フィンランドの食・グルメ｜フィンランド観光ガイド

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「森と湖の国」と名高いフィンランドは、昔から自然に恵まれており、長い狩猟の伝統があります。鹿やトナカイ、うさぎなどの肉類やベリーやきのこなどを森につみに行き、料理に使用しています。一般的にじゃがいもが主食でマッシュポテトやグラタンにして食されています。またバルト海に面したフィンランドは、サーモンやニシンが豊富に取れ、魚料理も豊富です。ヘルシンキは新たなレストランが常に生まれている街と言われており、常に最先端のフィンランドグルメを堪能することができます。

: ▲トナカイのシチュー

フィンランドならではのトナカイのシチュー: フィンランド独特の食材であるトナカイの肉。とてもヘルシーと評判で、マッシュポテトに添えて食べるのが主流。フィンランド全土で食べられている家庭料理です。

ロヒケイット: サーモンとじゃがいも、にんじん、ねぎなどの野菜をミルクで煮込んだスープ。濃厚バターで味付けされたスープはサーモンと相性バツグンです。

レイパユースト: 平たい円盤状にチーズを形成し、高温で焼き目がつくまでグリルしたフィンランドのチーズ。噛むとキュッキュッとした独特の食感が楽しめます。

人参のキャセロール: 野菜の甘みをじっくり引き出して、生クリームの生地で作るグラタン風の料理です。フィンランドでは、クリスマスの定番メニューにもなっています。

カーリカーリュレート: フィンランドのロールキャベツ。日本とは違いオーブンで焼き煮にするため、焦げ目があるのが特徴。トマトソースや甘いシロップをかけて食べます。

コルヴァプースティ: コルヴァプースティとは「ビンタされた耳」の意味。フィンランドのシナモンロールのことで、カフェやベーカリーの定番メニューになっています。

カレリアパイ: ミルクがゆをライ麦でできた生地にのせて焼いたカレリア地方の郷土料理。ゆで卵とバターを混ぜたものを添えて食べるのが一般的です。

知っておきたいキーワード（おいしいフィンランド）

ザリガニパーティって？: ザリガニ漁は、8月から2カ月間だけ解禁となるため、フィンランドの夏の風物詩と言われています。ハーブと塩、砂糖でゆでられたザリガニをレモンなどをかけて食べたり、薄くスライスしてあるバタートーストに乗せた食べたりします。またテーブルセッティングはすべて赤で統一するのが基本なようです。

クリスマスのメイン豚ハム！: フィンランドのクリスマスのメイン料理として食べられる豚ハム。ポークブロックに塩を塗り込んで一晩置き、甘みのあるマスタードを表面に塗り込んで、パン粉をまぶしてオーブンでじっくり焼き上げると出来上がり。キャセロールを添えて食べるのがフィンランド流です。

フィンランドのレストランデイってなぁに??: 「誰でもレストランを開き、グルメの祭典に参加することができる」ことをコンセプトに2001年からフィンランドのヘルシンキではじまったレストランデイ。全員自由参加型のイベントとなっており、誰でもこの日に限って、自作の料理を提供・販売することができるイベントです。1年に4回開催され、その日は営業免許や衛生関連ライセンスなどは不要で、レストランもしくは屋台として営業することができます。料理の内容も場所も自由に出すことができるユニークなイベントで、他国にも広がりを見せています。レストランデイの発祥を祝う世界的なイベントは、毎年5月の第3土曜日に開催されています。