夕陽が美しいロマンティックなスポットでもあります。集落内には「安里屋クヤマ生誕の地」も。
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沖縄県八重山郡竹富町字竹富
竹富港から徒歩約1分
8時〜17時
台風時
無料
竹富島の自然と伝統文化を紹介する、竹富島ビジターセンターゆがふ館。ゆがふとは「天からのご加護により豊穣を賜る」を意味する「世果報」に由来します。展示パネル・映像・音声・書籍で島の歴史や自然、芸能を紹介しており、無料で竹富島のことを深く知ることができます。竹富島の見どころが巨大地図で表示されているので、ここで観光ルートを組み立ててみても良いかもしれません。テードゥンシアターでは約7分間の映像で島の人々の暮らしを見ることができます。ゆんたくコーナーではDVDや書籍を閲覧するもよし、休憩所として使うもよし。竹富港ターミナルを出てすぐのところにあり、案内所としての役目もあるので、島に着いたらまっ先にここを訪れるのもよいでしょう。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富381-4
竹富港より徒歩(約15分)
9時〜17時 ※昼休み時間有り
不定休
無料
ミンサー帯や芭蕉布など、伝統的織物が継承されてる竹富島。そのなかでこの伝統的織物の完成までの工程を見学できるのが竹富民芸館で、中でも「ミンサー」は竹富島の織物の代表です。ミンは「綿」、サーは「狭い」の意味で、ミンサーは「綿で織られた幅の狭い帯」を意味します。その名のとおり綿の糸だけを使い、16世紀初めからの長い歴史があり、島の娘が織り上げて愛しい人に贈ったとされる「ミンサー帯」やミンサーの財布は、お土産の定番。竹富民芸館はこれらの伝統織物を正しく受継ぎ発展させていくための共同作業場として、島の人々によって運営されています。パネル展示や作業見学、講習会なども行う施設ですが、現在は新型コロナウイルスの感染防止のため観光客の訪問は見合わせ中。
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沖縄県八重山郡竹富町
竹富東港より約2.5km(徒歩約35分)
日の出の名所、アイヤル浜。アイヤルとは「東の浜」や「東の原」という意味で、その名のとおり竹富島の東の端にある砂浜です。東の海から上る朝日が美しいほか、海を挟んだ対岸の石垣島の港や、海峡を行き交う船を眺めるのもおすすめ。潮の流れが速く、目の前の海は船が通る航路になっているので、遊泳は禁止されています。シャワー・トイレなどの設備はありませんが、手つかずの自然のビーチが広がります。虫が多く、木陰が少ないので、虫よけ対策・日焼け対策や飲み物は準備していきましょう。アイヤル浜へは草木が生い茂る未舗装の砂利道を通っていくことになりますが、この道は亜熱帯の蝶々が飛び交っていることで有名です。
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沖縄県八重山郡竹富町
(仲筋集落)竹富港より徒歩(約22分)、車(約5分)
集落を守る魔除け、スンマシャー。精霊が宿るとされる巨木を取り囲むように石垣を積んだ石塚で、竹富島ではスンマシャー、石垣島ではチィンマーセーとよばれます。竹富島には3か所にスンマシャーがあり、東集落・仲筋集落・西集落の出入り口でそれぞれの村を守っています。沖縄の文化には18世紀頃に中国から伝わった風水思想が色濃く残されています。たとえば、悪霊はまっすぐに移動してくるという考えがあり、道を曲げたり、突き当りに悪霊の力を弱める魔除けを置いたりします。沖縄のT字路でよく見る石敢當という石もその例。スンマシャーは、病魔や凶事が集落に入ってくるのを防いでくれています。
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沖縄県八重山郡竹富町竹富
竹富港より徒歩約15分
(開催時間)6:00~18:00 ※雨天決行
(開催日)10~11月頃 ※詳細は年ごとに会議で決定
島をあげて行われる竹富島最大の祭事、種子取祭(タナドゥイ)。その名のとおり、土地に種子を蒔いて、それが無事育つことを祈る、農耕のお祭りです。現在の竹富島は観光の島になっており、農業はあまり盛んに行われていませんが、かつてはとても重要視されていたことが伺えます。数々の行事が伝承されている竹富島でも最大の行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。正式には陰暦の9月~10月(新暦の10~11月頃)に10日間にわたって行われますが、そのうち2日間は「世持御嶽(ユームチオン)」の前広場と特設舞台で舞踊や狂言などの奉納芸能が80演目以上披露されます。この時期には多くの観光客が集まりますが、観光バスや水牛車も営業しないので注意しましょう。
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沖縄の中でも人気がある離島。海遊びのほか、湿地帯や鍾乳洞、邸宅跡など、様々な観光スポットがあります。
サトウキビ畑が広がるのどかな島で、八重山諸島の中央あたりに位置。「大岳展望台」からは周辺の島々が眺められます。
亜熱帯植物や天然記念物の植物が自生し、いくつもの滝がある世界自然遺産。手つかずの自然があり、ネイチャー体験が充実しています。
沖縄らしい赤瓦の集落や、白い砂浜のビーチがある島。「星空に一番近い島」ともいわれており、満点の星空や南十字星が眺められます。
島民よりも牛の数のほうが多い、ハート形をした島。美しい海が残っており、ウミガメの産卵地のひとつです。
八重山そばは、竹富島などを有する八重山列島で広く食べられています。具材の豚肉とかまぼこを細切りにするのが特徴です。
近海で採れた白身魚のすり身に全卵を混ぜ、油で揚げたもの。ふわっとした食感と、魚本来の味が絶妙にマッチします。
プチプチと弾ける食感が特徴の、沖縄名産の海藻です。三杯酢やシークワーサーのたれにつけて食べるのが、地元流の楽しみ方。