北京ダック
一度は本場で味わいたい!北京を代表する高級料理
スパイスで味付けした鴨肉を一羽丸ごと焼き上げた料理です。かつて宮廷料理として王族やその周辺に暮らす人々しか味わえない特別なものでしたが、現在でも高級料理に位置付けられています。北京ダックの食べ方は、パリパリに焼かれた香ばしい皮、きゅうり、ネギ、甜麺醤などを薄餅に包んで食べるのが一般的です。そのほか一番美味とされる胸の皮を一枚取り、砂糖をつけて食べるのもおすすめ。皮の食感と砂糖の甘さが相まって贅沢な味わいを楽しめます。
中国は国土が広いため、同じ中国料理でも東西南北で味付けが違います。とくに北京ダックの北京料理、上海ガニの上海料理、フカヒレを代表する広東料理、麻婆豆腐の四川料理は「四大中国料理」とも呼ばれ、各地域の特色が反映された料理を味わえます。
中国の有名な料理10選
一度は本場で味わいたい!北京を代表する高級料理
スパイスで味付けした鴨肉を一羽丸ごと焼き上げた料理です。かつて宮廷料理として王族やその周辺に暮らす人々しか味わえない特別なものでしたが、現在でも高級料理に位置付けられています。北京ダックの食べ方は、パリパリに焼かれた香ばしい皮、きゅうり、ネギ、甜麺醤などを薄餅に包んで食べるのが一般的です。そのほか一番美味とされる胸の皮を一枚取り、砂糖をつけて食べるのもおすすめ。皮の食感と砂糖の甘さが相まって贅沢な味わいを楽しめます。
濃厚なカニみそが魅力、上海ガニで贅沢なひとときを楽しむ
小ぶりながらも甘みのあるカニの身と濃厚なカニみそが魅力の淡水ガニです。冬眠に備えて栄養を蓄える10月~12月が食べ頃で、メスとオスでは異なる味わいが楽しめます。メスにはおいしい卵、オスには白子と濃厚なミソがたっぷり詰まっています。上海ガニは蒸してそのまま味わうのが基本スタイルで、カニの身はショウガ入りのカニ酢をつけていただきます。カニは体を冷やす性質があるため、中国では温かい飲み物や体を温める食材と一緒に楽しみます。
しびれる辛さが食欲をそそる、四川を代表する豆腐料理
中国四川省の伝統料理です。麻婆豆腐の歴史は150年前にさかのぼり、陳興盛飯舖というお店を営む陳森富の妻が、あり合わせの材料で作ったものが元祖といわれています。日本でもなじみ深い料理ですが、本場の麻婆豆腐は花椒のしびれるような辛さが特徴です。やわらかい豆腐とジューシーな肉が濃厚な豆板醤や甜麺醤などの調味料と絡み合い、深い味わいを楽しめます。花椒の独特のしびれと唐辛子の辛味が織りなすハーモニーを楽しみましょう。
一度は食べてみたい!多くの人を魅了するフカヒレ料理
フカヒレとは、高級食材として名高いサメのヒレのことです。背びれや尾びれなどから皮や骨を取り除き、天日乾燥させて作られます。フカヒレ自体には味や香りはほとんどなく、主に姿煮やスープとして調理し味付けされます。繊細で滑らかな食感は、まさに絶品で一度食べたら忘れられない味わいです。またフカヒレにはコラーゲンが豊富に含まれており、美容や健康にも良いことから、美食家たちをはじめ多くの人から愛されています。
何度でも味わいたい!香り高いスパイスが魅力の担々麺
日本で食べられる担々麺とは異なり、本場の担々麺にはスープが入っていないのが特徴です。麺の上にはひき肉やネギなどの具材がのっており、濃厚な調味料とよく混ぜ合わせていただきます。ピリッと後を引くおいしさは、辛党の人たちをはじめ多くの人を魅了し続けています。担々麺という名前は、かつて天秤棒を担いで売り歩いていたことが由来とされています。中国の歴史と文化が詰まった本場の麺料理を存分に堪能しましょう。
さまざまな味わいが楽しめる、中国発祥の鍋料理で温まろう
中国の寒い冬を乗り切るための鍋料理です。熱々のスープに肉類、魚介類、野菜などの具材を入れて楽しむ、中国版「しゃぶしゃぶ」ともいえるでしょう。鍋の中央には仕切りがあり、2種類のスープを同時に味わえるのが特徴です。コクのある鶏がらの白湯スープと唐辛子などを入れた辛い麻辣スープの組み合わせが主流です。火鍋は地域ごとに使用される食材やスープが異なり、それぞれ個性的な味わいを楽しめるのが魅力です。
家族や友人との会話を楽しみながら、中国茶と点心を味わう
中国茶を飲みながら点心を味わう習慣のことです。お店に入るとまずお茶をオーダーしますが、飲茶では鉄観音茶、プーアル茶、ジャスミン茶などが定番です。味の濃い点心と相性が良く、消化を促進する作用があるため、食後もスッキリとした気分を楽しめます。点心には、餃子や焼売などのお食事系、杏仁豆腐やゴマ団子などのスイーツ系があり、バリエーションが豊富です。家族や友人と会話を楽しみながら、中国のお茶文化を存分に味わいましょう。
清朝時代に生まれた、壮大な歴史を感じさせる豪華な宮廷料理
100種類を超える料理を数日間かけて食べる宴会様式のことを指します。清朝時代の宮廷で行われ、満州族と漢族の料理のうち、えりすぐりの高級料理のみが提供されました。海の幸、山の幸のほか、珍味など非常に多様な食材が使われていたのが特徴的です。清朝が滅亡すると宮廷内の料理人は四散してしまい、それ以降料理の伝統が途絶えてしまったとされています。現代ではこうした食文化が改めて見直され、一部のレストランで食べることが可能です。
職人技が光る!見事な技術とスピードで作られる刀削麺
山西省発祥の麺料理で、作り方が非常にユニークです。職人が小麦粉、塩、水でできた生地のかたまりを持ち、「く」の字の形をした特殊な包丁で、麺状に削ります。湯が沸き立つ大きな鍋に向かって、麺を飛ばしゆでる姿は、インパクト大です。最初は厚めに、徐々に少しずつ薄くしていき、麺のゆで時間を微妙にコントロールしています。ゆであがった麺はモチモチとした食感が特徴で、さまざまなスープやソースと絡めていただきます。
古くから愛される、独特の風味と滑らかな食感が特徴の薬膳料理
日本では独特の風味とミルク感が人気のスイーツですが、中国では薬膳料理の一種です。杏仁とは杏(あんず)の種のことで、肺と腸の病気に効果があるとされています。この杏の種を粉末にして甘くしたものを杏仁霜といい、これに砂糖、牛乳、ゼラチンなどを加えて冷やし固めたものが杏仁豆腐です。現在では杏仁霜の代わりにアーモンドエッセンスが使われることもあります。おいしくて健康にも良い杏仁豆腐は、多くの人から愛されるスイーツです。
中国では小麦粉を練ったものはすべて麺。土地によって太さも形状も様々。味も異なる麺を食べ比べてみては?